JP2003143923A - 汎用コンバインの吸引排塵装置 - Google Patents
汎用コンバインの吸引排塵装置Info
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- JP2003143923A JP2003143923A JP2001351950A JP2001351950A JP2003143923A JP 2003143923 A JP2003143923 A JP 2003143923A JP 2001351950 A JP2001351950 A JP 2001351950A JP 2001351950 A JP2001351950 A JP 2001351950A JP 2003143923 A JP2003143923 A JP 2003143923A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来型では、フィ−ダハウスの内部から吸引
された塵埃は、フィ−ダハウスのすぐ下側で、コンバイ
ン機体に近い場所に排塵されていた。そして、塵埃は、
排塵のとき、地面(圃場表面)に吹き付けられて舞い上
がり、周辺一帯に飛散して運転席のオペレ−タを悩ませ
る課題があった。 【解決手段】 本発明は、操縦座席3の横側に配置した
フィ−ダケ−ス4は、コンベヤ5を内装して刈取穀稈を
脱穀装置1に供給する構成としている。フィ−ダケ−ス
4は、中間上部に吸引排塵装置8を装備し、排塵側に塵
埃排出筒9を連通している。塵埃排出筒9は、フィ−ダ
ケ−ス4より高い位置から、操縦座席3とは反対側に遠
ざかる方向に向けて排塵口10を開口した汎用コンバイ
ンの吸引排塵装置としている。
された塵埃は、フィ−ダハウスのすぐ下側で、コンバイ
ン機体に近い場所に排塵されていた。そして、塵埃は、
排塵のとき、地面(圃場表面)に吹き付けられて舞い上
がり、周辺一帯に飛散して運転席のオペレ−タを悩ませ
る課題があった。 【解決手段】 本発明は、操縦座席3の横側に配置した
フィ−ダケ−ス4は、コンベヤ5を内装して刈取穀稈を
脱穀装置1に供給する構成としている。フィ−ダケ−ス
4は、中間上部に吸引排塵装置8を装備し、排塵側に塵
埃排出筒9を連通している。塵埃排出筒9は、フィ−ダ
ケ−ス4より高い位置から、操縦座席3とは反対側に遠
ざかる方向に向けて排塵口10を開口した汎用コンバイ
ンの吸引排塵装置としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汎用コンバインに
おけるフィ−ダケ−ス内の吸引排塵装置に関し、農業機
械の技術分野に属する。
おけるフィ−ダケ−ス内の吸引排塵装置に関し、農業機
械の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種装置は、例えば公開特許公
報(特開2000−50721号)に「コンバインの刈
取装置」として記載されているように、フィ−ダハウス
(フィ−ダケ−ス)18の上部に吸排塵ファン26を装
備して、ハウス18内を浮遊している粉塵を吸引する構
成とし、フィ−ダハウス18の側面には下向きのフ−ド
24を設け、その下端部に排塵口を開口した技術が公開
されている。
報(特開2000−50721号)に「コンバインの刈
取装置」として記載されているように、フィ−ダハウス
(フィ−ダケ−ス)18の上部に吸排塵ファン26を装
備して、ハウス18内を浮遊している粉塵を吸引する構
成とし、フィ−ダハウス18の側面には下向きのフ−ド
24を設け、その下端部に排塵口を開口した技術が公開
されている。
【0003】そして、公開された従来技術は、公報の記
載から明らかなように、排出する粉塵を下に排出するこ
とによって、風の影響を受けないようにして、再び、前
側のプラットホ−ムオ−ガ21を経由してフィ−ダハウ
ス18内に取り込まれることを防止する旨の効果が記載
されている。
載から明らかなように、排出する粉塵を下に排出するこ
とによって、風の影響を受けないようにして、再び、前
側のプラットホ−ムオ−ガ21を経由してフィ−ダハウ
ス18内に取り込まれることを防止する旨の効果が記載
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来型では、フィ−ダハウスの内部から吸引されて機
外に排塵された塵埃は、フィ−ダハウスのすぐ下側で、
コンバイン機体に近い場所に排塵されており、しかも、
従来型の吸排塵ファンは、強力な吸引力で吸引した塵埃
をそのまま機体のすぐ近くの圃場面に吹き付ける配置構
成になっているから、地面(圃場表面)に吹き付けられ
た塵埃は、衝突に伴う衝撃を受けて舞い上がり、周辺一
帯に飛散して運転席のオペレ−タを悩ませる課題があ
る。
た従来型では、フィ−ダハウスの内部から吸引されて機
外に排塵された塵埃は、フィ−ダハウスのすぐ下側で、
コンバイン機体に近い場所に排塵されており、しかも、
従来型の吸排塵ファンは、強力な吸引力で吸引した塵埃
をそのまま機体のすぐ近くの圃場面に吹き付ける配置構
成になっているから、地面(圃場表面)に吹き付けられ
た塵埃は、衝突に伴う衝撃を受けて舞い上がり、周辺一
帯に飛散して運転席のオペレ−タを悩ませる課題があ
る。
【0005】更に、上述の従来型は、長いフ−ドを必要
とし、これをフィ−ダハウスの側面から下向きに延長し
て取付けた構成としているから、製作上コスト高となる
課題もある。
とし、これをフィ−ダハウスの側面から下向きに延長し
て取付けた構成としているから、製作上コスト高となる
課題もある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために、次の如き技術手段を講ずるものであ
