JP7190969B2 - 収穫機 - Google Patents
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図1及び図2には、全稈投入型コンバイン(本発明に係る「収穫機」に相当)を示している。本コンバインには、走行機体1が備えられている。走行機体1には、機体フレーム2と、クローラ走行装置3と、が備えられている。走行機体1の前方には、植立穀稈を刈り取る刈取部4が設けられている。刈取部4には、植立穀稈を掻き込む掻込リール5と、植立穀稈を切断する刈刃6と、刈取穀稈を掻き込む掻込オーガ7と、が備えられている。
図3から図6に示すように、運転部12には、運転座席17と、平面視で略L字形状の操作パネル18と、が備えられている。操作パネル18には、運転座席17の前方に設けられるフロントパネル19と、運転座席17に対して左右方向でフィーダ9側の側方(左方)に設けられるサイドパネル20と、が備えられている。フロントパネル19には、メータパネル21、操作表示ユニット22、操向操作レバー23及びコンビネーションスイッチ24が設けられている。サイドパネル20には、主変速操作レバー25、副変速操作レバー26及びクラッチ操作レバー27が設けられている。サイドパネル20には、サイドパネル20の上部に設けられるパネル体28と、パネル体28を支持するフレーム体29と、が備えられている。
排気浄化装置14は、その長手方向が前後方向に沿う状態でパネル体28の下方でエンジンEの上方に配置されている。排気浄化装置14は、エンジンEの上部に載置支持されている。排気浄化装置14は、前後のステー30を介してエンジンEの上部に連結され、かつ、エンジンEに対して着脱可能に構成されている。ステー30は、排気浄化装置14の下部にボルト固定され、かつ、エンジンEの上部にボルト固定されている。
排気管15には、排気浄化装置14の排気出口部14bに接続される接続管部32と、接続管部32から後上方に向かって延び出る本体管部33と、が備えられている。接続管部32は、排気浄化装置14の排気出口部14bにボルト固定されている。排気管15には、排気ガスの温度を低減するべく、排気管15の内部に外気を導入する外気導入部15aが備えられている。
フレーム体29には、上部フレーム35と、下部フレーム36と、側板37と、縦フレーム38と、が備えられている。フレーム体29の前端部は、前支柱39に支持されている。フレーム体29の後端部は、後支柱40に支持されている。フレーム体29の前後中間部は、中支柱41に支持されている。前支柱39、後支柱40及び中支柱41は、機体フレーム2に立設されている。フレーム体29の内部において、排気浄化装置14の前方には、フレーム体29の内部を前後に仕切る仕切壁42が設けられている。上部フレーム35には、パネル体28を載置支持する天板部35aと、天板部35aの左縁部から垂れ下がる縦壁部35bと、が備えられている。
下部フレーム36は、前支柱39と後支柱40とに亘って側面視で前後方向に沿って延びている。下部フレーム36は、上部フレーム35よりも下側の高さ位置(具体的には、排気浄化装置14の下端よりも下側の高さ位置)において、上部フレーム35に対して上下方向に間隔をあけて配置されている。
側板37は、フレーム体29のうち左右方向でフィーダ9側の側部(左側部)に設けられている。側板37は、上下方向で上部フレーム35と下部フレーム36とに亘っており、かつ、前後方向で下部フレーム36の前端部と下部フレーム36の後端部とに亘っている。側板37は、上部フレーム35及び下部フレーム36に対して着脱可能に構成されている。
縦フレーム38は、側板37の左側面に沿う状態で設けられている。縦フレーム38は、上部フレーム35と下部フレーム36とに亘って上下方向に沿って延びている。縦フレーム38は、上部フレーム35及び下部フレーム36に対して着脱可能に構成されている。縦フレーム38は、前側板部44の後縁部に対して左側から重ね合わされた状態で上部フレーム35及び下部フレーム36にボルト固定されている。
接続管部32のうち後側板部45の挿通部45aに挿通されている部分(接続管部32)を覆う排気管カバー部材50が設けられている。排気管カバー部材50は、接続管部32に対応する高さ位置とステップ16の前端部に対応する高さ位置とに亘る程度の高さを有している。排気管カバー部材50は、ステップ16の前端部の下方に入り込んでいる。排気管カバー部材50には、前下がりに傾斜する傾斜面部50aが備えられている。排気管カバー部材50は、運転部12の後壁12aに前側から取り付けられ、かつ、後側板部45に左右方向でフィーダ9側(左側)から取り付けられ、かつ、運転部12の後壁12a及び後側板部45に対して着脱可能に構成されている。
天板部35aの上面から左方に向かって延び出るカバー部材53が設けられている。カバー部材53は、パネル体28に対して左側の隣り合う位置に設けられている。カバー部材53は、パネル体28の前端部とパネル体28の後端部とに亘る程度の前後長さを有している。カバー部材53は、排気管カバー部材50及びステップ16と平面視で重複する位置まで後方に向かって延びている。カバー部材53の内側面には、吸音材(図示省略)が貼り付けられている。カバー部材53は、上部フレーム35及び後側板部45に左側から取り付けられ、かつ、ステップ16に対して上側から取り付けられ、かつ、上部フレーム35、後側板部45及びステップ16に対して着脱可能に構成されている。
