JP3291776B2 - 乗用芝刈機 - Google Patents
乗用芝刈機Info
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- JP3291776B2 JP3291776B2 JP21007992A JP21007992A JP3291776B2 JP 3291776 B2 JP3291776 B2 JP 3291776B2 JP 21007992 A JP21007992 A JP 21007992A JP 21007992 A JP21007992 A JP 21007992A JP 3291776 B2 JP3291776 B2 JP 3291776B2
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- hydraulic
- ventilation
- engine
- mower deck
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- Harvester Elements (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フロントモアのよう
な乗用芝刈装置に関するものであり、特に油圧式無段変
速装置(HST)を有する動力車両のオイルク−ラの冷
却を良好に行なわせんとするものである。
な乗用芝刈装置に関するものであり、特に油圧式無段変
速装置(HST)を有する動力車両のオイルク−ラの冷
却を良好に行なわせんとするものである。
【0002】
【従来技術】従来、フロントモアのような乗用芝刈装置
では、座席を挾んで機体の前部に芝刈機を設け、座席後
方にはエンジンやラジエ−タを搭載すると共に、これら
の外周を箱型のボンネットで被覆するように構成してい
る。そして、ボンネットの前部と後部には通気可能な網
状体が取り付けられ、ボンネット前側から吸い込んだ外
気を後部の網状体部分から吐き出す間にボンネット内の
機器を冷却するようにしている。
では、座席を挾んで機体の前部に芝刈機を設け、座席後
方にはエンジンやラジエ−タを搭載すると共に、これら
の外周を箱型のボンネットで被覆するように構成してい
る。そして、ボンネットの前部と後部には通気可能な網
状体が取り付けられ、ボンネット前側から吸い込んだ外
気を後部の網状体部分から吐き出す間にボンネット内の
機器を冷却するようにしている。
【0003】乗用芝刈装置の場合、走行伝動系の中に油
圧式無段変速装置が組み込まれていることが多く、こう
した油圧式無段変速装置を有する動力車両ではオイルク
−ラをボンネットの中に設けざるを得ない。一般的にオ
イルク−ラはラジエ−タの上部に取り付けられることが
多く、この場合ボンネット後部の通気部を塞ぐ形で設置
されるのが普通である。
圧式無段変速装置が組み込まれていることが多く、こう
した油圧式無段変速装置を有する動力車両ではオイルク
−ラをボンネットの中に設けざるを得ない。一般的にオ
イルク−ラはラジエ−タの上部に取り付けられることが
多く、この場合ボンネット後部の通気部を塞ぐ形で設置
されるのが普通である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来装置
の場合、唯一の排気口であるボンネット後部の通気部を
オイルク−ラが塞いでいるためにボンネット内部の熱が
外部に円滑に排出され難く、熱気がボンネット内にこも
ってヒ−トバランスを悪化させるという欠点があった。
の場合、唯一の排気口であるボンネット後部の通気部を
オイルク−ラが塞いでいるためにボンネット内部の熱が
外部に円滑に排出され難く、熱気がボンネット内にこも
ってヒ−トバランスを悪化させるという欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は前記問題点に
鑑みて提案するものであり、次のような技術的手段を講
じた。即ち、機体前部に芝刈装置82を設け、座席8の
後方に燃料タンク15とエンジン12とラジエータ14
とをこの順で設け、これらの外周を箱型のボンネット1
6で被覆してなる乗用芝刈装置において、ボンネット1
6の前部と後部、及び左右両側部に通気可能な網目状の
通気部16a、16b、16c、16dを設け、前側の
