図1,2に示すように、汎用コンバインは、機体フレーム1の下側に土壌面を走行する左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の前側に圃場の穀稈を収穫する刈取前処理装置3が設けられ、刈取前処理装置3の後側左部に収穫された穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置4が設けられ、刈取前処理装置3の後側右部に操縦者が搭乗する操縦部5が設けられている。
操縦部5の下部にはエンジンEを内装するエンジンルーム6が設けられ、操縦部5の後側に脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク7が設けられ、グレンタンク7の後側に穀粒を外部に排出する排出筒8が設けられている。また、脱穀装置4の下部とグレンタンク7の上部は、脱穀装置4からグレンタンク7に穀粒を搬送する第1揚穀筒9によって連通されている。
刈取前処理装置3は、圃場の穀稈を起立させながら後側に搬送する搬送装置3Aと、搬送装置3Aの後下部に搬送された穀稈の株元を切断する刈刃装置3Bと、搬送装置3Aの後側に搬送された穀稈を左側に寄せ集めるオーガ装置3Cと、寄せ集められた穀稈を脱穀装置4に搬送するフィーダハウス3Dから構成されている。
図3〜5に示すように、脱穀装置4の扱胴の上側に設けられた扱胴カバー60は、脱穀装置4の左壁4Aの上部に設けられた前後方向に延在する支軸61に回転自在に支持されている。これにより、扱胴カバー60を支軸61を中心に回動させて扱胴の上側に大きな空間を形成することにより扱胴等のメンテナンスを容易に行うことができる。
また、扱胴カバー60における右側下部に設けられた右側に延在する延在部62は、脱穀装置4の右壁4Bの上部に設けられた前後方向に延在する脱穀フレーム63に着脱自在に固定されている。
操縦部5における後側下部には、操縦席を支持する左右方向に延在する操縦席フレーム50が設けられている。操縦席フレーム50の左部は、上下方向に延在する連結部材51を介して、機体フレーム1における前側中間部に設けられた逆U字形状の左側フレーム52に連結されている。また、操縦席フレーム50の右部は、上下方向に延在する連結部材53を介して、機体フレーム1における前側右部に設けられた逆U字形状の右側フレーム54に連結されている。
エンジンルーム6に内装されたエンジンEの排気口には、エンジンEで燃焼された排気ガスを外部に排気する排気管10が接続されている。
排気管10には、排気ガス中の不純物を浄化する排気浄化装置(DPF、請求項における「排気浄化フィルタ」)12と排気浄化装置12から排気される排気ガス中の窒素酸化物を浄化する尿素浄化装置(SCR)14が設けられている。排気浄化装置12と尿素浄化装置14の部品交換等の保守作業は、前側蓋を取外して行うことができる。なお、排気浄化装置12には、上流側の酸化触媒(DOC)と、下流側のパティキュレートフィルタ(DPF)が内装されている。
エンジンEの排気口と排気浄化装置12の前部に形成された流入口は、可撓性の第1接続管11で接続され、排気浄化装置12の後部に形成された流出口と尿素浄化装置14の前部に形成された流入口は、可撓性の第2接続管13で接続され、尿素浄化装置14の後部に形成された流出口には可撓性の第3接続管15が接続されている。また、第2接続管13の後部には、第2接続管13を介して尿素浄化装置14に尿素水を噴射する噴射装置17が接続され、噴射装置17には、可撓性の接続管を介して尿素水を圧送するポンプである供給装置18が接続され、供給装置18には可撓性の接続管を介して尿素水を貯留する尿素水タンク(図示省略)が接続されている。
