JP2019004711A - 収穫機 - Google Patents

収穫機 Download PDF

Info

Publication number
JP2019004711A
JP2019004711A JP2017121002A JP2017121002A JP2019004711A JP 2019004711 A JP2019004711 A JP 2019004711A JP 2017121002 A JP2017121002 A JP 2017121002A JP 2017121002 A JP2017121002 A JP 2017121002A JP 2019004711 A JP2019004711 A JP 2019004711A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
reducing agent
mounting table
engine
exhaust gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017121002A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6877259B2 (ja
Inventor
佑樹 小田
Yuki Oda
佑樹 小田
順一 平川
Junichi Hirakawa
順一 平川
敏章 藤田
Toshiaki Fujita
敏章 藤田
和志 迫
Kazushi Sako
和志 迫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2017121002A priority Critical patent/JP6877259B2/ja
Publication of JP2019004711A publication Critical patent/JP2019004711A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6877259B2 publication Critical patent/JP6877259B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Combines (AREA)

Abstract

【課題】エンジン、及び、エンジンの排ガスを還元剤によって浄化する排ガス浄化装置が備えられた収穫機において、還元剤タンクを走行機体部分にコンパクトに設置しつつ、楽に還元剤補給をできるようにする。【解決手段】還元剤タンク36、及び、燃料タンク35が走行機体の外周部に設けられている。還元剤タンク36が燃料タンク35の上方に位置している。還元剤タンク36に還元剤補給する補給容器を載置可能な使用状態と格納状態とに切換え可能な載置台55が備えられている。載置台55は、使用状態に切り換えられると、燃料タンク35の給油口35aの上方に位置する。【選択図】図11

