JP2534272Y2 - エンジン冷却装置 - Google Patents

エンジン冷却装置

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JP2534272Y2
JP2534272Y2 JP420891U JP420891U JP2534272Y2 JP 2534272 Y2 JP2534272 Y2 JP 2534272Y2 JP 420891 U JP420891 U JP 420891U JP 420891 U JP420891 U JP 420891U JP 2534272 Y2 JP2534272 Y2 JP 2534272Y2
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JP
Japan
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engine
clutch
fan
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cooling fan
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JP420891U
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JPH04100025U (ja
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輝雄 西
亮二 水野
利克 大谷
宣夫 幸
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンバインその他の農
作業車等におけるエンジン冷却装置に関し、詳しくは、
エンジンで駆動されるラジエータ冷却ファンを、吸気ダ
クトの防塵吸気面を介して外気を吸入するように設ける
とともに、外方に向けて送風する吹き出しファンを前記
防塵吸気面の内側近傍に配設し、エンジンによりクラッ
チを介して伝動遮断自在に回転駆動式の補助装置を駆動
するよう構成してあるエンジン冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記エンジン冷却装置において、従来で
は、例えば実開平2−110229号公報に開示されて
いるように、エンジンの駆動軸と前記冷却ファンとの間
に専用の動力遮断用電磁クラッチを介装するとともに、
この電磁クラッチの切り作動と前記吹き出しファンの回
転駆動とを同期する状態で間欠的に行うよう制御する制
御装置を設けるものがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記構造は、冷却ファ
ンの外気吸入作動に伴って防塵網に塵埃が付着して堆積
した場合に、定期的に前記吹き出しファンを間欠駆動す
ることで、この付着塵埃を外方に吹き飛ばすようにし
て、防塵網の早期の目詰まりを防止するようにしたもの
である。
【0004】ところが、上記従来構造においては、前記
吹き出しファンの塵埃吹き飛ばし作用を確実に行うため
に、ラジエータ冷却ファンの駆動を同期状態で停止させ
る必要があるが、そのために、専用の電磁クラッチを設
けねばならず構造が複雑になる欠点があり、改善の余地
があった。本考案は、上記不具合点を解消する事を目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の特徴構成は、冒
頭に記載したエンジン冷却装置において、前記クラッチ
の伝動下手側から前記冷却ファンに動力を供給するよう
伝動系を構成するとともに、前記クラッチの切り状態に
おいて前記吹き出しファンが駆動状態になるよう連係し
てある点にある。
【0006】
【作用】エンジンによって駆動される補助装置に対する
伝動系に備えられるクラッチの伝動下手側から前記冷却
ファンに動力を供給するので、前記クラッチの入り切り
に従って冷却ファンが駆動状態と駆動停止状態とに交互
に切り換わり、クラッチ切り状態、即ち冷却ファンの駆
動停止状態において吹き出しファンが駆動状態に設定さ
れるのである。
【0007】
【考案の効果】従って、上記したような、塵埃吹き飛ば
し作用が一定時間毎に間欠的に制御作動する必要はな
く、不定期であっても塵埃吹き飛ばしを行うことで、防
塵網の目詰まりは防止できる点に着目して、常に回転状
態にあるエンジンに対して、伝動断続のために必要とな
る補助装置用クラッチを有効して、冷却ファンの専用の
動力断続用クラッチを設ける必要が無く、構造の簡素化
が図れるものとなった。
【0008】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図3
にエンジン1を搭載したコンバインを示している。この
コンバインは、クローラ走行装置2を連結した機体フレ
ーム3上に脱穀装置4を搭載するとともに、機体前部に
刈取前処理部5を昇降揺動自在に連結し、刈取前処理部
5の横一側後方に操縦部6を配設してある。
【0009】次に、前記エンジン1の冷却構造について
説明する。図1に示すように、機体フレーム3上にエン
ジン1を搭載支持して、このエンジン1を覆う原動部カ
バー7の上面に運転座席8を載置支持するとともに、原
