JPH10252690A - 空気調和機用貫流ファン - Google Patents
空気調和機用貫流ファンInfo
- Publication number
- JPH10252690A JPH10252690A JP9070882A JP7088297A JPH10252690A JP H10252690 A JPH10252690 A JP H10252690A JP 9070882 A JP9070882 A JP 9070882A JP 7088297 A JP7088297 A JP 7088297A JP H10252690 A JPH10252690 A JP H10252690A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- impeller
- casing
- flow fan
- air conditioner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】空気吹出し口の両端側からの空気巻き込みを防
止し、動作効率の向上と低騒音化を図る空気調和機用貫
流ファンを提供すること。 【解決手段】ケーシング内に羽根車を設け、該羽根車の
軸方向に沿って設けたスタビライザにより前記ケーシン
グの開放部分を吸込み側と吹出し側に仕切ってなる貫流
ファン１であって、前記羽根車の両端部１ａの径を他の
部位１ｂより大きくした。
止し、動作効率の向上と低騒音化を図る空気調和機用貫
流ファンを提供すること。 【解決手段】ケーシング内に羽根車を設け、該羽根車の
軸方向に沿って設けたスタビライザにより前記ケーシン
グの開放部分を吸込み側と吹出し側に仕切ってなる貫流
ファン１であって、前記羽根車の両端部１ａの径を他の
部位１ｂより大きくした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機用貫流
ファンに関する。
ファンに関する。
【０００２】
【従来の技術】図３は、従来の空気調和機の構成を示す
側面図である。この空気調和機では、ベース１０に対し
て前面パネル１１が組み合わされ、箱形の筐体（ケーシ
ング）１２が形成されている。この前面パネル１１に
は、その前面及び上面にそれぞれ空気吸込み口１３、１
４、１５が形成されている。
側面図である。この空気調和機では、ベース１０に対し
て前面パネル１１が組み合わされ、箱形の筐体（ケーシ
ング）１２が形成されている。この前面パネル１１に
は、その前面及び上面にそれぞれ空気吸込み口１３、１
４、１５が形成されている。
【０００３】ケーシング１２内には、プレートフィンチ
ューブ形熱交換器１６及びファン１７が配置されてい
る。プレートフィンチューブ形熱交換器１６は、複数の
プレートフィンを平行に配列するとともにその両側にそ
れぞれ側板を配置し、かつこれら側板及び複数のプレー
トフィンの間に冷媒の流れるチューブを配設した構成を
なしている。貫流ファン１７は、ケーシング１２内の風
路中に配設されており、後述するモータにより回転駆動
される。
ューブ形熱交換器１６及びファン１７が配置されてい
る。プレートフィンチューブ形熱交換器１６は、複数の
プレートフィンを平行に配列するとともにその両側にそ
れぞれ側板を配置し、かつこれら側板及び複数のプレー
トフィンの間に冷媒の流れるチューブを配設した構成を
なしている。貫流ファン１７は、ケーシング１２内の風
路中に配設されており、後述するモータにより回転駆動
される。
【０００４】貫流ファン１７が矢印ａに示す方向へ回転
した際の空気の吸込み側に、貫流ファン１７を取り囲む
ようにプレートフィンチューブ形熱交換器１６が配設さ
れている。このプレートフィンチューブ形熱交換器１６
は、複数部分すなわち第１段部分１６１、第２段部分１
６２、第３段部分１６３に折り曲げられている。一方、
前面パネル１１の空気吹出し口２０には、冷風及び温風
の送風方向を変える風向変更装置２１が設けられてい
る。
した際の空気の吸込み側に、貫流ファン１７を取り囲む
ようにプレートフィンチューブ形熱交換器１６が配設さ
れている。このプレートフィンチューブ形熱交換器１６
は、複数部分すなわち第１段部分１６１、第２段部分１
６２、第３段部分１６３に折り曲げられている。一方、
前面パネル１１の空気吹出し口２０には、冷風及び温風
の送風方向を変える風向変更装置２１が設けられてい
る。
【０００５】図４は、上記貫流ファン１７の構成を示す
図である。当該空気調和機では、ケーシング１２とスタ
ビライザ１８により送風路を形成し、該送風路中に貫流