Description

本発明は、走行機体に搭載されたエンジン、及び、前記エンジンに接続され、前記エンジンの排ガスを還元剤によって浄化する排ガス浄化装置が備えられた収穫機に関する。
上記した収穫機は、排ガス浄化装置において、エンジンから排出される排ガスが還元剤によって浄化処理されるものである。
この種の収穫機として、例えば、特許文献1に示されるコンバインがある。このコンバインでは、第2排ガス処理装置が備えられ、第2排ガス処理装置において、エンジンからの排ガスに尿素水を噴射し、排ガス中の窒素酸化物を低減させるよう構成されている。尿素水を貯留する尿素水タンクが運転部の床部の下方に設けられている。
特開2016−168975号公報
従来の技術を採用した場合、還元剤タンクが奥まった箇所に位置するので、還元剤タンクに還元剤を補給する際、補給容器から還元剤タンクへ供給ホースによって供給する必要がある。また、補給容器を持ち上げて、補給容器から還元剤タンクへ還元剤が流下するように落差を設ける必要があるなど、時間及び手間が掛かる。
本発明は、還元剤タンクを走行機体部分にコンパクトに設置しつつ、楽に還元剤補給をできる収穫機を提供する。
本発明による収穫機は、
走行機体に搭載されたエンジン、及び、前記エンジンに接続され、前記エンジンの排ガスを還元剤によって浄化する排ガス浄化装置が備えられ、
前記還元剤を貯留する還元剤タンク、及び、前記エンジンの燃料を貯留する燃料タンクが前記走行機体の外周部に設けられていると共に、前記還元剤タンクが前記燃料タンクの上方に位置しており、
前記還元剤タンクに還元剤補給する補給容器を載置可能な使用状態と格納状態とに切換え可能な載置台が備えられ、
前記載置台は、前記使用状態に切り換えられると、前記燃料タンクの給油口の上方に位置する。
本構成によると、燃料タンクの上方にできる空きスペースを還元剤タンクの設置スペースに活用して還元剤タンクを設置できる。還元剤タンクが走行機体の外周部に位置するので補給容器を還元剤タンクの近くへ容易に持ち込むことができる。補給容器を載置台に載せて支持させつつ還元剤タンクの近くから補給できる。
還元剤補給をするとき、こぼれた還元剤が燃料タンクの給油口に落下しないように、給油口を載置台によって覆いつつできる。
従って、燃料タンクの上方スペースを還元剤タンクの設置スペースに活用して還元剤タンクを走行機体部分にコンパクトに設置しつつ、還元剤タンクに還元剤を迅速かつ楽に補給できる。給油口に還元剤が落下するなどを防止するのに、給油口を覆う部材に載置台を活用して安価にできる。
本発明においては、前記載置台は、上下揺動して前記使用状態と前記格納状態とに切り換えられ、かつ、下降揺動して前記使用状態となり、上昇揺動して前記格納状態となると好適である。
本構成によると、載置台を格納状態から上昇揺動させるだけで楽に使用でき、使用状態から下降揺動させるだけで楽に格納できる。
本発明においては、前記外周部は、前記走行機体の後部であり、前記給油口は、前記燃料タンクから後方向きに延出されていると好適である。
本構成によれば、燃料タンクに燃料を補給するのに、走行機体の後方からできて行い易い。
本発明においては、前記還元剤タンクにおける底部にドレン部が備えられており、前記還元剤タンクの下方に設けられ、前記ドレン部から流出する還元剤を前記燃料タンクの走行機体外側に向けて流下するよう案内する樋部材が備えられていると好適である。
本構成によれば、還元剤タンクのドレン部から還元剤を抜き出して回収するとき、ドレン部から出た還元剤が樋部材によって燃料タンクの走行機体外側へ流下するよう案内されるので、燃料タンクが回収容器を設置することの障害にならないなど、回収しやすい。
本発明においては、前記樋部材は、前記還元剤タンクを支持する支柱部材に支持されていると好適である。
本構成によると、還元剤タンクを支持するべく剛性が高い支柱部材を樋部材の支持部材に活用した簡素な支持構造で樋部材をしっかり支持させることができる。
コンバインの全体を示す右側面図である。 コンバインの全体を示す平面図である。 原動部、燃料タンク及び還元剤タンクを示す側面図である。 原動部の後面図である。 第1の排ガス浄化装置及び第2の排ガス浄化装置を示す左側面である。 還元剤タンクの設置部を示す後面図である。 載置台の斜視図である。 載置台の支持構造を示す平面図である。 使用状態の載置台を支持する支持部の断面図である。 格納状態の載置台を支持する支持部の断面図である。 使用状態の載置台を示す平面図である。 使用状態の載置台を示す側面図である。 樋部材を示す側面図である。 樋部材を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態を収穫機の一例としてのコンバインに適用した場合について、図面に基づいて説明する。図1は、コンバインの全体を示す右側面図である。図2は、コンバインの全体を示す平面図である。図1,2に示す[F]の方向が走行機体1の前方向、[B]の方向が走行機体1の後方向、図2に示す[L]の方向が走行機体1の左方向、[R]の方向が走行機体1の右方向と定義する。
