JP7154191B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
機体の後端部において、前記機体フレームに載置支持された燃料タンクと、
前記燃料タンクの後方に配置され、前記燃料タンクの背面部を保護する保護部材と、が備えられ、
前記保護部材は、前記機体フレームの後端部に立設され、
前記保護部材は、前記機体の前方に向けて突出した左右の突出部を有し、左右の前記突出部の間に前記背面部が位置するように配置され、
少なくとも左右いずれか一方の前記突出部と前記燃料タンクとの間に隙間埋め部材が配設されている点にある。
また、本発明に係るコンバインの特徴構成は、機体フレームと、
機体の後端部において、前記機体フレームに載置支持された燃料タンクと、
前記燃料タンクの後方に配置され、前記燃料タンクの背面部を保護する保護部材と、が備えられ、
前記保護部材は、前記機体フレームの後端部に立設され、
前記保護部材は、
前記機体フレームの後端部に立設された縦フレームと、
前記縦フレームに支持され、該縦フレームより幅広の保護部と、を備え、
前記縦フレームは、左右両側に前記機体の後方に向けて突出した突出部を有する板状の部材であり、
前記保護部は、左右両側に前記機体の前方に向けて突出した突出部を有する板状の部材であり、
前記縦フレームの前面に前記保護部が支持されている点にある。
前記保護部材は、前記燃料タンクの下部を覆う点にある。
図1,2及び3に示すように、普通型コンバインは、左右一対のクローラ走行装置1を備えた走行機体2の前部右側に運転部3が備えられ、刈り取られた作物を脱穀処理する脱穀装置4と、脱穀処理により得られた穀粒を貯留する穀粒貯留部5とが備えられている。穀粒貯留部5は運転部3の後側に位置する状態で備えられ、穀粒貯留部5が機体右側に位置し、脱穀装置4が機体左側に位置する状態で、穀粒貯留部5と脱穀装置4とが機体横幅方向に沿って並んで機体フレームKに載置支持されている。また、運転部3の下方にエンジン(図示せず)が備えられ、エンジンの動力が、エンジンの横側に備えられたミッションケース27内の図示しない伝動機構を介してコンバインの各部に伝達される。
図1に示すように、クローラ走行装置1は、機体前部側に位置する駆動輪28、機体後部側に位置する緊張輪29、それらの中間部に前後方向に間隔をあけて設けられる複数の接地転輪30、それら各輪体にわたって巻回されるクローラベルト31、クローラベルト31の上部側に作用する上部転輪32、及び、走行装置全体を支持するトラックフレーム(図示せず)等を備えて構成されている。
穀粒貯留部5について説明する。
図3及び図5に示すように、穀粒貯留部5は、脱穀処理された穀粒を貯留する貯留空間を有するとともにその貯留空間の下方に穀粒を排出可能な貯留用ホッパー35と、貯留用ホッパー35から排出される穀粒を回収する回収部36と、貯留用ホッパー35を支持するホッパー支持フレーム37とが備えられている。
次に、機体支持構造について説明する。
走行機体2には、脱穀装置4、穀粒貯留部5等を搭載支持する前部フレームK1が備えられている。前部フレームK1は、図4に示すように、平面視で略矩形の格子状に形成され、複数の前後向きフレーム体58と、複数の横向きフレーム体59とが格子状に連結されて構成されている。複数の前後向きフレーム体58及び複数の横向きフレーム体59は夫々、角筒状の部材からなり、それらが一体的に連結されて支持構造体を構成している。
図4及び図5に示すように、貯留用ホッパー35と脱穀装置4との間における機体左右方向中間位置であって機体後部側の位置に、貯留用ホッパー35の後端部よりも後側に突出する状態で、燃料タンク75が備えられている。燃料タンク75は、平面視において前後方向に幅広で且つ左右方向に幅狭の長方形状で、且つ、機体前後方向視において左右方向に幅狭で上下方向に幅広の長方形状の矩形箱状体に構成されている。このように左右方向にコンパクトな形状であり、脱穀装置4と穀粒貯留部5との間の狭い領域を利用して配備できるものでありながら、大きめの燃料貯留容量を確保することができる。
