JPH0716028Y2 - エンジン冷却装置 - Google Patents

エンジン冷却装置

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JPH0716028Y2
JPH0716028Y2 JP1989019106U JP1910689U JPH0716028Y2 JP H0716028 Y2 JPH0716028 Y2 JP H0716028Y2 JP 1989019106 U JP1989019106 U JP 1989019106U JP 1910689 U JP1910689 U JP 1910689U JP H0716028 Y2 JPH0716028 Y2 JP H0716028Y2
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JP
Japan
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fan
engine
cooling
dust
clutch
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JP1989019106U
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JPH02110229U (ja
Inventor
幹夫 岡田
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、エンジンで駆動されるラジエータ冷却用の冷
却ファンを、吸気ダクトの防塵吸気面を介して外気を吸
気するように設けるとともに、外方に向けて送風する吹
出ファンを、前記防塵吸気面近くのその内がわで、かつ
前記防塵吸気面と前記ラジエータとの間に位置するよう
に設けたエンジン冷却装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、冷却ファンと吹出ファンとを備えたエンジン冷却
装置としては、例えば、実開昭50-39633号公報に開示さ
れているように、エンジンで駆動される同一駆動軸に対
してクラッチ操作で互いに背反的に連動連結されるよう
冷却ファンと吹出ファンとを配設したものが知られてお
り、この構造のものにあっては、エンジンの動力を利用
して、冷却ファンと吹出ファンとを選択的にかつ背反的
に駆動できるようにしたもので、吹出ファンを駆動させ
るようにしたときに、吸気ダクトの防塵吸気面に付着し
た塵埃を除去するよう、防塵吸気面内方から外方へ送風
するものであった。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のような従来のエンジン冷却装置に
あっては、ある程度吹出ファンで塵埃除去用の送風を可
能とするだけのエンジン出力があるときでなければ吹出
ファンの駆動が行えないので、非作業時でエンジンがア
イドリング状態のときに吹出ファンを作動させようとし
ても十分な塵埃除去用の送風が行えないものである。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであって、エンジンの駆動を停止するこ
となく、かつ冷却性能を悪化させることなく、防塵吸気
面に付着した塵埃を除去することができるとともに、エ
ンジンをアイドリング状態にしているときでも上記塵埃
の除去を十分行うことのできるエンジン冷却装置を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案にかかるエンジン冷却装置は、上記目的を達成す
るために、エンジンで駆動されるラジエータ冷却用の冷
却ファンを、吸気ダクトの防塵吸気面を介して外気を吸
気するように設けるとともに、外方に向けて送風する吹
出ファンを、前記防塵吸気面近くのその内がわで、かつ
前記防塵吸気面と前記ラジエータとの間に位置するよう
に設けたエンジン冷却装置において、前記冷却ファンを
駆動状態と非駆動状態とに切替自在なクラッチを、前記
冷却ファンへの伝動系中に設けるとともに、前記クラッ
チを切替操作する切替手段を、前記冷却ファンと前記吹
出ファンとが背反的に駆動されるように、前記吹出ファ
ンを駆動するモータに連係してあることを特徴構成とす
る また、前記クラッチを、機械的にクラッチ入り付勢さ
れ、かつ通電によりクラッチ切り操作される電磁クラッ
