JP7317620B2 - コンバイン - Google Patents

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本発明は、エンジンを備えるコンバインに関する。
上記のようなコンバインとして、例えば、特許文献1に記載のものが既に知られている。このコンバインは、圃場の植立穀稈を刈り取る刈取部(特許文献1では「刈取搬送部」)と、刈取部により刈り取られた刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、脱穀装置によって脱穀された穀粒を貯留する穀粒タンクと、を備えている。
また、このコンバインは、機体右前部に運転部を備えている。そして、エンジンは、運転部の下方に配置されている。
特開2017-51168号公報
このコンバインにおいて、エンジンを、脱穀装置の上方に配置することが考えられる。これにより、エンジンが、脱穀装置によって安定的に支持される。
ここで、エンジンが露出した状態であると、エンジンに塵埃が堆積する事態が想定される。そのため、エンジンを上側、前側、後側、左側、右側から覆うカバーを設けることが考えられる。
しかしながら、このようなカバーでエンジンが覆われている構成では、作業者は、エンジンにアクセスしにくい。そのため、エンジンのメンテナンス作業に比較的多くの労力を要することとなりがちである。
本発明の目的は、エンジンのメンテナンス作業が容易であると共に、エンジンに塵埃が堆積しにくいコンバインを提供することである。
本発明の特徴は、圃場の植立穀稈を刈り取る刈取部と、前記刈取部により刈り取られた刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、前記脱穀装置の上方に位置すると共に、前記脱穀装置によって脱穀された穀粒を貯留する穀粒タンクと、前記脱穀装置の上方に位置すると共に、前記穀粒タンクの後方に位置するエンジンと、前記エンジンの機体左右方向一方側外方に位置すると共に、前記エンジンから排出される排気を処理する排気処理装置と、前記排気処理装置を機体左右方向一方側から覆う排気カバーと、前記エンジンの機体左右方向他方側外方に位置するラジエータと、前記エンジンの機体左右方向他方側外方に位置すると共に、前記ラジエータを冷却する冷却ファンと、前記ラジエータ及び前記冷却ファンを機体左右方向他方側から覆うと共に、前記ラジエータ及び前記冷却ファンへの塵の侵入を防ぐ防塵カバーと、前記エンジンを囲むボンネットと、を備え、前記ボンネットは、前記エンジンの上方に位置する天板を有しており、前記穀粒タンクと前記エンジンとは、互いに前後に隣り合う状態で配置されており、前記ボンネットの後端部に、前記ボンネットの内外を連通させる後開口部が設けられており、前記後開口部を覆う部材が設けられていないことにある。
本発明であれば、作業者は、後開口部を通して、エンジンにアクセスできる。そのため、エンジンのメンテナンス作業が容易である。
しかも、本発明であれば、エンジンの上方は天板によって覆われる。また、エンジンの前方は穀粒タンクによって覆われる。また、エンジンの左方及び右方は、排気カバー及び防塵カバーによって覆われる。
また、コンバインが走行しているとき、空気中に浮遊する塵埃は、エンジンに対して相対的に後側へ移動していくこととなる。そのため、塵埃は、後開口部からボンネット内へ侵入しにくい。
従って、本発明であれば、エンジンに塵埃が堆積しにくい。
即ち、本発明であれば、エンジンのメンテナンス作業が容易であると共に、エンジンに塵埃が堆積しにくいコンバインを実現できる。
さらに、本発明において、前記エンジンよりも後側に位置すると共に、作業者が足場として利用可能なデッキを備え、前記エンジンと前記デッキとは、平面視において互いに前後に隣り合う状態で配置されており、前記天板は、前記ボンネットの上部を開放する開放状態と、前記ボンネットの上部を閉鎖する閉鎖状態と、の間で状態変更可能に構成されていると好適である。
この構成によれば、作業者は、デッキを足場として利用して、ボンネットの近傍に安定的に立つことができる。しかも、この構成によれば、作業者は、天板を開放状態とすることにより、ボンネットの上部からエンジンにアクセスできる。従って、この構成によれば、エンジンのメンテナンス作業が容易となる。
さらに、本発明において、前記ボンネットは、前記天板を支持する基部を有しており、前記天板の前端部は、機体左右方向に沿う第1揺動軸芯周りに揺動可能な状態で、前記基部に支持されており、前記天板は、前記第1揺動軸芯周りに揺動することにより、前記開放状態と、前記閉鎖状態と、の間で状態変更可能に構成されており、前記天板を前記開放状態で維持する維持機構を備えると好適である。
この構成によれば、天板を揺動させるだけで、容易に、天板を開放状態と閉鎖状態との間で状態変更することができる。しかも、この構成によれば、維持機構により、天板を開放状態で維持できる。そのため、エンジンのメンテナンス作業の際、作業者は、自身の手で天板を支える必要がない。これにより、エンジンのメンテナンス作業が容易となる。
さらに、本発明において、前記ボンネットは、前記天板を支持すると共に前記エンジンを囲むフレーム体を有しており、前記フレーム体は、前記フレーム体の上部における後端部に位置すると共に、機体左右方向に延びる第1フレームを含んでおり、前記第1フレームは着脱可能であると好適である。
