JP2005062661A - 送風部の送風騒音低減装置 - Google Patents

送風部の送風騒音低減装置 Download PDF

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武彦 樋江井
Kanjiro Kinoshita
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Abstract

【課題】 低騒音化と断熱性維持の両方の要求を満たす、各種送風ユニットに適した送風騒音低減装置を実現する。
【解決手段】 送風通路33の壁部に、当該送風通路33固有の騒音特性に対応した共鳴吸音箱構造の共鳴吸音部を設けることにより、送風騒音を低減するようにしてなる送風部の送風騒音低減装置であって、上記共鳴吸音部は、当該送風通路33の通路壁とは別部材である吸音穴30d,30d・・・のない外側プレート30aと当該送風通路33の通路壁とは別部材である吸音穴30d,30d・・・のある内側プレート30bとを、所定の深さの共鳴空間30cを介して対向一体化させた共鳴吸音箱構造の騒音低減ユニット31,32に形成され、同騒音低減ユニット31,32を当該送風通路33の通路壁の一部として組み込むことにより、高性能、高耐久性、小型の送風ユニットを低コストで実現することができるようにした。
【選択図】 図2

Description

本願発明は、送風ユニット等の送風部の送風騒音低減装置の構造に関するものである。
例えば空気調和装置や換気装置の空気送風ダクトなどの送風ユニット送風部の低騒音化と断熱の両方を満たす構成としては、主に多孔質材料などの吸音材を通路面に貼付することが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
ところが、この特許文献1の場合、送風通路が羽根車を備えた風胴であるため、吸音材は円筒ケーシングの外周に設けられ、円筒ケーシングに多数の穴を設けて、ケーシング内を吸音材に連通させるようにしている。
したがって、該構成の場合、吸音材を有効に騒音の低減に寄与させることができず、騒音低減効果が低い。
このような事情から、例えば図12および図13に示すような、換気ユニットを備えた空気調和機の室内機側外気吹出ノズル25のような羽根車等を有しない一般の送風ダクトの場合には、その送風通路面に、その通路内壁の一部として、図示のような多孔質の吸音材(例えば発砲ポリウレタンフォーム)26a,26bを直接貼着する構成を採用するのが一般的であった。
このようにすると、吸音面積も広く、例えば図14の騒音測定結果に示されるように、700Hz以上の周波数帯域では、一応有効な騒音低減効果を得ることができる。
なお、図12および図13の外気吹出ノズル25は、例えば上流側円筒構造のホース接続部25aから次第に通路幅を扁平に拡大することによって上流側から下流側に通路径(通路断面積)を拡大し、最終的に大口径の外気吹き出し口25cを形成するホーン形のノズル本体部25bと、該ノズル本体部25bの扁平で、円弧面状に前方側に反って延びる背面壁の内側に貼着された所定の厚さの第1の吸音材26aと、上記ノズル本体部25bの同じく扁平で、円弧面状に前方側に反って延びる前面壁側の内側に貼着された所定の厚さの第2の吸音材26bと、上記ノズル本体部25b先端の外気吹出口25c部分に着脱可能に設けられたフィルターユニット27とから構成されている。
特開2000−27798号公報(第1−3頁、図1)
しかし、このような構成の場合、(1)上記送風通路部の騒音特性と吸音材の吸音特性との特性の不一致による騒音低減性能の不足、(2)結露水の付着等による吸音材料の耐久性の劣化、(3)必要かつ十分な吸音性能を得ようとすると、吸音材のサイズ(吸音材の厚み)が大きくなる、(4)吸音材の表面で気流の乱れが生じやすく、それによる2次騒音の発生、(5)風量の変化等による騒音特性の変化に対する対応が困難、などの各種の課題がある。
本願発明は、このような事情に鑑み、低騒音化と断熱性維持の要求を満たす送風騒音低減装置として、送風通路固有の騒音特性を考慮した上で、穴のない外側プレートと穴のある内側プレートとを所定の深さの共鳴空間を介して対向一体化させた共鳴吸音箱構造の共鳴吸音部を、騒音低減ユニットとして別体形成して当該送風通路の通路壁に組み込むか、又は当該送風通路の壁部自体を利用して形成することにより、高性能、高耐久性、小型の送風ユニットを低コストで実現することができるようにした送風部の送風騒音低減装置を提供することを目的とするものである。
本願発明は、上記の目的を達成するために、それぞれ次のような課題解決手段を備えて構成されている。
(1) 第1の課題解決手段
この発明の第1の課題解決手段は、送風通路33の壁部に、当該送風通路33固有の騒音特性に対応した共鳴吸音箱構造の共鳴吸音部を設けることにより、送風騒音を低減するようにしてなる送風部の送風騒音低減装置であって、上記共鳴吸音部は、当該送風通路33の通路壁とは別部材である吸音穴30d,30d・・・のない外側プレート30aと当該送風通路33の通路壁とは別部材である吸音穴30d,30d・・・のある内側プレート30bとを、所定の深さの共鳴空間30cを介して対向一体化させた共鳴吸音箱構造の騒音低減ユニット31,32に形成され、同騒音低減ユニット31,32を当該送風通路33の通路壁の一部として組み込むようになっている。
このような構成によると、共鳴吸音部の上記吸音穴30d,30d・・・を中心として、その低減対象騒音の波長よりも小さい共鳴空間30c,30c・・・が存在することになり、吸音穴30d,30d・・・毎にヘルムホルツ型共鳴吸音器を設けたのと同様の共鳴吸音構造体を実現することができ、低減対象騒音の騒音特性のピークに共鳴周波数を一致させるように、上記吸音穴30d,30d・・・の開口径φ、深さt2、共鳴空間30cの深さaなどを設定すれば、所望のターゲット周波数の騒音を効果的に低減することができるようになる。
そして、そのような騒音低減作用を果たす共鳴吸音部は、上述のように、当該送風通路33の通路壁とは別部材である吸音穴30d,30d・・・のない外側プレート30aと当該送風通路33の通路壁とは別部材である吸音穴30d,30d・・・のある内側プレート32とを所定の深さの共鳴空間30cを介して対向させた共鳴吸音箱構造の騒音低減ユニット31,32よりなっているので、前述した従来の吸音材などと違って、それ自体の剛性が高く、しかも結露水の付着等による劣化も生じない。