図1,2に示すように、コンバインは、左右一対のクローラ走行装置2が装備された走行機体1を備えている。走行機体1の前部における右側部位に運転部3が形成されている。運転部3は、キャビン4によって覆われている。運転部3の下方に原動部5が形成されている。走行機体1の後部に脱穀装置6及び穀粒タンク7が設けられている。脱穀装置6と穀粒タンク7とは、穀粒タンク7が運転部3の後側に位置する状態で走行機体1の横幅方向に並んでいる。脱穀装置6の後部に排ワラ細断装置8が装備されている。走行機体1の前部における脱穀装置側の部位から刈取り搬送装置9が前方向きに延出されている。刈取り搬送装置9には、走行機体1から前方へ上下揺動操作可能に延出している搬送部10、及び、搬送部10の前端部に後部が連結している刈取部11が備えられている。刈取部11は、搬送部10が揺動操作されることによって、下降作業状態と上昇非作業状態とにわたって昇降操作される。
コンバインにおいては、刈取部11を下降作業状態に下降させ、この状態で走行機体1を走行させることにより、稲、麦、大豆などの収穫作業を行なえる。すなわち、刈取部11において、刈取り対象の植立穀稈の穂先側が回転リール12によって後方に掻き込まれつつ、植立穀稈の株元側が刈取装置13に切断されて、植立穀稈の刈取りが行われる。刈取り穀稈の株元から穂先までの全体がオーガ14及び搬送部10によって後方へ搬送されて脱穀装置6に供給される。脱穀装置6において、刈取り穀稈が扱胴6a(図2参照)によって脱穀処理され、脱穀処理によって得られた脱穀粒を塵埃と選別する選別処理が行われる。脱穀装置6から排出された塵埃が排塵口カバー6bによって案内されて走行機体1の後方に排出される。脱穀排ワラが排ワラ細断装置8によって細断処理される。細断ワラは、排ワラ細断装置8の下部に備えられた排出口カバー8aによって案内されて走行機体1の後方へ排出される。選別処理後の脱穀粒が揚穀装置17によって穀粒タンク7に供給されて貯留される。穀粒タンク7に貯留された脱穀粒は、穀粒タンク7から取出す底スクリュー15(図1参照)、及び、底スクリュー15の終端部に始端部が連通している穀粒排出装置16によって穀粒タンク7から取出すことができる。
〔原動部5の構成〕
図3,4に示すように、原動部5には、エンジンルーム20が備えられている。エンジンルーム20は、エンジンボンネット21、及び、防塵ケース22(図1参照)によって形成されている。エンジンボンネット21には、天板部で運転座席3aを支持する座席支持機能が備えられている。防塵ケース22は、エンジンボンネット21の機体横外側に設けられている。防塵ケース22は、揺動開閉可能になっている。
エンジンルーム20に、エンジン23、エンジン冷却用のラジエータ24、冷却ファン25、第1の排ガス浄化装置26、及び、第2の排ガス浄化装置27が設けられている。
エンジン23は、出力軸が走行機体1の横幅方向に延びる搭載姿勢で走行機体1の機体フレーム1aに搭載されている。ラジエータ24は、エンジン23よりも防塵ケース22側に設けられている。冷却ファン25は、エンジン23とラジエータ24との間でエンジン23によって回転駆動され、エンジンルーム20の外部から内部へ防塵ケース22を介して冷却風を吸引し、吸引した冷却風をラジエータ24に供給する。
図4,5に示すように、第1の排ガス浄化装置26は、エンジン23のラジエータ側とは反対側の横側方に設けられ、第1支持部材28を介してエンジン23の横側部に支持されている。第1の排ガス浄化装置26の前横側部に第1吸入口部26aが形成されている。第1の排ガス浄化装置26の後上部に第1吐出口部26bが形成されている。第1の排ガス浄化装置26は、第1吸入口部26aによってエンジン23の排気部に接続されている。
図3,4,5に示すように、第2の排ガス浄化装置27は、エンジン23のラジェエータ側とは反対側の上方に設けられ、第2支持部材29を介してエンジン23の上部に支持されている。第2の排ガス浄化装置27の前部に第2吸入口部27aが形成されている。第2の排ガス浄化装置27の後上部に第2吐出口部27bが形成されている。第2吸入口部27aと第1吐出口部26bとが接続管30によって接続され、第2の排ガス浄化装置27は、接続管30及び第1の排ガス浄化装置26を介してエンジン23の排気部に接続されている。第2吐出口部27bから排気管31がキャビン4におけるルーフ部の後側へ延出されている。排気管31は、排気管カバー32によって覆われている。図4に示すように、第1の排ガス浄化装置26の機体横内側部分、及び、接続管30の機体横内側部分がエンジンルーム20から脱穀装置側に突出している。第1の排ガス浄化装置26の機体横内側部分、及び、接続管30の機体横内側部分がカバー33によって覆われている。
