JP2002262653A - コンバインの選別風供給構造 - Google Patents

コンバインの選別風供給構造

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JP2002262653A
JP2002262653A JP2001068466A JP2001068466A JP2002262653A JP 2002262653 A JP2002262653 A JP 2002262653A JP 2001068466 A JP2001068466 A JP 2001068466A JP 2001068466 A JP2001068466 A JP 2001068466A JP 2002262653 A JP2002262653 A JP 2002262653A
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Susumu Hirata
晋 平田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クローラ式走行装置に付着した泥土による損
傷の虞や機体の大型化を招くことなく、又、製造コスト
の高騰や構成の複雑化を抑制しながら、枕地旋回時や枕
扱き作業時などにおける穀粒損失の発生を回避できるよ
うにする。 【解決手段】 唐箕12からの選別風をシーブケース1
1に向けて案内する風路13が形成された脱穀装置4を
搭載してあるコンバインの選別風供給構造において、風
路13内に、複数の通風部22aが形成された選別風調
節体Aを、風路13を開放する状態と塞ぐ状態とに切り
換え可能に装備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、唐箕からの選別風
をシーブケースに向けて案内する風路が形成された脱穀
装置を搭載してあるコンバインの選別風供給構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記のようなコンバインの選別風供給構
造においては、植立穀稈の刈り取りを一時的に中断して
機体を旋回させる枕地旋回時や、手作業で脱穀装置に刈
取穀稈を供給する枕扱き作業時などのように、通常の刈
り取り走行時に比較して選別する処理物量が少なくなる
場合には、唐箕からシーブケースに向かう選別風を弱め
ることで、その選別風によって処理物中の穀粒がワラ屑
などとともに機外に排出される穀粒損失の発生を回避す
るように構成されたものがあり、従来では、選別風を弱
める手段として、例えば特開平5−308839号公報
などで開示されているように、唐箕ケースに開閉揺動可
能に装備された蓋体を開き操作して選別風の一部を唐箕
ケースの開口から逃がすことや、唐箕の回転数を低下さ
せることなどが考えられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、唐箕ケ
ースに開閉揺動可能な蓋体を装備した場合には、蓋体の
開き操作を許容する空間を唐箕ケースの外方に確保する
必要があることから機体が大型化するようになり、又、
唐箕ケースはクローラ式走行装置の近傍に配設されてい
ることから、クローラ式走行装置に多量の泥土が付着し
た際に、その泥が開き操作された蓋体に接触して蓋体な
どを損傷させる不都合や開口から入り込んで唐箕などを
損傷させる不都合を招く虞があった。
【0004】一方、唐箕の回転数を低下させる場合に
は、唐箕の独立変速操作を可能にする必要があり、その
ためには、唐箕を専用のモータで駆動する、あるいは、
脱穀装置の伝動系に唐箕専用の変速装置を装備する、な
どの構成を採用しなければならないことから、大幅な製
造コストの高騰や構成の複雑化を招くようになり、しか
も、唐箕専用のモータや変速装置を装備するための空間
を唐箕ケースの外方に確保する必要があることから、機
体が大型化するようになっていた。
【0005】本発明の目的は、クローラ式走行装置に付
着した泥土による損傷の虞や機体の大型化を招くことな
