JPH0729219Y2 - エンジン冷却装置 - Google Patents

エンジン冷却装置

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JPH0729219Y2
JPH0729219Y2 JP1989093254U JP9325489U JPH0729219Y2 JP H0729219 Y2 JPH0729219 Y2 JP H0729219Y2 JP 1989093254 U JP1989093254 U JP 1989093254U JP 9325489 U JP9325489 U JP 9325489U JP H0729219 Y2 JPH0729219 Y2 JP H0729219Y2
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fan
engine
cooling
cooling fan
dust
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宣夫 幸
幹夫 岡田
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、エンジンで駆動されるラジエータ冷却用の冷
却ファンを、吸気ダクトの防塵吸気面を介して外気を吸
入するように設けるとともに、前記防塵吸気面の近くで
その内側から外方に向けて送風する吹出ファンをエンジ
ンとは別の駆動装置を介して駆動する状態で設けたエン
ジン冷却装置に関する。
〔従来の技術〕
この種のエンジン冷却装置においては、吸気ダクトの防
塵吸気面に付着した塵埃を除去するためには、吹出ファ
ンを適時駆動させて、防塵吸気面内方から外方へ送風す
るようにしていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
冷却ファンによる吸込圧と吹出ファンによる吹出し圧は
相殺関係にあるため、吹出ファンによる塵埃除去を効率
的に行おうとすると、冷却ファンによる吸込圧が発生し
ないように冷却ファンを非駆動状態にしなければならな
い。冷却ファンはエンジンに直結されて常時駆動されて
いるため、冷却ファンを非駆動状態にするためにはエン
ジンを停止させなければならない。ところが、塵埃除去
のつどエンジンを停止させるとなると、作業の方も中断
されてしまう問題点がある。
もちろん、冷却ファンの吸気圧に充分抗し得るよう吹出
ファンの吹出し圧を高めておけば、エンジンを停止した
場合と同じように塵埃除去が行えるのであるが、そのた
めには吹出ファンを大型化したり高能力のものにしなけ
ればならない。しかし、大型にすると吸気ダクトの内部
空間を大きくする必要もでてくる。また、高能力にする
とエネルギー消費が拡大してランニングコストが増大す
る難点がある。
そこで、上記欠点を解消する手段として、エンジンを停
止させることなく、また、大型の吹出ファンを設けるこ
となく塵埃を除去する手段として、実開昭61-123826号
公報に示されるように、ラジエータ冷却ファンとファン
回転軸との間に正逆転機構を設けて、ラジエータ冷却フ
ァンを正逆転させて、塵埃を除去することが考えられる
が、斯かる場合には、作業負荷や変速によりエンジンの
回転数が変化して、吹出ファンがエンジン回転数の変化
による影響を受け、エンジン回転数が低下するとファン
の吹出し圧が低くなって、塵埃除去効率が低下する不都
合がある。
本考案は、このような問題点に鑑みてなされたものであ
って、その目的は、エンジンの駆動を停止することな
く、また、エンジンの回転による影響を受けることな
く、しかも、小型で小能力な吹出しファンを使用して
も、防塵吸気面に付着した塵埃を効率的に除去すること
ができるエンジン冷却装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案におけるエンジン冷
却装置は、冒記のものにおいて、前記冷却ファンを駆動
状態と非駆動状態とに切換自在なクラッチを前記冷却フ
ァンへの伝動系中に設けるとともに、前記冷却ファンと
前記吹出ファンとが背反的に駆動されるように、且つ、
前記冷却ファンの駆動停止が前記吹出ファンの駆動開始
よりも設定時間だけ早く行われるように、前記クラッチ
を入切操作する切換機構と前記吹出ファンの駆動装置と
を制御する制御手段を設けてあることを特徴構成とす
る。
〔作用〕
上記のように構成されたエンジン冷却装置では、制御手
段は、切換機構が切り側に操作されてクラッチが「切
