JP2014128207A - コンバイン - Google Patents

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Yasushi Fujita
靖 藤田
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Abstract

【課題】コンバインにおいて冷却ファン駆動用の油圧式無段変速装置のコンパクトで強固な支持構成を提供する。
【解決手段】エンジン(E)の上方に冷却ファン用油圧式無段変速装置(91)を配置し、エンジン(E)の動力を前上り傾斜状の走行HSTベルト伝動装置(34)を経由して走行用油圧無段変速装置(90)の入力軸に伝達し、走行用油圧無段変速装置(90)の入力軸から後上り傾斜状の冷却ファンHSTベルト伝動装置(35)を経由して冷却ファン用油圧式無段変速装置(91)の入力軸に伝達し、冷却ファン用油圧式無段変速装置(91)の出力軸からエンジン(E)の上方に左右方向に沿うように配置された冷却ファン伝動軸(32)を経由して冷却ファン(12)に動力を伝達する構成とする。
【選択図】図6

Description

この発明は、コンバインに関するものである。
コンバインのエンジンルーム内に備えた冷却ファンを、エンジンのクランク軸から直接動力が入力されるポンプ・モータ一体型のHST(油圧式無段変速装置)を介して伝動するようにしたものは、公知である(特許文献1)。
特開2008−88829号公報
本発明は、コンバインにおいて冷却ファン駆動用の油圧式無段変速装置の支持構成をコンパクトで強固なものにすることを目的としている。
請求項1の発明は、クローラ走行装置(2)を備えた走行機体(1)の左右一側の前部に操縦部(3)を配置し、該操縦部(3)の後部に配置された運転席(10)の下方の部位にはエンジン(E)を備えた原動部(4)を配置し、該原動部(4)におけるエンジン(E)の外側の部位には冷却ファン(12)を配置し、該冷却ファン(12)の外側の部位にはラジエータ(13)を配置し、該ラジエータ(13)の外側の部位に除塵ネット(16a)付きの外気導入カバー(16)を配置したコンバインにおいて、前記クローラ走行装置(2)を駆動する走行ミッションケース(31)には、エンジン(E)の動力を、走行用油圧無段変速装置(90)を経由して伝達し、該走行ミッションケース(31)内の変速装置を経由してクローラ走行装置(2)に伝達する構成とし、前記エンジン(E)の上方に冷却ファン用油圧式無段変速装置(91)を配置し、エンジン(E)の動力を前上り傾斜状の走行HSTベルト伝動装置(34)を経由して前記走行用油圧無段変速装置(90)の入力軸に伝達し、該走行用油圧無段変速装置(90)の入力軸から後上り傾斜状の冷却ファンHSTベルト伝動装置(35)を経由して前記冷却ファン用油圧式無段変速装置(91)の入力軸に伝達し、該冷却ファン用油圧式無段変速装置(91)の出力軸からエンジン(E)の上方に左右方向に沿うように配置された冷却ファン伝動軸(32)を経由して前記冷却ファン(12)に動力を伝達する構成としたコンバインとする。
請求項2の発明は、前記操縦部(3)の左側に走行ミッションケース(31)を配置し、操縦部(3)の後側下部に設けられた平面視長方形状の下側フレーム(56)に前記エンジン(E)を搭載し、該下側フレーム(56)の一側から、長方形状の下側左延長フレーム(56e)を、前記走行ミッションケース(31)の後方部位で且つエンジン(E)よりも右側に突出するように延出し、該下側左延長フレーム(56e)から前方に延出した下側補強フレーム(56f)を前記走行ミッションケース(31)に連結し、前記下側左延長フレーム(56e)から立設する複数の縦枠体(56g,…)の上端部に、側部操作パネル取付用の上側左枠体(56i)を取り付け、前記縦枠体(56g,…)の上下方向中途部に前記冷却ファン用油圧式無段変速装置(91)取付用の中間左取付枠体(56j)を取り付けた請求項1記載のコンバインとする。