第1の排ガス浄化装置26においては、エンジン23から排出された排ガスが第1吸入口部26aを介して装置内に吸入される。吸入された排ガスは、排ガス中のディーゼル微粒子を捕集フィルター(図示せず)によって捕集する浄化処理を受け、粒子状物質が減少した浄化排ガスに処理される。浄化排ガスが第1吐出口部26bから吐出される。
第2の排ガス浄化装置27においては、エンジン23から排出され、第1の排ガス浄化装置26によって浄化処理された浄化ガスが接続管30及び第2吸入口部27aを介して装置内に吸入される。吸入された浄化排ガスは、還元剤の一例である尿素水によって窒素酸化物が減少した浄化排ガスに浄化処理される。すなわち、尿素水を排ガス中に噴射して加水分解させてアンモニアを生成し、アンモニアと排ガスに含まれる窒素酸化物とを化学反応させて、窒素と水とに還元させることにより、排ガスに含まれる窒素酸化物を減少させる。窒素酸化物が減少した浄化排ガスが第2吐出口部27bから排気管31に吐出され、排気管31の排気口31a(図4参照)から揚穀装置17の上方を通して脱穀装置側に排出される。
〔燃料タンク35及び還元剤タンク36について〕
図3,6に示すように、走行機体1の外周部としての後部における脱穀装置横側の部位に、燃料タンク35及び還元剤タンク36が設けられている。燃料タンク35及び還元剤タンク36は、還元剤タンク36が燃料タンク35の上方に位置する状態で走行機体1の上下方向に並んでいる。燃料タンク35には、エンジン用の燃料を貯留するよう構成されている。燃料タンク35に貯留した燃料は、燃料ポンプ(図示せず)によってエンジン23に供給される。還元剤タンク36には、尿素水を貯留するよう構成されている。還元剤タンク36に貯留した尿素水は、供給ホース37及び尿素水ポンプ38によって第2の排ガス浄化装置27に供給される。
燃料タンク35は、機体フレーム1aの後部に形成されたタンク受け部39に載置され、締め付けバンド40によって上方から押圧にされてタンク受け部39に固定されている。タンク受け部39は、受け皿形状に構成されている。燃料タンク35の後部から給油筒41が後方向きに延出されている。給油筒41の延出端部に、燃料タンク35の給油口35aが形成されている。給油口35aには、給油口キャップ42が備えられている。
図3,6に示すように、還元剤タンク36は、タンク台43に載置され、押さえ板44及び締付けロッド45によってタンク台43に固定されている。図11に示すように、タンク台43の前部における横幅が後部における横幅より狭くなっている。還元剤タンク36の後部に尿素水供給口36aが形成されている。尿素水供給口36aには、供給口キャップ46が備えられている。
タンク台43は、左後の支柱部材47、右後の支柱部材48及び前の支柱部材49に支持されている。前の支柱部材49は、左後の支柱部材47及び右後の支柱部材48よりも前側で機体フレーム1aに立設され、タンク台43の前部に連結されている。左後の支柱部材47は、機体フレーム1aのうちの走行機体1の横幅方向に延びている後横フレーム部1bに立設され、タンク台43の左後部に連結されている。右後の支柱部材48は、後横フレーム部1bに立設され、タンク台43の右後部に連結されている。図8に示すように、右後の支柱部材48は、タンク台43の支持部57に連結部材48aを介して連結されている。還元剤タンク36は、タンク台43、左後の支柱部材47、右後の支柱部材48及び前の支柱部材49を介して機体フレーム1aに支持されている。
右後の支柱部材48は、穀粒タンク7を旋回可能に支持するタンク支柱によって構成されている。タンク支柱の上端部からアーム部50が横外側向きに延出されている。アーム部50の延出端部に包持部材51が支持されている。包持部材51は、穀粒排出装置16の縦スクリュー部16aを回転可能に包持している。タンク支柱(右後の支柱部材48)は、アーム部50、包持部材51及び縦スクリュー部16aを介して穀粒タンク7を旋回可能に支持している。タンク支柱の上端部と脱穀装置6とに補強部材52が連結されている。補強部材52とタンク支柱とは、連結部材52aを介して連結されている。補強部材52の端部とアーム部50とが連結部材50aを介して連結されている。図6に示す電動モータ53は、縦スクリュー部16aのギヤ部16bを回転操作することにより、穀粒排出装置16を旋回操作するものである。
〔載置台55について〕
図11,12に示すように、還元剤タンク36の後側に載置台55が設けられている。図7に示すように、載置台55の基部の左右側に取付部56が備えられている。図8に示すように、タンク台43の後部の両横側に支持部57が備えられている。載置台55の左の取付部56がタンク台43の左の支持部57に連結ピン58を介して支持され、載置台55の右の取付部56がタンク台43の右の支持部57に連結ピン58を介して支持されている。載置台55は、左右の連結ピン58の共通の走行機体横幅方向に延びる軸芯Pを揺動支点にして上下揺動操作可能な状態でタンク台43に支持され、使用状態と格納状態とに切換え可能になっている。
