JP7296850B2 - 収穫機 - Google Patents

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Description

本発明は、収穫機に関する。
従来、収穫機として、例えば、特許文献1に記載の収穫機が知られている。特許文献1に記載の収穫機には、エンジンと、エンジンの排気が流通する排気管と、が備えられている。排気管には、排気管を構成する複数の排気管部材(文献では「第一排気管〔28〕、第二排気管〔29〕、第三排気管〔30〕及び第四排気管〔31〕」)が備えられている。
特開2015-178793号公報
特許文献1に記載の収穫機では、排気管部材が一重管部材によって構成されているため、排気管の表面温度が高くなる傾向にある。
上記状況に鑑み、排気管の表面温度を効果的に低減させることが可能な収穫機が要望されている。
本発明の特徴は、エンジンと、前記エンジンの排気が流通する排気管と、刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、前記脱穀装置と横並びに設けられ、脱穀処理後の穀粒を貯留する穀粒貯留部と、を備え、前記排気管は、前記排気管のうち排気上流側部分を構成する第一排気管部材と、前記排気管のうち排気下流側部分を構成する第二排気管部材と、を有し、前記第一排気管部材及び前記第二排気管部材は、二重管部材によって構成され、前記排気管は、前記脱穀装置と前記穀粒貯留部との間を通されて前記エンジンから後方に向かって延びており、前記排気管の後端は、前記脱穀装置の後端及び前記穀粒貯留部の後端よりも前側、かつ、前記脱穀装置の上端及び前記穀粒貯留部の上端よりも下側に位置していることにある。
本特徴構成によれば、第一排気管部材及び第二排気管部材の夫々において、内管と外管との間に空気層が形成されることになる。これにより、内管を流通する排気の温度が外管の表面に伝わり難い。これにより、排気管の表面温度を効果的に低減させることができる。また、本特徴構成によれば、脱穀装置と穀粒貯留部との間の空間を利用して排気管を配置することができる。
さらに、本発明において、前記第一排気管部材の排気下流側端部は、一重管部によって構成され、前記第二排気管部材の排気上流側端部は、前記第一排気管部材の排気下流側端部に対して径方向外側から径方向に間隔をあけて重なっていると好適である。
本特徴構成によれば、第二排気管部材の排気上流側端部と第一排気管部材の排気下流側端部との隙間によって、外気を排気管の内部に導入する外気導入部が構成されることになる。これにより、排気管内の排気の温度を低減させることができる。ここで、仮に、第一排気管部材の排気下流側端部が二重管部によって構成されている場合、第二排気管部材の排気上流側端部を、第一排気管部材の排気下流側端部に対して径方向外側から径方向に間隔をあけて重ねるには、第二排気管部材の径を二重管部よりも大きくする必要があるため、第二排気管部材の排気下流側端部の径が大きくなり過ぎることが懸念される。しかし、本特徴構成によれば、第二排気管部材の排気下流側端部の径が大きくなり過ぎるのを回避することができる。
さらに、本発明において、前記第一排気管部材は、前記一重管部と、前記一重管部に対して排気上流側で前記一重管部に連なる二重管部と、を有し、前記二重管部において、前記第一排気管部材の外管のうち前記一重管部側の端部に、前記一重管部側ほど径が小さくなる縮径部が形成されていると好適である。
本特徴構成によれば、外気が縮径部に沿って外気導入部に向けて流れることにより、排気管の内部に導入される外気の流れをスムーズにすることができる。
さらに、本発明において、前記第一排気管部材の排気上流側端部は、前記エンジンの排気を排出する排出部に対して径方向外側から径方向に間隔をあけて重なっており、前記第一排気管部材の内管のうち排気上流側端部に、排気上流側ほど径が大きくなる拡径部が形成され、前記第一排気管部材の外管のうち排気上流側端部は、前記拡径部に対して径方向外側から径方向に間隔をあけて重なっており、前記第一排気管部材の外管のうち排気上流側端部と前記拡径部の排気上流側端部との径方向の間隔は、前記第一排気管部材の外管のうち排気上流側端部と前記拡径部の排気下流側端部との径方向の間隔よりも狭いと好適である。
