JP2019129742A - コンバイン - Google Patents
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Abstract
【課題】脱穀装置とグレンタンクの間に排気浄化装置を設けながらも、脱穀装置の内壁に形成した開口部から、脱穀装置内部のメンテナンスを容易に行なえるものとする。【解決手段】左右に配置された脱穀装置(4)とグレンタンク(7)の間に、エンジン(E)の排気ガスを浄化する排気浄化装置(20)を設け、脱穀装置(4)の右側部に形成された右壁(4B)の下部とグレンタンク(7)の左側部に形成された左壁(7A)の上部を、脱穀された穀粒を搬送する第1揚穀筒(18)で連通し、脱穀装置(4)の右壁(4B)に脱穀装置(4)内部のメンテナンス用の開口部(81)を形成し、機体側面視において、開口部(81)を、排気浄化装置(20)を機体フレーム(1)に支持する支持フレーム(13,14,15)の後側の部位に配置する。【選択図】図9
Description
本発明は、排気浄化装置を備えたコンバインに関するものである。
従来のコンバインとして、特許文献1に例示するように、脱穀装置とグレンタンクの間に形成される空間の上部に、エンジンの排気ガス中の不純物を浄化する排気浄化装置を備える技術が知られている。
しかし、上述の従来の技術では、脱穀装置の右壁に、この脱穀装置内部のメンテナンスを行うために開口部を形成しても、排気浄化装置が邪魔になって、このメンテナンスを容易に行うことができない問題がある。
そこで、本発明の課題は、脱穀装置とグレンタンクの間に排気浄化装置を設けながらも、脱穀装置の右壁に形成した開口部から、この脱穀装置内部のメンテナンスを容易に行えるコンバインを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
すなわち、請求項1に記載の発明は、穀稈を刈取る刈取装置(3)の後側に穀稈を脱穀する脱穀装置(4)を設け、該脱穀装置(4)の右側に脱穀された穀粒を貯留するグレンタンク(7)を設けたコンバインにおいて、前記脱穀装置(4)とグレンタンク(7)の間に、エンジン(E)の排気ガスを浄化する排気浄化装置(20)を設け、前記脱穀装置(4)の右側部に形成された右壁(4B)の下部とグレンタンク(7)の左側部に形成された左壁(7A)の上部を、脱穀された穀粒を搬送する第1揚穀筒(18)で連通し、前記脱穀装置(4)の右壁(4B)に該脱穀装置(4)内部のメンテナンス用の開口部(81)を形成し、機体側面視において、前記開口部(81)を、前記排気浄化装置(20)を機体フレーム(1)に支持する支持フレーム(13,14,15)の後側の部位に配置したことを特徴とするコンバインとしたものである。
請求項2に記載の発明は、機体側面視において、前記開口部(81)を前記第1揚穀筒(18)と前記支持フレーム(13,14,15)の間の部位に配置した請求項1記載のコンバインとしたものである。
請求項3に記載の発明は、機体側面視において、前記支持フレーム(13,14,15)を、前記脱穀装置(4)の右壁(4B)に形成された唐箕(80)の外気吸入口の前側に配置した請求項1または請求項2に記載のコンバインとしたものである。
請求項4に記載の発明は、機体側面視において、前記開口部(81)を、前記排気浄化装置(20)から後方に向かって延在する排気管(11)の下側に配置した請求項1または請求項2または請求項3に記載のコンバインとしたものである。
請求項5に記載の発明は、前記排気浄化装置(20)を覆うカバー(40)を設け、該カバー(40)の後部下側の縁部を機体側面視で後上がりに傾斜させて傾斜縁部を形成し、機体側面視において、前記開口部(81)を前記傾斜縁部の下側に配置した請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のコンバインとしたものである。
請求項6に記載の発明は、前記排気浄化装置(20)を、前記エンジン(E)から排出される排気ガス中の粒子状物質を除去するDPF(21)と、該DPF(21)通過後の排気ガス中の窒素酸化物質を尿素水から発生するアンモニアで還元して浄化するSCR触媒(22)で構成した請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のコンバインとしたものである。
請求項7に記載の発明は、前記グレンタンク(7)を、その後部に設けた縦軸を中心として、前記機体フレーム(1)上の作業位置から、機体フレーム(1)の外側方のメンテナンス位置へ回動自在な構成とした請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のコンバインとしたものである。