く、又、製造コストの高騰や構成の複雑化を抑制しなが
ら、枕地旋回時や枕扱き作業時などにおける穀粒損失の
発生を回避できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】〔構成〕上記目的を達成
するため、本発明のうちの請求項1記載の発明では、唐
箕からの選別風をシーブケースに向けて案内する風路が
形成された脱穀装置を搭載してあるコンバインの選別風
供給構造において、前記風路内に、複数の通風部が形成
された選別風調節体を、前記風路を開放する状態と塞ぐ
状態とに切り換え可能に装備した。
【0007】〔作用〕上記請求項1記載の発明による
と、風路を開放する状態に選別風調節体を切り換える
と、唐箕からの選別風は、選別風調節体の影響を受ける
ことなく、そのままの流速でシーブケースに向けて流動
するようになる。又、風路を塞ぐ状態に選別風調節体を
切り換えると、唐箕からの選別風は、選別風調節体に形
成された複数の通風部を通過した後に発生する渦流など
によって流速が低下した状態でシーブケースに向けて流
動するようになる。
【0008】つまり、通常の刈り取り走行時のように選
別する処理物量が多くなる場合には、風路を開放する状
態に選別風調節体を切り換えるようにすれば、唐箕によ
り生起された選別風を、選別風調節体による流速低下の
ない強い状態のままでシーブケースに向けて流動させる
ことができるので、選別風によるシーブケース上に供給
された大量の処理物からのワラ屑などの排除を効果的に
行えるようになる。
【0009】逆に、枕地旋回時や枕扱き作業時などのよ
うに選別する処理物量が少なくなる場合には、風路を塞
ぐ状態に選別風調節体を切り換えるようにすれば、唐箕
により生起された選別風を、選別風調節体によって流速
を低下させた弱い状態でシーブケースに向けて流動させ
ることができるので、処理物中の穀粒がワラ屑などとと
もに選別風によって機外に排出される穀粒損失の発生を
回避できるようになる。
【0010】又、選別する処理物の種類や濡れ具合に応
じて選別風調節体を切り換えることも可能であり、これ
によって、例えば、選別する処理物が麦のように脱穀処
理時にワラ屑などが発生し易いものである場合や濡れ気
味である場合には、風路を開放する状態に選別風調節体
を切り換えることによって、シーブケース上の処理物に
多く含まれたワラ屑や濡れて重くなったワラ屑などの選
別風による排除を確実に行えるようにする一方で、選別
する処理物が稲のように脱穀処理時にワラ屑などが発生
し難いものである場合や乾き気味である場合には、風路
を塞ぐ状態に選別風調節体を切り換えることによって、
シーブケース上の処理物に多く含まれた穀粒や乾いて軽
くなった穀粒がワラ屑などとともに選別風によって機外
に排出される穀粒損失の発生を回避できるようにするこ
とも可能になる。
【0011】更に、選別風の調節を、複数の通風部が形
成された選別風調節体の風路を開放する状態と塞ぐ状態
との切り換えで行うことから、風路を開放した状態にお
いては当然のことながら、風路を塞いだ状態においても
風路内での風量分布を均一にすることができ、これによ
って、風路内での風量分布に差が生じることに起因した
シーブケース上の処理物からのワラ屑などの排除のバラ
ツキや部分的な穀粒損失の発生を回避できるようにな
る。
【0012】しかも、風路内に選別風調節体を状態切り
換え可能に装備することから、唐箕ケースに開閉揺動可
能な蓋体を装備する場合に要する唐箕ケースの外方での
開閉空間の確保を不要にすることができるとともに、そ
の場合に生じる虞のあるクローラ式走行装置に付着した
泥土との接触による損傷を招くこともない。又、唐箕の
回転数を調節する場合のように唐箕の独立変速操作を可
能にするための唐箕専用のモータや変速装置を装備する
必要がないので、製造コストの高騰や構成の複雑化を抑
制できるとともに、唐箕ケースの外方に唐箕専用のモー
タや変速装置の配置空間を確保する必要もない。
【0013】〔効果〕従って、クローラ式走行装置に付
