JP2005030349A - 多翼ファン - Google Patents

多翼ファン Download PDF

Info

Publication number
JP2005030349A
JP2005030349A JP2003272856A JP2003272856A JP2005030349A JP 2005030349 A JP2005030349 A JP 2005030349A JP 2003272856 A JP2003272856 A JP 2003272856A JP 2003272856 A JP2003272856 A JP 2003272856A JP 2005030349 A JP2005030349 A JP 2005030349A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
inducer
main plate
impeller
bowl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003272856A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Ogino
和郎 荻野
Kazuya Omori
和也 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2003272856A priority Critical patent/JP2005030349A/ja
Publication of JP2005030349A publication Critical patent/JP2005030349A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 この種の多翼ファンは、ブレードの面積が小さく固定強度が弱く、運転中に振動が生じ騒音発生する恐れがあった、また、径方向に短く主板に絞りがないのにインデューサが付いているので、空気渦が発生し、高周波の騒音が大きいものであり、強度の維持向上と静音化を目的としている。
【解決手段】 羽根車1は、中心に椀状の傾斜部2を有する主板3を有し、複数のブレード4の内径側に、インデューサ5を設置したもので、吸い込み流れは椀状の傾斜部2に沿って径方向に流れる、インデューサ5はこのとき吸込口の空気渦と衝突のないように回転方向に曲がった曲率を有するので、ロスなく吸引し、インデューサ5の無いときより同回転で大きな昇圧をし、高効率で低騒音化が図れる。また、ブレード4の径方向の長さが、インデューサ5の分だけ長くなるので強度も増加し、より安全性が図れる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主として建物の空気調和用に使用される遠心送風機の多翼ファンに関する。
従来、この種の遠心送風機に使用される多翼ファンは、換気送風機器に使用されているものがあった(例えば特許文献1参照)。
以下、この種の多翼ファンについて、図13から図14を参照しながら説明する。
図13に示すように、渦巻き状のケーシング104内部は片側にベルマウス状の吸込口101を形成しブレード内径D1と同等の内径のオリフィス102と吐出口103とを有する。このケーシング104内部に、環状の側板105と、この側板105側に凸となる略円錐台形状の絞り部106を有する主板107とが備えられている。側板105と主板107とによって、取り付け角度が側板105側から主板107側まで同一の複数のブレード110が挟むように取り付けられた多翼ファン111が、ケーシング104に取り付けられたモータ112のシャフト113に連結された構成になっている。
また、図14に示すように、側板105側に略円錐台計上の絞り部がなく、円板上の主板108が備え付けられている。そしてインデューサが付いているブレード109が挟むように取り付けられた多翼ファン115がケーシング104に取り付けられたモータ112のシャフト113に連結された構成になっている。
上記構成により、シャフト113にモータ112から駆動力を与えて多翼ファン115を回転させることにより、吸込空気114は、吸込オリフィス102の吸込口101を通過しブレード110へ流入し昇圧され、流出して更に渦巻き状のケーシング104を通る際に徐々に動圧が静圧に変換され、吐出口103へ吐出されることになる。
特開2002−70793号公報
このような遠心送風機の多翼ファンの構成では、ブレード110の面積が小さく、固定強度が弱く運転中に振動が生じ騒音を発生する恐れがある。また、径方向に短いことや、主板に絞りのないのにインデューサが取り付いているので、空気渦が発生し、高周波の騒音が大きく、強度の向上と騒音低減という課題があり、静音化しかつ強度の維持向上を図ることが要求されている。
本発明はこのような課題を解決するものであり、強度を確保し高効率の低騒音の遠心送風機の多翼ファンを提供することを目的としている。
本発明の遠心送風機の多翼ファンは上記目的を達成するために、羽根車の中心に椀状の傾斜部を有する主板を有し、複数のブレードの内径側に、インデューサを設置した構成としたものである。
この手段により、ブレード吸込口の空気渦と衝突損失を低減し、高効率・低騒音とし、また、ブレードの径方向の長さを大きくし高強度のブレードとすることができる遠心送風機の多翼ファンが得られる。
また、本発明の遠心送風機の多翼ファンは上記目的を達成するために、複数のブレードは、大小の内径を有し、各々のブレードにインデューサを設置した構成としたものである。
これにより羽根車のブレードの吸込口での衝突損失と空気渦をさらに低減し、高効率・低騒音とする遠心送風機の多翼ファンが得られる。
