JP2019062796A - コンバイン - Google Patents

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山本 次郎
Jiro Yamamoto
次郎 山本
正司 中井
Masaji Nakai
正司 中井
雅博 黒河
Masahiro Kurokawa
雅博 黒河
鷹人 村瀬
Takahito Murase
鷹人 村瀬
大器 栗原
Daiki Kurihara
大器 栗原
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Abstract

【課題】エンジンと排気浄化装置を接続する排気管の安全性を確保することができるコンバインを提供することにある。【解決手段】操縦部(5)の後部に設けられた左右方向に延在する操縦席フレーム(50)と、脱穀装置(4)の右壁(4B)の上部に設けられた前後方向に延在する脱穀装置フレーム(63)を、浄化装置フレーム(20)で連結し、該浄化装置フレーム(20)の上面に、エンジンから排出される排気ガス中の不純物を浄化する排気浄化装置(12)を固定し、エンジンと排気浄化装置(12)を接続する排気管(11)を浄化装置フレーム(20)の下面側から排気浄化装置(12)に接続し、排気管(11)の浄化装置フレーム(20)よりも下側の部位を覆うカバー(71)を備えたことを特徴とするコンバインとする。【選択図】図9

Description

本発明は、排気浄化装置を備えたコンバインに関するものである。
従来のコンバインでは、脱穀装置の右壁上部の形成された傾斜部とグレンタンクの左壁に形成された切欠き部の間の空間に排気浄化装置を配置する技術が知られている。(特許文献1)
特開2015―123051号公報
しかし、特許文献1の技術では、操縦部の後側において、機体フレームに対して所定の高位置に排気浄化装置が配置されているので、エンジンと排気浄化装置を接続する排気管が比較的高い位置に配置され、グレンタンクを開放させて行うメンテナンス作業等の際に、作業者の安全性が損なわれるという問題があった。
そこで、本発明の主たる課題は、エンジンと排気浄化装置を接続する排気管の安全性を確保することができるコンバインを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
すなわち、請求項1記載の発明は、機体フレーム(1)の前側に穀稈を収穫する刈取前処理装置(3)を設け、該刈取前処理装置(3)の後側左部に収穫された穀稈を脱穀および選別処理する脱穀装置(4)を設け、前記刈取前処理装置(3)の後側右部に操縦者が搭乗する操縦部(5)を設け、該操縦部(5)の下側にエンジンを搭載するエンジンルーム(6)を設け、該エンジンルーム(6)の後側に脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク(7)を設けたコンバインにおいて、前記操縦部(5)の後部に設けられた左右方向に延在する操縦席フレーム(50)と、前記脱穀装置(4)の右壁(4B)の上部に設けられた前後方向に延在する脱穀装置フレーム(63)を、浄化装置フレーム(20)で連結し、該浄化装置フレーム(20)の上面に、前記エンジンから排出される排気ガス中の不純物を浄化する排気浄化装置(12)を固定し、前記エンジンと前記排気浄化装置(12)を接続する排気管(11)を前記浄化装置フレーム(20)の下面側から前記排気浄化装置(12)に接続し、前記排気管(11)の前記浄化装置フレーム(20)よりも下側の部位を覆うカバー(71)を備えたことを特徴とするコンバインである。
請求項2記載の発明は、前記カバー(71)の前記脱穀装置(4)側の部位に開口部を形成した請求項1記載のコンバインである。
請求項3記載の発明は、前記カバー(71)を前記操縦席フレーム(50)とは直接連結せずに、前記浄化装置フレーム(20)に支持した請求項1または請求項2記載のコンバインである。
請求項1記載の発明によれば、排気管(11)の浄化装置フレーム(20)よりも下側の部位を覆うカバー(71)を備えているので、不意に排気管(11)に触れる危険を防止し、メンテナンス作業の安全性を高めることができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、カバー(71)の脱穀装置(4)側の部位に開口部を形成しているので、排気管(11)やカバー(71)の温度上昇を抑制して、更に安全性を高めることができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1または請求項2記載の発明による効果に加えて、カバー(71)を操縦席フレーム(50)とは直接連結せずに、浄化装置フレーム(20)に支持しているので、排気浄化装置(12)や排気管(11)のメンテナンスを容易に行うことができる。
