JP2001073771A - 産業車両用冷却装置 - Google Patents

産業車両用冷却装置

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JP2001073771A
JP2001073771A JP25294399A JP25294399A JP2001073771A JP 2001073771 A JP2001073771 A JP 2001073771A JP 25294399 A JP25294399 A JP 25294399A JP 25294399 A JP25294399 A JP 25294399A JP 2001073771 A JP2001073771 A JP 2001073771A
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JP
Japan
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fan
radiator
air
support
industrial vehicle
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JP25294399A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Koma
義和 高麗
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の産業車両用冷却装置と比較して、より風
切り音の発生を低減することができる産業車両用冷却装
置を提供すること。 【解決手段】本発明の産業車両用冷却装置は、産業用車
両に載置された内燃機関用のラジエータ1の後方に組み
付けられ中央部にファン格納空間21をもつファンシュ
ラウド2と、該ファンシュラウド2の後方で該ファン収
納空間21の後方端を通るように延び両端部が該ファン
シュラウド2に固定されたファンサポート4と、該ファ
ンサポート4の中央部に回転自在に保持され該ファン収
納空間21に配置されたファン3とを有する産業車両用
冷却装置において、前記ファンサポート4の断面は、前
記ファン収納空間21の後方端を通る部分は少なくとも
断面円形あるいは楕円形に形成されていることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファンサポートに
特徴をもつ、内燃機関から発生する熱を冷却するための
産業車両用冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の産業車両用冷却装置としては、実
開平2−85824に開示されているように、ラジエー
タの一方の面を覆うように取り付けられたファンシュラ
ウドと、そのファンシュラウドに設けられた開口部の中
にファンサポートによって固定されるファンからなり、
ファンの回転によって気流をラジエータの他方の面側か
ら一方の面側に送る構成となっている。
【0003】この従来の産業車両用に設けられた冷却装
置のファンおよびファンシュラウドは、ラジエータをよ
り効率的に空気が透過するように、ラジエータにできる
だけ接近させて設置されている。したがってファンサポ
ートは、その接近を妨げないようにファンに対してラジ
エータの反対側に設置されている。そしてファンサポー
トの形状は、加工性等の点から断面が四角形となってい
る。
【0004】また、ファンおよびファンシュラウドは、
ラジエータの後方、すなわちラジエータ側から空気を取
り入れその空気をラジエータの反対側に排出する形式と
なるように設置されているものが一般的である。それは
ファンで発生する負圧によりラジエータに空気を流す方
がラジエータ全面に均一な流れが起こり、冷却効率が上
がるからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
産業車両用冷却装置は、ファンから排出された空気の流
れによりファンサポートから大きな風切り音が発生し
て、産業車両用冷却装置が設置されている産業車両の運
転者やその周囲の人間に不快感を生じさせるという不都
合があった。
【0006】したがって、本発明では、従来の産業車両
用冷却装置と比較して、より風切り音の発生を低減する
ことができる産業車両用冷却装置を提供することを解決
すべき課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意研究の
結果、風切り音の発生の原因は、ファンサポートの空気
の流れが直接あたる部分の断面形状が角部を有するため
に、ファンサポートに空気の流れがあたることによって
その角部に空気が巻き込まれ渦が発生することによるこ
とを発見した。したがって、風切り音の低減にはファン
サポートに空気の流れがあたったときに発生する空気の
巻き込みを減少させることにより達成できることに着眼
し、本発明に想到するに至った。
【0008】すなわち、上記課題を解決する本発明の産
業車両用冷却装置は、産業用車両に載置された内燃機関
用のラジエータの後方に組み付けられ中央部にファン格
納空間をもつファンシュラウドと、該ファンシュラウド
の後方で該ファン収納空間の後方端を通るように延び両
端部が該ファンシュラウドに固定されたファンサポート
と、該ファンサポートの中央部に回転自在に保持され該
ファン収納空間に配置されたファンとを有する産業車両
用冷却装置において、前記ファンサポートの断面は、前
