JP5595007B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンからの回転動力をトランスミッションを介して走行部へ伝達すると共に、前記トランスミッションから車速同調回転動力を刈取入力軸を介して刈取部へ伝達するように構成されたコンバインであって、前記エンジンに排気ガス再循環装置が備えられているコンバインに関する。
エンジンの排気中に含まれるスス等の環境負荷物質の減少及び前記エンジンの燃料消費率の向上を図る為に、前記エンジンの排気ガスの一部を排気側から吸気側へ還流させる排気ガス再循環装置を前記エンジンに備えることが提案されている(下記特許文献1参照))。
前記排気ガス再循環装置による環境負荷物質の減少及び燃料消費率の向上という効果を有効に得る為には、前記排気ガス再循環装置によって排気側から吸気側へ還流される排気ガスの温度を下げることが好ましい。
又、エンジンからの回転動力をトランスミッションを介して走行部へ伝達すると共に、前記トランスミッションから車速同調回転動力を刈取入力軸を介して刈取部へ伝達するように構成されたコンバインにおいて前記エンジンに排気ガス再循環装置を適用する際には、前記エンジンから前記トランスミッションへの伝動構造及び前記トランスミッションから前記刈取入力軸への伝動構造の大型化及び複雑化を招くことなく、前記排気ガス再循環装置を前記エンジンに付設する必要がある。
特開2002−235607号公報
本発明は、斯かる従来技術に鑑みなされたものであり、走行機体の前側部分における車輌幅方向一方側に支持されたエンジンからの回転動力を前記エンジンの前方に配置されたトランスミッションを介して走行部へ伝達すると共に、前記トランスミッションから出力される車速同調回転動力を刈取入力軸を介して刈取部へ伝達するように構成されているコンバインであって、前記エンジンから前記トランスミッションへの伝動構造及び前記トランスミッションから前記刈取入力軸への伝動構造の大型化及び複雑化を招くことなく、前記エンジンに排気ガス再循環装置を備えることができ、さらに、前記排気ガス再循環装置によって還流される排気ガスの温度を効果的に下降させ得るコンバインの提供を目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、走行機体の前側部分における車輌幅方向一方側に支持されたエンジンからの回転動力を前記エンジンの前方に配置されたトランスミッションを介して走行部へ伝達すると共に、前記トランスミッションから出力される車速同調回転動力を刈取入力軸を介して刈取部へ伝達するように構成されたコンバインであって、前記エンジンには排気側から吸気側へ排気ガスの一部を還流させる連通手段を含む排気ガス再循環装置が備えられているコンバインにおいて、前記刈取入力軸は前記エンジンの車輌幅方向他方側において車輌幅方向に沿うように配設され、前記エンジンは、シリンダブロック及びシリンダヘッドを含むエンジン本体と、車輌幅方向他方側の端部が外方へ突出された状態で前記エンジン本体に支持されたエンジン出力軸とを備え、前記エンジン出力軸の車輌幅方向他方側の端部には、該エンジン出力軸の回転動力を前記トランスミッションのトランスミッション入力軸に向けて出力する為のエンジン側出力プーリが相対回転不能に支持され、前記刈取入力軸の車輌幅方向一方側の端部には、前記トランスミッションにおける作業機系出力軸から車速同調回転動力を入力する為の刈取入力側従動プーリが相対回転不能に支持され、前記連通手段は、前記エンジン本体の車輌幅方向他方側の側面と前記刈取入力側従動プーリと前記エンジン側出力プーリとによって画される上方へ開く空間において車輌幅方向に沿って視た際に少なくとも一部が前記刈取入力側従動プーリとオーバーラップするように配置され、前記刈取入力側従動プーリは、自己の回転動作に伴って前記連通手段へ向けて風を送るように形成されているコンバインを提供する。
好ましくは、前記刈取入力側従動プーリは、前記刈取入力軸の車輌幅方向一方側の端部に相対回転不能に支持されるボス部と、前記ボス部を囲繞し且つ無端帯が巻き回されるリム部と、前記ボス部及び前記リム部を連結するように径方向に延びる複数の連結部とを備え、前記複数の連結部のそれぞれが羽根形状を有するように構成される。