ファン１７を設置している。貫流ファン１７には羽根車
が設けられており、この羽根車の軸方向に沿って設けら
れスタビライザ１８によりケーシング１２の開放部分を
空気吸込み側と空気吹出し側に仕切っている。貫流ファ
ン１７は、モータ１９により軸１９１を介して回転駆動
される。
図である。当該空気調和機では、ケーシング１２とスタ
ビライザ１８により送風路を形成し、該送風路中に貫流
ファン１７を設置している。貫流ファン１７には羽根車
が設けられており、この羽根車の軸方向に沿って設けら
れスタビライザ１８によりケーシング１２の開放部分を
空気吸込み側と空気吹出し側に仕切っている。貫流ファ
ン１７は、モータ１９により軸１９１を介して回転駆動
される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】図４に示した貫流ファ
ン１７の場合、ファン両端部位において回転速度の変動
をきたす。この循環死水領域の端板付近での回転速度の
変動は、空気吹出し口２０の両端側からの空気巻き込み
を誘起し、ファン性能の低下をもたらす。この空気巻き
込みすなわち逆流を防止する必要があり、その対策とし
て現状では図４に示すように空気吹出し口２０の両端面
に突起２２，２２を設けている。しかし、空気吹出し口
２０の長さを絞り、その面積を小さくすることになるた
め、貫流ファン１７の両端部から吹出された空気が突起
２２，２２に巻き込まれ、騒音値がアップするという問
題がある。
ン１７の場合、ファン両端部位において回転速度の変動
をきたす。この循環死水領域の端板付近での回転速度の
変動は、空気吹出し口２０の両端側からの空気巻き込み
を誘起し、ファン性能の低下をもたらす。この空気巻き
込みすなわち逆流を防止する必要があり、その対策とし
て現状では図４に示すように空気吹出し口２０の両端面
に突起２２，２２を設けている。しかし、空気吹出し口
２０の長さを絞り、その面積を小さくすることになるた
め、貫流ファン１７の両端部から吹出された空気が突起
２２，２２に巻き込まれ、騒音値がアップするという問
題がある。
【０００７】本発明の目的は、空気吹出し口の両端側か
らの空気巻き込みを防止し、動作効率の向上と低騒音化
を図る空気調和機用貫流ファンを提供することにある。
らの空気巻き込みを防止し、動作効率の向上と低騒音化
を図る空気調和機用貫流ファンを提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の空気調和機用貫流ファンは以
下の如く構成されている。
達成するために、本発明の空気調和機用貫流ファンは以
下の如く構成されている。
【０００９】本発明の空気調和機用貫流ファンは、ケー
シング内に羽根車を設け、該羽根車の軸方向に沿って設
けたスタビライザにより前記ケーシングの開放部分を吸
込み側と吹出し側に仕切ってなる貫流ファンであって、
前記羽根車の両端部の径を他の部位より大きくした。
シング内に羽根車を設け、該羽根車の軸方向に沿って設
けたスタビライザにより前記ケーシングの開放部分を吸
込み側と吹出し側に仕切ってなる貫流ファンであって、
前記羽根車の両端部の径を他の部位より大きくした。
【００１０】
（第１の実施の形態）図１は、本発明の第１の実施の形
態に係る空気調和機用貫流ファンの構成を示す図であ
る。なお、本第１の実施の形態に係る空気調和機の基本
的な構成は、上記にて図３を基に示したものと同様であ
るので、説明を省略する。
態に係る空気調和機用貫流ファンの構成を示す図であ
る。なお、本第１の実施の形態に係る空気調和機の基本
的な構成は、上記にて図３を基に示したものと同様であ
るので、説明を省略する。
【００１１】図１に示す貫流ファン１は、ファン両端部
位すなわち羽根車の両端部１ａ，１ａの径φａが、他の
部位すなわち両端部に挟まれた部分１ｂの径φｂより大
きく（φａ＞φｂ）構成されている。これにより、空気
巻き込みが誘起される両端部の風量が他の部分より多く
なるため、上述した如き突起２２，２２を設けることな
く、前記両端部における空気巻き込みすなわち逆流を防
ぐことができる。
位すなわち羽根車の両端部１ａ，１ａの径φａが、他の
部位すなわち両端部に挟まれた部分１ｂの径φｂより大
きく（φａ＞φｂ）構成されている。これにより、空気
巻き込みが誘起される両端部の風量が他の部分より多く
なるため、上述した如き突起２２，２２を設けることな
く、前記両端部における空気巻き込みすなわち逆流を防
ぐことができる。
【００１２】（第２の実施の形態）図２は、本発明の第
２の実施の形態に係る空気調和機用貫流ファンの構成を