請求項3の発明は、前記走行ミッションケース(31)の上部に取り付けている前記走行用油圧式無段変速装置(90)に、取付ブラケット(40a)を介して取付枠体(40)を上下方向に沿うように立設し、該取付枠体(40)の上端部に上側左枠体(56i)を取り付け、取付枠体(40)の上下方向中間部に中間左取付枠体(56j)を取り付けた請求項2記載のコンバインとする。
請求項4の発明は、前記走行HSTベルト伝動装置(34)の伝動ベルトを緊張する走行HSTベルト伝動緊張手段(37,37b,37c)及び前記冷却ファンHSTベルト伝動装置(35)の伝動ベルトを緊張する冷却ファンHSTベルト緊張手段(38,38b,38c)の夫々を前記取付ブラケット(40a)と取付枠体(40)に取り付けた請求項3記載のコンバインとする。
請求項5の発明は、前記操縦部(3)の前側部下方にオイルタンク(62)を配置し、前記エンジン(E)の後方には油圧ポンプ(63)を配置し、前記走行ミッションケース(31)の左側に油圧バルブ(64)を配置し、前記油圧ポンプ(63)の高圧回路(65)をエンジン(E)の後側を通して前記油圧バルブ(64)に接続し、油圧バルブ(64)からの戻り回路(66)をエンジン(E)の前側を通して前記オイルタンク(64)に接続した請求項1から請求項4のいずれか一項記載のコンバインとする。
請求項1の発明によると、エンジン(E)から冷却ファン(12)への伝動構成を小スペースに構成しながら冷却ファン(12)を正転駆動し外側から内側に除塵した冷却風をエンジン(E)に送り、また冷却ファン(12)を逆転駆動して内側から外側に内気を送風し、除塵ネット(16a)に付着している塵埃を吹き飛ばして除去することができる。
請求項2の発明によると、請求項1記載の発明の効果に加えて、操縦部(3)の枠組み構成を強固にしながら冷却ファン用油圧式無段変速装置(91)を強固に支持し振動を軽減することができる。
請求項3の発明によると、請求項2記載の発明の効果に加えて、操縦部(3)の枠組み構成を強固にし、冷却ファン用油圧式無段変速装置(91)を更に強固に支持し振動を軽減することができる。
請求項4の発明によると、請求項3記載の発明の効果に加えて、走行HSTベルト伝動装置(34)の伝動ベルト及び冷却ファンHSTベルト伝動装置(35)の伝動ベルトを緊張する手段を、部品点数を少なくしながらコンパクトに構成することができる。
請求項5の発明によると、請求項1から請求項4のいずれか一項記載の発明の効果に加えて、油圧回路の高圧回路(65)と戻り回路(66)をエンジン(E)の前後に分離でき油圧回路構成を簡素化し組立て作業やメンテナンスが容易になる。また、オイルタンク(62)がエンジン(E)の前方にあり、油圧バルブ(64)を走行ミッションケース(31の)の左右他側にあり、エンジン(E)の周辺部から容易にメンテナンスをすることができる。
コンバイン全体の右側面図。 コンバイン全体の左側面図。 コンバイン全体の平面図。 操縦部,エンジン部の一部省略した正面図。 操縦部,エンジン部の一部省略した平面図。 操縦部,エンジン部の一部省略した左側面図。 エンジン部の左側面図。 操縦部の一部省略した平面図。 操縦部の一部省略した平面図。 操縦部,エンジン部の一部省略した左側面図。 操縦部の一部省略した背面図。 操縦部の一部省略した正面図。 操縦部の一部省略した左側面図。 操縦部の一部省略した平面図。 冷却ファン用油圧式無段変速装置部の平面図。 冷却ファン用油圧式無段変速装置部の左側面図。 コンプレッサ部の背面図。 冷却ファン用油圧式無段変速装置部の正面図。 操縦部,エンジン部の一部省略した正面図。 脱穀部の一部省略した左側面図。 操縦部の一部省略した正面図。 操縦部の一部省略した正面図。 操縦部の一部省略した平面図。 油圧回路図。 操縦部、エンジン部の平面図。 グレンタンク部の一部省略した正面図。 グレンタンク部の一部省略した左側面図。 冷却ファン用油圧式無段変速装置部の平面図。 冷却ファン用油圧式無段変速装置部の正面図。
以下、図面に基づき本発明の実施例について説明する。
まず、図1乃至図3に基づき本発明を備えたコンバインの全体構成について説明する。なお、機体の進行方向を基準にして前側、後側、左側、右側と記載している。