る。まず、請求項1の発明は、脱穀装置1を搭載した走
行車体2の前部一側に操縦座席3を設け、該操縦座席3
の横側に配置したフィ−ダケ−ス4は、コンベヤ5を内
装して搬送始端部を刈取前処理装置6に接続すると共
に、搬送終端部を前記脱穀装置1に連結して設け、前記
フィ−ダケ−ス4は、吸塵ファン7を軸装した吸引排塵
装置8を中間上部に装備し、排塵側に塵埃排出筒9を連
通して設け、該塵埃排出筒9は、前記フィ−ダケ−ス4
より高い位置から、前記操縦座席3とは反対側の横方向
に向けて排塵口10を開口した汎用コンバインの吸引排
塵装置であるから、吸引排塵装置は、フィ−ダケ−ス内
から吸塵した塵埃を操縦座席から反対側に遠ざかる方向
に排塵することができる。
を解決するために、次の如き技術手段を講ずるものであ
る。まず、請求項1の発明は、脱穀装置1を搭載した走
行車体2の前部一側に操縦座席3を設け、該操縦座席3
の横側に配置したフィ−ダケ−ス4は、コンベヤ5を内
装して搬送始端部を刈取前処理装置6に接続すると共
に、搬送終端部を前記脱穀装置1に連結して設け、前記
フィ−ダケ−ス4は、吸塵ファン7を軸装した吸引排塵
装置8を中間上部に装備し、排塵側に塵埃排出筒9を連
通して設け、該塵埃排出筒9は、前記フィ−ダケ−ス4
より高い位置から、前記操縦座席3とは反対側の横方向
に向けて排塵口10を開口した汎用コンバインの吸引排
塵装置であるから、吸引排塵装置は、フィ−ダケ−ス内
から吸塵した塵埃を操縦座席から反対側に遠ざかる方向
に排塵することができる。
【0007】したがって、この発明は、排塵口から排塵
する塵埃をコンバインの機体から遠い場所に排塵するこ
とができるから、既に説明した従来型の課題を解消し
て、オペレ−タを塵埃から守って、塵埃に悩ませること
がほとんどない。つぎに、請求項2の発明は、吸引排塵
装置8の排塵側に連通して設けた塵埃排出筒9は、先端
の排塵口10の手前位置に、穀粒の粒径より小さい網目
の飛出し防止網11を取り付けて構成した請求項1記載
の汎用コンバインの吸引排塵装置であるから、塵埃排出
筒内を排塵されようとする塵埃の中に、仮に穀粒が混入
していても塵埃排出筒の排塵口に達する前に飛出し防止
網に受け止められて機外に飛び出すことがない。又、こ
の飛出し防止網は、安全網としての機能も有しており、
オペレ−タや補助作業者が外側の排塵口から手を差し込
んでも内部の吸塵ファンに届く前に受け止め、安全に保
護できる利点がある。
する塵埃をコンバインの機体から遠い場所に排塵するこ
とができるから、既に説明した従来型の課題を解消し
て、オペレ−タを塵埃から守って、塵埃に悩ませること
がほとんどない。つぎに、請求項2の発明は、吸引排塵
装置8の排塵側に連通して設けた塵埃排出筒9は、先端
の排塵口10の手前位置に、穀粒の粒径より小さい網目
の飛出し防止網11を取り付けて構成した請求項1記載
の汎用コンバインの吸引排塵装置であるから、塵埃排出
筒内を排塵されようとする塵埃の中に、仮に穀粒が混入
していても塵埃排出筒の排塵口に達する前に飛出し防止
網に受け止められて機外に飛び出すことがない。又、こ
の飛出し防止網は、安全網としての機能も有しており、
オペレ−タや補助作業者が外側の排塵口から手を差し込
んでも内部の吸塵ファンに届く前に受け止め、安全に保
護できる利点がある。
【0008】つぎに、請求項3の発明は、塵埃排出筒9
は、操縦座席3から遠ざかる側に向かって登り角度に傾
斜した部位に点検窓12を構成し、該点検窓12は、吸
塵ファン7の上方に相当する部分に形成され、且つ透明
素材からなる蓋13を着脱自由に取付けた請求項1、又
は請求項2記載の汎用コンバインの吸引排塵装置である
から、オペレ−タは、刈取脱穀作業中に、操縦座席に座
ったままの状態でフィ−ダケ−スの上部で塵埃排出筒の
基部側に覆われている吸塵ファン、及びその内部の周辺
を監視できる特徴がある。
は、操縦座席3から遠ざかる側に向かって登り角度に傾
斜した部位に点検窓12を構成し、該点検窓12は、吸
塵ファン7の上方に相当する部分に形成され、且つ透明
素材からなる蓋13を着脱自由に取付けた請求項1、又
は請求項2記載の汎用コンバインの吸引排塵装置である
から、オペレ−タは、刈取脱穀作業中に、操縦座席に座
ったままの状態でフィ−ダケ−スの上部で塵埃排出筒の
基部側に覆われている吸塵ファン、及びその内部の周辺
を監視できる特徴がある。
【0009】つぎに、請求項4の発明は、フィ−ダケ−
ス4の中間上部において、一方を前記フィ−ダケ−ス4
の機枠14に開閉自由に枢着した取付支持枠15に、少
なくとも吸塵ファン7とこれを駆動するモ−タ16とか
らなる吸引排塵装置8を取り付け支持して設け、該取付
支持枠15は、フィ−ダケ−ス4から外方に開閉自由に
構成した請求項1、又は請求項3記載の汎用コンバイン
の吸引排塵装置であるから、吸引排塵装置は、取付支持
枠を外側に開放することによって吸塵ファンやモ−タ等
のメンテナンスを容易に行なうことができる利点があ
る。
ス4の中間上部において、一方を前記フィ−ダケ−ス4
の機枠14に開閉自由に枢着した取付支持枠15に、少
なくとも吸塵ファン7とこれを駆動するモ−タ16とか
らなる吸引排塵装置8を取り付け支持して設け、該取付
支持枠15は、フィ−ダケ−ス4から外方に開閉自由に
構成した請求項1、又は請求項3記載の汎用コンバイン
の吸引排塵装置であるから、吸引排塵装置は、取付支持
枠を外側に開放することによって吸塵ファンやモ−タ等
のメンテナンスを容易に行なうことができる利点があ
る。
【0010】つぎに、請求項5の発明は、塵埃排出筒9
