JP2002357194A - 貫流ファン - Google Patents

貫流ファン

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JP2002357194A
JP2002357194A JP2001162416A JP2001162416A JP2002357194A JP 2002357194 A JP2002357194 A JP 2002357194A JP 2001162416 A JP2001162416 A JP 2001162416A JP 2001162416 A JP2001162416 A JP 2001162416A JP 2002357194 A JP2002357194 A JP 2002357194A
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Satoshi Watanabe
聡 渡辺
Masahito Shimoji
雅人 下地
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D17/00Radial-flow pumps, e.g. centrifugal pumps; Helico-centrifugal pumps
    • F04D17/02Radial-flow pumps, e.g. centrifugal pumps; Helico-centrifugal pumps having non-centrifugal stages, e.g. centripetal
    • F04D17/04Radial-flow pumps, e.g. centrifugal pumps; Helico-centrifugal pumps having non-centrifugal stages, e.g. centripetal of transverse-flow type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D25/00Pumping installations or systems
    • F04D25/16Combinations of two or more pumps ; Producing two or more separate gas flows
    • F04D25/166Combinations of two or more pumps ; Producing two or more separate gas flows using fans

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低流量時の逆流や高流量時の不安定流が防止
され、騒音発生を抑制できる貫流ファンを提供する。 【解決手段】 貫流ファンを、中心軸方向の両端部に設
けられた仕切板の間において中心軸周りに複数のブレー
ドを備えて羽根車を構成し、同羽根車の回転により吸い
込み側に面する同羽根車の一方の周面側から他の周面側
へ空気を貫流させて吹き出す貫流ファンにおいて、前記
仕切板の外側面に前記中心軸周りに複数の補助ブレード
を設けるとともに、同中心軸回りに回転する同補助ブレ
ードを前記一方の周面側で覆う補助ケーシングを備え
て、同補助ブレードを前記中心軸方向で空気を吸い込み
前記他の周面側へ空気を吹き出す遠心ファンとして構成
してなるものとし、吹き出し流量の分布を中心軸方向に
対して均一にして、渦流の発生に伴う騒音増大を抑制し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用の壁掛けエ
アコン、自動車のオーバーヘッドクーラー等に使用され
る貫流ファンに関する。
【0002】
【従来の技術】図3から図8に基づき、家庭用の壁掛け
エアコンを例に示し従来の貫流ファンを説明する。図3
は、家庭用の壁掛けエアコンの断面図、図4は壁掛けエ
アコンの吹き出し口における従来の貫流ファンの中心軸
方向の流量分布図、図5(a)は従来の一般的な貫流フ
ァンの全体図、同図(b)は(a)中A−A矢視図であ
り、図6はファン端部での不安定流の従来の対策例の説
明図、図7と図8はファン端部での不安定流の従来の他
の対策例の説明図である。
【0003】図3に示すように、壁掛けエアコン100
において、室内の空気aは前面グリル1および上面グリ
ル2を通過して壁掛けエアコン100の本体内部に流入
する。流入してきた空気aは前面熱交換器3および背面