請求項1に記載の発明によれば、排気浄化装置20を機体フレーム1に支持する支持フレーム13,14,15の後側から、開口部81を通じて脱穀装置4内部のメンテナンスを容易に行なうことができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果を奏するうえで、第1揚穀筒18と支持フレーム13,14,15の間から、開口部81を通じた脱穀装置4内部のメンテナンスを容易に行なうことができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1または請求項2記載の発明の効果に加えて、排気浄化装置20を支持する支持フレーム13,14,15が、唐箕80による外気の吸入の妨げになりにくく、脱穀装置4の選別状態を良好に維持することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1または請求項2または請求項3に記載の発明の効果に加えて、排気浄化装置20から後方に向かって延在する排気管11の下側から、開口部81を通じて脱穀装置4内部のメンテナンスを容易に行なうことができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、排気浄化装置20をカバー40で覆うことで、排気浄化装置20への藁屑の付着等を少なくすることができるものでありながら、このカバー40の後部下側に形成された傾斜縁部の下側から、開口部81を通じて脱穀装置4内部のメンテナンスを容易に行なうことができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、エンジンEから排出される排気ガス中の粒子状物質をDPF21で除去し、このDPF21通過後の排気ガス中の窒素酸化物質をSCR触媒22で還元して浄化することができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、グレンタンク7をメンテナンス位置へ回動させることで、排気浄化装置20と開口部81が露出し、この排気浄化装置20のメンテナンスや開口部81からの脱穀装置4の内部のメンテナンスを容易に行なうことができる。
図1,2に示すように、コンバインは、機体フレーム1の下側に土壌面を走行する左右一対のクローラ2Aからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の前側に圃場の穀稈を刈取る刈取装置3が設けられ、刈取装置3の後方左側に刈取られた穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置4が設けられ、刈取装置3の後方右側に操縦者が搭乗する操縦部5が設けられている。
操縦部5の下側にはエンジンEを搭載するエンジンルーム6が設けられ、操縦部5の後側には脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク7が設けられ、グレンタンク7の後側に穀粒を外部に排出する上下方向に延在する縦排出オーガ8Aと前後方向に延在する横排出オーガ8Bからなる排出オーガ8が設けられている。
図3〜5に示すように、エンジンEの吸気口には、浄化された空気を供給する吸気管(図示省略)が接続され、エンジンEの排気口には、エンジンEで燃焼された排気ガスを外部に排気する前側排気管10が接続されている。
前側排気管10の流出口には、排気ガス中の不純物を浄化する排気浄化装置20が接続されている。排気浄化装置20は、排気ガス中の粒子状物質を除去するDPF21と、DPF21から排気される排気ガス中の窒素酸化物質(NOx)を尿素水から発生するアンモニアで還元して浄化するSCR触媒22から構成されている。
DPF21の流出口とSCR触媒22の流入口を接続する可撓性の接続管23の後部には、接続管23を介してSCR触媒22に尿素水を噴射する弁である噴射装置24が接続され、噴射装置24には、可撓性のホース25を介して尿素水を供給するポンプである供給装置26が接続され、供給装置26には可撓性のホース27を介して尿素水を貯留する尿素水タンク28が接続されている。また、SCR触媒22の流出口には、浄化後の排気ガスを外部に排出する可撓性の後側排気管11が接続されている。
排気浄化装置20の前部は、エンジンルーム6の後部左側に臨み、エンジンルーム6の後部左側に設けられた電気基板を収納する収容室60の内部に侵入して設けられている。これにより、後述するグレンタンク7の凹部30の切込みを小さくして、グレンタンク7の貯留容量の減少を抑制することができる。また、排気浄化装置20の後方下側に大きな空間を確保することができる。
