JP3516909B2 - 遠心送風機 - Google Patents

遠心送風機

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JP3516909B2
JP3516909B2 JP2000256931A JP2000256931A JP3516909B2 JP 3516909 B2 JP3516909 B2 JP 3516909B2 JP 2000256931 A JP2000256931 A JP 2000256931A JP 2000256931 A JP2000256931 A JP 2000256931A JP 3516909 B2 JP3516909 B2 JP 3516909B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
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    • F04D29/281Rotors specially for elastic fluids for centrifugal or helico-centrifugal pumps for radial-flow or helico-centrifugal pumps for fans or blowers
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    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、換気送風機器およ
び空気調和機器に使用される遠心送風機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、居住および非居住空間で使用され
る換気送風機器および空気調和機器において、設置スペ
ースの減少に伴う送風ユニットの小型化が要求される一
方、騒音、空力性能の向上した遠心送風機が要求されて
いる。従来、この種の遠心送風機は、特公平7−948
38号公報に示されているように、主板と環状の側板に
よって挟むように取り付けられた複数のブレードからな
る多翼ファンの内径および入口角を、主板に向かうにし
たがって小さくしたものであった。図20または図21
を参照しながら説明する。図に示すように、主板102
と環状の側板103によって挟むように取り付けられた
複数のブレード104で多翼ファン101を構成してい
る。ブレード104の中心軸105に垂直な軸方向断面
の形状で、入口角Pβ1が側板103側から主板102
側へ、しだいに小さくなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の遠心
送風機では、遠心方向に向かう略二次元流れの流入角に
合致した入口角となっているのみで、軸方向から遠心方
向に曲がる複雑な三次元流れ領域では、仕事をしておら
ず、機器の小型化、機内や機外の高静圧化による送風機
の仕事量の増加に伴い、消費電力の上昇や回転数の上昇
による騒音の増大するという課題があり、また多翼ファ
ンの高静圧化に伴い、ブレード流入部付近での気流が軸
方向から遠心方向に曲がる際に、側板側で逆流が発生し
やすく、騒音の上昇やファン効率の低下の原因になると
いう課題があり、騒音が低く、ファン効率が良い遠心送
風機が要求されている。
【0004】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、機器の小型化、機内の送風回路の圧力損
失の増大、機外の高静圧化に伴うファン静圧の増大時で
も、消費電力の上昇やファンの回転数の上昇による騒音
の増大を防ぐことができ、また多翼ファンのブレード流
入部付近で、気流が軸方向から遠心方向に曲がる際の側
板側で逆流が発生し難く、騒音の上昇やファン効率の低
下を防ぐことができる遠心送風機を提供することを目的
としている。
【0005】また、遠心方向に向かう略二次元流れの流
入角に合致した入口角となっているのみで、軸方向から
遠心方向に曲がる複雑な三次元流れ領域では、仕事をし
ておらず、機器の小型化、機内や機外の高静圧化による
送風機の仕事量の増加に伴い、消費電力の上昇や回転数
の上昇による騒音の増大するという課題があり、また多
翼ファンの高静圧化に伴い、ブレード流入部付近での気
流が軸方向から遠心方向に曲がる際に、側板側で逆流が
発生しやすく、騒音の上昇やファン効率の低下の原因に
なるという課題があり、騒音が低く、ファン効率が良い
遠心送風機が要求されている。本発明は、このような従
来の課題を解決するものであり、機器の小型化、機内の
送風回路の圧力損失の増大、機外の高静圧化に伴うファ
ン静圧の増大時でも、消費電力の上昇やファンの回転数
の上昇による騒音の増大を防ぐことができ、また多翼フ
ァンのブレード流入部付近で、気流が軸方向から遠心方
向に曲がる際の側板側で逆流が発生し難く、騒音の上昇
やファン効率の低下を防ぐことができる遠心送風機を提
供することを目的としている。
【0006】また、三次元形状のブレードを有する多翼
ファンは、一体成形による製造方法が難しく、ブレード
と主板、側板を分けて成形すると製作費用が増大という
課題があり、騒音が低く、ファン効率が良い遠心送風機
が要求されている。本発明は、このような従来の課題を
解決するものであり、三次元形状のブレードを有する多
翼ファンでも、一体成形を可能とし、製作費用を抑える
ことができ、また多翼ファンの回転数を低減させること
で、騒音の上昇を防ぐことができる遠心送風機を提供す
ることを目的としている。
【0007】また、機器の小型化、機内や機外の高静圧
化による送風機の仕事量の増加に伴い、スクロールケー
スの舌部最小隙間の減少、舌部の周方向距離の延長によ
り、ブレードがスクロールケースの舌部を通過する際に
干渉し、特定の周波数(回転数(rpm)×ブレード枚
数/60)で騒音が増大という課題があり、騒音が低
く、ファン効率が良い遠心送風機が要求されている。本
発明は、このような従来の課題を解決するものであり、
スクロールケースの舌部最小隙間の減少、舌部の周方向
距離の延長により、ブレードがスクロールケースの舌部
を通過する際に干渉し、特定の周波数(回転数(rp
m)×ブレード枚数/60)の騒音の増大を防ぐことが
できる遠心送風機を提供することを目的としている。
【0008】また、機器の小型化、機内や機外の高静圧
化による送風機の仕事量の増加に伴い、多翼ファンの仕
事量を著しく低減させることなく、スクロールケースの
吐出口の長辺を長くできず、吐出口の風速を低くできな
いという課題があり、騒音が低く、ファン効率が良い遠
心送風機が要求されている。本発明は、このような従来
の課題を解決するものであり、多翼ファンの仕事量を著
しく低減させることなく、スクロールケースの吐出口の
長辺を広くし、吐出口の風速を低くすることができる遠
心送風機を提供することを目的としている。
【0009】また、機器の小型化、機内や機外の高静圧
化による送風機の仕事量の増加に伴い、多翼ファンの仕
事量を著しく低減させることなく、スクロールケースの
吐出口の面積を増やしたり、吐出口の数を増やすことが
できないという課題があり、騒音が低く、ファン効率が
良い遠心送風機が要求されている。本発明は、このよう
な従来の課題を解決するものであり、多翼ファンの仕事
量を著しく低減させることなく、スクロールケースの吐
出口の数を増やすことができる遠心送風機を提供するこ
とを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の遠心送風機は、
上記目的を達成するために、インデューサ内径Diiが
ファン外径Dに比し0.6以下であり、前進角θfがブ
レードピッチ角θtより小さく、ブレードの枚数より少
ないインデューサ部を備えた多翼ファンを有することを
特徴とする。そして、本発明によれば機器の小型化、機