は、基部をフィ−ダケ−ス4に接続して操縦座席3から
遠ざかる側へ横方向に向けて延長した構成において、該
塵埃排出筒9は、その基部側で前記操縦座席3から遠い
側の底板17を上向きに傾斜して前記フィ−ダケ−ス4
の側枠18より上方へ離れる方向に延長して構成した請
求項2、又は請求項3記載の汎用コンバインの吸引排塵
装置であるから、吸引されて塵埃排出筒内を排塵口側に
送られた穀粒や、飛出し防止網に受け止められた穀粒
を、底板の内面で逆流してフィ−ダケ−ス側に流下、案
内できる利点がある。更に、今一つの役目として、底板
は、フィ−ダケ−ス4の側枠に外側から着脱自由に設け
ている側部カバ−の着脱時の障害を排除して、支障なく
メンテナンス作業ができる特徴がある。
は、基部をフィ−ダケ−ス4に接続して操縦座席3から
遠ざかる側へ横方向に向けて延長した構成において、該
塵埃排出筒9は、その基部側で前記操縦座席3から遠い
側の底板17を上向きに傾斜して前記フィ−ダケ−ス4
の側枠18より上方へ離れる方向に延長して構成した請
求項2、又は請求項3記載の汎用コンバインの吸引排塵
装置であるから、吸引されて塵埃排出筒内を排塵口側に
送られた穀粒や、飛出し防止網に受け止められた穀粒
を、底板の内面で逆流してフィ−ダケ−ス側に流下、案
内できる利点がある。更に、今一つの役目として、底板
は、フィ−ダケ−ス4の側枠に外側から着脱自由に設け
ている側部カバ−の着脱時の障害を排除して、支障なく
メンテナンス作業ができる特徴がある。
【0011】
【発明の効果】まず、請求項1の発明に係る吸引排塵装
置は、フィ−ダケ−ス内から吸塵した塵埃を操縦座席か
ら反対側に遠ざかる方向に排塵することができる。した
がって、請求項1の発明は、排塵口から排塵する塵埃を
コンバインの機体から遠い場所に排塵することとなっ
て、従来型の課題を解消して、オペレ−タを塵埃に悩ま
せることがほとんどない効果がある。更に、実施例の場
合、従来装置に比較して遠方に排塵するものでありなが
ら、機体横側に排塵経路を短くしているから製作上低コ
ストで製作できる特徴もある。
置は、フィ−ダケ−ス内から吸塵した塵埃を操縦座席か
ら反対側に遠ざかる方向に排塵することができる。した
がって、請求項1の発明は、排塵口から排塵する塵埃を
コンバインの機体から遠い場所に排塵することとなっ
て、従来型の課題を解消して、オペレ−タを塵埃に悩ま
せることがほとんどない効果がある。更に、実施例の場
合、従来装置に比較して遠方に排塵するものでありなが
ら、機体横側に排塵経路を短くしているから製作上低コ
ストで製作できる特徴もある。
【0012】そして、請求項2の発明は、塵埃排出筒内
を排塵されようとする塵埃の中に、仮に穀粒が混入して
いても、その穀粒は、排塵口に達する前に飛出し防止網
に受け止められて機外に飛び出すことはほとんどない特
徴がある。そして、この飛出し防止網は、安全網として
の機能も有しており、オペレ−タや補助作業者が外側か
ら排塵口に手を差し込んでも内部の吸塵ファンに届く前
に受け止めることができ、安全に保護できる効果があ
る。
を排塵されようとする塵埃の中に、仮に穀粒が混入して
いても、その穀粒は、排塵口に達する前に飛出し防止網
に受け止められて機外に飛び出すことはほとんどない特
徴がある。そして、この飛出し防止網は、安全網として
の機能も有しており、オペレ−タや補助作業者が外側か
ら排塵口に手を差し込んでも内部の吸塵ファンに届く前
に受け止めることができ、安全に保護できる効果があ
る。
【0013】そして、請求項3の発明は、オペレ−タ
が、刈取脱穀作業中に操縦座席に座った状態のままで、
点検窓から内部の吸塵ファンやその周辺の内部の状態を
監視できる効果がある。そして、請求項4の発明は、取
付支持枠を外側に開放することによって、吸塵ファンや
モ−タからなる吸引排塵装置を開放できるから、メンテ
ナンスを楽に行なうことができる効果がある。
が、刈取脱穀作業中に操縦座席に座った状態のままで、
点検窓から内部の吸塵ファンやその周辺の内部の状態を
監視できる効果がある。そして、請求項4の発明は、取
付支持枠を外側に開放することによって、吸塵ファンや
モ−タからなる吸引排塵装置を開放できるから、メンテ
ナンスを楽に行なうことができる効果がある。
【0014】そして、請求項5の発明は、吸引されて塵
埃排出筒内を排塵口側に送られた穀粒や、飛出し防止網
に受け止められた穀粒を、フィ−ダケ−ス側に傾斜して
いる底板の内面を利用して逆流させ、案内できる効果が
ある。更に、今一つの役目としては、底板は、上向きに
傾斜してフィ−ダケ−ス4の側枠より上方へ離れる方向
に延長しているから、フィ−ダケ−スの側枠に外側から
着脱自由に設けている側部カバ−を着脱するときの障害
とならず、何の支障もなく外したり、付けたりできメン
テナンス作業が容易にできる特徴がある。
埃排出筒内を排塵口側に送られた穀粒や、飛出し防止網
に受け止められた穀粒を、フィ−ダケ−ス側に傾斜して
いる底板の内面を利用して逆流させ、案内できる効果が
ある。更に、今一つの役目としては、底板は、上向きに
傾斜してフィ−ダケ−ス4の側枠より上方へ離れる方向
に延長しているから、フィ−ダケ−スの側枠に外側から
着脱自由に設けている側部カバ−を着脱するときの障害
とならず、何の支障もなく外したり、付けたりできメン
テナンス作業が容易にできる特徴がある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。まず、汎用コンバイン2
0は、図1、及び図2に示すように、クロ−ラ21を有
する走行車体2上に脱穀装置1を搭載し、その前側には