り」になり、エンジンから冷却ファンへの伝動が断たれ
て非駆動状態になると、設定時間経過後に駆動装置を作
動させて吹出ファンを駆動させ。また、切換機構が入り
側に操作されてクラッチが「入り」になり、エンジンか
ら冷却ファンへの伝動が回復して駆動状態になると、吹
出ファンの駆動装置を停止させるのである。
〔考案の効果〕
吸気ダクトの防塵吸気面に付着した塵埃を除去する際、
吹出ファンの吹出し圧が冷却ファンの吸気圧が相殺され
るのを防止して塵埃の除去を効率的に行うことができる
ようになった。また、エンジンを駆動させた状態で冷却
ファンだけを停止できるので、塵埃を除去しながらも作
業を続行することができるようになった。更に、冷却フ
ァンが駆動を停止してから設定時間経過後に吹出しファ
ンの駆動装置を作動させるので、冷却ファンが惰性で回
転すること等に起因して生じる負圧の影響を排除できる
ようになった。しかも、これらによって吹出ファンの小
型化も図れるようになった。そして、吹出ファンは専用
の駆動装置を介して駆動されるものであるから、作業負
荷などによってエンジン回転数が低下しても、エンジン
回転数の変化に拘わらず一定の回転数で駆動することが
でき、塵埃除去効率の低下を抑制することができる。
〔実施例〕
以下に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第4図に示すように、左右一対のクローラ走行装置
(1)を備えた走行車体(2)の前端部に刈取前処理部
(3)を昇降自在に取り付けるとともに、走行車体
(2)上に脱穀装置(4)、運転部(5)、及び動力を
提供するエンジン(6)などを搭載してコンバインを構
成してある。
前記エンジン(6)の周辺構造及びエンジン冷却装置に
ついて詳述する。
第2図に示すように、前記運転部(5)には、運転座席
(7)を上部に備えたボンネット(8)を設けてあり、
この内部にラジエータ(9)及びエンジン(6)等を収
納設置してある。そしてボンネット(8)の外側部には
吸気ダクト(11)を連設してあり、この吸気ダクト(1
1)の外気取入孔(11a)には防塵吸気面としての防塵網
(10)を張設してある。尚、この吸気ダクト(11)は、
ボンネット(8)に対して着脱自在に設けてあり、例え
ば第2図中の鎖線に示すような別な形状のものに交換す
ることもできる。
前記ラジエータ(9)は、吸気ダクト(11)からの吸気
路に介在する状態でエンジン(6)の横側方に配置して
ある。このラジエータ(9)の後面がわには、ラジエー
タ(9)への冷却風を得るための冷却ファン(12)を、
ファンシュラウド(14)でその外周を囲むようにして設
けてある。この冷却ファン(12)には、エンジン(6)
のクランク軸(6A)からベルト(13)を介して駆動力が
伝達されるようになっている。
ところで、ラジエータ(9)を通り抜けた暖気がエンジ
ン(6)にはね返り、吸気ダクト(11)の下方を潜って
デッキ(14)上に漏れるのを防止するため、吸気ダクト
(11)の下部に傾斜面(11b)を形成してあり、この傾
斜面(11b)に暖気を当てて、走行車体(2)の下方へ
逃がすようにしてある。
前記冷却ファン(12)の駆動軸(17)には、ベルト(1
3)を張設するためのプーリ(18)を取り付けてあり、
このプーリ(18)には電磁クラッチ(19)を装着してあ
る。そして電磁クラッチ(19)の入り切りによって、駆
動軸(17)から冷却ファン(12)への駆動力が断続され
るようになっている。尚、駆動軸(17)の一端側には、
エンジン冷却水をラジエータ(9)に循環流動させるウ
ォータポンプ(20)を設けてある。
前記外気取入孔(11a)の内側には2個の吹出ファン(2
1)を前後に並設してある(第4図参照)。これらの吹
出ファン(21)は、ボンネット(8)内の空気を防塵網
(10)を通して外側へ吹き出すもので、いずれも専用の
駆動装置である電動モータ(22)によって駆動するよう
にしてある。また、吹出ファン(21)とラジエータ
(9)の間にはオイルクーラ(23)を介在させてある。
前記電磁クラッチ(19)と電動モータ(22)のそれぞれ
は制御装置(C)に電気的に接続してある。そして制御
装置(C)を操作するための防塵網掃除用の操作スイッ
チ(24)を運転部(5)に配備してあり、制御装置
(C)と操作スイッチ(24)とで電気回路を利用した切
換機構(25)を構成してある。
前記防塵網(10)に付着した塵埃を除去するために前記
操作スイッチ(24)をオン操作すると、電磁クラッチ
