JP2008024198A - 作業車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】限られたスペースのエンンジンルームを有する農業用トラクタ等の作業車両において、このエンンジンルーム内で容易にファンベルトの交換が行えるようにする。
【解決手段】エンジン5の前方にラジエータ13を配設し、このエンジン5とラジエータ13との間にファンベルト19を介して回転駆動する冷却ファン20と、該冷却ファン20を覆うファンシュラウド21を備えた作業車両において、前記ファンシュラウド21を冷却ファン20の回転軸24を中心として左右に分割して形成すると共に、この分割形成したファンシュラウド21の半体21Lを機体の左右一側へ開閉できるように構成した。
【選択図】図4
【解決手段】エンジン5の前方にラジエータ13を配設し、このエンジン5とラジエータ13との間にファンベルト19を介して回転駆動する冷却ファン20と、該冷却ファン20を覆うファンシュラウド21を備えた作業車両において、前記ファンシュラウド21を冷却ファン20の回転軸24を中心として左右に分割して形成すると共に、この分割形成したファンシュラウド21の半体21Lを機体の左右一側へ開閉できるように構成した。
【選択図】図4
Description
本発明は、農業用トラクタ等の作業車両に関し、特にエンジンを冷却するための冷却ファンを覆うファンシュラウドの構造に関する。
従来、建設機械の油圧ショベルにおいては、エンジンを冷却する冷却ファンの回転軸にプーリを固設すると共に、このプーリと、エンジンのクランク軸に固設したプーリとの間にファンベルトを係回し、エンジンのクランク軸からの駆動力をエンジンのクランク軸に固設したプーリ、ファンベルト、及び冷却ファンの回転軸に固設したプーリを介して冷却ファンの回転軸に伝達することにより、当該冷却ファンを回転駆動させて冷却風を発生させている。
そして、冷却ファンをその回転軸方向に移動させる位置可変機構を設け、該位置可変機構を介して冷却ファンを反エンジン側(前方)に移動させることにより、冷却ファンを覆うファンシュラウドの通風口と冷却ファン外周とのチップクリアランスを大きく拡大できるように構成し、それによって使用と共に摩耗や損傷するファンベルトの交換作業の容易化を図ったものが知られている。(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−132454号公報(第6−8頁、図5−図8)
しかし、限られたスペースのエンンジンルームを有する農業用トラクタ等の作業車両においては、上述したような冷却ファンをその回転軸方向に移動させる位置可変機構を設けることは困難であった。また、前記位置可変機構を設けることができたとしてもファンベルトを交換する際は、ファンシュラウドの通風口の中に手を差し入れて冷却ファンのブレードの間からループ状のファンベルトを取り外さなければならず作業性に問題を有していた。更に、ファンシュラウドを上方または下方にずらしてチップクリアランスを拡大し、この状態でファンベルトを交換する場合には、再度適正なチップクリアランスとなるように調節しなければならず面倒であった。
本発明は、上記課題を解決することを目的として創案したものであって、エンジンの前方にラジエータを配設し、該エンジンとラジエータとの間にファンベルトを介して回転駆動する冷却ファンと、該冷却ファンを覆うファンシュラウドを備えた作業車両において、前記ファンシュラウドを機体の左右一側へ開閉可能に構成したことを第1の特徴としている。
そして、ファンシュラウドを左右に分割して形成すると共に、当該ファンシュラウドの半体を機体の左右一側へ開閉可能に構成したことを第2の特徴としている。
そして、ファンシュラウドを左右に分割して形成すると共に、当該ファンシュラウドの半体を機体の左右一側へ開閉可能に構成したことを第2の特徴としている。
請求項1の発明によれば、冷却ファンを覆うファンシュラウドを機体の左右一側へ開閉可能に構成したことによって、使用と共に摩耗や損傷するファンベルトを交換する際は、当該ファンシュラウドを機体の左右一側へ開けば、その開放側に位置する冷却ファンの複数のブレードを露出させることができるので、これらのブレードの間からループ状のファンベルトを視認しながら該ファンベルトを容易に取り外すことができるようになる。同様にファンベルトの装着も容易に行うことができる。
そして、請求項2の発明によれば、ファンシュラウドを左右に分割して形成すると共に、当該ファンシュラウドの半体を機体の左右一側へ開閉可能に構成したことによって、ファンシュラウドやラジエータの支持部材部材等を取り外すことなく、限られたスペースのエンンジンルーム内で容易にファンベルトの交換を行うことができる。また、ファンベルトを交換した後に再度チップクリアランスを調節しなくて済む。