この構成によれば、第1フレームを取り外すことにより、作業者は、エンジンにアクセスしやすくなる。これにより、エンジンのメンテナンス作業が容易となる。
さらに、本発明において、前記ボンネットは、前記天板を支持すると共に前記エンジンを囲むフレーム体を有しており、前記フレーム体は、前記排気処理装置の上方に位置する第2フレームを含んでおり、前記第2フレームは着脱可能であると好適である。
この構成によれば、排気処理装置をエンジンに組み付ける際、第2フレームを取り外した状態で、組み付け作業を行うことができる。そのため、排気処理装置の組み付け作業が第2フレームによって妨げられる事態を回避できる。
本発明の別の特徴は、圃場の植立穀稈を刈り取る刈取部と、前記刈取部により刈り取られた刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、前記脱穀装置の上方に位置すると共に、前記脱穀装置によって脱穀された穀粒を貯留する穀粒タンクと、前記脱穀装置の上方に位置すると共に、前記穀粒タンクの後方に位置するエンジンと、前記エンジンの機体左右方向一方側外方に位置すると共に、前記エンジンから排出される排気を処理する排気処理装置と、前記排気処理装置を機体左右方向一方側から覆う排気カバーと、前記エンジンの機体左右方向他方側外方に位置するラジエータと、前記エンジンの機体左右方向他方側外方に位置すると共に、前記ラジエータを冷却する冷却ファンと、前記ラジエータ及び前記冷却ファンを機体左右方向他方側から覆うと共に、前記ラジエータ及び前記冷却ファンへの塵の侵入を防ぐ防塵カバーと、前記エンジンを囲むボンネットと、を備え、前記ボンネットは、前記エンジンの上方に位置する天板を有しており、前記穀粒タンクと前記エンジンとは、互いに前後に隣り合う状態で配置されており、前記ボンネットの後端部に、前記ボンネットの内外を連通させる後開口部が設けられており、前記エンジンの出力軸であると共に、機体左右方向に延びるエンジン出力軸と、前記エンジン出力軸から動力を取り出す伝達機構と、を備え、前記エンジン出力軸は、前記エンジンから前記排気カバー側へ向かって延びており、前記伝達機構の少なくとも一部は、前記エンジンと、前記排気カバーと、に挟まれる位置に配置されており、前記排気カバーは、前記排気カバーの下部に位置する開閉部と、前記開閉部を支持する本体部と、を有しており、前記開閉部の上端部は、機体前後方向に沿う第2揺動軸芯周りに揺動可能な状態で、前記本体部に支持されていることにある
この構成によれば、開閉部を、伝達機構から離れる方向へ揺動させることにより、作業者は、伝達機構にアクセスしやすくなる。これにより、伝達機構のメンテナンス作業が容易となる。
本発明の別の特徴は、圃場の植立穀稈を刈り取る刈取部と、前記刈取部により刈り取られた刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、前記脱穀装置の上方に位置すると共に、前記脱穀装置によって脱穀された穀粒を貯留する穀粒タンクと、前記脱穀装置の上方に位置すると共に、前記穀粒タンクの後方に位置するエンジンと、前記エンジンの機体左右方向一方側外方に位置すると共に、前記エンジンから排出される排気を処理する排気処理装置と、前記排気処理装置を機体左右方向一方側から覆う排気カバーと、前記エンジンの機体左右方向他方側外方に位置するラジエータと、前記エンジンの機体左右方向他方側外方に位置すると共に、前記ラジエータを冷却する冷却ファンと、前記ラジエータ及び前記冷却ファンを機体左右方向他方側から覆うと共に、前記ラジエータ及び前記冷却ファンへの塵の侵入を防ぐ防塵カバーと、前記エンジンを囲むボンネットと、を備え、前記ボンネットは、前記エンジンの上方に位置する天板を有しており、前記穀粒タンクと前記エンジンとは、互いに前後に隣り合う状態で配置されており、前記ボンネットの後端部に、前記ボンネットの内外を連通させる後開口部が設けられており、前記エンジンに接続すると共に、前記エンジンへ空気を供給する吸気部を備え、前記吸気部は、前記後開口部を通過する状態で配置されており、前記吸気部は、前記ボンネットよりも後側に位置するエアクリーナを有していることにある
この構成によれば、エアクリーナは、ボンネットの外側に配置されることとなる。そのため、エアクリーナがボンネットの内側に配置される場合に比べて、ボンネットのサイズを小さくしやすい。その結果、機体がコンパクトになりやすい。
さらに、本発明において、前記ボンネットの前端部に、前記ボンネットの内外を連通させる前開口部が設けられていると好適である。
この構成によれば、ボンネットは、前開口部及び後開口部を有することとなる。これにより、ボンネット内に熱気がこもりにくい。その結果、エンジンの冷却性が良好となる。
コンバインの左側面図である。 コンバインの平面図である。 ボンネット等の構成を示す背面図である。 ボンネット等の構成を示す平面図である。 排気カバー等の構成を示す縦断背面図である。 排気カバー等の構成を示す左側面図である。 ボンネット等の構成を示す分解斜視図である。 ボンネット等の構成を示す斜視図である。 天板等の構成を示す縦断右側面図である。 ボンネット等の構成を示す右側面図である。 ボンネット等の構成を示す正面図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。尚、以下の説明においては、特に断りがない限り、図1、図2、図4、図6から図10に示す矢印Fの方向を「前」、矢印Bの方向を「後」として、図2から図5、図7、図8、図11に示す矢印Lの方向を「左」、矢印Rの方向を「右」とする。また、図1、図3、図5から図11に示す矢印Uの方向を「上」、矢印Dの方向を「下」とする。