通気部16aには燃料タンク15を、後側の通気部16
bにはラジエータ14を臨ませ、左右いずれかの側の通
気部に臨む部位であってエンジン12から離れた部位に
は油圧式無段変速装置26のオイルク−ラ24を横向き
姿勢で設置したことを特徴とする乗用芝刈装置の構成と
する。
鑑みて提案するものであり、次のような技術的手段を講
じた。即ち、機体前部に芝刈装置82を設け、座席8の
後方に燃料タンク15とエンジン12とラジエータ14
とをこの順で設け、これらの外周を箱型のボンネット1
6で被覆してなる乗用芝刈装置において、ボンネット1
6の前部と後部、及び左右両側部に通気可能な網目状の
通気部16a、16b、16c、16dを設け、前側の
通気部16aには燃料タンク15を、後側の通気部16
bにはラジエータ14を臨ませ、左右いずれかの側の通
気部に臨む部位であってエンジン12から離れた部位に
は油圧式無段変速装置26のオイルク−ラ24を横向き
姿勢で設置したことを特徴とする乗用芝刈装置の構成と
する。
【0006】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて、この発
明の実施例を説明する。まず、構成から説明すると、1
は大径の前輪2、2と小径の後輪3、3とを有し、通常
は前輪2、2のみを駆動させて走行する前輪駆動タイプ
の動力車両である。
明の実施例を説明する。まず、構成から説明すると、1
は大径の前輪2、2と小径の後輪3、3とを有し、通常
は前輪2、2のみを駆動させて走行する前輪駆動タイプ
の動力車両である。
【0007】後輪3、3は舵取車輪であり、ステアリン
グハンドル4を回動操作すると、後述する全油圧式操舵
装置5によって油圧シリンダ−6のシリンダ−室内に作
動油が流出入し、後輪3、3を操舵する。7は機体前部
に設けられたステアリングポスト、8は座席、9はステ
ップであり、前輪2、2の上方を覆うフェンダ−10と
一体的に形成されている。
グハンドル4を回動操作すると、後述する全油圧式操舵
装置5によって油圧シリンダ−6のシリンダ−室内に作
動油が流出入し、後輪3、3を操舵する。7は機体前部
に設けられたステアリングポスト、8は座席、9はステ
ップであり、前輪2、2の上方を覆うフェンダ−10と
一体的に形成されている。
【0008】機体後部にはエンジン12、ファン13、
ラジエ−タ14、燃料タンク15等が設けられ、さらに
進行方向に向かってエンジン12の右側にはマフラ−2
0が取り付けられ、また左側にはエア−クリ−ナ23が
設けられている。21はテ−ルパイプである。24はオ
イルク−ラで、後述する油圧式無段変速装置26から作
動油タンク(ミッションケ−ス27)内に排出される油
を冷却する。このオイルク−ラ24は図1に示すように
機体の右側にあって、その冷却面が前後方向に沿うよう
に横向き姿勢で車体28上に取り付けられる。
ラジエ−タ14、燃料タンク15等が設けられ、さらに
進行方向に向かってエンジン12の右側にはマフラ−2
0が取り付けられ、また左側にはエア−クリ−ナ23が
設けられている。21はテ−ルパイプである。24はオ
イルク−ラで、後述する油圧式無段変速装置26から作
動油タンク(ミッションケ−ス27)内に排出される油
を冷却する。このオイルク−ラ24は図1に示すように
機体の右側にあって、その冷却面が前後方向に沿うよう
に横向き姿勢で車体28上に取り付けられる。
【0009】前記したエンジン12、ラジエ−タ14、
燃料タンク15、オイルク−ラ24等は箱型のボンネッ
ト16で覆われており、このボンネット16の前部と後
部及び左右両側部には通風可能な通気部16a、16
b、16c、16dが設けられている。前側の通気部1
6aと右側の通気部16cから流入した外気は燃料タン
ク15とオイルク−ラ24を冷却する。なお、通気部は
目抜き鉄板で構成してもよいが、網状体を張設する形態
としてもよい。
燃料タンク15、オイルク−ラ24等は箱型のボンネッ
ト16で覆われており、このボンネット16の前部と後
部及び左右両側部には通風可能な通気部16a、16
b、16c、16dが設けられている。前側の通気部1
6aと右側の通気部16cから流入した外気は燃料タン
ク15とオイルク−ラ24を冷却する。なお、通気部は
目抜き鉄板で構成してもよいが、網状体を張設する形態
としてもよい。