内の送風回路の圧力損失の増大、機外の高静圧化に伴う
ファン静圧の増大時でも、消費電力の上昇やファンの回
転数の上昇による騒音の増大を防ぐとともに多翼ファン
のブレード流入部付近で、気流が軸方向から遠心方向に
曲がる際の側板側で逆流が発生し難く、騒音の上昇やフ
ァン効率の低下を防ぐことができる遠心送風機が得られ
る。
【0011】また、インデューサ内径Diiがファン外
径Dに比し0.6以下であり、インデューサ部の入口角
が9゜以下で、ブレードの枚数より少ないインデューサ
部を備えた多翼ファンを有することを特徴とする。そし
て、本発明によれば機器の小型化、機内の送風回路の圧
力損失の増大、機外の高静圧化に伴うファン静圧の増大
時でも、消費電力の上昇やファンの回転数の上昇による
騒音の増大を防ぐとともに多翼ファンのブレード流入部
付近で、気流が軸方向から遠心方向に曲がる際の側板側
で逆流が発生し難く、騒音の上昇やファン効率の低下を
防ぐことができる遠心送風機が得られる。
【0012】また、ブレードの内周側に多翼ファンの回
転方向に傾斜した略三次元形状のインデューサ部を備え
た前記多翼ファンを有することを特徴とする。そして、
本発明によれば機器の小型化、機内の送風回路の圧力損
失の増大、機外の高静圧化に伴うファン静圧の増大時で
も、消費電力の上昇やファンの回転数の上昇による騒音
の増大を防ぐとともに多翼ファンのブレード流入部付近
で、気流が軸方向から遠心方向に曲がる際の側板側で逆
流が発生し難く、騒音の上昇やファン効率の低下を防ぐ
ことができる遠心送風機が得られる。
【0013】また、略三次元形状のインデューサ部の内
周側に、平板状の補助インデューサを備えた多翼ファン
を有することを特徴とする。そして、本発明によれば機
器の小型化、機内の送風回路の圧力損失の増大、機外の
高静圧化に伴うファン静圧の増大時でも、消費電力の上
昇やファンの回転数の上昇による騒音の増大を防ぐとと
もに多翼ファンのブレード流入部付近で、気流が軸方向
から遠心方向に曲がる際の側板側で逆流が発生し難く、
騒音の上昇やファン効率の低下を防ぐことができる遠心
送風機が得られる。
【0014】また、インデューサ部のインデューサ吸い
込み端部と回転軸の中心を含む平面がなす傾斜角αが、
前記インデューサ部の最大周方向長さLの位置で最大と
なる多翼ファンを有することを特徴とする。そして、本
発明によれば機器の小型化、機内の送風回路の圧力損失
の増大、機外の高静圧化に伴うファン静圧の増大時で
も、消費電力の上昇やファンの回転数の上昇による騒音
の増大を防ぐとともに多翼ファンのブレード流入部付近
で、気流が軸方向から遠心方向に曲がる際の側板側で逆
流が発生し難く、騒音の上昇やファン効率の低下を防ぐ
ことができる遠心送風機が得られる。
【0015】また、インデューサ部のブレード幅Hが内
周側に向かうに従い漸次小さくなる多翼ファンを有する
ことを特徴とする。そして、本発明によれば機器の小型
化、機内の送風回路の圧力損失の増大、機外の高静圧化
に伴うファン静圧の増大時でも、消費電力の上昇やファ
ンの回転数の上昇による騒音の増大を防ぐとともに多翼
ファンのブレード流入部付近で、気流が軸方向から遠心
方向に曲がる際の側板側で逆流が発生し難く、騒音の上
昇やファン効率の低下を防ぐことができる遠心送風機が
得られる。
【0016】また、ブレードの肉厚がインデューサ部で
最大となる多翼ファンを有することを特徴とする。そし
て、本発明によれば機器の小型化、機内の送風回路の圧
力損失の増大、機外の高静圧化に伴うファン静圧の増大
時でも、消費電力の上昇やファンの回転数の上昇による
騒音の増大を防ぐとともに多翼ファンのブレード流入部
付近で、気流が軸方向から遠心方向に曲がる際の側板側
で逆流が発生し難く、騒音の上昇やファン効率の低下を
防ぐことができる遠心送風機が得られる。
【0017】また、ブレードの全枚数に対し、インデュ
ーサ部を有する前記ブレードの枚数が少ない多翼ファン
を有することを特徴とする。そして、本発明によれば機
器の小型化、機内の送風回路の圧力損失の増大、機外の
高静圧化に伴うファン静圧の増大時でも、消費電力の上
昇やファンの回転数の上昇による騒音の増大を防ぐとと
もに多翼ファンのブレード流入部付近で、気流が軸方向
から遠心方向に曲がる際の側板側で逆流が発生し難く、
騒音の上昇やファン効率の低下を防ぐことができる遠心
送風機が得られる。
【0018】また、隣り合うインデューサ部の形状が異
なる多翼ファンを有することを特徴とする。そして、本
発明によれば機器の小型化、機内の送風回路の圧力損失
の増大、機外の高静圧化に伴うファン静圧の増大時で
も、消費電力の上昇やファンの回転数の上昇による騒音
の増大を防ぐとともに多翼ファンのブレード流入部付近
で、気流が軸方向から遠心方向に曲がる際の側板側で逆
流が発生し難く、騒音の上昇やファン効率の低下を防ぐ
ことができる遠心送風機が得られる。
【0019】また、インデューサ部の形状を回転軸方向
に主板に投影させた形状より大きな穴を前記主板に設け
た多翼ファンを有することを特徴とする。そして、本発
明によれば三次元形状のブレードを有する多翼ファンで
も、一体成形を可能とし、製作費用を抑えるとともに多
翼ファンの回転数を低減させることで、騒音の上昇を防
ぐことができる遠心送風機が得られる。
【0020】また、スクロールケースの軸方向壁面と多
翼ファンのブレードの半径方向距離が最小となる舌部最
小隙間Nの位置NPより、前記スクロールケースの舌部
先端位置ZPが、前記多翼ファンの反回転方向に12゜
以上の位置にあり、かつ舌部最小隙間Nの位置NPから
前記多翼ファンの反回転方向に10゜以下の範囲でケー
ス隙間Qが舌部最小隙間Nに対し1.0以上1.8以下
になるスクロールケースに組み込まれた前記多翼ファン
を有することを特徴とする。そして、本発明によればス
クロールケースの舌部最小隙間の減少、舌部の周方向距
離の延長により、ブレードがスクロールケースの舌部を
通過する際に干渉し、特定の周波数(回転数(rpm)
×ブレード枚数/60)の騒音の増大を防ぐことができ
る遠心送風機が得られる。
【0021】また、吐出口の長辺が多翼ファンのファン
外径D以上のスクロールケースに組み込まれた多翼ファ
ンを有することを特徴とする。そして、本発明によれば
多翼ファンの仕事量を著しく低減させることなく、スク
ロールケースの吐出口の長辺を広くし、吐出口の風速を
低くすることができる遠心送風機が得られる。
【0022】また、吐出口が二方向以上のスクロールケ
ースに組み込まれた多翼ファンを有することを特徴とす
る。そして、本発明によれば多翼ファンの仕事量を著し
く低減させることなく、スクロールケースの吐出口の数
を増やすことができる遠心送風機が得られる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明は、インデューサ内径Di
iがファン外径Dに比し0.6以下であり、前進角θf
がブレードピッチ角θtより小さく、ブレードの枚数よ
り少ないインデューサ部を備えた多翼ファンを有するも
のであり、多翼ファンの高静圧域において、多翼ファン
の内周側にインデューサ部を備えることにより、ブレー
ド1枚あたりの仕事量の増加により、多翼ファンの回転
数の上昇を防ぎ、騒音の上昇やファン効率の低下を防ぐ
という作用を有する。
【0024】また、インデューサ内径Diiがファン外
径Dに比し0.6以下であり、インデューサ部の入口角
が9゜以下で、ブレードの枚数より少ないインデューサ
部を備えた多翼ファンを有するものであり、多翼ファン
の高静圧域において、多翼ファンの内周側にインデュー
サ部を備えることにより、ブレード1枚あたりの仕事量
の増加により、多翼ファンの回転数の上昇を防ぎ、騒音
の上昇やファン効率の低下を防ぐという作用を有する。
【0025】また、ブレードの内周側に多翼ファンの回
転方向に傾斜した略三次元形状のインデューサ部を備え
