JP4994433B2 - シロッコファン及びこのシロッコファンを用いた空気調和機の室内機 - Google Patents

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Description

本発明は、騒音を抑制できるシロッコファンと、このシロッコファンを用いた空気調和機の室内機に関する。
従来より、吸込口となるベルマウス及び渦巻始点となる舌部を有するスクロールタイプのファンケーシングと、多翼遠心型のファンとを備えたシロッコファンにおいて、ファン回転方向の略全域に亘り、ファンケーシング幅を大きくすることで、ファンケーシング内風路を拡大させて、送風性能の向上と運転騒音の低下を図るようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第1523823号公報(図1、図2、図3)
ところで、このようなシロッコファンを空気調和機の室内機に搭載する場合、ある程度、ファンの吸込スペース、つまり室内機の外殻の吸込口と外殻内に設置されるシロッコファンのファンケーシングの吸込口との間に形成される空間(図9の吸込スペース14参照)を確保する必要がある。しかし、室内機には寸法制約があるため、外殻幅、つまり吸込スペースを大きくすることはできない。このため、ファンケーシング側の幅を短くする必要があるが、前述のようにファン回転方向の略全域に亘り、ファンケーシング幅を大きくしたものにあっては、その条件が更に厳しくなり、吸込スペースを大きくすることができず、そのことがファン騒音を大きくする要因となっていた。
本発明の技術的課題は、風路の確保が容易で、ファン騒音を小さくできるようにすることにある。
本発明に係る空気調和機は、下記の構成からなるものである。すなわち、吸込口となるベルマウス及び渦巻始点となる舌部を有するスクロールタイプのファンケーシングと、多翼遠心型のファンとを備えたシロッコファンにおいて、ファンケーシングは、舌部を基準としてファン反回転方向に0〜θ°(80≦θ≦180)の領域部分のファンケーシング幅が、そのファン反回転方向にθを超え360°までの領域部分のファンケーシング幅よりも長く、かつ前記0〜θ°の領域部分のファンケーシング幅をLc、ファン幅をLfとしたとき、Lc/Lf≦1.25となるように形成されており、ベルマウスは、その0〜θ°の領域部分に対応する部位の少なくともファン近傍部が、ファンの内径と略等しい内径を有するストレート半筒状に形成されているものである。
本発明のシロッコファンによれば、舌部を基準としてファン反回転方向に0〜θ°(80≦θ≦180)の領域部分のファンケーシング幅が、そのファン反回転方向にθを超え360°までの領域部分のファンケーシング幅よりも長く、かつ前記0〜θ°の領域部分のファンケーシング幅をLc、ファン幅をLfとしたとき、Lc/Lf≦1.25となるように形成されているので、ファンケーシング幅全体を長くした場合に近い空力性能を得ることができる。そして、このようなシロッコファンを空気調和機の室内機に搭載した場合には、θを超え360°までの領域部分におけるファンケーシング幅が短いため、吸込スペースを大きくすることができ、ファンケーシング内風路と吸込スペースの両方を同時に拡大することができて、ファンケーシング幅全体を長くした場合よりも、空気調和機のファン騒音を小さくすることができる。
更に、ファンケーシングが舌部から反回転方向に0〜180°の部分の部品と、180〜360°の部分の部品により構成されている場合、180〜360°の部分、およびファンは変えず、0〜180°の部分の部品のみファンケーシング幅が長くなるよう変更すれば、空気調和機のファン騒音を小さくすることができ、部品変更に要するコストを低減することができる。
参考例に係るシロッコファンの概略構成を示す正面断面図および側面断面図である。 参考例に係るシロッコファンのファンケーシングの概略構成を示す斜視図である。 参考例に係るシロッコファンのP−Q特性を示すグラフである。 参考例に係るシロッコファンのKs−Q特性を示すグラフである。 参考例に係るシロッコファンのP−Q、Ks−Q特性を示すグラフである。 参考例に係るシロッコファンのP−Q、Ks−Q特性を示すグラフである。 参考例に係るシロッコファンの流跡線を示す模式図である。 シロッコファンの比較例の概略構成を示す正面断面図である。 参考例に係るシロッコファンを用いた空気調和機の天吊型室内機の概略構成を示す横断面図および側面断面図である。 参考例に係るシロッコファンのP−Q特性を示すグラフである。 参考例に係るシロッコファンのKs−Q特性を示すグラフである。 参考例に係るシロッコファンの騒音値を示すグラフである。 本発明の実施の形態に係るシロッコファンのP−Q特性を示すグラフである。 本発明の実施の形態に係るシロッコファンのKs−Q特性を示すグラフである。 本発明の実施の形態に係るシロッコファンの吹出口における速度分布を示す図である。 本発明の実施の形態に係るシロッコファンの概略構成を示す正面断面である。