一形態においては、前記トランスミッションは、トランスミッションケースと、前記トランスミッションケースから車輌幅方向他方側へ突出された状態で前記トランスミッションケースに直接又は間接的に支持された前記トランスミッション入力軸と、前記トランスミッション入力軸に入力された回転動力を変速する変速機構と、前記変速機構によって変速された回転動力を前記走行部へ向けて出力する走行系出力軸と、前記走行系出力軸から出力される回転動力に同調した車速同調回転動力を出力する前記作業機系出力軸とを含み得る。
前記エンジン側出力プーリは、前記トランスミッション入力軸の車輌幅方向他方側の端部に相対回転不能に支持されたトランスミッション側入力プーリに無端帯を介して連結され、前記刈取入力側従動プーリは、前記トランスミッション側入力プーリより車輌幅方向他方側に位置するように前記作業機系出力軸に相対回転不能に支持されたトランスミッション側駆動プーリに無端帯を介して連結される。
本発明に係るコンバインによれば、エンジンからトランスミッションへの伝動構造及び前記トランスミッションから刈取入力軸への伝動構造の大型化及び複雑化を招くことなく、前記エンジンに排気ガス再循環装置を付設することができる。
さらに、前記エンジンのエンジン出力軸に支持されたエンジン側出力プーリ及び前記刈取入力軸に支持された刈取入力側従動プーリの回転動作によって前記排気ガス再循環装置の連通手段の近傍に暖気が滞留することを有効に防止できる。従って、前記排気ガス再循環装置によって還流される排気ガスの温度を効果的に下降させることができる。
図1は、本発明の一実施の形態に係るコンバインの右側面図である。 図2は、前記コンバインの左側面図である。 図3は、前記コンバインの伝動模式図である。 図4は、クローラ,エンジン及びトランスミッションが機体フレームに組み付けられてなる前記コンバインのプリアッセンブリの平面図である。 図5は、前記プリアッセンブリの正面図である。 図6は、前記プリアッセンブリの側面図である。 図7は、前記エンジンの前方斜視図である。 図8は、前記エンジンの平面図である。 図9は、前記エンジンの正面図である。 図10は、前記エンジンの模式平面図である。 図11(a)〜(c)は、それぞれ、前記トランスミッションの正面図,平面図及び右側面図である。 図12は、前記トランスミッションの伝動模式図である。 図13は、前記コンバインにおける刈取入力側従動プーリの模式斜視図である。
以下、本発明に係るコンバインの好ましい実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2に、それぞれ、本実施の形態に係るコンバイン1の右側面図及び左側面図を示す。
又、図3に、前記コンバイン1の伝動模式図を示す。
図1及び図2に示すように、前記コンバイン1は、機体フレーム2を含む走行機体と、前記機体フレーム2に連結された左右一対のクローラ12の形態をなす走行部3と、前記機体フレーム2の前方に配置され且つ前記機体フレーム2に昇降可能に連結された刈取部4と、前記刈取部4によって刈り取られた穀稈に対して脱穀処理を行う脱穀部5と、前記脱穀部5によって脱穀された脱穀物に対して選別処理を行う選別部6と、前記選別部6によって選別された穀粒を貯留する穀粒貯留部7と、前記脱穀部5によって脱穀処理された後の排藁を処理する排藁処理部8と、動力源となるエンジン31を含むエンジン部9と、前記エンジン31から入力される回転動力を変速するトランスミッション25を含むミッション部10と、運転席26及びステアリングハンドル27を含む操縦部11とを備えている。
前記刈取部4は、図1〜図3に示すように、圃場の穀稈を分草する分草具13と、前記分草具13によって分草された穀稈を引き起こす引起装置14と、前記引起装置14によって引き起こされた後の穀稈を切断する切断装置15と、前記切断装置15によって切断された後の穀稈を前記脱穀部5へ向けて搬送する刈取搬送装置16とを含んでいる。
前記刈取部4は、前記機体フレーム2に対して後述する刈取入力軸400の軸線回りに昇降可能とされる。
前記脱穀部5は、前記刈取部4から刈り取り穀稈を受け継ぐように、前記刈取部4の後方側で且つ前記機体フレーム2の左側部分に配置されている。
前記脱穀部5は、図1〜図3に示すように、扱室内に配設された扱胴18と、前記刈取搬送装置16から刈取穀稈を受け継ぎ且つ前記刈取穀稈の穂先側を前記扱室内に突入させつつ後方へ搬送する脱穀搬送装置17と、前記扱胴18の下方に配設された受網(図示せず)とを有している。