コンバインの左側面図である。 コンバインの平面図である。 浄化フレームに固定された排気浄化装置と尿素浄化装置の正面図である。 浄化フレームに固定された排気浄化装置と尿素浄化装置を左側前部の上側から視た斜視図である。 浄化フレームに固定された排気浄化装置と尿素浄化装置を左側後部の上側から視た斜視図である。 浄化フレームの前側右部の上側から視た斜視図である。 脱穀装置とグレンタンクを連結する昇降装置の左側面図である。 グレンタンクの内側に延出した昇降装置の排出部の延出部を右側後部の上側から視た斜視図である。 排気浄化装置と尿素浄化装置周辺のである。 排気浄化装置と尿素浄化装置周辺のである。
本発明について図面を参照しつつ説明する。なお、操縦者から見て、前方を前側、後方を後側、右手側を右側、左手側を左側として便宜的に方向を示して説明する。
図1,2に示すように、汎用コンバインは、機体フレーム1の下側に土壌面を走行する左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の前側に圃場の穀稈を収穫する刈取前処理装置3が設けられ、刈取前処理装置3の後側左部に収穫された穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置4が設けられ、刈取前処理装置3の後側右部に操縦者が搭乗する操縦部5が設けられている。
操縦部5の下側にエンジンを搭載するエンジンルーム6が設けられ、操縦部5の後側に脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク7が設けられ、グレンタンク7の後側に穀粒を外部に排出する排出筒8が設けられている。排出筒8は、グレンタンク7の後側下部に下部を連通して上下方向に延在する縦排出筒と、縦排出筒の上部に後部を連通して前後方向に延在する横排出筒から形成されている。また、脱穀装置4の下部とグレンタンク7の上部は、脱穀装置4からグレンタンク7に穀粒を搬送する昇降装置9によって連通されている。
刈取前処理装置3は、圃場の穀稈を起立させながら後側に搬送する搬送装置3Aと、搬送装置3Aの後側下部に搬送された穀稈の株元を切断する刈刃装置3Bと、搬送装置3Aの後側に搬送された穀稈を左側に寄せ集めるオーガ装置3Cと、寄せ集められた穀稈を脱穀装置4に搬送するフィーダハウス3Dから構成されている。
図3〜5に示すように、脱穀装置4の扱胴の上側に設けられた扱胴カバー60は、脱穀装置4の左壁4Aの上部に設けられた前後方向に延在する支軸61に回転自在に支持されている。これにより、扱胴カバー60を支軸61を中心に回動させて扱胴の上側に大きな空間を形成することにより扱胴等のメンテナンスを容易に行うことができる。
また、扱胴カバー60の右側下部から右側に延在する延在部62は、扱胴装置4の右壁4Bの上部に設けられた前後方向に延在する脱穀装置フレーム63に着脱自在に固定されている。
操縦部5の後側下部には、操縦席を支持する左右方向に延在する操縦席フレーム50が設けられている。操縦席フレーム50の左部は、上下方向に延在する連結部材51を介して、機体フレーム1の前側中間部に設けられた逆U字形状の左側フレーム52に連結されている。また、操縦席フレーム50の右部は、上下方向に延在する連結部材53を介して、機体フレーム1の前側右部に設けられた逆U字形状の右側フレーム54に連結されている。なお、右側フレーム54の内周部には、エンジンルーム6の右側に設けられるラジエータ(図示省略)が設けられている。
エンジンルーム6に搭載されるエンジン(図示省略)の排気口には、エンジンで燃焼された排気ガスを外部に排気する排気管10が接続されている。
排気管10には、排気ガス中の不純物を浄化する排気浄化装置(DPF)12と排気浄化装置12から排気される排気ガス中の窒素酸化物を浄化する尿素浄化装置(SCR)14が設けられている。なお、排気浄化装置12は、上流側の酸化触媒(DOC)と、下流側のパティキュレートフィルタ(DPF)を内装している。