図6,7に示すように、尿素浄化装置14の下方に配置された供給装置18は、支持部材19を介して機体フレーム1に固定されている。支持部材19は、正面視において、略U字形状に形成された前フレーム19Aと後フレーム19Bと、前フレーム19Aの左部と後フレーム19Bの左部を連結する連結部材19Cから形成されている。供給装置18は、連結部材19Cの右面に着脱自在に取付けられ、前フレーム19Aと後フレーム19B下部は、機体フレーム1に固定され、支持部材19は、排気浄化装置12と尿素浄化装置14を上載する後述する浄化装置フレーム20を支持するフレーム等には連結されていない。これにより、排気浄化装置12と尿素浄化装置14で発生する振動が供給装置18に伝わるのを抑制することができる。
正面視において、供給装置18は、第1揚穀筒9と刺さり穀粒等の2番物を脱穀装置4の選別棚の上流部に搬送する第2揚穀筒(請求項における「揚穀筒」)38の間に配置されている。これにより、車体の走行時に発生する走行風を脱穀装置4とグレンタンク7の間に後方に向かって送風することができる。
側面視において、供給装置18は、前後方向において、第2揚穀筒38の排塵口39の前側に設けられている。これにより、排塵口39から落下する藁屑等の粉塵が供給装置18に堆積するのを防止することができる。また、供給装置18は、上下方向において機体フレーム1と第2揚穀筒38の還元口の中間に配置されている。これにより、供給装置18と噴射装置17を接続する可撓性の接続管の長さを短くすることができる。
脱穀装置4の選別棚に選別風を送風する唐箕66の軸心視において、供給装置18は、唐箕66に空気を吸引する吸気口67の後方上側に配置されている。これにより、吸気口67の前部が開放され、吸気口67の前部から多量の送風風(空気)を唐箕66に向かって吸引することができる。
第3接続管15の内径は、尿素浄化装置14の流出口の外径よりも大径に形成されている。これにより、尿素浄化装置14の流出口の周辺空気を第3接続管15に吸引して、尿素浄化装置14から第3接続管15に排出された排気ガスの温度を下げることができる。
第3接続管15は、尿素浄化装置14の流出口から後述する排気浄化装置カバー75よりも上方の切欠き部Sの上傾斜壁32の近傍まで延在させ、次に、左側に略90度屈曲して左方の第1揚穀筒9と第1揚穀筒9の排出部36に下側に向かって延出して形成された駆動室37の間を通って左側に延在させ、次に、後側に略90度屈曲して第1揚穀筒9の左部に近接しながら後方に延在させられている。なお、駆動室37には、排出部36に設けられたインペラの回転軸を駆動するギヤが設けられている。これにより、支軸61を中心として扱胴カバー60を容易に回動させることができ、また、排気浄化装置カバー75に堆積した粉塵が第3接続管15に落下して燃焼するのを防止することができる。
る。また、第3接続管15は、第1揚穀筒9の前部に設けられたステー(図示省略)を介して第1揚穀筒9に着脱自在に固定されている。これにより、第3接続管15を所定の姿勢で容易に維持すことができる。
排気浄化装置12と尿素浄化装置14は、取付プレート16を介して浄化装置フレーム20に固定されている。なお、排気浄化装置12は、浄化装置フレーム20の脱穀装置4側である左側に取付けられており、尿素浄化装置14は、浄化装置フレーム20のグレンタンク7側である右側に取付けられている。
図8に示すように、浄化装置フレーム20は、左右方向に延在する第1左右フレーム21と、第1左右フレーム21の後側に設けられた左右方向に延在する第2左右フレーム22と、第2左右フレーム22の後側に設けられた左右方向に延在する第3左右フレーム23と、前後方向に延在する第1前後フレーム24と、第1前後フレーム24の右側に設けられた前後方向に延在する第2前後フレーム25から形成されている。なお、第1左右フレーム21と、第2左右フレーム22と、第3左右フレーム23を総称して左右フレームAと言い、第1前後フレーム24と、第2前後フレーム25を総称して前後フレームBと言う。