したがって、ダクト部等送風通路33の通路壁を可及的に薄く形成したとしても、その内側で外側プレート30aと内側プレート30bとの2枚のプレートにより十分に剛性を補強することができ、また有効に耐久性を向上させることができる。
さらに、同騒音低減ユニット31,32の共鳴空間30cは有効な断熱空気層として機能するようになるので、通路外部との断熱性能も向上する。
また、この場合、上記吸音穴30d,30d・・・のない外側プレート30aと吸音穴30d,30d・・・のある内側プレート30bとを所定の深さの共鳴空間30cを介して対向一体化させることにより形成した共鳴吸音箱構造の騒音低減ユニット31,32を、当該送風通路33の通路壁の一部として組付けるようにしているので、例えば当該送風通路の対応する通路壁の凹部に同騒音低減ユニット31,32を嵌合状態で組付けるようにすると、従来の吸音材貼着構造(凹部)を利用して容易に共鳴吸音壁構造を実現することができる。また、それら騒音低減ユニット31,32が通路壁とは別体であるため、通路壁の形状に寄らず、容易に共鳴条件を設定することができる。
(2) 第2の課題解決手段
この発明の第2の課題解決手段は、送風通路33の壁部に、当該送風通路33固有の騒音特性に対応した共鳴吸音箱構造の共鳴吸音部を設けることにより、送風騒音を低減するようにしてなる送風部の送風騒音低減装置であって、上記共鳴吸音部は、当該送風通路33の通路壁よりなる吸音穴30d,30d・・・のない外側プレート30aと当該送風通路33の通路壁とは別部材よりなる吸音穴30d,30d・・・のある内側プレート30bとを、所定の深さの共鳴空間30cを介して対向一体化させることにより、当該送風通路33の壁部に共鳴吸音箱を形成するようになっていることを特徴としている。
このような構成によると、共鳴吸音部の上記吸音穴30d,30d・・・を中心として、その低減対象騒音の波長よりも小さい共鳴空間30c,30c・・・が存在することになり、吸音穴30d,30d・・・毎にヘルムホルツ型共鳴吸音器を設けたのと同様の共鳴吸音構造体を実現することができ、低減対象騒音の騒音特性のピークに共鳴周波数を一致させるように、上記吸音穴30d,30d・・・の開口径φ、深さt2、共鳴空間30cの深さaなどを設定すれば、所望のターゲット周波数の騒音を効果的に低減することができるようになる。
そして、そのような騒音低減作用を果たす共鳴吸音部は、当該送風通路33の通路壁を兼用した吸音穴30d,30d・・・のない外側プレート30aと当該送風通路33の通路壁とは別部材である吸音穴30d,30d・・・のある内側プレート32とを所定の深さの共鳴空間30cを介して対向させた共鳴吸音箱構造となっているので、前述した従来の吸音材などと違って、それ自体の剛性が高く、しかも結露水の付着等による劣化も生じない。
したがって、ダクト部等送風通路33の通路壁を可及的に薄く形成したとしても、その内側で内側プレート30bにより十分に剛性を補強することができ、また有効に耐久性を向上させることができる。
また、同共鳴吸音部の共鳴空間30cは有効な断熱空気層として機能するようになるので、通路外部との断熱性能も向上する。
また、この場合、吸音穴30d,30d・・・のない外側プレート30aは、当該送風通路33の通路壁を兼用して構成されており、通路壁の形状に合わせた吸音穴30d,30d・・・のある内側プレート30b,30b・・・を別部材として組付けるようにしているので、例えば当該内側プレート30bを周壁(側壁)を有する断面コ字状のユニット部材として、対応する通路壁の凹部に嵌合状態で組付けるようにすると、従来の吸音材貼着構造(凹部)を利用して容易に共鳴吸音壁構造を実現することができる。
(3) 第3の課題解決手段
この発明の第3の課題解決手段は、上記第1の課題解決手段の構成において、吸音穴30d,30d・・・のない外側プレート30aと吸音穴30d,30d・・・のある内側プレート30bとを所定の深さの共鳴空間30cを介して対向一体化させた共鳴吸音箱構造の騒音低減ユニット31,32を、合成樹脂により一体成形したことを特徴としている。
このように、上述のような有効な騒音低減作用を果たす騒音低減ユニット31,32を合成樹脂により一体成形するようにすると、当該騒音低減ユニット31,32を簡単かつ低コストに形成することができ、しかも強度、耐久性を、より向上させることができるようになる。また、組付け性もよく、リサイクル性にも優れたものとなる。
(4) 第4の課題解決手段
この発明の第4の課題解決手段は、上記第1,第2又は第3の課題解決手段の構成において、共鳴空間30cの深さaは、送風通路33の上流側から下流側にかけて一定に構成されていることを特徴としている。
共鳴空間30cの深さaは、当該共鳴吸音部の吸音特性を設定する上で極めて重要であり、設置対象である送風通路33の騒音特性に合わせて、同特性の騒音のピークが一定であれば、一定に設定される。
(5) 第5の課題解決手段
この発明の第5の課題解決手段は、上記第1,第2又は第3の課題解決手段の構成において、上記共鳴空間30cの深さaは、送風通路33の上流側から下流側にかけて次第に深くなるように構成されていることを特徴としている。
共鳴空間30cの深さaは、当該共鳴吸音部の吸音特性を設定する上で極めて重要であり、設置対象である送風通路33の騒音特性に合わせて、同特性の騒音のピーク帯域が広く、例えば上流側で高く、上流側から下流側にかけてピーク周波数が低くなるような場合には、それに合わせて上流側から下流側にかけて次第に深くなるように設定される。
このようにすると、騒音低減ユニット31,32の吸音帯域を有効に拡大することができ、より有効に騒音低減効果を向上させることができる。
(6) 第6の課題解決手段
この発明の第6の課題解決手段は、上記第1,第2又は第3の課題解決手段の構成において、上記共鳴空間30cの深さaは、送風通路33の上流側から下流側にかけて次第に浅くなるように構成されていることを特徴としている。
共鳴空間30cの深さaは、当該共鳴吸音部の吸音特性を設定する上で極めて重要であり、設置対象である送風通路33の騒音特性に合わせて、同特性の騒音のピーク帯域が広く、例えば上流側で低く、上流側から下流側にかけてピーク周波数が高くなるような場合には、それに合わせて上流側から下流側にかけて次第に浅くなるように設定される。
このようにすると、騒音低減ユニット31,32の吸音帯域を有効に拡大することができ、より有効に騒音低減効果を向上させることができる。
(7) 第7の課題解決手段