刈取前処理装置6を上下昇降自由に取り付けて構成して
いる。この場合、脱穀装置1は、前側に穀稈供給口が位
置するように搭載している。そして、操縦座席3は、図
面から解るように、走行車体2の前部で右側に配置し、
操作レバ−や操作パネル等を集中して汎用コンバイン2
0を操縦できる構成としている。
に基づいて具体的に説明する。まず、汎用コンバイン2
0は、図1、及び図2に示すように、クロ−ラ21を有
する走行車体2上に脱穀装置1を搭載し、その前側には
刈取前処理装置6を上下昇降自由に取り付けて構成して
いる。この場合、脱穀装置1は、前側に穀稈供給口が位
置するように搭載している。そして、操縦座席3は、図
面から解るように、走行車体2の前部で右側に配置し、
操作レバ−や操作パネル等を集中して汎用コンバイン2
0を操縦できる構成としている。
【0016】そして、脱穀装置1は、汎用コンバインの
場合、従来から公知のように、稲、麦に限らず大豆、そ
ば等の穀類の脱穀・選別作業ができるように構成され、
刈取った全部の穀稈を供給する、いわゆる全稈投入式の
構成にしている。そして、グレンタンク22は、図1、
及び図2に示すように、操縦座席3の背後で上記脱穀装
置1に併設し、脱穀、選別後の穀物を脱穀装置1の一番
移送螺旋からバケット式揚穀装置23によって揚穀して
供給し貯留する構成としている。そして、排出オ−ガ2
4は、基部を上記グレンタンク22に装備している揚穀
装置に接続して設け、グレンタンク22が満杯に達する
と、内部に貯留している穀物を機外に搬出する構成とし
ている。
場合、従来から公知のように、稲、麦に限らず大豆、そ
ば等の穀類の脱穀・選別作業ができるように構成され、
刈取った全部の穀稈を供給する、いわゆる全稈投入式の
構成にしている。そして、グレンタンク22は、図1、
及び図2に示すように、操縦座席3の背後で上記脱穀装
置1に併設し、脱穀、選別後の穀物を脱穀装置1の一番
移送螺旋からバケット式揚穀装置23によって揚穀して
供給し貯留する構成としている。そして、排出オ−ガ2
4は、基部を上記グレンタンク22に装備している揚穀
装置に接続して設け、グレンタンク22が満杯に達する
と、内部に貯留している穀物を機外に搬出する構成とし
ている。
【0017】つぎに、刈取前処理装置6は、図1、及び
図2に示すように、前部の接地位置の左右両側に分草杆
25を設け、その後方で低位置には所定の刈幅を持つ刈
取装置26をテ−ブル27の前部に設け、その上方には
掻込みリ−ル28を軸架して設け、上記テ−ブル27の
後部上方には刈幅と同等の長さの掻込みオ−ガ29を横
向きに軸装して設け、その掻込みオ−ガ29の側部に寄
った位置に後部上方に延長したフィ−ダケ−ス4を連結
して構成している。
図2に示すように、前部の接地位置の左右両側に分草杆
25を設け、その後方で低位置には所定の刈幅を持つ刈
取装置26をテ−ブル27の前部に設け、その上方には
掻込みリ−ル28を軸架して設け、上記テ−ブル27の
後部上方には刈幅と同等の長さの掻込みオ−ガ29を横
向きに軸装して設け、その掻込みオ−ガ29の側部に寄
った位置に後部上方に延長したフィ−ダケ−ス4を連結
して構成している。
【0018】そして、フィ−ダケ−ス4は、図1、及び
図2に示すように、前記操縦座席3の横側に配置してお
り、前部を上記の通り刈取前処理装置6に連結し、後部
を脱穀装置1に接続して構成している。そして、フィ−
ダケ−ス4は、図3に示すように、チエンコンベヤ5を
内装軸架しており、搬送始端部の刈取前処理装置6で受
け継いだ刈取穀稈を後部上方に搬送して搬送終端部から
脱穀装置1の供給口に供給する構成としている。
図2に示すように、前記操縦座席3の横側に配置してお
り、前部を上記の通り刈取前処理装置6に連結し、後部
を脱穀装置1に接続して構成している。そして、フィ−
ダケ−ス4は、図3に示すように、チエンコンベヤ5を
内装軸架しており、搬送始端部の刈取前処理装置6で受
け継いだ刈取穀稈を後部上方に搬送して搬送終端部から
脱穀装置1の供給口に供給する構成としている。
【0019】そして、フィ−ダケ−ス4は、図3、図
4、及び図6に示すように、中間部分の上部に、吸塵フ
ァン7とモ−タ16とを取付支持枠15に支持して構成
した吸引排塵装置8を装備している。そして、9は塵埃
排出筒を示し、排塵側に連通して設けている。
4、及び図6に示すように、中間部分の上部に、吸塵フ
ァン7とモ−タ16とを取付支持枠15に支持して構成
した吸引排塵装置8を装備している。そして、9は塵埃
排出筒を示し、排塵側に連通して設けている。
【0020】まず、取付支持枠15は、図6に示すよう
に、前記フィ−ダケ−ス4の中間上部に形成された開口
部分において、中央に開口した塵埃通過穴30を跨がら
せて支持ア−ム31を設け、一方側(前側)を機枠14
に蝶番32で連結し、他方側(後側)をねじにより機枠
14に着脱自由に取り付ける構成としている。そして、
取付支持枠15は、モ−タ16の出力側に吸塵ファン7
を軸装して一体として、上記塵埃通過穴30に臨ませた
位置に配置して前記支持ア−ム31に吊り下げた状態に
して取付けて支持している。そして、ハ−ネス33は、
図8に示すように、蝶番32側から配線してモ−タ16
に接続し、通電可能に構成している。
に、前記フィ−ダケ−ス4の中間上部に形成された開口
部分において、中央に開口した塵埃通過穴30を跨がら
せて支持ア−ム31を設け、一方側(前側)を機枠14
に蝶番32で連結し、他方側(後側)をねじにより機枠
14に着脱自由に取り付ける構成としている。そして、
取付支持枠15は、モ−タ16の出力側に吸塵ファン7
を軸装して一体として、上記塵埃通過穴30に臨ませた
