JP7050515B2 - コンバイン - Google Patents
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運転座席及び前記運転座席に対して機体左右方向の一方側に設けられるサイドパネルを有するとともに、前記運転座席が外部に開放された運転部と、
前記運転部の下方に設けられ、かつ、エンジン及び前記エンジンの排気を浄化処理する排気浄化装置を収容するエンジンルームと、
前記運転部の前方に設けられると共に植立穀稈を刈り取る刈取り部と、
前記刈取り部の後方に設けられると共に刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、が備えられているコンバインであって、
前記排気浄化装置は、前記サイドパネルの下方において、前記サイドパネルのうち機体左右方向の前記一方側の端よりも機体左右方向の前記一方側に突出する状態で設けられ、
前記排気浄化装置のうち突出する部分を、上方及び機体左右方向の前記一方側から覆うカバーが備えられていることにある。
前記カバーは、前記カバーの前端が前記排気浄化装置の前端よりも前側に位置し、かつ、前記カバーの後端が前記排気浄化装置の後端よりも後側に位置するように、機体前後方向に延びていると好適である。
前記カバーは、前記サイドパネルの上面から上方に向けて延出する上向き延出部と、前記上向き延出部の上端部から下方に向けて延出する下向き延出部と、を有すると好適である。
前記排気浄化装置による浄化処理後の排気を排出する排気管が備えられ、
前記排気管は、前記排気浄化装置の後部から後方に向けて延出し、
前記カバーは、前記排気管の排気上流側端部を覆っていると好適である。
前記排気管の排気上流側端部に、前記排気管の内部に外気を導入する外気導入部が形成され、
前記カバーは、前記外気導入部を覆っていると好適である。
機体フレームに立設されると共に前記サイドパネルの後部を支持する後支柱が備えられ、
前記後支柱に、前記カバーの後部が支持されていると好適である。
前記脱穀装置と前記後支柱とを連結する連結フレームが備えられ、
前記連結フレームに、前記カバーの後部が支持されていると好適である。
運転座席及び前記運転座席に対して機体左右方向の一方側に設けられるサイドパネルを有する運転部と、
前記運転部の下方に設けられ、かつ、エンジン及び前記エンジンの排気を浄化処理する排気浄化装置を収容するエンジンルームと、
前記運転部の前方に設けられると共に植立穀稈を刈り取る刈取り部と、
前記刈取り部の後方に設けられると共に刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、が備えられているコンバインであって、
前記排気浄化装置は、前記サイドパネルの下方において、前記サイドパネルのうち機体左右方向の前記一方側の端よりも機体左右方向の前記一方側に突出する状態で設けられ、
前記排気浄化装置のうち突出する部分を、上方及び機体左右方向の前記一方側から覆うカバーと、
前記サイドパネルの下方空間のうち前記排気浄化装置よりも前側の部分を機体左右方向の前記一方側から覆う側部カバーと、が備えられ、
前記排気浄化装置は、前記側部カバーよりも機体左右方向の前記一方側に突出する状態で設けられ、
正面視において、前記カバーと前記側部カバーとの間に隙間が形成されていることにある。
また、本特徴構成によれば、エンジンルーム内の騒音や熱気がサイドパネルの下方空間のうち排気浄化装置よりも前側の部分から運転部内に回り込もうとしても、側部カバーによって遮られることになり、エンジンルーム内の騒音や熱気が運転部内に一層回り込み難くなる。また、外部の空気がカバーと側部カバーとの間の隙間からエンジンルーム内に取り込まれることになり、エンジンルーム内のエンジンや排気浄化装置の冷却を行うことができる。
前記側部カバーの後端部に沿って上下方向に延びる縦フレームと、
前記縦フレームから機体左右方向の前記一方側に向けて延出するステーと、が備えられ、
前記ステーに、前記カバーが支持されていると好適である。
前記カバーの前部は、側面視で前記側部カバーの後部と重複していると好適である。
運転座席及び前記運転座席に対して機体左右方向の一方側に設けられるサイドパネルを有する運転部と、
前記運転部の下方に設けられ、かつ、エンジン及び前記エンジンの排気を浄化処理する排気浄化装置を収容するエンジンルームと、