この発明の第7の課題解決手段は、上記第1,第2,第3,第4,第5又は第6の課題解決手段の構成において、共鳴空間30cの深さaは、送風通路33の風速分布に応じて設定されていることを特徴としている。
共鳴空間30cの深さaは、当該共鳴吸音部の吸音特性を設定する上で極めて重要であり、設置対象である送風通路33の騒音特性に合わせて設定することが必要である。中でも、当該送風通路33の通路形状等に応じた風速分布は、その騒音特性に与える影響が大きい。したがって、上記共鳴空間30cの深さaは、それに併せて適切な深さに設定される。
このようにすると、騒音低減ユニット31,32の吸音作用を風速分布に応じた適切なものとすることができ、より有効に騒音低減効果を向上させることができる。
(8) 第8の課題解決手段
この発明の第8の課題解決手段は、上記第1,第2,第3,第4,第5,第6又は第7の課題解決手段の構成において、共鳴空間30cの深さaは、送風通路33の通路断面積の急変を防止するように設定されていることを特徴している。
共鳴空間30cの深さaは、当該共鳴吸音部の吸音特性を設定する上で極めて重要であるが、吸音特性のみを重視して、当該送風通路33の通路断面積を急変させたのでは、却って送風通路33の通風性能を悪くし、気流の乱れを招く。
したがって、当該共鳴空間30cの深さaは、送風通路33の通路断面積の急変を防止するように設定される。
(9) 第9の課題解決手段
この発明の第9の課題解決手段は、上記第1,第2,第3,第4,第5,第6,第7又は第8の課題解決手段の構成において、吸音穴30dの開口径φや深さt2、共鳴空間30cの深さa等の共鳴周波数f0を決定する複数のパラメータの内、2つ以上のパラメータを所定の値に設定することにより共鳴周波数f0を低減すべき対象騒音のピーク周波数に対応させるようにしたことを特徴としている。
吸音穴30dの開口径φや深さt2、共鳴空間30cの深さa等、共鳴周波数f0を決定するには複数のパラメータがある。そして、それらパラメータの内の何れか1つを変えれば共鳴周波数f0を変えることができるが、好ましくは、それら複数のパラメータの内、2つ以上のパラメータを所定の値に設定することにより共鳴周波数f0を低減すべき対象騒音のピーク周波数に対応させるようにすると、より効果的にピーク周波数を低減することができるようになる。
(10) 第10の課題解決手段
この発明の第10の課題解決手段は、上記第1,第2,第3,第4,第5,第6,第7,第8又は第9の課題解決手段の構成において、送風通路33は、換気ユニット4を備えた空気調和機の室内機2側に設けられる外気吹出ノズル25の空気吹出通路であることを特徴としている。
換気ユニット4を備えた空気調和機の室内機2側に設けられる外気吹出ノズル25の場合、その空気吹出通路33は、例えば当該室内機2の空気吸込口33を介して室内R側に開口されている。
そのため、その空気吹出通路33からの騒音の影響は、その他の送風通路の場合よりも大きい。したがって、同通路33部分に上述のような送風騒音低減効果の高い騒音低減ユニット31,32が設けられていると、室内機2の静音化に特に有効となる。
また、上記換気ユニット4には、加湿機能が付加され、加湿ユニットとして構成されることも多く、そのような場合、通路33内に結露が生じやすいので、それに対する耐久性、吸音性能の維持の観点からも、上記の構成は特に有効となる。そして、そのように加湿ユニットとして構成した場合にも、上記の各作用を全く同様に得ることができる。
また、該場合、空気調和機の室内機の通風路内に送風騒音低減装置が設けられることから、同部分の温度は略一定であり、音速が一定であるので、共鳴条件が変わらない。そのため、同装置の共鳴吸音作用も安定したものとなる。
以上の結果、本願発明の送風部の送風騒音低減装置によると、従来の多孔質材料よりなる吸音材を流路内に貼付していた場合の問題点、(1)騒音特性と吸音特性との不一致による騒音低減性能の不足、(2)吸音材料の耐久性が低い、(3)必要かつ十分な吸音機能を実現しようとすると、吸音材のサイズ(吸音材の厚み)が大きくなりすぎる、(4)吸音材料表面での気流の乱れにより、2次騒音が発生する、(5)風量の変化等、騒音特性の変化に対する対応が困難であった等の問題を、簡単かつ低コストな構成で、有効に解決することができるようになる。
その結果、静音性能の高い各種の送風ユニットを実現できるようになる。
(最良の実施の形態1)
<一適用例としての換気ユニットを備えた空気調和機の概略構成>
先ず、本願発明を実施するための最良の実施の形態1に係る換気ユニットを備えた空気調和機の概略的な構成を、図1に示す。
この空気調和機は、例えば建物の壁1の室内R側の壁面1aに取り付けられる空気調和機用の室内機2と、建物の外に設置される空気調和機用の室外機3とから構成されている。そして、上記室外機3は、室外熱交換器や室外ファン(図示省略)などを収納した室外空調ユニット5と換気ユニット4とを備えて構成されている。また、室内機2内には室内温調用の室内熱交換器21が収納されている一方、室外空調ユニット5内には室外熱交換器(図示省略)が収納されている。
そして、それら各熱交換器およびそれら各熱交換器相互間を各種冷凍機器を介して冷媒配管(図示省略)により接続して、有効な空調用の冷凍回路が構成されている。また、上記室外機3側の換気ユニット4と上記室内機2との間には、上記換気ユニット4からの外気を上記室内機2側に供給するとともに、必要に応じて室内の空気を同換気ユニット4を介して室外へと排出するための円筒状のホース(給排気ホース)6が設けられている。
室内機2には、その本体ケーシング2a内および本体ケーシング2a部分に、室内熱交換器21、クロスフローファン22、クロスフローファン22を回転駆動する室内ファンモータ、内気吸込グリル23、温調後の空気吹出口24、換気運転時の外気吹出ノズル(換気ノズル)25等がそれぞれ設けられている。そして、外気吹出ノズル25に対して、上記ホース6の下流側端部6bが接続されている。
一方、室外空調ユニット5の方には、図示はしないが、その本体ケーシング5a内に位置して、圧縮機、圧縮機の吐出側に接続される四路切換弁、圧縮機の吸入側に接続されるアキュムレータ、四路切換弁に接続された室外熱交換器、室外熱交換器に接続された電動弁、室外熱交換器での熱交換後の空気を外部に排出するためのプロペラファン等がそれぞれ設けられている。
なお、符号51は、上記本体ケーシング5aの前面側に設けられた空気吹出口である。
