JP3530044B2 - 横流ファン及びそれを用いた流体送り装置 - Google Patents

横流ファン及びそれを用いた流体送り装置

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JP3530044B2
JP3530044B2 JP28929498A JP28929498A JP3530044B2 JP 3530044 B2 JP3530044 B2 JP 3530044B2 JP 28929498 A JP28929498 A JP 28929498A JP 28929498 A JP28929498 A JP 28929498A JP 3530044 B2 JP3530044 B2 JP 3530044B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は駆動モータと共に送
風機を構成する横流ファンと、該送風機を備えた空気調
和機の室内機や空気清浄機、加湿器、除湿器、ファンヒ
ータ、冷却装置、換気装置といった流体送り装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】まず、流体送り装置の一例として一般的
な空気調和機及びその室内機について説明する。図28
は空気調和機の構成図であり、図中矢印Aは冷房運転時
における冷媒の流れを示している。室内機1は送風機2
と室内熱交換器3から成り、室外機4はコンプレッサ
5、室外熱交換器6、キャピラリーチューブ7、及び四
方弁8から成る。
【0003】室外機4に送られてきた気体状の冷媒はコ
ンプレッサ5で圧縮されて高温高圧となり、室外熱交換
器6で室外空気に放熱して液体となる。そして、キャピ
ラリーチューブ7を通ることで減圧されその温度が急低
下する。室内機1に送られてきた液体状の冷媒は室内熱
交換器3で室内空気から吸熱して気体となり、再び室外
機4へ送られる。また、室内機1では室内熱交換器3で
冷却された室内空気を送風機2により室内へ送出する。
室外機4の四方弁8は冷媒の流れを変えるものであり、
図示の場合と逆方向になると暖房運転となる。
【0004】次に、室内機1の構成について説明する。
図29は室内機1の側断面を示しており、図30は室内
機1の本体内における送風機2を示している。図29に
示すように、室内機1の本体1aの上部には室内空気を
取り込むための吸気口1bが設けられている。室内空気
は本体1a内で室内熱交換器3により冷却され、送風機
2の横流ファン10により本体1aの下部に設けられた
吹出口1cから室内へ送出される。また、図30に示す
ように、送風機2は横流ファン10と該横流ファン10
を回転駆動させるための駆動モータ9から成る。
【0005】次に、従来の横流ファン10について説明
する。図31は横流ファン10の外観図であり、図32
は該横流ファン10の一部を破断して示した外観図であ
る。図31において、横流ファン10の両端には円形の
支持板11が位置しており、両支持板11の間には複数
枚の円形の仕切板12が等間隔に位置している。これら
の支持板11及び仕切板12は、それぞれの中心が直線
L上に位置するように互いに平行に配されている。
【0006】支持板11と隣接する仕切板12との間及
び仕切板12同士の間には、複数枚の翼13が渡されて
いる。図32に示すように、これらの翼13は緩やかな
カーブを成した細長い平板であって、支持板11及び仕
切板12の円周方向に並んでおり、いずれも前記直線L
に対して平行に延びている。
【0007】また、図31に示すように、一方の支持板
11の外側面の中心からは回転軸14が延びている。こ
の回転軸14が駆動モータ9(図30参照)によって回転
駆動されると、横流ファン10が回転して風が発生す
る。仕切板12は翼13を保持すると共に、横流ファン
10全体の強度を高めている。
【0008】図32に示すように、仕切板12の中心部
にはD字型穴12aが形成されている。この横流ファン
10では、翼13が等間隔に設けられていると各翼13
の風切り音が同じ周波数となって不快な音が発生するの
で、これを防ぐために翼13を不等間隔に配置してい
る。従って、横流ファン10の重心と回転中心がずれな
いように中心部の穴12aがD字型となっている。
【0009】尚、図33ではアンバランスを解消するた
めの他の手段を備えた横流ファンについて示している。
この横流ファンでは穴12a′は円形であり、仕切板1
2の適当な位置に突起部12bが形成されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の横流フ
ァン10には、次のような問題がある。即ち、横流ファ
ン10を回転させたとき、支持板11及び仕切板12の
近傍では風損による速度欠損が生じ、この欠損したエネ
ルギーは熱と騒音に変わる。また、この風損による乱れ
