JP6436407B1 - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】DPFとSCR触媒に発生する振動を抑制して窒化酸化物等の外部への放出を防止することができるコンバインを提供する。
【解決手段】脱穀装置(4)とグレンタンク(7)の間に、DOC(21)を排気ガス流通方向を上下方向に沿わせた姿勢で設け、SCR触媒(22)を排気ガス流通方向を前後方向に沿わせた姿勢で設け、DOC(21)の右側部に、DOC(21)を支持する上下方向に延在する支持部材(40)を設け、支持部材(40)の上部に、DOC(21)の流出口の上方を覆うカバー部材(42)を設け、カバー部材(42)と操縦部(5)における上側後部に設けられた左右方向に延在する左右フレーム(46)を第1連結部材(45)で連結した。
【選択図】図5

Description

本発明は、排気浄化装置を備えたコンバインに関するものである。
従来のコンバインでは、エンジンで燃焼された排気ガス中の不純物を補集するフィルタを有するDPFと、DPF通過後の排気ガス中の窒素酸化物を浄化するSCR触媒を備えた排気浄化装置を設ける技術が知られている。(特許文献1)
特開2017−38577号公報
しかし、特許文献1の技術では、操縦部の下部に設けられたエンジンの上部の左側部位に、DPFを排気ガス流通方向を前後方向に沿わせて設け、DPFを前後一対の支持部材でエンジンの上部に固定し、操縦部の後側のグレンタンクの下部の前部左側部位に、SCR触媒を排気ガス流通方向を上下方向に沿わせて設け、SCR触媒を上下一対の支持部材で操縦部を支持する上下方向に延在する上下フレームに固定しているので、刈取脱穀作業時にDPFとSCR触媒に振動が生じて、DPFとSCR触媒の処理能力が低下して、排気ガス中に含まれる窒化酸化物等が外部に放出される恐れがあった。
さらに、DPFを操縦部の下側に配置しているので、操縦部がDPFによって加熱されて操縦部内の温度が上昇する恐れがあり、DFPとSCR触媒を離間して配置しているので、DFPとSCR触媒を接続する接続管の配索作業が煩雑になる恐れがあり、SCR触媒を上下方向に沿わせて配置しているので、グレンタンクの下部にSCR触媒を入込ませる大きな凹部空間を形成する必要があり、グレンタンクの貯留容量が減少して刈取脱穀作業の作業能率が低下する恐れがあった。
そこで、本発明の主たる課題は、DPFとSCR触媒に発生する振動を抑制して窒化酸化物等の外部への放出を防止することができるコンバインを提供することにある。また、本発明の次なる課題は、操縦部内の温度上昇を抑制し、エンジンで燃焼された排気ガス中の未燃焼ガスを酸化する触媒を有するDOCとSCR触媒を接続する接続管の配索作業を簡易にし、グレンタンクの貯留容量の減少を抑制して刈取脱穀作業の作業能率を高めることができるコンバインを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
すなわち、請求項1記載の発明は、機体フレーム(1)の前側に穀稈を刈取る刈取装置(3)を設け、該刈取装置(3)の後方左側に刈取られた穀稈を脱穀する脱穀装置(4)を設け、前記刈取装置(3)の後方右側に操縦者が搭乗する操縦部(5)を設け、該操縦部(5)の下部にエンジン(E)を設け、前記操縦部(5)の後側に脱穀された穀粒を貯留するグレンタンク(7)を設けたコンバインにおいて、
前記エンジン(E)から排出される排気ガスを浄化する排気浄化装置(20)を設け、該排気浄化装置(20)は、前記エンジン(E)から排出される排気ガス中の未燃焼ガスを酸化するDOC(21)と、該DOC(21)通過後の排気ガス中の窒素酸化物を尿素水から発生するアンモニアで還元して浄化するSCR触媒(22)を有し、前記脱穀装置(4)とグレンタンク(7)の間に、前記DOC(21)を排気ガス流通方向を上下方向に沿わせた姿勢で設け、前記SCR触媒(22)を排気ガス流通方向を前後方向に沿わせた姿勢で設け、前記DOC(21)の右側部に、前記DOC(21)を支持する上下方向に延在する支持部材(40)を設け、該支持部材(40)の上部に、前記DOC(21)の流出口の上方を覆うカバー部材(42)を設け、該カバー部材(42)と前記操縦部(5)における上側後部に設けられた左右方向に延在する左右フレーム(46)を第1連結部材(45)で連結したことを特徴とするコンバインである。
