JP6150169B2 - 作業車輌の原動部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、作業車輌の原動部構造に関するものである。
コンバインのエンジンの冷却効果を高めるために、特許文献1には、エンジンルームに機体外側から内側に向かってラジエータ、ファン、油圧式無段変速機及びエンジンを並列に配置し、ファンにエンジンの回転(駆動力)を伝達する回転軸を三つ脚形状の支持部材により回転自在に軸支する原動部構造が開示されている。
特開2013−154778号公報
しかし、特許文献1記載の発明における原動部は、油圧式無段変速機により回転軸に巻回されたベルトの回転方向の切換え時に発生するベルトの横引き荷重の繰返し変動によって、回転軸を軸支する支持部材が変形しファンの回転が低下する虞があった。
また、ファンの機体内側に三の脚部が延設されているために、該脚部によりファンの送風が阻害され、ファンの吸入・排気効率が低下する虞があった。
そこで、本発明の主たる課題は、かかる問題点を解消することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
請求項1に係る発明は、操作者が搭乗する操縦席(6)の下方にエンジンルーム(8)を設け、前記エンジンルーム(8)におけるエンジン(E)よりも外側の部位にラジエータ(80)を配置し、該ラジエータ(80)の外側の部位に濾過体(12)を配置し、前記エンジン(E)とラジエータ(80)の間の部位にはファン(40)を配置し、前記エンジン(E)の駆動力を変速してファン(40)を駆動する正逆転出力可能な油圧式無段変速機(30)を設け、前記ファン(40)を支持する回転軸(41)に設けたプーリ(42)と、前記油圧式無段変速機(30)の出力軸(33)に設けたプーリ(34)とにベルト(35)を巻回し、前記回転軸(41)の軸心方向から視て、複数のフレーム(43,44)を前記ベルト(35)を挟んで平行に配置し、該複数のフレーム(43,44)間に架設された支持部(45)によって前記回転軸(41)を回転自在に軸支し、前記ファン(40)の外周部を取囲むシュラウド(81)を、前記ラジエータ(80)を支持するラジエータフレーム(82)における機体の内側の内面部位に設け、前記複数のフレーム(43,44)の各両端部(43A、43B、44A、44B)を、前記シュラウド(81)における機体の内側の内面部位に固着するとともに、該複数のフレーム(43,44)の長手方向での中央部(43C,44C)に前記支持部(45)を連結し、前記回転軸(41)の軸心と直交する方向から視て、前記ベルト(35)を前記中央部(43C,44C)と平行に配置した作業車輌の原動部構造である。
請求項に係る発明は、前記支持部(45)において、回転軸(41)を軸受けする支持中心部(45C)の外径を、前記ファン(40)の羽根(40A)の基部を支持する中心部(40B)の外径よりも小径に形成した請求項記載の作業車輌の原動部構造である。
請求項に係る発明は、前記出力軸(33)を回転自在に軸支する支持部(60)を、前記シュラウド(81)における機体の内側の内面部位に設け、前記回転軸(41)の軸心方向から視て、該支持部(60)を、前記ファン(40)の外周部に配置し、前記複数のフレーム(43,44)の上側端部(43B,44B)を、前記支持部(60)の両側面部にそれぞれ固着した請求項1又は2記載の作業車輌の原動部構造である。
請求項1記載の発明によれば、側面視においてベルト(35)を挟んで平行に配置した複数のフレーム(43,44)間に架設された支持部(45)で回転軸(41)を回転自在に軸支しているので、油圧式無段変速機(30)による正逆転切換え時にベルト(35)に大きな張力変動が発生しても、フレーム(43,44)の変形が防止され、ファン(40)の正逆転駆動を好適に維持することができる。
また、複数のフレーム(43,44)がファン(40)の送風の障害になりにくく、エンジン(E)を効率良く冷却することができる。
さらに、ファン(40)の外周部を取囲むシュラウド(81)を、ラジエータ(80)を支持するラジエータフレーム(82)における機体の内側の内面部位に設け、複数のフレーム(43,44)の各両端部(43A、43B、44A、44B)を、シュラウド(81)における機体の内側の内面部位に固着するとともに、複数のフレーム(43,44)の長手方向での中央部(43C,44C)に支持部(45)を連結し、回転軸(41)の軸心と直交する方向から視て、ベルト(35)を中央部(43C,44C)と平行に配置しているので、ベルト(35)と複数のフレーム(43、44)の干渉を防止してベルト(35)の耐久性を高めることができる。また、保守・点検作業時に作業者がベルト(35)に接触することを防止することができ、保守・点検作業の安全性を高めることができる。