位置に配置して前記支持ア−ム31に吊り下げた状態に
して取付けて支持している。そして、ハ−ネス33は、
図8に示すように、蝶番32側から配線してモ−タ16
に接続し、通電可能に構成している。
【0021】そして、網34は、図4、及び図7に示す
ように、上記塵埃通過穴30に張設し、吸塵ファン7側
に穀粒や異物が侵入しない構成としている。しかして、
吸引排塵装置8は、図9に示す作用図のように、上記取
付支持枠15を蝶番32を回動支点にして上方に開放す
ると、メンテナンスを容易に行なうことが可能であり、
そのとき、ハ−ネス33には何らの支障も起きない。
ように、上記塵埃通過穴30に張設し、吸塵ファン7側
に穀粒や異物が侵入しない構成としている。しかして、
吸引排塵装置8は、図9に示す作用図のように、上記取
付支持枠15を蝶番32を回動支点にして上方に開放す
ると、メンテナンスを容易に行なうことが可能であり、
そのとき、ハ−ネス33には何らの支障も起きない。
【0022】そして、図3に示す実施例は、上記した網
34に代えてフィン35を用いて風量調節(風向き)
と、穀粒の飛出し防止との機能を備えた構成であって、
基部を枢着したフィン35の先端自由端部を扇状に回動
するように複数個のフィン35を配列して一体に角度変
更ができる構成とした。この場合、各フィン35は、全
部をロットで一体に連結し、ブラインドの開閉のように
連動して回動する構成としている。
34に代えてフィン35を用いて風量調節(風向き)
と、穀粒の飛出し防止との機能を備えた構成であって、
基部を枢着したフィン35の先端自由端部を扇状に回動
するように複数個のフィン35を配列して一体に角度変
更ができる構成とした。この場合、各フィン35は、全
部をロットで一体に連結し、ブラインドの開閉のように
連動して回動する構成としている。
【0023】しかして、複数配列したフィン35は、角
度を調節することにより、風向きを変えて風速を変更調
節でき、塵埃量に応じて吸塵性能を調節できると共に、
飛出そうとする穀粒をフィン面に衝突させて飛び出しの
防止ができる。つぎに、塵埃排出筒9は、図3、図4乃
至図8に示すように、角筒状に形成して基部を前記取付
支持枠15に一体に取り付け、前記フィ−ダケ−ス4よ
り上に伸ばし高い位置から、前記操縦座席3(図1参
照)とは反対側の方向に変位して横向にし、先端を開口
して排塵口10を構成している。そして、排塵口10
は、図4、及び図5から解るように、フィ−ダケ−ス4
より高い位置で左外側に位置して横向きに開口してい
る。
度を調節することにより、風向きを変えて風速を変更調
節でき、塵埃量に応じて吸塵性能を調節できると共に、
飛出そうとする穀粒をフィン面に衝突させて飛び出しの
防止ができる。つぎに、塵埃排出筒9は、図3、図4乃
至図8に示すように、角筒状に形成して基部を前記取付
支持枠15に一体に取り付け、前記フィ−ダケ−ス4よ
り上に伸ばし高い位置から、前記操縦座席3(図1参
照)とは反対側の方向に変位して横向にし、先端を開口
して排塵口10を構成している。そして、排塵口10
は、図4、及び図5から解るように、フィ−ダケ−ス4
より高い位置で左外側に位置して横向きに開口してい
る。
【0024】そして、飛出し防止網11は、図4に示す
ように、穀粒を外部に出さないように粒径より小さい網
目に形成して、先端の排塵口10より内側(手前の位
置)に相当する塵埃排出筒9内に取り付けて構成してい
る。この構成によって、飛出し防止網11は、作業中
に、塵埃に混入して塵埃排出筒9内を飛ばされてきた穀
粒が排塵口10から外部に飛び出さないように受け止め
ると共に、例えば、補助作業者等が、排塵口10に外側
から手を差し込んでも吸引ファン7まで届かない安全装
置としての機能も発揮できるものとしている。
ように、穀粒を外部に出さないように粒径より小さい網
目に形成して、先端の排塵口10より内側(手前の位
置)に相当する塵埃排出筒9内に取り付けて構成してい
る。この構成によって、飛出し防止網11は、作業中
に、塵埃に混入して塵埃排出筒9内を飛ばされてきた穀
粒が排塵口10から外部に飛び出さないように受け止め
ると共に、例えば、補助作業者等が、排塵口10に外側
から手を差し込んでも吸引ファン7まで届かない安全装
置としての機能も発揮できるものとしている。
【0025】そして、塵埃排出筒9は、図4、図5、及
び図8に示すように、操縦座席3から遠ざかる側に向か
って登り角度に傾斜した部位に点検窓12を形成する
が、この点検窓12が吸塵ファン7の上方に相当する部
分に位置する構成としている。そして、蓋13は、図8
に示すように、透明な素材から形成し、上記点検窓12
に開け閉め自由の窓ガラスのように、抜き差し自由に差
し込む構成としている。
び図8に示すように、操縦座席3から遠ざかる側に向か
って登り角度に傾斜した部位に点検窓12を形成する
が、この点検窓12が吸塵ファン7の上方に相当する部
分に位置する構成としている。そして、蓋13は、図8
に示すように、透明な素材から形成し、上記点検窓12
に開け閉め自由の窓ガラスのように、抜き差し自由に差
し込む構成としている。
【0026】なお、点検窓12は、図4、及び図8で解
るように、下側に受具12a、及び両側に案内具12b
を取り付けて蓋13を案内、保持する構成としている。
以上のように構成した点検窓12は、図5に示すよう
に、刈取脱穀作業中に操縦座席3に座ったままの状態で
オペレ−タがフィ−ダケ−ス4上部の吸引排塵装置8、
特に、吸塵ファン、及びその内部の周辺を監視すること
ができる。
るように、下側に受具12a、及び両側に案内具12b
を取り付けて蓋13を案内、保持する構成としている。
