JP4423921B2 - 遠心送風機及びこれを用いた空気調和機 - Google Patents
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Description
図1及び図2には、本願発明の第1の実施形態に係る遠心送風機X1を示している。この遠心送風機X1は、遠心羽根車1と軸流羽根車21及びベルマウス7を備えて構成される。
図3には、本願発明の第2の実施形態に係る遠心送風機X2を示している。この遠心送風機X2は、上記第1の実施形態における遠心送風機X1の変形例と位置付けられるものであって、上記第1の実施形態の遠心送風機X1と基本構成を同じにし、これと異なる点は、上記軸流羽根車21の翼22の形状、及び上記遠心羽根車1のシュラウド3に対する上記翼22の固定構造である。従って、ここでは、これらの相違点を中心に説明し、それ以外の構造及び作用効果については、図2の各部材と図3の各部材とを対応させて同一符号を付するとともに、上記第1の実施形態における該当説明を援用することで、ここでの説明を省略する。
図4には、本願発明の第3の実施形態に係る遠心送風機X3を示している。この遠心送風機X3は、上記第1の実施形態における遠心送風機X1の変形例と位置付けられるものであって、上記第1の実施形態の遠心送風機X1と基本構成を同じにし、これと異なる点は、上記ベルマウス7と上記軸流羽根車21との軸方向における相対位置である。従って、ここでは、これらの相違点を中心に説明し、それ以外の構造及び作用効果については、図1の各部材と図4の各部材とを対応させて同一符号を付するとともに、上記第1の実施形態における該当説明を援用することで、ここでの説明を省略する。
該隙間8を通る漏れ流れA2と遠心羽根車1内を通る吸込流れA1の流れ方向とが同一方向とされ、該漏れ流れA2と吸込流れA1との干渉が可及的に抑制され、送風性能の向上効果と空力騒音の低減効果が得られることは勿論であるが、さらにこれに加えて、記軸流羽根車21の上記翼22の上流側先端部22bを、上記ベルマウス7の上流側壁面7aよりも上流側へ、上記翼22の翼高さLcの20%以上を突出させたことで、上記翼22の外周方向からの吸込量を増大させて送風能力の向上を図ることができるものである。係る効果は、遠心送風機の上流側に熱交換器が配置され且つ該遠心送風機と熱交換器との間隔を比較的大きくとれるような構成の空気調和機に適用する場合に、より顕著となる。
図6には、本願発明の第4の実施形態に係る空気調和機Z1を示している。この空気調和機Z1は、遠心送風機X4と軸流羽根車21を備えて構成されるものであり、その場合、該遠心送風機X4を構成する遠心羽根車1として、上記第1の実施形態に係る遠心送風機X1に備えられた遠心羽根車1の構造を一部変更して用いたものである。
図7には、本願発明の第6の実施形態に係る空気調和機Z2を示している。この空気調和機Z2は、遠心送風機X5と軸流羽根車21を備えて構成されるものであり、その場合、該遠心送風機X5を構成する遠心羽根車1として、上記第1の実施形態に係る遠心送風機X1を基本構成とし、この基本構成において上記ハブ2を平坦面で構成するのではなく、該ハブ2の中央部をシュラウド3側に膨出させ、この膨出により形成された凹部に上記モータ9を配置し、該モータ9と上記ハブ2との重合高さだけ、遠心送風機の高さを低くしたものである。
2 ・・ハブ
3 ・・シュラウド
4 ・・羽根
5 ・・吸込口
6 ・・吹出口
7 ・・ベルマウス
8 ・・隙間
9 ・・モータ
10 ・・回転軸
19 ・・ケーシング壁
20 ・・熱交換器
21 ・・軸流羽根車
22 ・・翼
23 ・・ボス
24 ・・延設部
A1 ・・吸込流れ
A2 ・・漏れ流れ
Claims (5)
- 対向配置されたハブ(2)とシュラウド(3)の間に複数枚の羽根(4)を配置してなる遠心羽根車(1)の内周側に、複数枚の翼(22)を備えた軸流羽根車(21)を、上記シュラウド(3)の内周縁(3b)と上記翼(22)の外周縁部(22a)とが接するように配置してこれらを一体化するとともに、上記遠心羽根車(1)の上記シュラウド(3)の上流側にベルマウス(7)を配置してなる遠心送風機において、
上記軸流羽根車(21)の上記翼(22)の外径をその下流側から上流側にかけて略同径に設定する一方、
上記翼(22)の外周縁部(22a)の下流側端部(22a1)を、該下流側端部(22a1)から径方向外方へ延出する延設部(24)を介して、上記シュラウド(3)の上流側端部(3a)よりも下流側に接続することで上記翼(22)の外周縁部(22a)の上流側端部(22a2)と上記シュラウド(3)の内周縁(3b)との間に隙間(8)を設けるとともに、
該隙間(8)に上記ベルマウス(7)の下流端部(7a)を、その両面側にそれぞれ微小隙間を設けた状態で挿入したことを特徴とする遠心送風機。 - 対向配置されたハブ(2)とシュラウド(3)の間に複数枚の羽根(4)を配置してなる遠心羽根車(1)の内周側に、複数枚の翼(22)を備えた軸流羽根車(21)を、上記シュラウド(3)の内周縁(3b)と上記翼(22)の外周縁部(22a)とが接するように配置してこれらを一体化するとともに、上記遠心羽根車(1)の上記シュラウド(3)の上流側にベルマウス(7)を配置してなる遠心送風機において、
上記軸流羽根車(21)の上記翼(22)の下流側の外径を上流側の外径よりも大きく設定し、
該翼(22)の外周縁部(22a)の下流側端部(22a1)を上記シュラウド(3)の上流側端部(3a)よりも下流側において接続することで上記翼(22)の外周縁部(22a)の上流側端部(22a2)と上記シュラウド(3)の内周縁(3b)との間に隙間(8)を設けるとともに、
該隙間(8)に上記ベルマウス(7)の下流端部(7a)を、その両面側にそれぞれ微小隙間を設けた状態で挿入したことを特徴とする遠心送風機。 - 請求項1又は2において、
上記軸流羽根車(21)の上記翼(22)の上流側先端部(22b)を、上記ベルマウス(7)の上流側壁面(7a)よりも上流側に、上記翼(22)の翼高さ(Lb)の20%以上を突出させたことを特徴とする遠心送風機。 - 請求項1、2又は3に記載の遠心送風機に熱交換器(20)を付設して構成される空気調和機であって、
上記熱交換器(20)が、上記羽根車(1)における翼列の径方向内側及び径方向外側に配置されていることを特徴とする空気調和機。 - 請求項1、2又は3に記載の遠心送風機に熱交換器(20)を付設して構成される空気調和機であって、
上記熱交換器(20)が、上記羽根車(1)における吸込空気上流側に、少なくともその一面が上記遠心送風機の軸線に対して略垂直となるようにして配置されていることを特徴とする空気調和機。
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