JP6481902B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

本発明は、排気浄化装置を備えたコンバインに関するものである。
従来のコンバインでは、脱穀装置の右壁上部の形成された傾斜部とグレンタンクの左壁に形成された切欠き部の間の空間に排気浄化装置を配置する技術が知られている。(特許文献1)
特開2015―123051号公報
しかし、特許文献1の技術では、グレンタンクの前壁の上部に設けられたフックが係止するロックピンを、脱穀装置の傾斜部から排気浄化装置の上側に向かって延在する係止体の上部で支持しているので、係止体の変形によってフックとロックピンの係止が外れるという問題があった。
そこで、本発明の主たる課題は、グレンタンクの前壁の上部に設けられたフックが係止するロックピンを、排気浄化装置の上側に設けた係止体の端部で支持し、排気浄化装置を上載する浄化装置フレームから上側に向かって延在する支持部材で係止体を支持し、係止体の変形を防止し、フックとロックピンの係止の外れを防止することができるコンバインを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
すなわち、請求項1記載の発明は、機体フレーム(1)の前側に穀稈を収穫する刈取前処理装置(3)を設け、該刈取前処理装置(3)の後側左部に収穫された穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置(4)を設け、前記刈取前処理装置(3)の後側右部に操縦者が搭乗する操縦部(5)を設け、該操縦部(5)の下側にエンジンを搭載するエンジンルーム(6)を設け、該エンジンルーム(6)の後側に脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク(7)を設けたコンバインにおいて、
前記操縦部(5)の後部に設けられた左右方向に延在する操縦席フレーム(50)と、前記脱穀装置(4)の右壁(4B)の上部に設けられた前後方向に延在する脱穀装置フレーム(63)を、浄化装置フレーム(20)で連結し、該浄化装置フレーム(20)の上面に、前記エンジンから排出される排気ガス中の不純物を浄化する排気浄化装置(12)を固定し、前記グレンタンク(7)の前壁(7C)の上部にフック(44)を設け、前記排気浄化装置(12)の上側に、前記フック(44)を係止する前後方向に延在するロックピン(43)を設けた係止体(41)を設け、該係止体(41)を、前記浄化装置フレーム(20)から排気浄化装置(12)よりも上側に延在する第1支持部材(40)と、前記脱穀装置フレーム(63)から排気浄化装置(12)よりも上側に延在する第2支持部材(45)で支持したことを特徴とするコンバインである。
請求項2記載の発明は、前記第1支持部材(40)を、前記浄化装置フレーム(20)の右側前部から上側に向かって延在する右側支持部材(40A)と、前記浄化装置フレーム(20)の左側後部から上側に向かって延在する左側支持部材(40C)と、前記右側支持部材(40A)の上端部と左側支持部材(40C)の上端部を連結して、前記係止体(41)を支持する水平支持部材(40B)から形成し、平面視で、前記水平支持部材(40B)と第2支持部材(45)を略90度で交差させた請求項1のコンバインである。
請求項3記載の発明は、前記浄化装置フレーム(20)の前後方向の中間の右部を、前記脱穀装置フレーム(63)から右側上部に向けて延在する第3支持部材(46)で支持した請求項1又は2記載のコンバインである。
請求項4記載の発明は、前記排気浄化装置(12)と係止体(41)の間に、前記排気浄化装置(12)の上部を覆う排気浄化装置カバー(75)を設け、該排気浄化装置カバー(75)を、前記浄化装置フレーム(20)から排気浄化装置(12)よりも上側で、且つ、前記第1支持部材(40)の上端部よりも下側まで延在する第1装着部材(70)で支持した請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンバインである。
請求項5記載の発明は、前記第1装着部材(70)を、前記浄化装置フレーム(20)の右側前部から上側に向かって延在する右側装着部材(70A)と、該右側装着部材(70A)の上端部から左側後部に向かって延在する水平装着部材(70B)で形成し、該水平装着部材(70B)の中間部に、左側に延在するに従って前側下部に向かって延在する第2装着部材(71)を設けた請求項4記載のコンバインである。
請求項6記載の発明は、前記右側装着部材(70A)の上端部に、後側に向かって延在する第3装着部材(72)を設け、前記水平装着部材(70B)の後端部に、右側後部に向かって延在する第4装着部材(73)を設け、前記排気浄化装置カバー(75)を、前記水平装着部材(70B)と、前記第3装着部材(72)と、前記第4装着部材(73)で支持した請求項記載のコンバインである。
請求項7記載の発明は、前記水平装着部材(70B)の後端部を左側支持部材(40C)に固定した請求項5又は6記載のコンバインである。
請求項8記載の発明は、前記排気浄化装置(12)に近接させて排気ガス中の窒素酸化物を浄化する尿素浄化装置(14)を並設した請求項1〜7のいずれか1項に記載のコンバインである。