以上のように構成した点検窓12は、図5に示すよう
に、刈取脱穀作業中に操縦座席3に座ったままの状態で
オペレ−タがフィ−ダケ−ス4上部の吸引排塵装置8、
特に、吸塵ファン、及びその内部の周辺を監視すること
ができる。
【0027】そして、塵埃排出筒9は、図4、及び図1
0に示すように、その基部側で前記操縦座席3から遠い
側の底板17を上向きに傾斜して前記フィ−ダケ−ス4
の側枠18より上方へ離れる方向に延長して構成してい
る。この場合、底板17は、傾斜に代えて上方へ立上り
状に形成し、全く支障にならない構成にするのは自由で
ある。
0に示すように、その基部側で前記操縦座席3から遠い
側の底板17を上向きに傾斜して前記フィ−ダケ−ス4
の側枠18より上方へ離れる方向に延長して構成してい
る。この場合、底板17は、傾斜に代えて上方へ立上り
状に形成し、全く支障にならない構成にするのは自由で
ある。
【0028】しかして、底板17は、上方に向かって傾
斜してフィ−ダケ−ス4の側枠18より上側に離れる方
向に延長しているから、図10に示す作用図のように、
フィ−ダケ−ス4の側部カバ−36を着脱するときに障
害にならず、楽に着脱ができる利点がある。
斜してフィ−ダケ−ス4の側枠18より上側に離れる方
向に延長しているから、図10に示す作用図のように、
フィ−ダケ−ス4の側部カバ−36を着脱するときに障
害にならず、楽に着脱ができる利点がある。
【0029】なお、上記側部カバ−36は、フィ−ダケ
−ス4に内装軸架しているチエンコンベヤ5の伝動チエ
ンをカバ−しており、メンテナンスのため外すことが多
い。又、底板17は、図10に示すように、塵埃排出筒
9の内部では穀粒をフィ−ダケ−ス4側に流下させるよ
うに傾斜しており、豆等を途中に停滞させたりすること
なく適確に落下することができる。
−ス4に内装軸架しているチエンコンベヤ5の伝動チエ
ンをカバ−しており、メンテナンスのため外すことが多
い。又、底板17は、図10に示すように、塵埃排出筒
9の内部では穀粒をフィ−ダケ−ス4側に流下させるよ
うに傾斜しており、豆等を途中に停滞させたりすること
なく適確に落下することができる。
【0030】そして、塵埃排出筒9は、図11、及び図
12に示す実施例の場合、排塵方向に向けて、平面視
(図11参照)で斜めに仕切板37を設け、吸塵ファン
7によって筒9内を排塵口10側に吹き出され塵埃を誘
導案内する構成としている。この場合、吸塵ファン7
は、図11に示す矢印イの方向に回転しているから、塵
埃を回転方向に持ち回って吹き出し、仕切板37に吹き
付ける状態になる。
12に示す実施例の場合、排塵方向に向けて、平面視
(図11参照)で斜めに仕切板37を設け、吸塵ファン
7によって筒9内を排塵口10側に吹き出され塵埃を誘
導案内する構成としている。この場合、吸塵ファン7
は、図11に示す矢印イの方向に回転しているから、塵
埃を回転方向に持ち回って吹き出し、仕切板37に吹き
付ける状態になる。
【0031】このように構成すると、塵埃排出筒9内を
移動する塵埃は、適確に仕切板37によって誘導されて
排塵口10に案内され、筒9内で持ち回られたりするこ
とがなくなり、排塵性能を向上することができる。そし
て、吸引排塵装置8は、図13に示すように、側方に屈
曲している塵埃排出筒9内に軸装する場合、吸塵ファン
7を正面視において斜めに軸架すると、吸塵排塵風を塵
埃排出筒9の傾斜に沿わせて吹き出して案内でき、排塵
性能を高め効率を上げることができる。
移動する塵埃は、適確に仕切板37によって誘導されて
排塵口10に案内され、筒9内で持ち回られたりするこ
とがなくなり、排塵性能を向上することができる。そし
て、吸引排塵装置8は、図13に示すように、側方に屈
曲している塵埃排出筒9内に軸装する場合、吸塵ファン
7を正面視において斜めに軸架すると、吸塵排塵風を塵
埃排出筒9の傾斜に沿わせて吹き出して案内でき、排塵
性能を高め効率を上げることができる。
【0032】以上、本発明の実施例を説明したが、要す
るに、これらを要約すると、まず、請求項1の発明に係
る吸引排塵装置8は、フィ−ダケ−ス4内から吸塵した
塵埃を操縦座席3から反対側に遠ざかる方向に排塵する
ことができるから、塵埃をコンバイン20の機体から遠
い場所に排塵することとなって、従来型の課題を解消し
て、オペレ−タを塵埃に悩ませることがほとんどないも
のとなった。更に、実施例の場合、従来装置に比較して
遠方に排塵するものでありながら、機体横側に向けて排
塵口10を開口して排塵経路を短くしているから、製作
上低コストで製作できる特徴もある。
るに、これらを要約すると、まず、請求項1の発明に係
る吸引排塵装置8は、フィ−ダケ−ス4内から吸塵した
塵埃を操縦座席3から反対側に遠ざかる方向に排塵する
ことができるから、塵埃をコンバイン20の機体から遠
い場所に排塵することとなって、従来型の課題を解消し
て、オペレ−タを塵埃に悩ませることがほとんどないも
のとなった。更に、実施例の場合、従来装置に比較して
遠方に排塵するものでありながら、機体横側に向けて排
塵口10を開口して排塵経路を短くしているから、製作
上低コストで製作できる特徴もある。
【0033】そして、請求項2の発明に係る飛出し防止
網11は、筒9内を排塵されている塵埃中の穀粒を排塵
口10に達する前に受け止めて機外に飛び出すことはほ
とんどないものとなった。そして、この飛出し防止網1
1は、安全網としての機能も有しており、オペレ−タや
補助作業者が外側から排塵口10に手を差し込んでも内
部の吸塵ファン7に届く前に受け止めることができ、安
全に保護できる。
網11は、筒9内を排塵されている塵埃中の穀粒を排塵