参考例
図1は参考例に係る両吸込みタイプのシロッコファンの概略構成を示す正面断面図および側面断面図である。図2は参考例に係るシロッコファンのファンケーシングの概略構成を示す斜視図である。
参考例のシロッコファンは、図1及び図2のように吸込口10となるベルマウス7及び渦巻始点となる舌部6を有するスクロールタイプのファンケーシング2と、多翼遠心型のファン1とを備えている。
ファン1は、モーターシャフトすなわちファン軸12上に、ファンボス11を備えた主板3が取り付けられている。また、主板3の両端面の外縁部には、それぞれ軸方向に延出する複数の翼が略等間隔に取り付けられ、これら翼の各延出端がリング状の側板4,4に取り付けられている。
ファンケーシングの渦巻始点となる舌部6を基準としてファン反回転方向に0〜θ°(80≦θ≦180)の領域部分のファンケーシング幅Lcと、そのファン反回転方向にθを超え360°までの領域部分のファンケーシング幅Ldは、一般にLc=Ldの関係にある。しかし、本参考例のファンケーシング2は、図1及び図2に示すように、ファンケーシング幅LcとLdが、Lc>Ldの関係になっている。
ベルマウス7は、ファンケーシング2の側面5から連続して一体成形されており、その前記0〜θ°の領域部分に対応する部位が、ファン1の内径と略等しい内径を有するストレート半筒状に形成されている。
次に、これを更に詳述しながら本参考例のシロッコファンの動作について説明する。ファンボス11とモーターシャフトすなわちファン軸12とは、ねじ等により連結されており、ファンモーターの回転により、ファン1が回転する。
ファン単体のP−Q、Ks−Q特性を図3及び図4に示す。ここで、Pは静圧[Pa]、Qは風量[m3/min]、Ksは比騒音[dB]、SPLは騒音値であり、
Ks=SPL−10log10(P・Q2.5)である。
また、ファン単体特性は、吸込口付近に壁面がない状態における特性とする。回転数は全て同一であり、騒音値SPLはベルマウス7の中心から、回転軸上に1m離れた位置で測定した値を用いてある。シロッコファンは両吸込みタイプであり、ファン径Dはφ140mm、ファン幅Lfは190mm、翼枚数は40枚、長い方のファンケーシング幅Lcは280mm、短い方のファンケーシング幅Ldは220mm、ファンケーシング高さHは210mmであり、ファン1とベルマウス7との間の距離Xは5mmである。
P−Q特性は、ファンの回転数を一定として、通風抵抗である静圧Pと、風量Qの関係を表したものである。通風抵抗が小さいほど風は流れ易くなり、通風抵抗が大きいほど風は流れ難くなる。よって、静圧が小さいほど、風量は大きくなり、静圧が大きいほど風量は小さくなる。なお、これ以降、図3の低風量、高静圧側を締切側(グラフの左上側)、高風量、低静圧側を開放側(グラフの右下側)という。
下表1に、図3及び図4に示したCase1〜3の条件を示す。Case1〜3においてファン1、ファンケーシング2の断面形状は同一であり、ファンケーシング幅Lcが異なる。
Figure 0004994433
図3、図4及び表1から明らかなように、Case1,2ではファンケーシング幅Lcの長いCase2の方が、開放側において曲線の勾配が緩やかである。勾配が緩やかであると、動作点が変化した場合、比騒音Ksの変化が小さいため、低騒音に有効である。この理由を図5を用いて説明する。勾配が急、緩やかなP−Q、Ks−Q特性を考え、どちらも動作点Aを通るとし、動作点Aよりも静圧、風量が大きい動作点Bを考える。
P−Q、Ks−Q特性は回転数Nを変えたとき、下式のように変化する。
P=P0(N/N02
Q=Q0(N/N0
Ks=SPL0−10log10(N/N06−10log10(P・Q2.5
動作点Aを通る、勾配が急、緩やかなP−Qが、動作点Bを通るよう回転数を変化させた場合の、P−Q、Ks−Q特性を図6に示す。このように、勾配が緩やかなP−Q、Ks−Q特性の方が動作点Bの比騒音と、最小比騒音との差が小さく、動作点が変化したときの、騒音増加を抑制することができる。