フレーム体29の左側部には、作業灯56が設けられている。作業灯56は、ステー57を介してフレーム体29の左側部に支持されている。ステー57は、上部フレーム35及び前側板部44に左側から取り付けられ、かつ、上部フレーム35及び前側板部44に対して着脱可能に構成されている。ステー57は、縦壁部35bにボルト46、58、59によって固定され、かつ、前側板部44にボルト46によって固定されている。ボルト46は、ステー57を前側板部44と共に縦壁部35bに固定している。前側板部44の上縁部のうちボルト59に対応する部分には、上方に向かって開口する切り欠き部44aが形成されている。これにより、ボルト59を抜かなくても、前側板部44を取り外すことができる。
図7及び図8に示すように、フレーム体29のうち左右方向でフィーダ9側の側部(左側部)には、開口Oが形成されている。側板37(前側板部44、後側板部45)、縦フレーム38、排気管カバー部材50及びカバー部材53を取り外すことにより、開口Oが現れることになる。排気浄化装置14のメンテナンスを行う際に、フレーム体29の左側部の左方から、開口Oを通して排気浄化装置14を着脱することができる。
(1)上記実施形態では、開口Oは、上部フレーム35と下部フレーム36とを上下方向に離間させることで形成された隙間によって構成されている。しかし、開口Oは、上記実施形態に係る構成に限定されるものではない。例えば、開口Oは、側板37に形成された開口によって構成されていてもよい。
9 フィーダ(搬送装置)
12 運転部
13 原動部
14 排気浄化装置
15 排気管
17 運転座席
20 サイドパネル
28 パネル体
29 フレーム体
35 上部フレーム
36 下部フレーム
36a クランク部分
37 側板
38 縦フレーム
45a 挿通部
50 排気管カバー部材
53 カバー部材
56 作業灯
57 ステー
E エンジン
O 開口
S 載置面
Claims (7)
- 刈取穀稈を脱穀装置に向けて搬送する搬送装置と、
前記搬送装置の左右方向側方に設けられ、運転座席と、前記運転座席に対して左右方向で前記搬送装置側の側方に設けられるサイドパネルと、を有する運転部と、
前記運転部の下方に設けられ、エンジンと、前記エンジンの排気ガスを浄化処理する排気浄化装置と、を有する原動部と、が備えられている収穫機であって、
前記サイドパネルに、前記サイドパネルの上部に設けられるパネル体と、前記パネル体を支持するフレーム体と、が備えられ、
前記排気浄化装置は、前記パネル体の下方で前記エンジンの上方に配置され、
前記フレーム体のうち左右方向で前記搬送装置側の側部に、開口が形成され、
前記開口を通して前記排気浄化装置を着脱可能に構成されている収穫機。 - 前記フレーム体に、上部フレームと、下部フレームと、が備えられ、
前記開口は、前記上部フレームと前記下部フレームとを上下方向に離間させることで形成された隙間によって構成されている請求項1に記載の収穫機。 - 前記下部フレームは、平面視で前記下部フレームの前部が前記排気浄化装置の前方に入り込むようにクランクする形状に形成され、
前記下部フレームのクランク部分の上面に、前記排気浄化装置を着脱する際に前記排気浄化装置を載置可能な載置面が形成されている請求項2に記載の収穫機。 - 前記フレーム体に、前記フレーム体の前記側部に設けられ、前記上部フレームと前記下部フレームとに亘る側板と、前記側板に沿う状態で設けられ、前記上部フレームと前記下部フレームとに亘って上下方向に沿って延びる縦フレームと、が備えられ、
前記側板及び前記縦フレームは、前記上部フレーム及び前記下部フレームに対して着脱可能に構成されている請求項2又は3に記載の収穫機。 - 前記側板に、前記排気浄化装置から延び出る排気管が挿通される挿通部が形成され、
前記排気管のうち前記挿通部に挿通されている部分を覆う排気管カバー部材が備えられ、
前記排気管カバー部材は、前記側板に左右方向で前記搬送装置側から取り付けられ、かつ、前記側板に対して着脱可能に構成されている請求項4に記載の収穫機。 - 前記サイドパネルの上部から左右方向で前記搬送装置側の側方に向かって延び出るカバー部材が備えられ、
前記カバー部材は、前記側板に左右方向で前記搬送装置側から取り付けられ、かつ、前記側板に対して着脱可能に構成されている請求項4又は5に記載の収穫機。 - 前記フレーム体の前記側部に、作業灯が設けられ、
前記作業灯を支持するステーが、前記側板に左右方向で前記搬送装置側から取り付けられ、かつ、前記側板に対して着脱可能に構成されている請求項4から6の何れか一項に記載の収穫機。
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2019
- 2019-05-31 JP JP2019102494A patent/JP7190969B2/ja active Active
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