前記選別部6は、前記脱穀部5の下方に位置するように前記機体フレーム2の左側部分に配置されている。
前記選別部6は、図3に示すように、前記受網から流下する脱穀物に対して揺動選別を行う揺動選別装置61と、前記脱穀物に対して風選別を行う風選別装置62と、前記揺動選別装置61及び前記風選別装置62によって選別された穀粒を前記穀粒貯留部7に搬送する穀粒搬送装置63と、前記揺動選別装置61及び前記風選別装置62によって脱穀物から取り除かれた藁屑や塵埃等の不要物を外部へ排出する藁屑排出装置(図示せず)とを有している。
前記穀粒貯留部7は、前記操縦部11の後方側で且つ前記脱穀部5及び前記選別部6の右側に位置するように前記機体フレーム2の右側部分に配設されている。
前記穀粒貯留部7は、図1〜図3に示すように、前記穀粒搬送装置によって搬送されてくる穀粒を貯留可能な穀粒タンク21と、前記穀粒タンク21内に貯留されている穀粒を外部へ排出可能な穀粒排出装置22とを有している。
前記排藁処理部8は、前記脱穀搬送装置17から送られてくる脱穀処理後の排藁を受け継ぐように、前記脱穀部5の後方側に配設されている。
前記排藁処理部8は、図3に示すように、前記脱穀搬送装置17から送られてくる脱穀処理後の排藁を受け継いで外部へ排出する排藁搬送装置81を有している。
好ましくは、前記排藁処理部8は、前記排藁を切断する排藁切断装置82をさらに有し得る。
図4〜図6に、それぞれ、前記クローラ12,前記エンジン31及び前記トランスミッション25が前記機体フレーム2に組み付けられてなるプリアッセンブリの平面図,正面図及び側面図を示す。
図4〜図6に示すように、前記エンジン31は、前記穀粒貯留部7(図1及び図2参照)の前方に位置するように、前記機体フレーム2の前側部分における車輌幅方向一方側(本実施の形態においては右側)に支持されている。
図7〜図9に、それぞれ、前記エンジン31の前方斜視図,平面図及び正面図を示す。
図10に、前記エンジンの模式平面図を示す。
図7〜図9に示すように、前記エンジン31は、シリンダブロック31b及びシリンダヘッド31cを含むエンジン本体310と、車輌幅方向他方側の端部が外方へ突出された状態で前記エンジン本体310に支持されたエンジン出力軸320とを備えている。
前記エンジン出力軸320の車輌幅方向他方側の端部には、図3〜図6に示すように、該エンジン出力軸320の回転動力を前記トランスミッション25のトランスミッション入力軸210に向けて出力する為のエンジン側出力プーリ330が相対回転不能に支持されている。
なお、本実施の形態においては、図3〜図5に示すように、前記エンジン出力軸320の車輌幅方向他方側の端部には、さらに、前記エンジン駆動側プーリ330より車輌幅方向他方側に第2エンジン駆動側プーリ335が相対回転不能に支持されている。
前記第2エンジン駆動側プーリ335は、図3に示すように、前記脱穀部5,前記選別部6及び前記排藁処理部8へ向けて回転動力を出力する。
前記エンジン部9は、前記エンジン31に加えて、ラジエター32及び冷却ファン31dを備えている。
詳しくは、図7〜図9に示すように、前記ラジエター32は、前記エンジン本体310の車輌幅方向一方側(本実施の形態においては右側)に配設されている。
前記冷却ファン31dは、前記エンジン出力軸320によって作動的に駆動される状態で前記ラジエター32と前記エンジン本体310との間に配設されている。
本実施の形態においては、前記エンジン出力軸320は、車輌幅方向一方側の端部も前記エンジン本体310から外方へ延在されており、前記冷却ファン31dは前記エンジン出力軸320の車輌幅方向一方側の端部によってプーリ伝動機構340を介して作動的に駆動されている。
なお、前記ラジエター32の車輌幅方向外方側には、図2に示すように、エンジンカバー45が配設されており、前記エンジンカバー45には前記冷却ファン31dの外気取り入れ口60が設けられている。
さらに、前記エンジン部9は、図1〜図2及び図4〜図9に示すように、前記エンジン31の吸気側に流体接続されたエアクリーナ34及びプレクリーナ42を有し、且つ、排気側に流体接続されたマフラー36を有している。
詳しくは、前記エンジン本体310は、前記シリンダヘッド31cの吸気側及び排気側にそれぞれ流体接続された吸気マニホールド31e及び排気マニホールド31fを有している。