請求項9記載の発明は、前記浄化装置フレーム(20)を前後方向に所定の間隔を隔てて左右方向に延在する左右フレーム(A)と、左右方向に所定の間隔を隔てて前後方向に延在する前後フレーム(B)で形成し、該左右フレーム(A)を前側から順に第1左右フレーム(21)と、第2左右フレーム(22)と、第3左右フレーム(23)で形成し、前記前後フレーム(B)を左側から順に第1前後フレーム(24)と、第2前後フレーム(25)で形成し、前記第1左右フレーム(21)と、第2左右フレーム(22)と、第3左右フレーム(23)のそれぞれの左部を第1前後フレーム(24)に連結し、前記第1左右フレーム(21)の右部と第2左右フレーム(22)の右側の中間部を第2前後フレーム(25)に連結し、前記1左右フレーム(21)と、第2左右フレーム(22)と、第3左右フレーム(23)と、前記第1前後フレーム(24)と、第2前後フレーム(25)のそれぞれの下部を略同一水平面に設けた請求項1〜8のいずれか1項に記載のコンバインである。
請求項10記載の発明は、前記第2左右フレーム(22)の左部と第3左右フレーム(23)の左部を前後方向に延在する第1補強フレーム(26)で連結し、前記第2左右フレーム(22)の右部と第3左右フレーム(23)の右部を前後方向に延在する第2補強フレーム(27)で連結した請求項9記載のコンバインである。
請求項11記載の発明は、前記グレンタンク(7)の左壁(7A)における前記排気浄化装置(12)に対向する部位に、前側と左側が開口された切欠き部(S)を設け、該切欠き部(S)を左側上部から右側下部に向かって延在する上側傾斜壁(32)と、該上側傾斜壁(32)の下端から下側に向かって延在する垂直壁(33)と、該垂直壁(33)の下端から左側下部に向かって延在する下側傾斜壁(34)で形成し、正面視で前記垂直壁(33)をグレンタンク(7)の搬送螺旋の上側に位置させた請求項1〜10のいずれか1項に記載のコンバインである。
請求項12記載の発明は、前記上側傾斜壁(32)を前記機体フレーム(1)の上面に対して略45度傾斜して形成し、前記下側傾斜壁(34)を前記機体フレーム(1)の上面に対して略30度傾斜して形成した請求項11記載のコンバインである。
請求項13記載の発明は、前記脱穀装置(4)の右壁(4B)の下部とグレンタンク(7)の左壁(7A)の上部を穀粒を搬送する昇降装置(9)で連結し、側面視で該昇降装置(9)を後上がり傾斜姿勢に設けた請求項1〜12のいずれか1項に記載のコンバインである。
請求項14記載の発明は、前記グレンタンク(7)の左壁(7A)における切欠き部(S)の上側に位置する部位に前記昇降装置(9)の排出部(9A)を連結した請求項13記載のコンバインである。
請求項1記載の発明によれば、操縦部(5)の後部に設けられた左右方向に延在する操縦席フレーム(50)と、脱穀装置(4)の右壁(4B)の上部に設けられた前後方向に延在する脱穀装置フレーム(63)を、浄化装置フレーム(20)で連結し、浄化装置フレーム(20)の上面に、エンジンから排出される排気ガス中の不純物を浄化する排気浄化装置(12)を固定し、グレンタンク(7)の前壁(7C)の上部にフック(44)を設け、排気浄化装置(12)の上側に、フック(44)を係止する前後方向に延在するロックピン(43)を設けた係止体(41)を設け、係止体(41)を、浄化装置フレーム(20)から排気浄化装置(12)よりも上側に延在する第1支持部材(40)と、脱穀装置フレーム(63)から排気浄化装置(12)よりも上側に延在する第2支持部材(45)で支持したので、排気浄化装置(12)の上側で係止体(41)を強固に支持し、係止体(41)の変形を防止して、グレンタンク(7)の上部をフック(44)とロックピン(43)を介して脱穀装置(4)に確実に係止することができる。また、脱穀装置(4)の右壁(4B)の剛性が高まり、排気浄化装置(12)の重量が操縦席フレーム(50)と脱穀装置フレーム(63)に分散されるので脱穀装置(4)の右壁(4B)の変形を防止することができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、第1支持部材(40)を、浄化装置フレーム(20)の右側前部から上側に向かって延在する右側支持部材(40A)と、浄化装置フレーム(20)の左側後部から上側に向かって延在する左側支持部材(40C)と、右側支持部材(40A)の上端部と左側支持部材(40C)の上端部を連結して、係止体(41)を支持する水平支持部材(40B)から形成し、平面視で、水平支持部材(40B)と第2支持部材(45)を略90度で交差させたので、第1支持部材(40)の変形を防止して、グレンタンク(7)の上部と脱穀装置(4)をより確実に係止することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明による効果に加えて、浄化装置フレーム(20)の前後方向の中間の右部を、脱穀装置フレーム(63)から右側上部に向けて延在する第3支持部材(46)で支持したので、浄化装置フレーム(20)の変形を防止して、グレンタンク(7)の上部と脱穀装置(4)をさらに確実に係止することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、排気浄化装置(12)と係止体(41)の間に、排気浄化装置(12)の上部を覆う排気浄化装置カバー(75)を設け、排気浄化装置カバー(75)を、浄化装置フレーム(20)から排気浄化装置(12)よりも上側で、且つ、第1支持部材(40)の上端部よりも下側まで延在する第1装着部材(70)で支持したので、排気浄化装置(12)の外周部への藁屑等の堆積を防止して、藁屑等の発火を防止することができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の発明による効果に加えて、第1装着部材(70)を、浄化装置フレーム(20)の右側前部から上側に向かって延在する右側装着部材(70A)と、右側装着部材(70A)の上端部から左側後部に向かって延在する水平装着部材(70B)で形成し、水平装着部材(70B)の中間部に、左側に延在するに従って前側下部に向かって延在する第2装着部材(71)を設けたので、浄化装置フレーム(20)に接続されたハーネスを、第2装着部材(71)に固定してハーネスの配線処理を容易に行うことができる。