記ファン収納空間の後方端を通る部分は少なくとも断面
円形あるいは楕円形に形成されていることを特徴とす
る。
【0009】つまり、ファンから排出される空気の流れ
が直接あたるファンサポートの部分の断面形状を楕円形
や円形のような形状とすることにより空気がファンサポ
ートをスムーズに流れ空気の巻き込みによる渦の生成に
よる風切り音の発生が抑えられる。すなわち、空気の流
れがあたる部分のファンサポートの断面形状を、空気の
流れがあたったときに巻き込みが発生せず渦を生じさせ
ない形状としているのである。
【0010】したがって、本発明の産業車両用冷却装置
によると風切り音の発生量を低減することが可能とな
り、産業車両の運転者等に不快感を生じさせないのであ
る。
【0011】なお、前記理由から本明細書においてファ
ンサポートの断面形状をあらわす「円形あるいは楕円
形」とは、幾何学的に厳密な意味での円形および楕円形
のみを表すものではなく、小判形等の空気の巻き込みを
生じさせるような角が無い形状や、角はあっても空気が
巻き込んで渦が生じない紡錘形や流線形等のような形状
をも含むものとする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の産業車両用冷却装置の実
施の形態については、当業者に実施可能な理解が得られ
るよう、図面を参照しつつ実施例に基づいて明確かつ十
分に説明する。なお、本発明はこの実施例に限定される
ことなく、その主旨を保つ範囲で種々の変形を許容する
ものであることはもちろんである。
【0013】〈実施例〉 〈実施例の構成〉本実施例の産業車両用冷却装置は、図
1およびその断面図である図2に示すように、ラジエー
タ1と、ファンシュラウド2と、ファン3と、ファンサ
ポート4とを有する。
【0014】本実施例の産業車両用冷却装置は、フォー
クリフト(図略)の内燃機関(図略)後方に空気を車両
の後方に排出するように設けられている。なお、本発明
の産業車両用冷却装置は、フォークリフト以外の産業車
両に適用できることはもちろんいうまでもない。また、
本発明の産業車両用冷却装置の適用範囲は本発明の原理
からは産業用車両に限られるものではなく、その他の産
業車両以外であっても内燃機関によって駆動され、ラジ
エータを有する車両であれば適用することが可能であ
る。
【0015】ラジエータ1は、内燃機関により熱せられ
た冷却材を外気によって冷却するための熱交換機であ
る。ラジエータ1は、冷却部分であるコア部と、冷却材
を保持するタンク部とからなる。ラジエータ1は、冷却
材の入口(図略)と出口(図略)をもち、それぞれ冷却
材用ポンプ(図略)と、内燃機関のシリンダーブロック
(図略)内の冷却材導入路(図略)とに接続される。コ
ア部は、コルゲートフィン型であり、冷却材が導水され
る複数のチューブと主要放熱部であるフィンとからな
る。なお、プレートフィン型を採用することもできる。
また、内燃機関の暖気性促進のためにラジエータ1のフ
ァン3と反対側に冷却風を遮断するラジエータシャッタ
を設けてもよい。なお、ラジエータ1は、その他の公知
の形状としてもよい。
【0016】ファンシュラウド2は、ラジエータ1の後
方側に密着し、ファン3の周囲を覆ってファン3によっ
て引き起こされる空気の流れを効率よくラジエータ1に
通過させるための導風ダクト部材である。その形状は、
ラジエータ1の片面全体を覆う大きさであって、厚さが
ファン3が入る程度であり、その中央部にファン3が回
転可能な程度にあけられたファン格納空間21をもつも
のである。なお、ここで後方とは、ファン3によって生
成した空気の流れに対して後方をいう。また、ファンシ
ュラウド2は、その他の公知の形状としてもよい。
【0017】ファン3は、ファン収納空間21中にファ
ンサポート4のフレーム軸受け43により回転自在に固
定されている。そしてファン3は、羽根をもつ羽根車3
1と、羽根車31の中心が接続された軸32と、軸32
に接続されたプーリ33とからなる。羽根は、効率よく
空気の流れを発生させる公知の形状とすることができ
る。プーリ33は、内燃機関の出力軸にファンベルト5
により接続されており、出力軸の回転を軸32、羽根車
31に伝達する。なお、ファン3は、この形状、構成に
限定されるものでなく空気の流れを発生できるものであ
るならば公知のファンの形状、構成としてもよい。
【0018】ファンサポート4は、ファン3をファンシ
ュラウド2中に固定する部材であって、フレーム41が
2つと、その両端を固定する2つの固定部材42と、フ
レーム41の中央付近に固定される軸32を保持するフ
レーム軸受け43とからなる。そしてその2つのフレー
ム41を平行に配置して、その両端をそれぞれ固定部材
42で接続固定し、フレーム41の中央部にフレーム軸
受け43を固定する。そしてファンサポート2は、両端
の固定部材42によりファンシュラウド2に固定され
る。
【0019】フレーム41は、ファン3によって引き起
こされる空気の流れを直接的に受ける棒状の部材であ
る。したがってフレーム41は、ファン3により引き起
こされる空気の流れる方向の断面が空気の流れる方向に
長径を有する楕円形となっている。フレーム41は、中
空のパイプから構成されている。ただし、中実の部材と
してもよい。
【0020】なお、フレーム41の断面形状は、楕円形
に限られるものではなく、その他円形、小判形等の空気
の流れによって空気の巻き込みを生じさせるような角が