第1左右フレーム21の左部の後面と第2左右フレーム22の左部の左面と第3左右フレーム23の左部の左面は、第1前後フレーム24で連結されている。第1左右フレーム21の右部の後面と第2左右フレーム22の中間部における右側に偏移した部位の前面は、第2前後フレーム25で連結されている。また、第1左右フレーム21の下面と、第2左右フレーム22の下面と、第3左右フレーム23の下面と、第1前後フレーム24の下面と、第2前後フレーム25の下面は、上下方向において同一位置に設けられている。これにより、エンジンルーム6に延出する浄化装置フレーム20の部位を小さくして、大きな空間をエンジンルーム6に確保することができる。
第2左右フレーム22の左部の後面と第3左右フレーム23の左部の前面は、前後方向に延在する第1補強フレーム26で連結され、第2左右フレーム22の右部の後面と第3左右フレーム23の右部の前面は、前後方向に延在する第2補強フレーム27で連結されている。これにより、浄化装置フレーム20の変形を防止することができる。また、第2左右フレーム22の下面と、第3左右フレーム23の下面と、第1補強フレーム26の下面と、第2補強フレーム27の下面は、上下方向において同一位置に設けられている。これにより、エンジンルーム6に延出する浄化装置フレーム20の部位を小さくして、大きな空間をエンジンルーム6に確保することができる。
第1補強フレーム26の上面と第2補強フレーム27の上面には、取付プレート16の固定時に使用する開口部が形成されている。また、第2前後フレーム25の延長線上に位置する第2左右フレーム22の後面と第3左右フレーム23の前面は、第3補強フレーム28で連結されている。これにより、浄化装置フレーム20の変形をより防止することができる。
第1左右フレーム21の前面には、浄化装置フレーム20を操縦部5の操縦席を支持する操縦席フレーム50の上面に連結する左右一対の前側ステー21Aが設けられている。第1前後フレーム24の後部の左面には、浄化装置フレーム20を脱穀装置4の脱穀フレーム63の上面に連結する左側ステー24Aが設けられている。これにより、操縦席フレーム50と脱穀フレーム63に、浄化装置フレーム20を連結して固定することができる。左側ステー24Aの中間部の下面は、上下方向に延在する連結部材55を介して機体フレーム1に連結されている。これにより、浄化装置フレーム20の変形をより防止することができる。
第1左右フレーム21の右部の後面と第2前後フレーム25の前部の左面は、第1プレート21Bで連結され、第2左右フレーム22の右部の前面には第2プレート22Aが設けられている。
図9,10に示すように、浄化装置フレーム20の第1プレート21Bと左側ステー24Aは、丸パイプ等からなる第1支持部材40で連結されている。正面視において、第1支持部材40は、第1プレート21Bから上側に延在して排気浄化装置12の上側に至り、左側に略90度屈曲した後、左側に延在して排気浄化装置12の左側に至り、下側に略90度屈曲した後、下側に延在して左側ステー24Aに至っている。また、平面視においては、第1支持部材40は、第1プレート21Bから後方左側に延在して左側ステー24Aに至っている。なお、第1支持部材40における第1プレート21Bから上側に延在して排気浄化装置12の上側に至る部分を右側支持部材40Aと言い、第1支持部材40における左側に略90度屈曲した後、左側に延在して排気浄化装置12の左側に至り、下側に略90度屈曲する部分を水平支持部材40Bと言い、第1支持部材40における下側に延在して左側ステー24Aに至る部分を左側支持部材40Cと言う。
水平支持部材40Bの後部の上面には、長方形状に形成された係止体41が固定されている。係止体41の上面には、長手方向を左右方向に一致させて配置した長方形状に形成されたロックプレート42が固定され、ロックプレート42の右部は、係止体41の右部よりも右側に延在している。
ロックプレート42の前部には、上側に延在する前延在部42Aが形成され、ロックプレート42の後部には、上側に延在する後延在部42Bが形成されて、前延在部42Aの右部と後延在部42Bの右部には、前後方向に延在するロックピン43が架設されている。