請求項記載の発明によれば、請求項記載の発明の効果に加えて、支持部(45)において回転軸(41)を軸受けする支持中心部(45C)の外径を、ファン(40)の羽根(40A)の基部を支持する中心部(40B)の外径よりも小径に形成しているので、支持部(45)の中心部(45C)がファン(40)の送風の障害になりにくく、エンジン(E)をさらに効率良く冷却することができる。
請求項記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明の効果に加えて、出力軸(33)を回転自在に軸支する支持部(60)を、シュラウド(81)における機体の内側の内面部位に設け、回転軸(41)の軸心方向から視て、支持部(60)を、ファン(40)の外周部に配置し、複数のフレーム(43,44)の上側端部(43B,44B)を、支持部(60)の両側面部にそれぞれ固着しているので、フレーム(43,44)の変形に対する剛性をさらに高めることができ、ファン(40)の正逆転駆動をより好適に維持することができる。
また、支持部(60)がファン(40)の送風の障害になりにくく、エンジン(E)を効率良く冷却することができる。
コンバインの右側面図である。 コンバインの左側面図である。 コンバインの平面図である。 油圧式無段変速装置の支持構造を説明する正面図である。 油圧式無段変速装置の支持構造を説明する左側面図である。 油圧式無段変速装置の支持構造を説明する拡大左側面図である。 エンジンルームのファンの右側面説明図である。 エンジンルームのファンと油圧式無段変速装置の平面説明図である。 エンジンルームのファンと油圧式無段変速装置の正面説明図である。 油圧式無段変速装置のプーリ側の出力軸の支持構造を説明する、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。 エンジンルームを右側面説明図である。 エンジンルームの正面説明図である。 操縦部の下側のエンジンルームの構造を説明する、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。 エンジンルームの前側面の開閉を説明する右側面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ詳説する。なお、理解を容易にするために便宜的に方向を示して説明しているが、これらにより構成が限定されるものではない。
コンバインは、図1〜3に示すように、機体フレーム1の下方には、土壌面を走行するための左右一対のクローラからなる走行装置2が配置され、機体フレーム1の上方左側には、脱穀・選別を行う脱穀装置3が配置され、脱穀装置3の前方には、圃場の穀を収穫する刈取装置4が配置されている。脱穀装置3で脱穀・選別された穀粒は、脱穀装置3の右側に配置されたグレンタンク5に貯留され、貯留された穀粒は、排出筒7によって外部に排出される。
機体フレーム1の上方右側には、操作者が搭乗する操作部を備えた操縦席6が配置され、操縦席6の下方には、エンジンルーム8が配置されている。また、エンジンルーム8の右側には、エンジンルーム8の保守・点検用のカバー11が装着されており、カバー11には、目抜き鉄板等から形成された濾過体12が取付けられている。
なお、カバー11の濾過体12A、12B、12Cの目合いは、同一にすることもできるが、ファン40と対向する部位の上側に配置されている濾過体12Aの目合いを大きくし、ファン40と対向する部位に配置されている濾過体12B、12Cの目合いを小さくするのが好適である。
エンジンルーム8の内側には、図4に示すように、エンジンEが配置され、外気を吸入する上流側であるエンジンEの右側には、一定の間隔を隔ててエンジンEによって加熱された冷却水を冷却するラジエータ80が配置されている。なお、エンジンEは、エンジンEから発生する振動の伝達を防止するために、エンジンマウント24を介して機体フレーム1に取付けられている。