が伝播して、支持板11及び仕切板12の近傍ではファ
ン内部流の風速が急激に低下する。これによって、支持
板11及び仕切板12の下流側では後流が大きく発達し
て渦領域となり、騒音の原因となる。
【0011】さらに、風は支持板11及び仕切板12に
よってせき止められ、軸方向に曲げられる。このとき、
微少な渦が発生して騒音の原因となる。また、風が軸方
向に曲げられることで、風速の軸方向成分が増加するの
に対し吹出方向成分が減少する。故に、吹出方向の流量
が減少してファン効率が低下する。尚、これらの問題に
ついては、翼13を等間隔に設けた等ピッチ横流ファン
についても同様である。
【0012】図34は、従来の横流ファン10の軸方向
の各位置におけるファン10直後の風速を示したグラフ
である。図に示すように支持板11及び仕切板12の近
傍では風速が低下している。
【0013】特に、翼13を不等間隔に設けた不等ピッ
チ横流ファン10(図32又は図33参照)では、仕切板
12に形成されたD字型穴12a又は突起部12bによ
り、仕切板12の近傍を流れる風には横流ファン10の
回転に同期して脈動する風速変動が生じる。これによっ
て生じた乱れが騒音の原因となる。また、風速変動によ
り風速が欠損するため、風量が減少してファン効率が低
下する。
【0014】これらのことから、従来の不等ピッチ横流
ファン10と駆動モータ9から成る送風機2を備えた流
体送り装置、例えば空気調和機の室内機も同様の問題を
有する。つまり、騒音が大きく、効率の悪いものとな
る。
【0015】本発明は上記課題をかんがみて成されたも
のであり、風量の減少を抑えてファン効率を向上させた
横流ファンであって、騒音の少ない横流ファンを提供す
ることを目的とする。また、本発明の他の目的は、効率
が良好で騒音の少ない流体送り装置を提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の横流ファンは、中心部に穴を有する円形
の仕切板が複数枚、それぞれの中心が一直線上に位置す
るように互いに平行に並び、仕切板列の両端には円形の
支持板が1枚ずつそれぞれの中心が前記一直線上に位置
するように仕切板と平行に配され、各支持板と該支持板
に隣接する仕切板との間及び仕切板同士の間には複数枚
の翼が前記支持板及び仕切板の円周方向に並びながら前
記一直線に対して平行に渡されていて、支持板の外側面
に回転軸が延設された横流ファンにおいて、各仕切板の
両側と両支持板の片側には仕切板よりも薄い薄円板が1
枚ずつ仕切板と平行に設けられていることを特徴とす
る。
【0017】請求項2の横流ファンは、中心部に穴を有
する円形の仕切板が複数枚、それぞれの中心が一直線上
に位置するように互いに平行に並び、仕切板列の両端に
は円形の支持板が1枚ずつそれぞれの中心が前記一直線
上に位置するように仕切板と平行に配され、各支持板と
該支持板に隣接する仕切板との間及び仕切板同士の間に
は複数枚の翼が前記支持板及び仕切板の円周方向に並び
ながら前記一直線に対して平行に渡されていて、支持板
の外側面に回転軸が延設された横流ファンにおいて、各
仕切板の片側には仕切板よりも薄い薄円板が1枚ずつ仕
切板と平行となるように設けられていることを特徴とす
る。
【0018】
【0019】請求項の横流ファンは、中心部に穴を有
する円形の仕切板が複数枚、それぞれの中心が一直線上
に位置するように互いに平行に並び、仕切板列の両端に
は円形の支持板が1枚ずつそれぞれの中心が前記一直線
上に位置するように仕切板と平行に配され、各支持板と
該支持板に隣接する仕切板との間及び仕切板同士の間に
は複数枚の翼が前記支持板及び仕切板の円周方向に並び
ながら前記一直線に対して平行に渡されていて、支持板
の外側面に回転軸が延設された横流ファンにおいて、各
支持板と該支持板に隣接する仕切板の間及び各仕切板同
士の間には仕切板よりも薄い薄円板が複数枚、仕切板と
平行となるように不等間隔に設けられていることを特徴
とする。
【0020】請求項の横流ファンは、中心部に穴を有
する円形の仕切板が複数枚、それぞれの中心が一直線上
に位置するように互いに平行に並び、仕切板列の両端に
は円形の支持板が1枚ずつそれぞれの中心が前記一直線
上に位置するように仕切板と平行に配され、各支持板と
該支持板に隣接する仕切板との間及び仕切板同士の間に
は複数枚の翼が前記支持板及び仕切板の円周方向に並び
ながら前記一直線に対して平行に渡されていて、支持板
の外側面に回転軸が延設された横流ファンにおいて、少
なくとも一方の支持板に隣接する仕切板の両側には仕切
板よりも薄い薄円板が1枚ずつ仕切板と平行となるよう
に設けられていることを特徴とする。
【0021】請求項の横流ファンは、中心部に穴を有
する円形の仕切板が複数枚、それぞれの中心が一直線上
に位置するように互いに平行に並び、仕切板列の両端に