着した泥土による損傷の虞や配置空間などの確保による
機体の大型化を招くことなく、又、製造コストの高騰や
構成の複雑化を抑制しながらも、枕地旋回時や枕扱き作
業時などにおける穀粒損失の発生を回避できるとともに
選別能力の向上を図れるようになった。
【0014】〔構成〕本発明のうちの請求項2記載の発
明では、上記請求項1記載の発明において、前記選別風
調節体を、前記選別風の流動方向と直行する軸心周りに
切り換え揺動可能に構成した。
【0015】〔作用〕上記請求項2記載の発明による
と、風路を開放する状態と塞ぐ状態とにかかわらず選別
風調節体が風路内に位置するようになることから、選別
風の流動方向と直行する方向へのスライド操作で風路を
開放する状態と塞ぐ状態とに選別風調節体を切り換える
場合に必要となる風路開放時における選別風調節体の格
納空間の確保を不要にすることができるようになる。
【0016】しかも、風路を開放する状態においても選
別風調節体が風路内に位置するものでありながら、その
開放状態での選別風調節体の姿勢を選別風の流動方向に
沿う姿勢に設定すれば、風路開放状態の選別風調節体が
選別風の流動に及ぼす影響を極僅かなものにすることが
できるようになり、又、風路開放状態での選別風調節体
の姿勢を、風路の天井壁や底壁あるいは風路を上下に区
分する状態に配設される風向板などに沿って接合する姿
勢に設定すれば、風路開放状態の選別風調節体が選別風
の流動に及ぼす影響を更に減少させることができるよう
になり、これによって、風路を開放する状態の選別風調
節体が選別風の流動に及ぼす影響が大きくなることに起
因して、風路開放状態での風路内の風量分布に差が生じ
ることを防止でき、その風量分布の差に起因したシーブ
ケース上の処理物からのワラ屑などの排除のバラツキや
部分的な穀粒損失の発生を回避できるようになる。
【0017】〔効果〕従って、選別風調節体を、風路を
開放する状態と塞ぐ状態とにかかわらず風路内に位置さ
せることで、風路開放時に選別風調節体を格納する空間
の確保を不要にして、その空間の確保に要する手間を省
けるようにしながらも、風路を開放する状態の選別風調
節体が選別風の流動に及ぼす影響が大きくなることに起
因した、通常の刈り取り走行時における穀粒損失の増加
や選別能力の低下を回避できるようになった。
【0018】〔構成〕本発明のうちの請求項3記載の発
明では、上記請求項1又は2記載の発明において、前記
選別風調節体を、通風孔が前記通風部として縦横に整列
形成された網状体で構成した。
【0019】〔作用〕上記請求項3記載の発明による
と、選別風調節体で風路を塞いだ状態での風路内の風量
分布をより精度良く均一にすることができ、これによっ
て、風路内での風量分布に差が生じることに起因したシ
ーブケース上の処理物からのワラ屑などの排除のバラツ
キや部分的な穀粒損失の発生をより確実に回避できるよ
うになる。
【0020】〔効果〕従って、枕地旋回時や枕扱き作業
時などにおける穀粒損失の発生をより確実に回避できる
とともに選別能力の向上をより効果的に図れるようにな
った。
【0021】〔構成〕本発明のうちの請求項4記載の発
明では、上記請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明
において、刈取クラッチの入り操作に連動して前記選別
風調節体が前記風路を開放する状態に切り換えられ、前
記刈取クラッチの切り操作に連動して前記選別風調節体
が前記風路を塞ぐ状態に切り換えられるように構成し
た。
【0022】〔作用〕上記請求項4記載の発明による
と、刈取クラッチが入り操作されることにより、脱穀装
置に向けての刈り取り搬送が開始されて選別する処理物
量が多くなる場合には、刈取クラッチの入り操作に連動
して選別風調節体が風路を開放する状態に切り換えられ
て、唐箕により生起された選別風が、選別風調節体によ
る流速低下のない強い状態のままでシーブケースに向け
て流動するようになることから、選別風調節体を手動で
切り換える手間を要することなく、選別風によるシーブ