また、本発明の遠心送風機の多翼ファンは上記目的を達成するために、複数のブレードは、大中小の内径を有し、各々のブレードにインデューサを設置した構成としたものである。
これにより羽根車のブレードの吸込口での衝突損失と空気渦を最も低減し、高効率・低騒音とする遠心送風機の多翼ファンが得られる。
また、本発明の遠心送風機の多翼ファンは上記目的を達成するために、羽根車の主板の中心に椀状の傾斜部を有し、椀状の外周側は、吐出側に傾斜した主板を有した構成としたものである。
これにより吐出流れを軸方向に流す場合に羽根車の吐出側で発生するケーシング内での空気渦を減少し高効率・低騒音の遠心送風機の多翼ファンが得られる。
また、本発明の遠心送風機の多翼ファンは上記目的を達成するために、羽根車の主板の中心に椀状の傾斜部を有し、ブレードの外周より小さい外径を有する主板を有した構成としたものである。
これにより羽根車の吐出側で発生するケーシング内での空気渦を減少し高効率・低騒音の遠心送風機の多翼ファンが得られる。
また、本発明の遠心送風機の多翼ファンは上記目的を達成するために、ブレードのインデューサの吸込端部から主板側にかけて肉厚部を設けたブレードを有した構成としたものである。
これにより羽根車のインデューサの吸込端部で発生した、乱流渦を抑制し、高効率・低騒音の遠心送風機の多翼ファンが得られる。
また、本発明の遠心送風機の多翼ファンは上記目的を達成するために、ブレードのインデューサの吸込端部から主板側にかけて外径方向に断続的に薄くなる肉厚部を設けたブレードを有した構成としたものである。
これにより羽根車のインデューサの吸込端部で発生する乱流渦を小さくすることができ、高効率・低騒音の遠心送風機の多翼ファンが得られる。
また、本発明の遠心送風機の多翼ファンは上記目的を達成するために、ブレードのブレードの一部をインデューサ付きとし残りのブレードの内径は側板側から主板側にむかって小さくなる形状を有した構成としたものである。
これにより羽根車のブレードで発生する乱流渦を小さくすることができ、高効率・低騒音の遠心送風機の多翼ファンが得られる。
また、本発明の遠心送風機の多翼ファンは上記目的を達成するために、ブレードのインデューサの背面の表面は円滑でなく表面粗さの大きい形状のブレードを有した構成とすしたものである。
これにより羽根車のブレードで発生する乱流渦を小さくすることができ、高効率・低騒音の遠心送風機の多翼ファンが得られる。
また、本発明の遠心送風機の多翼ファンは上記目的を達成するために、羽根車の主板の中心に椀状の傾斜部を有する主板を有し、複数のブレードの内径側に、ブレードの枚数より多いインデューサを設置した構成としたものである。
これにより羽根車が行う昇圧作用を大きくし、より無駄なく行い、、高効率・低騒音の遠心送風機の多翼ファンが得られる
以上の実施例から明らかなように本発明によれば、羽根車の中心に椀状の傾斜部を有する主板を有し、複数のブレードの内径側に、インデューサを設置した遠心送風機の多翼ファンとしたものであり、ブレード吸込口の空気渦と衝突損失を低減し、湾状の傾斜部で斜流となった流れ時に効果のあるインデューサを設置し、高効率・低騒音となる多翼ファンを提供できる。
また、インデューサ設置によりブレードの径方向の長さが大きくし高強度となる多翼ファンを提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、羽根車の中心に椀状の傾斜部を有する主板を有し、複数のブレードの内径側に、インデューサを設置した多翼ファンとしたものであり、ブレード吸込口の空気渦と衝突損失を低減し、湾状の傾斜部で斜流となった流れ時に効果のあるインデューサを設置し、高効率・低騒音となり、また、インデューサ設置によりブレードの径方向の長さを大きくし高強度にできる。
また、他の手段は、羽根車の複数のブレードを、大小の内径を有する形状とし、各々のブレードにインデューサを設置したものであり、羽根車のブレードの吸込口で、ブレード間の干渉を少なくすることができ衝突損失と空気渦をさらに低減し、効率が向上し低騒音にすることができる。
また他の手段は、羽根車の複数のブレードを、大中小の内径を有する形状とし、各々のブレードにインデューサを設置したものであり、羽根車のブレードの吸込口で、ブレード間の干渉を極端に小さくすることができ衝突損失と空気渦をさらに低減し、さらに効率が向上し、さらに低騒音にすることができる。
また他の手段は、羽根車の主板の中心に椀状の傾斜部を有し、椀状の外周側は、吐出側に傾斜したものであり、吐出流れを軸方向に流す場合に、羽根車が流れが、流れたい方向に流れることにより、吐出側で発生するケーシング内での空気渦を減少し高効率・低騒音にすることができる。
また他の手段は、羽根車の主板の中心に椀状の傾斜部を有し、ブレードの外周より小さい外径としたものであり、羽根車の吐出側で発生する逆流流れを抑制することにより、ケーシング内での空気渦を減少し高効率・低騒音とすることができる。
また他の手段は、ブレードのインデューサの吸込端部から主板側にかけて肉厚部を設けたものであり、羽根車のインデューサの吸込端部で発生した、乱流渦を抑制し、高効率・低騒音にすることができる。
また他の手段は、ブレードのインデューサの吸込端部から主板側にかけて外径方向に断続的に薄くなる肉厚部を設けたものであり、羽根車のインデューサの吸込端部で発生する乱流渦をさらに小さくすることができ、より高効率・低騒音にすることができる。
また他の手段は、ブレードの一部をインデューサ付きとし残りのブレードの内径を側板側から主板側にむかって小さくなる形状としたものであり、羽根車のブレードで発生する乱流渦を小さくすることができ、高効率・低騒音にすることができる。