た前記多翼ファンを有するものであり、多翼ファンの高
静圧域において、多翼ファンの内周側にインデューサ部
を備えることにより、ブレード1枚あたりの仕事量の増
加により、多翼ファンの回転数の上昇を防ぎ、騒音の上
昇やファン効率の低下を防ぐという作用を有する。
【0026】また、略三次元形状のインデューサ部の内
周側に、平板状の補助インデューサを備えた多翼ファン
を有するものであり、多翼ファンの高静圧域において、
多翼ファンの内周側にインデューサ部と補助インデュー
サを備えることにより、ブレード1枚あたりの仕事量の
更なる増加により、多翼ファンの回転数の上昇を防ぎ、
騒音の上昇やファン効率の低下を防ぐという作用を有す
る。
【0027】また、インデューサ部のインデューサ吸い
込み端部と回転軸の中心を含む平面がなす傾斜角αが、
前記インデューサ部の最大周方向長さLの位置で最大と
なる多翼ファンを有するものであり、多翼ファンの高静
圧域において、多翼ファンの内周側にインデューサ部を
備えることにより、ブレード流入部での衝突を防ぐとと
もに、ブレード1枚あたりの仕事量の増加により、多翼
ファンの回転数の上昇を防ぎ、騒音の上昇やファン効率
の低下を防ぐことができる。また、ブレード流入部付近
で、気流が軸方向から半径方向に曲がる際の側板側で逆
流が発生し難く、騒音の上昇やファン効率の低下を防ぐ
という作用を有する。
【0028】また、インデューサ部のブレード幅Hが内
周側に向かうに従い漸次小さくなる多翼ファンを有する
ものであり、多翼ファンの高静圧域において、多翼ファ
ンの内周側にインデューサ部を備えることにより、ブレ
ード流入部での衝突を防ぐとともに、ブレード1枚あた
りの仕事量の増加により、多翼ファンの回転数の上昇を
防ぎ、騒音の上昇やファン効率の低下を防ぐことができ
る。また、ブレード流入部付近で、気流が軸方向から半
径方向に曲がる際の側板側で逆流が発生し難く、騒音の
上昇やファン効率の低下を防ぐという作用を有する。
【0029】また、ブレードの肉厚がインデューサ部で
最大となる多翼ファンを有するものであり、多翼ファン
の高静圧域において、多翼ファンの内周側にインデュー
サ部を備えることにより、ブレード流入部での衝突やブ
レード面からの剥離、境界層の発達を防ぐとともに、ブ
レード1枚あたりの仕事量の増加により、多翼ファンの
回転数の上昇を防ぎ、騒音の上昇やファン効率の低下を
防ぐことができる。また、ブレード流入部付近で、気流
が軸方向から半径方向に曲がる際の側板側で逆流が発生
し難く、騒音の上昇やファン効率の低下を防ぐという作
用を有する。
【0030】また、ブレードの全枚数に対し、インデュ
ーサ部を有する前記ブレードの枚数が少ない多翼ファン
を有するものであり、多翼ファンの高静圧域において、
多翼ファンの内周側にインデューサ部を備えることによ
り、ブレード入り口部での衝突やブレード面からの剥
離、境界層の発達を防ぐとともに、ブレード1枚あたり
の仕事量の増加により、多翼ファンの回転数の上昇を防
ぎ、騒音の上昇やファン効率の低下を防ぐことができ
る。また、ブレード入り口部付近で、気流が軸方向から
半径方向に曲がる際の側板側で逆流が発生し難く、騒音
の上昇やファン効率の低下を防ぐという作用を有する。
【0031】また、隣り合うインデューサ部の形状が異
なる多翼ファンを有するものであり、多翼ファンの高静
圧域において、多翼ファンの内周側にインデューサ部を
備えることにより、ブレード流入部での衝突やブレード
面からの剥離、境界層の発達を防ぐとともに、ブレード
1枚あたりの仕事量の増加により、多翼ファンの回転数
の上昇を防ぎ、騒音の上昇やファン効率の低下を防ぐこ
とができる。また、ブレード流入部付近で、気流が軸方
向から半径方向に曲がる際の側板側で逆流が発生し難
く、騒音の上昇やファン効率の低下を防ぐという作用を
有する。
【0032】また、インデューサ部の形状を回転軸方向
に主板に投影させた形状より大きな穴を前記主板に設け
た多翼ファンを有するものであり、三次元形状のブレー
ドを有する多翼ファンでも一体成形を可能とし、製作費
用を抑えるとともに、多翼ファンの内周側に設けたイン
デューサ部で仕事をした一部の空気を、主板に設けた穴
を通してできた送風回路を通して風量を増大でき、規定
風量では多翼ファンの回転数を低減させることで、騒音
の上昇を防ぐという作用を有する。
【0033】また、スクロールケースの軸方向壁面と多
翼ファンのブレードの半径方向距離が最小となる舌部最
小隙間Nの位置NPより、前記スクロールケースの舌部
先端位置ZPが、前記多翼ファンの反回転方向に12゜
以上の位置にあり、かつ舌部最小隙間Nの位置NPから
前記多翼ファンの反回転方向に10゜以下の範囲でケー
ス隙間Qが舌部最小隙間Nに対し1.0以上1.8以下
になるスクロールケースに組み込まれた前記多翼ファン
を有するものであり、多翼ファンの高静圧域において
も、スクロールケースの舌部最小隙間Nを確保しつつ舌
部を反回転方向に延長させることで、多翼ファンの仕事
量の増加を可能とし、舌部最小隙間Nの位置NPから前
記多翼ファンの反回転方向に10゜以下の範囲でケース
隙間Qを舌部最小隙間Nに対し1.0以上1.8以下に
広くすることで、スクロールケースの舌部を通過する際
の干渉による特定の周波数(回転数(rpm)×ブレー
ド枚数/60)の騒音の増大を防ぐという作用を有す
る。
【0034】また、吐出口の長辺が多翼ファンのファン
外径D以上のスクロールケースに組み込まれた多翼ファ
ンを有するものであり、多翼ファンの高静圧域におい
て、多翼ファンの内周側にインデューサ部を備えること
により、ブレード流入部での衝突やブレード面からの剥
離、境界層の発達を防ぐとともに、ブレード1枚あたり
の仕事量の増加により、多翼ファンの回転数の上昇を防
ぎ、騒音の上昇やファン効率の低下を防ぐことができ
る。また、ブレード流入部付近で、気流が軸方向から半
径方向に曲がる際の側板側で逆流が発生し難く、騒音の
上昇やファン効率の低下を防ぐことができることで、吐
出口の長辺が多翼ファンのファン外径D以上のスクロー
ルケースとしても、多翼ファンの仕事量を著しく低減さ
せることなく、吐出口の風速の低くするという作用を有
する。
【0035】また、吐出口が二方向以上のスクロールケ
ースに組み込まれた多翼ファンを有するものであり、多
翼ファンの高静圧域において、多翼ファンの内周側にイ
ンデューサ部を備えることにより、ブレード流入部での
衝突やブレード面からの剥離、境界層の発達を防ぐとと
もに、ブレード1枚あたりの仕事量の増加により、多翼
ファンの回転数の上昇を防ぎ、騒音の上昇やファン効率
の低下を防ぐことができる。また、ブレード流入部付近
で、気流が軸方向から半径方向に曲がる際の側板側で逆
流が発生し難く、騒音の上昇やファン効率の低下を防ぐ
ことができることで、吐出口が二方向以上のスクロール
ケースとしても、多翼ファンの仕事量を著しく低減させ
ることなく、吐出口の風速を低くするという作用を有す
る。
【0036】
【実施例】(実施例1)図1または図2に示すように、
吸込口を形成するベルマウス状の吸込オリフィス2と吐
出口4を有する渦巻き状のスクロールケース3の内部
に、回転軸12に垂直な主板5と環状の側板6によって
挟むように取り付けられた複数のブレード7を備え、イ
ンデューサ内径Diiがファン外径Dに比し0.6以下
であり、前進角θfがブレードピッチ角θtより小さ
く、ブレード7の枚数より少ないインデューサ部8を備
えた多翼ファン1を有する構成にされている。
【0037】上記構成により、静圧、風量を得るために
モーター11により多翼ファン1が回転するとき、スク
ロールケース3に備えられた吸込口を形成するベルマウ
ス状の吸込オリフィス2より流入した気流9は、多翼フ
ァン1のインデューサ部8、ブレード7を通り多翼ファ
ン1より流出し、渦巻き状のスクロールケース3を介し
て吐出口4より吐出される。そこで多翼ファン1にイン