ケース上に供給された大量の処理物からのワラ屑などの
排除を効果的に行えるようになる。
【0023】逆に、刈取クラッチが切り操作されること
により、脱穀装置に向けての刈り取り搬送が中断されて
選別する処理物量が少なくなる場合には、刈取クラッチ
の切り操作に連動して選別風調節体が風路を塞ぐ状態に
切り換えられて、唐箕により生起された選別風が、選別
風調節体により流速が低下された弱い状態でシーブケー
スに向けて流動するようになることから、選別風調節体
を手動で切り換える手間を要することなく、処理物中の
穀粒がワラ屑などとともに選別風によって機外に排出さ
れる穀粒損失の発生を回避できるようになる。
【0024】〔効果〕従って、操作性の向上を図りなが
ら、枕地旋回時や枕扱き作業時などにおける穀粒損失の
発生を回避できるとともに選別能力の向上を図れるよう
になった。
【0025】
【発明の実施の形態】図1には自脱形コンバインの全体
側面が示されており、このコンバインは、左右一対のク
ローラ式走行装置1で走行する走行機体2の前部に、植
立穀稈を刈り取って後方に向けて搬送する刈取搬送部3
を昇降可能に連結し、走行機体2に、刈取搬送部3から
の刈取穀稈を受け取って脱穀・選別処理を施す脱穀装置
4と、脱穀装置4からの穀粒を貯留する穀粒タンク5と
を搭載するとともに、穀粒タンク5の前方箇所に搭乗運
転部6を形成することによって構成されている。
【0026】図1及び図2に示すように、脱穀装置4
は、刈取搬送部3により搬送された刈取穀稈の株元側を
挟持して後方に向けて搬送するフィードチェーン7、フ
ィードチェーン7により搬送される刈取穀稈の穂先側を
受け止める受網8、前後向きの軸心P1周りに回転駆動
されることで受網8上の刈取穀稈の穂先側に対して脱穀
処理を施す扱胴9、前後方向に揺動駆動されることで受
網8から漏下した処理物や受網8の後方に形成された送
塵口10から流出した処理物に対して篩い選別処理を施
すシーブケース11、左右向きの軸心P2周りに回転駆
動されることで風力選別用の選別風を生起させる唐箕1
2、唐箕12からの選別風をシーブケース11に向けて
案内する風路13、篩い選別及び風力選別によって選別
された穀粒を回収する1番物回収部14、篩い選別及び
風力選別によって選別されなかった穀粒とワラ屑などと
の混在物を回収する2番物回収部15、及び、篩い選別
及び風力選別によって選別されたワラ屑などを機外に排
出する排塵ファン16や排塵口17、などを備えて構成
されている。
【0027】1番物回収部14には、回収した穀粒を揚
送スクリュー18に向けて搬送する1番スクリュー19
が、又、2番物回収部15には、回収した混在物を2番
還元スクリュー20に向けて搬送する2番スクリュー2
1が装備されている。揚送スクリュー18は、1番スク
リュー19からの穀粒を揚送して穀粒タンク5に供給
し、2番還元スクリュー20は、2番スクリュー21か
らの混在物を揚送してシーブケース11に還元するよう
になっている。
【0028】図2〜4に示すように、風路13内には、
選別風の流動方向と直行する左右向きの軸心P3周りの
揺動で、風路13を開放する状態と塞ぐ状態とに切り換
え可能な選別風調節体Aが装備されている。選別風調節
体Aは、通風部22aの一例である通風孔が縦横に整列
形成された網状体22の一例としての樹脂網によって構
成されるとともに、風路13を開放する状態では選別風
の流動方向に沿う姿勢となるように設定されている。
又、選別風調節体Aには、風路13を開放する状態に選
別風調節体Aを復帰させるバネ23が装備されるととも
に、そのバネ23の付勢に抗して風路13を塞ぐ状態に
選別風調節体Aを切り換え保持する操作レバー24が操
作ワイヤ25及び操作アーム26を介して連係されてい
る。操作レバー24は搭乗運転部6に配備されている。
尚、図3に示す符号27は、バネ23の付勢で選別風調
節体Aとともに風路13を開放する方向に復帰揺動する
操作アーム26との接当で、風路13を開放する状態で
選別風調節体Aを保持するストッパである。