また他の手段は、ブレードのインデューサの背面の表面は円滑でなく表面粗さの大きい形状としたものであり、羽根車のブレードで発生する乱流渦を極端に小さくすることができ、きわめて高効率・低騒音にすることができる。
また他の手段は、羽根車の主板の中心に椀状の傾斜部を有する主板を有し、複数のブレードの内径側に設けたインデューサを、ブレードの枚数より多い枚数としたものであり、通常のインデューサ付き羽根車より、昇圧作用が大きく、また同じ圧力なら低回転となり、高効率・低騒音にすることができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1および図2に示すように、羽根車1は、中心に椀状の傾斜部2を有する主板3を有し、複数のブレード4の内径側に、インデューサ5を設置している。
上記構成において、羽根車1が回転すると、吸い込み空気は、ブレード4入り口部に取り付けられたインデューサ5で吸引され昇圧されるが、このとき、羽根車1の中心部には椀状の傾斜部2を有しているので、吸い込み流れは椀状の傾斜部2に沿って径方向に流れる。椀状の傾斜部2が無ければ、吸い込み流れは羽根車1の主板3方向に流れようとするのでインデューサ5の効果はなくなる。インデューサ5はこのとき吸込口の空気渦と衝突のないように回転方向に曲がった曲率を有するので、ロスなく吸引し、インデューサ5の無いときより同回転で大きな昇圧をし、騒音も上昇しない。この結果、高効率と低騒音となる。また、ブレード4の径方向の長さが、インデューサ5の分だけ長くなるので強度も増加することとなる。
(実施の形態2)
図3に示すように、羽根車21に設けた複数のブレードは、大きい内径を有するブレード6と小さい内径を有するブレード7を有する形状とし、各々のブレードにインデューサ5を設置している。
上記構成において、羽根車21が回転すると、吸い込み空気は、ブレード入り口部に取り付けられたインデューサ5で吸引されるが、このとき、羽根車21の中心部には椀状の傾斜部2を有しているので、吸い込み流れは椀状の傾斜部2に沿って径方向に流れる。椀状の傾斜部2が無ければ、吸い込み流れは羽根車21の主板方向に流れようとするのでインデューサ5の効果はなくなる。しかし、インデューサ5は内径側にブレードを伸ばした形状をしているので、内径側の流れは窮屈となりインデューサ5の効果は半減する。そのため、ブレードの交互に長短のインデューサを付け、流れが窮屈でなくなるようにする。もちろん、長短のインデューサ5の各々は、吸込口の空気渦と衝突のないように回転方向に曲がった曲率を有するので、ロスなく吸引し、インデューサ5の無いときより同回転で大きな昇圧をし、騒音も上昇しない。この結果、高効率と低騒音となる。また、ブレードの径方向の長さが、インデューサの分だけ長くなるので強度も増加することとなる。
(実施の形態3)
図4に示すように、羽根車22の複数のブレード13を、大中小の内径を有する形状とし、各々のブレード13にインデューサ5を設置したものである。
上記構成において、羽根車22が回転すると、吸い込み空気は、ブレード13の入り口部に取り付けられたインデューサ5で吸引されるが、このとき、羽根車22の中心部には椀状の傾斜部2を有しているので、吸い込み流れは椀状の傾斜部2に沿って径方向に流れる。椀状の傾斜部2が無ければ、吸い込み流れは羽根車22の主板方向に流れようとするのでインデューサ5の効果はなくなる。しかし、インデューサ5は内径側にブレードを伸ばした形状をしているので、内径側の流れは窮屈となりインデューサの効果は半減する。そのため、ブレードに大中小のインデューサを付け、流れが窮屈でなくなるようにする。もちろん、大中小のインデューサ5の各々は、吸込口の空気渦と衝突のないように回転方向に曲がった曲率を有するので、ロスなく吸引し、インデューサ5の無いときより同回転で大きな昇圧をし、騒音も上昇しない。この結果、高効率と低騒音となる。また、ブレードの径方向の長さが、インデューサの分だけ長くなるので強度も増加することとなる。
(実施の形態4)
図5に示すように、羽根車23の主板3の中心に椀状の傾斜部2を有し、椀状の外周側は、吐出側に傾斜部16を有するものである。
上記構成において、羽根車23が回転すると、吐出流れは径方向に流れるが、椀状の傾斜部2の外周側が軸方向に傾斜していない場合は、羽根車23の吐出流れが、ケーシング17に衝突するロスは大きいが、椀状の傾斜部2の外周側が軸方向に傾斜しているので、流れたい軸方向に流れることにより、吐出側で発生するケーシング17に衝突するロスは小さくて済み、また衝突時の空気渦も小さくて済み高効率・低騒音化が図れる。
(実施の形態5)
図6に示すように、羽根車24の主板3の中心に椀状の傾斜部2を有し、主板3はブレード4の外周より小さい外径としたものである。
上記構成において、羽根車24が回転すると、主板3の外周側では、ブレード4から昇圧され吐出流れ8と、スクロール9内で羽根車24の主板3の裏側に戻ろうとする戻り流れ10とが衝突しようとするが、主板3は、ブレード4の外周より小さい外径となっているので、ブレード4から昇圧され吐き出された吐出流れ8は軸方向に傾斜し、そのためスクロール9内で羽根車24の主板3の裏側に戻ろうとする戻り流れ10を押し戻しながら抑制することにより、ケーシング内での空気渦を減少し高効率・低騒音化が図れる。
(実施の形態6)
図7(A)、(B)に示すように、羽根車25のブレード4のインデューサ5の吸込端部11から主板側にかけて肉厚部12を設けたものである。
