JP2004081073A - コンバインの注油装置 - Google Patents

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JP2004081073A JP2002245468A JP2002245468A JP2004081073A JP 2004081073 A JP2004081073 A JP 2004081073A JP 2002245468 A JP2002245468 A JP 2002245468A JP 2002245468 A JP2002245468 A JP 2002245468A JP 2004081073 A JP2004081073 A JP 2004081073A
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Kiyoshi Iiizumi
飯泉 清
Tomoshi Kitagawa
北川 智志
Hakuro Takahashi
高橋 伯郎
Riyuuji Akehi
明比 龍二
Tatsuya Miyake
三宅 達也
Hiroya Uchida
内田 博也
Koji Kusume
楠目 浩司
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】油タンクと、注油ポンプとを近接させて設け、これら油タンクと、注油ポンプとを接続する吸油ホースを短かくして、折れ曲がったり、たくれを防止しようとするものである。
【解決手段】刈取機3の刈取右フレーム5bの近傍部には、油タンク6と、注油ポンプ7とを設け、これらを接続する吸油ホース8は、右側カバー9bの内側部に沿うと共に、油タンク6の右側から注油ポンプ7の下部を経て、該注油ポンプ7へ配策した構成である。穀稈を移送する移送手段の移送ケースには、挿入孔を設けて、この挿入孔へ注油ポンプ7へ接続した送油ホースから分岐した下分岐送油ホースを通して設けた。又、分草パイプの上側へ配策した送油ホースには、ガイドカバーを設けた構成である。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、穀稈を刈取り移送する刈取機に設けた刈取右フレームの近傍箇所には、刈取機の各部へ注油する油タンクと、注油ポンプとを設け、油タンクから注油ポンプへの吸油ホースの配策に関する技術であり、コンバインの注油装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】
コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、このコンバインを穀稈の植付圃場を走行させて、走行車台の前方部に設けた刈取機で穀稈は刈取りされ、この刈取り穀稈は、この刈取機で後方上部へ移送されて、走行車台の上側へ載置した脱穀機のフィードチェンと、挟持杆とへ供給されて引継ぎされ、これらフィードチェンと、挟持杆とで挟持されて、脱穀機内を挟持移送されて脱穀され、脱穀済み穀粒は、この脱穀機の横側に設けた穀粒貯留タンク内へ供給され、一時貯留される。
【0003】
上述の収穫作業の開始前段、及び収穫作業終了後、又は収穫作業中に、前記刈取機の各部へ注油するが、この注油は、収穫作業運転する作業者が搭乗する操縦席の近傍に油タンクを設けると共に、刈取機の穀稈を引起しする右側部の引起装置を支持する刈取右フレームには、注油ポンプを設けている。この注油ポンプを始動させて、油タンクから吸油ホースを経て注油ポンプにより、油タンク内の油が吸入され、吸入された油は、この注油ポンプから各送油ホースを経て、刈取機の穀稈を移送する移送手段の各移送ケースへ内装した各移送チェン等へ注油され、異常音の発生防止、及び耐摩耗の向上を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
油を貯留した油タンクと、この油タンク内の油を吸入する注油ポンプとの取付位置が離れていることにより、これら油タンクと、注油ポンプとを接続する吸油ホースが長く、このために、この吸油ホースが折れ曲がったり、たくれが発生したり、更に配策が複雑になっていたが、この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このために、この発明は、請求項1に記載の発明においては、走行車台2の前方部に穀稈を刈取り移送する刈取機3と、該刈取機3の穀稈を引起しする右側部の引起装置4等を支持する刈取右フレーム5bの近傍箇所には、油タンク6と、注油ポンプ7等を設けたコンバインにおいて、前記油タンク6から注油ポンプ7への吸油ホース8の配策は、油タンク6の上部の吸入口6bから刈取機3を覆う状態に設けた右側カバー9bの内側部へ沿うと共に、油タンク6の右側から注油ポンプ7の下側を経て、該注油ポンプ7へ配策して設けたことを特徴とするコンバインの注油装置としたものである。