【0029】つまり、搭乗運転部6にて操作レバー24
を操作することによって、選別風調節体Aを、風路13
を開放する状態と塞ぐ状態との2状態に、左右向きの軸
心P3周りに切り換えることができるようになってい
る。
【0030】そして、風路13を開放する状態に選別風
調節体Aを切り換えた場合には、唐箕12からの選別風
が、選別風調節体Aに沿って選別風調節体Aの影響を殆
ど受けることなく流動するようになることから、唐箕1
2からの選別風を、そのままの流速で風路13内での風
量分布に乱れを生じさせることなく均一にシーブケース
11に向けて流動させることができ、又、風路13を塞
ぐ状態に選別風調節体Aを切り換えた場合には、唐箕1
2からの選別風が、選別風調節体Aの縦横に整列形成さ
れた複数の通風孔22aを通過するようになることか
ら、唐箕12からの選別風を、それらの通風孔22aを
通過した後に発生する渦流などによって、風路13内で
の風量分布に乱れを生じさせることなく均一に流速を低
下させた状態でシーブケース11に向けて流動させるこ
とができるようになっている。
【0031】以上の構成から、通常の刈り取り走行時の
ように選別する処理物量が多くなる場合には、操作レバ
ー24を操作して、風路13を開放する状態に選別風調
節体Aを切り換えることによって、唐箕12により生起
された選別風を、選別風調節体Aによる流速低下のない
強い状態のままでシーブケース11に向けて流動させる
ことができ、もって、選別風によるシーブケース11上
に供給された大量の処理物からのワラ屑などの排除を効
果的に行えるようになっている。
【0032】逆に、枕地旋回時や枕扱き作業時などのよ
うに選別する処理物量が少なくなる場合には、操作レバ
ー24を操作して、風路13を塞ぐ状態に選別風調節体
Aを切り換えることによって、唐箕12により生起され
た選別風を、選別風調節体Aによって流速を低下させた
弱い状態でシーブケース11に向けて流動させることが
でき、もって、処理物中の穀粒がワラ屑などとともに選
別風によって排塵口17から機外に排出される穀粒損失
の発生を回避できるようになっている。
【0033】〔別実施形態〕以下、本発明の別実施形態
を列記する。
【0034】〔1〕コンバインとしては全稈投入形のも
のであってもよい。
【0035】〔2〕図5に示すように、選別風調節体A
を、唐箕ケース28に沿ったスライド移動で風路13を
開放する状態と塞ぐ状態とに切り換え可能となるように
構成してもよい。
【0036】〔3〕図6の(イ)に示すように、選別風
調節体Aが、風路13を開放する状態では風路13の天
井壁13Aに沿って接合する姿勢、あるいは、風路13
の底壁13Bに沿って接合する姿勢(図示せず)となる
ように構成してもよく、又、図6の(ロ)に示すよう
に、風路13を上下に区分する風向板29を備えるもの
においては、選別風調節体Aが、風路13を開放する状
態では風向板29に沿って接合する姿勢となるように構
成してもよい。
【0037】〔4〕選別風調節体Aを、通風部22aの
一例である通風孔が縦横に整列形成された網状体22の
一例であるクリンプ網、あるいは、通風部22aの一例
である通風孔が千鳥状で縦横に整列形成された多孔板、
などで構成するようにしてもよく、又、通風部22aの
一例であるスリットが縦横に整列形成された格子状体、
あるいは、通風部22aの一例であるスリットが横方向
に整列形成された櫛状体、などで構成するようにしても
よい。
【0038】〔5〕選別風調節体Aにおける通風部22
aの配設ピッチ、形状、大きさ、分布などは種々の変更
が可能なものである。
【0039】〔6〕図7に示すように、選別風調節体A
を、刈取搬送部5に対する伝動を断続する刈取クラッチ
30に、処理物量が多くなる刈取クラッチ30の入り操
作に連動して風路13を開放する状態に切り換えられ、
処理物量が少なくなる刈取クラッチ30の切り操作に連
動して風路13を塞ぐ状態に切り換えられるように連係
してもよい。尚、刈取クラッチ30としては手動操作さ