また、換気ユニット4は、上記室外空調ユニット5の本体ケーシング5aに対応した前後左右幅で所定の高さを有する扁平な箱形の換気ユニットケーシング4aの前面側壁部左側寄りに外気吸込口41、底壁部右端に外気供給用の空気吹き出し用流路部材20を下方側から挿入接続するための上下方向に貫通した開口42、内側に換気ファン設置空間43がそれぞれ設けられている。
換気ファン10(送風機)は、換気ファン羽根車駆動モータ11、この換気ファン羽根車駆動モータ11により高速で回転駆動される換気ファン羽根車15、この換気ファン羽根車15を回転可能に収納した換気ファンハウジング12、この換気ファンハウジング12の下面部に設けられ、上記換気ファン羽根車15の中心軸部分への空気吸込口14を形成しているベルマウス板13等からなり、上記換気ファン羽根車駆動モータ11、換気ファンハウジング12は、例えば上記換気ユニットケーシング4aの底壁部上に所定の支持部材を介して支持固定されている。
また、換気ファン羽根車15は、例えば可及的に扁平な遠心ファンよりなり、上方側円板状のハブと下方側ドーナツ板状のシュラウドとの間に多数枚の羽根を回転方向に応じた所定の翼角、所定の翼間隔で周方向に並設して構成されている。
また、ベルマウス板13の段面U状に曲げた空気吸込口14側開口縁部内には、上記シュラウド側の空気流入側開口縁部が所定の隙間を保って相対回転可能に遊嵌されている。そして、それによって上記換気ファンハウジング12内の送風通路のシール機能が実現されるようになっている。
さらに、上記換気ファンハウジング12は、例えば平面スクロール形状をなし、各々半径を異にする複数個の円弧部の連続面からなり、その空気吹出口部分の通路形状は、スクロール部の最下流側に位置する円弧部の円弧面から所定の空気吹出し方向(換気ユニットケーシングの前面側右端方向)に接線を延ばした等径のものに構成されている。
そして、同空気吹出口の出口部分の底壁部(具体的にはベルマウス板13の右端部分)には、空気吹き出し用流路部材20との接続用開口部が設けられ、同開口部に対して、上方から下方に延びる空気吹き出し用流路部材20の上端側空気流入口部16が接続連通せしめられている。
空気吹き出し用流路部材20は、上記換気ユニットケーシング4aの底板部の開口を貫通してストレートに下方に延びている。
したがって、以上のような構成では、今例えば上記換気ファン羽根車駆動モータ11が駆動されると、それに対応して上記換気ファン羽根車15が回転し、上記外気吸込口41から吸込まれた外気が、上記換気ファンハウジング12の下面部側ベルマウス板13の空気吸込口14部分から換気ファン羽根車15内に吸込まれ、その遠心方向に吹き出される。この遠心方向に吹き出される外気は、上記換気ファンハウジング12がスクロール構造になっていることから、その前端部に位置して右側接線方向に延びる上記空気吹出口部分に集められて、その延長方向に吹き出される。
この空気吹出口部分から後の空気吹出通路は、同空気吹出口の開口面から略等径で、上記空気吹き出し用流路部材20の空気流入口部16上部まで延び、その正面側アール面で下方側空気吹き出し用流路部材20の空気流入口16方向に略直角に通路方向が変更(曲成)されており、そこで下方に略直角に曲げられて、空気吹き出し用流路部材20側下流方向に吹き出されて行く。
そして、上記の構成では、上記空気吹出口から空気吹き出し用流路部材20内に到る空気吹出通路が、全体として略同一の断面積で連通している。したがって、上記空気吹出口から出た換気ファン羽根車15の運転音が、同空気吹出口の延長方向正面のアール面形状の壁面で破線矢印のように衝突反射して、空気流入口部を介して空気流とともに下方側空気吹き出し用流路部材20側に搬送されることになる。
しかも、上記空気吹き出し用流路部材20は、通路径も余り大きくない相当な長さのホース6を使用して室内機側に外気を供給するように構成されているために、換気要求に応えて多くの風量を供給しようとすれば、その換気ファン(送風機)は相当に高静圧なものとなり、高速運転(例えば5500〜6000rpm)を必要とすることになる。したがって、その分必然的に運転騒音が大きくなり、それが上記のように空気吹出口から、空気吹き出し用流路部材20、ホース6を介して室内機2側外気吹出ノズル25に搬送されると、騒音面で室内側の快適性を悪化させる問題がある。
また、このようにして室内側に搬送される騒音は、上記のような換気ファン羽根車15側の運転音だけでなく、略等径で直角方向に曲成された空気吹出通路により直角方向に流れの方向が変えられる空気流入口部16直下(内側)での流れの剥離やホース下流側外気吹出ノズル25への入口部分、同外気吹出ノズル25内の送風通路33の曲成部分、一側方(図3の矢印右方向)への開口面偏位領域での流れの剥離によって生じる騒音もある。
そして、このような問題は、上記のような換気ユニット4を、加湿機能を付加することなく、単に外気を導入するだけの換気ユニット単機能のものとして構成した場合にも全く同様に生じる。
そこで、本願発明では、以上のような問題を解決し、上述のような送風通路部における低騒音化の要求と断熱性の要求との両方の要求を満たす技術的手段として、ヘルムホルツ型の共鳴原理を利用した送風騒音低減装置を採用し、吸音穴30d,30d・・・のない外側プレート30aと吸音穴30d,30d・・・のある内側プレート30bとを所定の深さの共鳴空間30cを介して対向一体化させた共鳴吸音箱構造よりなる騒音低減ユニット(共鳴吸音部)31,32を、当該送風通路33固有の騒音特性を考慮した上で当該送風通路33の内壁面等構造体部分に一体化させて組み込むことにより、高性能、高耐久性、かつ小型の低騒音の送風ユニットを低コストで実現するようにすることにより、従来の多孔質材料よりなる吸音材を流路内に貼付していた場合の問題点、例えば(1)騒音特性と吸音特性との不一致による騒音低減性能の不足、(2)吸音材料の耐久性が低い、(3)必要なサイズ(吸音材の厚み)が大きくなりすぎる、(4)吸音材の表面での気流の乱れによる2次騒音の発生、(5)騒音特性の変化に対する対応が困難であった、等の各種の問題点を解決したことを特徴とするものである。