ラジエータ80の下部は、支持部材を介して機体フレーム1に支持され、ラジエータ80の左側部位には、側面視(後述する回転軸41の軸心方向視)において略四角形状に形成されたラジエータフレーム82が装着されている。また、ラジエータフレーム82の左側面には、ファン40の正転駆動状態時の外気の吸入効率と逆転駆動状態時の内気の排気効率を高めるために、ファン40と対向する部位に開口部81Aが形成され、ファン40の外周部を取囲むシュラウド81が着脱自在に取付けられている。
エンジンEとラジエータ80の間には、ファン用油圧式無段変速装置(請求項における「油圧式無段変速装置」)30により正転駆動状態と逆転駆動状態に切換えられるファン40が配置されている。正転駆動状態時のファン40は、外気をエンジンルーム8の内側に向かって吸入し、逆転駆動状態時のファン40は、エンジンルーム8の内側の内気を外部に向かって排気し、濾過体12A、12B、12Cに付着した藁屑等の粉塵を除去する。
また、ラジエータ80の右側には、一定の間隔を隔てて走行用ミッション等の駆動用オイルを冷却するオイルクーラ85と、エンジンEの燃焼用の混合気を冷却するインタークーラ90が配置されている。なお、オイルクーラ85とインタークーラ90は、ラジエータ80とエンジンルーム8のカバー11の間に配置されており、支持部材を介して機体フレーム1に支持されている。
エンジンルーム8の上部には、図11,12に示すように、エンジンEに供給する空気内の粉塵を除去するエアクリーナ50が配置されている。エンジンEで加熱されたエンジンルーム8内の内気をエアクリーナ50が吸気するのを防止するために、外気を吸入する上流側との反対側のエアクリーナ50の吸気口50Aの左側には、エンジンEで加熱されたエンジンルーム8内の内気の流れを遮断する遮風板51が設けられている。なお、遮風板51は、側面視において略直角三角形状に形成されており、エアクリーナ50側の遮風板51の下部は、エンジンEで加熱された内気の吸気を防止するために、エアクリーナ50の外周に沿うように円弧状の切欠き部51Aが形成されている。
エンジンEによって加熱されたエンジンルーム8内の内気や、エンジンE等の駆動によって発生する騒音の操縦席6への影響を防止するために、図13,14に示すように、操縦席6の下側に位置するエンジンルーム8の上側プレート14は、外側プレート14Aと内側プレート14Bを積層した2重構造に形成されている。
同様に、操縦席6のステップ側に位置するエンジンルーム8の前側プレート13は、外側プレート13Aと内側プレート13Bを積層した2重構造に形成されている。もとは、2枚のプレートを積層した2重構造に形成されている。なお、外側プレート14Aと外側プレート13Aを折曲げ加工により一体形成され、同様に、内側プレート14Bと内側プレート13Bも折曲げ加工により一体形成されている。
前側プレート13の略中央部には、エンジンルーム8内のベルト35、テンショナーム35Aに接続されたスプリング35Cの張力調整等の保守、点検作業を行なうために、開閉自在な点検窓15が設けられている。点検窓15は、外側プレート15Aと内側プレート15Bを積層した2重構造に形成されている。なお、エンジンEによって加熱されたエンジンルーム8内の内気や、エンジンE等の駆動によって発生する騒音の操縦席6への影響を防止するために、点検窓15の閉鎖時には、点検窓15の外側プレート15Aは、前側プレート13の外側プレート13Aに隣接して配置され、点検窓15の内側プレート15Bは、前側プレート13の内側プレート13Bに隣接して配置されている。
エンジンEの回転は、図5,6に示すように、クランク軸21を介して、クランク軸21に装着されたプーリ22に伝動される。プーリ22に伝動された回転は、プーリ22と走行用油圧式無段変速装置70の入力軸71に装着されたプーリ72に巻回されたベルト23を介して、プーリ72に伝動される。なお、ベルト23の張力は、先端部にロール23Bを備えたテンションアーム23Aにより所定の張力に維持されている。
プーリ72に伝動された回転は、プーリ72とファン用油圧式無段変速装置30の入力軸31に装着されたプーリ32に巻回されたベルト73を介して、プーリ32に伝動される。なお、ベルト73の張力は、先端部にロール73Bを備えたテンションアーム73Aにより所定の張力に維持されている。