請求項6記載の発明によれば、請求項記載の発明による効果に加えて、右側装着部材(70A)の上端部に、後側に向かって延在する第3装着部材(72)を設け、水平装着部材(70B)の後端部に、右側後部に向かって延在する第4装着部材(73)を設け、排気浄化装置カバー(75)を、水平装着部材(70B)と、第3装着部材(72)と、第4装着部材(73)で支持したので、排気浄化装置(12)の上側に排気浄化装置カバー(75)を容易に設けることができる。
請求項7記載の発明によれば、請求項5又は6記載の発明による効果に加えて、水平装着部材(70B)の後端部を左側支持部材(40C)に固定したので、第1支持部材(40)の変形をより防止することができる。
請求項8記載の発明によれば、請求項1〜7のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、排気浄化装置(12)に近接させて排気ガス中の窒素酸化物を浄化する尿素浄化装置(14)を並設したので、排気浄化装置(12)と尿素浄化装置(14)を接続する排気管の長さを短くすることができる。
請求項9記載の発明によれば、請求項1〜8のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、浄化装置フレーム(20)を前後方向に所定の間隔を隔てて左右方向に延在する左右フレーム(A)と、左右方向に所定の間隔を隔てて前後方向に延在する前後フレーム(B)で形成し、左右フレーム(A)を前側から順に第1左右フレーム(21)と、第2左右フレーム(22)と、第3左右フレーム(23)で形成し、前後フレーム(B)を左側から順に第1前後フレーム(24)と、第2前後フレーム(25)で形成し、第1左右フレーム(21)と、第2左右フレーム(22)と、第3左右フレーム(23)のそれぞれの左部を第1前後フレーム(24)に連結し、第1左右フレーム(21)の右部と第2左右フレーム(22)の右側の中間部を第2前後フレーム(25)に連結し、1左右フレーム(21)と、第2左右フレーム(22)と、第3左右フレーム(23)と、第1前後フレーム(24)と、第2前後フレーム(25)のそれぞれの下部を略同一水平面に設けたので、エンジンルーム(6)に浄化装置フレーム(20)の下部の延出を抑制して、エンジンルーム(6)内の配置空間を大きく形成することができる。
請求項10記載の発明によれば、請求項9記載の発明による効果に加えて、第2左右フレーム(22)の左部と第3左右フレーム(23)の左部を前後方向に延在する第1補強フレーム(26)で連結し、第2左右フレーム(22)の右部と第3左右フレーム(23)の右部を前後方向に延在する第2補強フレーム(27)で連結したので、浄化装置フレーム(20)の変形を防止することができる。
請求項11記載の発明によれば、請求項1〜10のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、グレンタンク(7)の左壁(7A)における排気浄化装置(12)に対向する部位に、前側と左側が開口された切欠き部(S)を設け、切欠き部(S)を左側上部から右側下部に向かって延在する上側傾斜壁(32)と、上側傾斜壁(32)の下端から下側に向かって延在する垂直壁(33)と、垂直壁(33)の下端から左側下部に向かって延在する下側傾斜壁(34)で形成し、正面視で垂直壁(33)をグレンタンク(7)の搬送螺旋の上側に位置させたので、脱穀装置(4)とグレンタンク(7)の間に排気浄化装置(12)を配置する大きな空間を形成することができる。
請求項12記載の発明によれば、請求項11項に記載の発明による効果に加えて、上側傾斜壁(32)を機体フレーム(1)の上面に対して略45度傾斜して形成し、下側傾斜壁(34)を機体フレーム(1)の上面に対して略30度傾斜して形成したので、グレンタンク(7)に搬送された穀粒をグレンタンク(7)の下部に設けられた搬送螺旋に効率良く落下させることができる。
請求項13記載の発明によれば、請求項1〜12のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、脱穀装置(4)の右壁(4B)の下部とグレンタンク(7)の左壁(7A)の上部を穀粒を搬送する昇降装置(9)で連結し、側面視で昇降装置(9)を後上がり傾斜姿勢に設けたので、側面視で昇降装置(9)と切欠き部(S)が重複する面積を小さくして切欠き部(S)を効率良く利用することができる。
請求項14記載の発明によれば、請求項13記載の発明による効果に加えて、グレンタンク(7)の左壁(7A)における切欠き部(S)の上側に位置する部位に昇降装置(9)の排出部(9A)を連結したので、グレンタンク(7)に搬送された穀粒をグレンタンク(7)の下部に設けられた搬送螺旋により効率良く落下させることができる。