は円形の支持板が1枚ずつそれぞれの中心が前記一直線
上に位置するように仕切板と平行に配され、各支持板と
該支持板に隣接する仕切板との間及び仕切板同士の間に
は複数枚の翼が前記支持板及び仕切板の円周方向に並び
ながら前記一直線に対して平行に渡されていて、支持板
の外側面に回転軸が延設された横流ファンにおいて、少
なくとも一方の支持板に隣接する仕切板の片側には仕切
板よりも薄い薄円板が1枚ずつ仕切板と平行となるよう
に設けられていることを特徴とする。
【0022】
【0023】請求項の横流ファンは、中心部に穴を有
する円形の仕切板が複数枚、それぞれの中心が一直線上
に位置するように互いに平行に並び、仕切板列の両端に
は円形の支持板が1枚ずつそれぞれの中心が前記一直線
上に位置するように仕切板と平行に配され、各支持板と
該支持板に隣接する仕切板との間及び仕切板同士の間に
は複数枚の翼が前記支持板及び仕切板の円周方向に並び
ながら前記一直線に対して平行に渡されていて、支持板
の外側面に回転軸が延設された横流ファンにおいて、少
なくとも一方の支持板と該支持板に隣接する仕切板との
間には仕切板よりも薄い薄円板が複数枚、仕切板と平行
となるように不等間隔に設けられていることを特徴とす
る。
【0024】請求項の流体送り装置は、請求項1乃至
請求項のいずれかに記載の横流ファンと、該横流ファ
ンを駆動する駆動モータとから成る送風機を設けたこと
を特徴とする。
【0025】請求項1乃至請求項の横流ファンは、仕
切板に隣接して薄円板を設けていることから、仕切板に
よって軸方向に曲げられた風は薄円板の回転に巻き込ま
れ、流れが吹出方向に戻される。故に、仕切板の下流側
での速度欠損は最小限に抑えられ、後流が発達しにく
い。
【0026】また、薄円板は仕切板の近傍での速度欠損
に起因する乱れがそれ以外のところに伝播するのを防ぐ
ので、ファン内部流の風損による風速低下を抑えること
ができる。特に、不等ピッチ横流ファンの場合、仕切板
のD字型穴や突起部によって仕切板の近傍で発生する風
の流れの乱れが伝播するのを薄円板によって防ぐ。
【0027】また、請求項2及び請求項の横流ファン
では仕切板の片側に薄円板を設けたことから、その配置
によって翼列間から送られる風向がある程度決まる。
【0028】また、請求項及び請求項の横流ファン
では、支持板と該支持板に隣接する仕切板との間、及び
仕切板同士間に複数の薄円板が配置されていることか
ら、翼列間の流れが整流されて翼の後流に発生する渦や
風の乱れを抑えることができる。
【0029】また、請求項及び請求項の横流ファン
では、不等間隔に設けられた複数の薄円板の配置によっ
て薄円板間の風量を調節することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態及び参考
について図面を参照して説明する。尚、各実施形態
び各参考例とも説明する以外の構成については図31及
び図32の従来技術と同様とし、各図中、図31及び図
32に示す部材と同じものには同一の符号を付してい
る。
【0031】先ず、本発明に係る第1実施形態について
説明する。図1は本実施形態の横流ファン10の外観図
である。15,・・・は支持板11や仕切板12よりも薄い
薄円板であり、両支持板11,11の片側と各仕切板1
2,・・・の両側に近接して1枚ずつ設けられている。この
とき、薄円板15は支持板11及び仕切板12と平行で
ある。
【0032】両支持板11,11とそれに隣接する仕切
板12,12との間の距離、及び各仕切板12,・・・同士
の間の距離はいずれも同じであって、図1中ではL1で
示している。また、両支持板11,11又は各仕切板1
2,・・・から薄円板15,・・・までの距離も全て同じであ
り、図1中ではL2で示している。このL2は、 3mm≦L2≦20mm・・・・・(1)、 又は 0.04L1≦L2≦0.3L1・・・・・(2)、 の範囲を満たすものである。
【0033】特に、 5mm≦L2≦10mm・・・・・(3)、 又は 0.06L1≦L2≦0.13L1・・・・・(4)、 を満たすことが好ましい。
【0034】本実施形態の横流ファン10では、仕切板
12によって軸方向に曲げられた風は薄円板15の回転
に巻き込まれ、流れが吹出方向に戻される。これによっ
て、仕切板12の後方の速度欠損は最小限に抑えられ
る。また、仕切板12の近傍の速度欠損に起因する乱れ
がそれ以外の領域に伝播するのを薄円板15が防ぐた
め、ファン内部流の風速低下も抑えることができる。
【0035】図2は仕切板12からの距離に対するファ
ン内部流の平均風速と風速変動を示したグラフである。
従来の横流ファンの場合、仕切板12の近傍では風速の
低下及び風速変動の増大がみられる。これに対して、本
実施形態の横流ファンでは風速は僅かに低下しただけで
風速変動も小さい。