請求項2記載の発明は、前記エンジン(E)の前方に、前記エンジン(E)の出力回転数を増減速するトランスミッション(54)を設け、該トランスミッション(54)と前記左右フレーム(46)を前後方向に延在する第2連結部材(50)で連結した請求項1記載のコンバインである。
請求項3記載の発明は、前記DOC(21)の後方に、機体の前後方向の傾斜角度を調整するピッチングシリンダ(29)を固定する固定部材(52)を設け、該固定部材(52)と前記左右フレーム(46)を前後方向に延在する第3連結部材(51)で連結した請求項1又は2記載のコンバインである。
請求項4記載の発明は、前記カバー部材(42)の上面に、前記ピッチングシリンダ(29)にオイルを供給する油圧バルブ(43)を設けた請求項3記載のコンバインである。
請求項5載の発明は、前記DOC(21)を、前記SCR触媒(22)の左側に設けた請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンバインである。
請求項6載の発明は、機体側面視で前記DOC(21)の下部をSCR触媒(22)の前部に重ねて設け、前記支持部材(40)にDOC(21)とSCR触媒(22)を一体的に取付けた請求項1〜5のいずれか1項に記載のコンバインである。
請求項1記載の発明によれば、エンジン(E)から排出される排気ガスを浄化する排気浄化装置(20)を設け、排気浄化装置(20)は、エンジン(E)から排出される排気ガス中の未燃焼ガスを酸化するDOC(21)と、DOC(21)通過後の排気ガス中の窒素酸化物を尿素水から発生するアンモニアで還元して浄化するSCR触媒(22)を有し、脱穀装置(4)とグレンタンク(7)の間に、DOC(21)を排気ガス流通方向を上下方向に沿わせた姿勢で設け、SCR触媒(22)を排気ガス流通方向を前後方向に沿わせた姿勢で設け、DOC(21)の右側部に、DOC(21)を支持する上下方向に延在する支持部材(40)を設け、支持部材(40)の上部に、DOC(21)の流出口の上方を覆うカバー部材(42)を設け、カバー部材(42)と操縦部(5)における上側後部に設けられた左右方向に延在する左右フレーム(46)を第1連結部材(45)で連結したので、支持部材(40)の剛性が高まりDOC(21)に発生する振動を減少させて、エンジン(E)の排気ガス中に含まれる不純物の外部への飛散を少なくすることができる。また、操縦部(5)への排気浄化装置(20)の温度の影響を少なくでき、DOC(21)とSCR触媒(22)を接続する接続管の配索作業を容易に行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、エンジン(E)の前方に、エンジン(E)の出力回転数を増減速するトランスミッション(54)を設け、トランスミッション(54)と左右フレーム(46)を前後方向に延在する第2連結部材(50)で連結したので、支持部材(40)の剛性をより高めることができDOC(21)に発生する振動をより減少させることができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明による効果に加えて、DOC(21)の後方に、機体の前後方向の傾斜角度を調整するピッチングシリンダ(29)を固定する固定部材(52)を設け、固定部材(52)と左右フレーム(46)を前後方向に延在する第3連結部材(51)で連結したので、支持部材(40)の剛性をさらに高めることができDOC(21)に発生する振動を効果的に減少させることができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明による効果に加えて、カバー部材(42)の上面に、ピッチングシリンダ(29)にオイルを供給する油圧バルブ(43)を設けたので、ピッチングシリンダ(29)と油圧バルブ(43)を接続する接続管の配索作業を容易に行うことができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、DOC(21)を、SCR触媒(22)の左側に設けたので、SCR触媒(22)を入り込ませるグレンタンク(7)の下部の凹部空間を小さくして、グレンタンク(7)の貯留容量の減少を少なくすることができる。