すなわち、この最良の実施の形態1の外気吹出ノズル25は、先に述べた従来の構成のものとは異なり、上流側円筒構造のホース接続部(図12中の25a部分)から次第に通路幅を一側方に偏位させながら扁平に拡大することによって上流側から下流側に通路径(通路断面積)を拡大し、最終的に大口径の外気吹き出し口25cを形成するホーン形のノズル本体部25bと、該ノズル本体部25bの扁平で、円弧面状に前方側に反って延びる背面壁の内側に形成された所定の深さの第1の騒音低減ユニット嵌合溝28と、該第1の騒音低減ユニット嵌合溝28に嵌合固定された第1の騒音低減ユニット31と、上記ノズル本体部25bの同じく扁平で、円弧面状に前方側に反って延びる前面壁側の内側に形成された所定の深さの第2の騒音低減ユニット嵌合溝29と、該第2の騒音低減ユニット嵌合溝29に嵌合固定された第2の騒音低減ユニット32と、上記ノズル本体部25b先端の外気吹出口25c部分に着脱可能に設けられたフィルターユニット27とから構成されている。
先ず第1の騒音低減ユニット31は、例えば図4に詳細に示すように、上記ノズル本体部25bの第1の騒音低減ユニット嵌合溝28の深さに対応した厚さの扁平なヘルムホルツ型共鳴吸音箱(共鳴吸音部)に形成されている。このヘルムホルツ型共鳴吸音箱は、上記第1の騒音低減ユニット嵌合溝28の内周面形状に沿って曲成する吸音穴30d,30d・・・のない板厚t1の外側プレート30a部分と該外側プレート30aに沿って平行に曲成し、同外側プレート30aとの間に所定の深さaの共鳴吸音空間30cを形成する多数の吸音穴30d,30d・・・のある板厚t2の内側プレート30bとからなり、全体として同図4のような所定の容積の閉断面空間を形成したものとなっている。
そして、上記のように内側プレート30b部分には、略その全面に亘って、例えば図5に詳細に示すように、五番目状に所定の開口径φで、所定の長さ(深さ)t2の多数の吸音穴(吸音孔)30d,30d・・・が整然と内外両方向に貫通する状態で設けられている。なお、図6中の符号Lで示す各仮想線は、上記の各吸音穴30d,30d・・・間の中間部分で各吸音穴30d,30d・・・の各々の下部空間を立方体形状の各共鳴空間に仕切る4方の仮想壁を示す断面線である。
このような構成によると、上記多数の吸音穴30d,30d・・・を中心として、その低減対象騒音の波長よりも小さい共鳴空間30c,30c・・・が多数存在することになり、各吸音穴30d,30d・・・毎に多数のヘルムホルツ型共鳴吸音器を設けたのと同様の共鳴吸音構造体を実現することができ、下記のヘルムホルツ共鳴の理論式を用いて、その低減対象騒音の騒音特性のピークに共鳴周波数を一致させるように、上記各吸音穴30d,30d・・・の開口径φ、長さ(深さ)t2、共鳴空間30cの深さ(空気層の厚さ)aを設定すれば、最も気になる所望のターゲット周波数(図9の500Hz、800Hz)の騒音を効果的に低減することができるようになる。
Figure 2005062661
なお、f0:共鳴周波数、c:空気中の音速(m/s)、t2:内側プレート30bの板厚により決まる吸音穴30dの長さ(m)、φ:吸音穴30dの開口径(m)、p:吸音穴30dの単位面積当たりの開口率、a:共鳴空間30cの深さ(m)である。
一例として、図6中のt2=2mm、a=1.3mm、φ=2mm、p=0.1%に設定すると、f0=800Hzになる。なお、t1の厚さは、任意である。
また、同t2=2mm、a=3.3mm、φ=2mm、p=0.1%に設定すると、f0=500Hzになる。
次に第2の騒音低減ユニット32は、例えば図3および図7に詳細に示すように、上記ノズル本体部25bの第2の騒音低減ユニット嵌合溝29の深さに対応した厚さの扁平なヘルムホルツ共鳴型吸音箱(共鳴吸音部)に形成されている。このヘルムホルツ型共鳴吸音箱は、上記第2の騒音低減ユニット嵌合溝29の内周面形状に沿って曲成する吸音穴30d,30d・・・のない板厚t1の外側プレート30a部分と該外側プレート30aに沿いながらも当該外側プレート30aよりも大きな曲率で円弧面状に相対距離を拡大しながら曲成し、上記外側プレート30aとの間に次第に深さaが深くなる所定の深さa1〜anの共鳴吸音空間30cを形成する板厚t2の内側プレート30bとからなり、同図3のような所定の容積の閉断面空間を形成している。この結果、該第2の騒音低減ユニット32の内側プレート30bと上記第1の騒音低減ユニット31の内側プレート30bとの間に形成される扁平な送風通路33の扁平度は、より高くなり、しかも通路断面積を急変させないように滑らかな円弧面状に膨み、また滑らかな円弧面状に縮小するものとなる。そして、このような通路断面積を急変させない通路の変化により整流機能が向上して、図3の右側一側方への偏位領域の流れの剥離による気流の乱れが減少し、それにより騒音も低下する。
そして、また上記第2の騒音低減ユニット32の内側プレート30b部分には、略その全面に亘って、例えば図5に示すものと同様に、五番目状に所定の開口径φで、所定の長さ(深さ)t2の多数の吸音穴30d,30d・・・が整然と内外両方向に貫通して設けられている。なお、図7中の符号Lで示す各仮想線は、上記の各吸音穴30d,30d・・・間の中間部分で各吸音穴30d,30d・・・の各々の下部空間を立方体形状の各共鳴空間に仕切る4方の仮想壁を示す断面線である。
このような構成によると、上記多数の吸音穴30d,30d・・・を中心として、その低減対象騒音の波長よりも小さい共鳴空間30c,30c・・・が、上流側から下流側に深さaをa1〜anと拡大しながら多数存在することになり、共鳴周波数の異なる多数のヘルムホルツ型共鳴吸音器を設けたのと同様の共鳴吸音構造体を実現することができ、上述の第1の騒音低減ユニット31の場合と同様に上記のヘルムホルツ共鳴の理論式を用いて、その低減対象騒音の騒音特性のピークおよびその周辺領域に共鳴周波数を一致させるように、上記各吸音穴30d,30d・・・の開口径φ、長さt2、共鳴空間30cの深さaを設定すれば、最も気になる所望のターゲット周波数(500〜800Hz)の騒音を効果的に低減することができるようになる。
特に、上記外気吹出ノズル25内の図2および図3に示すような右側方向に偏位して左右方向に広がりながら前後方向に扁平化し、下方から上方に向かう流れが、当該扁平化する通路の上方部で前方側吹出方向に向けて曲成される空気吹出用の送風通路33の場合、その通路形状による気流の乱れから複数のピーク周波数をもつ騒音が生じやすい特徴がある。そこで、この第2の騒音低減ユニット32の構成のように、多数の吸音穴30d,30d・・・を有する内側プレート30bを当該送風通路33の曲成面に対応した滑らかな円弧面形状に形成して、上記左右に広がりながら前方側吹出方向に曲成して流れる外気の流れを可能な限り滑らかに整流する。そして、その場合において、さらに同送風通路33の滑らかな絞り構造を利用して、その共鳴空間30cの深さaをa1〜an(a1<an)と段階的に変化(小から大に、また大から小に)させるようにすると、上述の整流作用に加えて、さらに共鳴周波数f0を段階的に変化させることが可能となり、騒音低減帯域を拡大することができる。このため、例えばt2=2mm、a1=1.3mm、an=3.3mm、φ=2mm、p=0.1%に設定すると、上述のf0=800Hz〜500Hzの帯域の騒音の低減に対応できるようになる。なお、共鳴空間30cの深さa以外にも吸音穴30dの長さ(深さ)t2、開口径φ、開口率pの各々又はその何れかを段階的に変化させるようにしても良い。