プーリ32に伝動された回転は、図7〜9に示すように、入力軸31を介して、ファン用油圧式無段変速装置30に伝動される。ファン用油圧式無段変速装置30に伝動された回転は、ファン用油圧式無段変速装置30により回転の増減速、回転方向の正転・逆転方向への切換えが行なわれた後に、ファン用油圧式無段変速装置30からファン40側に向かって延出する出力軸33に出力される。出力軸33に出力された回転は、ファン40側の出力軸33の端部に装着されたプーリ34に伝動される。なお、ファン40の正転駆動状態時の外気の吸入効率と逆転駆動状態時の内気の排気効率を高めるために、プーリ34は、ファン40の外周部よりも外側の前側上部に配置されている。
プーリ34に伝動された回転は、プーリ34とファン40の回転軸41に装着されたプーリ42に巻回されたベルト35を介して、プーリ42に伝動される。プーリ42に伝動された回転は、回転軸41を介して、ファン40に伝動されファン40を正転駆動状態または逆転駆動状態に回転させる。なお、ファン40の正転駆動状態時の外気の吸入効率と逆転駆動状態時の内気の排気効率を高めるために、プーリ42の外径は、ファン40の中心部40Bの外径よりも小さく形成されている。また、ベルト35の張力は、先端部にロール35Bを備えたテンションアーム35Aにより所定の張力に維持されている。
<ファン及びファンの支持構造>
次に、ファン40及びファン40の支持構造について説明する。ファン40は、図7〜9に示すように、羽根40Aと、羽根40Aの基部を支持する中心部40Bから形成され、中心部40Bは、回転軸41の右側端部に装着されている。
回転軸41は、回転軸41における中心部40Bを装着した部位の左側近傍に並設した2個のベアリングを介して、支持部45に回転自在に軸支されている。支持部45は、図7に示すように、略楕円形状に形成されており、長手方向の両端部45A,45Bは、それぞれフレーム43,44に固着されている。また、ファン40の正転駆動状態時の外気の吸入効率と逆転駆動状態時の内気の排気効率を高めるために、支持部45の中心部(請求項における「支持中心部」)45Cの外径は、ファン40の中心部40Bの外径よりも小さく形成されている。
フレーム43は、図8,9に示すように、円弧状の上下端部43A,43Bと、上下端部43A,43Bを繋ぐ略直線状の中央部43Cから形成されている。下側端部43Aは、図7に示すように、シュラウド81の後部下側における開口部81Aの近傍に固着され、上側端部43Bは、シュラウド81の前部上側における開口部81Aの近傍に固着され、中央部43Cは、ファン40の中心部40Bの上側を、シュラウド81の後部下側からシュラウド81の前部上側に向かって延在している。なお、フレーム43は、ファン40による外気または内気の送風抵抗を小さくするために、断面を円形状に形成するのが好適である。
同様に、フレーム44は、円弧状の上下端部44A,44Bと、上下端部44A,44Bを繋ぐ略直線状の中央部44Cから形成されている。下側端部44Aは、図7に示すように、シュラウド81の後部下側における開口部81Aの近傍に固着され、上側端部44Bは、シュラウド81の前部上側における開口部81Aの近傍に固着され、中央部44Cは、ファン40の中心部40Bの下側を、シュラウド81の後部下側からシュラウド81の前部上側に向かって延在している。なお、フレーム43は、ファン40による外気または内気の送風抵抗を小さくするために、断面を円形状に形成するのが好適である。
フレーム43,44は、図7に示すように、プーリ34とプーリ42に巻回されたベルト35の横引き荷重による回転軸41等の変形を防止するために、側面視においてプーリ34とプーリ42に巻回されたベルト35をフレーム43,44の間に配置するようにシュラウド81の後部下側から前部上側に向けて平行に延設している。
また、フレーム43,44は、図8,9に示すように、ベルト35等の保守・点検時の安全性を高めるために、プーリ34とプーリ42に巻回されたベルト35とフレーム43,44の中央部43C,44Cが略平行、すなわち、シュラウド81左面からベルト35と中央部43C,44Cが同一離間距離に配置されている。
なお、ファン40の正転駆動状態時の外気の吸入効率と逆転駆動状態時の内気の排気効率を高めるために、フレーム43,44は、ファン40の中心部40Bを中心として上下方向に対称な位置に配置し、フレーム43,44の間隔をファン40の中心部40Bの外径よりもわずかに大きくするのが好適である。
<プーリ側の出力軸の端部の支持構造>