無い形状や、角はあっても空気が巻き込んで渦が生じな
い紡錘形や流線形等のような形状であってもよい。ま
た、フレーム41の中央付近や、ファンシュラウド2上
の部分は空気の流れを受けない部分もあるので、その空
気の流れを受けない部分については、必ずしも楕円形等
の空気の巻き込みを防止する形状とする必要は無い。
【0021】固定部材42は、フレーム41の両端を接
続固定しフレーム41とファンシュラウド2とを接続固
定する部材である。フレーム軸受け43は、軸32を固
定する部材である。ファン3の設置は、フレーム軸受け
43に軸32を固定している。なお、これら固定部材4
2およびフレーム軸受け43は、この形状、構成に限定
されるものでなく公知のファンサポート4に用いられる
形状、構成の部材を用いてもよい。たとえば、ファンサ
ポート4を本実施例のようにフレーム41等の別部材の
組み合わせとはしないで全体を一体とすることができ
る。
【0022】なお、ファンサポート4全体の形状、構成
を必要に応じて本実施例以外の公知の形状、構成に変更
することができる。ただし、ファンサポート4全体の形
状、構成を変更した場合には、ファンサポート4におけ
るファン3が発生させる空気の流れを直接受ける部材に
ついて、前述したフレーム41のような断面形状とする
必要がある。すなわち、ファンサポート4についてファ
ン3からの強い空気の流れが直接あたる部分には、前述
のように空気の巻き込みを発生させにくい楕円形等の断
面形状とする必要がある。
【0023】〈実施例の作用〉本実施例の産業車両用冷
却装置は、以上のような構成を有するので以下の作用効
果を有する。
【0024】内燃機関が作動することにより熱が発生す
る。この熱を除去し内燃機関の温度を適正なものとする
目的で、ラジエータ1には、シリンダーブロックから冷
却材が冷却材ポンプにより送られる。冷却材は、シリン
ダーブロックを通過するときにシリンダーブロックで加
熱されてその熱を奪い、ラジエータ1で冷却されて熱を
空気中に排出する。そして、冷却材は再びラジエータ1
からシリンダーブロックへと循環される。
【0025】本発明の産業車両用冷却装置は、前述の冷
却材を冷却する作用を有する。内燃機関の出力軸が回転
することにより、出力軸に接続されたプーリ33が回転
し羽根車31が回転する。そして羽根車31が回転する
ことによって、空気の流れが生じる。この空気の流れ
は、ファンシュラウド2によって規制されているのでラ
ジエータ1を通ってファン3に導かれるものとなる。こ
の空気の流れがラジエータ1を通ることによって、空気
中にラジエータ1中の冷却材の熱を排出している。そし
て熱を排出された空気の流れは、フレーム41にあたっ
て車両後方へ排出される。この場合にフレーム41の断
面形状が楕円形としてあるので角部による空気の巻き込
みが発生せず風切り音の発生を抑えることができる。
【0026】
【発明の効果】本実施例の産業車両用冷却装置は、従来
の産業車両用冷却装置と比較して風切り音の発生が低減
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の産業車両用冷却装置の正面図である。
【図2】実施例の産業車両用冷却装置のII−II断面図で
ある。
【符号の説明】
1…ラジエータ 2…ファンシュラウド 21…フ
ァン収納空間 3…ファン 31…羽根車 32
…軸 33…プーリ 4…ファンサポート 41
…フレーム 42…固定部材 43…フレーム軸受
け 5…ファンベルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 産業用車両に載置された内燃機関用のラ
    ジエータの後方に組み付けられ中央部にファン格納空間
    をもつファンシュラウドと、該ファンシュラウドの後方
    で該ファン収納空間の後方端を通るように延び両端部が
    該ファンシュラウドに固定されたファンサポートと、該
    ファンサポートの中央部に回転自在に保持され該ファン
    収納空間に配置されたファンとを有する産業車両用冷却
    装置において、 前記ファンサポートの断面は、前記ファン収納空間の後
    方端を通る部分は少なくとも断面円形あるいは楕円形に
    形成されていることを特徴とする産業車両用冷却装置。
JP25294399A 1999-09-07 1999-09-07 産業車両用冷却装置 Pending JP2001073771A (ja)

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JP25294399A JP2001073771A (ja) 1999-09-07 1999-09-07 産業車両用冷却装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015063239A (ja) * 2013-09-25 2015-04-09 井関農機株式会社 作業車輌の原動部構造
JP2016008576A (ja) * 2014-06-26 2016-01-18 井関農機株式会社 作業車輌の原動部構造

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JP2015063239A (ja) * 2013-09-25 2015-04-09 井関農機株式会社 作業車輌の原動部構造
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