排気浄化装置20の前部の前側には、所定の間隔を隔てて遮熱体61が設けられている。これにより、電気基板が過度に高温になるのを防止し、また、操縦部5の操縦席5Aの周囲温度の上昇を防止することができる。また、本実施形態では、遮熱体61を排気浄化装置20の前部の前側に立設しているが、収容室60の内部に侵入する排気浄化装置20の前部を覆うように、排気浄化装置20の前部の上側と、左側と、右側に遮熱体61を設けるのが好ましく、さらに、遮熱体61を2重構造に形成するのがより好ましい。
接続管23は、DPF21とSCR触媒22の間の上部に前後方向に略直線状に延在して設けられ、接続管23の後側には、噴射装置24が接続されている。また、噴射装置24は、SCR触媒22の後部に設けられた支持部材(図示省略)に固定されている。これにより、接続管23を介して噴射装置24からSCR触媒22に尿素水を効率良く噴射することができる。
供給装置26は、排気浄化装置20を固定する横フレーム16を支持する右前縦フレーム14と右後縦フレーム15の間に連結された補強プレート17に取付けられ、平面視において、供給装置26は、排気浄化装置20の前後方向の中間部の下側に設けられている。これにより、噴射装置24と供給装置26を接続するホース25の長さを短くし、供給装置26から噴射装置24に尿素水を効率良く供給することができる。なお、後述するように尿素水タンク28は、グレンタンク7の右底壁7Gの後部に設けられている。また、グレンタンク7に貯留された穀粒の収量測定時には、尿素水タンク28の重量は除かれる。
図6〜8に示すように、後側排気管(請求項の「排気管」)11は、平面視においてSCR触媒22の流出口から後方に向かって延在し、凹部30における噴射装置24の右側で左側に略90度屈曲した後に左側に向かって延在し、脱穀装置4の右部で後側に略90度屈曲した後に後側に向かって延在して、第1揚穀筒18の左側に至っている。また、後側排気管11は、正面視においてSCR触媒22の中心部から脱穀装置4の上方右側部に向かって延在し、後側排気管11の中央部は横フレーム16から後側に向かって延在するステー(図示省略)に固定されている。これにより、操縦席5Aの後方に排気ガスを排気して、操縦席5Aの周囲環境を所定以上に維持することができる。
排気浄化装置20のDPF21とSCR触媒22は、脱穀装置4とグレンタンク7の間に長手方向を機体前後方向に沿って設けられ、機体フレーム1から上側に向かって延在する左前縦フレーム13と、右前縦フレーム14と、右後縦フレーム15の上部に固定された横フレーム16に載置されている。左前縦フレーム13と右前縦フレーム14と右後縦フレーム15を支持フレームと総称する。なお、DPF21が脱穀装置4側である左側に設けられ、SCR触媒22がグレンタンク7側である右側に設けられている。
脱穀装置4の上壁4Eは、グレンタンク7の上壁7Eよりも下側に位置し、上壁4Eの右部前側には、グレンタンク7側に向かって下り傾斜し前後方向に延在する傾斜部4Gが形成されている。また、正面視において、DPF21とSCR触媒22の上端部は、上壁4Eよりも下側に偏倚して設けられている。これにより、DPF21とSCR触媒22の上側に、脱穀装置4の傾斜部4Gから右上側に向かって延在するステー45と、グレンタンク7の左側部に形成された左壁7Aから左側に向かって延在する上下位置規制部材(図示省略)を設け、上下位置規制部材をステー45に係合させて、グレンタンク7の上下位置を規制することができる。
グレンタンク7は、左壁7Aと、右壁7Bと、前壁7Cと、後壁7Dと、上壁7Eと、左底壁7Fと、右底壁7Gから形成されている。第1揚穀筒18よりも前側に位置する左壁7Aの部位には、前側と左側が開放された凹部30が形成され、第1揚穀筒18よりも後側に位置する左壁7Aの部位には、脱穀装置4に向かって膨出して形成された凸部50が形成されている。
正面視において、SCR触媒22は凹部30内に入り込み、DPF21は凹部30の外側に設けられている。これにより、脱穀装置4とグレンタンク7の間にDPF21とSCR触媒22を左右方向に並設して設けることができ、また、凹部30を小さくしてグレンタンク7の貯留容量の減少を抑制することができる。
また、排気浄化装置20が比較的低い位置に設けられている。これにより、エンジンEから排気浄化装置20までの距離が短くなり、排気浄化装置20の排気浄化作用の低下を少なくすることができる。また、脱穀装置4の機体内側の右壁(脱穀装置4の右側部に形成された右壁)4Bの上部とグレンタンク7の凹部30の存在によってDPF21とSCR触媒22の雰囲気温度が低下しにくくなり、排気浄化作用の低下を少なくすることができる。
第1揚穀筒18よりも前側に位置する左壁7Aの部位は、正面視において、上壁7Eの左端から下方に向かって延在する上左壁31と、上左壁31の下端から右側下方に向かって延在する上傾斜壁32と、上傾斜壁32の下端から下方に向かって延在する中間左壁33と、中間左壁33の下端から左側下方に向かって延在する下傾斜壁34と、下傾斜壁34の下端から下方に向かって延在する下左壁35で形成されている。また、下左壁35の下端部は、グレンタンク7の左底壁7Fの左側端まで延在し、左底壁7Fと右底壁7Gの底部には、縦排出オーガ8Aに穀粒を搬送する前後方向に延在する搬送螺旋36が設けられている。