【0010】また、エンジン12の前部にはクラッチを
収容しているクラッチハウジング17が取付けられ、そ
の伝動後位には油圧式無段変速装置26(HST)が設
けられている。油圧式無段変速装置26はミッションケ
−ス27内に収容されており、油圧式無段変速装置26
の出力軸は図示外の機械式変速装置に接続され、減速さ
れた回転動力が前輪2、2に伝えられるように構成して
いる。
収容しているクラッチハウジング17が取付けられ、そ
の伝動後位には油圧式無段変速装置26(HST)が設
けられている。油圧式無段変速装置26はミッションケ
−ス27内に収容されており、油圧式無段変速装置26
の出力軸は図示外の機械式変速装置に接続され、減速さ
れた回転動力が前輪2、2に伝えられるように構成して
いる。
【0011】なお、30は無段変速装置26用の走行ペ
ダル、32はマスタ−ブレ−キペダルでこのマスタ−ブ
レ−キペダル32を踏み込むと左右の前輪2、2が同時
に制動される。図示は省略したが、ステアリングポスト
7の左側には左右独立した旋回用のペダルとクラッチペ
ダルが設けられている。34は油圧操作レバ−、35は
副変速用の操作レバ−、36はオイルフィルタ−、37
はバッテリ−である。
ダル、32はマスタ−ブレ−キペダルでこのマスタ−ブ
レ−キペダル32を踏み込むと左右の前輪2、2が同時
に制動される。図示は省略したが、ステアリングポスト
7の左側には左右独立した旋回用のペダルとクラッチペ
ダルが設けられている。34は油圧操作レバ−、35は
副変速用の操作レバ−、36はオイルフィルタ−、37
はバッテリ−である。
【0012】次に図3の油圧回路に基づいてオイルク−
ラ24と無段変速装置26、及び他の油圧機器との関連
構成を説明する。40はエンジン12の回転動力にて駆
動される油圧ポンプで、作業機昇降用のメインコントロ
−ルバルブ51と全油圧式操舵装置5のロ−タリバルブ
52に向けて作動油を送り込む。作業機昇降用のメイン
コントロ−ルバルブ51は「中立」、「強制下げ」、
「フリ−フロ−ト」の3位置を有し、前記油圧操作レバ
−34にて適宜切換えられる。
ラ24と無段変速装置26、及び他の油圧機器との関連
構成を説明する。40はエンジン12の回転動力にて駆
動される油圧ポンプで、作業機昇降用のメインコントロ
−ルバルブ51と全油圧式操舵装置5のロ−タリバルブ
52に向けて作動油を送り込む。作業機昇降用のメイン
コントロ−ルバルブ51は「中立」、「強制下げ」、
「フリ−フロ−ト」の3位置を有し、前記油圧操作レバ
−34にて適宜切換えられる。
【0013】全油圧式操舵装置5のロ−タリバルブ52
はステアリングポスト7下部のステアリングユニット5
3に組み込まれており、ステアリングハンドル4を回す
と適宜油路が切換えられ、後輪3、3を操舵する。55
は分流弁で油圧ポンプ50から吐出される作動油の一部
を油路54を介して全油圧式操舵装置5に送り、残りを
油路57を介してモアデッキ昇降用のメインコントロ−
ルバルブ51に送る。
はステアリングポスト7下部のステアリングユニット5
3に組み込まれており、ステアリングハンドル4を回す
と適宜油路が切換えられ、後輪3、3を操舵する。55
は分流弁で油圧ポンプ50から吐出される作動油の一部
を油路54を介して全油圧式操舵装置5に送り、残りを
油路57を介してモアデッキ昇降用のメインコントロ−
ルバルブ51に送る。
【0014】この実施例では、7リットル/分を全油圧
式操舵装置5に送り、13リットル/分をメインコント
ロ−ルバルブ51に送り込むようにしている。したがっ
て、油圧操作レバ−34を「上げ」側に操作すると作動
圧油は油路62を介して単動式油圧シリンダ−64内に
流入し、モアデッキを吊り上げる。反対にこの油圧操作
レバ−34を「下げ」側に操作すると、油圧シリンダ−
64内から排出された作動油は油路65を介してミッシ
ョンケ−ス27内に戻る。
式操舵装置5に送り、13リットル/分をメインコント
ロ−ルバルブ51に送り込むようにしている。したがっ
て、油圧操作レバ−34を「上げ」側に操作すると作動
圧油は油路62を介して単動式油圧シリンダ−64内に
流入し、モアデッキを吊り上げる。反対にこの油圧操作
レバ−34を「下げ」側に操作すると、油圧シリンダ−
64内から排出された作動油は油路65を介してミッシ