コンバインの走行車体1の下方には左右クローラ走行装置2,2を配設し、走行車体1の右側前部に運転席10付きの操縦部3を配設し、操縦部3後部の運転席10の下方にはエンジンを備えた原動部4を配設し、操縦部3後方には穀粒収納用のグレンタンク5を配設している。走行車体1の左側部に脱穀部6を配設し、走行車体1の前側部全面には刈取搬送部7を昇降自在に設け、走行機体1の後部には排稾処理装置8を配設している。また、操縦部3をキャビン15で覆い、グレンタンク5の後側部に排出オーガ9を設け、グレンタンク5内の穀粒を外部に排出するようにしている。
次に、図4乃至図7に基づき操縦部3及び原動部4の具体構成について説明する。
操縦部3の後部下方に設ける原動部4を左右方向に長い直方体状に構成し、原動部4内にはエンジンEのクランク軸Eaを左右方向に沿わせて配設している。エンジンEの右側方に冷却ファン12を左右方向軸心回りに回転自在に支架し、冷却ファン12の右側方にラジエータ13を配設し、ラジエータ13の右側方にインタクーラ17,オイルクーラ18,除塵ネット16a付きの外気導入カバー16を配設している。
エンジンEの内側(冷却ファン12とは反対側)上方部位に冷却ファン12の回転軌跡の外側に偏位させて冷却ファン用油圧式無段変速装置91を配設し、冷却ファン用油圧式無段変速装置91により冷却ファン12の正転,逆転駆動の切り換え、増減速駆動するようにしている。しかして、冷却ファン12は正転駆動状態では、外気導入カバー16の防塵ネット16aを経由して外気を吸入しラジエータ13,インタクーラ17,オイルクーラ18,エンジンEを冷却し、逆転駆動状態では外気導入カバー16の防塵ネット16aを経由して内気を排気し、外気導入カバー16の防塵ネット16aに付着している藁屑類や塵埃類を除去する。
図4に示すように、ラジエータ13の周囲をシュラウド21で囲みエンジンE側に冷気を導入し、ラジエータ13の外側に配設しているインタクーラ17及びオイルクーラ18はブラケットを介してシュラウド21に取り付けられている。
図4,図7に示すように、走行車体1から側面視門型の冷却ファン枠体22を立設し、冷却ファン枠体22のブラケット22aにはベアリングを介して冷却ファン軸12aを内側に向けて突出するように支架し、冷却ファン軸12aの内側端部にプーリ12bを取り付けている。また、エンジンEはエンジンマウント23,…介して走行車体1に支架している。
また、図19に示すように冷却ファン12を構成してもよい。
冷却ファン枠体22に冷却ファン12を支架する。冷却ファン枠体22のブラケット22aの中心筒部にベアリングを介して中空円筒状の冷却ファンプーリ48を回転自在に支架し、該冷却ファンプーリ48の基端部に冷却ファン12をボルト締結し、冷却ファンプーリ48の内周側に基端側が小径で先端側が順次大径になるテーパ状の冷却ファン軸12aを圧入固定し、冷却ファンプーリ48の基端側内周部と冷却ファン軸12aの基端側外周部との間に中空部48aを形成するようにし、プーリ筒体48の先端部外周にプーリ部48bを構成する。
冷却ファン軸12aに冷却ファンプーリ48を外側から嵌合しキー止めしボルト締結した構成であると、冷却ファン12が正逆転を繰り返すとボルト・ナットが緩むことがある。しかし、前記構成によると、冷却ファンプーリ48の内側に基端側が小径で先端側が大径のテーパ状の冷却ファン軸12aを圧入固定し一体化しているので、部品点数を少なくしコストの低減を図りながら前記不具合を解消することができる。
図4に示すように、前記冷却ファン用油圧式無段変速装置91は、エンジンEの内側部上方に配設し、エンジンEの吸気を過給するためにエンジンEの排気ガスが流入するタービン24よりも前方で走行用油圧式無段変速装置90よりも後方のエンジンEのクランク軸Eaの上方部位に配設している。また、図6に示すように、キャビン15内の運転席10と共に左右方向に開閉する支持プレート10aの下方に配置され、また、図7に示すように、冷却ファン12の回転軌跡の外側に偏位するように配設している。