上記構成において、羽根車25が回転すると、吸い込み空気は、ブレード4入り口部に取り付けられたインデューサ5で吸引されるが、このとき、インデューサ5は通常薄肉翼であるので、入口部で、流れとインデューサ5の入口角度が合致しない場合は、乱流となる渦を生じる。しかし、インデューサ5の吸込端部11には主板側にかけて肉厚部12が設けてあるので、入り口での渦の発生が抑制され、きれいな昇圧をし、騒音も上昇しない。板金製の場合は折り返しをし、肉厚部12を設けても同じ効果となる。この結果、高効率と低騒音となる。また、肉厚部のため強度も増加することとなる。
(実施の形態7)
図8(A)、(B)に示すように、羽根車26のブレード4のインデューサ5の吸込端部から主板側にかけて外径方向に断続的に薄くなる肉厚部15を設けたものである。
上記構成において、羽根車26が回転すると、吸い込み空気は、ブレード4入り口部に取り付けられたインデューサ5で吸引されるが、このとき、インデューサ5は通常薄肉翼であるので、入口部で、流れとインデューサ5の入口角度が合致しない場合は、乱流となる渦を生じる。しかし、インデューサ5の吸込端部11には主板側にかけて断続的に薄くなる肉厚部15が設けてあるので、入り口での流れはコアンダ効果持ち、渦の発生が大きく抑制され、きれいな昇圧をし、騒音も上昇しない。板金製の場合は折り返しをし、断続的肉厚部15を設けても同じ効果となる。
この結果、高効率と低騒音となり、また、肉厚部15のため強度も増加することとなる。
(実施の形態8)
図9および図10に示すように、羽根車27のブレード4の一部をインデューサ5付きとし残りのブレード14の内径を側板側から主板側にむかって小さくなる形状としたものである。
上記構成において、羽根車27が回転すると、吸い込み空気は、ブレード14入り口部に取り付けられたインデューサ5で吸引されるが、インデユーサ5は内径側にブレード14を伸ばした形状をしているので、内径側の流れは窮屈となりインデューサ5の効果は半減する。そのため、ブレード14はひとつおきにインデューサ5付きとして、流れが窮屈でなくなるようにする。また、間のブレードは単なる矩形ブレードでなく、ブレード14の内径を側板側から主板側にむかって小さくなる形状となっているので、吸込口での乱流渦がより小さくなり、ロスなく吸引し、またブレードで発生する乱流渦を小さくすることができ、高効率・低騒音化が図れる。
(実施の形態9)
図11に示すように、羽根車28のブレード4のインデューサ5の背面の表面は円滑でなく表面粗さの大きい形状としたものである。
上記構成において、羽根車28が回転すると、吸い込み空気は、ブレード4入り口部に取り付けられたインデューサ5で吸引されるが、インデューサ5は内径側にブレード4を伸ばした形状をしているので、内径側の羽根車28のブレード4で発生する乱流渦を極端に小さくすることができる。しかし、インデューサ5の角度と吸い込み流れ角度とを合致させることが難しいので、衝突時に乱流渦が発生しやすい。そこでインデューサ5の負圧面の表面の荒さの大きい形状とすることで、負圧面での乱流を小さくすることができ、きわめて高効率・低騒音が図れる。
(実施の形態10)
図12に示すように、羽根車29の主板3の中心に椀状の傾斜部2を有する主板3を有し、複数のブレード4の内径側に設けたインデューサ5を、ブレード4の枚数より多い枚数としたものである。
上記構成において、羽根車29が回転すると、吸い込み空気は、ブレード4の入り口部に取り付けられたインデューサ5で吸引され昇圧されるが、通常のインデューサ5の数はブレード4の数と同じであるが、ブレード4の数よりインデューサ5の数を多くすることにより、より昇圧を大きくし、同じ回転での圧力や風量を多く出すことができ、また同じ圧力や風量なら低回転となり、高効率・低騒音が図れる。
本発明にかかる遠心送風機の多翼ファンは、羽根車の中心に椀状の傾斜部を有する主板を有し、複数のブレードの内径側に、インデューサを設置したものであり、ブレード吸込口の空気渦と衝突損失を低減し、湾状の傾斜部で斜流となった流れ時に効果のあるインデューサを設置し、高効率・低騒音となる、また、インデューサ設置によりブレードの径方向の長さが大きくなり強度が高くなり、換気送風機器、空調機器、家電機器、その他設備機器に組み込みに有用である。
本発明の実施例1の多翼ファンの側断面図 同多翼ファンの上面図 本発明の実施例2の多翼ファンの上面図 本発明の実施例3の多翼ファンの上面図 本発明の実施例4の多翼ファンの側断面図 本発明の実施例5の多翼ファンの側断面図 (A)本発明の実施例6の多翼ファンの上面図(B)同多翼ファンのA-A´要部断面図 (A)本発明の実施例7の多翼ファンの上面図(B)同多翼ファンのB-B´要部断面図 本発明の実施例8の多翼ファンの上面図 同多翼ファンの正面図 本発明の実施例9の多翼ファンの上面図 本発明の実施例10の多翼ファンの上面図 従来例1の多翼ファンの側断面図 従来例2の多翼ファンの側断面図
符号の説明
1 羽根車
2 椀状の傾斜部
3 主板
4 ブレード
5 インデューサ
6 ブレード
7 ブレード
8 吐出流れ
9 スクロール
10 戻り流れ
11 吸込端部
12 肉厚部
13 ブレード
14 ブレード
15 肉厚部
16 傾斜部
17 ケーシング
21 羽根車
22 羽根車
23 羽根車
24 羽根車
25 羽根車
26 羽根車
27 羽根車
28 羽根車
29 羽根車
101 吸い込み口
102 オリフイス
103 吐出口
104 ケーシング
105 側板
106 絞り部
107 主板
108 主板
109 ブレード
111 多翼ファン
112 モータ
113 シャフト
114 吸込空気
115 多翼ファン