デューサ部8を設けたことで、吸込オリフィス2より流
入した気流9を、ブレード流入部10まで乱れを抑制し
ながら導くことができ遠心送風機の騒音が低減できると
ともに、多翼ファン1の限られた空間の中で、インデュ
ーサ内径Diiがファン外径Dに比し0.6以下になる
ようインデューサ部8の形状を大きくすることで、気流
9のインデューサ部8への負荷を大きくし仕事量の増大
が図れる。また、前進角θfがブレードピッチ角θtよ
り小さくし、インデューサ部8の入口角β1の接線MB
1とブレード7の出口角β2の接線MB2がなす反り角
θを小さくすることで、インデューサ部8の内周側から
ブレード7の外周側にかけて気流9の転向を小さくし、
インデューサ翼面16からの剥離による乱流の発生を抑
制でき、騒音の低減とファン効率の向上ができるととも
に、インデューサ部8をブレード7の枚数より少なくす
ることで、多翼ファン1のインデューサ部8の内周側の
気流9の増速を防ぎ乱流を増やすことなく、同一回転時
での風量−静圧特性が増大しファン効率の向上ができ
る。
【0038】なお、図1では、多翼ファン1の側板6は
ブレード7の外周側に取り付けられているが、側板6の
内径および外径はファン外径Dより小さくても良く、そ
の作用効果に差異を生じない。
【0039】また、モーター11は、多翼ファン1の外
側に取り付けられているが、多翼ファン1の内側または
スクロールケース3に備えられた吸込口付近に取り付け
ても良く、その作用効果に差異を生じない。
【0040】また、図2では、多翼ファン1のインデュ
ーサ部8とブレード7が接線連続で取り付けられている
が、屈折して取り付けられても良く、その作用効果に差
異を生じない。
【0041】(実施例2)図1または図3に示すよう
に、吸込口を形成するベルマウス状の吸込オリフィス2
と吐出口4を有する渦巻き状のスクロールケース3の内
部に、回転軸12に垂直な主板5と環状の側板6によっ
て挟むように取り付けられた複数のブレード7を備え、
インデューサ内径Diiがファン外径Dに比し0.6以
下であり、インデューサ部8の入口角β1が9゜以下
で、ブレード7の枚数より少ないインデューサ部8を備
えた多翼ファン1を有する構成にされている。
【0042】上記構成により、静圧、風量を得るために
モーター11により多翼ファン1が回転するとき、スク
ロールケース3に備えられた吸込口を形成するベルマウ
ス状の吸込オリフィス2より流入した気流9は、多翼フ
ァン1のインデューサ部8、ブレード7を通り多翼ファ
ン1より流出し、渦巻き状のスクロールケース3を介し
て吐出口4より吐出される。そこで多翼ファン1にイン
デューサ部8を設けたことで、吸込オリフィス2より流
入した気流9を、ブレード流入部10まで乱れを抑制し
ながら導くことができ遠心送風機の騒音が低減できると
ともに、多翼ファン1の限られた空間の中で、インデュ
ーサ内径Diiがファン外径Dに比し0.6以下になる
ようインデューサ部8の形状を大きくすることで、気流
9のインデューサ部8への負荷を大きくし仕事量の増大
が図れる。また、インデューサ部8の入口角β1が9゜
以下にすることでも、気流9のインデューサ部8への負
荷を大きくし仕事量の増大を図ることができるととも
に、多翼ファン1の周速の低い内周側の気流9の流れに
合致させることで、インデューサ翼面16からの剥離に
よる乱流の発生を抑制でき、騒音の低減とファン効率の
向上ができる。さらに、インデューサ部8をブレード7
の枚数より少なくすることで、多翼ファン1のインデュ
ーサ部8の内周側の気流9の増速を防ぎ乱流を増やすこ
となく、騒音の低減と同一回転時での風量−静圧特性が
増大しファン効率の向上ができる。
【0043】なお、図1では、多翼ファン1の側板6は
ブレード7の外周側に取り付けられているが、側板6の
内径および外径はファン外径Dより小さくても良く、そ
の作用効果に差異を生じない。
【0044】また、モーター11は、多翼ファン1の外
側に取り付けられているが、多翼ファン1の内側または
スクロールケース3に備えられた吸込口付近に取り付け
ても良く、その作用効果に差異を生じない。
【0045】また、図3では、多翼ファン1のインデュ
ーサ部8とブレード7が屈折して取り付けられている
が、接線連続で取り付けられても良く、その作用効果に
差異を生じない。
【0046】(実施例3)図4または図5に示すよう
に、吸込口を形成するベルマウス状の吸込オリフィス2
と吐出口4を有する渦巻き状のスクロールケース3の内
部に、回転軸12に垂直な主板5と環状の側板6によっ
て挟むように取り付けられた複数のブレード7を備え、
ブレード7の内周側に多翼ファン1の回転方向13に傾
斜した略三次元形状のインデューサ部8を備えた多翼フ
ァン1を有する構成にされている。
【0047】上記構成により、静圧、風量を得るために
モーター11により多翼ファン1が回転するとき、スク
ロールケース3に備えられた吸込口を形成するベルマウ
ス状の吸込オリフィス2より流入した気流9は、多翼フ
ァン1のインデューサ部8、ブレード7を通り多翼ファ
ン1より流出し、渦巻き状のスクロールケース3を介し
て吐出口4より吐出される。そこで多翼ファン1にイン
デューサ部8を設けたことで、吸込オリフィス2より流
入した気流9を、ブレード流入部10まで乱れを抑制し
ながら導くことができ遠心送風機の騒音が低減できると
ともに、多翼ファン1の限られた空間の中で仕事を行う
領域をインデューサ部8により広くすることで、仕事量
の増大が図れる。また、多翼ファン1の回転方向13に
傾斜した略三次元形状のインデューサ部8により、吸込
オリフィス2より流入した気流9の流れに合致させるこ
とができ、インデューサ翼面16からの剥離による乱流
の発生を抑制でき、騒音の低減とファン効率の向上がで
きる。
【0048】なお、図4では、多翼ファン1の側板6は
ブレード7の外周側に取り付けられているが、側板6の
内径および外径はファン外径Dより小さくても良く、そ
の作用効果に差異を生じない。
【0049】また例えば、インデューサ内径Diiがフ
ァン外径Dに比し0.6以下になるようインデューサ部
8の形状を大きくすることで、多翼ファン1の限られた
空間の中で、気流9のインデューサ部8への負荷を効率
よく大きくでき、さらに仕事量の増大、騒音の低減がで
きる。
【0050】また、モーター11は、多翼ファン1の外
側に取り付けられているが、多翼ファン1の内側または
スクロールケース3に備えられた吸込口付近に取り付け
ても良く、その作用効果に差異を生じない。
【0051】また、図5では、多翼ファン1のインデュ
ーサ部8とブレード7が接線連続で取り付けられている
が、屈折して取り付けられても良く、その作用効果に差
異を生じない。
【0052】また、インデューサ部8をブレード7の枚
数より少なくしているが、インデューサ部8を多翼ファ
ン1の中心付近まで大きく延長しなければ同じ枚数でも
良く、その作用効果に差異を生じない。
【0053】(実施例4)本実施例以降においては、先
の実施例に記載したものと同一構成のものは、同一番号
を付して詳しい説明は省略する。
【0054】図6または図7に示すように、略三次元形
状のインデューサ部8の内周側に、平板状の補助インデ
ューサ14を備えた多翼ファン1を有する構成にされて
いる。
【0055】上記構成により、多翼ファン1の回転方向
13に傾斜した略三次元形状のインデューサ部8をイン
デューサピッチSの大きい半径方向位置までとし、イン
デューサピッチSの小さい内周側には平板状の補助イン
デューサ14を備えることで、気流9の増速を防ぎ乱流
を増やすことなく、ブレード1枚あたりの仕事量の更な
る増加により、騒音の低減と同一回転時での風量−静圧
特性が増大しファン効率の向上ができる。
【0056】なお、図6では、多翼ファン1の側板6は
ブレード7の外周側に取り付けられているが、側板6の