本実施の形態においては、図7及び図9に示すように、前記吸気マニホールド31eは前記シリンダヘッド31cの後方側に連結され、前記排気マニホールド31fは前記シリンダヘッド31cの前面側に連結されている。
そして、前記エアクリーナ34は出口側が吸気通路33を介して前記吸気マニホールド31eに流体接続され且つ入口側が吸気ダクト43を介して前記プレクリーナ42に流体接続されている。
なお、本実施の形態においては、前記エアクリーナ34は前記シリンダヘッド31cの車輌幅方向一方側(右側)の上方に配置され、前記プレクリーナ42は前記操縦部11及び前記穀粒貯留部7の間において前記穀粒貯留部7の前記貯留タンク21より上方に配置されている。
図10に示すように、前記マフラー36は、入口側が排気通路35を介して前記排気マニホールド31fに流体接続され且つ出口側にはテールパイプ49が接続されている。
前記テールパイプ49の下流側の端部は、前記脱穀部5よりも高く且つ前記プレクリーナ42よりも低い位置で、好ましくは、前記プレクリーナ42から離間する方向に開口される。
図4〜図10に示すように、前記エンジン31には、さらに、排気側から吸気側へ排気ガスの一部を還流させる為の排気ガス再循環装置37が備えられている。
図7及び図10に示すように、前記排気ガス再循環装置37は、前記エンジン本体310の排気側及び吸気側を流体接続する連通手段38と、前記連通手段38を選択的に連通又は遮断させる制御弁39とを有している。
前記連通手段38は、例えば、前記排気通路35及び前記吸気通路33の間を流体接続する配管とされ得る。
なお、前記連通手段38の設置位置に関しては後述する。
前記制御弁39は、例えば、前記連通手段38に介挿される電磁弁とされ、エンジンコントローラ(図示せず)からの制御信号に基づき前記連通手段38を選択的に連通又は遮断させる。
好ましくは、前記排気ガス再循環装置37は、前記連通手段によって前記エンジン31の排気側から吸気側へ還流される排気ガスを冷却させる冷却手段40を有することができる。
前記冷却手段40は、前記エンジン31を冷却する為のエンジン冷却水を利用して前記連通手段38を冷却するように構成される。
前記トランスミッション25は、前記エンジン31の前方に位置するように前記機体フレーム2に支持されており、前記エンジン31からの回転動力を変速して前記走行部3へ向けて出力すると共に、車速同調回転動力を前記刈取部4へ向けて出力し得るように構成されている。
図11(a)〜(c)に、それぞれ、前記トランスミッション25の正面図,平面図及び右側面図を示す。
又、図12に、前記トランスミッション25の伝動模式図を示す。
図4〜図6及び図11及び図12に示すように、前記トランスミッション25は、トランスミッションケース200と、前記トランスミッションケース200から車輌幅方向他方側へ突出された状態で前記トランスミッションケース200に直接又は間接的に支持された前記トランスミッション入力軸210と、前記トランスミッション入力軸210に入力された回転動力を変速する変速機構220と、前記変速機構220によって変速された回転動力を前記走行部へ向けて出力する走行系出力軸230と、前記走行系出力軸230から出力される回転動力に同調した車速同調回転動力を出力する作業機系出力軸240とを含んでいる。
本実施の形態においては、前記変速機構220は、図12に示すように、主変速機構として作用する走行用HST221と、副変速機構として作用するギヤ式変速機構225とを含んでいる。
さらに、前記トランスミッション25は、図12に示すように、前記左右一対のクローラ12間に速度差を生じさせる為の旋回用回転動力を出力する旋回用HST250と、前記変速機構220からの回転動力及び前記旋回用HST250からの回転動力を合成して左右一対の走行系出力軸230に出力する左右一対の遊星ギヤ機構260とを有している。
なお、図12においては、理解容易化の為に前記旋回用HST250を2カ所において示している。
前記変速機構220からの回転動力は同一回転方向且つ同一回転速度で前記一対の遊星ギヤ機構260に伝達され、前記旋回用HST250からの回転動力は同一回転速度ではあるが回転方向が反対とされた状態で前記一対の遊星ギヤ機構260に伝達される。