Claims (10)

  1. 羽根車の中心に椀状の傾斜部を有する主板を有し、複数のブレードの内径側にインデューサを設置した多翼ファン。
  2. 複数のブレードは、大小の内径を有し、各々のブレードにインデューサを設置した請求項1項記載の多翼ファン。
  3. 複数のブレードは、大中小の内径を有し、各々のブレードにインデューサを設置した請求項1項記載の多翼ファン。
  4. 羽根車の主板の中心に椀状の傾斜部を有し、椀状の外周側は、吐出側に傾斜した主板を有した請求項1項記載の多翼ファン。
  5. 羽根車の主板の中心に椀状の傾斜部を有し、ブレードの外周より小さい外径を有する主板を有した請求項1項記載の多翼ファン。
  6. ブレードのインデューサの吸込端部から主板側にかけて肉厚部を設けたブレードを有する請求項1記載の多翼ファン。
  7. ブレードのインデューサの吸込端部から主板側にかけて外径方向に断続的に薄くなる肉厚部を設けたブレードを有する請求項1記載の多翼ファン。
  8. ブレードの一部をインデューサ付きとし残りのブレードの内径は、側板側から主板側にむかって小さくなる形状を有する請求項1記載の多翼ファン。
  9. ブレードのインデューサの背面の表面は円滑でなく表面粗さの大きい形状のブレードを有する請求項1記載の多翼ファン。
  10. 羽根車の主板の中心に椀状の傾斜部を有する主板を有し、複数のブレードの内径側に、ブレードの枚数より多いインデューサを設置した多翼ファン。
JP2003272856A 2003-07-10 2003-07-10 多翼ファン Pending JP2005030349A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003272856A JP2005030349A (ja) 2003-07-10 2003-07-10 多翼ファン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003272856A JP2005030349A (ja) 2003-07-10 2003-07-10 多翼ファン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005030349A true JP2005030349A (ja) 2005-02-03