Case2,3ではP−Q、Ks−Q特性ともほぼ一致している。これは、ファンケーシング幅Ldは騒音抑制に無関係であり、騒音抑制はファンケーシング幅Lcに依存していることを意味している。
次に、Case2,3がCase1よりも低騒音となる理由を説明する。図7はCase2の、舌部6からファン回転方向に約90°の位置にある翼間Aから出した流跡線である。なお、図7のシロッコファンは両吸込みタイプであるが、見やすくするため、ファン1、ファンケーシング2を軸方向で二等分し、その半分のみ示してある。図7において、舌部6からファン回転方向に約90°の位置にある翼間Aから流出した流れは、流跡線Aのように、渦巻形のファンケーシング2の壁面に沿って、一部はファンケーシング側面5の方向へ向かい、そこから吹出口9のファンケーシング側面5に近い領域に向かい、吹出口9を通りファン外部に吹出される。Case2の方が、Case1よりも比騒音が小さくなった理由は、Case2の方が、ファン1の側板4と、ファンケーシング側面5との間の空間が大きく、翼間Aから流出した流れが、スクロール部6の壁面を沿って、ファンケーシング側面5の方向へ向かい、吹出口9のファンケーシング側面5に近い領域からファン外部に吹出される流れの風路が広くなったことにより、通風抵抗が低減し、流れやすくなったためである。
また、Case2、3においてP−Q、Ks−Q特性がほぼ一致する理由は、図7の流跡線から明らかなように、翼間Aから流出した流れはファン反回転方向の180〜360°の領域部分をほとんど通過せず、この180〜360°までの領域部分のファンケーシング幅の広さは比騒音に影響を与えないためである。
図1ではベルマウスの直線部8、つまりファン反回転方向に0〜θ°の領域部分に対応するストレート半筒状部の内径を、翼内径に等しくしてあるが、Case1のベルマウス、つまりファンケーシング幅Lc、Ldが等しく、図8のように通常形状のベルマウス7の、軸線に沿う断面でみて略1/4円の外径側(大径側)を起点に直線部8を設けた場合、ファンケーシング幅LcをCase3と同じ280mmとしても、P−Q特性はCase1とほぼ一致し、最小比騒音も大きくなり、ファンケーシング幅Lcを長くした効果が得られない。これは、図8における領域Bの壁面が大きな通風抵抗となるためである。
図9は本参考例に係るシロッコファンを用いた空気調和機の天吊型室内機の概略構成を示す平面図および側面図である。下表2は前述のCase1〜3のシロッコファンを図9の天吊型室内機に2個搭載し、天吊型室内機の吹出し風量が16m3/minのときの騒音値を測定した結果を示すものである。
Figure 0004994433
表2から明らかなように、Case3が最も低騒音となる。これは、図9のようにCase3はCase2に比べて、室内機吸込口13近くの領域Cにおいて、ファンケーシング幅が短い分、吸込スペース14が大きくなり、通風抵抗が低減したためである。
つまり、Case2、3はファン単体特性がほぼ一致するものの、天吊型室内機に搭載した場合、室内機吸込口13近くの吸込スペースを大きくすることができるCase3の方が騒音を小さくすることができる。
次に、舌部6(図2)を基準とするファン反回転方向の領域部分の角度θを0〜180°の範囲で変化させた場合について説明する。ファン単体のP−Q、Ks−Q特性を図10及び図11に示す。角度θが大きいほど、前述のCase3の特性に近づき、角度θが小さいほど、Case1の特性に近づく。
図12に角度θを0〜180°の範囲で変化させたシロッコファンを、天吊型室内機に搭載した場合の騒音値を示す。角度θが0〜54°の範囲では、角度θが大きいほど、騒音値は増加する。これは、図7に示した流跡線Aを考えると、吹出口付近の下流側ではファンケーシング幅が長いが、吹出口付近の上流側ではファンケーシング幅が短いままであるため、通風抵抗低減の効果が小さいことによる。
角度θが54〜180°の範囲では、角度θが大きいほど、騒音値は低減する。これは、吹出口付近のファンケーシング幅が長くなった領域が広がったことにより、天吊型室内機の吸込スペースは0〜180°の範囲で小さくなるものの、流跡線Aの通風抵抗が小さくなったためである。また、角度θ=0°の騒音値と等しくなるのは、角度θ=80°の場合である。
角度θが180°より大きくなると、流跡線Aの通風抵抗が小さくなる効果はなくなり、天吊型室内機の吸込スペースが小さくなるだけであるため、騒音値は増加する。したがって、角度θが80〜180°のとき、天吊型室内機の騒音値を小さくすることができる。このように、本参考例に係るシロッコファンを空気調和機の室内機に用いることで、低騒音・低振動の室内機が得られる。