ョンケ−ス27内に戻る。
【0015】58、59は夫々油圧式無段変速装置26
の入出力軸であって、出力軸59から図示外の機械式変
速装置に動力が伝えられる。60は無段変速装置26の
チャ−ジ回路(図示省略)に油を供給するための油路で
前記分流弁55から取り出された油を供給するように構
成している。なお、図中符号74は外部油圧取出ユニッ
トであってこの実施例では2連の油圧取出部が設けら
れ、夫々の接続口75、75に図示外の配管を接続した
後、各操作レバ−76、76を操作することによって外
部機器を制御できるようにしている。
の入出力軸であって、出力軸59から図示外の機械式変
速装置に動力が伝えられる。60は無段変速装置26の
チャ−ジ回路(図示省略)に油を供給するための油路で
前記分流弁55から取り出された油を供給するように構
成している。なお、図中符号74は外部油圧取出ユニッ
トであってこの実施例では2連の油圧取出部が設けら
れ、夫々の接続口75、75に図示外の配管を接続した
後、各操作レバ−76、76を操作することによって外
部機器を制御できるようにしている。
【0016】次に機体前部に装着される刈取装置として
のモアとその懸架機構について簡単に説明する。ミッシ
ョンケ−ス27の前部に左右が同時に動く第1リンク7
8、78が枢支され、この第1リンク78、78の先端
部に第2リンク80、80が着脱自在に挿入され、第2
リンク80、80は夫々単独で一定範囲内、上下方向に
揺動できるようにピン83にて枢支している。
のモアとその懸架機構について簡単に説明する。ミッシ
ョンケ−ス27の前部に左右が同時に動く第1リンク7
8、78が枢支され、この第1リンク78、78の先端
部に第2リンク80、80が着脱自在に挿入され、第2
リンク80、80は夫々単独で一定範囲内、上下方向に
揺動できるようにピン83にて枢支している。
【0017】第2リンク80、80の先端には、3枚の
刈刃81の外周を覆うモアデッキ82が取り付けられ、
モアデッキ82の後部は、ロッド84、抜け止めピン8
5及びカラ−86からなる吊り下げ具87により吊持さ
れる。吊り下げ具87はモアデッキ82の一定以上の垂
れ下がりを規制するもので、モアデッキ82の上方への
移動は許容する。したがって、作業中にモアデッキ82
が上向きの力を受けたとき、モアデッキ82は上方には
退避できるように構成している。
刈刃81の外周を覆うモアデッキ82が取り付けられ、
モアデッキ82の後部は、ロッド84、抜け止めピン8
5及びカラ−86からなる吊り下げ具87により吊持さ
れる。吊り下げ具87はモアデッキ82の一定以上の垂
れ下がりを規制するもので、モアデッキ82の上方への
移動は許容する。したがって、作業中にモアデッキ82
が上向きの力を受けたとき、モアデッキ82は上方には
退避できるように構成している。
【0018】88はゲ−ジ輪、89はモアデッキ82後
部に取り付けられた尾輪、90はギヤケ−スである。ギ
ヤケ−ス90の入力軸92とミッションケ−ス27前部
から前方に向けて突設されたPTO軸95とはユニバ−
サルジョイント98を介して連動連結され、このPTO
軸95が回転するとモアデッキ82内に左右横方向に適
当間隔をあけて軸支された刈刃81が平面から見て時計
方向に回転駆動されるように構成している。
部に取り付けられた尾輪、90はギヤケ−スである。ギ
ヤケ−ス90の入力軸92とミッションケ−ス27前部
から前方に向けて突設されたPTO軸95とはユニバ−
サルジョイント98を介して連動連結され、このPTO
軸95が回転するとモアデッキ82内に左右横方向に適
当間隔をあけて軸支された刈刃81が平面から見て時計
方向に回転駆動されるように構成している。
【0019】モアデッキ82の左右横方向一側(実施例
では右側)には刈った草や芝を放出する草排出口100
が設けられ、刈り放し作業以外の例えばコレクタ作業を
行なう場合にはこの草排出口100に図示外のシュ−タ
が接続され、ボンネット16上方に載置したコレクタに
刈った芝や草を回収するように構成している。図5乃至
図7はモアデッキ82及びギヤケ−ス90の取付詳細構
造を示すものである。図7に示す如く、モアデッキ82
の前部に形成した草排出通路101は他の部分よりも一
段高く形成されており、草排出通路101の上面には下