Family

ID=34210286

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003272856A Pending JP2005030349A (ja) 2003-07-10 2003-07-10 多翼ファン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005030349A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108240355A (zh) * 2018-02-08 2018-07-03 浙江帅康电气股份有限公司 一种带有缓冲仓的蜗壳及包含该蜗壳的油烟机
WO2021210201A1 (ja) * 2020-04-16 2021-10-21 三菱電機株式会社 羽根車、遠心送風機、及び空気調和装置
EP3961043A4 (en) * 2019-04-25 2022-04-20 Mitsubishi Electric Corporation IMPELLER, MULTI-BLADE BLOWER AND AIR CONDITIONING

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55156795A (en) * 1979-05-22 1980-12-06 Shin Meiwa Ind Co Ltd Ventilated propeller apparatus
JPS61105794U (ja) * 1984-12-17 1986-07-04
JPS6278396U (ja) * 1985-11-02 1987-05-19
JPH03210094A (ja) * 1990-01-11 1991-09-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd クロスフローファン
JPH0447198A (ja) * 1990-06-14 1992-02-17 Mitsubishi Electric Corp 多翼送風機
JPH07119691A (ja) * 1993-10-28 1995-05-09 Nippondenso Co Ltd 多翼送風ファン
JPH07293494A (ja) * 1994-04-26 1995-11-07 Nippondenso Co Ltd 遠心式多翼ファン及びその製法
JPH10288199A (ja) * 1997-04-11 1998-10-27 Sekiyu Kodan 気液混相流用ポンプ
JP2000110783A (ja) * 1998-10-05 2000-04-18 Matsushita Seiko Co Ltd 遠心送風機
JP2000240590A (ja) * 1999-02-23 2000-09-05 Hitachi Ltd 多翼前向ファン
JP2002070793A (ja) * 2000-08-28 2002-03-08 Matsushita Seiko Co Ltd 遠心送風機