内径および外径はファン外径Dより小さくても良く、そ
の作用効果に差異を生じない。
【0057】また例えば、インデューサ内径Diiがフ
ァン外径Dに比し0.6以下になるようインデューサ部
8の形状を大きくすることで、多翼ファン1の限られた
空間の中で、気流9のインデューサ部8への負荷を効率
よく大きくでき、さらに仕事量の増大、騒音の低減がで
きる。
【0058】また、モーター11は、多翼ファン1の外
側に取り付けられているが、多翼ファン1の内側または
スクロールケース3に備えられた吸込口付近に取り付け
ても良く、その作用効果に差異を生じない。
【0059】また、図7では、多翼ファン1のインデュ
ーサ部8とブレード7、インデューサ部8と補助インデ
ューサ14が接線連続で取り付けられているが、屈折し
て取り付けられても良く、その作用効果に差異を生じな
い。
【0060】また、インデューサ部8をブレード7の枚
数より少なくしているが、インデューサ部8を多翼ファ
ン1の中心付近まで大きく延長しなければ同じ枚数でも
良く、その作用効果に差異を生じない。
【0061】(実施例5)図4、図7または図8に示す
ように、インデューサ部8のインデューサ吸い込み端部
15と回転軸12の中心を含む平面Mがなす傾斜角α
が、インデューサ部8の最大周方向長さLの位置で最大
となる多翼ファン1を有する構成にされている。
【0062】上記構成により、傾斜角αが、インデュー
サ部8の最大周方向長さLの位置で最大となることで、
気流9のブレード流入部10での衝突を防ぐとともに、
インデューサ翼面16からの剥離を抑制しつつ、ブレー
ド1枚あたりの仕事量の増加により、多翼ファン1の回
転数の上昇を防ぎ、騒音の上昇やファン効率の低下を防
ぐことができる。また、多翼ファン1の高静圧域におい
て、ブレード流入部10付近で、気流9が軸方向から半
径方向に曲がる際の側板6側で逆流が発生し難く、騒音
の低減とファン効率の向上ができる。
【0063】なお、図4では、多翼ファン1の側板6は
ブレード7の外周側に取り付けられているが、側板6の
内径および外径はファン外径Dより小さくても良く、そ
の作用効果に差異を生じない。
【0064】また例えば、インデューサ内径Diiがフ
ァン外径Dに比し0.6以下になるようインデューサ部
8の形状を大きくすることで、多翼ファン1の限られた
空間の中で、気流9のインデューサ部8への負荷を効率
よく大きくでき、さらに仕事量の増大、騒音の低減がで
きる。
【0065】また、モーター11は、多翼ファン1の外
側に取り付けられているが、多翼ファン1の内側または
スクロールケース3に備えられた吸込口付近に取り付け
ても良く、その作用効果に差異を生じない。
【0066】また、図7では、多翼ファン1のインデュ
ーサ部8とブレード7が接線連続で取り付けられている
が、屈折して取り付けられても良く、その作用効果に差
異を生じない。
【0067】また、インデューサ部8をブレード7の枚
数より少なくしているが、インデューサ部8を多翼ファ
ン1の中心付近まで大きく延長しなければ同じ枚数でも
良く、その作用効果に差異を生じない。
【0068】(実施例6)図5または図9に示すよう
に、インデューサ部8のブレード幅Hが内周側に向かう
に従い漸次小さくなる多翼ファン1を有する構成にされ
ている。
【0069】上記構成により、インデューサ部8のブレ
ード幅Hが内周側に向かうに従い漸次小さくなること
で、吸込オリフィス2より流入した気流9が軸方向から
半径方向に曲がる際の斜流条件に合致させることがで
き、インデューサ翼面16からの剥離による乱流の発生
を抑制でき、騒音の低減とファン効率の向上ができる。
また、多翼ファン1の高静圧域において、ブレード流入
部10付近で、気流9が軸方向から半径方向に曲がる際
の側板6側で逆流が発生し難く、騒音の低減とファン効
率の向上ができる。
【0070】なお、図5では、多翼ファン1のインデュ
ーサ部8とブレード7が接線連続で取り付けられている
が、屈折して取り付けられても良く、その作用効果に差
異を生じない。
【0071】また、インデューサ部8をブレード7の枚
数より少なくしているが、インデューサ部8を多翼ファ
ン1の中心付近まで大きく延長しなければ同じ枚数でも
良く、その作用効果に差異を生じない。
【0072】また、図9では、多翼ファン1の側板6は
ブレード7の外周側に取り付けられているが、側板6の
内径および外径はファン外径Dより小さくても良く、そ
の作用効果に差異を生じない。
【0073】また例えば、インデューサ内径Diiがフ
ァン外径Dに比し0.6以下になるようインデューサ部
8の形状を大きくすることで、多翼ファン1の限られた
空間の中で、気流9のインデューサ部8への負荷を効率
よく大きくでき、さらに仕事量の増大、騒音の低減がで
きる。
【0074】(実施例7)図10または図11に示すよ
うに、ブレード7の肉厚Tがインデューサ部8で最大と
なる多翼ファン1を有する構成にされている。
【0075】上記構成により、ブレード7の肉厚Tがイ
ンデューサ部8で最大となることで、気流9のブレード
流入部10での衝突を防ぐとともに、インデューサ翼面
16からの剥離を抑制、境界層の発達を防ぎつつ、ブレ
ード1枚あたりの仕事量の増加と騒音の低減、ファン効
率の向上ができる。
【0076】なお、図10では、多翼ファン1のインデ
ューサ部8とブレード7が接線連続で取り付けられてい
るが、屈折して取り付けられても良く、その作用効果に
差異を生じない。
【0077】また、インデューサ部8をブレード7の枚
数より少なくしているが、インデューサ部8を多翼ファ
ン1の中心付近まで大きく延長しなければ同じ枚数でも
良く、その作用効果に差異を生じない。
【0078】また例えば、インデューサ内径Diiがフ
ァン外径Dに比し0.6以下になるようインデューサ部
8の形状を大きくすることで、多翼ファン1の限られた
空間の中で、気流9のインデューサ部8への負荷を効率
よく大きくでき、さらに仕事量の増大、騒音の低減がで
きる。
【0079】また、図11では、多翼ファン1の側板6
はブレード7の外周側に取り付けられているが、側板6
の内径および外径はファン外径Dより小さくても良く、
その作用効果に差異を生じない。
【0080】また、肉厚Tはブレード7のインデューサ
部8の主板5の付近で最大となっているが、インデュー
サ部8であれば位置を限定することなくインデューサ吸
い込み端部15の付近でも良く、その作用効果に差異を
生じない。
【0081】(実施例8)図4または図12に示すよう
に、ブレード7の全枚数に対し、インデューサ部8を有
するブレード7の枚数が少ない多翼ファン1を有する構
成にされている。
【0082】上記構成により、ブレード7の全枚数に対
し、インデューサ部8を有するブレード7の枚数が少な
いことで、ブレードピッチBが小さく、インデューサ部
8が回転方向13に大きく傾斜した略三次元形状の場合
でも、気流9の増速を防ぎ乱流を増やすことなく、騒音
の低減と同一回転時での風量−静圧特性が増大しファン
効率の向上ができる。
【0083】なお、図4では、多翼ファン1の側板6は
ブレード7の外周側に取り付けられているが、側板6の
内径および外径はファン外径Dより小さくても良く、そ
の作用効果に差異を生じない。
【0084】また例えば、インデューサ内径Diiがフ
ァン外径Dに比し0.6以下になるようインデューサ部
8の形状を大きくすることで、多翼ファン1の限られた
空間の中で、気流9のインデューサ部8への負荷を効率
よく大きくでき、さらに仕事量の増大、騒音の低減がで
きる。
【0085】また、モーター11は、多翼ファン1の外
側に取り付けられているが、多翼ファン1の内側または
スクロールケース3に備えられた吸込口付近に取り付け
ても良く、その作用効果に差異を生じない。
【0086】また、図12では、多翼ファン1のインデ
ューサ部8とブレード7が接線連続で取り付けられてい