前記運転部の前方に設けられると共に植立穀稈を刈り取る刈取り部と、
前記刈取り部の後方に設けられると共に刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、が備えられているコンバインであって、
前記排気浄化装置は、前記サイドパネルの下方において、前記サイドパネルのうち機体左右方向の前記一方側の端よりも機体左右方向の前記一方側に突出する状態で設けられ、
前記排気浄化装置のうち突出する部分を、上方及び機体左右方向の前記一方側から覆うカバーと、
前記カバーの後部が支持されている連結フレームと、
前記エンジンの駆動力を伝動ベルトを介して前記脱穀装置に伝達する脱穀伝動機構と、
前記脱穀伝動機構による前記脱穀装置への動力伝達を入切する脱穀クラッチと、が備えられ、
前記脱穀伝動機構は、前記連結フレームの下方に設けられ、
前記脱穀クラッチは、前記伝動ベルトに接触可能なテンションプーリと、前記テンションプーリを支持すると共に上下揺動可能なテンションアームと、前記テンションプーリが前記伝動ベルトに接触するように、前記テンションアームを上方に揺動付勢するテンションスプリングと、を有し、
前記テンションスプリングは、上下方向に延びる姿勢で前記連結フレームに支持されていることにある。
また、本特徴構成によれば、テンションスプリングを支持する部材として連結フレームを利用することができ、かつ、テンションスプリングをしっかりと支持することができる。
図1及び図2には、普通型コンバインを示している。本コンバインには、機体フレーム1と、クローラ走行装置2と、が備えられている。走行機体の前部における右側には、運転部3が設けられている。運転部3の前方には、植立穀稈を刈り取る刈取り部4が設けられている。刈取り部4には、植立穀稈を掻き込む掻込みリール5と、植立穀稈を切断する刈刃6と、刈取穀稈を掻き込む掻込みオーガ7と、が備えられている。
図2に示すように、排気浄化装置8による浄化処理後の排気を排出する排気管13が設けられている。排気管13は、排気浄化装置8の外周部のうち上面の後部から上側に引き出されて、後上方に向けて延出している(図3参照)。排気管13は、脱穀装置9と穀粒貯留タンク11との間を通るように設けられている。排気管13には、排気上流側から順に、第一排気管部材14と、第二排気管部材15と、第三排気管部材16と、第四排気管部材17と、が備えられている。第四排気管部材17の排気下流側端部には、風向板18が取り付けられている。第一排気管部材14は、排気浄化装置8に連通接続されている。
第一排気管部材14と第二排気管部材15との接続部、第二排気管部材15と第三排気管部材16との接続部、第三排気管部材16と第四排気管部材17との接続部には、排気温度を低減するべく、夫々、排気管13の内部に外気を導入する外気導入部19が形成されている。
図3から図5に示すように、運転部3には、運転座席20と、フロントパネル21と、サイドパネル22と、穀粒排出操作部23と、が備えられている。運転座席20の後方には、エンジンE用のエアクリーナ24及びプレクリーナ25が設けられている。フロントパネル21には、操向レバー26やメータパネル27が設けられている。操向レバー26は、走行機体の操向操作や刈取り部4の昇降操作等の操作を行うものである。
排気浄化装置8は、エンジンEの排気をDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)によって浄化処理するものである。排気浄化装置8は、その長手方向が機体前後方向に沿う姿勢で、サイドパネル22の下方かつエンジンEの左方に設けられている。排気浄化装置8は、サイドパネル22の下方において、サイドパネル22の左端22aよりも左側に突出する状態で設けられている。排気浄化装置8は、エンジンEの左側部にフレーム36を介して支持されている。
排気浄化装置8のうち突出する部分を、上方及び左方から覆うカバー37が設けられている。カバー37は、サイドパネル22における前端部と後端部とに亘るように、機体前後方向に延びている。すなわち、カバー37は、カバー37の前端が排気浄化装置8の前端よりも前側に位置し、かつ、カバー37の後端が排気浄化装置8の後端よりも後側に位置するように、機体前後方向に延びている。カバー37の後部は、排気管13の排気上流側端部を覆っている。具体的には、カバー37の後部は、第一排気管部材14と第二排気管部材15との接続部の外気導入部19を覆っている。
