JP6877329B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
この種のコンバインとして、例えば特許文献1に示されるものがある。特許文献1に示されるコンバインでは、排ガス処理装置としての第2排ガス処理装置、還元剤タンクとしての尿素水タンクが備えられている。尿素水タンクは、運転部の床部の下方側に設けられている。
走行機体の横一側部に設けられた運転部と、
前記運転部の機体横外側に設けられた乗降用ステップと、
前記運転部の下方に設けられ、エンジンが収容された原動部と、
前記エンジンの排ガスの浄化処理を行なう排ガス処理装置と、が備えられ、
前記運転部のうちの前記原動部よりも機体前側の部位の下方に、前記排ガス処理装置に供給される還元剤を貯留する還元剤タンクが備えられ、
前記乗降用ステップは、前記走行機体における前記運転部が位置する側の運転部側前角部から後方に離れた位置に設けられ、かつ、前記還元剤タンクは、側面視で前記乗降用ステップと重複する位置に設けられ、
前記還元剤タンクの還元剤投入口は、前記還元剤タンクのうちの機体横外側部分に備えられ、
前記還元剤タンクに還元剤を補給する補給口は、前記乗降用ステップの前方において、前記運転部側前角部に設けられ、
前記還元剤タンクにおける還元剤投入口と前記補給口とを繋ぐ還元剤供給管が備えられている。
本発明においては、前記運転部側前角部において、前記運転部の下方部分を覆う前カバーが備えられ、前記前カバーに、前記補給口を前記走行機体の外部に露出させる開口が形成されていると好適である。
本発明においては、前記乗降用ステップの前方において、前記補給口は、前記前カバーのうちの機体横外側の側壁部よりも機体横幅方向外側に位置していると好適である。
図1,2に示すように、コンバインは、バー形の鋼材などを組わせて構成された機体フレーム2を有し、かつ、機体フレーム2の左右両横側に装備されたクローラ式の走行装置3を有する走行機体1を備えている。走行機体1の前部に運転部4及び収穫部5が設けられている。運転部4は、走行機体1の右横側部に設けられている。運転部4には、操縦空間を覆うキャビン4aが備えられている。運転部4の機体右横外側に上段の乗降用ステップ14A及び下段の乗降用ステップ14Bが設けられている。上段の乗降用ステップ14A及び下段の乗用用ステップ14Bは、走行機体1の右横外側に張り出る状態で設けられている。上段の乗降用ステップ14Aの奥側が吊り下げ部材8(図4参照)によって支持されている。本実施形態では、2段の乗降用ステップ14A,14Bが設けられているが、1段だけ、または、3段以上の乗降用ステップを設けてもよい。運転部4の下方に原動部15が設けられている。原動部15には、エンジンボンネット16によって形成されたエンジンルーム17が備えられている。エンジンルーム17にディーゼル形のエンジン18が収納されている。収穫部5は、運転部4の前方から運転部4の横側方に亘って位置している。収穫部5は、運転部4の横側方を通ると共に機体前後方向に延びる支持フレーム6に支持されている。収穫部5は、走行車体横幅方向に延びる軸芯Pを揺動支点にして、デバイダ5aが地面の近くまで下降した下降作業状態と、デバイダ5aが地面から高位置まで離れた上昇非作業状態とに亘って昇降可能な状態で走行機体1に支持されている。機体フレーム2の後部に、脱穀装置9及び穀粒タンク10が設けられている。脱穀装置9と穀粒タンク10は、脱穀装置9が収穫部5の後方に位置し、穀粒タンク10が運転部4の後方に位置する状態で走行機体1の横幅方向に並んでいる。脱穀装置9の後部に排ワラ細断装置11が連結されている。穀粒タンク10に穀粒排出装置12が装備されている。
図1,3に示すように、エンジン18の上方に第1の排ガス処理装置21が設けられている。第1の排ガス処理装置21は、長手方向が機体前後向きになる状態でエンジンルーム17に収容され、エンジン18の上部に支持されている。第1の排ガス処理装置21は、前下部に設けられた吸入口21a、及び、後横側部に設けられた吐出口21bを備えている。吸入口21aと、エンジン18の上部に備えられた排気部18aとが接続され、エンジン18から排出された燃焼排ガス(以下、排ガスと略称する。)が第1の排ガス処理装置21に吸入される。
開口32は、カバー20の前側まで延びている。還元剤供給管31が運転部側前角部1Aにおけるコーナー部まで延ばされ、還元剤供給管31の補給口33が開口32を介して運転部側前角部1Aの外部に露出されている。
図4に示す線Yは、前カバー30の前壁部30fにおける前端の位置を示す線である。図6に示す線X1は、前カバー30の側壁部30sの機体横外側端の位置を示す線である。