図6,図7及び図8に示すように、燃料タンク75の後方には、当該燃料タンク75の背面部を保護する保護部材80が設けられている。この保護部材80は、機体フレームKを構成する後部フレームK2の後端部に、上下方向に延びる姿勢で立設された縦フレーム81と、上下方向に延びる姿勢にて縦フレーム81に支持された保護部82とから構成されている。
特に、本実施形態では、保護部82が燃料タンク75の下部を覆うように配置されていることで、障害物と接触する虞の比較的高い燃料タンク75の下部が保護部材80で覆われた状態となるため、燃料タンク75の背面部を効果的に保護できる。
次に、刈取部8とフィーダ41との連結構造について説明する。
図9~図12に示すように、フィーダ41は、刈取部8の横送りオーガ11から供給される穀稈が通る開口42aが搬送ケース42の前端面に形成されており、この開口42aの上縁には左右方向に所定の間隔を空けて2つの爪体44が固定されている。また、搬送ケース42の前部下面には、左右方向に延びる断面コの字状の横フレーム45が設けられ、搬送ケース42の前部左右の側面には、上下方向に沿って延びる断面コの字状の縦フレーム46がそれぞれ設けられており、この各縦フレーム46の側面には、断面L字状のL字フレーム47が設けられている。更に、各縦フレーム46の内側には、補強リブ46aが設けられており、各L字フレーム47の内側には、縦フレーム46に設けられた補強リブ46aよりも上方に位置するように補強リブ47aが設けられている。
図14に示すように、運転部3のフロントパネル14には、中央に表示部15、右側に操向操作レバー16、左側にブレーカスイッチ17が配置されており、また、サイドパネル18には、右前側に主変速レバー19、左前側に副変速レバー20が配置され、これら変速レバー19,20よりも後方の右側に刈取りクラッチレバー21、中央に脱穀クラッチレバー22、左側に正逆レバー23が配置されている。このように、ブレーカスイッチ17を主変速レバー19のほぼ直前方に位置するようにフロントパネル14に配置したことで、ブレーカスイッチ17に干渉することなく、主変速レバー19をスムーズに操作できるようになっている。
(1)上記実施形態では、保護部材80が縦フレーム81と保護部82との2つの部材からなる構成としたが、この構成に限られるものではなく、機体フレームKの後端部に立設され、燃料タンク75の背面部を保護可能な構成であれば、3つ以上の部材からなる構成であっても良いし、単一の部材からなる構成であっても良い。
また、隙間埋め部材は、必ずしも弾性体83である必要はなく、保護部材80と燃料タンク75との間への排ワラや泥土の入り込みを防止できるものであれば、特に限定されるものではない。
80 保護部材
81 縦フレーム
81a 突出部
82 保護部
82a 突出部
K 機体フレーム
Claims (3)
- 機体フレームと、
機体の後端部において、前記機体フレームに載置支持された燃料タンクと、
前記燃料タンクの後方に配置され、前記燃料タンクの背面部を保護する保護部材と、が備えられ、
前記保護部材は、前記機体フレームの後端部に立設され、
前記保護部材は、前記機体の前方に向けて突出した左右の突出部を有し、左右の前記突出部の間に前記背面部が位置するように配置され、
少なくとも左右いずれか一方の前記突出部と前記燃料タンクとの間に隙間埋め部材が配設されているコンバイン。 - 機体フレームと、
機体の後端部において、前記機体フレームに載置支持された燃料タンクと、
前記燃料タンクの後方に配置され、前記燃料タンクの背面部を保護する保護部材と、が備えられ、
前記保護部材は、前記機体フレームの後端部に立設され、
前記保護部材は、
前記機体フレームの後端部に立設された縦フレームと、
前記縦フレームに支持され、該縦フレームより幅広の保護部と、を備え、
前記縦フレームは、左右両側に前記機体の後方に向けて突出した突出部を有する板状の部材であり、
前記保護部は、左右両側に前記機体の前方に向けて突出した突出部を有する板状の部材であり、
前記縦フレームの前面に前記保護部が支持されているコンバイン。 - 前記保護部材の幅は、前記燃料タンクの背面の幅よりも大きく、
前記保護部材は、前記燃料タンクの下部を覆う請求項1又は2に記載のコンバイン。
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