口10に達する前に受け止めて機外に飛び出すことはほ
とんどないものとなった。そして、この飛出し防止網1
1は、安全網としての機能も有しており、オペレ−タや
補助作業者が外側から排塵口10に手を差し込んでも内
部の吸塵ファン7に届く前に受け止めることができ、安
全に保護できる。
【0034】そして、請求項3の発明に係る点検窓12
は、開け閉め自由の透明蓋13により、オペレ−タが、
刈取脱穀作業中に操縦座席3に座った状態のままで、内
部が監視できる点で優れている。そして、請求項4の発
明に係る取付支持枠15は、吸塵ファン7やモ−タ16
を支持したままで、塵埃排出筒9までもが一体に外側に
開放することによって、これらの内部清掃や、メンテナ
ンスを楽に行なうことができる特徴がある。
は、開け閉め自由の透明蓋13により、オペレ−タが、
刈取脱穀作業中に操縦座席3に座った状態のままで、内
部が監視できる点で優れている。そして、請求項4の発
明に係る取付支持枠15は、吸塵ファン7やモ−タ16
を支持したままで、塵埃排出筒9までもが一体に外側に
開放することによって、これらの内部清掃や、メンテナ
ンスを楽に行なうことができる特徴がある。
【0035】そして、請求項5の発明に係る塵埃排出筒
9の底板17は、吸引されて塵埃排出筒9内を排塵口1
0側に送られた穀粒や、飛出し防止網11に受け止めら
れた穀粒をフィ−ダケ−ス4側に逆流させ、コンベヤ5
側に案内できるものとなっている。更に、今一つの役目
としては、底板17は、フィ−ダケ−ス4の外側に設け
た伝動装置をカバ−している側部カバ−36を着脱する
ときの障害とならず、これの付け、外しが楽でメンテナ
ンス作業が容易にできるものとなっている。
9の底板17は、吸引されて塵埃排出筒9内を排塵口1
0側に送られた穀粒や、飛出し防止網11に受け止めら
れた穀粒をフィ−ダケ−ス4側に逆流させ、コンベヤ5
側に案内できるものとなっている。更に、今一つの役目
としては、底板17は、フィ−ダケ−ス4の外側に設け
た伝動装置をカバ−している側部カバ−36を着脱する
ときの障害とならず、これの付け、外しが楽でメンテナ
ンス作業が容易にできるものとなっている。
【図1】本発明の実施例であって、汎用コンバインの平
面図である。
面図である。
【図2】本発明の実施例であって、汎用コンバインの側
面図である。
面図である。
【図3】本発明の実施例であって、断面して内部を示す
側面図である。
側面図である。
【図4】本発明の実施例であって、切断正面図である。
【図5】本発明の実施例であって、作用を示す切断正面
図である。
図である。
【図6】本発明の実施例であって、要部の斜面図であ
る。
る。
【図7】本発明の実施例であって、平面図である。
【図8】本発明の実施例であって、平面図である。
【図9】本発明の実施例であって、作用を示す側面図で
ある。
ある。
【図10】本発明の実施例であって、作用を示す断面図
である。
である。
【図11】本発明の実施例であって、平面図である。
【図12】本発明の実施例であって、切断正面図であ
る。
る。
【図13】本発明の実施例であって、切断正面図であ
る。
る。
1 脱穀装置 2 走行車体
3 操縦座席 4 フィ−ダ
ケ−ス 5 チエンコンベヤ 6 刈取前処
理装置 7 吸塵ファン 8 吸引排塵
装置 9 塵埃排出筒 10 排塵口 11 飛出し防止網 12 点検窓 13 蓋 14 機枠 15 取付支持枠 16 モ−タ 17 底板 18 側枠。
ケ−ス 5 チエンコンベヤ 6 刈取前処
理装置 7 吸塵ファン 8 吸引排塵
装置 9 塵埃排出筒 10 排塵口 11 飛出し防止網 12 点検窓 13 蓋 14 機枠 15 取付支持枠 16 モ−タ 17 底板 18 側枠。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 長谷川 洋志
愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機
株式会社技術部内
(72)発明者 山本 次郎
愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機
株式会社技術部内
Fターム(参考) 2B084 AA03 BB53 BH13 BH20
Claims (5)
- 【請求項1】 脱穀装置1を搭載した走行車体2の前部
一側に操縦座席3を設け、該操縦座席3の横側に配置し
たフィ−ダケ−ス4は、コンベヤ5を内装して搬送始端
部を刈取前処理装置6に接続すると共に、搬送終端部を
前記脱穀装置1に連結して設け、前記フィ−ダケ−ス4
は、吸塵ファン7を軸装した吸引排塵装置8を中間上部
に装備し、排塵側に塵埃排出筒9を連通して設け、該塵
埃排出筒9は、前記フィ−ダケ−ス4より高い位置か
ら、前記操縦座席3とは反対側の横方向に向けて排塵口
10を開口した汎用コンバインの吸引排塵装置。 - 【請求項2】 吸引排塵装置8の排塵側に連通して設け
た塵埃排出筒9は、先端の排塵口10の手前位置に、穀
粒の粒径より小さい網目の飛出し防止網11を取り付け
て構成した請求項1記載の汎用コンバインの吸引排塵装
置。 - 【請求項3】 塵埃排出筒9は、操縦座席3から遠ざか
る側に向かって登り角度に傾斜した部位に点検窓12を
構成し、該点検窓12は、吸塵ファン7の上方に相当す
る部分に形成され、且つ透明素材からなる蓋13を着脱
自由に取付けた請求項1、又は請求項2記載の汎用コン
バインの吸引排塵装置。 - 【請求項4】 フィ−ダケ−ス4の中間上部において、
一方を前記フィ−ダケ−ス4の機枠14に開閉自由に枢
着した取付支持枠15に、少なくとも吸塵ファン7とこ