エンジンの排気口と排気浄化装置12の吸気口は、可撓性の第1排気管(請求項における「排気管」)11で接続され、排気浄化装置12の排気口と尿素浄化装置14の吸気口は、可撓性の第2排気管13で接続され、尿素浄化装置14の排気口には可撓性の第3排気管15が接続されている。
図9、図10に示すように、第1排気管11は、エンジンルーム6内から後ろ上がりに後方へ延伸しているが、この第1排気管11の上側には、第1排気管への塵埃等の堆積を防止するとともに、第1排気管11周辺の安全性を高めるために、第1カバー(請求項における「カバー」)71が設けられている。
第1カバー71は、後述する浄化装置フレーム20に固定される。詳細には、第1カバー71の上端部が浄化装置フレーム20の下面に、ボルト等の固定手段によって前後2カ所で取り付けられている。なお、第1カバー71は、コンバインの製造を容易にするため、後述する操縦席フレーム50等の操縦部5側の部材とは直接的に連結されない。
また、第1カバー71の前端部は、前後方向において、エンジンルーム6の後端部とほぼ同じか、エンジンルーム6内に一部が入り込んでいる。
また、第1カバー71は、第1排気管11の上側を覆う上面部と、右側を覆う側面部を有する。上面部は塵埃の堆積を防止するために右下がりに形成されている。
第3排気管15は、尿素浄化装置14の排気口から上側に延在し、左側に向かって略90度屈曲して昇降装置9の前側を左側に延在し、後側に向かって略90度屈曲して昇降装置9の左側に近接させて後側に延在させている。すなわち、第3排気管15の先端部は、前後方向に延びる前後延伸部15Aとなっている。これにより、脱穀装置4の扱胴カバー60を支軸61を中心に容易に回動させることができる。
第3排気管15の前後延伸部15Aは、少なくともその一部が、排気浄化装置12および昇降装置9よりも左側であって、扱胴の上側を覆う閉鎖状態における扱胴カバー60の右側端部よりも左側に位置している。また、前後延伸部15Aは、機体前方から見て、扱胴カバー60の回動軌跡と重ならない位置に配置されている(図3を参照)。より詳細には、前後延伸部15Aは、扱胴カバー60の延在部62の軌跡Rよりもグレンタンク7側に配置されている。このように、第3排気管15の前後延伸部15Aの下側であって排気浄化装置12の左側に形成されている空間を利用して、扱胴カバー60が開閉(回動)できるので、排気浄化装置12および尿素浄化装置14や第3排気管15を搭載するスペースや扱胴カバー60を開閉するためのスペースを小さくでき、機体全体をコンパクトにすることができる。
図9、図10に示すように、第3排気管15と昇降装置9の間には、第3カバー81が設けられている。この第3カバー81は、昇降装置9の左側部から昇降装置9よりも後方へ向かって延在している。
これにより、グレンタンク7と第3排気管15の間の空間に排気ガスや熱気が滞留することを防止し、熱の影響によるグレンタンク7内の穀粒品質の悪化を抑制する。
また、第3カバー81の前部は、第3排気管15の下側、側方(右側)および上側を覆う形状に形成されている。
これにより、グレンタンク7を、その後部の縦軸中心でオープンさせ、排気浄化装置12および尿素浄化装置14や、その周辺のメンテナンスを行う際に、作業者の安全が確保される。
また、第3カバー81の後部は、第3排気管15の下側および側方(右側)を覆う形状に形成されている。なお、第3カバー81における第3排気管15の下側に位置する部分の左右方向での幅は、後ろ側へ向かうにつれて減少するように、先細りの形状となっている。
これにより、第3排気管15の終端部(後端部)から放出された排気ガスが周囲の外気中に拡散させて、第3排気管15周辺での熱気の滞留を防止することができる。
また、第3カバー81は、昇降装置9に支持されている。
これにより、第3排気管15よりもグレンタンク7側に位置する第3カバー81が機体の振動等によりグレンタンク7に干渉することを抑制できる。
排気浄化装置12と尿素浄化装置14は、取付プレート16を介して浄化装置フレーム20に固定される。なお、正面視において、排気浄化装置12は、取付プレート16の左側に固定され、尿素浄化装置14は、取付プレート16の右側に尿素浄化装置14に並列に固定されている。