上傾斜壁32の下り傾斜角度は、下傾斜壁34の下り傾斜角度よりも急勾配に形成されている。これにより、第1揚穀筒18によってグレンタンク7に搬送された穀粒をグレンタンク7の下部にスムーズに落下させ、穀粒を搬送螺旋36によって効率良く搬送させることができる。上傾斜壁32の下り傾斜角度は、穀粒が自重で落下可能である安息角度よりも急勾配に形成するのが好ましく、本実施形態では、傾斜壁32の下り傾斜角度を機体フレーム1の上面に対して右下がり傾斜角度45度に形成している。下傾斜壁34の下り傾斜角度は、グレンタンク7の貯留容量を大きくするために、機体フレーム1の上面に対して左下がり傾斜角度30度に形成している。また、上傾斜壁32と下傾斜壁34を繋ぐ中間左壁33は、搬送螺旋36の上側よりも右側に偏倚した位置に形成されている。これにより、第1揚穀筒18によってグレンタンク7に搬送された穀粒をグレンタンク7の下部によりスムーズに落下させることができる。
排気浄化装置20の上部および左右両側部は、カバー40で覆われ、カバー40は、SCR触媒22よりも右側に位置する横フレーム16の部位から上側に向かって延在する右カバー41と、右カバー41の上端から左側上方に向かって延在する右上傾斜カバー42と、右上傾斜カバー42の左端から左側下方に向かって延在する左上傾斜カバー43と、左上傾斜カバー43の左端から下側に向かって延在してDPF21よりも左側に位置する横フレーム16の部位に至る左カバー44で形成されている。これにより、排気浄化装置20のDPC等の外周部に藁屑等の堆積を防止し、藁屑等の発火を防止することができる。
また、正面視において右上傾斜カバー42と左上傾斜カバー43は、略山形形状に形成され、本実施形態では、右上傾斜カバー42の右側下り傾斜を左上傾斜カバー43の左側下り傾斜よりも緩勾配に形成しているが、これとは逆に、右上傾斜カバー42の右側下り傾斜を左上傾斜カバー43の左側下り傾斜よりも急勾配に形成することができる。これにより、排出オーガ8から排出される穀粒に混在する籾等の右上傾斜カバー42への堆積を防止することができる。
また、カバー40の後部下側の縁部は、機体側面視で後上がりに傾斜するように形成されており、機体側面視で、この縁部の下側に、後述の掃除口(請求項の「開口部」)81が形成される。
図9,10に示すように、脱穀装置4の右側上部には、2番処理室9が設けられ、2番処理室9の右側部を覆う右壁9Bには、2番処理室9内に滞留した2番物を除去する掃除口81が形成されている。なお、2番処理室9には、第2揚穀筒19から搬送されてくる刺さり粒等の2番物の枝梗を取除く2番処理胴が内蔵されている。これにより、2番処理室9内に滞留した2番物を除去することができる。
機体右側面視において、掃除口81の前方上側には、排気浄化装置20が設けられている。すなわち、掃除口81は、DPF21の投影面よりも後方下側に配置され、また、SCR触媒22の投影面よりも後方下側に配置されている。また、掃除口81は、左前縦フレーム13と右前縦フレーム14と右後縦フレーム15から構成された支持フレームよりも後側に配置される。これにより、掃除口81を開放して、2番処理室9内に滞留した2番物を容易に除去することができる。
機体右側面視において、掃除口81の後側には、脱穀装置4で脱穀・選別処理された穀粒をグレンタンク7に搬送する第1揚穀筒18が設けられている。すなわち、掃除口81は、第1揚穀筒18の上下方向に延在する筒部18Aの投影面よりも前側に配置されている。これにより、掃除口81を開放して、2番処理室9内に滞留した2番物を容易に除去することができる。
第1揚穀筒18の下部は、脱穀装置4の右壁4Bにおける唐箕80の後側に設けられた1番螺旋82に連結され、第1揚穀筒18の上部は、グレンタンク7の左壁7Aの上部に連結されている。唐箕80の外気吸入口は、脱穀装置4の右壁4Bの前側下部に設けられ、この外気吸入口の前側に、上述の左前縦フレーム13と右前縦フレーム14と右後縦フレーム15から構成された支持フレームが配置される。
機体右側面視において、掃除口81の後側には、脱穀装置4で脱穀・選別処理された2番物を2番処理胴の後部に搬送する第2揚穀筒19が設けられている。すなわち、掃除口81は、第2揚穀筒19の還元口19Aの投影面よりも前方下側に配置されている。これにより、掃除口81を開放して、2番処理室9内における多くの2番物が滞留する還元口19Aの前側の近傍から2番物を効率良く除去することができる。