図6に示す線X2は、上段の乗降用ステップ14Aの機体横外側端の位置を示す線である。図6に示す線X3は、下段の乗降用ステップ14Bの機体横外側端の位置を示す線である。図4に示す線X4は、運転部4の床部4bの上端の位置を示す線である。図4,5,6に示すように、補給口33は、前カバー30の前壁部30fよりも前側に位置している。補給口33は、機体上下方向において、運転部4の床部4bよりも上側に位置している。補給口33は、乗降用ステップ14A及び14Bの前方において、前カバー30の側壁部30sよりも機体幅方向外側に位置している。
(1)図8は、別の実施構造が備えられた還元剤補給構造を示す側面図である。
1A 運転部側前角部
14A 上段の乗降用ステップ
14B 下段の乗降用ステップ
15 原動部
18 エンジン
22 排ガス処理装置
25 還元剤タンク
25b 還元剤投入口
30 前カバー
30f 前壁部
30s 側壁部
31 還元剤供給管
32 開口
32s 開口
33 補給口
Claims (9)
- 走行機体の横一側部に設けられた運転部と、
前記運転部の機体横外側に設けられた乗降用ステップと、
前記運転部の下方に設けられ、エンジンが収容された原動部と、
前記エンジンの排ガスの浄化処理を行なう排ガス処理装置と、が備えられ、
前記運転部のうちの前記原動部よりも機体前側の部位の下方に、前記排ガス処理装置に供給される還元剤を貯留する還元剤タンクが備えられ、
前記乗降用ステップは、前記走行機体における前記運転部が位置する側の運転部側前角部から後方に離れた位置に設けられ、かつ、前記還元剤タンクは、側面視で前記乗降用ステップと重複する位置に設けられ、
前記還元剤タンクの還元剤投入口は、前記還元剤タンクのうちの機体横外側部分に備えられ、
前記還元剤タンクに還元剤を補給する補給口は、前記乗降用ステップの前方において、前記運転部側前角部に設けられ、
前記還元剤タンクにおける還元剤投入口と前記補給口とを繋ぐ還元剤供給管が備えられているコンバイン。 - 前記還元剤タンクと前記補給口とは、機体左右方向および機体前後方向において離れている請求項1に記載のコンバイン。
- 前記運転部側前角部において、前記運転部の下方部分を覆う前カバーが備えられ、
前記前カバーに、前記補給口を前記走行機体の外部に露出させる開口が形成されている請求項1または2に記載のコンバイン。 - 前記補給口は、機体前後方向において、前記前カバーのうちの前壁部よりも前側に位置している請求項3に記載のコンバイン。
- 前記開口は、前記前壁部の上角部に形成された切欠き部によって構成され、
前記還元剤供給管は、前記切欠き部を通っている請求項4に記載のコンバイン。 - (現CL4のまま)
前記補給口は、機体上下方向において、前記運転部の床部よりも上側に位置している請求項4または5に記載のコンバイン。 - 前記乗降用ステップの前方において、前記補給口は、前記前カバーのうちの機体横外側の側壁部よりも機体横幅方向外側に位置している請求項3から6のいずれか一項に記載のコンバイン。
- 前記開口は、前記前カバーのうちの前壁部と、前記前カバーのうちの機体横外側の側壁部とに亘って形成されている請求項3から7のいずれか一項に記載のコンバイン。
- 前記開口は、前記前カバーのうちの機体横外側の側壁部に形成されている請求項3に記載のコンバイン。
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JP2017244444A JP6877329B2 (ja) | 2017-12-20 | 2017-12-20 | コンバイン |
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Family Applications (1)
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JP2017244444A Active JP6877329B2 (ja) | 2017-12-13 | 2017-12-20 | コンバイン |
Country Status (1)
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Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6437353B2 (ja) * | 2015-03-13 | 2018-12-12 | 株式会社クボタ | コンバイン |
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2017
- 2017-12-20 JP JP2017244444A patent/JP6877329B2/ja active Active
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