〔コンバインの全体構成〕
図1及び図2に示すように、普通型のコンバインAに、刈取搬送部1と、キャビン2と、運転部3と、脱穀装置4と、穀粒タンク5と、エンジン6と、左右の前車輪8と、左右の後車輪9と、が備えられている。
刈取搬送部1は圃場の農作物を刈り取って後方に搬送する。農作物は、例えば稲等の植立穀稈であるが、大豆やトウモロコシ等であっても良い。運転部3はキャビン2に覆われている。脱穀装置4は、刈取搬送部1によって刈り取られた収穫物を脱穀処理する。収穫物は、例えば刈取穀稈である。
穀粒タンク5は、脱穀装置4によって脱穀された穀粒を貯留する。後車輪9は操向操作可能に構成されている。前車輪8は操向不能に構成され、且つ、エンジン6の動力によって回転駆動される。穀粒タンク5の機体左方にスクリューコンベア式の穀粒排出装置18が備えられ、穀粒排出装置18は穀粒タンク5に貯留された穀粒を機体外部に搬送する。
刈取搬送部1は、刈取部11と、フィーダ12と、を備えている。刈取部11は、圃場の植立穀稈を刈り取り、刈り取った穀稈を刈幅方向の中央部に寄せ集める。フィーダ12は、刈り取られて中央に寄せ集められた穀稈を機体後方の脱穀装置4に向けて搬送する。そして、脱穀装置4は、フィーダ12により搬送された刈取穀稈を脱穀処理する。即ち、脱穀装置4は、刈取部11により刈り取られた刈取穀稈を脱穀処理する。
脱穀装置4は、機体左右中央位置にあり、脱穀装置4の上方における機体前側に穀粒タンク5が位置し、脱穀装置4の上方における機体後側にエンジン6が位置する。つまり、脱穀装置4と穀粒タンク5とが上下に並んで備えられ、穀粒タンク5とエンジン6とが前後に並んで備えられている。
即ち、穀粒タンク5及びエンジン6は、何れも、脱穀装置4の上方に位置している。また、エンジン6は、穀粒タンク5の後方に位置している。また、穀粒タンク5とエンジン6とは、互いに前後に隣り合う状態で配置されている。
また、脱穀装置4は、エンジンフレームEF(図6参照)を有している。エンジンフレームEFは、脱穀装置4の上部に位置している。そして、エンジン6は、エンジンフレームEFに支持されている。即ち、エンジン6は、脱穀装置4の上部に支持されている。
脱穀装置4の左右両側における外方側が外装カバー17によって覆われている。穀粒タンク5は側面視において下窄まり状に形成されている。
図1に示されるように、機体下部には、機体前後方向に延びる左右の主フレーム20が備えられている。左右の前車輪8及び左右の後車輪9は、左右の主フレーム20夫々の機体左右方向外方側に位置する状態で備えられ、左右の主フレーム20は左右の前車輪8及び左右の後車輪9に支持されている。
また、図1及び図2に示すように、コンバインAは、デッキ10、梯子13、下側デッキ80を備えている。デッキ10、梯子13、下側デッキ80は、何れも、コンバインAの後部に設けられている。
デッキ10は、エンジン6よりも後側に位置している。また、図2に示すように、エンジン6とデッキ10とは、平面視において互いに前後に隣り合う状態で配置されている。そして、デッキ10は、作業者が足場として利用可能である。
また、下側デッキ80は、デッキ10よりも右側に設けられている。また、下側デッキ80は、平面視においてデッキ10と隣り合っている。そして、下側デッキ80は、デッキ10よりも低い位置に設けられている(図7参照)。また、下側デッキ80は、作業者が足場として利用可能である。
図1及び図2に示すように、梯子13は、上下に延びている。作業者は、梯子13を登ることにより、下側デッキ80に登ることができる。また、作業者は、下側デッキ80から、デッキ10に登ることができる。
また、図4に示すように、デッキ10は、手すり10aを有している。手すり10aは、デッキ10の後端部と左端部とに亘って設けられている。作業者は、デッキ10への昇降の際、手すり10aを把持し、体の姿勢を安定させることができる。
また、下側デッキ80は、下側手すり80aを有している。下側手すり80aは、下側デッキ80の右端部に設けられている。作業者は、下側デッキ80への昇降の際、下側手すり80aを把持し、体の姿勢を安定させることができる。
また、図3及び図4に示すように、コンバインAは、4つのブラケット14及び4つの防振支持具15を備えている。各ブラケット14は、それぞれ、エンジン6の下部における右前部、左前部、右後部、左後部に取り付けられている。そして、各ブラケット14は、各防振支持具15を介して、エンジンフレームEFに支持されている。
即ち、エンジン6は、各ブラケット14及び各防振支持具15を介して、エンジンフレームEFに支持されている。
〔排気部の構成〕
図3及び図4に示すように、エンジン6は、排気部30を備えている。排気部30は、エンジン6に接続している。そして、排気部30は、エンジン6から排出される排気を、処理して排出する。
詳述すると、排気部30は、第1排気管31、第2排気管32、排気処理装置33を有している。図4に示すように、第1排気管31は、機体左右方向に延びている。また、排気処理装置33は、排気処理装置33の長手方向が機体前後方向に沿う状態で配置されている。また、排気処理装置33は、エンジン6の機体左右方向一方側外方に位置している。より具体的には、排気処理装置33は、エンジン6の左側外方に位置している。