請求項6記載の発明によれば、請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、機体側面視でDOC(21)の下部をSCR触媒(22)の前部に重ねて設け、支持部材(40)にDOC(21)とSCR触媒(22)を一体的に取付けたので、DOC(21)とSCR触媒(22)に発生する振動を減少させて、エンジン(E)の排気ガス中に含まれる不純物の外部への飛散を少なくすることができる。
コンバインの左側面図である。 コンバインの右側面図である。 排気浄化装置を説明する右側面図である。 排気浄化装置を説明する平面図である。 補強部材を説明する右側面図である。 補強部材を説明する平面図である。 操縦部の電磁ボックスの正面図である。 電磁ボックスに配置されたリザーブタンクの右側面図である。 電磁ボックスに配置されたクラッチ用モータの右側面図である。 操縦部の下部の正面図である。
図1,2に示すように、コンバインは、機体フレーム1の下側に土壌面を走行する左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の前側に圃場の穀稈を刈取る刈取装置3が設けられ、刈取装置3の後方左側に刈取られた穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置4が設けられ、刈取装置3の後方右側に操縦者が搭乗する操縦部5が設けられている。
操縦部5の下側にエンジンEを搭載するエンジンルーム6が設けられ、操縦部5の後側に脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク7が設けられ、グレンタンク7の後側に穀粒を外部に排出する上下方向に延在する縦排出筒と前後方向に延在する横排出筒からなる排出オーガ8が設けられている。
<排気浄化装置>
図3,4に示すように、エンジンEの後方には、エンジンEで燃焼された排気ガス中の不純物を浄化する排気浄化装置20が設けられている。排気浄化装置20は、排気ガス中の未燃焼ガスを酸化する触媒であるDOC21と、DOC21から排気された排気ガス中の窒素酸化物を尿素水溶液(以下、尿素水と言う。)から発生するアンモニアで還元して浄化するSCR触媒22から構成されている。
DOC21は、脱穀装置4の右壁とグレンタンク7の左壁の間に形成された空間におけるグレンタンク7に偏移した部位に設けられ、DOC21の排気ガス流通方向を上下方向に沿わせた姿勢で機体フレーム1に取付けられている。SCR触媒22は、DOC21の右方におけるグレンタンク7の左側の底壁の下方に入込ませて設けられ、SCR触媒22の排気ガス流通方向を前後方向に沿わせた姿勢で機体フレーム1に取付けられている。これにより、DOC21とSCR触媒22を脱穀装置4とグレンタンク7の間に形成される空間の下部に効率良く設けることができる。
エンジンEの排気口とDOC21の下部に形成された排気ガスの流入口は、可撓性の部分を有する接続管11で接続され、DOC21の上部に形成された排気ガスの流出口とSCR触媒22の後部に形成された流入口は、両端部に可撓性の部分を有する接続管12で接続されている。
接続管12の上流部には、接続管12内に尿素水を噴射する噴射装置23が設けられ、噴射装置23の後方には、尿素水ホース13を介して噴射装置23に尿素水を供給する供給装置24が設けられ、供給装置24の後方には、尿素水ホース14を介して供給装置24に供給する尿素水を貯留する尿素水タンク25が設けられている。
SCR触媒22の流出口には、排気管26が接続され、排気管26の上部は、脱穀装置4からグレンタンク7に穀粒を搬送する第1揚穀筒27の前部に支持されている、また、第1揚穀筒27の後方には、脱穀装置4の刺さり粒等の2番処理物を選別装置に還元する第2揚穀筒28が設けられている。
脱穀装置4の上壁には、空気中の不純物を除去するエアクリーナ32が設けられ、エアクリーナ32の上方後側には、吸引した空気中の不純物を遠心分離するプレクリーナ30が設けられている。なお、エアクリーナ32は、長手方向を前後方向に沿わせた姿勢で脱穀装置4の上壁に取付けられている。
プレクリーナ30の排気口とエアクリーナ32の吸気口は、可撓性のエアホース31で接続され、エアクリーナ32の排気口とエンジンEの吸気口は、エアホース33で接続されている。