熱交換器4を通過することにより熱交換を行い、壁掛け
エアコン100の本体内部の吸い込み側5から中心軸X
方向の両端をユニット側壁12に挟まれて配置された貫
流ファン6に吸い込まれる。
【0004】吸い込まれた空気aは貫流ファン5内を貫
流し、ケーシング7に沿って吐出されるが、その流れ方
向はスタビライザ8により安定化された再循環渦の位置
と大きさにより決定される。
【0005】ケーシング7に沿う空気aの流れは、壁掛
けエアコン100の吹き出し口11のルーバ9およびフ
ラップ10により制御・整流され流出する。壁掛けエア
コン100は概ね、図3に示す断面構造が貫流ファン6
の中心軸X方向(図3紙面垂直方向)に伸びた構造とな
っており、両端部はユニット側壁12となっている。
【0006】従来の一般的な貫流ファン6においては図
5に示すように、その中心軸X方向の両端部に設けられ
た仕切板の間に中心軸X周りに複数のブレードを備えた
羽根車6bが構成され、羽根車6bは中心軸X方向の適
宜な間隔で仕切られている。
【0007】羽根車6bは回転により吸い込み側5に面
する一方の周面側から空気aを吸い込み、他方の吹き出
し側に面する周面側へ空気aを貫流させて吹き出す。
【0008】上記のように2次元的な構造を有する壁掛
けエアコン100においては、貫流ファン6の空気a流
れも、図3に示される2次元的なものであると考えられ
るが、図4に示すように、エアコンの吹き出し口11に
おける、従来の一般的な貫流ファン6の中心軸X方向の
流量分布は貫流ファン6のファン端部6a(すなわち、
ユニット側壁12近傍)で流量が低下し、中心軸X方向
にも流量分布を形成する3次元的な流動状態となってい
る。
【0009】このようなファン端部6aでの流量低下
は、ファン端部6aの空気a流れとユニット側壁12と
の間の剪断が原因と考えられる。ファン端部6aで空気
流量が低下すると、中心軸X方向に沿って均一な流れ場
を得ることが出来ず、十分な静圧回復も得られない。ま
た、このことによりファン端部6aでは流れが3次元的
となって羽根車6b断面に直交する流れ成分が発生し、
空気aは不安定な流れとなる。そのように不均一で十分
な静圧が得られない不安定な空気a流れでは、以下の生
じるおそれがある。
【0010】すなわち、低風量で運転している場合、フ
ァン端部6aではほとんど風量が得られないため、吹き
出し口11近傍の空気がファン端部6aで貫流ファン6
に逆流する。ファン端部6aで逆流が発生した場合、吹
き出し口グリルを形成するルーバ9とフラップ10に結
露したり、冷房運転を経て冷却された貫流ファン6に室
内の温度が高く湿った空気aが接触し、羽根車6bの翼
面上で結露が発生する。結露した水滴は、貫流ファン6
の回転により吹き出し口11から飛散し、「露飛び」と
して問題になる。
【0011】一方、大風量時には3次元的で複雑な渦度
変動による騒音増大の問題が生じる。また渦が大きく変
動するごとに流れ場の様相が変化するため、貫流ファン
6の回転も不安定になる。そのことにより貫流ファン6
の入力もその度に変化することになり、効率的な運転を
行うことが出来ない。
【0012】かかる不安定流の対策の例として、図5に
示した従来の一般的な貫流ファン6に対して、特開平1
0−252690号公報に見られるような図6に示す貫
流ファン6’がある。図6の貫流ファン6’は、中心軸
X方向で仕切られたうちの両端の羽根車6b’の外径を
大きくした貫流ファンであり、このようにすることでフ
ァン端部6aでの風量を補い、中心軸X方向で均一な流
量分布を得るための改善である。
【0013】また他には、特開56−139890号公
報に見られるような図7に示すものがある。図7の貫流
ファン6はそれ自体図5の貫流ファン6と同様である
が、貫流ファン6の吹き出し口11のユニット側壁12
にテーパ部13を設けたものであり、それにより吹き出
し口11の幅を狭め、面積を絞り、ファン端部6aでの
風速を高めて不安定流の領域を減少させることを目的と
した構造となっている。
【0014】しかし以上のような対策はある程度の効果
は得られるものの、それぞれにおいて別の問題が生じる
ものであった。すなわち、図5に示すような一般的な貫
流ファン6の場合は羽根車6bとスタビライザ8または
ケーシング7との距離dは中心軸X方向に一様に設定で
きるが、図6に示す貫流ファン6’の構造とした場合、
両端の羽根車6b’の外径を大きくしているため、図6
中に示すように中央部分における羽根車6bとスタビラ
イザ8またはケーシング7との距離d1 に比べ、両端の
羽根車6b’とスタビライザ8またはケーシング7との