方が開口した断面コ字型の取付台102が固着されてい
る。
では右側)には刈った草や芝を放出する草排出口100
が設けられ、刈り放し作業以外の例えばコレクタ作業を
行なう場合にはこの草排出口100に図示外のシュ−タ
が接続され、ボンネット16上方に載置したコレクタに
刈った芝や草を回収するように構成している。図5乃至
図7はモアデッキ82及びギヤケ−ス90の取付詳細構
造を示すものである。図7に示す如く、モアデッキ82
の前部に形成した草排出通路101は他の部分よりも一
段高く形成されており、草排出通路101の上面には下
方が開口した断面コ字型の取付台102が固着されてい
る。
【0020】103は前記ギヤケ−ス90を取り付ける
ためのベ−ス台で、板厚が比較的厚く形成され、後端は
下方に折り返されてモアデッキ82後部上面に固定さ
れ、ベ−ス台103の前端部は前記取付台102にボル
ト104にて締着されている。前記取付台102の前部
には左右1対のロ−ラ支持ブラケット105が固着さ
れ、その下端に溶着したプレ−ト106を介してロ−ラ
110が支持されている。
ためのベ−ス台で、板厚が比較的厚く形成され、後端は
下方に折り返されてモアデッキ82後部上面に固定さ
れ、ベ−ス台103の前端部は前記取付台102にボル
ト104にて締着されている。前記取付台102の前部
には左右1対のロ−ラ支持ブラケット105が固着さ
れ、その下端に溶着したプレ−ト106を介してロ−ラ
110が支持されている。
【0021】図中符号111は前記ギヤケ−ス90から
下向きに突出する軸112に固着されたプ−リで、この
プ−リ111と、図示は省略するが刈刃81を駆動する
軸の上部に固着されたプ−リ間にベルトを巻き回して刈
刃81を回転させる。図7に示す如く、このプ−リ11
1とモアデッキ82上面との間には隙間が形成されてい
るので、ベルトの交換が容易である。
下向きに突出する軸112に固着されたプ−リで、この
プ−リ111と、図示は省略するが刈刃81を駆動する
軸の上部に固着されたプ−リ間にベルトを巻き回して刈
刃81を回転させる。図7に示す如く、このプ−リ11
1とモアデッキ82上面との間には隙間が形成されてい
るので、ベルトの交換が容易である。
【0022】114はベルト伝動部を覆うカバ−で、こ
の実施例では4枚のカバ−で構成され、各々着脱自在に
構成されている。各カバ−114はボルトでモアデッキ
82上面に固定しても良いが、ワンタッチ式の係止具1
15にすると簡単に着脱できて便利である。118はモ
アデッキ82下部に固着された補強部材である。この実
施例では補強部材118と前記取付台102とはロ−ラ
支持ブラケット105、プレ−ト106で相互に連結さ
れているので、ロ−ラ110に地面から強い反力が加わ
ってもその外力を分散でき、モアデッキ82の一部を破
損させることがない。
の実施例では4枚のカバ−で構成され、各々着脱自在に
構成されている。各カバ−114はボルトでモアデッキ
82上面に固定しても良いが、ワンタッチ式の係止具1
15にすると簡単に着脱できて便利である。118はモ
アデッキ82下部に固着された補強部材である。この実
施例では補強部材118と前記取付台102とはロ−ラ
支持ブラケット105、プレ−ト106で相互に連結さ
れているので、ロ−ラ110に地面から強い反力が加わ
ってもその外力を分散でき、モアデッキ82の一部を破
損させることがない。
【0023】次に上例の作用を説明する。エンジン12
の回転動力を各回転部に伝えて機体を前進させると、回
転している刈刃81によって芝や草は刈り取られ、モア
デッキ82内の草は草排出通路101内を通ってモアデ
ッキ82右側の排出口から排出される。作業中は、モア
デッキ82の前部はゲ−ジ輪88で支えられ、モアデッ
キ82の後側は地面から僅かに離れた状態で支えられて
おり、モアデッキ82の下面は地面に対して略平行にな
って支えられている。このとき、地面の凹凸変化によっ
てモアデッキ82の左右方向一側が上動する力を地面か
ら受けると吊り下げ具87のロッド84が上方に移動
し、モアデッキ82を上方に退避させる。
の回転動力を各回転部に伝えて機体を前進させると、回
転している刈刃81によって芝や草は刈り取られ、モア
デッキ82内の草は草排出通路101内を通ってモアデ
ッキ82右側の排出口から排出される。作業中は、モア