チで構成してあることが好ましい。
〔作用〕
上記のように構成されたエンジン冷却装置では、クラッ
チの入切操作によって冷却ファンを駆動及び非駆動状態
に夫々切替えることができ、またその切替操作をする切
替手段を、冷却ファンと吹出ファンとが背反的に駆動さ
れるよう、吹出ファンの駆動用のモータに連係してある
から、エンジンを駆動したままで冷却ファンの方を停止
でき、かつその状態で吹出ファンの方は駆動されて、防
塵吸気面に付着した塵埃を除去する送風を行うことがで
きるとともに、エンジンをアイドリング状態にしたとき
でも、吹出ファンはエンジンで駆動するのでなく、モー
タで駆動するから、その送風を塵埃除去が良好に行える
強さに設定した状態で行えることになる。
そして、吹出ファン駆動時には冷却ファンが停止してい
るので、塵埃除去のための送風を吸気風に抗して行うこ
とを考慮しなくて済むこと、及び、冷却ファンは防塵吸
気面の内側でその防塵吸気面近くに配設されているの
で、ラジエータや冷却ファンが防塵除去の送風の妨げに
ならないことによって、吹出ファンとして小型のものを
採用できる。
また、クラッチを冷却ファンの伝動系中に設けるにあた
って、そのクラッチより伝動上手がわに、ラジエータの
冷却水を循環させるウォーターポンプへの伝動系を設け
ておけば、吹出ファンにより塵埃除去を行う冷却ファン
停止時でも冷却水は循環されるので、エンジン冷却性能
が大きく低下することはない。
さらに、冷却ファン及び吹出ファンの駆動切替を電気信
号で操作できるよう、クラッチとして電磁クラッチを採
用したものにおいて、その電磁クラッチを機械的に入り
付勢してあり、通電により切り操作するものであるか
ら、その電磁クラッチ自体に電気的な故障が生じた場合
や、通電用の電線路に断線等の故障が生じた場合でも冷
却ファンが停止することはない。
〔考案の効果〕
本考案は、以下に記載されるような効果を奏する。
エンジン駆動状態のままで、吸気ダクトの防塵吸気面に
付着した塵埃を除去できるので、作業効率を低下させる
ことはなく、また、小型の吹出ファンを採用できて、吸
気ダクトをコンパクトにでき、さらに、塵埃除去時にお
いて冷却性能が大きく悪化することを抑制できるととも
に、エンジンをアイドリング状態にしたときでも、塵埃
除去用の送風を十分行えるので、防塵吸気面からの塵埃
除去を良好かつ確実に行うことができる。
特に冷却ファンのクラッチを請求項2のように構成する
ことで、電磁クラッチに対して電気的故障が生じても、
冷却ファンが停止することはなく、その故障によりエン
ジン冷却性能が悪化してエンジンに不具合が生ずるのを
防ぐことができ、安全性を高めることができる。
〔実施例〕
以下に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第5図に示すように、クローラ走行装置(1)を備えた
車体(3)前部に刈取前処理部(4)を昇降自在に取付
けるとともに、車体(3)に脱穀装置(2)、運転部
(5)、及び動力を提供するエンジン(6)を搭載して
コンバインを構成している。
エンジン(6)の周辺構造及びエンジン冷却装置につい
て詳述する。
第4図及び第5図に示すように、運転座席(7)を上部
に備えたボンネット(8)内にラジエータ(9)及びエ
ンジン(6)等が収納設置されている。そして、ボンネ
ット(8)には、防塵吸気面としての防塵網(10)を外
気取入孔(11a)に設けた吸気ダクト(11)が連設され
ている。前記ラジエータ(9)は、吸気ダクト(11)か
らの吸気路に介在する状態で、エンジン(6)の横側方
に配置されるとともに、ラジエータ(9)への冷却風を
得るための冷却ファン(12)は、エンジン(6)のクラ
ンク軸(6A)からベルト(13)を介して駆動されるよう
構成され、かつラジエータ(9)の後面がわに、ファン
シュラウド(14)でその外周を囲むようにして設けられ
ている。そして、吹出ファン(15)をモータ(16)で駆
動される状態に構成し、防塵網(13)の内がわでその網
面近くに配設している。
ここで、冷却ファン(12)及び吹出ファン(15)の駆動
制御構造について詳述する。第1図に示すように、冷却
ファン(12)の駆動軸(17)には、ベルト(13)を張設
するためのベルト張設部材すなわちプーリ(18)を備え
た電磁クラッチ(19)が介装されている。電磁クラッチ
(19)は、第2図に示すように、駆動軸(17)に対して