そして、第1排気管31の右端部は、エンジン6に接続している。また、第1排気管31の左端部は、排気処理装置33の後端部に接続している。
また、第2排気管32の右端部は、排気処理装置33の前端部に接続している。そして、第2排気管32は、排気処理装置33の前端部から、後側へ向かって延びている。
エンジン6から排出された排気は、第1排気管31を通って、排気処理装置33へ到達する。そして、排気処理装置33は、排気を処理する。より具体的には、排気処理装置33は、DPF(図示せず)を有している。そして、排気処理装置33は、DPFによって、排気に含まれる粒子状物質を低減する。尚、「DPF」はディーゼルパティキュレートフィルタの略称である。
このように、コンバインAは、エンジン6よりも左側に位置すると共に、エンジン6から排出される排気を処理する排気処理装置33を備えている。
排気処理装置33によって処理された排気は、第2排気管32を通って、第2排気管32の後端における開口から排出される。
〔エンジン出力軸に関する構成〕
図5及び図6に示すように、コンバインAは、エンジン出力軸35及び伝達機構Gを備えている。エンジン出力軸35は、エンジン6の出力軸である。また、エンジン出力軸35は、機体左右方向に延びている。また、エンジン出力軸35は、エンジン6から機体左側方に向けて突出する。
伝達機構Gは、第1回転体21、第2回転体22、第1無端回動体23、第2無端回動体24を有している。
第1回転体21及び第2回転体22は、エンジン出力軸35に取り付けられている。第1回転体21は、第2回転体22に対してエンジン6側に配置されている。そして、第1回転体21及び第2回転体22は、エンジン出力軸35と一体的に回転する。
第1無端回動体23は、第1回転体21に巻回されている。また、第1無端回動体23は、第1回転体21から受け取った動力を、脱穀装置4へ伝達するように構成されている。
この構成により、エンジン6からの動力は、エンジン出力軸35、第1回転体21、第1無端回動体23を介して、脱穀装置4に伝達される。これにより、脱穀装置4が駆動される。
また、第2無端回動体24は、第2回転体22に巻回されている。また、第2無端回動体24は、第2回転体22から受け取った動力を、前車輪8へ伝達するように構成されている。
この構成により、エンジン6からの動力は、エンジン出力軸35、第2回転体22、第2無端回動体24を介して、前車輪8に伝達される。これにより、前車輪8が駆動される。
即ち、伝達機構Gは、エンジン出力軸35から動力を取り出す。
〔排気カバーに関する構成〕
図3、図5、図6に示すように、コンバインAは、排気カバー40を備えている。排気カバー40は、排気処理装置33を機体左右方向一方側から覆っている。より具体的には、排気カバー40は、排気処理装置33を左側から覆っている。
そして、排気カバー40は、エンジン6の機体左右方向一方側外方に配置されている。より具体的には、排気カバー40は、エンジン6の左側外方に配置されている。
また、エンジン出力軸35は、エンジン6から排気カバー40側へ向かって延びている。
また、伝達機構Gの少なくとも一部は、エンジン6と、排気カバー40と、に挟まれる位置に配置されている。より具体的には、第1回転体21及び第2回転体22は、エンジン6と、排気カバー40と、に挟まれる位置に配置されている。また、第1無端回動体23のうち、第1回転体21に接している部分は、エンジン6と、排気カバー40と、に挟まれる位置に配置されている。また、第2無端回動体24のうち、第2回転体22に接している部分は、エンジン6と、排気カバー40と、に挟まれる位置に配置されている。
〔防塵カバーに関する構成〕
図3及び図4に示すように、コンバインAは、冷却装置36(本発明に係る「ラジエータ」に相当)、冷却ファン37、防塵カバー38を備えている。
冷却装置36及び冷却ファン37は、何れも、エンジン6の機体左右方向他方側外方に位置している。より具体的には、冷却装置36及び冷却ファン37は、何れも、エンジン6の右側外方に位置している。尚、冷却装置36は、冷却ファン37よりも右側に配置されている。
また、防塵カバー38は、冷却装置36及び冷却ファン37を機体左右方向他方側から覆っている。より具体的には、防塵カバー38は、冷却装置36及び冷却ファン37を右側から覆っている。
そして、防塵カバー38は、エンジン6の機体左右方向他方側外方に配置されている。より具体的には、防塵カバー38は、エンジン6の右側外方に配置されている。
また、エンジン6の冷却水が流れる冷却経路(図示せず)は、冷却装置36を通過するように構成されている。そして、冷却ファン37は、冷却風によって、冷却装置36を冷却する。これにより、エンジン6の冷却水は、冷却装置36において冷却される。
冷却風について詳述すると、冷却ファン37は、機体左右方向における外側から内側へ向かって冷却風を生じさせるように駆動する。即ち、冷却ファン37により生じる冷却風は、右側から左側へ向かって流れる。
ここで、防塵カバー38は、この冷却風を通過させると共に、フィルタによって塵の侵入を防ぐように構成されている。即ち、防塵カバー38は、冷却装置36及び冷却ファン37への塵の侵入を防ぐ。
この構成により、冷却ファン37が駆動すると、防塵カバー38の外側の空気が、防塵カバー38の内側へ吸い込まれる。そして、吸い込まれた空気は、冷却風として、冷却装置36を通過する。これにより、冷却装置36が冷却される。