(運転音の測定例)
今、以上の騒音低減効果を確認するために、例えば図8のような測定条件の下で、上述の構成の外気吹出ノズル25を備えた空気調和機の室内機2から生じる運転時の騒音を測定して見た。
その結果によると、例えば図9中の太線の特性のようになり、細線で示す従来の特性に比べて目標とする周波数域500Hz、800Hzの各領域で共に運転音が十分に低くなることが判明した。
以上のように、この発明の最良の実施の形態1の構成では、吸音穴30d,30d・・・のない外側プレート30aと吸音穴30d,30d・・・のある内側プレート30bとを所定の深さの共鳴空間30cを介して対向させた共鳴吸音箱構造よりなる騒音低減ユニット31,32を、当該送風通路33固有の騒音特性を考慮した上で形成し、同騒音低減ユニット31,32を当該送風通路33の内壁面等通路構造体の一部として組み込むことにより、送風騒音低減機能を発揮させるようになっている。
このような構成によると、上記吸音穴30d,30d・・・を中心として、その低減対象騒音の波長よりも小さい共鳴空間30c,30c・・・が存在することになり、吸音穴30d,30d・・・毎にヘルムホルツ型共鳴吸音器を設けたのと同様の共鳴吸音構造体を実現することができ、低減対象騒音の騒音特性のピークに共鳴周波数を一致させるように、上記吸音穴30d,30d・・・の開口径φ、深さt2、共鳴空間30cの深さaなどを設定すれば、所望のターゲット周波数の騒音を効果的に低減することができるようになる。
そして、そのような騒音低減作用を果たす騒音低減ユニット31,32は、吸音穴30d,30d・・・のない外側プレート30aと吸音穴30d,30d・・・のある内側プレート32とを所定の深さの共鳴空間30cを介して対向一体化させた共鳴吸音箱構造よりなっているので、前述した従来の吸音材などと違って、それ自体の剛性が高く、しかも結露水の付着等による劣化も生じない。
したがって、ダクト部等送風通路33の通路壁を可及的に薄く形成したとしても、その内側で外側プレート30aと内側プレート30bとの2枚のプレートにより十分に剛性を補強することができ、また有効に耐久性を向上させることができる。
さらに、同騒音低減ユニット31,32の共鳴空間30cは有効な断熱空気層として機能するようになるので、通路外部との断熱性能も向上する。
また、この場合、上記吸音穴30d,30d・・・のない外側プレート30aと吸音穴30d,30d・・・のある内側プレート30bとを所定の深さの共鳴空間30cを介して対向一体化させることにより形成した共鳴吸音箱構造の騒音低減ユニット31,32を、当該送風通路33の通路壁の一部として組付けるようにしているので、例えば当該送風通路の対応する通路壁の凹部に同騒音低減ユニット31,32を嵌合状態で組付けるようにすると、従来の吸音材貼着構造(凹部)を利用して容易に共鳴吸音壁構造を実現することができる。
また、同構成では、吸音穴30d,30d・・・のない外側プレート30aと吸音穴30d,30d・・・のある内側プレート30bとを所定の深さの共鳴空間30cを介して対向させた共鳴吸音箱構造よりなる騒音低減ユニット31,32を、合成樹脂により一体成形している。
このように、上述のような有効な騒音低減作用を果たす騒音低減ユニット31,32を合成樹脂により一体成形するようにすると、当該騒音低減ユニット31,32を簡単かつ低コストに形成することができ、しかも強度、耐久性を、より向上させることができるようになる。また、組付け性もよく、リサイクル性にも優れたものとなる。
また、同構成において、第1の騒音低減ユニット31の共鳴吸音部である共鳴空間30cの深さaは、送風通路33の上流側から下流側にかけて一定に構成されている。
共鳴空間30cの深さaは、当該騒音低減ユニット31の吸音特性を設定する上で極めて重要であり、設置対象である送風通路33の騒音特性に合わせて、同特性の騒音のピークが一定であれば、一定に設定される。
また、同構成において、第2の騒音低減ユニット32の共鳴吸音部である共鳴空間30cの深さaは、送風通路33の上流側から下流側にかけて次第に深くなるように構成されている。
共鳴空間30cの深さaは、当該騒音低減ユニット32の吸音特性を設定する上で極めて重要であり、設置対象である送風通路33の騒音特性に合わせて、同特性の騒音のピーク帯域が広く、例えば上流側で高く、上流側から下流側にピーク周波数が低くなるような場合には、それに合わせて上流側から下流側にかけて次第に深くなるように設定される。
また、これとは逆に、例えば上流側で低く、上流側から下流側にピーク周波数が高くなるような場合には、それに合わせて上流側から下流側にかけて次第に浅くなるように設定される。
このようにすると、その何れの場合にも、騒音低減ユニット31,32の吸音帯域を有効に拡大することができ、より有効に騒音低減効果を向上させることができる。
また同構成における共鳴空間30cの深さaは、さらに送風通路33の風速分布に応じても設定される。
上記のように共鳴空間30cの深さaは、当該共鳴吸音部の吸音特性を設定する上で極めて重要であり、設置対象である送風通路33の騒音特性に合わせて設定することが必要である。中でも、当該送風通路33の通路形状等に応じた風速分布は、その騒音特性に与える影響が大きい。したがって、上記共鳴空間30cの深さaは、それに併せて適切な深さに設定される。
このようにすると、騒音低減ユニット31,32の吸音作用を風速分布に応じた適切なものとすることができ、より有効に騒音低減効果を向上させることができる。
また同構成における共鳴空間30cの深さaは、送風通路33の通路断面積の急変を防止するように設定されている。
上記のように、共鳴空間30cの深さaは、当該共鳴吸音部の吸音特性を設定する上で極めて重要であるが、吸音特性のみを重視して、当該送風通路33の通路断面積を急変させたのでは、却って送風通路33の通風性能を悪くし、気流の乱れを招く。