本特徴構成によれば、第一排気管部材の排気上流側端部と排出部との隙間によって、外気を排気管の内部に導入する外気導入部が構成されることになる。これにより、排気管内の排気の温度を低減させることができる。そして、外気が拡径部に沿って排気管の内部に向けて流れることにより、排気管の内部に導入される外気の流れをスムーズにすることができる。また、第一排気管部材の外管のうち排気上流側端部と拡径部との間に、隙間を確保しながらも、第一排気管部材の外管のうち排気上流側端部の径が拡径部に沿って大きくならないようにしている。これにより、第一排気管部材の外管のうち排気上流側端部の径が大きくなり過ぎるのを回避することができる。
さらに、本発明において、前記第一排気管部材の外管のうち排気上流側端部は、前記拡径部の排気上流側端部に連結されていると好適である。
本特徴構成によれば、第一排気管部材の外管のうち排気上流側端部の径を、拡径部の排気上流側端部の径と同等に抑えることができる。
さらに、本発明において、前記第一排気管部材は、前記エンジンから後上方に向かって斜めに延びる第一斜め部と、前記第一斜め部の後端部から後方に向かって水平に延びる第一水平部と、を有し、前記第二排気管部材は、前記第一水平部の後端部から後方に向かって水平に延びる第二水平部と、前記第二水平部の後端部から後上方に向かって斜めに延びる第二斜め部と、を有していると好適である。
本特徴構成によれば、圃場付近に存在する塵埃(藁屑等)が排気管に付着しないように、排気管をできるだけ高い位置を通すことができる。また、排気が第二斜め部に沿って後上方に向けて排出されることにより、機体後方における排気の影響を低減することができる。
さらに、本発明において、前記第一斜め部、前記第一水平部及び前記第二水平部は、夫々別々の支持部材に支持されていると好適である。
本特徴構成によれば、排気管を重量バランスの良い状態で支持することができる。
さらに、本発明において、前記支持部材は、前記第一斜め部、前記第一水平部及び前記第二水平部の夫々における二重管部に取り付けられていると好適である。
本特徴構成によれば、第一斜め部、第一水平部及び第二水平部の夫々に対する支持部材の取り付けを強固にすることができる。
さらに、本発明において、前記脱穀装置と前記穀粒貯留部との間における前記排気管の上方に、デッキが設けられ、前記デッキは、前記デッキのうち前側部分を構成する前側デッキ部と、前記デッキのうち後側部分を構成する後側デッキ部と、を有し、前記前側デッキ部及び前記後側デッキ部は、前後方向に間隔をあけて配置され、前記第一排気管部材の排気下流側端部と前記第二排気管部材の排気上流側端部との接続部は、前記前側デッキ部と前記後側デッキ部との隙間に対して前後一側に位置ずれした位置に位置していると好適である。
本特徴構成によれば、前側デッキ部と後側デッキ部との隙間に塵埃(藁屑等)が入り込んだとしても、当該塵埃が第一排気管部材の排気下流側端部と第二排気管部材の排気上流側端部との接続部から排気管の内部に侵入し難い。
さらに、本発明において、前記脱穀装置のうち前記穀粒貯留部側の横側部に、脱穀後の穀粒を前記穀粒貯留部に向けて上方に搬送する縦搬送装置が設けられ、前記前側デッキ部及び前記後側デッキ部は、前記前側デッキ部が前記縦搬送装置に対して前側に位置し、かつ、前記後側デッキ部が前記縦搬送装置に対して後側に位置する状態で、前後方向に間隔をあけて配置され、前記第一排気管部材の排気下流側端部と前記第二排気管部材の排気上流側端部との接続部は、前記前側デッキ部と前記後側デッキ部との隙間及び前記縦搬送装置に対して前後一側に位置ずれした位置に位置していると好適である。