〔ボンネットの構成〕
図3、図4、図7、図8に示すように、コンバインAは、ボンネット50を備えている。ボンネット50は、フレーム体51(本発明に係る「基部」に相当)及び天板52を有している。
フレーム体51は、天板52を支持すると共に、エンジン6を囲んでいる。即ち、ボンネット50は、エンジン6を囲んでいる。
図3、図8、図9に示すように、天板52は、エンジン6の上方に位置している。また、天板52の前端部は、機体左右方向に沿う第1揺動軸芯P1周りに揺動可能な状態で、フレーム体51に支持されている。そして、天板52は、第1揺動軸芯P1周りに揺動することにより、開放状態と、閉鎖状態と、の間で状態変更可能に構成されている。
尚、開放状態とは、ボンネット50の上部を開放する状態である。また、閉鎖状態とはボンネット50の上部を閉鎖する状態である。
図8においては、開放状態の天板52が示されている。また、図9においては、開放状態の天板52が仮想線で示されている。また、図9においては、閉鎖状態の天板52が実線で示されている。
図8及び図9に示すように、開放状態の天板52は、後上がりに傾斜している。また、閉鎖状態の天板52は、水平姿勢である。
また、ボンネット50は、維持機構53を有している。維持機構53は、支持棒53a及び係合孔53bを含んでいる。
支持棒53aの一端部は、天板52に、揺動可能な状態で連結されている。また、係合孔53bは、フレーム体51に形成されている。そして、支持棒53aの他端部は、係合孔53bに係合可能に構成されている。
天板52が開放状態であるときに、作業者が、支持棒53aの他端部を係合孔53bに係合させると、天板52は、支持棒53aによって支持された状態となる。これにより、天板52は、開放状態で維持される。
即ち、維持機構53は、天板52を開放状態で維持する。
また、作業者が、支持棒53aの他端部を係合孔53bから外すと、天板52は、支持棒53aによって支持されない状態となる。そして、天板52を下側へ揺動させることにより、天板52は閉鎖状態となる。
尚、支持棒53aは、天板52に沿う姿勢で格納することができるように構成されている。
また、図3及び図9に示すように、天板52の後端部は、複数の蝶ボルトb3によって、フレーム体51に締結されている。作業者が、各蝶ボルトb3を取り外すと、天板52は、第1揺動軸芯P1周りに揺動可能な状態となる。
図3、図4、図7、図8に示すように、フレーム体51は、第1フレーム1f、第2フレーム2f、第3フレーム3f、第4フレーム4f、第5フレーム5f、第6フレーム6f、第7フレーム7f、第8フレーム8f、第9フレーム9f、第10フレーム10f、第11フレーム11f、第12フレーム12fを含んでいる。
第1フレーム1fは、フレーム体51の上部における後端部に位置している。また、第1フレーム1fは、機体左右方向に延びている。
第3フレーム3fは、フレーム体51の上部における前端部に位置している。また、第3フレーム3fは、機体左右方向に延びている。
第2フレーム2fは、フレーム体51の上部における左端部に位置している。また、第2フレーム2fは、排気処理装置33の上方に位置している。また、第2フレーム2fは、機体前後方向に延びている。そして、第2フレーム2fは、第1フレーム1fの左端部と第3フレーム3fの左端部とに亘る状態で設けられている。
第4フレーム4fは、フレーム体51の上部における右端部に位置している。また、第4フレーム4fは、機体前後方向に延びている。そして、第4フレーム4fは、第1フレーム1fの右端部と第3フレーム3fの右端部とに亘る状態で設けられている。
第5フレーム5fは、フレーム体51の後部における左端部に位置している。また、第5フレーム5fは、機体上下方向に延びている。そして、第5フレーム5fの下端部は、デッキ10に固定されている。
第6フレーム6f及び第10フレーム10fは、フレーム体51の前部に位置している。また、第6フレーム6fは、機体上下方向に延びている。また、第10フレーム10fは、機体左右方向に延びると共に、第3フレーム3fの下方に位置している。また、第10フレーム10fは、エンジンフレームEFの上方に位置している。そして、第6フレーム6fは、第3フレーム3fと第10フレーム10fとに亘る状態で設けられている。
第7フレーム7fは、フレーム体51の前部における下部に位置している。また、第7フレーム7fは、機体上下方向に延びている。第7フレーム7fの下端部は、エンジンフレームEFに固定されている。そして、第7フレーム7fは、エンジンフレームEFと第10フレーム10fとに亘る状態で設けられている。
尚、第7フレーム7fは、第6フレーム6fよりも左側に位置している。
第8フレーム8fは、フレーム体51の前部における右端部に位置している。また、第8フレーム8fは、機体上下方向に延びると共に、第6フレーム6f及び第7フレーム7fの右方に位置している。第8フレーム8fの下端部は、エンジンフレームEFに固定されている。そして、第8フレーム8fは、エンジンフレームEFと第3フレーム3fとに亘る状態で設けられている。
第9フレーム9fは、フレーム体51の後部における右端部に位置している。また、第9フレーム9fは、機体上下方向に延びると共に、第8フレーム8fの後方に位置している。そして、第9フレーム9fの下端部は、エンジンフレームEFに固定されている。