【0036】また、図3は横流ファン10の回転角に対
するファン内部流の風速を示したグラフであり、(a)仕
切板12の近傍と(b)仕切板12同士の間の中央部とに
ついて計測したものである。従来の横流ファンの場合、
仕切板12の近傍では仕切板12のD字型穴12a(図
32参照)又は突起部12b(図33参照)により、横流
ファンの回転に同期して脈動する乱れが生じていた。本
実施形態の横流ファン10では、上述したように仕切板
12での速度欠損に起因する乱れがそれ以外の領域に伝
播するのを薄円板15が防ぐため、この乱れは生じなく
なる。
【0037】図4は風量ごとの(a)騒音値と(b)ファン
効率を示したグラフである。本実施形態の横流ファン1
0は、仕切板12の近傍における風の流れの乱れやその
伝播が薄円板15によって抑えられたので、後流が発達
しにくく騒音が低減した。また、吹出方向の流量の減少
や仕切板12での速度欠損が抑えられたので、ファン効
率が向上した。
【0038】尚、上記薄円板15は中心部に穴を形成し
たものでもよいし、穴を有さないものでもよい。特に、
中心部に穴が形成されていると摩擦などの影響が少な
く、ファン性能が低下しにくい。
【0039】次に、本発明に係る第2実施形態について
説明する。図5(a)は本実施形態の横流ファン10の外
観図であり、(b)は軸方向における風速分布を示してい
る。この横流ファン10では、図中左端の支持板11と
各仕切板12,・・・の片側(右側)に近接して薄円板15,・
・・を1枚ずつ、支持板11及び仕切板12と平行に設け
ている。図5(a)中、L2は第1実施形態と同様に(1)
又は(2)を満たすものであり、特に(3)又は(4)を満た
すことが好ましい。
【0040】従って、本実施形態の横流ファン10は、
薄円板15が設けられた部分で第1実施形態と同様に後
流の発達や風の流量の減少が抑えられ、騒音の低減及び
ファン効率の向上が達成されたものとなる。また、図5
(b)中矢印Bで示すように、仕切板12の右側に薄円板
15を設けることで、発生する風に僅かながら左方向の
風向をもたせることができる。
【0041】図6乃至図8に示す横流ファンは、上記第
2実施形態と同様に各仕切板12,・・・の片側に薄円板1
5,・・・を設けた実施形態であり、第2実施形態と風向が
異なるように構成されている。各図とも(a)は横流ファ
ンの外観図であり、(b)は軸方向における風速分布を示
している。図6(a)に示す横流ファンでは、右端の支持
板11と各仕切板12,・・・の左側に薄円板15,・・・を設
けており、発生する風(図6(b)中、矢印B)に僅かに右
方向の風向をもたせている。
【0042】図7(a)に示す横流ファンでは、右端の支
持板11及び中央より右側の仕切板12にはその左側に
薄円板15,・・・を設け、左端の支持板11及び中央より
左側の仕切板12にはその右側に薄円板15,・・・を設け
ている。故に、発生する風は中心から外側に向いたもの
となる(図7(b)中、矢印B)。また、図8(a)に示す横
流ファンは、中央より右側で仕切板12,・・・の右側に薄
円板15,・・・を設け、中央より左側で仕切板12,・・・の
左側に薄円板15,・・・を設けている。故に、発生する風
は中心に向いたものとなる(図8(b)中、矢印B)。
【0043】このように、仕切板12の片側に薄円板1
5を設けた横流ファンでは、その配置によって風向を制
御することができる。もちろん、薄円板15の配置の形
態については図5乃至図8に示す横流ファンに限らな
い。
【0044】次に、本発明に係る参考例1について説明
する。図9は本参考例の横流ファン10の外観図であ
る。この横流ファン10では、両支持板11,11とそ
れに隣接する仕切板12,12との間及び各仕切板12,
・・・同士の間に薄円板15,・・・を10枚ずつ等間
隔に設けている。このとき、薄円板15は支持板11及
び仕切板12に平行である。
【0045】図9中、薄円板15の間隔はL3で示して
いる。このL3は、 3mm≦L3≦20mm・・・・・(5)、 又は 0.04L1≦L3≦0.3L1・・・・・(6)、 を満たすものである。
【0046】特に、 5mm≦L3≦10mm・・・・・(7)、 又は 0.06L1≦L3≦0.13L1・・・・・(8)、 を満たすことが好ましい。
【0047】本参考例の横流ファン10は、薄円板15
が設けられた部分で第1実施形態と同様に後流の発達や
風の流量の減少が抑えられる。また、支持板11と該支
持板11に隣接する仕切板12との間及び仕切板12同
士の間には、薄円板15が複数枚配置されていることか
ら、翼13の列間の流れが整流されて翼13の後流の渦
や乱れの発生を抑えることができる。故に、騒音の低減
やファン効率の向上がよりいっそう達成されたものとな
る。
【0048】尚、本参考例ではL1の間に薄円板15を
10枚ずつ設けているが、(5)又は(6)を満たすのであ