本特徴構成によれば、前側デッキ部及び後側デッキ部を縦搬送装置と干渉しないように配置することができる。また、前側デッキ部と後側デッキ部と縦搬送装置との隙間に塵埃(藁屑等)が入り込んだとしても、当該塵埃が第一排気管部材の排気下流側端部と第二排気管部材の排気上流側端部との接続部から排気管の内部に侵入し難い。
コンバインを示す右側面図である。 コンバインを示す平面図である。 脱穀装置及び排気管を示す右側面図である。 脱穀装置、穀粒タンク及び排気管を示す平面図である。 排気管及びデッキを示す右側面断面図である。 尾管と第一排気管部材との接続部を示す右側面断面図である。 第一排気管部材と第二排気管部材との接続部を示す右側面断面図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。なお、以下の説明では、矢印Fの方向を「機体の前方」、矢印Bの方向を「機体の後方」、矢印Lの方向を「機体の左方」、矢印Rの方向を「機体の右方」とする。
〔コンバインの全体構成〕
図1及び図2には、全稈投入型コンバイン(本発明に係る「収穫機」に相当)を示している。本コンバインには、走行機体1が備えられている。走行機体1には、機体フレーム2と、クローラ走行装置3と、が備えられている。走行機体1の前方には、植立穀稈を刈り取る刈取部4が設けられている。刈取部4には、植立穀稈を掻き込む掻込リール5と、植立穀稈を切断する刈刃6と、刈取穀稈を掻き込む掻込オーガ7と、が備えられている。
刈取穀稈の全稈を脱穀処理する脱穀装置8が設けられている。刈取部4と脱穀装置8とに亘って、刈取穀稈を脱穀装置8に向けて搬送するフィーダ9が設けられている。脱穀装置8の右方には、脱穀処理後の穀粒を貯留する穀粒タンク10(本発明に係る「穀粒貯留部」に相当)が脱穀装置8と横並びに設けられている。穀粒タンク10内の穀粒を排出する穀粒排出装置11が設けられている。
穀粒タンク10の前方には、運転キャビン12が設けられている。運転キャビン12には、運転者が搭乗する運転部13と、運転部13を覆うキャビン部14と、が備えられている。運転部13の下方には、原動部15が設けられている。
〔原動部〕
図3及び図4に示すように、原動部15には、エンジンEと、エンジンEの排気をDPF(Diesel Particulate Filter)によって浄化処理する排気浄化装置16と、が備えられている。排気浄化装置16には、前記DPFを有する本体部16Aと、排気処理後の排気を排出する尾管16B(本発明に係る「排出部」に相当)と、が備えられている。排気浄化装置16は、本体部16Aの長手方向が前後方向に沿う姿勢でエンジンEの上方に配置されている。尾管16Bは、本体部16Aの後部から後方に向かって延びている。排気浄化装置16による排気処理後の排気が流通する排気管17が設けられている。
〔脱穀装置〕
脱穀装置8の上部には、扱胴18が設けられている。脱穀装置8の下部には、脱穀処理物を選別する選別部19が設けられている。選別部19には、脱穀処理物を揺動選別する揺動選別装置20と、脱穀処理物に選別風を送風する唐箕(図示省略)と、一番物の穀粒(単粒化穀粒等)を回収する一番回収部21と、二番物の穀粒(枝梗付き穀粒等)を回収する二番回収部22と、が備えられている。脱穀装置8のうち穀粒タンク10側の横側部(右側部)には、一番物の穀粒を穀粒タンク10に向けて上方に搬送する縦搬送装置23及び二番物の穀粒を揺動選別装置20に還元する二番還元装置24が設けられている。縦搬送装置23の上部は、連結部23aを介して脱穀装置8の右側部に支持されている。
〔デッキ〕
脱穀装置8と穀粒タンク10との間における排気管17の上方には、デッキ25が設けられている。デッキ25は、脱穀装置8の右側部に支持されている。デッキ25には、デッキ25のうち前側部分を構成する前側デッキ部26と、デッキ25のうち後側部分を構成する後側デッキ部27と、が備えられている。前側デッキ部26及び後側デッキ部27は、前側デッキ部26が縦搬送装置23に対して前側に位置し、かつ、後側デッキ部27が縦搬送装置23に対して後側に位置する状態で、前後方向に間隔をあけて配置されている。前側デッキ部26と後側デッキ部27との隙間に、連結部23aが配置されている。後側デッキ部27の後端部には、側面視で排気管17の後端部(後述する第二斜め部30B)の傾斜に沿って傾斜する傾斜部27aが形成されている。