るが、屈折して取り付けられても良く、その作用効果に
差異を生じない。
【0087】(実施例9)図4または図13に示すよう
に、隣り合うインデューサ部8の形状が異なる多翼ファ
ン1を有する構成にされている。
【0088】上記構成により、隣り合うインデューサ部
8の形状が異なることで、インデューサピッチSが小さ
く、インデューサ部8が回転方向13に大きく傾斜した
略三次元形状の場合でも、一方のインデューサ部8の半
径方向内周向き長さNを隣接するインデューサ部8より
短くでき、気流9の増速を防ぎ乱流を増やすことなく、
気流9の流入条件にあったインデューサ部8の形状を形
成させ、ブレード流入部10での衝突を防ぐとともに、
騒音の低減と同一回転時での風量−静圧特性が増大しフ
ァン効率の向上ができる。
【0089】なお、図4では、多翼ファン1の側板6は
ブレード7の外周側に取り付けられているが、側板6の
内径および外径はファン外径Dより小さくても良く、そ
の作用効果に差異を生じない。
【0090】また例えば、インデューサ内径Diiがフ
ァン外径Dに比し0.6以下になるようインデューサ部
8の形状を大きくすることで、多翼ファン1の限られた
空間の中で、気流9のインデューサ部8への負荷を効率
よく大きくでき、さらに仕事量の増大、騒音の低減がで
きる。
【0091】また、モーター11は、多翼ファン1の外
側に取り付けられているが、多翼ファン1の内側または
スクロールケース3に備えられた吸込口付近に取り付け
ても良く、その作用効果に差異を生じない。
【0092】また、図13では、多翼ファン1のインデ
ューサ部8とブレード7が接線連続で取り付けられてい
るが、屈折して取り付けられても良く、その作用効果に
差異を生じない。
【0093】また、インデューサ部8をブレード7の枚
数より少なくしているが、インデューサ部8を多翼ファ
ン1の中心付近まで大きく延長しなければ同じ枚数でも
良く、その作用効果に差異を生じない。
【0094】(実施例10)図14から図16に示すよ
うに、インデューサ部8の形状を回転軸12方向に主板
5に投影させた形状より大きな穴17を主板5に設けた
多翼ファンを有する構成にされている。
【0095】上記構成により、略三次元形状のインデュ
ーサ部8を備えたブレード7を有する多翼ファン1で
も、主板5に開けた穴17よりインデューサ部8の正圧
面18の形状に沿った成形型の一部を挿入させることで
一体成形を可能とし、製作費用を抑えるとともに、多翼
ファン1の内周側に設けたインデューサ部8で仕事をし
た気流9の一部を、主板5に設けた穴17を通してでき
た送風回路18を通して風量を増大でき、規定風量では
多翼ファン1の回転数を低減させることで騒音の低減
と、同一回転時では風量−静圧特性が増大しファン効率
の向上ができる。
【0096】なお、図14では、インデューサ部8をブ
レード7の枚数より少なくしているが、インデューサ部
8を多翼ファン1の中心付近まで大きく延長しなければ
同じ枚数でも良く、その作用効果に差異を生じない。
【0097】また例えば、インデューサ内径Diiがフ
ァン外径Dに比し0.6以下になるようインデューサ部
8の形状を大きくすることで、多翼ファン1の限られた
空間の中で、気流9のインデューサ部8への負荷を効率
よく大きくでき、さらに仕事量の増大、騒音の低減がで
きる。
【0098】また、モーター11は、多翼ファン1の外
側に取り付けられているが、多翼ファン1の内側または
スクロールケース3に備えられた吸込口付近に取り付け
ても良く、その作用効果に差異を生じない。
【0099】また、図15では、多翼ファン1のインデ
ューサ部8とブレード7が接線連続で取り付けられてい
るが、屈折して取り付けられても良く、その作用効果に
差異を生じない。
【0100】また、多翼ファン1の側板6はブレード7
の外周側に取り付けられているが、側板6の内径および
外径はファン外径Dより小さくても良く、その作用効果
に差異を生じない。
【0101】また、実施例では、略三次元形状のインデ
ューサ部8を備えたブレード7を有する多翼ファン1と
しているが、略三次元形状のブレード7を有し主板5を
備えたファンであれば、多翼ファン1に限定されず、後
向きファン、ラジアルファンを含む遠心ファンでも良
く、その作用効果に差異を生じない。
【0102】(実施例11)図17に示すように、スク
ロールケース3の軸方向壁面20と多翼ファン1のブレ
ード7の半径方向距離が最小となる舌部最小隙間Nの位
置NPより、スクロールケース3の舌部先端位置ZP
が、多翼ファン1の反回転方向21に12゜以上の位置
にあり、かつ舌部最小隙間Nの位置NPから多翼ファン
1の反回転方向21に10゜以下の範囲でケース隙間Q
が舌部最小隙間Nに対し1.0以上1.8以下になるス
クロールケース3に組み込まれた多翼ファン1を有する
構成にされている。
【0103】上記構成により、多翼ファン1の高静圧域
において、スクロールケース3の舌部最小隙間Nを確保
しつつ舌部22を反回転方向21に延長させることで、
多翼ファン1の仕事量の増加を可能とし、舌部最小隙間
Nの位置NPから多翼ファン1の反回転方向に10゜以
下の範囲でケース隙間Qを舌部最小隙間Nに対し1.0
以上1.8以下に広くすることで、スクロールケース3
の舌部22を通過する際の干渉による特定の周波数(回
転数(rpm)×ブレード枚数/60)の騒音の増大を
抑制するとともに、同一回転時では風量−静圧特性が増
大しファン効率の向上ができる。
【0104】なお、図17では、インデューサ部8をブ
レード7の枚数より少なくしているが、インデューサ部
8を多翼ファン1の中心付近まで大きく延長しなければ
同じ枚数でも良く、その作用効果に差異を生じない。
【0105】また例えば、インデューサ内径Diiがフ
ァン外径Dに比し0.6以下になるようインデューサ部
8の形状を大きくすることで、多翼ファン1の限られた
空間の中で、気流9のインデューサ部8への負荷を効率
よく大きくでき、さらに仕事量の増大、騒音の低減がで
きる。
【0106】また、多翼ファン1のインデューサ部8と
ブレード7が接線連続で取り付けられているが、屈折し
て取り付けられても良く、その作用効果に差異を生じな
い。
【0107】また、多翼ファン1の側板6はブレード7
の外周側に取り付けられているが、側板6の内径および
外径はファン外径Dより小さくても良く、その作用効果
に差異を生じない。
【0108】また、実施例では、スクロールケース3に
組み込まれた多翼ファン1としているが、スクロールケ
ースを組み込まれたファンであれば、多翼ファンに限定
されず、後向きファン、ラジアルファンを含む遠心ファ
ンでも良く、その作用効果に差異を生じない。
【0109】(実施例12)図18に示すように、吐出
口4の長辺23が多翼ファン1のファン外径D以上のス
クロールケース3に組み込まれた多翼ファン1を有する
構成にされている。
【0110】上記構成により、多翼ファン1の高静圧域
において、多翼ファン1の内周側にインデューサ部8を
備えることにより、ブレード流入部10での衝突やブレ
ード7の面からの剥離、境界層の発達を防ぐとともに、
ブレード7の1枚あたりの仕事量の増加により、多翼フ
ァンの回転数の上昇を防ぎ、騒音の上昇やファン効率の
低下を防ぐことができ、また、ブレード流入部10の付
近で、気流9が軸方向から半径方向に曲がる際の側板側
で逆流が発生し難く、騒音の低減やファン効率の向上が
できることで、吐出口4の長辺23が多翼ファン1のフ
ァン外径D以上のスクロールケース3としても、多翼フ
ァン1の仕事量を著しく低減させることなく、吐出口4
の吹き出し気流24の風速を低くでき、吐出口4からの
騒音の低減ができるとともに、吹き出し気流24による
ドラフト感を低減できる。
【0111】なお、図18では、インデューサ部8をブ
レード7の枚数より少なくしているが、インデューサ部
8を多翼ファン1の中心付近まで大きく延長しなければ