したがって、当該共鳴空間30cの深さaは、送風通路33の通路断面積の急変を防止するように設定される。
また、同構成における送風通路33は、換気ユニット4を備えた空気調和機の室内機2側に設けられる外気吹出ノズル25の空気吹出通路となっている。
上述のように換気ユニット4を備えた空気調和機の室内機2側に設けられる外気吹出ノズル25の場合、その空気吹出通路33は、例えば当該室内機2の空気吸込口33を介して室内R側に開口されている。
そのため、その空気吹出通路33からの騒音の影響は、その他の送風通路の場合よりも大きい。したがって、同通路33部分に上述のような送風騒音低減効果の高い騒音低減ユニット31,32が設けられていると、室内機2の静音化に特に有効となる。
また、上記換気ユニット4には、加湿機能が付加され、加湿ユニットとして構成されることも多く、そのような場合、通路33内に結露が生じやすいので、それに対する耐久性、吸音性能の維持の観点からも、上記の構成は特に有効となる。そして、そのように加湿ユニットとして構成した場合にも、上記の各作用を全く同様に得ることができる。
また、該場合、空気調和機の室内機の通風路内に送風騒音低減装置が設けられることから、同部分の温度は略一定であり、音速が一定であるので、共鳴条件が変わらない。そのため、同装置の共鳴吸音作用も安定したものとなる。
以上の結果、同構成の送風騒音低減装置によると、従来の多孔質材料よりなる吸音材を流路内に貼付していた場合の問題点、(1)騒音特性と吸音特性との不一致による騒音低減性能の不足、(2)吸音材料の耐久性が低い、(3)必要かつ十分な吸音機能を実現しようとすると、吸音材のサイズ(吸音材の厚み)が大きくなりすぎる、(4)吸音材料表面での気流の乱れにより、2次騒音が発生する、(5)風量の変化等、騒音特性の変化に対する対応が困難であった等の問題を、簡単かつ低コストな構成で、有効に解決することができるようになる。
その結果、静音性能の高い各種の送風ユニットを実現できるようになる。
(変形例)
上記の構成では、共鳴吸音部を形成するに際し、当該送風通路33の通路壁とは別部材である吸音穴30d,30d・・・のない外側プレート30aと当該送風通路33の通路壁とは別部材である吸音穴30d,30d・・・のある内側プレート30bとを、所定の深さの共鳴空間30cを介して対向一体化させることにより、共鳴吸音箱構造の騒音低減ユニット31,32を形成し、同騒音低減ユニット31,32を当該送風通路33の通路壁の一部として組み込むように構成したが、同共鳴吸音部は、例えば当該送風通路33の通路壁よりなる吸音穴30d,30d・・・のない外側プレート30aと当該送風通路33の通路壁とは別部材よりなる吸音穴30d,30d・・・のある内側プレート30bとを、所定の深さの共鳴空間30cを介して対向一体化させることにより、当該送風通路33の壁部自体に共鳴吸音箱を形成するようにしてもよい。
このような構成によると、共鳴吸音部の上記吸音穴30d,30d・・・を中心として、その低減対象騒音の波長よりも小さい共鳴空間30c,30c・・・が存在することになり、吸音穴30d,30d・・・毎にヘルムホルツ型共鳴吸音器を設けたのと同様の共鳴吸音構造体を実現することができ、低減対象騒音の騒音特性のピークに共鳴周波数を一致させるように、上記吸音穴30d,30d・・・の開口径φ、深さt2、共鳴空間30cの深さaなどを設定すれば、所望のターゲット周波数の騒音を効果的に低減することができるようになる。
そして、そのような騒音低減作用を果たす共鳴吸音部は、当該送風通路33の通路壁を兼用した吸音穴30d,30d・・・のない外側プレート30aと当該送風通路33の通路壁とは別部材である吸音穴30d,30d・・・のある内側プレート32とを所定の深さの共鳴空間30cを介して対向させた共鳴吸音箱構造となっているので、やはり前述した従来の吸音材などと違って、それ自体の剛性が高く、しかも結露水の付着等による劣化も生じない。
したがって、ダクト部等送風通路33の通路壁を可及的に薄く形成したとしても、その内側で内側プレート30bにより十分に剛性を補強することができ、また有効に耐久性を向上させることができる。
また、同共鳴吸音部の共鳴空間30cは有効な断熱空気層として機能するようになるので、通路外部との断熱性能も向上する。
また、この場合、吸音穴30d,30d・・・のない外側プレート30aは、当該送風通路33の通路壁(図2の背面壁又は前面壁)を兼用して構成されており、吸音穴30d,30d・・・のある内側プレート30b,30b・・・のみを別部材として組付けるようになるので、例えば当該内側プレート30b,30b・・・を周壁(側壁)を有する断面コ字状のユニット部材として、対応する通路壁の凹部に嵌合状態で組付けるようにすると、従来の吸音材貼着構造(図2の凹部28,29)を利用して容易に共鳴吸音壁構造を実現することができる。
(実施の形態2)
次に図10は、上記実施の形態1のものと同様の共鳴吸音箱構造よりなる本願発明の騒音低減ユニットを、上述の空気調和機用室内機2の各種の送風通路面、例えば室内機本体ケーシング2aの内周面2b、スクロール面22a、舌部面22b、空気吹出口24のルーバー面24aの各々に適用した本願発明の最良の実施の形態2の構成を示している。
この場合の共鳴吸音箱構造の騒音低減ユニットも、前述の実施の形態1の図4の構造のもの31と同様に、送風通路の通路面形状に沿って曲成する穴のない第1プレート部分と該第1プレートに沿って平行に曲成し、該第1プレートとの間に所定の深さの共鳴吸音空間を形成する第2プレートとからなり、所定の容積の閉断面空間を形成したものとなっている。
そして、上記第2プレート部分には、略その全面に亘って、五番目状に所定の口径で、所定の長さ(深さ)の多数の吸音穴が整然と内外両方向に貫通して設けられたものとなっている。
そして、同構成の騒音低減ユニットにより、その通路形状に合わせ、かつ吸音穴30d,30d・・・を有する第2プレート側を通路面側にして室内機本体ケーシング2aの内周面2b、スクロール面22a、舌部面22b、空気吹出口24のルーバー面24aを各々形成するようにしている。
このような構成によると、それぞれの送風通路で生じる送風騒音が当該各通路の空気流通面で効果的に吸音されるようになり、送風時の騒音が有効に低減される。
(実施の形態3)