第2揚穀筒19は、脱穀装置4の右壁4Bと第1揚穀筒18の間に設けられている。第2揚穀筒19の下部は、脱穀装置4の右壁4Bにおける1番螺旋82の後側に設けられた2番螺旋83に連結され、第2揚穀筒19の上部は、2番処理室9の右壁9Bの後部に連結されている。
図11,12に示すように、グレンタンク7の右底壁7Gの後部の右側には、尿素水タンク28が設けられている。尿素水タンク28は、吊下げ部材90を介してグレンタンク7の右底壁7Gと、グレンタンク7の右壁7Bの下部に固定され下側に延在する第1カバー67に着脱自在に吊下げられている。これにより、グレンタンク7の前部の重量を軽減して、グレンタンク7を、その後部に設けた縦軸を中心として回動させ、機体フレーム1上の収納位置(作業位置)から機体フレーム1の外側方へ偏倚した開放位置(メンテナンス位置)に、また、開放位置から収納位置にスムーズに移動することができる。
尿素水タンク28の給水口28Aは、尿素水タンク28の上壁の後部に形成され、グレンタンク7の後壁7Dにおける尿素水タンク28に対向する部位には、略5角形形状に切欠かれた切欠き部65が形成されている。これにより、グレンタンク7の後側から尿素水を尿素水タンク28に容易に補水することができる。
尿素水タンク28の下壁に形成された排水口28Bは、走行装置2の右側のクローラ2Aよりも右側上方に配置されている。これにより、尿素水タンク28の排水口28Bの下側に大きな空間を確保でき、排水口28Bから使用後の尿素水を排水用タンクに容易に排水処理することができる。
第1カバー67の下側には、第1カバー67の下部に着脱自在に取付けられた第2カバー68が設けられている。第2カバー68は、第1カバー67の下端部から下側に延在する第1延在部と、第1延在部の下端部から下方左側に延在する第2延在部と、第2延在部の下端部から尿素水タンク28の下方を左側に延在して右底壁7Gの下部に至る第3延在部から形成されている。これにより、コンバインの走行中に尿素水タンク28が土壌に衝突して破損することを防止することができる。
尿素水タンク28の下側には、尿素水タンク28が摺接する左右方向に所定の間隔を有して前後方向に延在するガイドレール85が設けられている。ガイドレール85の左部は、グレンタンク7の右底壁7Gに固定されている。
<吊下げ部材>
図13,14に示すように、吊下げ部材90は、丸鋼等から形成された略U字形状の前側吊下げ部91と、丸鋼等から形成された略U字形状の後側吊下げ部92と、前側吊下げ部91の右部と後側吊下げ部92の右部に着脱自在に連結された平鋼等から形成された前後方向に延在する連結部93から形成されている。
図13,14に示すように、吊下げ部材90は、丸鋼等から形成された略U字形状の前側吊下げ部91と、丸鋼等から形成された略U字形状の後側吊下げ部92と、前側吊下げ部91の右部と後側吊下げ部92の右部に着脱自在に連結された平鋼等から形成された前後方向に延在する連結部93から形成されている。
前側吊下げ部91は、上下方向に延在する左側垂直部と、上下方向に延在する右側垂直部と、左側垂直部の下部と右側垂直部の下部を連結する左右方向に延在する水平部から形成されている。水平部の左右方向の略中間部には、尿素水タンク28の前壁を固定する平鋼等から形成された前側連結部94が設けられ、前側連結部94の左右方向の中央部には、上下方向に所定の間隔を隔ててボルト等の締結手段を挿通する貫通孔が形成されている。
前側吊下げ部91の左側垂直部の上部は、グレンタンク7の右底壁7Gに設けられたピン等の係合部材に係合され、前側吊下げ部91の右側垂直部の上部は、第1カバー67設けられたピン等の係合部材に係合されている。
後側吊下げ部92は、上下方向に延在する左側垂直部と、上下方向に延在する右側垂直部と、左側垂直部の下部と右側垂直部の下部を連結する左右方向に延在する水平部から形成されている。また、水平部の左右方向の略中間部には、尿素水タンク28の後壁を固定する平鋼等から形成された後側連結部95が設けられ、後側連結部95の左右方向の中央部には、上下方向に所定の間隔を隔ててボルト等の締結手段を挿通する貫通孔が形成されている。
後側吊下げ部92の左側垂直部の上部は、グレンタンク7の右底壁7Gに設けられたボルト等の固定部材に固定され、後側吊下げ部92の右側垂直部の上部は、第1カバー67設けられたボルト等の固定部材に固定されている。
前側吊下げ部91の左側垂直部と右底壁7Gの係合を解除し、前側吊下げ部91の右側垂直部と第1カバー67の係合を解除し、前側吊下げ部91の右側垂直部と連結部93の前部の連結を解除し、尿素水タンク28の後壁と後側連結部95の固定を解除して、前側吊下げ部91と尿素水タンク28をガイドレール85に沿って前側に移動させることができる。これにより、尿素水タンク28を前側に移動させて、グレンタンク7の底部の右側に大きな空間を形成して、グレンタンク7の底部に設けられた機器のメンテナンスを容易に行うことができる。