れば何枚設けてもよい。
【0049】次に、本発明に係る第実施形態について
説明する。図10(a)は本実施形態の横流ファン10の
外観図であり、(b)はその一端を拡大して示した図であ
る。この横流ファン10では、両支持板11,11とそ
れに隣接する仕切板12,12の間、及び各仕切板12,
・・・同士の間に薄円板15,・・・を4枚ずつ不等間
隔に設けている。このとき、薄円板15は支持板11及
び仕切板12と平行である。
【0050】図10(b)に示すように、支持板11及び
仕切板12からそれに隣接する薄円板(図中、薄円板15
a)までの距離は、第1実施形態と同様にL2である。そ
して、この薄円板15aからそれに隣接する薄円板(図
中、薄円板15b)までの距離をL4、薄円板15b同士
の間の距離をL5とすると、これらのL2,L4,L5は L2<L4<L5・・・・・(9)、 を満たす。また、L2は第1実施形態と同様に(1)又は
(2)を満たすものであり、特に(3)又は(4)を満たすこ
とが好ましい。
【0051】本実施形態の横流ファン10は、薄円板1
5が設けられた部分で第1実施形態と同様に後流の発達
や風の流量の減少が抑えられる。また、支持板11と該
支持板11に隣接する仕切板12との間及び仕切板12
同士の間には、複数枚の薄円板15が配置されているこ
とから、翼13の列間の流れが整流されて翼13の後流
の渦や乱れの発生を抑えることができる。故に、騒音の
低減やファン効率の向上がよりいっそう達成されたもの
となる。さらに、薄円板15の配置によって薄円板15
間の風の流量を調節することができるので、横流ファン
10の風速及び風量を軸方向に均一化できる。
【0052】尚、本実施形態ではL1の間に薄円板15
を4枚ずつ設けているが、中央へいくほど薄円板15同
士の間隔が大きくなり、且つL2が(1)又は(2)を満た
すのであれば何枚設けてもよい。
【0053】次に、本発明に係る第乃至第実施形態
並びに参考例2及び参考例3について説明する。これら
の実施形態及び参考例は、他の部分に比べて速度損失が
大きく後流の発達しやすい横流ファン10の端部にのみ
薄円板15を設けた構成となっている。
【0054】図11は第実施形態の横流ファン10の
外観図である。図に示すように、右端の支持板11の片
側と該支持板11に隣接する仕切板12の両側に近接し
て薄円板15を1枚ずつ設けている。このとき、薄円板
15は支持板11及び仕切板12と平行である。
【0055】また、図12は第実施形態の横流ファン
10の外観図であり、第実施形態と同じ薄円板15の
配置が横流ファン10の両端において成されている。
尚、図11及び図12中L2は、第1実施形態と同様に
(1)又は(2)を満たすものであり、特に(3)又は(4)を
満たすことが好ましい。
【0056】上記第及び第実施形態の横流ファン1
0では、端部に薄円板15を設けたことから、その部分
で第1実施形態と同様に後流の発達や風の流量の減少が
抑えられる。横流ファン10の端部は他の部分に比べて
速度損失が大きく後流の発達がしやすいことから、騒音
の低減及びファン効率の向上が十分達成できる。
【0057】図13は第実施形態の横流ファン10の
外観図である。図に示すように、右端の支持板11の片
側と該支持板11に隣接する仕切板12の支持板11と
対向する側に近接して薄円板15が1枚ずつ設けられて
いる。このとき、薄円板15は支持板11及び仕切板1
2と平行である。
【0058】また、図14は第実施形態の横流ファン
10の外観図であり、第実施形態と同じ薄円板15の
配置が横流ファン10の両端において成されている。
尚、図13及び図14中L2は、第1実施形態と同様に
(1)又は(2)を満たすものであり、特に(3)又は(4)を
満たすことが好ましい。
【0059】上記第及び第実施形態の横流ファン1
0では、端部に薄円板15を設けたことから、その部分
で第1実施形態と同様に後流の発達や風の流量の減少が
抑えられる。横流ファン10の端部は他の部分に比べて
速度損失が大きく後流の発達がしやすいことから、騒音
の低減及びファン効率の向上が十分達成できる。
【0060】上記第実施形態と同様に、右端の支持板
11に隣接する仕切板12の片側に薄円板15を設けた
他の横流ファンの例を図15、図17、図19、及び図
21に示す。また、上記第実施形態と同様に、図1
5、図17、図19、及び図21に示す横流ファンの薄
円板15の配置が横流ファンの両端において成された例
を図16、図18、図20、及び図22に示す。
【0061】図23は参考例2の横流ファン10の外観
図である。図に示すように、右端の支持板11と該支持
板11に隣接する仕切板12との間に10枚の薄円板1
5,・・・を等間隔に設けている。このとき、薄円板1
5は支持板11及び仕切板12と平行である。
【0062】また、図24は参考例3の横流ファン10