コンバインの平面図である。 コンバインの左側面図である。 浄化フレームに固定された排気浄化装置と尿素浄化装置の正面図である。 浄化フレームに固定された排気浄化装置と尿素浄化装置を左側前部の上側から視た斜視図である。 浄化フレームに固定された排気浄化装置と尿素浄化装置を左側後部の上側から視た斜視図である。 浄化フレームの前側右部の上側から視た斜視図である。 浄化フレームに固定された排気浄化装置と尿素浄化装置の要部の正面図である。 浄化フレームに固定された排気浄化装置と尿素浄化装置の要部の平面図である。 浄化フレームに固定された排気浄化装置と尿素浄化装置の要部を右後側から視た斜視図である。 脱穀装置とグレンタンクを連結する昇降装置の左側面図である。
本発明について図面を参照しつつ説明する。なお、操縦者から見て、前方を前側、後方を後側、右手側を右側、左手側を左側として便宜的に方向を示して説明する。
図1,2に示すように、汎用コンバインは、機体フレーム1の下側に土壌面を走行する左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の前側に圃場の穀稈を収穫する刈取前処理装置3が設けられ、刈取前処理装置3の後側左部に収穫された穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置4が設けられ、刈取前処理装置3の後側右部に操縦者が搭乗する操縦部5が設けられている。
操縦部5の下部にはエンジンを内装するエンジンルーム6が設けられ、操縦部5の後側に脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク7が設けられ、グレンタンク7の後側に穀粒を外部に排出する排出筒8が設けられている。排出筒8は、グレンタンク7の後下部に連通されて上下方向に延在する縦排出筒と、縦排出筒の上部に連通されて前後方向に延在する横排出筒から形成されている。また、脱穀装置4の下部とグレンタンク7の上部は、脱穀装置4からグレンタンク7に穀粒を搬送する揚穀装置9によって連通されている。
刈取前処理装置3は、圃場の穀稈を起立させながら後側に搬送する搬送装置3Aと、搬送装置3Aの後下部に搬送された穀稈の株元を切断する刈刃装置3Bと、搬送装置3Aの後側に搬送された穀稈を左側に寄せ集めるオーガ装置3Cと、寄せ集められた穀稈を脱穀装置4に搬送するフィーダハウス3Dから構成されている。
図3〜5に示すように、脱穀装置4の扱胴の上側に設けられた扱胴カバー60は、脱穀装置4の左壁4Aの上部に設けられた前後方向に延在する支軸61に回転自在に支持されている。これにより、扱胴カバー60を支軸61を中心に回動させて扱胴の上側に大きな空間を形成することにより扱胴等のメンテナンスを容易に行うことができる。
また、扱胴カバー60の右下部に設けられた右側に向かって延在する延在部62は、扱胴装置4の右壁4Bの上部に設けられた前後方向に向かって延在する脱穀装置フレーム63に着脱自在に固定されている。
操縦部5の後下部には、操縦席を支持する左右方向に向かって延在する操縦席フレーム50が設けられている。操縦席フレーム50の左部は、上下方向に向かって延在する連結部材51を介して、機体フレーム1の前部中間部位に設けられた逆U字形状の左側フレーム52に連結されている。また、操縦席フレーム50の右部は、上下方向に向かって延在する連結部材53を介して、機体フレーム1の前部右部位に設けられた逆U字形状の右側フレーム54に連結されている。なお、右側フレーム54の内周部には、エンジンルーム6の右部に配置されるラジエータ(図示省略)が設けられている。
エンジンルーム6に内装されたエンジン(図示省略)の排気口には、エンジンで燃焼された排気ガスを外部に排気する排気管10が接続されている。
排気管10には、排気ガス中の不純物を浄化する排気浄化装置(DPF)12と排気浄化装置12から排気される排気ガス中の窒素酸化物を浄化する尿素浄化装置(SCR)14が設けられている。なお、排気浄化装置12には、上流側の酸化触媒(DOC)と、下流側のパティキュレートフィルタ(DPF)が内装されている。
エンジンの排気口と排気浄化装置12の吸気口は、可撓性の第1排気管11で接続され、排気浄化装置12の排気口と尿素浄化装置14の吸気口は、可撓性の第2排気管13で接続され、尿素浄化装置14の排気口には可撓性の第3排気管15が接続されている。また、第2排気管13の後部には、第2排気管13を介して尿素浄化装置14に尿素水を噴射する弁である噴射装置17が接続され、噴射装置17には、可撓性の接続管を介して尿素水を圧送するポンプである供給装置が接続され、供給装置には可撓性の接続管を介して尿素水を貯留する尿素水タンク(図示省略)が接続されている。
第3排気管15は、尿素浄化装置14の排気口から上側に向かって延在して切欠き部Sの上側傾斜壁32の近傍に至った後、左側に向かって略90度屈曲して揚穀装置9の前側を左側に向かって延在した後、後側に向かって略90度屈曲して揚穀装置9の左側に近接して後側に向かって延在している。これにより、支軸61を中心として扱胴カバー60を容易に回動させることができる。また、第3排気管15は、揚穀装置9の前部に設けられたステー(図示省略)を介して揚穀装置9に着脱自在に固定されている。これにより、第3排気管15を所定の姿勢で容易に維持すことができる。
排気浄化装置12と尿素浄化装置14は、取付プレート16を介して浄化装置フレーム20に固定される。なお、正面視において、排気浄化装置12は、取付プレート16の左側に固定され、尿素浄化装置14は、取付プレート16の右側に尿素浄化装置14に並設されている。