図11,12に示すように、載置台55を下降側に揺動操作し、左右の取付部56において、図9に示すように、取付部56のうちの連結ピン58より載置台遊端側の部位が支持部57における底部分57aに当接して受け止め支持されると、載置台55が使用状態になる。載置台55は、使用状態になると、タンク台43から後方向きに水平又はほぼ水平に延出した姿勢になると共にこの姿勢に連結ピン58及び底部分57aによって支持された状態になり、補給タンクなどの補給容器を載置台55に載置することができる。載置台55は、使用状態になったとき、燃料タンク35の給油口35aの上方に位置する。
図8,13に示すように、載置台55を上昇側に揺動操作し、載置台55が支持部57に対して起立すると、図10に示すように、取付部56の長穴形状のピン貫通穴59をガイド穴にして、左右の取付部56を支持部57に対して下降させると、左右の取付部56の先端側が支持部57の底部穴57bに入り込み、取付部56が連結ピン58、及び、支持部57のうちの底部穴57bの周縁部分によって支持され、載置台55が格納状態になる。載置台55は、格納状態になると、還元剤タンク36の後壁部と平行またはほぼ平行な起立姿勢になると共にこの起立姿勢に連結ピン58及び底部穴57bの周縁部分によって支持された状態になる。
還元剤タンク36に尿素水を補給する場合、図11、12に示すように、穀粒タンク7、還元剤タンク36及び燃料タンク35を後側から覆う揺動開閉可能な外装カバー60を開放する。還元剤タンク36の後方が開放されると、載置台55を使用状態に切り換え、補給容器を載置台55に後方から載置する。このとき、載置台55が給油口35aの上方に位置しているので、補給容器が給油口35aに当たることを載置台55によって防止しつつ、補給容器を載置台55に載置できる。補給容器の荷重を載置台55によって受け止めさせつつ、補給容器から還元剤タンク36に尿素水を補給できる。このとき、載置台55が給油口35aの上方に位置しているので、尿素水がこぼれても燃料タンク35の給油口35aに落ちることを載置台55によって防止できる。タンク台43の後端部からガード部材61が上方向きに突設されているので、補強容器を還元剤タンク36に当ててしまうことをガード部材61によって防止できる。
通常の作業時など、載置台55を格納状態に切り換えることにより、載置台55を使用状態よりも機体内側に引退させて格納できる。
〔樋部材63について〕
図13に示すように、還元剤タンク36の底部にドレン部としてのドレンボルト62が備えられている。ドレンボルト62は、タンク台43の貫通穴64を介してタンク台43の下方に突出している。タンク台43の下方からドレンボルト62を脱着してドレン孔を開閉できる。
図13,14に示すように、還元剤タンク36の下方に樋部材63が設けられている。樋部材63は、ドレンボルト62の下方箇所から給油筒41の左横側方を通って後方向きに延出されている。樋部材63の排出口63aは、燃料タンク35の後壁部よりも後側の箇所に位置している。タンク台43の下面側にブラケット65が設けられ、ブラケット65に樋部材63のドレンボルト側部分が支持されている。還元剤タンク36を支持する左後の支柱部材47に支持部47aが備えられ、支持部47aに樋部材63の途中部分が支持されている。
還元剤タンク36のドレン穴から尿素水を抜き出す場合、ドレン穴から流出する尿素水が樋部材63によって燃料タンク35の走行機体後外側へ流下するように案内される。回収容器を燃料タンク35よりも後側に設置しても、還元剤タンク36から流出する尿素水を回収容器に受け入れて回収できる。
〔別実施形態〕
(1)上記した実施形態では、還元剤タンク36及び燃料タンク35が走行機体の後部に設けられた例を示したが、走行機体の横側部など、走行機体の外周部であれば、外周部のうちの如何なる部位に設けて実施してもよい。
(2)上記した実施形態では、載置台55を上下揺動によって使用状態と格納状態とに切り換えるよう構成された例を示したが、左右揺動によって使用状態と格納状態とに切り換えるよう構成して実施してもよい。また、脱着によって使用状態と格納状態とに切り換えるよう構成して実施してもよい。
(3)上記した実施形態では、還元剤タンク36のドレン部からの尿素水の取出しを樋部材63によって行なうよう構成された例を示したが、ドレン孔に接続したドレンホースによって行なうよう構成してもよい。
(4)上記して実施形態では、樋部材63が還元剤タンク36の支柱部材47に支持される例を示したが、専用の支柱等の支持部材を設けて実施してもよい。
本発明は、本発明は、普通型コンバインの他、自脱型コンバイン、トウモロコシ収穫機、人参収穫機、大根収穫機等、各種の収穫機に適用できる。
1 走行機体
23 エンジン
27 排ガス浄化装置
35 燃料タンク
35a 給油口
36 還元剤タンク
47 支柱部材
62 ドレン部
63 樋部材