ベアリングを介して遊転状態に設けられた冷却ファン
(12)と一体に回動する非磁性体からなる固定側摩擦板
(19a)と、アルミダイカスト製のプーリ(18)に固定
された板バネ(19b)を介して固定側摩擦板(19a)に付
勢接当する磁性体からなる可動摩擦板(19c)と、通電
による電磁力で可動摩擦板(19c)を板バネ(19b)の付
勢力に抗して固定側摩擦板(19a)から引き離すコイル
(19d)とを備えた構成にしてある。尚、駆動軸(17)
の一端側には、エンジン冷却水をラジエータ(9)に循
環流動させるウォータポンプ(20)が設けられている。
そして、第1図に示すように、運転部(5)に設けられ
た防塵網掃除用操作スイッチ(21)を備え、かつ電気回
路として構成した切替手段(22)が設けられている。
尚、防塵網(10)に付着した塵埃を除去するために、前
記操作スイッチ(21)をオン操作すると、第3図に示す
ように、モータ(16)への通電がなされ吹出ファン(1
5)を駆動すると共に電磁クラッチ(19)にも通電がな
されクラッチ切り操作することで冷却ファン(12)を非
駆動状態にし、前記操作スイッチ(21)をオフ操作する
と、モータ(16)への通電を切って吹出ファン(15)を
非駆動状態にすると共に電磁クラッチ(19)への通電を
切ってクラッチ入り状態に切替えることで冷却ファン
(12)を駆動状態にするように、前記切替手段(22)
は、電磁クラッチ(19)及び吹出ファン(15)のモータ
(16)に電気的に接続されている。
〔別実施例〕
本考案は、上記実施例の他に以下に示すように実施して
も良い。
(1)電磁クラッチの可動摩擦板を冷却ファンへの伝動
下手がわに配置すること。
(2)電磁クラッチを入り状態にする構造として、コイ
ルスプリングを利用すること。
(3)切替手段を操作スイッチの接点構造及びその配線
構造によって構成してあること。
(4)切替手段をリレー、トランジスタ等のスイッチン
グ手段を有する電気回路で構成してあること。
(5)冷却ファンのクラッチとして、機械操作式クラッ
チを採用すること。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るエンジン冷却装置の実施例を示し、
第1図は要部を示す縦断側面図、第2図は電磁クラッチ
及び冷却ファンを示す縦断側面図、第3図は吹出ファン
を駆動するモータと電磁クラッチとの関係を示すグラ
フ、第4図はエンジン、冷却ファン、及び吹出ファンの
配置構造を示す正面図、第5図はコンバインを示す側面
図である。 (6)……エンジン、(9)……ラジエータ、(10)…
…防塵吸気面、(11)……吸気ドクト、(12)……冷却
ファン、(15)……吹出ファン、(19)……クラッチ、
(22)……切替手段。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン(6)で駆動されるラジエータ
    (9)冷却用の冷却ファン(12)を、吸気ダクト(11)
    の防塵吸気面(10)を介して外気を吸気するように設け
    るとともに、外方に向けて送風する吹出ファン(15)
    を、前記防塵吸気面(10)近くのその内がわで、かつ前
    記防塵吸気面(10)と前記ラジエータ(9)との間に位
    置するように設けたエンジン冷却装置であって、前記冷
    却ファン(12)を駆動状態と非駆動状態とに切替自在な
    クラッチ(19)を、前記冷却ファン(12)への伝動系中
    に設けるとともに、前記クラッチ(19)を切替操作する
    切替手段(22)を、前記冷却ファン(12)と前記吹出フ
    ァン(15)とが背反的に駆動されるように、前記吹出フ
    ァン(15)を駆動するモータ(16)に連係してあること
    を特徴とするエンジン冷却装置。
  2. 【請求項2】前記クラッチ(19)を、機械的にクラッチ
    入り付勢され、かつ通電によりクラッチ切り操作される
    電磁クラッチで構成してあることを特徴とする請求項1.
    に記載のエンジン冷却装置。
JP1989019106U 1989-02-21 1989-02-21 エンジン冷却装置 Expired - Lifetime JPH0716028Y2 (ja)

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