また、図6に示すように走行車体1の前側中央部で冷却ファン用油圧式無段変速装置91の左側前方に走行ミッションケース31を配設し、エンジンEのクランク軸Eaから前上り傾斜状の走行HSTベルト伝動装置34を経由して走行用油圧無段変速装置90に伝達し、更に走行ミッションケース31内の副変速装置(図示省略)を経由して左右クローラ走行装置2,2に伝達している。
走行用油圧式無段変速装置90の入力軸90aから後上り傾斜状の冷却ファンHSTベルト伝動装置35,冷却ファン用油圧式無段変速装置91を経由して冷却ファン伝動軸32の左側(図5では右側)端部に動力を伝達し、冷却ファン伝動軸32の右側(図5では左側)から冷却ファンベルト伝動装置35a,プーリ12bを介して冷却ファン12に動力を伝達している。
また、図6に示すように、前記走行HSTベルト伝動装置34,冷却ファンHSTベルト伝動装置35の伝動ベルトの外周部近傍にテンションプーリ,テンションアームからなるテンションクラッチ装置30a,30bを配設し、逆転駆動時の伝動ベルトの緩みを防止しベルト伝動装置34,35の耐久性を高めるようにしている。
次に、図8乃至図11に基づき操縦部3のフレーム構成について説明する。
図8に示すように、操縦部3の底部には平面視長方形状の下側フレーム56を設け、下側フレーム56の前側左側部を前記走行ミッションケース31の右側方に位置するようにして走行車体1に取り付けている。下側フレーム56を下側左右フレーム56a,56b,下側前後フレーム56c,56dで平面視長方形に枠組み構成し、下側左フレーム56aの左側部から平面視長方形状の下側左延長フレーム56eを左側に延長突出し、該下側左延長フレーム56eをミッションケース31の後方に位置するようにし操縦部3の上側横幅と同幅に構成している。該下側左延長フレーム56eの左側端前側から下側補強枠体56fを前方に延出し走行ミッションケース31に連結し、下側左延長フレーム56eを強固に支持している。
また、下側左延長フレーム56eの補強構成を図9のように構成してもよい。下側左延長フレーム56eの中途部を走行ミッションケース31に連結し、前側部を右側に屈曲延長している屈曲延長部56eaを下側フレーム56の前端左側部に連結する。
図10,図11に示すように、下側フレーム56の左右両側部から複数の縦枠体56g,…を立設し、前側部の縦枠体56g,…の上端部に上側前枠体56hを取り付け、上側前枠体56hに前側操作パネルを取り付けている。また、左側部の縦枠体56g,…の上端部に上側左枠体56iを連結し、上側左枠体56iと上側前枠体56hとを連結して枠組み構成し、上側左枠体56iに左側操作パネルを取り付けている。
前記構成によると、下側フレーム56の左側後部から左側方に延長している平面視長方形状の下側左延長フレーム56e,下側補強枠体56f,走行ミッションケース31の連結構成により操縦部3を強固に構成し運転席10の振動を軽減することができる。
図12乃至図14に基づき冷却ファン用油圧式無段変速装置91の取付構成について説明する。
走行ミッションケース31上面部に走行用油圧式無段変速装置90を取り付け、図13に示すように走行用油圧式無段変速装置90の後側上方部位に冷却ファン用油圧式無段変速装置91を配設し、該冷却ファン用油圧式無段変速装置91は操縦部3のフレーム部に以下のようにして取り付けられている。
操縦部3の下側フレーム56から左側方に延出している下側左延長フレーム56eの後側部,中間部,前側部からそれぞれ複数の縦枠体56g,…を立ち上げ、これら縦枠体56g,…の上端部に前記上側左枠体56iを前後方向に沿うように横設し、これら縦枠体56g,…の上下方向中間部に平面視長方形状の中間左取付枠体56jを取り付け強固な枠組み構成としている。中間左取付枠体56jの上面に冷却ファン用油圧式無段変速装置91をブラケットを介してボルト締結している。
図13に示すように、走行用油圧式無段変速装置90の上面に取付ブラケット40aを介して取付枠体40を立設し、取付枠体40の上下方向中間部に前記中間左取付枠体56jを、上端部に上側左枠体56iを取り付け枠組み構成の強固を図っている。