れるものであってもよく、又、刈取搬送部5の昇降操作
に伴って連動操作されるものであってもよい。
【0040】〔7〕選別風調節体Aを、刈り取り走行速
度を切り換える変速レバーに、処理物量が多くなる高速
域への変速操作に連動して風路13を開放する状態に切
り換えられ、処理物量が少なくなる低速域への変速操作
に連動して風路13を塞ぐ状態に切り換えられるように
連係してもよい。
【0041】〔8〕選別風調節体Aを、フィードチェー
ン7の搬送始端部に、フィードチェーン7の搬送始端部
を露出して刈取搬送部5からフィードチェーン7への刈
取穀稈の受け渡しを可能にする通常作業状態と、フィー
ドチェーン7の搬送始端部を覆い隠して刈取搬送部5か
らフィードチェーン7への刈取穀稈の受け渡しを不能に
する枕扱き状態とに切り換え可能に装備されたカバー体
に、処理物量が多くなる通常の刈り取り走行を行うため
のカバー体の通常作業状態への切り換え操作に連動して
風路13を開放する状態に切り換えられ、手作業で刈取
穀稈を供給することから処理物量が少なくなる枕扱き作
業を行うためのカバー体の枕扱き状態への切り換え操作
に連動して風路13を塞ぐ状態に切り換えられるように
連係してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】自脱形コンバインの全体側面図
【図2】脱穀装置の縦断側面図
【図3】脱穀装置における要部の縦断側面図
【図4】脱穀装置における要部の縦断正面図
【図5】選別風調節体をスライド操作で切り換える別実
施形態を示す要部の縦断側面図
【図6】(イ)選別風調節体の風路開放状態を天井壁に
沿う姿勢に設定した別実施形態を示す要部の縦断側面図 (ロ)選別風調節体の風路開放状態を風向板に沿う姿勢
に設定した別実施形態を示す要部の縦断側面図
【図7】選別風調節体を刈取クラッチに連係した別実施
形態を示す要部の縦断側面図
【符号の説明】
4 脱穀装置 11 シーブケース 12 唐箕 13 風路 22 網状体 22a 通風部(通風孔) 30 刈取クラッチ A 選別風調節体 P3 軸心

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 唐箕からの選別風をシーブケースに向け
    て案内する風路が形成された脱穀装置を搭載してあるコ
    ンバインの選別風供給構造であって、 前記風路内に、複数の通風部が形成された選別風調節体
    を、前記風路を開放する状態と塞ぐ状態とに切り換え可
    能に装備してあるコンバインの選別風供給構造。
  2. 【請求項2】 前記選別風調節体を、前記選別風の流動
    方向と直行する軸心周りに切り換え揺動可能に構成して
    ある請求項1記載のコンバインの選別風供給構造。
  3. 【請求項3】 前記選別風調節体を、通風孔が前記通風
    部として縦横に整列形成された網状体で構成してある請
    求項1又は2記載のコンバインの選別風供給構造。
  4. 【請求項4】 刈取クラッチの入り操作に連動して前記
    選別風調節体が前記風路を開放する状態に切り換えら
    れ、前記刈取クラッチの切り操作に連動して前記選別風
    調節体が前記風路を塞ぐ状態に切り換えられるように構
    成してある請求項1〜3のいずれか一つに記載のコンバ
    インの選別風供給構造。
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JP2012139143A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Iseki & Co Ltd コンバイン
JP2020103056A (ja) * 2018-12-26 2020-07-09 株式会社クボタ 脱穀装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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