の外観図であり、参考例2と同じ薄円板15の配置が横
流ファン10の両端において成されている。尚、図23
及び図24中L3は、参考例1と同様に(5)又は(6)を
満たすものであり、特に(7)又は(8)を満たすことが好
ましい。
【0063】参考例2及び参考例3の横流ファン10で
は、薄円板15が設けられた部分で第1実施形態と同様
に後流の発達や風の流量の減少が抑えられる。また、複
数の薄円板15によって翼13の列間の流れが整流さ
れ、翼13の後流の渦や乱れの発生を抑えることができ
る。故に、騒音の低減やファン効率の向上が達成でき
る。尚、本参考例ではL1の間に薄円板15を10枚ず
つ設けているが、(5)又は(6)を満たすのであれば何枚
設けてもよい。
【0064】図25は第実施形態の横流ファン10の
外観図である。図に示すように、右端の支持板11と該
支持板11に隣接する仕切板12との間に、4枚の薄円
板15を中央へいくほど薄円板15同士の間隔が大きく
なるように設けている。このとき、薄円板15は支持板
11及び仕切板12と平行である。また、図26は第
実施形態の横流ファン10の外観図であり、第実施形
態と同じ薄円板15の配置が横流ファン10の両端にお
いて成されている。
【0065】尚、図25及び図26中L2,L4,L5は、
実施形態と同様に(9)を満たすものである。さら
に、L2は第1実施形態と同様に(1)又は(2)を満たす
ものであり、特に(3)又は(4)を満たすことが好まし
い。
【0066】第及び第実施形態の横流ファン10で
は、薄円板15が設けられた部分で第1実施形態と同様
に後流の発達や風の流量の減少が抑えられる。また、複
数の薄円板15によって翼13の列間の流れが整流され
て翼13の後流の渦や乱れの発生を抑えることができ
る。故に、騒音の低減やファン効率の向上が達成でき
る。さらに、薄円板15の配置によって薄円板15間の
流量を調節することができるので、横流ファン10の端
部における風速及び風量を軸方向に均一化できる。
【0067】尚、本実施形態ではL1の間に薄円板15
を4枚ずつ設けているが、中央へいくほど薄円板15同
士の間隔が大きくなり、且つL2が(1)又は(2)を満た
すようにすれば何枚設けてもよい。
【0068】上述した第4実施形態、第6実施形態
考例2、及び第実施形態のように、薄円板15が横流
ファン10の一端にのみ設けられた場合であっても、横
流ファン10の端部における流れの乱れや後流が大きい
ことから、騒音の低減やファン効率の向上といった効果
を十分に得ることができる。特に、この場合は薄円板1
5の枚数が少ないのでコストが安くてすむ。一方、上述
した第5実施形態、第7実施形態参考例3、及び第
実施形態では横流ファン10の両端に薄円板15を設け
ているので、前記第4実施形態、第6実施形態参考例
、及び第実施形態に比べて前述した効果がよりいっ
そう得られる。
【0069】尚、上述した第4実施形態、第6実施形
参考例2、及び第実施形態では横流ファン10の
右端に薄円板15を設けているが、左端にのみ薄円板1
5を設けてもよいのはもちろんである。
【0070】次に、本発明に係る流体送り装置の実施形
態について説明する。この流体送り装置は横流ファンと
駆動モータから成る送風機を備えており、この送風機に
よって流体を送出する構成となっている。例えば、空気
清浄機、加湿器、除湿器、ファンヒータ、冷却装置、換
気装置などである。本実施形態の流体送り装置は空気調
和機の室内機であり、横流ファンとして第1実施形態の
横流ファン10(図1参照)が備えられている。図27
は、この室内機1の本体1a内における送風機2を示
す。
【0071】本実施形態の室内機1は、第1実施形態の
横流ファン10を備えていることから、騒音が低減され
た静かな室内機となる。また、横流ファン10はファン
効率が向上したものなので、省エネの実現した効率のよ
い室内機となる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至請求
の横流ファンでは、仕切板によって生じる風速低下
や吹出方向の風量減少が抑えられ、ファン効率が向上す
る。また、後流が発達しにくく、風の流れの乱れが他の
ところに伝播しないので騒音も低減される。特に、仕切
板のD字型穴や突起部によって仕切板の近傍で発生する
風の流れの乱れが伝播しないので、これらの効果がより
いっそう得られる。
【0073】また、請求項2及び請求項の横流ファン
では、仕切板の配置によって翼列間からの風向がある程
度決まるので、所望の風向を得ることができる。
【0074】また、請求項及び請求項の横流ファン
では、翼列間の流れが整流され翼の後流に発生する渦や
風の乱れを抑えることができるので、騒音の低減及びフ
ァン効率の向上がいっそう達成される。
【0075】特に、請求項及び請求項の横流ファン