デッキ25の下方には、排気管17を右方から覆う排気管カバー28が設けられている。排気管カバー28は、デッキ25から垂れ下がる状態でデッキ25に支持されている。排気管カバー28は、排気管17のうち水平(水平又は略水平)に延びる部分(後述する第一水平部29B)の前端よりも前側の位置から排気管17の後端よりも後側の位置まで延びている。
〔排気管〕
図3から図5に示すように、排気管17は、脱穀装置8と穀粒タンク10との間を通されて排気浄化装置16から後方に向かって延びている。脱穀装置8と穀粒タンク10との間を前方からの風が流れることにより、当該風によって排気管17を冷却することができる。排気管17は、脱穀装置8の前部に対応する位置から脱穀装置8の後部に対応する位置まで延びており、かつ、脱穀装置8及び穀粒タンク10の各上端よりも下側に位置している。排気管17の後端は、穀粒タンク10の後端よりも後側に出っ張っていない。排気管17は、排気流れ方向に二分割されて構成されている。すなわち、排気管17には、排気管17のうち排気上流側(前側)部分を構成する第一排気管部材29と、排気管17のうち排気下流側(後側)部分を構成する第二排気管部材30と、が備えられている。第一排気管部材29の後端部と第二排気管部材30の前端部との接続部Cは、前側デッキ部26と後側デッキ部27との隙間、連結部23a及び縦搬送装置23に対して後側に位置ずれした位置に位置している。
図3から図7に示すように、第一排気管部材29は、第一内管31(本発明に係る「内管」に相当)と第一外管32(本発明に係る「外管」に相当)とを有する二重管部材によって構成されている。第一内管31及び第一外管32は、断面形状が円形(真円形又は略真円形)の管状部材によって構成されている。第一外管32は、第一内管31に対して径方向外側から径方向に間隔をあけて重なっている。第一内管31と第一外管32との間には、空気層が形成されている。第一排気管部材29には、一重管部と、一重管部に対して前側で一重管部に連なる二重管部と、が備えられている。第一排気管部材29には、排気浄化装置16から後上方に向かって斜めに延びる第一斜め部29Aと、第一斜め部29Aの後端部から後方に向かって水平(水平又は略水平)に延びる第一水平部29Bと、が備えられている。
第一斜め部29Aは、平面視で排気浄化装置16から左後方に向かって斜めに延びている。第一斜め部29Aの前端部は、穀粒タンク10の前方において、穀粒タンク10の左端よりも右側に入り込んでいる。第一斜め部29Aの前端部は、尾管16Bに対して径方向外側から径方向に間隔をあけて重なっている。第一斜め部29Aの前端部と尾管16Bとの隙間によって、外気を排気管17の内部に導入する外気導入部17aが構成されている。
第一内管31の前端部には、前側ほど径が大きくなる拡径部31aが形成されている。第一外管32の前端部は、拡径部31aに対して径方向外側から径方向に間隔をあけて重なっており、かつ、拡径部31aの前端部に連結されている。拡径部31aの前端部は、第一外管32の前端よりも前側に突出している。第一外管32の前端部と拡径部31aとの径方向の間隔Dは、前側ほど狭い。すなわち、第一外管32の前端部と拡径部31aの前端部との径方向の間隔D(図6中の位置P1における間隔)は、第一外管32の前端部と拡径部31aの後端部との径方向の間隔D(図6中の位置P2における間隔)よりも狭い。第一外管32の前端部は、拡径部31aの外周面に全周に亘って接している。