デッキ82の前部はゲ−ジ輪88で支えられ、モアデッ
キ82の後側は地面から僅かに離れた状態で支えられて
おり、モアデッキ82の下面は地面に対して略平行にな
って支えられている。このとき、地面の凹凸変化によっ
てモアデッキ82の左右方向一側が上動する力を地面か
ら受けると吊り下げ具87のロッド84が上方に移動
し、モアデッキ82を上方に退避させる。
【0024】一方、作業中においてボンネット16内に
は外気が通気部16a、16c、16dから吸い込ま
れ、エンジン12やマフラ−20、オイルク−ラ24等
の補器を冷却する。即ち、座席8後方の通気部16a
と、オイルク−ラ24に面している通気部16cとから
入った外気は燃料タンク15、オイルク−ラ24等を冷
却してエンジン12の側方を通過し、さらにマフラ−2
0を冷却し、ラジエ−タ14のコアの間を通過してボン
ネット16後部の通気部16aから機外に排出される。
は外気が通気部16a、16c、16dから吸い込ま
れ、エンジン12やマフラ−20、オイルク−ラ24等
の補器を冷却する。即ち、座席8後方の通気部16a
と、オイルク−ラ24に面している通気部16cとから
入った外気は燃料タンク15、オイルク−ラ24等を冷
却してエンジン12の側方を通過し、さらにマフラ−2
0を冷却し、ラジエ−タ14のコアの間を通過してボン
ネット16後部の通気部16aから機外に排出される。
【0025】特にこの実施例では、エア−クリ−ナ23
がマフラ−20やオイルク−ラ24と反対側にあり、通
気部16dから外気を吸い込む構成としているので、エ
ア−クリ−ナ23に熱い空気が流入する恐れが少ない。
がマフラ−20やオイルク−ラ24と反対側にあり、通
気部16dから外気を吸い込む構成としているので、エ
ア−クリ−ナ23に熱い空気が流入する恐れが少ない。
【0026】
【発明の効果】この発明は前記の如く、機体前部に芝刈
装置82を設け、座席8の後方に燃料タンク15とエン
ジン12とラジエータ14とをこの順で設け、これらの
外周を箱型のボンネット16で被覆してなる乗用芝刈装
置において、ボンネット16の前部と後部、及び左右両
側部に通気可能な網目状の通気部16a、16b、16
c、16dを設け、前側の通気部16aには燃料タンク
15を、後側の通気部16bにはラジエータ14を臨ま
せ、左右いずれかの側の通気部に臨む部位であってエン
ジン12から離れた部位には油圧式無段変速装置26の
オイルク−ラ24を横向き姿勢で設置したものであるか
ら、ボンネット16の前側に設けた通気部16aから流
入した流れの速い外気は燃料タンク15を冷却した後、
エンジン12、ラジエータ14を順次冷却し、ボンネッ
ト16後側の通気部16bから排出される。従って、ボ
ンネット16内にはエンジン12が発する熱気が篭るこ
とがない。そして、前側から後側に向かう速い流れの外
気によってボンネット16の左右の通気部16c,16
dからは比較的流速の遅い外気が流れ込み、この流速の
遅い外気によってオイルクーラ24は冷却される。この
とき、左右の通気部16c,16dから入る外気の流れ
は遅いためにこの通気部16c,16dには塵埃等が 付
着しにくく、このため、オイルクーラ24に対しては清
浄で冷たい外気が取り入れられることになって車体上に
横向き姿勢で設置されたオイルクーラ24を確実に冷却
することができる。 また、オイルクーラ24はエンジン
12から離れた部位に設けられているのでエンジン12
の熱の影響も少ない。
装置82を設け、座席8の後方に燃料タンク15とエン
ジン12とラジエータ14とをこの順で設け、これらの
外周を箱型のボンネット16で被覆してなる乗用芝刈装
置において、ボンネット16の前部と後部、及び左右両
側部に通気可能な網目状の通気部16a、16b、16
c、16dを設け、前側の通気部16aには燃料タンク
15を、後側の通気部16bにはラジエータ14を臨ま
せ、左右いずれかの側の通気部に臨む部位であってエン
ジン12から離れた部位には油圧式無段変速装置26の
オイルク−ラ24を横向き姿勢で設置したものであるか
ら、ボンネット16の前側に設けた通気部16aから流
入した流れの速い外気は燃料タンク15を冷却した後、
エンジン12、ラジエータ14を順次冷却し、ボンネッ
ト16後側の通気部16bから排出される。従って、ボ
ンネット16内にはエンジン12が発する熱気が篭るこ