第二下向き延出部41の下端部は、排気浄化装置8の下端部に対応する高さに位置している。
サイドパネル22の下方空間のうち排気浄化装置8よりも前側の部分を左側から覆う側部カバー42が設けられている。側部カバー42は、サイドパネル22の上面部から排気浄化装置8の下端部に対応する高さまで下方に向けて延出している。側部カバー42の後端部42aは、側面視で後上がりに傾斜している。側部カバー42は、フロントパネル21の左端部やフロントカバー32等にボルト固定されている。
すなわち、排気浄化装置8は、側部カバー42よりも左側に突出する状態で設けられている。正面視において、カバー37と側部カバー42との間に隙間Sが形成されている。正面視において、隙間Sから排気浄化装置8の略半部程度が露出している。
側部カバー42の後端部42aに沿って上下方向に延びる縦フレーム43が設けられている。縦フレーム43の上端部は、サイドパネル22の左端部にボルト固定されている。
縦フレーム43の下端部は、ステー44を介して下前支柱34の上端部にボルト固定されている。側部カバー42の下端部には、ステー44と干渉しないように、切欠き部42bが形成されている。
脱穀右側壁9Aと後支柱35とに亘って、これらを連結する連結フレーム46が設けられている。連結フレーム46のうち後支柱35側の端部は、後支柱35側のステー47にボルト固定されている。連結フレーム46のうち脱穀右側壁9A側の端部は、脱穀右側壁9A側のステー48にボルト固定されている。カバー37のうち第二下向き延出部41の後下角部には、連結フレーム46と干渉しないように、切欠き部41aが形成されている。
ステー49は、連結フレーム46のうち上面部46aから左方に向けて延出している。カバー37は、ステー49の左端部に対して右側から重ね合わされた状態で、カバー37に対して右側からボルト固定されている。
図3に示すように、エンジンEの駆動力を伝動ベルト50を介して脱穀装置9に伝達する脱穀伝動機構51が設けられている。脱穀伝動機構51による脱穀装置9への動力伝達を入切する脱穀クラッチ30が設けられている。脱穀伝動機構51は、連結フレーム46の下方において、エンジンEの出力軸Eaと脱穀装置9のうち唐箕の回転軸52とに亘って設けられている。脱穀伝動機構51には、エンジンEの出力軸Eaに設けられた出力プーリ53と、唐箕の回転軸52に設けられた入力プーリ54と、出力プーリ53及び入力プーリ54に巻回される伝動ベルト50と、が備えられている。
3 運転部
4 刈取り部
8 排気浄化装置
9 脱穀装置
13 排気管
19 外気導入部
20 運転座席
22 サイドパネル
22a 左端(サイドパネルのうち機体左右方向の一方側の端)
30 脱穀クラッチ
35 後支柱
39 上向き延出部
40 第一下向き延出部
41 第二下向き延出部
42 側部カバー
43 縦フレーム
45 ステー
46 連結フレーム
50 伝動ベルト
51 脱穀伝動機構
55 テンションプーリ
56 テンションアーム
57 テンションスプリング
E エンジン
ER エンジンルーム
S 隙間
Claims (11)
- 運転座席及び前記運転座席に対して機体左右方向の一方側に設けられるサイドパネルを有するとともに、前記運転座席が外部に開放された運転部と、
前記運転部の下方に設けられ、かつ、エンジン及び前記エンジンの排気を浄化処理する排気浄化装置を収容するエンジンルームと、
前記運転部の前方に設けられると共に植立穀稈を刈り取る刈取り部と、
前記刈取り部の後方に設けられると共に刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、が備えられているコンバインであって、
前記排気浄化装置は、前記サイドパネルの下方において、前記サイドパネルのうち機体左右方向の前記一方側の端よりも機体左右方向の前記一方側に突出する状態で設けられ、
前記排気浄化装置のうち突出する部分を、上方及び機体左右方向の前記一方側から覆うカバーが備えられているコンバイン。 - 前記カバーは、前記カバーの前端が前記排気浄化装置の前端よりも前側に位置し、かつ、前記カバーの後端が前記排気浄化装置の後端よりも後側に位置するように、機体前後方向に延びている請求項1に記載のコンバイン。