第一水平部29Bは、平面視で第一斜め部29Aの後端部から後方に向かって真っ直ぐ(真っ直ぐ又は略真っ直ぐ)に延びている。第一内管31の後端部は、第一外管32の後端よりも後側に突出している。すなわち、第一水平部29Bの後端部は、一重管部によって構成されている。第一外管32の後端部には、後側ほど径が小さくなる縮径部32aが形成されている。すなわち、二重管部において、第一外管32のうち一重管部側の端部に、一重管部側ほど径が小さくなる縮径部32aが形成されている。縮径部32aの後端部は、第一内管31の外周面に全周に亘って接している。
図3から図7に示すように、第二排気管部材30は、第二内管33と第二外管34とを有する二重管部材によって構成されている。第二内管33及び第二外管34は、断面形状が円形(真円形又は略真円形)の管状部材によって構成されている。第二外管34は、第二内管33に対して径方向外側から径方向に間隔をあけて重なっている。第二内管33と第二外管34との間には、空気層が形成されている。第二排気管部材30には、第一水平部29Bの後端部から後方に向かって水平(水平又は略水平)に延びる第二水平部30Aと、第二水平部30Aの後端部から後上方に向かって斜めに延びる第二斜め部30Bと、が備えられている。
第二水平部30Aは、平面視で第一水平部29Bの後端部から後方に向かって真っ直ぐ(真っ直ぐ又は略真っ直ぐ)に延びている。第二水平部30Aの前端部は、第一内管31の後端部に対して径方向外側から径方向に間隔をあけて重なっている。すなわち、第二排気管部材30の前端部は、第一排気管部材29の後端部に対して径方向外側から径方向に間隔をあけて重なっている。第二水平部30Aの前端部と第一内管31の後端部との隙間によって、外気を排気管17の内部に導入する外気導入部17bが構成されている。
第二外管34の前端部には、前側ほど径が小さくなる前縮径部34aが形成されている。第二内管33の前端部は、第二外管34の前端よりも前側に突出している。前縮径部34aの前端部は、第二内管33の外周面に全周に亘って接している。
第二斜め部30Bは、平面視で第二水平部30Aの後端部から右後方に向かって斜めに延びている。第二外管34の後端部には、後側ほど径が小さくなる後縮径部34bが形成されている。第二内管33の後端部は、第二外管34の後端よりも後側に突出している。後縮径部34bの後端部は、第二内管33の外周面に全周に亘って接している。
〔排気管の支持構造〕
第一斜め部29Aを支持する第一支持部材35、第一水平部29Bを支持する第二支持部材36及び第二水平部30Aを支持する前後の第三支持部材37が設けられている。すなわち、第一斜め部29A、第一水平部29B及び第二水平部30Aは、夫々別々の支持部材(第一支持部材35、第二支持部材36及び第三支持部材37)に支持されている。第一支持部材35、第二支持部材36及び第三支持部材37は、本発明に係る「支持部材」に相当する。
第一支持部材35は、第一斜め部29Aにおける二重管部に取り付けられている。第一支持部材35は、機体フレーム2に立設された支柱38に取り付けられている。第一斜め部29Aは、第一支持部材35を介して支柱38に支持されている。
第二支持部材36は、第一水平部29Bにおける二重管部に取り付けられている。第二支持部材36は、連結部23aの前部に取り付けられている。第一水平部29Bは、第二支持部材36を介して連結部23aの支持されている。
第三支持部材37は、第二水平部30Aにおける二重管部に取り付けられている。第三支持部材37は、脱穀装置8の右側部における縦フレーム39に取り付けられている。第二水平部30Aは、第三支持部材37を介して脱穀装置8の右側部に支持されている。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、排気管17は、排気流れ方向に二分割されて構成されている。
しかし、排気管17は、排気流れ方向に三つ以上に分割されて構成されていてもよい。例えば、排気管17に、排気上流側から順に、第一排気管部材29と、第二排気管部材30と、第三排気管部材と、が備えられていてもよい。この場合、前記第三排気管部材は、二重管部材によって構成されていてもよいし、あるいは、一重管部材によって構成されていてもよい。