図6に示すように、浄化装置フレーム20は、左右方向に向かって延在する第1左右フレーム21と、第1左右フレーム21の後側に設けられた左右方向に向かって延在する第2左右フレーム22と、第2左右フレーム22の後側に設けられた左右方向に向かって延在する第3左右フレーム23と、前後方向に向かって延在する第1前後フレーム24と、第1前後フレーム24の右側に設けられた前後方向に向かって延在する第2前後フレーム25から形成されている。また、第1左右フレーム21の右部の後側と第2前後フレーム25の前部の左部は第1プレート21Bで連結され、第2左右フレーム22の前部における第2前後フレーム25の左側には第2プレート22Aが設けられている。なお、第1左右フレーム21と、第2左右フレーム22と、第3左右フレーム23を総称して左右フレームAと言い、第1前後フレーム24と、第2前後フレーム25を総称して前後フレームBと言う。
第1左右フレーム21の左部の後面と、第2左右フレーム22の左部の左面と、第3左右フレーム23の左部の左面は、それぞれ第1前後フレーム24に連結されている。第1左右フレーム21の右部の後面と、第2左右フレーム22の右部中央部位の前面は、それぞれ第2前後フレーム25に連結されている。また、第1左右フレーム21の下面と、第2左右フレーム22の下面と、第3左右フレーム23の下面と、第1前後フレーム24の下面と、第2前後フレーム25の下面は、上下方向において同一位置に設けられている。これにより、エンジンルーム6に延在する浄化装置フレーム20の下部の延出を小さくして、エンジンルーム6に大きな空間を形成することができる。
第2左右フレーム22の左部の後面と、第3左右フレーム23の左部の前面は、前後方向に向かって延在する第1補強フレーム26に連結され、第2左右フレーム22の右部の後面と、第3左右フレーム23の右部の前面は、前後方向に向かって延在する第2補強フレーム27に連結されている。また、第2左右フレーム22の下面と、第3左右フレーム23の下面と、第1補強フレーム26の下面と、第2補強フレーム27の下面は、上下方向において同一位置に設けられている。これにより、浄化装置フレーム20の変形を防止して、エンジンルーム6に延在する浄化装置フレーム20の下部をより小さくして、エンジンルーム6により大きな空間を形成することができる。
第1補強フレーム26の上面と第2補強フレーム27の上面には、取付プレート16の固定時に使用する開口部が形成されている。また、第2前後フレーム25の延長線上に位置する第2左右フレーム22の後面と第3左右フレーム23の前面は、第3補強フレーム28に連結するのが好ましい。これにより、浄化装置フレーム20の変形をさらに防止することができる。
第1左右フレーム21の前面には、浄化装置フレーム20を操縦部5の操縦席を支持する操縦席フレーム50の上面に連結する左右一対の前側ステー21Aが設けられている。第1前後フレーム24の後部の左面には、浄化装置フレーム20を脱穀装置4の脱穀装置フレーム60の上面に連結する左側ステー24Aが設けられている。これにより、操縦席フレーム50と脱穀装置フレーム60に、浄化装置フレーム20を強固に連結して固定することができる。左側ステー24Aの中心部の下面は、上下方向に向かって延在する連結部材55を介して機体フレーム1に連結されている。これにより、浄化装置フレーム20の変形をさらに防止することができる。
図9に示すように、連結部材55には、噴射装置17に尿素水を圧送するバルブ等の供給装置56と、グレンタンク7の下部に設けられた搬送螺旋65のクラッチを接続状態を切り換えるモータ等の切換手段57が取付けられている。これにより、連結部材55を支持部材として使用して別に供給装置56と切換手段57を取付ける部材を設ける必要がなく、部品点数を削減することができる。
図7,8に示すように、浄化装置フレーム20の第1プレート21Bと左側ステー24Aは、丸パイプ等からなる第1支持部材40で連結されている。正面視において、第1支持部材40は、第1プレート21Bから上側に向かって延在して排気浄化装置12の上側に至り、左側に向かって略90度屈曲した後、左側に向かって延在して排気浄化装置12の左側に至り、下側に向かって略90度屈曲した後、下側に向かって延在して左側ステー24Aに至っている。また、平面視においては、第1支持部材40は、第1プレート21Bから後左側に向かって延在して左側ステー24Aに至っている。なお、第1支持部材40における第1プレート21Bから上側に向かって延在して排気浄化装置12の上側に至る部分を右側支持部材40Aと言い、第1支持部材40における左側に向かって略90度屈曲した後に左側に向かって延在して排気浄化装置12の左側に至った後下側に向かって略90度屈曲する部分を水平支持部材40Bと言い、第1支持部材40における下側に向かって延在して左側ステー24Aに至る部分を左側支持部材40Cと言う。
水平支持部材40Bの後部の上面には、水平支持部材40Bの延在する方向に長辺方向を一致させて配置した長方形状に形成された支持プレート(請求項の「係止体」)41が固定されている。支持プレート41の上面には、長手方向を左右方向に一致させて配置した長方形状に形成されたロックプレート42が固定され、ロックプレート42の右部は、支持プレート41の右端部よりも右側に向かって延在している。