同じ枚数でも良く、その作用効果に差異を生じない。
【0112】また例えば、インデューサ内径Diiがフ
ァン外径Dに比し0.6以下になるようインデューサ部
8の形状を大きくすることで、多翼ファン1の限られた
空間の中で、気流9のインデューサ部8への負荷を効率
よく大きくでき、さらに仕事量の増大、騒音の低減がで
きる。
【0113】また、多翼ファン1のインデューサ部8と
ブレード7が接線連続で取り付けられているが、屈折し
て取り付けられても良く、その作用効果に差異を生じな
い。
【0114】また、多翼ファン1の側板6はブレード7
の外周側に取り付けられているが、側板6の内径および
外径はファン外径Dより小さくても良く、その作用効果
に差異を生じない。
【0115】(実施例13)図19に示すように、吐出
口4が二方向以上のスクロールケース3に組み込まれた
多翼ファン1を有する構成にされている。
【0116】上記構成により、多翼ファン1の高静圧域
において、多翼ファン1の内周側にインデューサ部8を
備えることにより、ブレード流入部10での衝突やブレ
ード7の面からの剥離、境界層の発達を防ぐとともに、
ブレード7の1枚あたりの仕事量の増加により、多翼フ
ァン1の回転数の上昇を防ぎ、騒音の上昇やファン効率
の低下を防ぐことができ、また、ブレード流入部付近
で、気流が軸方向から半径方向に曲がる際の側板側で逆
流が発生し難く、騒音の低減やファン効率の向上ができ
ることで、吐出口4が二方向以上のスクロールケース3
としても、多翼ファン1の仕事量を著しく低減させるこ
となく、吐出口4の風速を低くでき、吐出口4からの騒
音の低減ができるとともに、異なる方向への吹き出しを
可能にする。
【0117】なお、図19では、インデューサ部8をブ
レード7の枚数より少なくしているが、インデューサ部
8を多翼ファン1の中心付近まで大きく延長しなければ
同じ枚数でも良く、その作用効果に差異を生じない。
【0118】また例えば、インデューサ内径Diiがフ
ァン外径Dに比し0.6以下になるようインデューサ部
8の形状を大きくすることで、多翼ファン1の限られた
空間の中で、気流9のインデューサ部8への負荷を効率
よく大きくでき、さらに仕事量の増大、騒音の低減がで
きる。
【0119】また、多翼ファン1のインデューサ部8と
ブレード7が接線連続で取り付けられているが、屈折し
て取り付けられても良く、その作用効果に差異を生じな
い。
【0120】また、多翼ファン1の側板6はブレード7
の外周側に取り付けられているが、側板6の内径および
外径はファン外径Dより小さくても良く、その作用効果
に差異を生じない。
【0121】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によればインデューサ内径Diiがファン外径Dに比
し0.6以下であり、前進角θfがブレードピッチ角θ
tより小さく、前記ブレードの枚数より少ないインデュ
ーサ部を備えた多翼ファンを有することによりブレード
での仕事が効率的に行われ、多翼ファンの騒音が低減
し、ファン効率が向上するという効果のある遠心送風機
を提供できる。
【0122】また、インデューサ内径Diiがファン外
径Dに比し0.6以下であり、インデューサ部の入口角
が9゜以下で、前記ブレードの枚数より少ないインデュ
ーサ部を備えた多翼ファンを有することによりブレード
での仕事が効率的に行われ、多翼ファンの騒音が低減
し、ファン効率が向上するという効果のある遠心送風機
を提供できる。
【0123】また、インデューサ内径Diiがファン外
径Dに比し0.6以下であり、前記ブレードの内周側に
多翼ファンの回転方向に傾斜した略三次元形状のインデ
ューサ部を備えた前記多翼ファンを有することによりブ
レードでの仕事が効率的に行われ、多翼ファンの騒音が
低減し、ファン効率が向上するという効果のある遠心送
風機を提供できる。
【0124】また、略三次元形状のインデューサ部の内
周側に、平板状の補助インデューサを備えた多翼ファン
を有することによりブレードでの仕事が効率的に行わ
れ、多翼ファンの騒音が低減し、ファン効率が向上する
という効果のある遠心送風機を提供できる。
【0125】また、インデューサ部のインデューサ吸い
込み端部と回転軸の中心を含む平面がなす傾斜角αが、
前記インデューサ部の最大周方向長さLの位置で最大と
なるインデューサ部を備えた多翼ファンを有することに
より多翼ファンのブレード流入部およびブレード面での
衝突が軽減し、圧力変動や乱流域が低減するとともに、
ブレードでの仕事が効率的に行われ、多翼ファンの騒音
が低減し、ファン効率が向上するという効果のある遠心
送風機を提供できる。
【0126】また、インデューサ部のブレード幅Hが内
周側に向かうに従い漸次小さくなる多翼ファンを有する
ことにより多翼ファンのブレード流入部およびブレード
面での衝突が軽減し、圧力変動や乱流域が低減するとと
もに、ブレードでの仕事が効率的に行われ、多翼ファン
の騒音が低減し、ファン効率が向上するという効果のあ
る遠心送風機を提供できる。
【0127】また、ブレードの肉厚がインデューサ部で
最大となる多翼ファンを有することにより多翼ファンの
ブレード流入部およびブレード面での衝突・剥離・境界
層発達が軽減し、圧力変動や乱流域が低減するととも
に、ブレードでの仕事が効率的に行われ、多翼ファンの
騒音が低減し、ファン効率が向上するという効果のある
遠心送風機を提供できる。
【0128】また、ブレードの全枚数に対し、インデュ
ーサ部を有する前記ブレードの枚数が少ない多翼ファン
を有することにより多翼ファンのブレード流入部および
ブレード面での衝突・剥離・境界層発達が軽減し、圧力
変動や乱流域が低減するとともに、ブレードでの仕事が
効率的に行われ、多翼ファンの騒音が低減し、ファン効
率が向上するという効果のある遠心送風機を提供でき
る。
【0129】また、隣り合うインデューサ部の形状が異
なる多翼ファンを有することにより多翼ファンのブレー
ド流入部およびブレード面での衝突・剥離・境界層発達
が軽減し、圧力変動や乱流域が低減するとともに、ブレ
ードでの仕事が効率的に行われ、多翼ファンの騒音が低
減し、ファン効率が向上するという効果のある遠心送風
機を提供できる。
【0130】また、インデューサ部の形状を回転軸方向
に主板に投影させた形状より大きな穴を前記主板に設け
た多翼ファンを有することにより三次元形状のブレード
を有する多翼ファンでも一体成形を可能とし、製作費用
を抑えるとともに、主板に設けた穴を通して送風回路が
形成され風量を増大でき、規定風量では多翼ファンの回
転数を低減させることで、騒音の上昇を防ぐという効果
のある遠心送風機を提供できる。
【0131】また、スクロールケースの軸方向壁面と多
翼ファンのブレードの半径方向距離が最小となる舌部最
小隙間Nの位置NPより、前記スクロールケースの舌部
先端位置ZPが、前記多翼ファンの反回転方向に12゜
以上の位置にあり、かつ舌部最小隙間Nの位置NPから
前記多翼ファンの反回転方向に10゜以下の範囲でケー
ス隙間Qが舌部最小隙間Nに対し1.0以上1.8以下
になるスクロールケースに組み込まれた前記多翼ファン
を有することにより多翼ファンの高静圧域においても、
多翼ファンの仕事量の増加を可能とし、ブレードがスク
ロールケースの舌部を通過する際の、干渉による特定の
周波数(回転数(rpm)×ブレード枚数/60)の騒
音の増大を防ぐという効果のある遠心送風機を提供でき
る。
【0132】また、吐出口の長辺が多翼ファンのファン
外径D以上のスクロールケースに組み込まれた多翼ファ
ンを有することにより多翼ファンの高静圧域において、
多翼ファンの内周側にインデューサ部を備えることによ
り、多翼ファンの回転数の上昇を防ぎ、騒音の上昇やフ
ァン効率の低下を防ぐことができることで、吐出口の長
辺が多翼ファンのファン外径D以上のスクロールケース
としても、多翼ファンの仕事量を著しく低減させること