では、薄円板の配置によって薄円板間の風量を調節でき
るので、所望の風量を得ることができる。
【0076】また、請求項から請求項の横流ファン
では、風の流れの乱れや後流の発達が特に大きい端部に
のみ薄円板を設けていることから、騒音の低減及びファ
ン効率の向上が十分達成されたものとなり、且つ薄円板
の枚数が少なくてすむのでコストが安くなる。特に、横
流ファンの一端にのみ薄円板を設ければコストはさらに
安くてすむ。また、横流ファンの両端に薄円板を設ける
と一端にのみ薄円板を設けた場合よりも、前述した効果
がよりいっそう得られることになる。
【0077】また、請求項の流体送り装置は、上記請
求項1乃至請求項のいずれかの横流ファンを備えた送
風機による構成されていることから、効率が良好で省エ
ネが達成され騒音の小さいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の横流ファンの外観
図。
【図2】第1実施形態の横流ファンにおいて、仕切板か
らの距離に対する内部流れの平均風速及び風速変動を示
すグラフ。
【図3】第1実施形態の横流ファンにおいて、横流ファ
ンの回転角度に対する内部流れの流速を示すグラフ。
【図4】第1実施形態の横流ファンにおいて、横流ファ
ンの風量に対する(a)騒音値と(b)ファン効率を示すグ
ラフ。
【図5】本発明に係る第2実施形態の横流ファンの(a)
外観図と(b)風速分布。
【図6】第2実施形態の横流ファンに準ずる他の実施形
態を示した(a)外観図と(b)風速分布。
【図7】第2実施形態の横流ファンに準ずる他の実施形
態を示した(a)外観図と(b)風速分布。
【図8】第2実施形態の横流ファンに準ずる他の実施形
態を示した(a)外観図と(b)風速分布。
【図9】本発明に係る参考例1の横流ファンの外観図。
【図10】本発明に係る第実施形態の横流ファンの
(a)外観図と(b)一部拡大図。
【図11】本発明に係る第実施形態の横流ファンの外
観図。
【図12】本発明に係る第実施形態の横流ファンの外
観図。
【図13】本発明に係る第実施形態の横流ファンの外
観図。
【図14】本発明に係る第実施形態の横流ファンの外
観図。
【図15】第実施形態の横流ファンに準ずる他の実施
形態を示した外観図。
【図16】第実施形態の横流ファンに準ずる他の実施
形態を示した外観図。
【図17】第実施形態の横流ファンに準ずる他の実施
形態を示した外観図。
【図18】第実施形態の横流ファンに準ずる他の実施
形態を示した外観図。
【図19】第実施形態の横流ファンに準ずる他の実施
形態を示した外観図。
【図20】第実施形態の横流ファンに準ずる他の実施
形態を示した外観図。
【図21】第実施形態の横流ファンに準ずる他の実施
形態を示した外観図。
【図22】第実施形態の横流ファンに準ずる他の実施
形態を示した外観図。
【図23】本発明に係る参考例2の横流ファンの外観
図。
【図24】本発明に係る参考例3の横流ファンの外観
図。
【図25】本発明に係る第実施形態の横流ファンの外
観図。
【図26】本発明に係る第実施形態の横流ファンの外
観図。
【図27】本発明に係る流体送り装置の一実施形態を示
した構成図。
【図28】空気調和機の構成図。
【図29】空気調和機の室内機の側断面図。
【図30】室内機の本体内における送風機を示した構成
図。
【図31】従来の横流ファンの外観図。
【図32】従来の横流ファンの一部破断図。
【図33】従来の他の横流ファンの一部破断図。
【図34】従来の横流ファンの軸方向の各位置における
ファン直後の風速を示したグラフ。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 17/04 F04D 29/28 F04D 29/30 F04D 29/66 F24F 1/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心部に穴を有する円形の仕切板が複数
    枚それぞれの中心が一直線上に位置するように互いに平
    行に並び、前記仕切板列の両端には円形の支持板が1枚
    ずつそれぞれの中心が前記一直線上に位置するように前
    記仕切板と平行に配され、前記各支持板と該支持板に隣
    接する前記仕切板との間及び前記仕切板同士の間には複
    数枚の翼が前記支持板及び前記仕切板の円周方向に並び
    ながら前記一直線に対して平行に渡されていて、前記支
    持板の外側面に回転軸が延設された横流ファンにおい
    て、前記各仕切板の両側と前記両支持板の片側には前記
    仕切板よりも薄い薄円板が1枚ずつ前記仕切板と平行に
    設けられていることを特徴とする横流ファン。
  2. 【請求項2】 中心部に穴を有する円形の仕切板が複数
    枚それぞれの中心が一直線上に位置するように互いに平