第10フレーム10fの右端部は、第8フレーム8fに接続している。また、第10フレーム10fの左端部は、第11フレーム11fの前端部に接続している。
第11フレーム11fは、フレーム体51の左端部に位置している。また、第11フレーム11fは、機体前後方向に延びると共に、第7フレーム7f及び第5フレーム5fよりも左側に位置している。そして、第11フレーム11fの後端部は、第12フレーム12fの左端部に接続している。
第12フレーム12fは、フレーム体51の後部に位置している。また、第12フレーム12fは、機体左右方向に延びている。第12フレーム12fの右端部は、第5フレーム5fに接続している。そして、第12フレーム12fは、第5フレーム5fと第11フレーム11fとに亘る状態で設けられている。
図7に示すように、第5フレーム5fの上端部に、第1取付部61が固定されている。また、第9フレーム9fの上端部に、第2取付部62が固定されている。そして、第1フレーム1fは、複数のボルトb1により、第1取付部61及び第2取付部62に締結されている。また、複数のボルトb1を取り外すことにより、第1フレーム1fを取り外すことが可能である。
即ち、第1フレーム1fは着脱可能である。
また、第2フレーム2fは、複数のボルトb2により、第1取付部61及び第3フレーム3fに締結されている。また、複数のボルトb2を取り外すことにより、第2フレーム2fを取り外すことが可能である。
即ち、第2フレーム2fは着脱可能である。
また、図3及び図8に示すように、ボンネット50の後端部に、後開口部51aが設けられている。後開口部51aは、第1フレーム1f、第5フレーム5f、第9フレーム9fによって形成されている。そして、後開口部51aは、ボンネット50の内外を連通させる。
また、図8及び図11に示すように、ボンネット50の前端部に、前上開口部51b(本発明に係る「前開口部」に相当)、及び、前下開口部51c(本発明に係る「前開口部」に相当)が設けられている。
前上開口部51bは、第3フレーム3f、第6フレーム6f、第8フレーム8f、第10フレーム10fにより形成されている。そして、前上開口部51bは、ボンネット50の内外を連通させる。
また、前下開口部51cは、第7フレーム7f、第8フレーム8f、第10フレーム10fにより形成されている。そして、前下開口部51cは、ボンネット50の内外を連通させる。
尚、図4、図7、図8に示すように、係合孔53bは、第4フレーム4fに形成されている。
〔排気カバーの詳細な構成〕
図3から図6に示すように、排気カバー40は、本体部41と、ヒンジ42と、開閉部43と、を有している。本体部41は、前壁部41a、側壁部41b、後壁部41c、上壁部41dを含んでいる。
前壁部41aは、本体部41の前端部に位置している。また、後壁部41cは、本体部41の後端部に位置している。そして、前壁部41a及び後壁部41cは、何れも垂直姿勢の板状であり、互いに対向している。
側壁部41bは、本体部41の左端部に位置している。また、側壁部41bは、垂直姿勢の板状であり、前壁部41aの左端と後壁部41cの左端とに亘る状態で設けられている。
上壁部41dは、本体部41の上端部に位置している。また、上壁部41dは、水平姿勢の板状であり、前壁部41aの上端と後壁部41cの上端とに亘る状態で設けられている。
開閉部43は、排気カバー40の下部に位置している。そして、開閉部43の上端部は、ヒンジ42を介して、側壁部41bの下端部に支持されている。即ち、開閉部43は、本体部41に支持されている。
そして、開閉部43は、ヒンジ42によって、機体前後方向に沿う第2揺動軸芯P2周りに揺動可能である。即ち、開閉部43の上端部は、機体前後方向に沿う第2揺動軸芯P2周りに揺動可能な状態で、本体部41に支持されている。
この構成により、図5に示すように、開閉部43は、開姿勢と閉姿勢との間で姿勢変更可能である。閉姿勢の開閉部43は、右下がりに傾斜している。また、開姿勢の開閉部43は、垂直な姿勢である。
図5において、閉姿勢の開閉部43が、実線で示されている。また、開姿勢の開閉部43が、仮想線で示されている。
尚、図6に示すように、第2揺動軸芯P2は、後上がりに傾斜している。このように、本発明に係る「機体前後方向に沿う」という文言には、軸芯方向が機体前後方向に厳密に一致している状態だけではなく、軸芯方向が機体前後方向に略一致している状態も含まれる。
また、図6に示すように、開閉部43は、複数のボルトb4により、前壁部41a及び後壁部41cに締結されている。このとき、開閉部43は、閉姿勢である。
そして、作業者が、複数のボルトb4を取り外すと、開閉部43は、重力に従って垂れ下がる。これにより、開閉部43は、開姿勢となる。
〔吸気部の構成〕
図4及び図10に示すように、コンバインAは、吸気部70を備えている。吸気部70は、エンジン6に接続すると共に、エンジン6へ空気を供給する。
詳述すると、吸気部70は、第1吸気管71、第2吸気管72、第3吸気管73、清浄化装置74(本発明に係る「エアクリーナ」に相当)を備えている。
清浄化装置74は、ボンネット50よりも後側に位置している。また、図3、図4、図10に示すように、第1吸気管71の一端部は、エンジン6に接続している。また、第1吸気管71の他端部は、清浄化装置74に接続している。
第2吸気管72の一端部は、エンジン6に接続している。また、第2吸気管72の他端部は、冷却装置36の下端部に接続している。
第3吸気管73の一端部は、冷却装置36の上端部に接続している。また、第3吸気管73の他端部は、エンジン6に接続している。