距離d2 が小さくなる。
【0015】貫流ファン6、6’の羽根車6b、6b’
とスタビライザ8およびケーシング7までの距離は空力
・騒音性能に大きく影響してくるため非常に重要なパラ
メータであり、一つの貫流ファン6’で二つの羽根車外
径を持つ場合には最適化を図るか、もしくは特開昭63
−223438号公報に見られるような、図8に示す3
次元的なスタビライザ8’およびケーシング7’を形成
する必要がある。
【0016】しかしそのような対策を行うと、ケーシン
グ7’やスタビライザ8’が中心軸X方向に対して変化
する部分Bで、流れが剥離を起こしたり大きな乱れを生
成して空力性能が低下することが考えられる。また乱れ
の増大や、羽根車の径が変化する部分Cで大きな剪断が
生じることによる騒音の増大も懸念される。
【0017】また、図7に示すように吹き出し口11に
テーパ部13を設け吹き出し口11を絞った場合、不安
定な流れが改善され逆流現象やファン端部6aでのバサ
ツキ音は解消されるが、吹き出し口11を絞ることによ
る流量低下および圧損の増大によって空力性能としては
低下する。この性能低下を補うために風量を増加させる
と、それがまた騒音の増大につながるという欠点が避け
られなかった。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な従来の貫流ファンの欠点を改善することを目的とし、
低流量時の逆流や高流量時の不安定流が防止され、騒音
発生を抑制できる貫流ファンを提供することを課題とす
るものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】(1)本発明は、上記の
課題を解決するためになされたものであって、その第1
の手段として、中心軸方向の両端部に設けられた仕切板
の間において中心軸周りに複数のブレードを備えて羽根
車を構成し、同羽根車の回転により吸い込み側に面する
同羽根車の一方の周面側から他の周面側へ空気を貫流さ
せて吹き出す貫流ファンにおいて、前記仕切板の外側面
に前記中心軸周りに複数の補助ブレードを設けるととも
に、同中心軸回りに回転する同補助ブレードを前記一方
の周面側で覆う補助ケーシングを備えて、同補助ブレー
ドを前記中心軸方向で空気を吸い込み前記他の周面側へ
空気を吹き出す遠心ファンとして構成してなることを特
徴とする貫流ファンを提供する。
【0020】上記の第1の手段の構成によれば、補助ブ
レードにより貫流ファンのファン端部での流量低下を抑
えることができるので、吹き出し流量の分布が中心軸方
向に対して均一になり、低流量時においては流量の不均
一を原因とした側壁部での逆流を防ぐことができ、また
高流量時においては、3次元的な流れから発生する不安
定流を押さえることができる。
【0021】(2)第2の手段としては、第1の手段の
貫流ファンにおいて、前記補助ブレードに相対し前記中
心軸に垂直な開口をなすベルマウスを有し前記吸い込み
側と前記ベルマウスを連通するダクトを備えてなること
を特徴とする貫流ファンを提供する。
【0022】第2の手段によれば、第1の手段の作用に
加え、補助ブレードがベルマウスから吸気するので、フ
ァンの効率の低下が防止される。
【0023】(3)第3の手段としては、第1の手段ま
たは第2の手段の貫流ファンにおいて、前記補助ブレー
ドは前記羽根車のブレードと同じ翼型をなすものを用い
てなることを特徴とする貫流ファンを提供する。
【0024】第3の手段によれば、第1の手段または第
2の手段の作用に加え、新たな翼型のブレードを製作す
る必要がない。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態に係る貫流
ファンを、図1、図2に基づき説明する。図1は本実施
の形態の貫流ファンの一部断面とした要部説明図であ
り、図2は本実施の形態の貫流ファンの補助遠心ブレー
ド部の斜視図である。
【0026】本実施の形態の貫流ファンは、図5から図
8に示して説明した従来の貫流ファンと同様に、家庭用
の壁掛けエアコン、自動車のオーバーヘッドクーラー等
に使用されるものであり、図3に示した家庭用の壁掛け
エアコン100に備えられるものとして以下説明する。
したがって、従来装置で説明したと同じ機能の部分につ
いては同じ符号を付し説明を省略し、また壁掛けエアコ
ン100の構成についても重複する説明を省略し、本実
施の形態の貫流ファンにおいて従来と異なる点を主に説
明する。
【0027】図1に示すように、本実施の形態の貫流フ