示す図である。なお、本第２の実施の形態に係る空気調
和機の基本的な構成は、上記にて図３を基に示したもの
と同様であるので、説明を省略する。
２の実施の形態に係る空気調和機用貫流ファンの構成を
示す図である。なお、本第２の実施の形態に係る空気調
和機の基本的な構成は、上記にて図３を基に示したもの
と同様であるので、説明を省略する。
【００１３】図２に示す貫流ファン２は、その羽根車の
径が、両端部２ａ，２ａにて最も大きく、前記両端部２
ａ，２ａから中央部２ｂに向け徐々に小さくなり、前記
中央部２ｂにて最も小さくなるよう構成されている。こ
れにより、空気巻き込みが誘起される両端部の風量が他
の部分より多くなるため、上述した如き突起２２，２２
を設けることなく、前記両端部における空気巻き込みす
なわち逆流を防ぐことができる。
径が、両端部２ａ，２ａにて最も大きく、前記両端部２
ａ，２ａから中央部２ｂに向け徐々に小さくなり、前記
中央部２ｂにて最も小さくなるよう構成されている。こ
れにより、空気巻き込みが誘起される両端部の風量が他
の部分より多くなるため、上述した如き突起２２，２２
を設けることなく、前記両端部における空気巻き込みす
なわち逆流を防ぐことができる。
【００１４】なお、本発明は上記各実施の形態のみに限
定されず、要旨を変更しない範囲で適時変形して実施で
きる。
定されず、要旨を変更しない範囲で適時変形して実施で
きる。
【００１５】（実施の形態のまとめ）実施の形態に示さ
れた構成および作用効果をまとめると次の通りである。
れた構成および作用効果をまとめると次の通りである。
【００１６】実施の形態に示された空気調和機用貫流フ
ァンは、ケーシング１２内に羽根車を設け、該羽根車の
軸方向に沿って設けたスタビライザ１８により前記ケー
シング１２の開放部分を吸込み側と吹出し側に仕切って
なる貫流ファンであって、前記羽根車の両端部１ａ，２
ａの径を他の部位１ｂ，２ｂより大きくした。
ァンは、ケーシング１２内に羽根車を設け、該羽根車の
軸方向に沿って設けたスタビライザ１８により前記ケー
シング１２の開放部分を吸込み側と吹出し側に仕切って
なる貫流ファンであって、前記羽根車の両端部１ａ，２
ａの径を他の部位１ｂ，２ｂより大きくした。
【００１７】このように上記空気調和機用貫流ファンに
おいては、前記羽根車の両端部１ａ，２ａの径を他の部
位１ｂ，２ｂより大きくしたので、空気巻き込みが誘起
される前記両端部の風量が他の部分より多くなるため、
前記両端部１ａ，２ａに突起２２等を設けることなく前
記両端側からの空気巻き込みすなわち逆流を防止でき、
低騒音化を図ることが可能になる。また、空気吹出し口
２０の長さ、面積を縮小する必要がなくなるため、前記
空気吹出し口２０を有効利用でき、当該貫流ファンの動
作効率の向上を図ることが可能になる。
おいては、前記羽根車の両端部１ａ，２ａの径を他の部
位１ｂ，２ｂより大きくしたので、空気巻き込みが誘起
される前記両端部の風量が他の部分より多くなるため、
前記両端部１ａ，２ａに突起２２等を設けることなく前
記両端側からの空気巻き込みすなわち逆流を防止でき、
低騒音化を図ることが可能になる。また、空気吹出し口
２０の長さ、面積を縮小する必要がなくなるため、前記
空気吹出し口２０を有効利用でき、当該貫流ファンの動
作効率の向上を図ることが可能になる。
【００１８】
【発明の効果】本発明の空気調和機用貫流ファンによれ
ば、羽根車の両端部の径を他の部位より大きくしたの
で、空気巻き込みが誘起される前記両端部の風量が他の
部分より多くなるため、前記両端部に突起等を設けるこ
となく前記両端側からの空気巻き込みすなわち逆流を防
止でき、低騒音化を図ることが可能になる。また、空気
吹出し口の長さ、面積を縮小する必要がなくなるため、
前記空気吹出し口を有効利用でき、当該貫流ファンの動
作効率の向上を図ることが可能になる。
ば、羽根車の両端部の径を他の部位より大きくしたの
で、空気巻き込みが誘起される前記両端部の風量が他の
部分より多くなるため、前記両端部に突起等を設けるこ
となく前記両端側からの空気巻き込みすなわち逆流を防
止でき、低騒音化を図ることが可能になる。また、空気
吹出し口の長さ、面積を縮小する必要がなくなるため、
前記空気吹出し口を有効利用でき、当該貫流ファンの動
作効率の向上を図ることが可能になる。
【図１】本発明の第１の実施の形態に係る空気調和機用
貫流ファンの構成を示す図。
貫流ファンの構成を示す図。
【図２】本発明の第２の実施の形態に係る空気調和機用
貫流ファンの構成を示す図。
貫流ファンの構成を示す図。