後側吊下げ部92の左側垂直部の上下方向の長さは、前側吊下げ部91の左側垂直部の上下方向の長さと同一長さに形成され、後側吊下げ部92の右側垂直部の上下方向の長さは、前側吊下げ部91の右側垂直部の上下方向の長さよりも長く形成されている。これにより、尿素水タンク28が前後方向に傾くことなく水平な姿勢を維持して吊下げ部材90を介してグレンタンク7の右底壁7Gと第1カバー67の間に吊下げることができる。
<他の吊下げ部材>
次に、他の吊下げ部材について説明する。なお、同一部材には同一符号を付して説明を省略する。図15に示すように、他の吊下げ部材90Aは、丸鋼等から形成された上下方向に延在する前側吊下げ部91Aと、丸鋼等から形成された上下方向に延在する後側吊下げ部92Aと、前側吊下げ部91Aの下部に固定された平鋼等から形成された前側連結部94Aと、後側吊下げ部92Aの下部に固定された平鋼等から形成された後側連結部95Aと、前側連結部94Aの右端部と後側連結部95Aの右端部を連結する平鋼等から形成された前後方向に延在する連結部93Aから形成されている。なお、前側連結部94Aには尿素水タンク28の前壁がボルト等の締結手段によって固定され、後側連結部95Aには尿素水タンク28の後壁が締結手段によって固定されている。
次に、他の吊下げ部材について説明する。なお、同一部材には同一符号を付して説明を省略する。図15に示すように、他の吊下げ部材90Aは、丸鋼等から形成された上下方向に延在する前側吊下げ部91Aと、丸鋼等から形成された上下方向に延在する後側吊下げ部92Aと、前側吊下げ部91Aの下部に固定された平鋼等から形成された前側連結部94Aと、後側吊下げ部92Aの下部に固定された平鋼等から形成された後側連結部95Aと、前側連結部94Aの右端部と後側連結部95Aの右端部を連結する平鋼等から形成された前後方向に延在する連結部93Aから形成されている。なお、前側連結部94Aには尿素水タンク28の前壁がボルト等の締結手段によって固定され、後側連結部95Aには尿素水タンク28の後壁が締結手段によって固定されている。
前側吊下げ部91Aの上部は、第1カバー67から左側に延在する前側ステーに回転自在に固定され、後側吊下げ部92Aの上部は、第1カバー67から左側に延在する後側ステーに係合している。
後側吊下げ部92Aの上部と第1カバー67の後側ステーの係合を解除して、前側吊下げ部91Aの軸芯視において、後側吊下げ部92Aを機体外側に回転させることができる。これにより、尿素水タンク28の後部を機体外側に移動させて、グレンタンク7の底部の右側に大きな空間を形成して、グレンタンク7の底部に設けられた機器のメンテナンスを容易に行うことができる。
図15に示した実施形態は、前側吊下げ部91Aを第1カバー67の前側ステーに回転自在に固定し、後側吊下げ部92Aの上部を第1カバー67の後側ステーに係合させているが、前側吊下げ部91Aを第1カバー67の前側ステーに係合させ、後側吊下げ部92Aの上部を第1カバー67の後側ステーに回転自在に固定することもできる。
前側吊下げ部91Aの上部と第1カバー67の前側ステーの係合を解除して、後側吊下げ部92Aの軸芯視において、前側吊下げ部91Aを機体外側に回転させることができる。これにより、尿素水タンク28の前部を機体外側に移動させて、グレンタンク7の底部の右側に大きな空間を形成して、グレンタンク7の底部に設けられた機器のメンテナンスを容易に行うことができる。
<さらに他の吊下げ部材>
次に、さらに他の吊下げ部材について説明する。なお、同一部材には同一符号を付して説明を省略する。図16,17に示すように、吊下げ部材90Bは、丸パイプ等から形成された略U字形状の前側吊下げ部91Bと、丸パイプ等から形成された略U字形状の後側吊下げ部92Bと、前側吊下げ部91Bの右部と後側吊下げ部92Bの右部に着脱自在に連結された平鋼等から形成された前後方向に延在する連結部93Bから形成されている。
次に、さらに他の吊下げ部材について説明する。なお、同一部材には同一符号を付して説明を省略する。図16,17に示すように、吊下げ部材90Bは、丸パイプ等から形成された略U字形状の前側吊下げ部91Bと、丸パイプ等から形成された略U字形状の後側吊下げ部92Bと、前側吊下げ部91Bの右部と後側吊下げ部92Bの右部に着脱自在に連結された平鋼等から形成された前後方向に延在する連結部93Bから形成されている。
前側吊下げ部91Bは、左前側吊下げ部96Aと右前側吊下げ部96Bに左右方向に分割して形成されている。左前側吊下げ部96Aは、上下方向に延在する左側垂直部と、左側垂直部の下部から右側に延在する左側水平部から形成され、右前側吊下げ部96Bは、上下方向に延在する右側垂直部と、右側垂直部の下部から左側に延在する右側水平部から形成されている。