図5,6に示すように、DOC21は、DOC21の右側に設けられた上下方向に延在する支持部材40を介して機体フレーム1に取付けられ、SCR触媒22は、前後方向に所定の間隔を隔てて設けられた支持部材41を介して機体フレーム1に取付けられている。また、支持部材40における下側右部には、SCR触媒22の前部が一体的に組付けられている。これにより、DOC21とSCR触媒22の位置調整が不要になり、DOC21とSCR触媒22を機体フレーム1に容易に組付けることができる。
支持部材40の上側には、DOC21の上部を覆うカバー部材42が設けられている。カバー部材42は、支持部材40の上端部から上側に延在する縦プレート部と、縦プレート部の上端部から左側に延在する水平プレート部から形成されている。
カバー部材42の水平プレート部の上面には、機体の前後方向の高さを調整するピッチングシリンダ29等にオイルを供給する油圧バルブ43が設けられている。これにより、油圧バルブ43をピッチングシリンダ29等の近傍に配置することができ、油圧バルブ43とピッチングシリンダ29等を接続する可撓性のオイルホースの長さを短くしてオイルホースの配索作業の負担を軽減することができる。
カバー部材42の水平プレート部の前部は、直方体状の連結部材(請求項における「第1連結部材」)45を介して操縦部5の後部の上側部位に設けられた左右方向に延在する左右フレーム46の左部に連結されている。これにより、DOC21を支持する支持部材40と操縦部5の左右フレーム46をカバー部材42と連結部材45を介して連結して支持部材40の剛性を高めてDOC21に発生する振動を抑制することができる。なお、左右フレーム46の左部は、上下方向に延在する左側に位置する上下フレーム(図示省略)を介して機体フレーム1に固定され、左右フレーム46の右部は、上下方向に延在する右側に位置する上下フレーム(図示省略)を介して機体フレーム1に固定されている。
左右フレーム46の左部は、前後方向に延在するパイプ状の連結部材(請求項における「第2連結部材」)50を介してエンジンEの前方に設けられた機体フレーム1に取付けられたエンジンEの出力回転速度を増減速するトランスミッション54の上部に連結されている。これにより、左右フレーム46とトランスミッション54を連結部材50を介して連結して左右フレーム46の剛性を高めてDOC21に発生する振動をより抑制することができる。
側面視において、連結部材50は、トランスミッション54の上部から略上方に延在した後に、後上がりに延在し、その後、エンジンEの上方を後側に延在して左右フレーム46に至っている。また、平面視において、連結部材50は、トランスミッション54の左部から後側に延在して左右フレーム46の左部に至っている。これにより、連結部材50をエンジンEから所定の距離を隔てて設け、油圧バルブ43とトランスミッション54の前方に設けられたトランスミッション54にオイルを供給する油圧バルブ53を接続する可撓性のオイルホースを連結部材50に支持させてオイルホースの配索作業の負担を軽減することができる。
カバー部材42の水平プレート部の左部は、前後方向に延在するパイプ状の連結部材(請求項における「第3連結部材」)51を介してピッチングシリンダ29を支持する機体フレーム1に取付けられた固定部材52の上部に連結されている。これにより、カバー部材42と固定部材52を連結部材51を介して連結してカバー部材42の剛性を高めてDOC21に発生する振動をさらに抑制することができる。
側面視において、連結部材51は、カバー部材42の水平プレート部の前部から後側に延在した後に、後下がりに延在し、その後、略下方に延在して固定部材52の上部に至っている。また、平面視において、連結部材51は、カバー部材42の水平プレート部の左部から後側に延在して固定部材52の左右方向の中間部に至っている。これにより、連結部材51を排気浄化装置20から所定の距離を隔てて設け、油圧バルブ43とピッチングシリンダ29を接続するオイルホースを連結部材51に支持させてオイルホースの配索作業の負担を軽減することができる。
<リザーブタンクと搬送螺旋用クラッチ>
図7〜9に示すように、操縦部5の後部には、制御基板等を配置する電磁ボックス60が設けられている。電磁ボックス60は、左右方向に延在する仕切板61によって、制御基板等を配置する前側空間と、モータ等の駆動機器を配置する後側空間に分割されている。