グレンタンク7の上垂直壁31と上傾斜壁32における第1揚穀筒9の排出部36の前側近傍の上垂直壁31の左面と上傾斜壁32の左面上部に固定されて左側に延在する第1固定部材47が設けられている、平面視において、第1固定部材47は、上垂直壁31側が開放されたコの字形状に形成されている。
第1固定部材47の左面には、左側に延在する第2固定部材48が設けられている。平面視において、第2固定部材48は、第1固定部材47側が開放されたコの字形状に形成されている。
第2固定部材48には、前後方向に延在する支軸49が立設され、支軸49には、フック44の中間部が回転自在に支持されている。また、フック44の左部は、ロックピン43への係合を容易にするために略円弧上の凹部が形成されている。これにより、第1揚穀筒9の排出部36の前側近傍でフック44とロックピン43を係合して、第1揚穀筒9の排出部36とグレンタンク7の密着性を向上させることができる。
図5に示すように、グレンタンク7の切欠き部Sの下側部位は、左側に向かって大きく膨張し、グレンタンク7の後部は、左側に向かって大きく膨張し、グレンタンク7の後部は、グレンタンク7の切欠き部Sの下側部位よりも左側に向かって大きく膨張している。これにより、フック44とロックピン43の係合位置を、グレンタンク7の左右方向の重心位置に近い位置となり、グレンタンク7の左右方向の揺れを抑制することができる。
フック44とロックピン43の係合位置をグレンタンク7の上側の回転支点(図示省略)よりも上方に設けるのが好ましい。これにより、フック44とロックピン43の係合状態を好適に維持することができる。
図9,10に示すように、脱穀フレーム63の前部と係止体41の左部は、丸パイプ等からなる第2支持部材45で連結されている。正面視において、第2支持部材45は、脱穀フレーム63から上側に延在して排気浄化装置12の上側に至り、右側に湾曲した後、上方右側に延在して係止体41の左部の下面に至っている。また、平面視においては、第2支持部材45は、脱穀フレーム63から後方右側に延在して係止体41の左部に至り、第2支持部材45と係止体41は略90度で交差している。これにより、排気浄化装置12の上側で係止体41を強固に支持して係止体41の変形を防止でき、フック44とロックピン43を介して、グレンタンク7の上部を脱穀装置4に確実に係止することができる。また、第1支持部材40の剛性も高まって第1支持部材40の変形も防止することもできる。
脱穀装置4の右壁4Bの前部と浄化装置フレーム20の第3補強フレーム28の前後方向の中間部は、丸パイプ等からなる第3支持部材46で連結されている。正面視において、第3支持部材46は、右壁4Bから上方右側に延在して第3補強フレーム28の下部に至っている。また、平面視においては、第3支持部材46は、右壁4Bから右側に延在して第3補強フレーム28の下部に至っている。これにより、浄化装置フレーム20の変形が防止され、浄化装置フレーム20を脱穀装置4の右壁4B、操縦席フレーム50等を介して、機体フレーム1に強固に固定することができる。
浄化装置フレーム20の第1プレート21Bと第1支持部材40の左側支持部材40Cの上部は、第1支持部材40よりも小径の丸パイプ等からなる第1装着部材70で連結されている。正面視において、第1装着部材70は、第1プレート21Bから上側に延在して排気浄化装置12と水平支持部材40Bの間に至り、左側に略90度屈曲した後、左側に延在して左側支持部材40Cの上部に至っている。また、平面視においては、第1装着部材70は、第1プレート21Bから後方左側に延在して左側支持部材40Cに至っている。これにより、第1支持部材40の剛性が高まり第1支持部材40の変形を防止することができる。なお、第1装着部材70における第1プレート21Bから上側に延在して排気浄化装置12と水平支持部材40Bに至る部分を右側装着部材70Aと言い、左側に略90度屈曲した後、左側に延在して左側支持部材40Cの上部に至る部分を水平装着部材70Bと言う。