該取付ブラケット40aには左右方向の軸37aを介して走行テンションアーム37の中間部を軸支し、走行テンションアーム37の一端に走行テンションプーリ37bを走行HSTベルト伝動装置34の伝動ベルトの中間部上方部位に位置するように軸支し、前記走行テンションアーム37の他端側と取付枠体40の上側部との間に調節ボルト,バネからなる走行テンション調節手段37cを取り付けている。
また、取付枠体40の上下方向中間部位には左右方向の軸38aを介して冷却ファン用テンションアーム38の中間部を軸支し、冷却ファン用テンションアーム38の一端に冷却ファン用テンションプーリ38bを冷却ファンHSTベルト伝動装置35の伝動ベルトの中間部下方部位に位置するように軸支し、冷却ファン用テンションアーム38の他端側と取付枠体40の上側部との間に調節ボルト、バネからなる冷却ファン用テンション調節手段38cを取り付けている。
前記構成によると、走行,冷却ファンHSTベルト伝動装置34,35の伝動ベルトの逆転駆動時の緩みを防止し、耐久性を高めることができる。また、冷却ファン用油圧式無段変速装置91の取付構成を部品点数を少なくしながら強固に構成することができる。
また、図13に示すように、縦枠体56gの上下方向中間部から操縦者の足を載用ステップ枠体39を前方へ延出しステップを取り付けている。
次に、図28及び図29に基づき冷却ファン用油圧式無段変速装置91のカバー構成について説明する。
前記冷却ファン用油圧式無段変速装置91のケース部にHSTカバー85を取り付け周辺部を被覆している。冷却ファン用油圧式無段変速装置91の入力軸91a近傍のトラニオン軸91c回りに回動するトラニオン軸変速ギヤ87を設け、操作レバー(図示省略)により変速モータ89を作動しトラニオン軸変速ギヤ87を正逆回転自在に構成し、HSTカバー85の冷却ファン用油圧式無段変速装置91の入力軸91aに近い上側板85aにはポジションセンサ86,トラニオン軸変速ギヤ87用のストッパ88を取り付けている。
また、HSTカバー85の下側板85bには変速モータ89を側面視で冷却ファン用油圧式無段変速装置91の下側部分にラップするように着脱自在に取り付けている。
前記構成によると、冷却ファン用油圧式無段変速装置91の入力軸91aに近い上側板85aに配設しているポジションセンサ86及びトラニオン軸変速ギヤ87用のストッパ88の調整作業やメンテナンスが上方一方向から集中して行なうことができ便利である。また、HSTカバー85の下側板85bには変速モータ89をコンパクトに配設することができ、また、変速モータ89を単独で取り外すことができメンテナンス作業が容易になる。
次に、図15乃至17に基づきコンプレッサ41の駆動構成について説明する。
冷却ファン用油圧式無段変速装置91の入力軸から軸心一致状態のコンプレッサ出力軸43にコンプレッサ動力を取り出し、プーリ43a,コンプレッサベルト伝動装置44を介してコンプレッサ41に動力を伝達している。コンプレッサ41はコンプレッサブラケット41aを介してフレーム部に長手方向に調節可能に取り付け、テンションボルト・ナット50により長穴41bに沿って調節し、ベルトの張り具合を調節するようにしている。しかして、コンプレッサベルト伝動装置44のベルトテンション機構を省略してコストの低減を図り、組立て作業を容易にすることができる。
冷却ファン用油圧式無段変速装置91でエアコン用のコンプレッサ41を駆動するにあたり、図18のように構成してもよい。
冷却ファン用油圧式無段変速装置91のケース一側に入力軸91aから出力軸91bへ連通するオイルバス式の接続ケース42を取り付ける。接続ケース42には入力ケース部42aと出力ケース部42bを設け、これらを互いにドレンポート42cで接続し、冷却ファン油圧式無段変速装置91のケース部と連通して油圧が流動するように一体的にシール構成し、作動油圧を入力ケース部42aからドレンポート42cを経て出力ケース部42bに流れるように構成する。