左前側吊下げ部96Aの左側垂直部の上部は、グレンタンク7の右底壁7Gに固定され、右前側吊下げ部96Bの右側垂直部の上部は、第1カバー67の係合部材に係合され、左前側吊下げ部96Aの左側水平部の右部に形成された挿入孔に、右前側吊下げ部96Bの右側水平部の左部の挿入部が挿設されている。また、右前側吊下げ部96Bの右側水平部には、尿素水タンク28の前壁をボルト等の締結手段によって固定する前側連結部94Bが設けられている。
後側吊下げ部92Bは、左後側吊下げ部97Aと右後側吊下げ部97Bに左右方向に分割して形成されている。左後側吊下げ部97Aは、上下方向に延在する左側垂直部と、左側垂直部の下部から右側に延在する左側水平部から形成され、右後側吊下げ部97Bは、上下方向に延在する右側垂直部と、右側垂直部の下部から左側に延在する右側水平部から形成されている。
左後側吊下げ部97Aの左側垂直部の上部は、グレンタンク7の右底壁7Gに固定され、右後側吊下げ部97Bの右側垂直部の上部は、第1カバー67の係合部材に係合され、左後側吊下げ部97Aの左側水平部の右部に形成された挿入孔に、右後側吊下げ部97Bの右側水平部の左部の挿入部が挿設されている。また、右後側吊下げ部97Bの右側水平部には、尿素水タンク28の前壁をボルト等の締結手段によって固定する前側連結部94Bが設けられている。
尿素水タンク28の下側には、尿素水タンク28が摺接する左右方向に延在するガイドレール85Aが設けられている。ガイドレール85Aの左部は、グレンタンク7の右底壁7Gに固定されている。
右前側吊下げ部96Bの上部と第1カバー67の係合部材の係合を解除し、右後側吊下げ部97Bの上部と第1カバー67の係合部材の係合を解除して、右前側吊下げ部96Bと右後側吊下げ部97Bを右側に移動させる。これにより、尿素水タンク28を機体外側に移動させて、グレンタンク7の底部の右側に大きな空間を形成して、グレンタンク7の底部に設けられた機器のメンテナンスを容易に行うことができる。
<機体フレームの傾斜調整>
機体フレーム1の前後方向の傾きは、機体フレーム1と走行装置2の間に設けられたピッチングシリンダを駆動して調整され、機体フレーム1の左右方向の傾きは、機体フレーム1と走行装置2の間に設けられた左右1対のローリングシリンダを駆動して調整される。
機体フレーム1の前後方向の傾きは、機体フレーム1と走行装置2の間に設けられたピッチングシリンダを駆動して調整され、機体フレーム1の左右方向の傾きは、機体フレーム1と走行装置2の間に設けられた左右1対のローリングシリンダを駆動して調整される。
機体フレーム1の後部を下降し、前部を上昇させる場合には、左右一対のローリングシリンダによって機体フレーム1の左部の高さと右部の高さの差が所定以下になった後に、ピッチングシリンダを駆動する。これにより、特に、グレンタンク7内に多量の穀粒が貯留された場合に、機体のグレンタンク7側が下がった状態で機体の前側が上昇するのを防止し、操縦者が操作時に感じる違和感を少なくすることができる。
<機体フレームの傾斜調整>
エンジンEの出力回転速度は、グレンタンク7に設けられた穀粒センサによって、穀粒がグレンタンク7の貯留容量の50%以上に達していることが検出された場合には、最高出力回転速度から定格出力回転速度に減速する。これにより、グレンタンク7に貯留された穀粒の増加重量に伴うエンジンEのトルク不足を回避することができる。
エンジンEの出力回転速度は、グレンタンク7に設けられた穀粒センサによって、穀粒がグレンタンク7の貯留容量の50%以上に達していることが検出された場合には、最高出力回転速度から定格出力回転速度に減速する。これにより、グレンタンク7に貯留された穀粒の増加重量に伴うエンジンEのトルク不足を回避することができる。
また、エンジンEの出力回転速度は、走行装置2に設けられた速度センサによって、走行装置2の速度が所定以上に達していることが検出され、且つ、グレンタンク7に設けられた穀粒センサによって、穀粒がグレンタンク7の貯留容量の50%以上に達していることが検出された場合には、最高出力回転速度から定格出力回転速度に減速する。これにより、走行装置2の走行速度が速く、且つ、グレンタンク7に貯留された穀粒の増加重量に伴うエンジンEのトルク不足を回避することができる。
1 機体フレーム
3 刈取装置
4 脱穀装置
4B 右壁(第1右壁)
7 グレンタンク
7A 左壁
11 後側排気管(排気管)
13 左前縦フレーム(支持フレーム)
14 右前縦フレーム(支持フレーム)
15 右後縦フレーム(支持フレーム)
18 第1揚穀筒
20 排気浄化装置
21 DPF
22 SCR触媒
40 カバー
80 唐箕
81 掃除口(開口部)
E エンジン
3 刈取装置
4 脱穀装置
4B 右壁(第1右壁)
7 グレンタンク