ロックプレート42の前端部には、上側に向かって延長する前延在部42Aが形成され、ロックプレート42の後端部には、上側に向かって延長する後延在部42Bが形成されて、前延在部42Aの右端部と後延在部42Bの右端部には、前後方向にロックピン43が架設されている。
グレンタンク7の前壁7Cの左側上部には、前側に向かって支軸44Aが立設し、支軸44Aには、ロックピン43に係止するフック44の右部が回転自在に支持されている。これにより、グレンタンク7の上部に設けられたフック44と排気浄化装置12の上側に設けられたロックピン43を介して、グレンタンク7の上部を脱穀装置4に連結でき、走行時に発生する振動等によるグレンタンク7の変形を防止することができる。また、グレンタンク7の上部に設けられたフック44と排気浄化装置12の上側に設けられたロックピン43の係止と係止の解除を容易に行うことができ、フック44と支軸44Aの支持位置を左右方向に移動させてフック44とロックピン43の係止状態を容易に調整することができる。なお、グレンタンク7の後部は、機体フレーム1の後部に立設された支軸に回転自在に支持されており、グレンタンク7の保守点検時等には、グレンタンク7の前部を機体の右外側に回動可能になっている。
脱穀装置4の脱穀装置フレーム63の前部と支持プレート41の左部は、丸パイプ等からなる第2支持部材45で連結されている。正面視において、第2支持部材45は、脱穀装置フレーム63から上側に向かって延在して排気浄化装置12の上側に至り、右側に向かって湾曲した後、右上側に向かって延在して支持プレート41の左部の下面に至っている。また、平面視においては、第2支持部材45は、脱穀装置フレーム63から後右側に向かって延在して支持プレート41の左部に至り、第2支持部材45と支持プレート41は略90度で交差している。これにより、排気浄化装置12の上側で支持プレート41を強固に支持して支持プレート41の変形を防止でき、グレンタンク7の上部に設けられたフック44と排気浄化装置12の上側に設けられた支持プレート41に設けられたロックピン43を介して、グレンタンク7の上部を脱穀装置4に確実に係止することができる。また、第1支持部材40の剛性も高まって第1支持部材40の変形も防止することもできる。
脱穀装置4の右壁4Bの前部と浄化装置フレーム20の第3補強フレーム28の前後方向の中間部は、丸パイプ等からなる第3支持部材46で連結されている。正面視において、第3支持部材46は、右壁4Bから右上側に向かって延在して第3補強フレーム28の下部に至っている。また、平面視においては、第3支持部材46は、右壁4Bから右側に向かって延在して第3補強フレーム28の下部に至っている。これにより、浄化装置フレーム20の変形が防止され、浄化装置フレーム20を脱穀装置4の右壁4B、操縦席フレーム50等を介して、機体フレーム1に強固に固定することができる。
浄化装置フレーム20の第1プレート21Bと第1支持部材40の左側支持部材40Cの上部は、第1支持部材40よりも小径の丸パイプ等からなる第1装着部材70で連結されている。正面視において、第1装着部材70は、第1プレート21Bから上側に向かって延在して排気浄化装置12と水平支持部材40Bの間に至り、左側に向かって略90度屈曲した後、左側に向かって延在して左側支持部材40Cの上部に至っている。また、平面視においては、第1装着部材70は、第1プレート21Bから後左側に向かって延在して左側支持部材40Cに至っている。これにより、第1支持部材40の剛性も高まって第1支持部材40の変形も防止することもできる。なお、第1装着部材70における第1プレート21Bから上側に向かって延在して排気浄化装置12と水平支持部材40Bに至る部分を右側装着部材70Aと言い、左側に向かって略90度屈曲した後、左側に向かって延在して左側支持部材40Cの上部に至る部分を水平装着部材70Bと言う。
第1装着部材70の水平装着部材70Bの後部に偏倚した部位には、第2装着部材71が設けられている。正面視において、第2装着部材71は、水平装着部材70Bの後部に偏倚した部位から左下側に向かって延在して脱穀装置4の右壁4Bに臨んでいる。また、平面視においては、第2装着部材71は、水平装着部材70Bの後部に偏倚した部位から左前側に向かって延在して脱穀装置4の右壁4Bに臨んでいる。これにより、浄化装置フレーム20に接続されたハーネスを第2装着部材71等に固定してハーネスの配線を容易に行うことができる。
第1装着部材70の水平装着部材70Bの前部には、平面視において、後側に向かって延在して排気浄化装置12よりも後側に至る第3装着部材72が設けられている。また、第1装着部材70の水平装着部材70Bの後部には、平面視において、右後側に向かって延在して第3装着部材72の後部と交差する第4装着部材73が設けられている。なお、第1装着部材70の水平装着部材70Bと、第3装着部材72と、第4装着部材73は、同一高さに設けられている。
第1装着部材70の水平装着部材70Bと、第3装着部材72と、第4装着部材73の上側には、ステーを介して排気浄化装置2の上側を覆う排気浄化装置カバー75が着脱自在に設けられている。排気浄化装置カバー75は、正面視において、略山形形状に形成されている。これにより、排気浄化装置12の外周部に藁屑等の堆積を防止し、藁屑等の発火を防止することができる。また、排気浄化装置カバー75の右部の右側に向かう下り傾斜角度は、排気浄化装置カバー75の左部の左側に向かう下り傾斜角度よりも大きく形成されている。これにより、排出筒8から排出される穀粒に混在する籾等の排気浄化装置カバー75の右部への堆積を防止することができる。