図6に示すように、浄化装置フレーム20は、左右方向に延在する第1左右フレーム21と、第1左右フレーム21の後側に設けられた左右方向に延在する第2左右フレーム22と、第2左右フレーム22の後側に設けられた左右方向に延在する第3左右フレーム23と、前後方向に延在する第1前後フレーム24と、第1前後フレーム24の右側に設けられた前後方向に延在する第2前後フレーム25から形成されている。なお、第1左右フレーム21と、第2左右フレーム22と、第3左右フレーム23を総称して左右フレームAと言い、第1前後フレーム24と、第2前後フレーム25を総称して前後フレームBと言う。
第1左右フレーム21の左部の後面と、第2左右フレーム22の左部の左面と、第3左右フレーム23の左部の左面は、それぞれ第1前後フレーム24に連結されている。第1左右フレーム21の右部の後面と、第2左右フレーム22の右側中央部の前面は、それぞれ第2前後フレーム25に連結されている。また、第1左右フレーム21の下面と、第2左右フレーム22の下面と、第3左右フレーム23の下面と、第1前後フレーム24の下面と、第2前後フレーム25の下面は、上下方向において同一位置に設けられている。これにより、エンジンルーム6に延在する浄化装置フレーム20の下部の延出を小さくして、エンジンルーム6に大きな空間を形成することができる。
第2左右フレーム22の左部の後面と、第3左右フレーム23の左部の前面は、前後方向に延在する第1補強フレーム26に連結され、第2左右フレーム22の右部の後面と、第3左右フレーム23の右部の前面は、前後方向に延在する第2補強フレーム27に連結されている。また、第2左右フレーム22の下面と、第3左右フレーム23の下面と、第1補強フレーム26の下面と、第2補強フレーム27の下面は、上下方向において同一位置に設けられている。これにより、浄化装置フレーム20の変形を防止して、エンジンルーム6に延在する浄化装置フレーム20の下部をより小さくして、エンジンルーム6により大きな空間を形成することができる。
第1補強フレーム26の上面と第2補強フレーム27の上面には、取付プレート16の固定時に使用する開口部が形成されている。また、第2前後フレーム25の延長線上に位置する第2左右フレーム22の後面と第3左右フレーム23の前面は、第3補強フレーム28に連結するのが好ましい。これにより、浄化装置フレーム20の変形をさらに防止することができる。
第1左右フレーム21の前面には、浄化装置フレーム20を操縦部5の操縦席を支持する操縦席フレーム50の上面に連結する左右一対の前側ステー21Aが設けられている。第1前後フレーム24の後部の左面には、浄化装置フレーム20を脱穀装置4の脱穀装置フレーム60の上面に連結する左側ステー24Aが設けられている。これにより、操縦席フレーム50と脱穀装置フレーム60に、浄化装置フレーム20を強固に連結して固定することができる。左側ステー24Aの中心部の下面を上下方向に延在する連結部材55を介して機体フレーム1に連結するのが好ましい。これにより、浄化装置フレーム20の変形をさらに防止することができる。
図3〜5に示すように、浄化装置フレーム20に固定された排気浄化装置12と尿素浄化装置14は、脱穀装置4の扱胴カバー60と上下方向において略同一位置に設けられている。そのため、扱胴カバー60を上方に回動させた場合、排気浄化装置12と尿素浄化装置14は、脱穀装置4本体の上部よりも上側に位置するので、これらの装置のメンテナンスを容易に行うことができる。
尿素浄化装置14に対向するグレンタンク7の左壁7Aの前部には、前側と右側に開口部を有する切欠き部Sが形成されている。これにより、排気浄化装置12と尿素浄化装置14を左右方向に並設して脱穀装置4とグレンタンク7の間に設けることができる。
グレンタンク7の左壁7Aの前部は、正面視において、上側垂直壁31と、上側垂直壁31の下端部から右側に下り傾斜する上側傾斜壁32と、上側傾斜壁32の下端部から下側に延在する中間垂直壁(「垂直壁」)33と、中間垂直壁33の下端部から左側に下り傾斜する下側傾斜壁34と、下側傾斜壁34の下端部から下側に延在する下側垂直壁35で形成されている。また、切欠き部Sは、上側傾斜壁32と、中間垂直壁33と、下側傾斜壁34で区画される空間である。
上側傾斜壁32は、水平面に対して右側に向かって45度の下り傾斜角度に形成され、中間垂直壁33は、排出筒8に穀粒を搬送する前後方向に延在する搬送螺旋(図示省略)の上側に形成され、下側傾斜壁34は、水平面に対して左側に向かって30度の下り傾斜角度に形成されている。これにより、昇降装置9によってグレンタンク7に搬送された穀粒を効率良く搬送螺旋に落下させることができる。