入力ケース部42aにコンプレッサ出力軸43を軸架し、冷却ファン用油圧式無段変速装置91の軸心一致状態の入力軸91aとコンプレッサ出力軸43とを例えばスプライン嵌合で連結し、コンプレッサ出力軸43から更にプーリ43a,コンプレッサベルト伝動装置44を介してコンプレッサ41に動力を伝達している。また、出力ケース部42bに軸架している出力軸42cを介して、前記冷却ファン伝動軸32を駆動するようにしている。
前記構成によると、冷却ファン用油圧式無段変速装置91の入力軸91aとコンプレッサ出力軸43とのスプライン嵌合部をオイルで浸漬しているので、耐久性を高めることができる。また、接続ケース42の入力ケース部42a,出力ケース部42bのオイルと冷却ファン油圧式無段変速装置91のオイルを共同化することで、コストの低減を図ることができる。
次に、図20に基づきバッテリ52の配置構成について説明する。
刈取搬送部7の後側軸支部7aよりも後方で脱穀部6の前方部位にフィードチエン用油圧式無段変速装置92を配設し、フィードチエン用油圧式無段変速装置92の後方で脱穀部6前側下部の唐箕6aの前方で且つ揺動選別棚6bの前端下方部位には、後下がり傾斜の下側ほど順次広くなり左右方向に幅広の空間部53を形成している。該空間部53にバッテリ52を横長状に配設している。
しかして、機体の脱穀部6の位置している走行車体1の左側部の空間部53を有効利用してバッテリ52を配設することができ、メンテナンスも容易になる。また、操縦部3のエンジン始動装置にも近くバッテリ52からの配線を短くすることができる。
次に、図21,図22に基づき補助ステップ59の取付構成について説明する。
走行車体1の右前側部には中空状の取付枠体58を前後方向に沿わせて取り付けている。この取付枠体58は例えば正面視コ字形断面の前後方向に長い外側プレート58a,内側プレート58bを中空状にして組み合わせ溶接固着し構成している。取付枠体58の右側面にブラケット58cを介して前後方向の軸59a回りに補助ステップ59を回動調節自在に軸支し、補助ステップ59の内側面中間部とブラケット59cとの間にバネ59bを装着し、補助ステップ59の突出状態あるいは内側収納回動状態に対応しバネ59bは死点超えをして作用方向が切り変わり、突出状態あるいは収納状態を保持するようにしている。
また、前記下側フレーム56にラジエータフレーム29や冷却ファン枠体22を取り付け、外側プレート58a,内側プレート58bを組み合わせて中空状の取付枠体58に構成するにあたり、内側プレート58bの上側面を中央寄りを下り傾斜面58cに構成し、インタクーラ17や,オイルクーラ18の配管17a,18aを載置し内側に緩い傾斜状に支持して案内し耐久性を高めるようにしている。
また、正面視中空状の取付枠体58の内部にはナット60を溶接することができるので、補助ステップ59をブラケット59cを介してボルト締結して取り付けることができ、構成を簡単化し部品点数を少なくすることができる。
次に、図23、図24に基づき油圧機器,油圧回路の配置構成について説明する。
走行車体1の右側前部に運転席10付きの操縦部3を配設し、操縦部3後側部の運転席10下方にはエンジンE付き原動部4を配設している。操縦部3の前側底部を運転者の足載せ用のステップ部3sとし、ステップ部3sの下方にはオイルタンク62を配設し、原動部4のエンジンEの後方に油圧ポンプ63を配設し、刈取搬送部7の後側部の懸架部7bの後方に油圧バルブ64を配設している。
原動部4の左側部に冷却ファン用油圧式無段変速装置91を配設し、油圧バルブ63の左側にフィードチエン用油圧式無段変速装置92を配設している。これら油圧バルブ64及びフィードチエン用油圧式無段変速装置92の後方にバッテリ52を配設している。
油圧ポンプ63の高圧回路65をエンジンEの後側を通して左側の油圧バルブ64に接続し、油圧バルブ64からの戻り回路66をエンジンEの前側を通してオイルタンク64に接続している。また、冷却ファン用油圧式無段変速装置91からのHST高圧回路69をフィードチエン用油圧式無段変速装置92に接続し、フィードチエン用油圧式無段変速装置92からのHST戻り回路70を戻り回路66の中途部に接続している。