    行に並び、前記仕切板列の両端には円形の支持板が1枚
    ずつそれぞれの中心が前記一直線上に位置するように前
    記仕切板と平行に配され、前記各支持板と該支持板に隣
    接する前記仕切板との間及び前記仕切板同士の間には複
    数枚の翼が前記支持板及び前記仕切板の円周方向に並び
    ながら前記一直線に対して平行に渡されていて、前記支
    持板の外側面に回転軸が延設された横流ファンにおい
    て、前記各仕切板の片側には前記仕切板よりも薄い薄円
    板が1枚ずつ前記仕切板と平行となるように設けられて
    いることを特徴とする横流ファン。
  3. 【請求項3】 中心部に穴を有する円形の仕切板が複数
    枚それぞれの中心が一直線上に位置するように互いに平
    行に並び、前記仕切板列の両端には円形の支持板が1枚
    ずつそれぞれの中心が前記一直線上に位置するように前
    記仕切板と平行に配され、前記各支持板と該支持板に隣
    接する前記仕切板との間及び前記仕切板同士の間には複
    数枚の翼が前記支持板及び前記仕切板の円周方向に並び
    ながら前記一直線に対して平行に渡されていて、前記支
    持板の外側面に回転軸が延設された横流ファンにおい
    て、前記各支持板と該支持板に隣接する前記仕切板の間
    及び前記各仕切板同士の間には前記仕切板よりも薄い薄
    円板が複数枚、前記仕切板と平行となるように不等間隔
    に設けられていることを特徴とする横流ファン。
  4. 【請求項4】 中心部に穴を有する円形の仕切板が複数
    枚それぞれの中心が一直線上に位置するように互いに平
    行に並び、前記仕切板列の両端には円形の支持板が1枚
    ずつそれぞれの中心が前記一直線上に位置するように前
    記仕切板と平行に配され、前記各支持板と該支持板に隣
    接する前記仕切板との間及び前記仕切板同士の間には複
    数枚の翼が前記支持板及び前記仕切板の円周方向に並び
    ながら前記一直線に対して平行に渡されていて、前記支
    持板の外側面に回転軸が延設された横流ファンにおい
    て、少なくとも一方の前記支持板に隣接する前記仕切板
    の両側には前記仕切板よりも薄い薄円板が1枚ずつ前記
    仕切板と平行となるように設けられていることを特徴と
    する横流ファン。
  5. 【請求項5】 中心部に穴を有する円形の仕切板が複数
    枚それぞれの中心が一直線上に位置するように互いに平
    行に並び、前記仕切板列の両端には円形の支持板が1枚
    ずつそれぞれの中心が前記一直線上に位置するように前
    記仕切板と平行に配され、前記各支持板と該支持板に隣
    接する前記仕切板との間及び前記仕切板同士の間には複
    数枚の翼が前記支持板及び前記仕切板の円周方向に並び
    ながら前記一直線に対して平行に渡されていて、前記支
    持板の外側面に回転軸が延設された横流ファンにおい
    て、少なくとも一方の前記支持板に隣接する前記仕切板
    の片側には前記仕切板よりも薄い薄円板が1枚ずつ前記
    仕切板と平行となるように設けられていることを特徴と
    する横流ファン。
  6. 【請求項6】 中心部に穴を有する円形の仕切板が複数
    枚それぞれの中心が一直線上に位置するように互いに平
    行に並び、前記仕切板列の両端には円形の支持板が1枚
    ずつそれぞれの中心が前記一直線上に位置するように前
    記仕切板と平行に配され、前記各支持板と該支持板に隣
    接する前記仕切板との間及び前記仕切板同士の間には複
    数枚の翼が前記支持板及び前記仕切板の円周方向に並び
    ながら前記一直線に対して平行に渡されていて、前記支
    持板の外側面に回転軸が延設された横流ファンにおい
    て、少なくとも一方の前記支持板と該支持板に隣接する
    前記仕切板との間には前記仕切板よりも薄い薄円板が複
    数枚、前記仕切板と平行となるように不等間隔に設けら
    れていることを特徴とする横流ファン。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項のいずれかに記載
    の横流ファンと、該横流ファンを駆動する駆動モータと
    から成る送風機を設けたことを特徴とする流体送り装
    置。
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JP6340585B2 (ja) * 2014-04-15 2018-06-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 クロスフローファン
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