図7に示すように、脱穀装置4の下部とグレンタンク7の上部を連通する昇降装置9は後上がり傾斜姿勢、すなわち、昇降装置9の下部よりも上部が後側に位置する姿勢で固定されている。これにより、側面視において、昇降装置9と切欠き部Sが重複する面積を小さくして切欠き部Sを効率良く利用でき、また、第3排気管15を過度に屈曲することを防止することができる。なお、昇降装置9を垂直姿勢、前上がり傾斜、すなわち、昇降装置9の下部よりも上部が前側に位置する姿勢で固定することもできる。また、昇降装置9内部には、穀粒を搬送するバケットが装備されている。
昇降装置9の排出部40は、上側垂直壁31の下側に切欠き部Sが形成された前側の部位に連結されている。これにより、昇降装置9によってグレンタンク7に搬送された穀粒を効率良く搬送螺旋に落下させることができる。
図8に示すように、排出部40には、グレンタンク7の右壁7Aを超えてグレンタンク7の内側に延出した延出部40Aが形成されている。延出部40Aの略中心部には、左右方向に延在する回転軸41が設けられている。回転軸41には、回転方向に180度隔てて2枚の排出羽根42が設けられている。また、排出羽根42は、回転軸41の軸心に対して所定の傾斜角度を持って、すなわち、排出羽根42の左側部よりも右側部を回転軸41の回転方向に対して時計方向に位置して固定している。これにより、排出羽根42によって昇降装置9で搬送されてきた穀粒をグレンタンク7内に強制的に排出して、穀粒が排出部40で詰まるのを防止することができる。
排出羽根42の外周部には、カバー43が設けられている。カバー43は、上側板44Aと、前側板44Bと、下側板44Cで形成されている。なお、上側板44の左右方向の幅は、排出羽根42の幅と同一幅に形成され、前側板44Bと下側板44Cの左右方向の幅は、排出羽根42の幅の半分の幅に形成されている。これにより、排出羽根42によって昇降装置9で搬送されてきた穀粒をグレンタンク7の左右方向の中心に効率良く排出することができる。
1 機体フレーム
3 刈取前処理装置
4 脱穀装置
4B 右壁
5 操縦部
6 エンジンルーム
7 グレンタンク
7A 左壁
9 昇降装置
12 排気浄化装置
14 尿素浄化装置
15 第3排気管(排気管)
20 浄化装置フレーム
21 第1左右フレーム
22 第2左右フレーム
23 第3左右フレーム
24 第1前後フレーム
25 第2前後フレーム
26 第1補強フレーム
27 第2補強フレーム
32 上側傾斜壁
33 中間垂直壁(垂直壁)
34 下側傾斜壁
40 排出部
50 操縦席フレーム
63 脱穀装置フレーム
A 左右フレーム
B 前後フレーム
S 切欠き部

Claims (3)

  1. 機体フレーム(1)の前側に穀稈を収穫する刈取前処理装置(3)を設け、該刈取前処理装置(3)の後側左部に収穫された穀稈を脱穀および選別処理する脱穀装置(4)を設け、前記刈取前処理装置(3)の後側右部に操縦者が搭乗する操縦部(5)を設け、該操縦部(5)の下側にエンジンを搭載するエンジンルーム(6)を設け、該エンジンルーム(6)の後側に脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク(7)を設けたコンバインにおいて、
    前記操縦部(5)の後部に設けられた左右方向に延在する操縦席フレーム(50)と、前記脱穀装置(4)の右壁(4B)の上部に設けられた前後方向に延在する脱穀装置フレーム(63)を、浄化装置フレーム(20)で連結し、
    該浄化装置フレーム(20)の上面に、前記エンジンから排出される排気ガス中の不純物を浄化する排気浄化装置(12)を固定し、
    前記エンジンと前記排気浄化装置(12)を接続する排気管(11)を前記浄化装置フレーム(20)の下面側から前記排気浄化装置(12)に接続し、
    前記排気管(11)の前記浄化装置フレーム(20)よりも下側の部位を覆うカバー(71)を備えたことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記カバー(71)の前記脱穀装置(4)側の部位に開口部を形成した請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記カバー(71)を前記操縦席フレーム(50)とは直接連結せずに、前記浄化装置フレーム(20)に支持した請求項1または請求項2記載のコンバイン。
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