次に、プーリ34側の出力軸33の端部の支持構造について説明する。プーリ34側の出力軸33の端部は、図10に示すように、支持60により支持されている。支持60は、側面視においてシュラウド81の開口部81A側に台形形状の切欠き部61Aが形成された第1フレーム61と、側面視において第1フレーム61の切欠き部61Aと反対面に締結手段によって着脱自在に装着された第2フレーム62と、側面視において第1フレーム61の上側傾斜面に固着された第3フレームから構成されている。第1フレーム61の下側傾斜面には、ロール35Bと反対側のテンションアーム35Aの基部に接続された押圧を調整するスプリング35Cの下部を取付けるステー64が固着されている。
ファン40の正転駆動状態時の外気の吸入効率と逆転駆動状態時の内気の排気効率を高めるために、第1フレーム61、第2フレーム62、第3フレーム、及びステー64は、ファン40の外周部よりも外側に配置されている。また、フレーム43,44の間隔の変動を防止するために、側面視において第3フレームの上側側部には、フレーム43の上側端部43Bが固着され、第1フレーム61の下側側部には、フレーム44の上側端部44Bが固着されている。
第1フレーム61は、平面視において略逆L字形状に形成され、右端部はシュラウド81に固着され、右端部からプーリ34を装着した出力軸33の端部位よりも左側に延在した後に、後方に向かって延在している。また、正面視において(回転軸41の軸心に直交する方向から視て)も略逆L字形状に形成され、右端部はシュラウド81に固着され、右端部からプーリ34を装着した出力軸33の端部位よりも左側に延在した後に、上方に向かって延在している。
テンションアーム35Aは、図7に示すように、第1フレーム61に設けられた支軸35Dを中心に回転する。また、ファン40の正転駆動状態時の外気の吸入効率と逆転駆動状態時の内気の排気効率を高めるために、テンションアーム35Aの先端部に設けられたロール35Bは、第1フレーム61の切欠き部61Aに臨みなから移動する。
第2フレーム62は、断面形状が略L形状に形成され、第1フレーム61と反対側の第2フレーム62の先端側は、側面視において半円弧状の切欠き部62Aが形成されており、出力軸33の端部に設けられたベアリングの外周枠に固着されている。また、第2フレーム62は、平面視において略長方形状に形成され、正面視においても略長方形状に形成されている。
第3フレーム63は、板状のプレートから形成され、第3フレーム63の上部は、側面視においてラジエータ80の上部に接続されるゴム製のホースとベルト35の干渉を防止するために、ホースをプーリ34から離間した位置に案内するために、プーリ34とは反対側に円弧状に湾曲している。また、第3フレーム63は、平面視において略長方形状に形成され、ファン40を正転駆動状態から逆転駆動状態への切換え状態時に発生するベルト35の膨らみによる早期劣化を防止するために、正面視においては、プーリ34の後側に略長方形状に形成されている。
<ファン用油圧式無段変速装置の支持構造>
次に、ファン用油圧式無段変速装置30の支持構造について説明する。ファン用油圧式無段変速装置30の駆動によって発生する振動、騒音の操縦席6への伝播を防止するために、ファン用油圧式無段変速装置30を搭載する載台30Aは、2本の前後支持フレーム37,38によって支持されている。なお、前後支持フレーム37,38は、機体フレーム1を介して、操縦席6を支持する支持フレーム6A,6Bと接続されているが、直接的には接続されていない。
前側フレーム37の下部は、図4に示すように、走行用油圧式無段変速装置70が装着されたトランスミッション74の上側部に設けられた接続フレーム75に固着され、前側フレーム37は、正面視において下部から上方に向かって直線状に延在して、前側フレーム37の上部は、ファン用油圧式無段変速装置30の左右方向の重心位置である載台30Aの左右方向の略中心部に固着されている。
また、前側フレーム37は、図5,6に示すように、左側面視において下部から上方に向かって直線状に延在した後に、後側に向かって略90度湾曲し、その後に後側に向かって延在して上部に至り、前側フレーム37の上部は、ファン用油圧式無段変速装置30を搭載する載台30Aの前後方向の前部に固着されている。