図4〜図6及び図11〜図12に示すように、前記トランスミッション入力軸210の車輌幅方向他方側の端部にはトランスミッション側入力プーリ215が相対回転不能に支持されている。
前記トランスミッション側入力プーリ215は無端帯216(図3参照)を介して前記エンジン側出力プーリ330に連結されている。
なお、本実施の形態においては、前記旋回用HST250のポンプ軸が前記トランスミッション入力軸210として作用している。
前記作業機系出力軸240は、図12に示すように、前記走行用HST221のモータ軸に作動連結されており、且つ、図4〜図5及び図11に示すように、車輌幅方向他方側の端部が前記トランスミッションケース200より外方へ延在されている。
図3〜図5及び図11に示すように、前記作業機系出力軸240の車輌幅方向他方側の端部には、前記刈取部4へ車速同調回転動力を出力する為のトランスミッション側駆動プーリ245が相対回転不能に支持されている。
本実施の形態においては、図4及び図11等に示すように、前記作業機系出力軸240は、前記トランスミッション側入力軸210よりも前方に配置されており、且つ、車輌幅方向他方側の端部が前記トランスミッション側入力プーリ215よりも車輌幅方向他方側へ延在されている。
そして、前記トランスミッション側駆動プーリ245は、前記トランスミッション側入力プーリ215よりも車輌幅方向他方側において前記作業機系出力軸240に支持されている。
前記トランスミッション側駆動プーリ245は、図3〜図6に示すように、前記刈取入力軸400に相対回転不能に支持された刈取入力側従動プーリ405に無端帯246を介して連結されている。
詳しくは、図4〜図6に示すように、前記刈取入力軸400は、前記エンジン31の車輌幅方向他方側(左側)において車輌幅方向に沿うように配設されている。
本実施の形態においては、図4〜図6に示すように、前記走行機体は、前記エンジン31の車輌幅方向他方側に位置するように前記機体フレーム2に立設された刈取支持フレーム2aを有している。
前記刈取支持フレーム2aの上部にはパイプ状の回動支点部材(図示せず)が設けられ、前記刈取入力軸400は前記回動支点部材に軸線回り回転自在に内挿され、前記刈取部4の刈取フレーム29(図1参照)が前記回動支点部材回り昇降可能に連結される。
図4〜図6に示すように、前記刈取入力軸400の車輌幅方向一方側の端部には前記刈取入力側従動プーリ405が相対回転不能に支持されており、前記刈取入力側従動プーリ405が前記無端帯246(図3参照)を介して前記トランスミッション側駆動プーリ245に連結されている。
斯かる構成を備えた前記コンバイン1において、前記連通手段38は、図4〜図6に示すように、前記エンジン本体310の車輌幅方向他方側の側面と前記刈取入力側従動プーリ405と前記エンジン側出力プーリ330とによって画される上方へ開く空間S内に位置された状態で、前記エンジン本体310の排気側及び吸気側を流体接続している。
斯かる構成によれば、前記エンジン出力軸320から前記トランスミッション入力軸210への伝動構造及び前記作業機系出力軸240から前記刈取入力軸400への伝動構造の大型化及び複雑化を招くことなく、前記エンジン31に前記排気ガス再循環装置37を付設することができる。
さらに、前記エンジン側出力プーリ330及び前記刈取入力側従動プーリ405の回転動作によって前記連通手段38の近傍に暖気が滞留することを有効に防止できる。従って、前記排気ガス再循環装置37によって還流される排気ガスの温度を効果的に下降させることができる。
さらに、本実施の形態においては、図6に示すように、前記連通手段38は、車輌幅方向に沿って視た際に少なくとも一部が前記刈取入力側従動プーリ405とオーバーラップするように配置されている。
斯かる構成によれば、前記刈取入力側従動プーリ405の回転動作による前記連通手段38の冷却作用をより効率的に行うことができる。
好ましくは、前記刈取入力側従動プーリ405の回転動作に伴って前記刈取入力側従動プーリ405から前記連通手段38へ向けて効率的に風が送られるように、前記刈取入力側従動プーリ405を形成することができる。
具体的には、図13に示すように、前記刈取入力側従動プーリ405は、前記刈取入力軸400の車輌幅方向一方側の端部に相対回転不能に支持されるボス部405aと、前記ボス部405aを囲繞し且つ前記無端帯246が巻き回されるリム部405cと、前記ボス部405a及び前記リム部405cを連結するように径方向に延びる複数の連結部405bとを備え、前記複数の連結部405bのそれぞれが羽根形状を有するように構成され得る。