【図３】従来例に係る空気調和機の構成を示す側面図。
【図４】従来例に係る貫流ファンの構成を示す図。
１…貫流ファン ２…貫流ファン １０…ベース １１…前面パネル １２…筐体（ケーシング） １３、１４、１５…空気吸込み口 １６…プレートフィンチューブ形熱交換器 １７…貫流シャルファン １８…スタビライザ １９…モータ １９１…軸 ２０…空気吹出し口 ２１…風向変更装置 ２２…突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片山 康雄 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町３丁目 １番地 三菱重工業株式会社エアコン製作 所内
Claims (1)
- 【請求項１】ケーシング内に羽根車を設け、該羽根車の
軸方向に沿って設けたスタビライザにより前記ケーシン
グの開放部分を吸込み側と吹出し側に仕切ってなる貫流
ファンであって、前記羽根車の両端部の径を他の部位よ
り大きくしてなることを特徴とする空気調和機用貫流フ
ァン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9070882A JPH10252690A (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | 空気調和機用貫流ファン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9070882A JPH10252690A (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | 空気調和機用貫流ファン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10252690A true JPH10252690A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=13444365
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9070882A Withdrawn JPH10252690A (ja) | 1997-03-10 | 1997-03-10 | 空気調和機用貫流ファン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10252690A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018042487A1 (ja) * | 2016-08-29 | 2018-03-08 | 三菱電機株式会社 | 送風機及び空気調和装置の室内機 |
| WO2020020368A1 (zh) * | 2018-07-27 | 2020-01-30 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 壁挂式空调室内机 |
| CN112576524A (zh) * | 2020-12-04 | 2021-03-30 | 重庆海尔空调器有限公司 | 贯流风扇及具有其的空调 |
| CN112576523A (zh) * | 2020-12-04 | 2021-03-30 | 重庆海尔空调器有限公司 | 贯流风扇及具有其的空调 |
-
1997
- 1997-03-10 JP JP9070882A patent/JPH10252690A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018042487A1 (ja) * | 2016-08-29 | 2018-03-08 | 三菱電機株式会社 | 送風機及び空気調和装置の室内機 |
| WO2020020368A1 (zh) * | 2018-07-27 | 2020-01-30 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 壁挂式空调室内机 |
| CN112576524A (zh) * | 2020-12-04 | 2021-03-30 | 重庆海尔空调器有限公司 | 贯流风扇及具有其的空调 |
| CN112576523A (zh) * | 2020-12-04 | 2021-03-30 | 重庆海尔空调器有限公司 | 贯流风扇及具有其的空调 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040511 |