- 前記カバーは、前記サイドパネルの上面から上方に向けて延出する上向き延出部と、前記上向き延出部の上端部から下方に向けて延出する下向き延出部と、を有する請求項1又は2に記載のコンバイン。
- 前記排気浄化装置による浄化処理後の排気を排出する排気管が備えられ、
前記排気管は、前記排気浄化装置の後部から後方に向けて延出し、
前記カバーは、前記排気管の排気上流側端部を覆っている請求項1から3の何れか一項に記載のコンバイン。 - 前記排気管の排気上流側端部に、前記排気管の内部に外気を導入する外気導入部が形成され、
前記カバーは、前記外気導入部を覆っている請求項4に記載のコンバイン。 - 機体フレームに立設されると共に前記サイドパネルの後部を支持する後支柱が備えられ、
前記後支柱に、前記カバーの後部が支持されている請求項1から5の何れか一項に記載のコンバイン。 - 前記脱穀装置と前記後支柱とを連結する連結フレームが備えられ、
前記連結フレームに、前記カバーの後部が支持されている請求項6に記載のコンバイン。 - 運転座席及び前記運転座席に対して機体左右方向の一方側に設けられるサイドパネルを有する運転部と、
前記運転部の下方に設けられ、かつ、エンジン及び前記エンジンの排気を浄化処理する排気浄化装置を収容するエンジンルームと、
前記運転部の前方に設けられると共に植立穀稈を刈り取る刈取り部と、
前記刈取り部の後方に設けられると共に刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、が備えられているコンバインであって、
前記排気浄化装置は、前記サイドパネルの下方において、前記サイドパネルのうち機体左右方向の前記一方側の端よりも機体左右方向の前記一方側に突出する状態で設けられ、
前記排気浄化装置のうち突出する部分を、上方及び機体左右方向の前記一方側から覆うカバーと、
前記サイドパネルの下方空間のうち前記排気浄化装置よりも前側の部分を機体左右方向の前記一方側から覆う側部カバーと、が備えられ、
前記排気浄化装置は、前記側部カバーよりも機体左右方向の前記一方側に突出する状態で設けられ、
正面視において、前記カバーと前記側部カバーとの間に隙間が形成されているコンバイン。 - 前記側部カバーの後端部に沿って上下方向に延びる縦フレームと、
前記縦フレームから機体左右方向の前記一方側に向けて延出するステーと、が備えられ、
前記ステーに、前記カバーが支持されている請求項8に記載のコンバイン。 - 前記カバーの前部は、側面視で前記側部カバーの後部と重複している請求項8又は9に記載のコンバイン。
- 運転座席及び前記運転座席に対して機体左右方向の一方側に設けられるサイドパネルを有する運転部と、
前記運転部の下方に設けられ、かつ、エンジン及び前記エンジンの排気を浄化処理する排気浄化装置を収容するエンジンルームと、
前記運転部の前方に設けられると共に植立穀稈を刈り取る刈取り部と、
前記刈取り部の後方に設けられると共に刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、が備えられているコンバインであって、
前記排気浄化装置は、前記サイドパネルの下方において、前記サイドパネルのうち機体左右方向の前記一方側の端よりも機体左右方向の前記一方側に突出する状態で設けられ、
前記排気浄化装置のうち突出する部分を、上方及び機体左右方向の前記一方側から覆うカバーと、
前記カバーの後部が支持されている連結フレームと、
前記エンジンの駆動力を伝動ベルトを介して前記脱穀装置に伝達する脱穀伝動機構と、
前記脱穀伝動機構による前記脱穀装置への動力伝達を入切する脱穀クラッチと、が備えられ、
前記脱穀伝動機構は、前記連結フレームの下方に設けられ、
前記脱穀クラッチは、前記伝動ベルトに接触可能なテンションプーリと、前記テンションプーリを支持すると共に上下揺動可能なテンションアームと、前記テンションプーリが前記伝動ベルトに接触するように、前記テンションアームを上方に揺動付勢するテンションスプリングと、を有し、
前記テンションスプリングは、上下方向に延びる姿勢で前記連結フレームに支持されているコンバイン。
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