次に図11は、上記実施の形態1のものと同様の共鳴吸音箱構造よりなる本願発明の送風騒音低減ユニットを、上述の空気調和機用室外機5の前面5a側に設けられている空気吹出口51におけるファンガード部の上方への風向設定機能を有した円弧状の板状リブ51a,51a,51aに適用し、同板状リブ51a,51a,51a自体を上記実施の形態2の場合と同様に扁平な共鳴吸音箱構造の送風騒音低減ユニットにより構成した本願発明の最良の実施の形態3の構成を示している。
このような構成によると、空気吹出口51の送風通路で生じる送風騒音が当該板状リブ51a,51a,51aの空気流通面で効果的に吸音されるようになり、送風時の騒音が有効に低減される。
なお、図11中の符号5bは室外機5の背面、52は同背面5b側に設けられた空気吸込口、53は室外機内部のプロペラファンである。
本願発明の最良の実施の形態1に係る換気ユニットを備えた空気調和機の全体的な構成を示す概略図である。 同空気調和機の室内機側外気吹出ノズルの構成を示す縦断面図である。 同外気吹出ノズルの騒音低減装置部分の構成を示す一部切欠背面図である。 同騒音低減装置の要部である第1の送音低減ユニットの構成を示す縦断面図である。 同第1の騒音低減ユニットの要部の構造を示す一部切欠状態の拡大斜視図である。 同第1の騒音低減ユニットの要部の構造と寸法関係を示す一部切欠状態の拡大断面図である。 上記騒音低減装置の第2の騒音低減ユニットの構造を示す一部切欠状態の拡大断面図である。 上記騒音低減装置を採用した図1の空気調和機の室内機における騒音測定条件を示す説明図である。 上記騒音低減装置の構成を採用して構成された図1の空気調和機の室内機の騒音低減効果を示す測定データのグラフである。 本願発明の最良の実施の形態2に係る空気調和機の室内機の構成を示す概略断面図である。 本願発明の最良の実施の形態3に係る空気調和機の室外機の構成を示す概略断面図である。 従来の空気調和機の吸音材を備えた室内機側外気吹出ノズル部分の構成を示す斜視図である。 同ノズル部分の構成を示す縦断面図である。 同ノズル部分の吸音材の効果を示す騒音測定データのグラフである。
符号の説明
4:換気ユニット
4a:換気ユニットケーシング
6:ホース
12:換気ファンハウジング
13:ベルマウス板
25:外気吹出ノズル
25b:ノズル本体部
25c:外気吹出口
28:第1の騒音低減ユニット嵌合溝
29:第2の騒音低減ユニット嵌合溝
30a:外側プレート
30b:内側プレート
30c:共鳴吸音空間
30d:吸音穴
31:第1の騒音低減ユニット
32:第2の騒音低減ユニット

Claims (10)

  1. 送風通路(33)の壁部に、当該送風通路(33)固有の騒音特性に対応した共鳴吸音箱構造の共鳴吸音部を設けることにより、送風騒音を低減するようにしてなる送風部の送風騒音低減装置であって、上記共鳴吸音部は、当該送風通路(33)の通路壁とは別部材である吸音穴(30d),(30d)・・・のない外側プレート(30a)と当該送風通路(33)の通路壁とは別部材である吸音穴(30d),(30d)・・・のある内側プレート(30b)とを、所定の深さの共鳴空間(30c)を介して対向一体化させた共鳴吸音箱構造の騒音低減ユニット(31),(32)に形成され、同騒音低減ユニット(31),(32)を当該送風通路(33)の通路壁の一部として組み込むようになっていることを特徴とする送風部の送風騒音低減装置。
  2. 送風通路(33)の壁部に、当該送風通路(33)固有の騒音特性に対応した共鳴吸音箱構造の共鳴吸音部を設けることにより、送風騒音を低減するようにしてなる送風部の送風騒音低減装置であって、上記共鳴吸音部は、当該送風通路(33)の通路壁よりなる吸音穴(30d),(30d)・・・のない外側プレート(30a)と当該送風通路(33)の通路壁とは別部材よりなる吸音穴(30d),(30d)・・・のある内側プレート(30b)とを、所定の深さの共鳴空間(30c)を介して対向一体化させることにより、当該送風通路(33)の壁部に共鳴吸音箱を形成するようになっていることを特徴とする送風部の送風騒音低減装置。
  3. 吸音穴(30d),(30d)・・・のない外側プレート(30a)と吸音穴(30d),(30d)・・・のある内側プレート(30b)とを所定の深さの共鳴空間(30c)を介して対向一体化させた共鳴吸音箱構造の騒音低減ユニット(31),(32)を、合成樹脂により一体成形したことを特徴とする請求項1記載の送風部の送風騒音低減装置。
  4. 共鳴空間(30c)の深さ(a)は、送風通路(33)の上流側から下流側にかけて一定に構成されていることを特徴とする請求項1,2又は3記載の送風部の送風騒音低減装置。
  5. 共鳴空間(30c)の深さ(a)は、送風通路(33)の上流側から下流側にかけて次第に深くなるように構成されていることを特徴とする請求項1,2又は3記載の送風部の送風騒音低減装置。
  6. 共鳴空間(30c)の深さ(a)は、送風通路(33)の上流側から下流側にかけて次第に浅くなるように構成されていることを特徴とする請求項1,2又は3記載の送風部の送風騒音低減装置。
  7. 共鳴空間(30c)の深さ(a)は、送風通路(33)の風速分布に応じて設定されていることを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6記載の送風部の送風騒音低減装置。
  8. 共鳴空間(30c)の深さ(a)は、送風通路(33)の通路断面積の急変を防止するように設定されていることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6又は7記載の送風部の送風騒音低減装置。
  9. 吸音穴(30d)の開口径(φ)や深さ(t2)、共鳴空間(30c)の深さ(a)等の共鳴周波数(f0)を決定する複数のパラメータの内、2つ以上のパラメータを所定の値に設定することにより共鳴周波数(f0)を低減すべき対象騒音のピーク周波数に対応させるようにしたことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7又は8記載の送風部の送風騒音低減装置。
  10. 送風通路(33)は、換気ユニット(4)を備えた空気調和機の室内機(2)側に設けられる外気吹出ノズル(25)の空気吹出通路であることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,8又は9記載の送風部の送風騒音低減装置。
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