また、図24に示すように、走行用油圧式無段変速装置90のHSTドレン回路73の中途部に前記オイルクーラ18を設け、油圧ポンプ63の戻り回路74の中途部に接続し、油圧ポンプ63から高圧油を分流弁を介して複数の作業機用油圧バルブに供給している。また、走行用油圧式無段変速装置90の戻り回路にフィルタ75を設けている。
前記構成によると、高圧回路65と戻り回路66をエンジンEの前後に分離して配管しているので、油圧回路を簡素化し組立て作業やメンテナンスが容易になる。また、オイルタンク62が原動部4の前方に位置し油圧バルブ64が原動部4の左側に位置しているので、原動部4の後方空間及び左側空間から容易にメンテナンスをすることができる。
また、冷却ファン用油圧式無段変速装置91,フィードチエン用油圧式無段変速装置92をオイルタンク62の戻り回路66の近くに配設しているので、フィードチエン用油圧式無段変速装置92のHST戻り回路70を短くできコストの低減を図ることができる。
また、走行用油圧式無段変速装置90からの冷却し且つ汚染度の低いオイルを作業機側回路に送ることができる。
次に、図25に基づき操縦部3と原動部4との境界部のカバー構成について説明する。
原動部4のエンジンEの上側部位に冷却ファン用油圧式無段変速装置91,冷却ファン伝動軸32を配設し、冷却ファン伝動軸32の右側部前方に運転席10支持用の支持筒体77を上下方向に沿わせて配設し、該支持筒体77に運転席10を支持し、運転席10の下側面を操縦部3の後側上部カバー78で被覆し、後側上部カバー78の前側端部と操縦部3のステップ3s後端部とを上下方向の遮風プレート79を設け閉鎖し、エンジンEからの熱風を遮断するようにしている。なお、該遮風プレート79の左右方向中間部には平面視後側に凹んだ凹状部79aを設け、支持筒体77の後側,左右両側を囲んでいる。
前記構成によると、遮風プレート79により原動部4内の右側への空気の流れを良好にし、操縦部3のステップ3sへのエンジンEからの熱風流入を防止し、オペレータの居住性を高めることができる。
次に、図26、図27に基づき排出オーガ9の伝動構成について説明する。
グレンタンク5の下部には左右流下板5a,5bを斜設し左右から中央下部に穀粒を集め、横送り螺旋5cで穀粒を後方へ横送りするように構成している。この横送り螺旋5cの前方で且つエンジンEの後方部位に左右方向に沿う小径の筒体状のケース81を配設しブラケットを介して走行車体1に取り付け、ケース81に排出オーガ伝動軸81aを支架している。排出オーガ伝動軸81aの左側端部(図26では右側)のプーリ81bにベルト伝動装置81cを介してエンジン動力を伝達し、排出オーガ伝動軸81aの右側端部(図26では左側)のベベルギヤ81c,81dを介して横送り螺旋5cへ動力を伝達している。
また、前記ケース81の左右方向中間部にエンジンマウント82を取り付け、他のエンジンマウント(図示省略)と共同でエンジンEを支架している。しかして、左右方向に長いケース81にエンジンマウント82を安定して取り付けることができ、部品点数を少なくしながらエンジンマウント82を強固に支持しエンジンEの振動を低減することができる。
1 走行車体
2 クローラ走行装置
3 操縦部
4 原動部
10 運転席
12 冷却ファン
13 ラジエータ
16a 除塵ネット
16 外気導入カバー
31 走行ミッションケース
32 冷却ファン伝動軸
34 走行HSTベルト伝動装置
35 冷却ファンHSTベルト伝動装置
37,37b,37c 走行HSTベルト伝動緊張,手段
37 走行テンションアーム
37b 走行テンションプーリ
37c 走行テンション調節手段
38,38b,38c 冷却ファンHSTベルト緊張,弛緩手段
38 冷却ファンテンションアーム
38b 冷却ファンテンションプーリ
38c 冷却ファンテンション調節手段
40a 取付ブラケット
40 取付枠体
56 下側フレーム
56e 下側左延長フレーム
56f 下側補強フレーム
56g 縦枠体
56i 上側左枠体
56j 中間左取付枠体
62 オイルタンク
63 油圧ポンプ
64 油圧バルブ
65 高圧回路
66 戻り回路
90 走行用油圧無段変速装置
91 冷却ファン用油圧式無段変速装置
E エンジン