実施の形態
次に、図1に示すファン幅Lfを190mm、短い方のファンケーシング幅Ldを220mm、およびファン1とベルマウス7との間の距離Xを5mmに固定し、ベルマウス7の直線部8の長さを変化させることにより、長い方のファンケーシング幅Lcを変化させた場合について説明する。
まず、角度θが180°の場合について説明する。ファン単体のP−Q、Ks−Q特性を図13及び図14に示す。Lc/Lf≦1.25の範囲では、Lcが長いほど、開放側のP−Q、Ks−Qの勾配が緩やかになるため、動作点が変化しても、騒音が小さくなる。これは、流跡線Aの通風抵抗が小さくなる効果によるものである。
一方、Lc/Lf>1.25の範囲では、Lcが長いほど、開放側のP−Q、Ks−Qの勾配が急になるため、動作点が変化したときの、騒音、入力が大きくなる。図15は吹出口9に対して垂直な速度成分、すなわち風量に有効な速度成分を示す図であり、白抜き部分は、逆流領域を示す。このように、Lcが長すぎると、吹出口9の側板側で逆吸い込みが生じ、逆吸込みした風量の分、回転数を大きくしなければならないためである。
角度θを80〜180°の範囲で、10°ずつ変化させた場合、どの場合においても、同様にLc/Lf≦1.25のとき、Lcが長いほどP−Q、Ks−Qの勾配が緩やかになり、Lc/Lf>1.25のとき、Lcが長いほどP−Q、Ks−Qの勾配が急になる。
Lc/Lf≦1.25としたシロッコファンを、室内機、例えば天吊型室内機に搭載した場合、天吊型室内機等の外殻幅寸法の制約があるため、必ずしも、ファン単体のP−Q、Ks−Qの勾配が最も緩やかなLc/Lf=1.25がファン騒音低減に効果があるとは限らないが、Lc/Lf≦1.25の範囲で、可能な限り、Lcを長くするのがよい。
このように、Lc/Lf≦1.25としたシロッコファンを、室内機に搭載することにより、天吊型室内機等のファン騒音を低減することができる。
実施の形態
前述の実施の形態1では、図1のようにファン反回転方向に0〜θ°の範囲において、上方に位置する側板5側のベルマウス7の断面形状を略1/4円とした場合について説明したが、ここでは図16のように上方に位置する側板5側のベルマウスの断面形状が直角に形成されている。
表3に角度θを180°とし、ベルマウスの断面形状を略1/4円としたシロッコファンを天吊型室内機に搭載した場合と、ベルマウスの断面形状を直角としたシロッコファンを天吊型室内機に搭載した場合の騒音値を示す。
Figure 0004994433
表3から明らかなように、上方に位置する側板5側のベルマウス7の断面形状を直角にした方が、騒音値が低減する。これは、直角の方が風路が広がり、流跡線Aの通風抵抗が小さくなっためである。
したがって、0〜θ°の範囲において、ベルマウス7の断面形状を直角にすることにより、騒音値を低減することができる。
1 ファン、2 ファンケーシング、3 主板、4 側板、5 ファンケーシングの側面、6 舌部、7 ベルマウス、8 ベルマウスの直線部、9 吹出口、10 吸込口、11 ファンボス、12 ファン軸、13 室内機吸込口、14 吸込スペース。

Claims (3)

  1. 吸込口となるベルマウス及び渦巻始点となる舌部を有するスクロールタイプのファンケーシングと、多翼遠心型のファンとを備えたシロッコファンにおいて、
    前記ファンケーシングは、前記舌部を基準としてファン反回転方向に0〜θ°(80≦θ≦180)の領域部分のファンケーシング幅が、そのファン反回転方向にθを超え360°までの領域部分のファンケーシング幅よりも長く、かつ前記0〜θ°の領域部分のファンケーシング幅をLc、ファン幅をLfとしたとき、Lc/Lf≦1.25となるように形成されており、
    前記ベルマウスは、その前記0〜θ°の領域部分に対応する部位の少なくともファン近傍部が、該ファンの内径と略等しい内径を有するストレート半筒状に形成されていることを特徴とするシロッコファン。
  2. 前記ベルマウスは、前記ファンケーシングの側面から連続して一体成形されており、その前記0〜θ°の領域部分における前記ファンケーシングの側面から当該ベルマウスへの移行部は断面でみて略直角に構成されていることを特徴とする請求項1記載のシロッコファン。
  3. 請求項1又は請求項2記載のシロッコファンを用いた空気調和機の室内機。
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