れを駆動するモ−タ16とからなる吸引排塵装置8を取
付け支持して設け、該取付支持枠15は、フィ−ダケ−
ス4から外方に開閉自由に構成した請求項1、又は請求
項3記載の汎用コンバインの吸引排塵装置。 - 【請求項5】 塵埃排出筒9は、基部をフィ−ダケ−ス
4に接続して操縦座席3から遠ざかる側へ横方向に向け
て延長した構成において、該塵埃排出筒9は、その基部
側で前記操縦座席3から遠い側の底板17を上向きに傾
斜して前記フィ−ダケ−ス4の側枠18より上方へ離れ
る方向に延長して構成した請求項2、又は請求項3記載
の汎用コンバインの吸引排塵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001351950A JP2003143923A (ja) | 2001-11-16 | 2001-11-16 | 汎用コンバインの吸引排塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001351950A JP2003143923A (ja) | 2001-11-16 | 2001-11-16 | 汎用コンバインの吸引排塵装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003143923A true JP2003143923A (ja) | 2003-05-20 |
Family
ID=19164190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001351950A Pending JP2003143923A (ja) | 2001-11-16 | 2001-11-16 | 汎用コンバインの吸引排塵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003143923A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100352334C (zh) * | 2004-02-06 | 2007-12-05 | 株式会社久保田 | 联合收割机 |
JP2009039024A (ja) * | 2007-08-08 | 2009-02-26 | Kubota Corp | コンバインの排塵装置 |
JP2009284801A (ja) * | 2008-05-28 | 2009-12-10 | Kubota Corp | コンバインの排塵装置 |
JP2012024049A (ja) * | 2010-07-27 | 2012-02-09 | Iseki & Co Ltd | コンバイン |
JP2012115161A (ja) * | 2010-11-29 | 2012-06-21 | Iseki & Co Ltd | 汎用コンバイン |
JP2015130897A (ja) * | 2015-04-27 | 2015-07-23 | 井関農機株式会社 | コンバイン |
CN108200811A (zh) * | 2016-12-20 | 2018-06-26 | 株式会社久保田 | 秸秆处理装置及秸秆切断装置 |
JP2018099070A (ja) * | 2016-12-20 | 2018-06-28 | 株式会社クボタ | 排ワラ処理装置 |
JP2022077368A (ja) * | 2020-11-11 | 2022-05-23 | 株式会社クボタ | コンバイン |
-
2001
- 2001-11-16 JP JP2001351950A patent/JP2003143923A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100352334C (zh) * | 2004-02-06 | 2007-12-05 | 株式会社久保田 | 联合收割机 |
JP2009039024A (ja) * | 2007-08-08 | 2009-02-26 | Kubota Corp | コンバインの排塵装置 |
JP4521018B2 (ja) * | 2007-08-08 | 2010-08-11 | 株式会社クボタ | コンバインの排塵装置 |
JP2009284801A (ja) * | 2008-05-28 | 2009-12-10 | Kubota Corp | コンバインの排塵装置 |
JP2012024049A (ja) * | 2010-07-27 | 2012-02-09 | Iseki & Co Ltd | コンバイン |
JP2012115161A (ja) * | 2010-11-29 | 2012-06-21 | Iseki & Co Ltd | 汎用コンバイン |
JP2015130897A (ja) * | 2015-04-27 | 2015-07-23 | 井関農機株式会社 | コンバイン |
CN108200811A (zh) * | 2016-12-20 | 2018-06-26 | 株式会社久保田 | 秸秆处理装置及秸秆切断装置 |
JP2018099070A (ja) * | 2016-12-20 | 2018-06-28 | 株式会社クボタ | 排ワラ処理装置 |
JP2022077368A (ja) * | 2020-11-11 | 2022-05-23 | 株式会社クボタ | コンバイン |
JP7413235B2 (ja) | 2020-11-11 | 2024-01-15 | 株式会社クボタ | コンバイン |
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