本実施形態における清浄化装置74は、プレクリーナ一体型エアクリーナである。そして、清浄化装置74は、吸い込んだ空気を清浄化する。
清浄化装置74によって清浄化された空気は、第1吸気管71を通ってエンジン6へ到達し、過給機において圧縮される。圧縮された空気は、第2吸気管72を通って冷却装置36へ到達し、冷却装置36において冷却される。冷却された空気は、第3吸気管73を通ってエンジン6へ供給される。
また、図4に示すように、コンバインAは、一対の支持ステー81と、板状の装置支持部82と、を備えている。一対の支持ステー81は、防塵カバー38に支持されている。また、一対の支持ステー81は、防塵カバー38から左後方へ延びている。
装置支持部82は、一対の支持ステー81に支持されている。そして、清浄化装置74は、装置支持部82に支持されている。
尚、図2及び図4に示すように、清浄化装置74は、平面視において、下側デッキ80と重複している。
また、図4及び図10に示すように、第1吸気管71は、第5フレーム5fと第9フレーム9fとの間を通過している。また、第1吸気管71は、第1フレーム1fの下方を通過している。即ち、第1吸気管71は、後開口部51aを通過している。
このように、吸気部70は、後開口部51aを通過する状態で配置されている。
以上で説明した構成によれば、作業者は、後開口部51aを通して、エンジン6にアクセスできる。そのため、エンジン6のメンテナンス作業が容易である。
しかも、以上で説明した構成であれば、エンジン6の上方は天板52によって覆われる。また、エンジン6の前方は穀粒タンク5によって覆われる。また、エンジン6の左方及び右方は、排気カバー40及び防塵カバー38によって覆われる。
また、コンバインAが走行しているとき、空気中に浮遊する塵埃は、エンジン6に対して相対的に後側へ移動していくこととなる。そのため、塵埃は、後開口部51aからボンネット50内へ侵入しにくい。
従って、以上で説明した構成であれば、エンジン6に塵埃が堆積しにくい。
即ち、以上で説明した構成であれば、エンジン6のメンテナンス作業が容易であると共に、エンジン6に塵埃が堆積しにくいコンバインAを実現できる。
尚、以上に記載した実施形態は一例に過ぎないのであり、本発明はこれに限定されるものではなく、適宜変更が可能である。
〔その他の実施形態〕
(1)天板52は、取り外し可能に構成されていても良い。この場合、天板52が取り外されることにより、ボンネット50の上部は開放されることとなる。即ち、天板52は、取り外されることにより、本発明に係る「開放状態」に相当する状態となる。
(2)フレーム体51に代えて、前壁、左壁、右壁を有するカバーが設けられていても良い。この場合、カバーは本発明に係る「基部」に相当する。
(3)天板52は、開放状態に状態変更できないように構成されていても良い。
(4)天板52の左端部または右端部が、機体前後方向に沿う揺動軸芯周りに揺動可能な状態で、フレーム体51に支持されていても良い。
(5)一部または全ての部材の配置が、左右方向に反転していても良い。
本発明は、普通型コンバインだけでなく、自脱型コンバインにも利用可能である。また、本発明は、ホイール型のコンバインだけではなく、クローラ型またはセミクローラ型のコンバインにも利用可能である。
1f 第1フレーム
2f 第2フレーム
4 脱穀装置
5 穀粒タンク
6 エンジン
10 デッキ
11 刈取部
33 排気処理装置
35 エンジン出力軸
36 冷却装置(ラジエータ)
37 冷却ファン
38 防塵カバー
40 排気カバー
41 本体部
43 開閉部
50 ボンネット
51 フレーム体(基部)
51a 後開口部
51b 前上開口部(前開口部)
51c 前下開口部(前開口部)
52 天板
53 維持機構
70 吸気部
74 清浄化装置(エアクリーナ)
A コンバイン
G 伝達機構
P1 第1揺動軸芯
P2 第2揺動軸芯

Claims (8)

  1. 圃場の植立穀稈を刈り取る刈取部と、
    前記刈取部により刈り取られた刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、
    前記脱穀装置の上方に位置すると共に、前記脱穀装置によって脱穀された穀粒を貯留する穀粒タンクと、
    前記脱穀装置の上方に位置すると共に、前記穀粒タンクの後方に位置するエンジンと、
    前記エンジンの機体左右方向一方側外方に位置すると共に、前記エンジンから排出される排気を処理する排気処理装置と、
    前記排気処理装置を機体左右方向一方側から覆う排気カバーと、
    前記エンジンの機体左右方向他方側外方に位置するラジエータと、
    前記エンジンの機体左右方向他方側外方に位置すると共に、前記ラジエータを冷却する冷却ファンと、
    前記ラジエータ及び前記冷却ファンを機体左右方向他方側から覆うと共に、前記ラジエータ及び前記冷却ファンへの塵の侵入を防ぐ防塵カバーと、
    前記エンジンを囲むボンネットと、を備え、
    前記ボンネットは、前記エンジンの上方に位置する天板を有しており、
    前記穀粒タンクと前記エンジンとは、互いに前後に隣り合う状態で配置されており、
    前記ボンネットの後端部に、前記ボンネットの内外を連通させる後開口部が設けられており、
    前記後開口部を覆う部材が設けられていないコンバイン。
  2. 圃場の植立穀稈を刈り取る刈取部と、