動部カバー7の横側部並びに後側部にはエンジン冷却用
外気吸入部を形成してある。エンジン1の機体外方側箇
所に冷却用ラジエータ9を配備するとともに、エンジン
1により駆動されるファン10によって前記外気吸入部
から外気を吸入してラジエータ9を冷却するよう構成し
てある。つまり、エンジン1の機体外方側箇所にラジエ
ータ9を配置するとともに、エンジン1とラジエータ9
との間に前記ファン10を配置してある。そして、ラジ
エータ9の吸入部に連なる外気吸入経路を形成する吸気
ダクト11を、原動部12の横側部及び後部側に亘る状
態で設けてある。この吸気ダクト11には、原動部12
の横側部、運転座席8の横側部、原動部12の後側部夫
々に外気吸入部13を形成し、各外気吸入部13には防
塵網14を張設してある。
【0010】前記操縦部6は運転キャビン15により覆
ってあり、この運転キャビン15には空調装置16を内
装してある。この空調装置16の駆動用コンプレッサ1
7〔回転駆動式の補助装置の一例〕は図1、図2に示す
ように、エンジン1の出力軸18により駆動するよう構
成してあり、その伝動系途中には、動力断続用の電磁ク
ラッチ19を介装してある。尚、この電磁クラッチ19
は、機体操縦部6における機体旋回用走行クラッチ〔図
示せず〕を切り操作すると、その操作に連動してクラッ
チ切り作動するよう連係してあり、湿田等を走行する際
における機体旋回時にエンジン1の負荷が大きくなるの
で、このときは空調装置16を停止してエンジン1負荷
を低減するよう構成してある。又、前記吸気ダクト11
の防塵吸気面20の内側近傍位置に外方に向けて送風す
る吹き出しファン21を配設し、この吹き出しファン2
1は電動モータ22により回転駆動するよう構成してあ
る。
【0011】そして、前記コンプレッサ動力断続用の電
磁クラッチ19の伝動下手側から伝動ベルト23を介し
てラジエータ冷却ファン10に動力を供給するよう伝動
系を構成するとともに、電磁クラッチ19の切り状態に
おいて前記電動モータ22が回転駆動状態となるよう電
気的に連係してある。このように構成しておくと、例え
ば刈取作業中に枕地旋回を行う毎に、前記電磁クラッチ
19が切り作動され、それに伴って、電動モータ22が
回転駆動すると同時にラジエータ冷却ファン10が回転
を停止して、ラジエータ冷却ファン10の外気吸引作用
により防塵網14に付着した塵埃を外方に向けて吹き飛
ばすことができ、早期に防塵網14が目詰まりを起こ
し、エンジン1が過熱するのを未然に防止することがで
きる。
【0012】回転駆動式の補助装置としては、前記空調
装置16のコンプレッサ17に代えて、清掃用コンプレ
ッサや水洗用ポンプの動力断続用クラッチの伝動下手側
からラジエータ冷却ファンに動力を供給するよう構成し
てもよい。
【0013】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を容易にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの原動部の正面図
【図2】ベルト伝動部の側面図
【図3】コンバインの前部の側面図
【符号の説明】
1 エンジン 10 冷却ファン 17 補助装置 19 クラッチ 20 防塵吸気面 21 吹き出しファン
フロントページの続き (72)考案者 幸 宣夫 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(1)で駆動されるラジエータ
    (9)冷却ファン(10)を、吸気ダクト(11)の防
    塵吸気面(20)を介して外気を吸入するように設ける
    とともに、外方に向けて送風する吹き出しファン(2
    1)を前記防塵吸気面(20)の内側近傍に配設し、エ
    ンジン(1)によりクラッチ(19)を介して伝動遮断
    自在に回転駆動式の補助装置(17)を駆動するよう構
    成してあるエンジン冷却装置であって、前記クラッチ
    (19)の伝動下手側から前記冷却ファン(10)に動
    力を供給するよう伝動系を構成するとともに、前記クラ
    ッチ(19)の切り状態において前記吹き出しファン
    (21)が駆動状態になるよう連係してあるエンジン冷
    却装置。
JP420891U 1991-02-06 1991-02-06 エンジン冷却装置 Expired - Lifetime JP2534272Y2 (ja)

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JPH04100025U JPH04100025U (ja) 1992-08-28
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US8528677B2 (en) * 2009-03-26 2013-09-10 Crown Equipment Corporation Working vehicle having cooling system
JP5252319B2 (ja) * 2010-09-17 2013-07-31 井関農機株式会社 作業車輌の原動部構造
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