Claims (5)

  1. 走行機体に搭載されたエンジン、及び、前記エンジンに接続され、前記エンジンの排ガスを還元剤によって浄化する排ガス浄化装置が備えられ、
    前記還元剤を貯留する還元剤タンク、及び、前記エンジンの燃料を貯留する燃料タンクが前記走行機体の外周部に設けられていると共に、前記還元剤タンクが前記燃料タンクの上方に位置しており、
    前記還元剤タンクに還元剤補給する補給容器を載置可能な使用状態と格納状態とに切換え可能な載置台が備えられ、
    前記載置台は、前記使用状態に切り換えられると、前記燃料タンクの給油口の上方に位置する収穫機。
  2. 前記載置台は、上下揺動して前記使用状態と前記格納状態とに切り換えられ、かつ、下降揺動して前記使用状態となり、上昇揺動して前記格納状態となる請求項1に記載の収穫機。
  3. 前記外周部は、前記走行機体の後部であり、
    前記給油口は、前記燃料タンクから後方向きに延出されている請求項1又は2に記載の収穫機。
  4. 前記還元剤タンクにおける底部にドレン部が備えられており、
    前記還元剤タンクの下方に設けられ、前記ドレン部から流出する還元剤を前記燃料タンクの走行機体外側に向けて流下するよう案内する樋部材が備えられている請求項1から3のいずれか一項に記載の収穫機。
  5. 前記樋部材は、前記還元剤タンクを支持する支柱部材に支持されている請求項4に記載の収穫機。
JP2017121002A 2017-06-21 2017-06-21 収穫機 Active JP6877259B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017121002A JP6877259B2 (ja) 2017-06-21 2017-06-21 収穫機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017121002A JP6877259B2 (ja) 2017-06-21 2017-06-21 収穫機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019004711A true JP2019004711A (ja) 2019-01-17
JP6877259B2 JP6877259B2 (ja) 2021-05-26