第1装着部材70の水平装着部材70Bの後部に偏倚した部位には、第2装着部材71が設けられている。正面視において、第2装着部材71は、水平装着部材70Bの後部に偏倚した部位から下方左側に延在して脱穀装置4の右壁4Bに臨んでいる。また、平面視においては、第2装着部材71は、水平装着部材70Bの後部に偏倚した部位から前方左側に延在して脱穀装置4の右壁4Bに臨んでいる。これにより、浄化装置フレーム20に接続されたハーネスを第2装着部材71等に固定してハーネスの配線を容易に行うことができる。
第1装着部材70の水平装着部材70Bの前部には、平面視において、後側に延在して排気浄化装置12よりも後側に至る第3装着部材72が設けられている。また、第1装着部材70の水平装着部材70Bの後部には、平面視において、後方右側に延在して第3装着部材72の後部と交差する第4装着部材73が設けられている。なお、第1装着部材70の水平装着部材70Bと、第3装着部材72と、第4装着部材73は、同一高さに設けられている。
第1装着部材70の水平装着部材70Bと、第3装着部材72と、第4装着部材73の上側には、ステーを介して排気浄化装置2の上側を覆う排気浄化装置カバー75が着脱自在に設けられている。排気浄化装置カバー75は、正面視において、略山形形状に形成されている。これにより、排気浄化装置12の外周部に藁屑等の堆積を防止し、藁屑等の発火を防止することができる。また、排気浄化装置カバー75の右部の右側に向かう下り傾斜角度は、排気浄化装置カバー75の左部の左側に向かう下り傾斜角度よりも大きく形成されている。これにより、排出筒8から排出される穀粒に混在する籾等の排気浄化装置カバー75の右部への堆積を防止することができる。
浄化装置フレーム20に固定された排気浄化装置12と尿素浄化装置14は、脱穀装置4の扱胴カバー60と上下方向において略同一位置に設けられている。
尿素浄化装置14に対向するグレンタンク7の左壁7Aの前部には、前側と右側に開口部を有する切欠き部Sが形成されている。これにより、排気浄化装置12と尿素浄化装置14を左右方向に並設して脱穀装置4とグレンタンク7の間に設けることができる。
グレンタンク7の左壁7Aの第1揚穀筒9よりも前側に位置する部位は、正面視において、上垂直壁31と、上垂直壁31の下端部から下方右側に延在する上傾斜壁32と、上傾斜壁32の下端部から下側に延在する垂直壁33と、垂直壁33の下端部から下方左側に延在する下傾斜壁34と、下傾斜壁34の下端部から下側に延在する下垂直壁35で形成されている。また、切欠き部Sは、上傾斜壁32と、垂直壁33と、下傾斜壁34で区画された空間を言う。
上傾斜壁32は、水平面に対して傾斜角度45度で下方右側に延在し、垂直壁33は、グレンタンクGの搬送螺旋65の上方に形成され、下傾斜壁34は、水平面に対して傾斜角度30度で下方左側に延在している。これにより、第1揚穀筒9によってグレンタンク7に搬送された穀粒を効率良く搬送螺旋65に落下させることができる。
供給装置18は、第2揚穀筒38の前側に設けられているが、排塵口39からの排塵量が多い場合や、走行風が不足している場合、供給装置18上に塵埃が堆積することがある。そのため、排塵口39からの塵埃が多い場合、排気浄化装置12の捕集された粒子状物質を焼却する再生制御を規制するようになっている。
発生塵埃の多い豆類などを収穫するために、排塵口39に網等の有孔板が装着されており、かつ、第2揚穀筒38が駆動されていることをもって、排塵口39からの排塵量が多い状態であると判断する。
また、排塵口39からの排塵量が多い状態であることは、排塵口39に網等の有孔板が装着されており、かつ、脱穀装置4が駆動されていることをもって判断してもよい。また、脱穀装置4の駆動有無に代えてエンジンEの回転数(回転速度)が所定の閾値を超えていることを条件とすることもできる。
或いは、作業部の各種設定を変更する作物選択スイッチの設定状態に基づいて判断するように構成することもできる。また、排塵口39の近傍または下方に塵埃を検出するセンサーを配置し、このセンサーの検出結果に基づいて判断する構成とすることもできる。