(2)上記実施形態では、第一水平部29Bの後端部は、一重管部によって構成されている。しかし、第一水平部29Bの後端部は、二重管部によって構成されていてもよい。
(3)上記実施形態では、第一外管32の後端部に、縮径部32aが形成されている。しかし、第一外管32の後端部に、縮径部32aが形成されていなくてもよい。
(4)上記実施形態では、第一内管31の前端部に、拡径部31aが形成されている。しかし、第一内管31の前端部に、拡径部31aが形成されていなくてもよい。
(5)上記実施形態では、第一排気管部材29は、エンジンEから後上方に向かって斜めに延びている。しかし、第一排気管部材29は、エンジンEから上方に向かって鉛直に延びていてもよいし、あるいは、エンジンEから下方に向かって鉛直に延びていてもよいし、あるいは、エンジンEから後下方に向かって斜めに延びていてもよい。
(6)上記実施形態では、排気管17は、脱穀装置8と穀粒タンク10との間を通されている。しかし、排気管17は、脱穀装置8と穀粒タンク10との間とは別の箇所を通されていてもよい。
(7)上記実施形態では、第一排気管部材29に、第一斜め部29Aと、第一水平部29Bと、が備えられている。しかし、第一排気管部材29の構成は、上記実施形態に係る構成に限定されるものではない。
(8)上記実施形態では、第二排気管部材30に、第二水平部30Aと、第二斜め部30Bと、が備えられている。しかし、第二排気管部材30の構成は、上記実施形態に係る構成に限定されるものではない。
(9)上記実施形態では、排気管17の支持構造として、第一支持部材35と、第二支持部材36と、第三支持部材37と、が備えられている。しかし、排気管17の支持構造は、上記実施形態に係る構成に限定されるものではない。
(10)上記実施形態では、第一排気管部材29の後端部と第二排気管部材30の前端部との接続部Cは、前側デッキ部26と前記後側デッキ部27との隙間及び縦搬送装置23に対して後側に位置ずれした位置に位置している。しかし、第一排気管部材29の後端部と第二排気管部材30の前端部との接続部Cは、前側デッキ部26と前記後側デッキ部27との隙間及び縦搬送装置23に対して前側に位置ずれした位置に位置していてもよい。
(11)上記実施形態では、原動部15に、DPF式の排気浄化装置16が備えられている。しかし、原動部15に、DPF式の排気浄化装置16に代えて、マフラー(消音装置)が備えられていてもよい。あるいは、原動部15に、DPF式の排気浄化装置16に加えて、SCR(Selective Catalytic Reduction)式の排気浄化装置が備えられていてもよい。
(12)上記実施形態では、本発明に係る「穀粒貯留部」は、穀粒タンク10によって構成されている。しかし、本発明に係る「穀粒貯留部」は、袋詰め式のホッパによって構成されていてもよい。
本発明は、全稈投入型コンバインの他、自脱型コンバインやトウモロコシ収穫機にも利用可能である。
8 脱穀装置
10 穀粒タンク(穀粒貯留部)
16B 尾管(排出部)
17 排気管
23 縦搬送装置
25 デッキ
26 前側デッキ部
27 後側デッキ部
29 第一排気管部材
29A 第一斜め部
29B 第一水平部
30 第二排気管部材
30A 第二水平部
30B 第二斜め部
31 第一内管(内管)
31a 拡径部
32 第一外管(外管)
32a 縮径部
35 第一支持部材(支持部材)
36 第二支持部材(支持部材)
37 第三支持部材(支持部材)
C 接続部
E エンジン

Claims (10)

  1. エンジンと、
    前記エンジンの排気が流通する排気管と、
    刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、
    前記脱穀装置と横並びに設けられ、脱穀処理後の穀粒を貯留する穀粒貯留部と、を備え、
    前記排気管は、前記排気管のうち排気上流側部分を構成する第一排気管部材と、前記排気管のうち排気下流側部分を構成する第二排気管部材と、を有し、