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55156795A (en) * 1979-05-22 1980-12-06 Shin Meiwa Ind Co Ltd Ventilated propeller apparatus
JPS61105794U (ja) * 1984-12-17 1986-07-04
JPS6278396U (ja) * 1985-11-02 1987-05-19
JPH03210094A (ja) * 1990-01-11 1991-09-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd クロスフローファン
JPH0447198A (ja) * 1990-06-14 1992-02-17 Mitsubishi Electric Corp 多翼送風機
JPH07119691A (ja) * 1993-10-28 1995-05-09 Nippondenso Co Ltd 多翼送風ファン
JPH07293494A (ja) * 1994-04-26 1995-11-07 Nippondenso Co Ltd 遠心式多翼ファン及びその製法
JPH10288199A (ja) * 1997-04-11 1998-10-27 Sekiyu Kodan 気液混相流用ポンプ
JP2000110783A (ja) * 1998-10-05 2000-04-18 Matsushita Seiko Co Ltd 遠心送風機
JP2000240590A (ja) * 1999-02-23 2000-09-05 Hitachi Ltd 多翼前向ファン
JP2002070793A (ja) * 2000-08-28 2002-03-08 Matsushita Seiko Co Ltd 遠心送風機

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108240355A (zh) * 2018-02-08 2018-07-03 浙江帅康电气股份有限公司 一种带有缓冲仓的蜗壳及包含该蜗壳的油烟机
EP3961043A4 (en) * 2019-04-25 2022-04-20 Mitsubishi Electric Corporation IMPELLER, MULTI-BLADE BLOWER AND AIR CONDITIONING
US11808270B2 (en) 2019-04-25 2023-11-07 Mitsubishi Electric Corporation Impeller, multi-blade air-sending device, and air-conditioning apparatus
WO2021210201A1 (ja) * 2020-04-16 2021-10-21 三菱電機株式会社 羽根車、遠心送風機、及び空気調和装置
JPWO2021210201A1 (ja) * 2020-04-16 2021-10-21
TWI807298B (zh) * 2020-04-16 2023-07-01 日商三菱電機股份有限公司 葉輪、離心風扇以及空氣調和裝置
EP4137702A4 (en) * 2020-04-16 2023-10-04 Mitsubishi Electric Corporation IMPELLER, CENTRIFUGAL FAN AND AIR CONDITIONING
JP7391193B2 (ja) 2020-04-16 2023-12-04 三菱電機株式会社 羽根車、遠心送風機、及び空気調和装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6401727B2 (ja) 送風装置及び空気調和装置用室外機
JP2001271790A (ja) 遠心型羽根車および空気清浄装置
US20100189557A1 (en) Impeller and fan
JP2001271791A (ja) 多翼ファン
JP2013113128A (ja) 軸流ファン
JP2010084701A (ja) 送風装置
US20110031786A1 (en) Centrifugal air blower and automobile seat
JP2014173580A (ja) 送風装置
JP3969354B2 (ja) 遠心ファンおよびその用途
JP6019391B2 (ja) 遠心送風機及びそれを具備する衣類乾燥機
JP2001115997A (ja) 多翼ファン
JP2013096378A (ja) 遠心送風機
JP2014020235A (ja) 軸流送風機およびこれを用いた空気調和機の室内機
JPH11264396A (ja) 送風機
JP2019113037A (ja) 多翼遠心ファン
JP2006077631A (ja) 遠心型送風機の羽根車
KR20020087235A (ko) 다익송풍기
JP2005030349A (ja) 多翼ファン
JP2010242597A (ja) 軸流送風機及び空気調和機
JP2000283518A (ja) エアカ−テン
JP5892640B2 (ja) 多翼ファンの吸込口に取り付けるチェンバー構造
JP2020020338A (ja) 送風機
US20240035487A1 (en) Fan and scroll housing for fan
JP5875472B2 (ja) 多翼送風機および送風装置
JP2017160807A (ja) 送風機

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050708

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070529

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070717

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070807