Ea クランク軸

Claims (5)

  1. クローラ走行装置(2)を備えた走行機体(1)の左右一側の前部に操縦部(3)を配置し、該操縦部(3)の後部に配置された運転席(10)の下方の部位にはエンジン(E)を備えた原動部(4)を配置し、該原動部(4)におけるエンジン(E)の外側の部位には冷却ファン(12)を配置し、該冷却ファン(12)の外側の部位にはラジエータ(13)を配置し、該ラジエータ(13)の外側の部位に除塵ネット(16a)付きの外気導入カバー(16)を配置したコンバインにおいて、前記クローラ走行装置(2)を駆動する走行ミッションケース(31)には、エンジン(E)の動力を、走行用油圧無段変速装置(90)を経由して伝達し、該走行ミッションケース(31)内の変速装置を経由してクローラ走行装置(2)に伝達する構成とし、前記エンジン(E)の上方に冷却ファン用油圧式無段変速装置(91)を配置し、エンジン(E)の動力を前上り傾斜状の走行HSTベルト伝動装置(34)を経由して前記走行用油圧無段変速装置(90)の入力軸に伝達し、該走行用油圧無段変速装置(90)の入力軸から後上り傾斜状の冷却ファンHSTベルト伝動装置(35)を経由して前記冷却ファン用油圧式無段変速装置(91)の入力軸に伝達し、該冷却ファン用油圧式無段変速装置(91)の出力軸からエンジン(E)の上方に左右方向に沿うように配置された冷却ファン伝動軸(32)を経由して前記冷却ファン(12)に動力を伝達する構成としたコンバイン。
  2. 前記操縦部(3)の左側に走行ミッションケース(31)を配置し、操縦部(3)の後側下部に設けられた平面視長方形状の下側フレーム(56)に前記エンジン(E)を搭載し、該下側フレーム(56)の一側から、長方形状の下側左延長フレーム(56e)を、前記走行ミッションケース(31)の後方部位で且つエンジン(E)よりも右側に突出するように延出し、該下側左延長フレーム(56e)から前方に延出した下側補強フレーム(56f)を前記走行ミッションケース(31)に連結し、前記下側左延長フレーム(56e)から立設する複数の縦枠体(56g,…)の上端部に、側部操作パネル取付用の上側左枠体(56i)を取り付け、前記縦枠体(56g,…)の上下方向中途部に前記冷却ファン用油圧式無段変速装置(91)取付用の中間左取付枠体(56j)を取り付けた請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記走行ミッションケース(31)の上部に取り付けている前記走行用油圧式無段変速装置(90)に、取付ブラケット(40a)を介して取付枠体(40)を上下方向に沿うように立設し、該取付枠体(40)の上端部に上側左枠体(56i)を取り付け、取付枠体(40)の上下方向中間部に中間左取付枠体(56j)を取り付けた請求項2記載のコンバイン。
  4. 前記走行HSTベルト伝動装置(34)の伝動ベルトを緊張する走行HSTベルト伝動緊張手段(37,37b,37c)及び前記冷却ファンHSTベルト伝動装置(35)の伝動ベルトを緊張する冷却ファンHSTベルト緊張手段(38,38b,38c)の夫々を前記取付ブラケット(40a)と取付枠体(40)に取り付けた請求項3記載のコンバイン。
  5. 前記操縦部(3)の前側部下方にオイルタンク(62)を配置し、前記エンジン(E)の後方には油圧ポンプ(63)を配置し、前記走行ミッションケース(31)の左側に油圧バルブ(64)を配置し、前記油圧ポンプ(63)の高圧回路(65)をエンジン(E)の後側を通して前記油圧バルブ(64)に接続し、油圧バルブ(64)からの戻り回路(66)をエンジン(E)の前側を通して前記オイルタンク(64)に接続した請求項1から請求項4のいずれか一項記載のコンバイン。
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JP7479969B2 (ja) 2020-07-09 2024-05-09 三菱マヒンドラ農機株式会社 作業車両

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