(19)に通電されてクラッチ切りに操作され、冷却ファ
ン(12)の駆動が停止する。そして設定時間(T)経過
後に電動モータ(22)への通電がなされて吹出ファン
(21)が駆動される。この設定時間は、電磁クラッチ
(19)が「切り」に操作されてから冷却ファン(12)が
ほぼ完全に停止するまでの時間に基づいて設定してあ
る。次に、前記操作スイッチ(24)をオフ操作すると、
電磁クラッチ(19)への通電を断たれてクラッチ入りに
操作され、冷却ファン(12)が駆動を開始するととも
に、電動モータ(22)への通電が断たれて吹出ファン
(21)が駆動を停止する。尚、電動モータ(22)と電磁
クラッチ(19)のON・OFFのタイミングを第1図に示し
ておく。
前記運転部(5)の右則部には、唐箕(図示せず)の回
転速度を切り換えるための唐箕変速レバー(26)を設け
てある。この唐箕変速レバー(26)は、第3図に示すベ
ルト式の変速装置(27)のテンションプーリ(28)に連
係してあり、揺動操作してテンションプーリ(28)のV
ベルト(29)に付与するテンションを変化させると、割
りプーリ(30)の有効半径が変化して唐箕軸(31)の回
転速度が変化するようになっている。また、唐箕変速レ
バー(26)のレバーガイド(32)には複数の係入溝(3
3)を切削してあり、唐箕変速レバー(26)をいずれか
の係入溝(33)に係入保持させることで唐箕の回転数を
一定に維持するようにしてある。尚、Vベルト(29)の
テンションによって唐箕変速レバー(26)が低速側に付
勢されることから、唐箕変速レバー(26)を確実に保持
できるように係入溝(33)は斜めに形成してある。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にするために符号を記すが、この記入により本考案は添
付図面の構造に限定されるものではない。
〔別実施例〕
以下に本考案の別実施例を列記する。
(a) 設定時間(T)は任意に変更することが可能で
ある。
(b) また、吹出ファン(21)が駆動を停止しても惰
性で回転する場合には、吹出ファン(21)が駆動を停止
して設定時間経過してから、冷却ファン(12)が駆動を
開始するようにしてもよい。
(c) クラッチ(19)や切換機構(25)は機械式に構
成してもよい。
(d) 本考案は、コンバイン以外の他の作業車などで
実施してもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るエンジン冷却装置の実施例を示し、
第1図は電磁クラッチと電動モータのON・OFFタイミン
グを示す図、第2図は要部の縦断正面図、第3図は唐箕
の変速装置と唐箕変速レバーとレバーガイドの平面図、
第4図はコンバインの全体側面図である。 (T)……設定時間、(6)……エンジン、(10)……
防塵吸気面、(11)……吸気ダクト、(12)……冷却フ
ァン、(19)……クラッチ、(21)……吹出ファン、
(22)……駆動装置、(25)……切換機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン(6)で駆動されるラジエータ冷
    却用の冷却ファン(12)を、吸気ダクト(11)の防塵吸
    気面(10)を介して外気を吸入するように設けるととも
    に、前記防塵吸気面(10)の近くでその内側から外方に
    向けて送風する吹出ファン(21)をエンジン(6)とは
    別の駆動装置(22)を介して駆動する状態で設けたエン
    ジン冷却装置であって、前記冷却ファン(12)を駆動状
    態と非駆動状態とに切換自在なクラッチ(19)を前記冷
    却ファン(12)への伝動系中に設けるとともに、前記冷
    却ファン(12)と前記吹出ファン(21)とが背反的に駆
    動されるように、且つ、前記冷却ファン(12)の駆動停
    止が前記吹出ファン(21)の駆動開始よりも設定時間
    (T)だけ早く行われるように、前記クラッチ(19)を
    入切操作する切換機構(25)と前記吹出ファン(21)の
    駆動装置(22)とを制御する制御手段(C)を設けてあ
    るエンジン冷却装置。
JP1989093254U 1989-02-21 1989-08-08 エンジン冷却装置 Expired - Lifetime JPH0729219Y2 (ja)

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