とがない。そして、前側から後側に向かう速い流れの外
気によってボンネット16の左右の通気部16c,16
dからは比較的流速の遅い外気が流れ込み、この流速の
遅い外気によってオイルクーラ24は冷却される。この
とき、左右の通気部16c,16dから入る外気の流れ
は遅いためにこの通気部16c,16dには塵埃等が 付
着しにくく、このため、オイルクーラ24に対しては清
浄で冷たい外気が取り入れられることになって車体上に
横向き姿勢で設置されたオイルクーラ24を確実に冷却
することができる。 また、オイルクーラ24はエンジン
12から離れた部位に設けられているのでエンジン12
の熱の影響も少ない。
【図1】乗用芝刈機の全体側面図である。
【図2】要部の斜視図である。
【図3】油圧回路図である。
【図4】モアデッキの懸架機構の斜視図である。
【図5】モアデッキの正面図である。
【図6】要部の斜視図である。
【図7】要部の断面図である。
1 動力車輌 2 前輪 3 後輪 4 ステアリングハンドル 5 全油圧式操舵装置 9 ステップ 10 フェンダ− 12 エンジン 14 ラジエ−タ 15 燃料タンク 16 ボンネット 20 マフラ− 23 エア−クリ−ナ 24 オイルク−ラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭64−22217(JP,U) 実開 昭62−65317(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01P 11/08 A01D 34/64 B60K 11/02
Claims (1)
- 【請求項1】 機体前部に芝刈装置82を設け、座席8
の後方に燃料タンク15とエンジン12とラジエータ1
4とをこの順で設け、これらの外周を箱型のボンネット
16で被覆してなる乗用芝刈装置において、ボンネット
16の前部と後部、及び左右両側部に通気可能な網目状
の通気部16a、16b、16c、16dを設け、前側
の通気部16aには燃料タンク15を、後側の通気部1
6bにはラジエータ14を臨ませ、左右いずれかの側の
通気部に臨む部位であってエンジン12から離れた部位
には油圧式無段変速装置26のオイルク−ラ24を横向
き姿勢で設置したことを特徴とする乗用芝刈装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP21007992A JP3291776B2 (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | 乗用芝刈機 |
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JP21007992A Expired - Fee Related JP3291776B2 (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | 乗用芝刈機 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US6202777B1 (en) * | 1999-05-21 | 2001-03-20 | Deere & Company | Engine enclosure with cooling air baffle |
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JP5210340B2 (ja) * | 2010-03-08 | 2013-06-12 | 株式会社クボタ | 草刈機 |
-
1992
- 1992-08-06 JP JP21007992A patent/JP3291776B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
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JP2016158536A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | 井関農機株式会社 | 乗用型草刈機 |
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