ァン60は、前述の従来例と同様に中心軸X方向の両端
部に設けられた仕切板の間において中心軸X周りに複数
のブレードを備えた羽根車6bを構成し、羽根車6bは
中心軸X方向の適宜な間隔で仕切られている。
【0028】貫流ファン60は、中心軸X方向の両端側
をユニット側壁12に挟まれて配置され、羽根車6bの
回転により吸い込み側5に面する一方の周面側から空気
aを吸い込み、他方の吹き出し側に面する周面側へ空気
aを貫流させて吹き出す。
【0029】本実施の形態の貫流ファン60において
は、羽根車6bは貫流ファンを構成する羽根車6b部分
の中心軸X方向長さを短くして、羽根車6bの端部の仕
切板61の外側面には中心軸X周りに複数の補助遠心ブ
レード62が設けられている。
【0030】貫流ファン60の両ファン端部6aの補助
遠心ブレード62にはそれぞれ相対して、中心軸Xに垂
直な開口をなすベルマウス20が配され、ベルマウス2
0を有するダクト21は貫流ファン60のユニット側壁
12に位置しその上流側が壁掛けエアコン100内の吸
い込み側5に開口して設けられ、ベルマウス20と連通
している。
【0031】そのため、補助遠心ブレード62は、吸い
込み側5のユニット側壁12部分から中心軸X方向にベ
ルマウス20を通して空気aを吸い込み、空気aを貫流
ファン60の周囲に放射状に吹き出す遠心ファンの機能
を有している。
【0032】したがって、中心軸X回りに回転する補助
遠心ブレード62は貫流ファン60の吸い込み側5の周
面側が、ダクト21に取り付けられた補助遠心ブレード
ケーシング22で覆われ、貫流ファン60の吹き出し側
に面する周面側へ空気aを吹き出すようにしている。
【0033】補助遠心ブレード62が構成する遠心ファ
ンは、ターボファン、ラジアルファン、シロッコファン
等何れのタイプであっても可能である。
【0034】また、補助遠心ブレード62は狭いユニッ
ト側壁12部分から空気aを吸い込む構造ではあるが、
ダクト21にベルマウス20を形成しベルマウス20か
ら吸気するので、ファン効率の低下が防止されている。
【0035】以上のような本実施の形態の貫流ファン6
0によれば、補助遠心ブレード62により貫流ファン6
0のファン端部6aでの流量低下を抑えることができる
ので、補助遠心ブレード62が無い場合に比べて、吹き
出し流量の分布が中心軸X方向に対して均一になる。
【0036】そのため、低流量時においては流量の不均
一を原因としたユニット側壁12近辺での逆流を防ぐこ
とができ、また高流量時においては、3次元的な流れか
ら発生する不安定流を押さえることができ、渦流の発生
に伴う騒音増大を抑制することができる。
【0037】なお、補助遠心ブレード62を取り付ける
ためには、その分だけ貫流ファン60の羽根車6b部分
の長さを若干短くする必要があり、それに応じて貫流フ
ァン60の羽根車6b部分からの流量は低下するが、補
助遠心ブレードケーシング22により補助遠心ブレード
62の吹き出し流量が羽根車6b部分からの流量に加わ
るので全体としての流量低下の問題はない。
【0038】また、補助遠心ブレード62が構成する遠
心ファンとしては、翼の配置に任意性が有るためシロッ
コファン、ラジアルファン、ターボファン等どれでも構
成可能であり、また、貫流ファン60で用いている羽根
車6bのブレードと同じ翼型のブレードを翼配置を変更
し用いて遠心ファンを構成することができ、その場合、
新たな翼型のブレードを製作する費用などのコストの低
減を図ることができる。
【0039】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本
発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えてよ
いことは言うまでもなく、また、本発明の貫流ファンは
壁掛けエアコンに用いられる貫流ファンに限られること
はなく一般に貫流ファンに実施してその作用効果を奏し
うるものである。
【0040】
【発明の効果】(1)請求項1の発明によれば、貫流フ
ァンを、中心軸方向の両端部に設けられた仕切板の間に
おいて中心軸周りに複数のブレードを備えて羽根車を構
成し、同羽根車の回転により吸い込み側に面する同羽根
車の一方の周面側から他の周面側へ空気を貫流させて吹
き出す貫流ファンにおいて、前記仕切板の外側面に前記
中心軸周りに複数の補助ブレードを設けるとともに、同
中心軸回りに回転する同補助ブレードを前記一方の周面
側で覆う補助ケーシングを備えて、同補助ブレードを前
記中心軸方向で空気を吸い込み前記他の周面側へ空気を