そして、請求項2の発明によれば、ファンシュラウドを左右に分割して形成すると共に、当該ファンシュラウドの半体を機体の左右一側へ開閉可能に構成したことによって、ファンシュラウドやラジエータの支持部材部材等を取り外すことなく、限られたスペースのエンンジンルーム内で容易にファンベルトの交換を行うことができる。また、ファンベルトを交換した後に再度チップクリアランスを調節しなくて済む。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、農業用トラクタ1は、左右一対の前輪2,2及び後輪3,3を有する走行機体4上にエンジン5をボンネット6で覆った状態で搭載すると共に、その後方にハンドル7及び座席8等を備える操縦部9を設け、更に機体の後部には、耕耘装置等を昇降可能に装着する図示しない作業機取付部を設けている。
そして、走行機体4は、エンジン5の側部に取り付けるシャーシーフレーム10と、エンジン5に連結する図示しないクラッチハウジング、及びクラッチハウジングとミッションケースとを一体的に連結する中間伝動ケース等から構成されると共に、クラッチハウジングと中間伝動ケースの上方にはオペレータが足を載せるステップ11を設け、更にステップ11の後部から左右のフェンダー12L,12R(右側のフェンダー12Rは不図示)を後方に向けて連設し、このフェンダー12L,12Rによって後輪3,3の前方及び上方を覆っている。
また、エンジン5の前方には、ラジエータ13、エアークリーナ14、及びこのエアークリーナ14の下方には図示しないバッテリー等を配設し、更にそれらの前方に網を張設した外気取り入れ部を構成するフロントグリル15を設けている。そして、ラジエータ13を固定的に支持するための左右の支持部材16L,16R(右側の支持部材16Rは不図示)をシャーシーフレーム10から立設すると共に、両支持部材16L,16Rに隔壁17を一体的に取り付けている。
即ち、前記隔壁17によって、ラジエータ13の前方と該ラジエータ13後方のエンジンルーム18とが区画されると共に、それらの上方を覆うボンネット6によりラジエータ13の前方は全体的に閉鎖された空間になっており、当該ラジエータ13の前方側へはフロントグリル15の外気取り入れ部以外から外気が容易に流入することはない。
そして、図2に示すように、ラジエータ13の背面側には、エンジン5からの動力によりファンベルト19を介して回転駆動する冷却ファン(ラジエータファン)20を配設すると共に、この冷却ファン20を覆うファンシュラウド21を支持部材16L,16Rと隔壁17に一体的に取り付けてあり、当該冷却ファン20によってフロントグリル15の外気取り入れ部から外気を吸引し、その外気が冷却風としてラジエータ13を通過した後エンジンルーム18内に導入されるようになっている。
尚、ファンベルト19は、図3に示すように、エンジン5のクランク軸に連なる出力軸22に固設したプーリ23と、冷却ファン20の回転軸24に固設したプーリ25と、オルタネータ26のプーリ27とに適度な張力を有して係回されている。即ち、オルタネータ26の一側の取付部26aをエンジン5に回動可能に取り付けると共に、他側の取付部26bをエンジン5のブラケット5aに対して、図示A矢印方向に位置調節しながら螺設できるようになっており、それによってファンベルト19に適度な張力を付与している。
また、本発明のファンシュラウド21は、図4に示すように、冷却ファン20の回転軸24を中心として左右略半分に分割して形成した左側のファンシュラウド21Lと、右側のファンシュラウド21Rとからなり、この左右のファンシュラウド21L,21Rを支持部材16L,16Rに取り付けた固定状態では、冷却ファン20を構成する複数のブレード20aの先端と一定のチップクリアランスCを保つ円形の通風口21aが形成されている。
そして、ファンシュラウド21下部の略中央にはヒンジ28が設けてあり、このヒンジ28を介してファンシュラウド21の半体(左側のファンシュラウド)21Lを図示B矢印の如く機体の左側へ開閉可能に構成している。
即ち、使用と共に摩耗や損傷するファンベルト19を交換する際は、左側のファンシュラウド21Lを支持部材16L,16Rと隔壁17に固定している図示しないボルトを取り外し、しかる後に当該ファンシュラウド21Lを機体の左側(左右一側)へ開けば、その開放側に位置する冷却ファン20の複数のブレード20aを露出させることができるので、これらのブレード20aの間からループ状のファンベルト19を視認しながら該ファンベルト19を容易に取り外すことができるようになる。同様にファンベルト19の装着も容易に行うことができる。