Family

ID=65025442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017121002A Active JP6877259B2 (ja) 2017-06-21 2017-06-21 収穫機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6877259B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020186713A (ja) * 2019-05-17 2020-11-19 株式会社クボタ 作業車
WO2020261863A1 (ja) * 2019-06-25 2020-12-30 株式会社クボタ コンバイン、収穫機
JP2021003057A (ja) * 2019-06-26 2021-01-14 株式会社クボタ コンバイン
WO2021020519A1 (ja) * 2019-07-31 2021-02-04 株式会社クボタ 作業車及びコンバイン
JP2021023127A (ja) * 2019-07-31 2021-02-22 株式会社クボタ コンバイン
JP2021023109A (ja) * 2019-07-31 2021-02-22 株式会社クボタ 作業車
JP2021023121A (ja) * 2019-07-31 2021-02-22 株式会社クボタ コンバイン
JPWO2022163243A1 (ja) * 2021-01-27 2022-08-04
JP7381441B2 (ja) 2020-12-18 2023-11-15 株式会社クボタ コンバイン

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59174401U (ja) * 1983-05-11 1984-11-21 株式会社小松製作所 ドレン装置
KR20150083671A (ko) * 2014-01-10 2015-07-20 대동공업주식회사 콤바인
JP2016185128A (ja) * 2015-03-27 2016-10-27 ヤンマー株式会社 コンバイン
JP2016210253A (ja) * 2015-05-01 2016-12-15 株式会社クボタ 作業機
JP2017029017A (ja) * 2015-07-29 2017-02-09 井関農機株式会社 コンバイン
JP2017104083A (ja) * 2015-12-11 2017-06-15 ヤンマー株式会社 コンバイン

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59174401U (ja) * 1983-05-11 1984-11-21 株式会社小松製作所 ドレン装置
KR20150083671A (ko) * 2014-01-10 2015-07-20 대동공업주식회사 콤바인
JP2016185128A (ja) * 2015-03-27 2016-10-27 ヤンマー株式会社 コンバイン
JP2016210253A (ja) * 2015-05-01 2016-12-15 株式会社クボタ 作業機
JP2017029017A (ja) * 2015-07-29 2017-02-09 井関農機株式会社 コンバイン
JP2017104083A (ja) * 2015-12-11 2017-06-15 ヤンマー株式会社 コンバイン

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020186713A (ja) * 2019-05-17 2020-11-19 株式会社クボタ 作業車
WO2020261863A1 (ja) * 2019-06-25 2020-12-30 株式会社クボタ コンバイン、収穫機
JP7154191B2 (ja) 2019-06-26 2022-10-17 株式会社クボタ コンバイン
JP2021003057A (ja) * 2019-06-26 2021-01-14 株式会社クボタ コンバイン
WO2021020519A1 (ja) * 2019-07-31 2021-02-04 株式会社クボタ 作業車及びコンバイン
JP2021023109A (ja) * 2019-07-31 2021-02-22 株式会社クボタ 作業車
JP2021023121A (ja) * 2019-07-31 2021-02-22 株式会社クボタ コンバイン
JP2021023127A (ja) * 2019-07-31 2021-02-22 株式会社クボタ コンバイン
JP7241638B2 (ja) 2019-07-31 2023-03-17 株式会社クボタ 作業車
JP7274967B2 (ja) 2019-07-31 2023-05-17 株式会社クボタ コンバイン
JP7317620B2 (ja) 2019-07-31 2023-07-31 株式会社クボタ コンバイン
JP7381441B2 (ja) 2020-12-18 2023-11-15 株式会社クボタ コンバイン
JPWO2022163243A1 (ja) * 2021-01-27 2022-08-04
WO2022163243A1 (ja) * 2021-01-27 2022-08-04 株式会社クボタ 燃料給油ガイド及び作業機
JP7413573B2 (ja) 2021-01-27 2024-01-15 株式会社クボタ 燃料給油ガイド及び作業機

Also Published As

Publication number Publication date
JP6877259B2 (ja) 2021-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019004711A (ja) 収穫機
CN106465604B (zh) 联合收割机
JP5774914B2 (ja) 収穫機
JP5908222B2 (ja) 収穫機
JP2016168975A (ja) コンバイン
JP5111280B2 (ja) コンバイン
CN109417898B (zh) 联合收割机
JP6512995B2 (ja) コンバイン
JP2013009633A (ja) コンバイン
JP6830417B2 (ja) コンバイン
JP6523865B2 (ja) コンバイン
JP5667523B2 (ja) 収穫機
CN110892820B (zh) 联合收割机
JP2018113992A (ja) 収穫機
JP4924807B2 (ja) コンバイン
JP2018121570A (ja) 作業車
JP2012147735A (ja) コンバイン
JP2014075993A (ja) コンバイン
CN219660398U (zh) 联合收割机
CN213718746U (zh) 联合收割机
JP6877329B2 (ja) コンバイン
JP2004081073A (ja) コンバインの注油装置
JPS6320614Y2 (ja)
JP6440648B2 (ja) 収穫機
JP2023174686A (ja) コンバイン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190626

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200804

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201001

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210330

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210427

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6877259

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150