電磁ボックス60の後側空間のラジエータカバー70側である右部には、エンジンEを冷却するラジエータ71に供給する冷却水を貯留するリザーブタンク62が設けられている。これにより、リザーブタンク62をラジエータ71の上方近傍に配置し、リーブタンク62とラジエータ71を接続する可撓性の冷却水ホースの長さを短くして冷却水ホースの配索作業の負担を軽減することができる。
リザーブタンク62の左側に設けられた電磁ボックス60の後側空間を右側空間と左側空間に分割する前後方向に延在する仕切板63の右面には、グレンタンク7の底部に設けられた穀粒を排出オーガ8に搬送する搬送螺旋にエンジンEの出力回転を伝動又は伝動を遮断する搬送螺旋用クラッチを操作するクラッチ用モータ64が設けられている。これにより、クラッチ用モータ64を搬送螺旋用クラッチの上方近傍に配置し、クラッチ用モータ64と搬送螺旋用クラッチを接続するワイヤの長さを短くしてワイヤの配索作業の負担を軽減することができる。
リザーブタンク62は、長手方向を左右方向に沿わせた姿勢で左右方向に延在する支持部材65の上面に取付けられている。正面視において、リザーブタンク62の給水口は、仕切板61の右端部よりも右側に位置するように配置されている。これにより、リザーブタンク62に冷却水を容易に補水することができる。
支持部材65は、ラジエータ62の外側に設けられた油圧バルブ53からトランスミッション54に供給されるオイル等を冷却するオイルクーラ72の上方を覆うカバー73と電磁ボックス60の底板66に跨って設けられている。ラジエータ62の外周部は、カバー74で覆われ、カバー73の下部とカバー74の上部は、ステー75の左部で連結され、また、電磁ボックス60の底板66の右部とカバー74の上部は、ステー75の右部で連結されている。
<エアホースの配索方法>
図7,10に示すように、エアクリーナ32とエンジンEを接続するエアホース33は、操縦部5の電磁ボックス60の後方をエアクリーナ32の排気口から下側に延在した後に、操縦部5の電磁ボックス60の左方を前側に延在し、その後に、エンジンEの上部から所定の間隔を隔てて右側に延在した後に、エンジンEの前部から所定の間隔を隔てて下側に延在してエンジンEの吸気口に至っている。また、操縦部5の左壁には、エンジンEの上部から所定の間隔を隔てて前後方向に延在する遮熱板67が設けられており、エアホース33は遮熱板67の上側に配置されている。これにより、エアクリーナ32からエンジンEに供給される空気が加熱されるのを防止してエンジンEの燃焼効率を高めることができる。
<操縦部の移動用アーム>
操縦部6は、アーム81とアーム85を揺動させて機体の内側に収納した収納姿勢と、機体の外側に張出した開放姿勢に移動させることができる。図6に示すように、左右フレーム46の左右方向の中間部に設けられた上下方向に延在する支軸80には、アーム81の後部が回転自在に支持されている。平面視において、アーム81は、スイッチを収納した電装ボックス82の右側を支軸80から前方左側に延在した後に、前側に延在して、操縦部5の左壁の前部に至っている。なお、アーム81の前部は、操縦部5の左壁の前部に上下方向に延在する支軸83に回転自在に支持されている。
操縦部5の後部右側の下部に設けられた上下方向に延在する支軸84には、アーム85の後部が回転自在に支持されている。平面視において、アーム85は、支軸84から前側に延在した後に、操縦部5の前部に設けられた搭乗用ステップ86の前部で前方左側に延在して、操縦部5の左壁の前部に至っている。なお、アーム85の前部は、操縦部5の左壁の前部に上下方向に延在する支軸87に回転自在に支持されている。
平面視において、支軸80と支軸84の間の直線距離よりも支軸83と支軸87の間の直線距離を長く設けている。これにより、アーム81は、支軸80を中心として回転可能となり、アーム85は、支軸84を中心として回転可能となり、操縦部5を機体の内側に収納した収納姿勢と、機体の外側に張出した開放姿勢に移動させることができる。
アーム85の後側部には、下側に延在するステーが設けられ、ステーには、ローラ90が回転自在に支持されている。また、エンジンEの上方には、支軸80を中心とする円弧上のガイドプレート91が設けられている。なお、ガイドプレート91の左右方向の両側部は、機体フレーム1に取付けられたフレームに固定されている。これにより、操縦部5を収納姿勢から開放姿勢等に移動させる場合に、ローラ90がガイドプレート91の上面を回転しながら移動するので、アーム85の変形を防止することができ、また、操縦部5を収納姿勢から開放姿勢等にスムーズに移動させることができる。