7A 左壁
11 後側排気管(排気管)
13 左前縦フレーム(支持フレーム)
14 右前縦フレーム(支持フレーム)
15 右後縦フレーム(支持フレーム)
18 第1揚穀筒
20 排気浄化装置
21 DPF
22 SCR触媒
40 カバー
80 唐箕
81 掃除口(開口部)
E エンジン
Claims (7)
- 穀稈を刈取る刈取装置(3)の後側に穀稈を脱穀する脱穀装置(4)を設け、該脱穀装置(4)の右側に脱穀された穀粒を貯留するグレンタンク(7)を設けたコンバインにおいて、前記脱穀装置(4)とグレンタンク(7)の間に、エンジン(E)の排気ガスを浄化する排気浄化装置(20)を設け、前記脱穀装置(4)の右側部に形成された右壁(4B)の下部とグレンタンク(7)の左側部に形成された左壁(7A)の上部を、脱穀された穀粒を搬送する第1揚穀筒(18)で連通し、前記脱穀装置(4)の右壁(4B)に該脱穀装置(4)内部のメンテナンス用の開口部(81)を形成し、機体側面視において、前記開口部(81)を、前記排気浄化装置(20)を機体フレーム(1)に支持する支持フレーム(13,14,15)の後側の部位に配置したことを特徴とするコンバイン。
- 機体側面視において、前記開口部(81)を前記第1揚穀筒(18)と前記支持フレーム(13,14,15)の間の部位に配置した請求項1記載のコンバイン。
- 機体側面視において、前記支持フレーム(13,14,15)を、前記脱穀装置(4)の右壁(4B)に形成された唐箕(80)の外気吸入口の前側に配置した請求項1または請求項2に記載のコンバイン。
- 機体側面視において、前記開口部(81)を、前記排気浄化装置(20)から後方に向かって延在する排気管(11)の下側に配置した請求項1または請求項2または請求項3に記載のコンバイン。
- 前記排気浄化装置(20)を覆うカバー(40)を設け、該カバー(40)の後部下側の縁部を機体側面視で後上がりに傾斜させて傾斜縁部を形成し、機体側面視において、前記開口部(81)を前記傾斜縁部の下側に配置した請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のコンバイン。
- 前記排気浄化装置(20)を、前記エンジン(E)から排出される排気ガス中の粒子状物質を除去するDPF(21)と、該DPF(21)通過後の排気ガス中の窒素酸化物質を尿素水から発生するアンモニアで還元して浄化するSCR触媒(22)で構成した請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のコンバイン。
- 前記グレンタンク(7)を、その後部に設けた縦軸を中心として、前記機体フレーム(1)上の作業位置から、機体フレーム(1)の外側方のメンテナンス位置へ回動自在な構成とした請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のコンバイン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018013626A JP2019129742A (ja) | 2018-01-30 | 2018-01-30 | コンバイン |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018013626A JP2019129742A (ja) | 2018-01-30 | 2018-01-30 | コンバイン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019129742A true JP2019129742A (ja) | 2019-08-08 |
Family
ID=67544492
Family Applications (1)
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JP2018013626A Pending JP2019129742A (ja) | 2018-01-30 | 2018-01-30 | コンバイン |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2019129742A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021170978A (ja) * | 2020-04-23 | 2021-11-01 | 三菱マヒンドラ農機株式会社 | コンバイン |
-
2018
- 2018-01-30 JP JP2018013626A patent/JP2019129742A/ja active Pending
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