後側フレーム38の下部は、図4に示すように、刈取装置4の後部を支持する左右方向に延設する支軸55の両端部を支持する左右懸架台56A,56Bの右側懸架台の側部に締結手段によって締結され、後側フレーム38は、正面視において下部から上方略11時の方向に向かって直線状に延在した後に、左側に向かって略90度湾曲し、その後に左側に向かって延在して上部に至り、後側フレーム38の上部は、ファン用油圧式無段変速装置30の左右方向の重心位置である載台30Aの左右方向の略中心部に固着されている。なお、後側フレーム38の上部は、前側フレーム37の上部よりも後側の載台30Aの後部に固着されている。
また、後側フレーム38は、図5,6に示すように、左側面視において下部から上方に向かって直線状に延在して上部に至り、後側フレーム38の上部は、ファン用油圧式無段変速装置30を搭載する載台30Aの前後方向の後部に固着されている。
先端部にロール23Bを備えたテンションアーム23Aの組立作業を容易にするために、テンションアーム23Aを回転自在に支持する支軸23Dを接続フレーム75に設け、ロール23Bとは反対側のテンションアーム23Aの基部に接続された押圧を調整するスプリング23Cの上部を取付けるステー37Aを前側支持フレーム37の湾曲部の左面に設けるのが好適である。
また、先端部にロール73Bを備えたテンションアーム73Aの組立作業を容易にするために、テンションアーム73Aを回転自在に支持する支軸73Dを前側支持フレーム37の湾曲部に設け、ロール73Bとは反対側のテンションアーム73Aの基部に接続された押圧を調整するスプリング73Cの上部を取付けるステー30Bをファン用油圧式無段変速装置30の左側面に設けるのが好適である。
本発明は、農業用作業車輌に適用できるものである。
6 操縦席
8 エンジンルーム
12 濾過体
30 ファン用油圧式無段変速装置(油圧式無段変速装置)
33 出力軸
34 プーリ
35 ベルト
40 ファン
40A 羽根
40B 中心部
41 回転軸
42 プーリ
43 フレーム
43A 端部
43B 端部
43C 中央部
44 フレーム
44A 端部
44B 端部
44C 中央部
45 支持部
45C 中心部(支持中心部)
60 支持部
80 ラジエータ
81 シュラウド
82 ラジエータフレーム
E エンジン

Claims (3)

  1. 操作者が搭乗する操縦席(6)の下方にエンジンルーム(8)を設け、
    前記エンジンルーム(8)におけるエンジン(E)よりも外側の部位にラジエータ(80)を配置し、該ラジエータ(80)の外側の部位に濾過体(12)を配置し、前記エンジン(E)とラジエータ(80)の間の部位にはファン(40)を配置し、
    前記エンジン(E)の駆動力を変速してファン(40)を駆動する正逆転出力可能な油圧式無段変速機(30)を設け、
    前記ファン(40)を支持する回転軸(41)に設けたプーリ(42)と、前記油圧式無段変速機(30)の出力軸(33)に設けたプーリ(34)とにベルト(35)を巻回し、
    前記回転軸(41)の軸心方向から視て、複数のフレーム(43,44)を前記ベルト(35)を挟んで平行に配置し、該複数のフレーム(43,44)間に架設された支持部(45)によって前記回転軸(41)を回転自在に軸支し
    前記ファン(40)の外周部を取囲むシュラウド(81)を、前記ラジエータ(80)を支持するラジエータフレーム(82)における機体の内側の内面部位に設け、
    前記複数のフレーム(43,44)の各両端部(43A、43B、44A、44B)を、前記シュラウド(81)における機体の内側の内面部位に固着するとともに、該複数のフレーム(43,44)の長手方向での中央部(43C,44C)に前記支持部(45)を連結し、
    前記回転軸(41)の軸心と直交する方向から視て、前記ベルト(35)を前記中央部(43C,44C)と平行に配置した作業車輌の原動部構造。
  2. 前記支持部(45)において、回転軸(41)を軸受けする支持中心部(45C)の外径を、前記ファン(40)の羽根(40A)の基部を支持する中心部(40B)の外径よりも小径に形成した請求項記載の作業車輌の原動部構造。
  3. 前記出力軸(33)を回転自在に軸支する支持部(60)を、前記シュラウド(81)における機体の内側の内面部位に設け、
    前記回転軸(41)の軸心方向から視て、該支持部(60)を、前記ファン(40)の外周部に配置し、
    前記複数のフレーム(43,44)の上側端部(43B,44B)を、前記支持部(60)の両側面部にそれぞれ固着した請求項1又は2記載の作業車輌の原動部構造。
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