吹き出す遠心ファンとして構成してなるようにしたの
で、補助ブレードにより貫流ファンのファン端部での流
量低下を抑えることができるため、吹き出し流量の分布
が中心軸方向に対して均一になり、低流量時においては
流量の不均一を原因とした側壁部での逆流を防ぐことが
でき、また高流量時においては、3次元的な流れから発
生する不安定流を押さえることができ、渦流の発生に伴
う騒音増大を抑制することができる。
【0041】(2)請求項2の発明によれば、請求項1
に記載の貫流ファンにおいて、前記補助ブレードに相対
し前記中心軸に垂直な開口をなすベルマウスを有し前記
吸い込み側と前記ベルマウスを連通するダクトを備えて
なるように構成したので、請求項1の発明の効果に加
え、補助ブレードがベルマウスから吸気するため、ファ
ンの効率の低下が防止される。
【0042】(3)請求項3の発明によれば、請求項1
または請求項2に記載の貫流ファンにおいて、請求項1
または請求項2に記載の貫流ファンにおいて、前記補助
ブレードは前記羽根車のブレードと同じ翼型をなすもの
を用いてなるように構成したので、請求項1または請求
項2の発明の効果に加え、新たな翼型のブレードを製作
する必要がなくコスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る貫流ファンの一部
断面とした要部説明図である。
【図2】本実施の形態の貫流ファンの補助遠心ブレード
部の斜視図である。
【図3】家庭用の壁掛けエアコンの断面図である。
【図4】壁掛けエアコンの吹き出し口における従来の貫
流ファンの中心軸方向の流量分布図である。
【図5】(a)は従来の一般的な貫流ファンの全体図、
(b)は(a)中A−A矢視図である。
【図6】貫流ファンのファン端部での不安定流の従来の
対策例の説明図である。
【図7】貫流ファンのファン端部での不安定流の従来の
他の対策例の説明図である。
【図8】貫流ファンのファン端部での不安定流の従来の
他の対策例の説明図である。
【符号の説明】
1 全面グリル 2 上面グリル 3 全面熱交換器 4 背面熱交換器 5 吸い込み側 6a ファン端部 6b 羽根車 7 ケーシング 8 スタビライザ 9 ルーバ 10 フラップ 11 吹き出し口 12 ユニット側壁 20 ベルマウス 21 ダクト 22 補助遠心ブレードケーシング 60 貫流ファン 61 仕切板 62 補助遠心ブレード 100 壁掛けエアコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04D 29/66 F04D 29/66 M N Fターム(参考) 3H031 AA03 AA07 BA01 3H032 AA04 BA03 NA10 3H033 AA02 BB09 CC01 DD02 DD22 EE06 EE08 3H034 AA02 AA18 BB02 BB09 CC01 DD02 EE06 EE08 3H035 CC01 CC06 DD00 DD05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心軸方向の両端部に設けられた仕切板
    の間において中心軸周りに複数のブレードを備えて羽根
    車を構成し、同羽根車の回転により吸い込み側に面する
    同羽根車の一方の周面側から他の周面側へ空気を貫流さ
    せて吹き出す貫流ファンにおいて、前記仕切板の外側面
    に前記中心軸周りに複数の補助ブレードを設けるととも
    に、同中心軸回りに回転する同補助ブレードを前記一方
    の周面側で覆う補助ケーシングを備えて、同補助ブレー
    ドを前記中心軸方向で空気を吸い込み前記他の周面側へ
    空気を吹き出す遠心ファンとして構成してなることを特
    徴とする貫流ファン。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の貫流ファンにおいて、
    前記補助ブレードに相対し前記中心軸に垂直な開口をな
    すベルマウスを有し前記吸い込み側と前記ベルマウスを
    連通するダクトを備えてなることを特徴とする貫流ファ
    ン。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の貫流フ
    ァンにおいて、前記補助ブレードは前記羽根車のブレー
    ドと同じ翼型をなすものを用いてなることを特徴とする
    貫流ファン。
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