    前記第一排気管部材及び前記第二排気管部材は、二重管部材によって構成され、
    前記排気管は、前記脱穀装置と前記穀粒貯留部との間を通されて前記エンジンから後方に向かって延びており、
    前記排気管の後端は、前記脱穀装置の後端及び前記穀粒貯留部の後端よりも前側、かつ、前記脱穀装置の上端及び前記穀粒貯留部の上端よりも下側に位置している収穫機。
  2. 前記第一排気管部材の排気下流側端部は、一重管部によって構成され、
    前記第二排気管部材の排気上流側端部は、前記第一排気管部材の排気下流側端部に対して径方向外側から径方向に間隔をあけて重なっている請求項1に記載の収穫機。
  3. 前記第一排気管部材は、前記一重管部と、前記一重管部に対して排気上流側で前記一重管部に連なる二重管部と、を有し、
    前記二重管部において、前記第一排気管部材の外管のうち前記一重管部側の端部に、前記一重管部側ほど径が小さくなる縮径部が形成されている請求項2に記載の収穫機。
  4. 前記第一排気管部材の排気上流側端部は、前記エンジンの排気を排出する排出部に対して径方向外側から径方向に間隔をあけて重なっており、
    前記第一排気管部材の内管のうち排気上流側端部に、排気上流側ほど径が大きくなる拡径部が形成され、
    前記第一排気管部材の外管のうち排気上流側端部は、前記拡径部に対して径方向外側から径方向に間隔をあけて重なっており、
    前記第一排気管部材の外管のうち排気上流側端部と前記拡径部の排気上流側端部との径方向の間隔は、前記第一排気管部材の外管のうち排気上流側端部と前記拡径部の排気下流側端部との径方向の間隔よりも狭い請求項1から3の何れか一項に記載の収穫機。
  5. 前記第一排気管部材の外管のうち排気上流側端部は、前記拡径部の排気上流側端部に連結されている請求項4に記載の収穫機。
  6. 前記第一排気管部材は、前記エンジンから後上方に向かって斜めに延びる第一斜め部と、前記第一斜め部の後端部から後方に向かって水平に延びる第一水平部と、を有し、
    前記第二排気管部材は、前記第一水平部の後端部から後方に向かって水平に延びる第二水平部と、前記第二水平部の後端部から後上方に向かって斜めに延びる第二斜め部と、を有している請求項1から5の何れか一項に記載の収穫機。
  7. 前記第一斜め部、前記第一水平部及び前記第二水平部は、夫々別々の支持部材に支持されている請求項6に記載の収穫機。
  8. 前記支持部材は、前記第一斜め部、前記第一水平部及び前記第二水平部の夫々における二重管部に取り付けられている請求項7に記載の収穫機。
  9. 前記脱穀装置と前記穀粒貯留部との間における前記排気管の上方に、デッキが設けられ、
    前記デッキは、前記デッキのうち前側部分を構成する前側デッキ部と、前記デッキのうち後側部分を構成する後側デッキ部と、を有し、
    前記前側デッキ部及び前記後側デッキ部は、前後方向に間隔をあけて配置され、
    前記第一排気管部材の排気下流側端部と前記第二排気管部材の排気上流側端部との接続部は、前記前側デッキ部と前記後側デッキ部との隙間に対して前後一側に位置ずれした位置に位置している請求項1から8の何れか一項に記載の収穫機。
  10. 前記脱穀装置のうち前記穀粒貯留部側の横側部に、脱穀後の穀粒を前記穀粒貯留部に向けて上方に搬送する縦搬送装置が設けられ、
    前記前側デッキ部及び前記後側デッキ部は、前記前側デッキ部が前記縦搬送装置に対して前側に位置し、かつ、前記後側デッキ部が前記縦搬送装置に対して後側に位置する状態で、前後方向に間隔をあけて配置され、
    前記第一排気管部材の排気下流側端部と前記第二排気管部材の排気上流側端部との接続部は、前記前側デッキ部と前記後側デッキ部との隙間及び前記縦搬送装置に対して前後一側に位置ずれした位置に位置している請求項9に記載の収穫機。
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