更に、ファンシュラウド21を左右に分割して形成すると共に、当該ファンシュラウド21の半体21Lを機体の左右一側へ開閉可能に構成したことによって、ファンシュラウド21やラジエータ13の支持部材16L,16R等を取り外すことなく、限られたスペースのエンンジンルーム18内で容易にファンベルト19の交換を行うことができる。また、ファンベルト19を交換した後に再度チップクリアランスCを調節しなくて済む。
ところで、農業用トラクタ1の後輪3は、図5及び図6に示すように、後輪車軸29軸端のフランジ部29aに複数のボルト30を用いて組み付けている。更に詳しくは、後輪車軸29軸端のフランジ部29aと、後輪ホイール31の中心部(ハブ)との印籠構造Dにより両者の芯合わせがなされると共に、前記フランジ部29aに設けた複数のネジ穴Hと、このネジ穴Hに対応する後輪ホイール31の中心部に穿設した取付穴(不図示)とを位置合わせした後、後輪車軸29軸端のフランジ部29aにボルト30を用いて後輪3を組み付けている。
しかし、大型の農業用トラクタでは、後輪3自体の重量が重くなることから、後輪車軸29軸端のフランジ部29aに設けた複数のネジ穴Hに、後輪ホイール31の中心部に穿設した取付穴を簡単に位置合わせすることが難しく、その対策として後輪車軸29軸端のフランジ部29aと、後輪ホイール31の中心部との印籠構造Dに図6に示す如く二面取り部N,Nを設けて組立性を向上させてもよい。この場合使用するボルト30は、特別なスタットボルトを用いる必要はなく通常のボルトを用いればよい。
5 エンジン
13 ラジエータ
19 ファンベルト
20 冷却ファン
21 ファンシュラウド
21L ファンシュラウドの半体(左側)
13 ラジエータ
19 ファンベルト
20 冷却ファン
21 ファンシュラウド
21L ファンシュラウドの半体(左側)
Claims (2)
- エンジン(5)の前方にラジエータ(13)を配設し、該エンジン(5)とラジエータ(13)との間にファンベルト(19)を介して回転駆動する冷却ファン(20)と、該冷却ファン(20)を覆うファンシュラウド(21)を備えた作業車両において、前記ファンシュラウド(21)を機体の左右一側へ開閉可能に構成したことを特徴とする作業車両。
- ファンシュラウド(21)を左右に分割して形成すると共に、当該ファンシュラウド(21)の半体(21L)を機体の左右一側へ開閉可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006200382A JP2008024198A (ja) | 2006-07-24 | 2006-07-24 | 作業車両 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006200382A JP2008024198A (ja) | 2006-07-24 | 2006-07-24 | 作業車両 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008024198A true JP2008024198A (ja) | 2008-02-07 |
Family
ID=39115274
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006200382A Pending JP2008024198A (ja) | 2006-07-24 | 2006-07-24 | 作業車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008024198A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102733924A (zh) * | 2012-06-07 | 2012-10-17 | 苏州市奥杰汽车技术有限公司 | 一种风扇护风罩装置 |
JP2016043904A (ja) * | 2014-08-27 | 2016-04-04 | 三菱マヒンドラ農機株式会社 | 作業車輌 |
JP2017150207A (ja) * | 2016-02-24 | 2017-08-31 | コベルコ建機株式会社 | 建設機械 |
JP2020195302A (ja) * | 2019-05-31 | 2020-12-10 | 株式会社クボタ | 作業機 |
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2006
- 2006-07-24 JP JP2006200382A patent/JP2008024198A/ja active Pending
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JP7183114B2 (ja) | 2019-05-31 | 2022-12-05 | 株式会社クボタ | 作業機 |
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