図6,7に示すように、カバー73には、ローラ92が回転自在に支持されている。また、ローラ92の上部は、操縦部5の操縦席が取付けられた底板を支持する左右方向に延在する左右フレーム93の下面にと当接している。これにより、操縦部5を収納姿勢から開放姿勢等に移動させる場合に、左右フレーム93の下面がローラ92の上部に当接しながら移動するので、操縦部5を収納姿勢から開放姿勢等にスムーズに移動させることができる。
図6,10に示すように、搭乗用ステップ86を支持する前後方向に延在するフレーム96から下側に延在するステーには、ローラ94が回転自在に支持されている。また、ローラ94の下部は、アーム85の前部の湾曲部を連結する補強プレート95の上面に当接している。これにより、操作部5の前部における右側部をアーム85の補強プレート95で支持して、操縦部5を収納姿勢から開放姿勢等に移動させる場合に、操作部5の前部の垂下がりを防止することができる。
1 機体フレーム
3 刈取装置
4 脱穀装置
5 操縦部
7 グレンタンク
20 排気浄化装置
21 DOC
22 SCR触媒
29 ピッチングシリンダ
40 支持部材
42 カバー部材
43 油圧バルブ
45 連結部材(第1連結部材)
46 左右フレーム
50 連結部材(第2連結部材)
51 連結部材(第3連結部材)
52 固定部材
54 トランスミッション
E エンジン

Claims (6)

  1. 機体フレーム(1)の前側に穀稈を刈取る刈取装置(3)を設け、該刈取装置(3)の後方左側に刈取られた穀稈を脱穀する脱穀装置(4)を設け、前記刈取装置(3)の後方右側に操縦者が搭乗する操縦部(5)を設け、該操縦部(5)の下部にエンジン(E)を設け、前記操縦部(5)の後側に脱穀された穀粒を貯留するグレンタンク(7)を設けたコンバインにおいて、
    前記エンジン(E)から排出される排気ガスを浄化する排気浄化装置(20)を設け、
    該排気浄化装置(20)は、前記エンジン(E)から排出される排気ガス中の未燃焼ガスを酸化するDOC(21)と、該DOC(21)通過後の排気ガス中の窒素酸化物を尿素水から発生するアンモニアで還元して浄化するSCR触媒(22)を有し、
    前記脱穀装置(4)とグレンタンク(7)の間に、前記DOC(21)を排気ガス流通方向を上下方向に沿わせた姿勢で設け、前記SCR触媒(22)を排気ガス流通方向を前後方向に沿わせた姿勢で設け、
    前記DOC(21)の右側部に、前記DOC(21)を支持する上下方向に延在する支持部材(40)を設け、
    該支持部材(40)の上部に、前記DOC(21)の流出口の上方を覆うカバー部材(42)を設け、
    該カバー部材(42)と前記操縦部(5)における上側後部に設けられた左右方向に延在する左右フレーム(46)を第1連結部材(45)で連結したことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記エンジン(E)の前方に、前記エンジン(E)の出力回転数を増減速するトランスミッション(54)を設け、該トランスミッション(54)と前記左右フレーム(46)を前後方向に延在する第2連結部材(50)で連結した請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記DOC(21)の後方に、機体の前後方向の傾斜角度を調整するピッチングシリンダ(29)を固定する固定部材(52)を設け、該固定部材(52)と前記左右フレーム(46)を前後方向に延在する第3連結部材(51)で連結した請求項1又は2記載のコンバイン。
  4. 前記カバー部材(42)の上面に、前記ピッチングシリンダ(29)にオイルを供給する油圧バルブ(43)を設けた請求項3記載のコンバイン。
  5. 前記DOC(21)を、前記SCR触媒(22)の左側に設けた請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンバイン。
  6. 機体側面視で前記DOC(21)の下部をSCR触媒(22)の前部に重ねて設け、前記支持部材(40)にDOC(21)とSCR触媒(22)を一体的に取付けた請求項1〜5のいずれか1項に記載のコンバイン。
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