なく、吐出口の風速を低くするという効果のある遠心送
風機を提供できる。
【0133】また、吐出口が二方向以上のスクロールケ
ースに組み込まれた多翼ファンを有することにより多翼
ファンの高静圧域において、多翼ファンの内周側にイン
デューサ部を備えることにより、多翼ファンの回転数の
上昇を防ぎ、騒音の上昇やファン効率の低下を防ぐこと
ができることで、吐出口が二方向以上のスクロールケー
スとしても、多翼ファンの仕事量を著しく低減させるこ
となく、吐出口の風速を低くするという効果のある遠心
送風機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の遠心送風機を示す側断面図
【図2】同正面図
【図3】同実施例2の遠心送風機を示す正面図
【図4】同実施例3の遠心送風機を示す側断面図
【図5】同正面図
【図6】同実施例4の遠心送風機を示す側断面図
【図7】同正面図
【図8】同実施例5の遠心送風機を示す要部側断面図
【図9】同実施例6の遠心送風機を示す要部側断面図
【図10】同実施例7の遠心送風機を示す要部正面図
【図11】同要部側断面図
【図12】同実施例8の遠心送風機を示す要部正面図
【図13】同実施例9の遠心送風機を示す要部正面図
【図14】同実施例9の遠心送風機を示す要部正面図
【図15】同側断面図
【図16】同要部側断面図
【図17】同実施例11の遠心送風機を示す正面図
【図18】同実施例12の遠心送風機を示す斜視図
【図19】同実施例13の遠心送風機を示す斜視図
【図20】従来の遠心送風機を示す正面図
【図21】同側断面図
【符号の説明】
1 多翼ファン 2 吸込オリフィス 3 スクロールケース 4 吐出口 5 主板 6 側板 7 ブレード 8 インデューサ部 θf 前進角 θt ブレードピッチ角 D ファン外径 Dii インデューサ内径 9 気流 10 ブレード流入部 11 モーター 12 回転軸 β1 入口角 β2 出口角 MB1 接線 MB2 接線 θ 反り角 13 回転方向 14 補助インデューサ 15 インデューサ吸い込み端部 16 インデューサ翼面 M 平面 α 傾斜角 L 最大周方向長さ H ブレード幅 T 肉厚 B ブレードピッチ S インデューサピッチ N 半径方向内周向き長さ 17 穴 18 正圧面 19 送風回路 20 軸方向壁面 N 舌部最小隙間 NP 位置 ZP 舌部先端位置 21 反回転方向 Q ケース隙間 22 舌部 23 長辺 24 気流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F04D 29/44 F04D 29/44 V (56)参考文献 特開2000−145693(JP,A) 特開2000−110783(JP,A) 特開2000−87896(JP,A) 特開 平9−242697(JP,A) 特開 平7−208396(JP,A) 特開 昭62−10500(JP,A) 実開 昭49−48208(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 29/28 F04D 29/30 F04D 29/44

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込口を形成するベルマウス状の吸込オ
    リフィスと吐出口を有する渦巻き状のスクロールケース
    の内部に、回転軸に垂直な主板と環状の側板によって挟
    むように取り付けられた複数のブレードを備え、インデ
    ューサ内径Diiがファン外径Dに比し0.6以下であ
    り、前進角θfがブレードピッチ角θtより小さく、前
    記ブレードの枚数より少ないインデューサ部を備えた多
    翼ファンを有する遠心送風機。
  2. 【請求項2】 吸込口を形成するベルマウス状の吸込オ
    リフィスと吐出口を有する渦巻き状のスクロールケース
    の内部に、回転軸に垂直な主板と環状の側板によって挟
    むように取り付けられた複数のブレードを備え、インデ
    ューサ内径Diiがファン外径Dに比し0.6以下であ
    り、前進角θfがブレードピッチ角θtより小さく、前
    記ブレードの枚数より少ないインデューサ部を備え、か
    つ、このインデューサ部の内周側に、平板状の補助イン
    デューサを備えた多翼ファンを有する遠心送風機。
  3. 【請求項3】 吸込口を形成するベルマウス状の吸込オ
    リフィスと吐出口を有する渦巻き状のスクロールケース
    の内部に、回転軸に垂直な主板と環状の側板によって挟
    むように取り付けられた複数のブレードを備え、インデ
    ューサ内径Diiがファン外径Dに比し0.6以下であ
    り、インデューサ部の入口角が9゜以下で、前記ブレー
    ドの枚数より少ないインデューサ部を備え、かつ、この
    インデューサ部の内周側に、平板状の補助インデューサ
    を備えた多翼ファンを有する遠心送風機。
  4. 【請求項4】 吸込口を形成するベルマウス状の吸込オ
    リフィスと吐出口を有する渦巻き状のスクロールケース
    の内部に、回転軸に垂直な主板と環状の側板によって挟
    むように取り付けられた複数のブレードを備え、前記ブ
    レードの内周側に多翼ファンの回転方向に傾斜した略三
    次元形状のインデューサ部を備え、かつ、このインデュ
    ーサ部の内周側に、平板状の補助インデューサを備えた
    多翼ファンを有する遠心送風機。
  5. 【請求項5】 インデューサ部のインデューサ吸い込み
    端部と回転軸の中心を含む平面がなす傾斜角αが、前記
    インデューサ部の最大周方向長さLの位置で最大となる
    多翼ファンを有する請求項1〜4のいずれかに記載の遠
    心送風機。
  6. 【請求項6】 インデューサ部のブレード幅Hが内周側
    に向かうに従い漸次小さくなる多翼ファンを有する請求
    項1〜5のいずれかに記載の遠心送風機。
  7. 【請求項7】 ブレードの肉厚がインデューサ部で最大
    となる多翼ファンを有する請求項1〜6のいずれかに記
    載の遠心送風機。
  8. 【請求項8】 ブレードの全枚数に対し、インデューサ
    部を有する前記ブレードの枚数が少ない多翼ファンを有
    する請求項1〜7のいずれかに記載の遠心送風機。
  9. 【請求項9】 隣り合うインデューサ部の形状が異なる
    多翼ファンを有する請求項1〜8のいずれかに記載の遠
    心送風機。
  10. 【請求項10】 インデューサ部の形状を回転軸方向に
    主板に投影させた形状より大きな穴を前記主板に設けた
    多翼ファンを有する請求項1〜9のいずれかに記載の遠
    心送風機。
  11. 【請求項11】 スクロールケースの軸方向壁面と多翼
    ファンのブレードの半径方向距離が最小となる舌部最小
    隙間Nの位置NPより、前記スクロールケースの舌部先
    端位置ZPが、前記多翼ファンの反回転方向に12゜以
    上の位置にあり、かつ舌部最小隙間Nの位置NPから前
    記多翼ファンの反回転方向に10゜以下の範囲でケース
    隙間Qが舌部最小隙間Nに対し1.0以上1.8以下に
    なるスクロールケースに組み込まれた前記多翼ファンを
    有する請求項1〜10のいずれかに記載の遠心送風機。
  12. 【請求項12】 吐出口の長辺が多翼ファンのファン外
    径D以上のスクロールケースに組み込まれた多翼ファン
    を有する請求項1〜11のいずれかに記載の遠心送風
    機。
  13. 【請求項13】 吐出口が二方向以上のスクロールケー
    スに組み込まれた多翼ファンを有する請求項1〜12の
    いずれかに記載の遠心送風機。
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