図3〜5に示すように、浄化装置フレーム20に固定された排気浄化装置12と尿素浄化装置14は、脱穀装置4の扱胴カバー60と上下方向において略同一位置に設けられている。
尿素浄化装置14に対向するグレンタンク7の左壁7Aの前部には、前側と右側に開口部を有する切欠き部Sが形成されている。これにより、排気浄化装置12と尿素浄化装置14を左右方向に並設して脱穀装置4とグレンタンク7の間に設けることができる。
グレンタンク7の左壁7Aの揚穀装置9よりも前側に位置する前部は、正面視において、上側垂直壁31と、上側垂直壁31の下端部から右側に向かって下り傾斜する上側傾斜壁32と、上側傾斜壁32の下端部から下側に向かって延在する中間垂直壁(請求項の「垂直壁」)33と、中間垂直壁33の下端部から左側に向かって下り傾斜する下側傾斜壁34と、下側傾斜壁34の下端部から下側に向かって延在する下側垂直壁35で形成されている。また、切欠き部Sは、上側傾斜壁32と、中間垂直壁33と、下側傾斜壁34で区画された空間を言う。
上側傾斜壁32は、水平面に対して右側に向かって略45度の下り傾斜角度に形成され、中間垂直壁33は、排出筒8に穀粒を搬送する前後方向に延在する搬送螺旋の上側に形成され、下側傾斜壁34は、水平面に対して左側に向かって略30度の下り傾斜角度に形成されている。これにより、揚穀装置9によってグレンタンク7に搬送された穀粒を効率良く搬送螺旋に落下させることができる。
図10に示すように、脱穀装置4の下部とグレンタンク7の上部を連通する揚穀装置9は後上がり傾斜姿勢、すなわち、揚穀装置9の下部よりも上部が後側に位置する姿勢で固定されている。これにより、側面視において、揚穀装置9と切欠き部Sが重複する面積を小さくして切欠き部Sを効率良く利用でき、また、第3排気管15を過度に屈曲することを防止することができる。なお、揚穀装置9を垂直姿勢、前上がり傾斜、すなわち、揚穀装置9の下部よりも上部が前側に位置する姿勢で固定することもできる。
昇降装置9の排出部9Aは、上側垂直壁31の下側に切欠き部Sが形成された後側の部位に連結されている。これにより、昇降装置9によってグレンタンク7に搬送された穀粒を効率良く搬送螺旋に落下させることができる。
次に、オイルタンクの周辺の構成について説明する。脱穀装置4の前壁よりも前側の機体フレーム1の前部には、刈取前処理装置3を昇降させる昇降シリンダ等の油圧機器を駆動するオイルが貯留されたオイルタンクが設けられている。また、オイルタンクの上側には油圧機器にオイルの供給を行うコントロールバルブが設けられている。これにより、オイルタンクの上側に形成された空間を有効に活用することができる。
オイルタンク内のオイルは、機体フレーム1の左端部に設けられたドレン口から外部に排出され、オイルタンクの下部とオドレン口の右部は可撓性の油圧ホースで接続されている。これにより、オイルタンクのオイルを容易に外部に排出することができる。
昇降シリンダに接続されたシリンダ用油圧ホース等を継ぎ手を介して油圧ホースに接続するのが好ましい。これにより、昇降シリンダのオイルを容易に外部に排出することができる。また、油圧ホースを機体フレーム1を構成するフレーム内に挿通することが好ましい。これにより、油圧ホースを支持する部材を省略することができる。
1 機体フレーム
3 刈取前処理装置
4 脱穀装置
4B 右壁
5 操縦部
6 エンジンルーム
7 グレンタンク
7A 左壁
7C 前壁
9 揚穀装置
9A 排出部
12 排気浄化装置
14 尿素浄化装置
20 浄化装置フレーム
21 第1左右フレーム
22 第2左右フレーム
23 第3左右フレーム
24 第1前後フレーム
25 第2前後フレーム
26 第1補強フレーム
27 第2補強フレーム
32 上側傾斜壁
33 中間垂直壁(垂直壁)
34 下側傾斜壁
40 第1支持部材
41 支持プレート(係止体)
43 ロックピン
44 フック
45 第2支持部材
46 第3支持部材
50 操縦席フレーム
63 脱穀装置フレーム
70 第1装着部材
70A 右側装着部材
70B 水平装着部材
71 第2装着部材
72 第3装着部材
73 第4装着部材
75 排気浄化装置カバー
A 左右フレーム
B 前後フレーム
S 切欠き部

Claims (14)

  1. 機体フレーム(1)の前側に穀稈を収穫する刈取前処理装置(3)を設け、該刈取前処理装置(3)の後側左部に収穫された穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置(4)を設け、前記刈取前処理装置(3)の後側右部に操縦者が搭乗する操縦部(5)を設け、該操縦部(5)の下側にエンジンを搭載するエンジンルーム(6)を設け、該エンジンルーム(6)の後側に脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク(7)を設けたコンバインにおいて、
    前記操縦部(5)の後部に設けられた左右方向に延在する操縦席フレーム(50)と、前記脱穀装置(4)の右壁(4B)の上部に設けられた前後方向に延在する脱穀装置フレーム(63)を、浄化装置フレーム(20)で連結し、
    該浄化装置フレーム(20)の上面に、前記エンジンから排出される排気ガス中の不純物を浄化する排気浄化装置(12)を固定し、
    前記グレンタンク(7)の前壁(7C)の上部にフック(44)を設け、
    前記排気浄化装置(12)の上側に、前記フック(44)を係止する前後方向に延在するロックピン(43)を設けた係止体(41)を設け、