    前記刈取部により刈り取られた刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、
    前記脱穀装置の上方に位置すると共に、前記脱穀装置によって脱穀された穀粒を貯留する穀粒タンクと、
    前記脱穀装置の上方に位置すると共に、前記穀粒タンクの後方に位置するエンジンと、
    前記エンジンの機体左右方向一方側外方に位置すると共に、前記エンジンから排出される排気を処理する排気処理装置と、
    前記排気処理装置を機体左右方向一方側から覆う排気カバーと、
    前記エンジンの機体左右方向他方側外方に位置するラジエータと、
    前記エンジンの機体左右方向他方側外方に位置すると共に、前記ラジエータを冷却する冷却ファンと、
    前記ラジエータ及び前記冷却ファンを機体左右方向他方側から覆うと共に、前記ラジエータ及び前記冷却ファンへの塵の侵入を防ぐ防塵カバーと、
    前記エンジンを囲むボンネットと、を備え、
    前記ボンネットは、前記エンジンの上方に位置する天板を有しており、
    前記穀粒タンクと前記エンジンとは、互いに前後に隣り合う状態で配置されており、
    前記ボンネットの後端部に、前記ボンネットの内外を連通させる後開口部が設けられており、
    前記エンジンの出力軸であると共に、機体左右方向に延びるエンジン出力軸と、
    前記エンジン出力軸から動力を取り出す伝達機構と、を備え、
    前記エンジン出力軸は、前記エンジンから前記排気カバー側へ向かって延びており、
    前記伝達機構の少なくとも一部は、前記エンジンと、前記排気カバーと、に挟まれる位置に配置されており、
    前記排気カバーは、前記排気カバーの下部に位置する開閉部と、前記開閉部を支持する本体部と、を有しており、
    前記開閉部の上端部は、機体前後方向に沿う第2揺動軸芯周りに揺動可能な状態で、前記本体部に支持されているコンバイン。
  3. 圃場の植立穀稈を刈り取る刈取部と、
    前記刈取部により刈り取られた刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、
    前記脱穀装置の上方に位置すると共に、前記脱穀装置によって脱穀された穀粒を貯留する穀粒タンクと、
    前記脱穀装置の上方に位置すると共に、前記穀粒タンクの後方に位置するエンジンと、
    前記エンジンの機体左右方向一方側外方に位置すると共に、前記エンジンから排出される排気を処理する排気処理装置と、
    前記排気処理装置を機体左右方向一方側から覆う排気カバーと、
    前記エンジンの機体左右方向他方側外方に位置するラジエータと、
    前記エンジンの機体左右方向他方側外方に位置すると共に、前記ラジエータを冷却する冷却ファンと、
    前記ラジエータ及び前記冷却ファンを機体左右方向他方側から覆うと共に、前記ラジエータ及び前記冷却ファンへの塵の侵入を防ぐ防塵カバーと、
    前記エンジンを囲むボンネットと、を備え、
    前記ボンネットは、前記エンジンの上方に位置する天板を有しており、
    前記穀粒タンクと前記エンジンとは、互いに前後に隣り合う状態で配置されており、
    前記ボンネットの後端部に、前記ボンネットの内外を連通させる後開口部が設けられており、
    前記エンジンに接続すると共に、前記エンジンへ空気を供給する吸気部を備え、
    前記吸気部は、前記後開口部を通過する状態で配置されており、
    前記吸気部は、前記ボンネットよりも後側に位置するエアクリーナを有しているコンバイン。
  4. 前記エンジンよりも後側に位置すると共に、作業者が足場として利用可能なデッキを備え、
    前記エンジンと前記デッキとは、平面視において互いに前後に隣り合う状態で配置されており、
    前記天板は、前記ボンネットの上部を開放する開放状態と、前記ボンネットの上部を閉鎖する閉鎖状態と、の間で状態変更可能に構成されている請求項1から3の何れか一項に記載のコンバイン。
  5. 前記ボンネットは、前記天板を支持する基部を有しており、
    前記天板の前端部は、機体左右方向に沿う第1揺動軸芯周りに揺動可能な状態で、前記基部に支持されており、
    前記天板は、前記第1揺動軸芯周りに揺動することにより、前記開放状態と、前記閉鎖状態と、の間で状態変更可能に構成されており、
    前記天板を前記開放状態で維持する維持機構を備える請求項に記載のコンバイン。
  6. 前記ボンネットは、前記天板を支持すると共に前記エンジンを囲むフレーム体を有しており、
    前記フレーム体は、前記フレーム体の上部における後端部に位置すると共に、機体左右方向に延びる第1フレームを含んでおり、
    前記第1フレームは着脱可能である請求項1からの何れか一項に記載のコンバイン。
  7. 前記ボンネットは、前記天板を支持すると共に前記エンジンを囲むフレーム体を有しており、
    前記フレーム体は、前記排気処理装置の上方に位置する第2フレームを含んでおり、
    前記第2フレームは着脱可能である請求項1からの何れか一項に記載のコンバイン。
  8. 前記ボンネットの前端部に、前記ボンネットの内外を連通させる前開口部が設けられている請求項1から7の何れか一項に記載のコンバイン。
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