1 コンバイン
3 走行部
4 刈取部
25 トランスミッション
31 エンジン
31b シリンダブロック
31c シリンダヘッド
37 排気ガス再循環装置
38 連通手段
200 トランスミッションケース
210 トランスミッション入力軸
215 トランスミッション側入力プーリ
216 無端帯
220 変速機構
221 走行用HST
225 ギヤ式変速機構
230 走行系出力軸
240 作業機系出力軸
245 トランスミッション側駆動プーリ
246 無端帯
310 エンジン本体
320 エンジン出力軸
330 エンジン側出力プーリ
400 刈取入力軸
405 刈取入力側従動プーリ
405a ボス部
405b 連結部
405c リム部

Claims (3)

  1. 走行機体の前側部分における車輌幅方向一方側に支持されたエンジンからの回転動力を前記エンジンの前方に配置されたトランスミッションを介して走行部へ伝達すると共に、前記トランスミッションから出力される車速同調回転動力を刈取入力軸を介して刈取部へ伝達するように構成されたコンバインであって、前記エンジンには排気側から吸気側へ排気ガスの一部を還流させる連通手段を含む排気ガス再循環装置が備えられているコンバインにおいて、
    前記刈取入力軸は前記エンジンの車輌幅方向他方側において車輌幅方向に沿うように配設され、
    前記エンジンは、シリンダブロック及びシリンダヘッドを含むエンジン本体と、車輌幅方向他方側の端部が外方へ突出された状態で前記エンジン本体に支持されたエンジン出力軸とを備え、
    前記エンジン出力軸の車輌幅方向他方側の端部には、該エンジン出力軸の回転動力を前記トランスミッションのトランスミッション入力軸に向けて出力する為のエンジン側出力プーリが相対回転不能に支持され、
    前記刈取入力軸の車輌幅方向一方側の端部には、前記トランスミッションにおける作業機系出力軸から車速同調回転動力を入力する為の刈取入力側従動プーリが相対回転不能に支持され、
    前記連通手段は、前記エンジン本体の車輌幅方向他方側の側面と前記刈取入力側従動プーリと前記エンジン側出力プーリとによって画される上方へ開く空間において車輌幅方向に沿って視た際に少なくとも一部が前記刈取入力側従動プーリとオーバーラップするように配置され
    前記刈取入力側従動プーリは、自己の回転動作に伴って前記連通手段へ向けて風を送るように形成されていることを特徴とするコンバイン。
  2. 前記刈取入力側従動プーリは、前記刈取入力軸の車輌幅方向一方側の端部に相対回転不能に支持されるボス部と、前記ボス部を囲繞し且つ無端帯が巻き回されるリム部と、前記ボス部及び前記リム部を連結するように径方向に延びる複数の連結部とを備え、前記複数の連結部のそれぞれが羽根形状を有していることを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記トランスミッションは、トランスミッションケースと、前記トランスミッションケースから車輌幅方向他方側へ突出された状態で前記トランスミッションケースに直接又は間接的に支持された前記トランスミッション入力軸と、前記トランスミッション入力軸に入力された回転動力を変速する変速機構と、前記変速機構によって変速された回転動力を前記走行部へ向けて出力する走行系出力軸と、前記走行系出力軸から出力される回転動力に同調した車速同調回転動力を出力する前記作業機系出力軸とを含み、
    前記エンジン側出力プーリは、前記トランスミッション入力軸の車輌幅方向他方側の端部に相対回転不能に支持されたトランスミッション側入力プーリに無端帯を介して連結され、
    前記刈取入力側従動プーリは、前記トランスミッション側入力プーリより車輌幅方向他方側に位置するように前記作業機系出力軸に相対回転不能に支持されたトランスミッション側駆動プーリに無端帯を介して連結されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンバイン。
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