    該係止体(41)を、前記浄化装置フレーム(20)から排気浄化装置(12)よりも上側に延在する第1支持部材(40)と、前記脱穀装置フレーム(63)から排気浄化装置(12)よりも上側に延在する第2支持部材(45)で支持したことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記第1支持部材(40)を、前記浄化装置フレーム(20)の右側前部から上側に向かって延在する右側支持部材(40A)と、前記浄化装置フレーム(20)の左側後部から上側に向かって延在する左側支持部材(40C)と、前記右側支持部材(40A)の上端部と左側支持部材(40C)の上端部を連結して、前記係止体(41)を支持する水平支持部材(40B)から形成し、平面視で、前記水平支持部材(40B)と第2支持部材(45)を略90度で交差させた請求項1のコンバイン。
  3. 前記浄化装置フレーム(20)の前後方向の中間の右部を、前記脱穀装置フレーム(63)から右側上部に向けて延在する第3支持部材(46)で支持した請求項1又は2記載のコンバイン。
  4. 前記排気浄化装置(12)と係止体(41)の間に、前記排気浄化装置(12)の上部を覆う排気浄化装置カバー(75)を設け、該排気浄化装置カバー(75)を、前記浄化装置フレーム(20)から排気浄化装置(12)よりも上側で、且つ、前記第1支持部材(40)の上端部よりも下側まで延在する第1装着部材(70)で支持した請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンバイン。
  5. 前記第1装着部材(70)を、前記浄化装置フレーム(20)の右側前部から上側に向かって延在する右側装着部材(70A)と、該右側装着部材(70A)の上端部から左側後部に向かって延在する水平装着部材(70B)で形成し、該水平装着部材(70B)の中間部に、左側に延在するに従って前側下部に向かって延在する第2装着部材(71)を設けた請求項4記載のコンバイン。
  6. 前記右側装着部材(70A)の上端部に、後側に向かって延在する第3装着部材(72)を設け、前記水平装着部材(70B)の後端部に、右側後部に向かって延在する第4装着部材(73)を設け、前記排気浄化装置カバー(75)を、前記水平装着部材(70B)と、前記第3装着部材(72)と、前記第4装着部材(73)で支持した請求項記載のコンバイン。
  7. 前記水平装着部材(70B)の後端部を左側支持部材(40C)に固定した請求項5又は6記載のコンバイン。
  8. 前記排気浄化装置(12)に近接させて排気ガス中の窒素酸化物を浄化する尿素浄化装置(14)を並設した請求項1〜7のいずれか1項に記載のコンバイン。
  9. 前記浄化装置フレーム(20)を前後方向に所定の間隔を隔てて左右方向に延在する左右フレーム(A)と、左右方向に所定の間隔を隔てて前後方向に延在する前後フレーム(B)で形成し、該左右フレーム(A)を前側から順に第1左右フレーム(21)と、第2左右フレーム(22)と、第3左右フレーム(23)で形成し、前記前後フレーム(B)を左側から順に第1前後フレーム(24)と、第2前後フレーム(25)で形成し、前記第1左右フレーム(21)と、第2左右フレーム(22)と、第3左右フレーム(23)のそれぞれの左部を第1前後フレーム(24)に連結し、前記第1左右フレーム(21)の右部と第2左右フレーム(22)の右側の中間部を第2前後フレーム(25)に連結し、前記1左右フレーム(21)と、第2左右フレーム(22)と、第3左右フレーム(23)と、前記第1前後フレーム(24)と、第2前後フレーム(25)のそれぞれの下部を略同一水平面に設けた請求項1〜8のいずれか1項に記載のコンバイン。
  10. 前記第2左右フレーム(22)の左部と第3左右フレーム(23)の左部を前後方向に延在する第1補強フレーム(26)で連結し、前記第2左右フレーム(22)の右部と第3左右フレーム(23)の右部を前後方向に延在する第2補強フレーム(27)で連結した請求項9記載のコンバイン。
  11. 前記グレンタンク(7)の左壁(7A)における前記排気浄化装置(12)に対向する部位に、前側と左側が開口された切欠き部(S)を設け、該切欠き部(S)を左側上部から右側下部に向かって延在する上側傾斜壁(32)と、該上側傾斜壁(32)の下端から下側に向かって延在する垂直壁(33)と、該垂直壁(33)の下端から左側下部に向かって延在する下側傾斜壁(34)で形成し、正面視で前記垂直壁(33)をグレンタンク(7)の搬送螺旋の上側に位置させた請求項1〜10のいずれか1項に記載のコンバイン。
  12. 前記上側傾斜壁(32)を前記機体フレーム(1)の上面に対して略45度傾斜して形成し、前記下側傾斜壁(34)を前記機体フレーム(1)の上面に対して略30度傾斜して形成した請求項11記載のコンバイン。
  13. 前記脱穀装置(4)の右壁(4B)の下部とグレンタンク(7)の左壁(7A)の上部を穀粒を搬送する昇降装置(9)で連結し、側面視で該昇降装置(9)を後上がり傾斜姿勢に設けた請求項1〜12のいずれか1項に記載のコンバイン。
  14. 前記グレンタンク(7)の左壁(7A)における切欠き部(S)の上側に位置する部位に前記昇降装置(9)の排出部(9A)を連結した請求項13記載のコンバイン。
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