【0006】
コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、このコンバインを穀稈の植付圃場を走行させて、走行車台2の前方部に設けた刈取機3で穀稈は刈取りされ、この刈取り穀稈は、この刈取機3で後方上部へ移送され、走行車台2の上側へ載置した脱穀機のフィードチェンと、挟持杆とへ供給されて引継ぎされ、これらフィードチェンと、挟持杆とで挟持されて、脱穀機内を挟持移送されて脱穀され、脱穀済み穀粒は、この脱穀機の横側に設けた穀粒貯留タンク内へ供給され、一時貯留される。
【0007】
上述の収穫作業の開始前段、及び収穫作業終了後、又は収穫作業中に、前記刈取機3の各部へ注油するが、この注油は、刈取機3の穀稈を引起しする右側部の引起装置4等を支持する刈取右フレーム5bの近傍箇所には、油を貯留する油タンク6と、この油タンク6内の油を吸入する注油ポンプ7とを設け、油タンク6と、注油ポンプ7とを接続する吸油ホース8の配策は、油タンク6の上部の吸入口6bから刈取機3を覆う状態に設けた右側カバー9bの内側部へ沿うと共に、油タンク6の右側から注油ポンプ7の下側を経て、この注油ポンプ7へ配策して設けた構成である。
【0008】
前記注油ポンプ7を始動させて、油タンク6から吸油ホース8を経て注油ポンプ7により、油タンク6内の油が吸入され、吸入された油は、この注油ポンプ7に設けた各送油ホース24を経て、刈取機3の穀稈を移送する移送手段6の各移送ケース29e等へ内装した各移送チェン等へ注油され、異常音の発生防止、及び耐摩耗性の向上を図っている。
【0009】
請求項2に記載の発明においては、前記刈取機3の穀稈を移送する移送手段16の移送ケース29eには、挿入孔27を設け、該挿入孔27へ注油ポンプ7へ接続した送油ホース24から分岐した下分岐送油ホース24dを通して、分岐配策して注油すべく設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの注油装置としたものである。
【0010】
前記油タンク6内へ貯留した油は、この油タンク6から吸油ホース8を経て注油ポンプ7で吸入される。この注油ポンプ7へ設けた送油ホース24から分岐して設けた下分岐送油ホース24dは、穀稈を移送する移送手段16の上下の移送ケース29e,29eに設けた各挿入孔27へ挿入して、吸入された油は、注油ポンプ7から各送油ホース24、及び下分岐送油ホース24dを経て、各移送ケース29eへ内装した移送チェン等へ注油する。
【0011】
請求項3に記載の発明においては、前記油タンク6から吸油ホース8を経て注油ポンプ7で吸入した油を、該注油ポンプ7から穀稈を分離する分草体15の分草パイプ15a上側へ配策した送油ホース24を経て注油する構成において、該送油ホース24を覆うガイドカバー28を分草パイプ15aの上側へ設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のコンバインの注油装置としたものである。
【0012】
前記油タンク6から吸油ホース8を経て、注油ポンプ7で吸入した油を、この注油ポンプ7から穀稈を分離する分草体15の分草パイプ15aの上側へ配策した送油ホース24を経て、例えば、刈取機3の刈刃装置等へ注油するが、この送油ホース24の上側には、ガイドカバー28を分草パイプ15aの上側へ設けて、送油ホース24を覆っている。
【0013】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明においては、油タンク6と、注油ポンプ7とは、穀稈を引起す右側の引起装置4を支持する刈取右フレーム5bの近傍箇所に設けると共に、油タンク6から注油ポンプ7への吸油ホース8の配策は、油タンク6の上部の吸入口6bから刈取機3を覆う右側カバー9bの内側部へ沿って、油タンク6の右側から注油ポンプ7の下側を経て、この注油ポンプ7へ配策したことにより、吸油ホース8が短かくなり、このために、この吸油ホース8は、折れ曲ったり、又、たくれたりすることが防止できて、油タンク6内の油を適正量を吸入することができる。更に吸油ホース8の配策の簡略化を図ることができる。
【0014】
請求項2に記載の発明においては、前記注油ホース24から分岐して設けた下分岐送油ホース24dは、穀稈を移送する移送手段16の上下の移送ケース29e,29eに設けた各挿入孔27へ通して、移送ケース29e,29e内へ注油することにより、送油ホース24、及び下分岐送油ホース24dの配策が容易である。又、この送油ホース24を廻さない配策ができることにより、折れ曲り防止できる。更に上下の移送ケース29e,29eの強度アップを図ることができる。
【0015】
請求項3に記載の発明においては、前記注油ポンプ7に設けた送油ホース8を、分草体15の分草パイプ15aの上側へ配策した構成では、送油ホース24を覆うガイドカバー28を分草パイプ15aの上側へ設けたことにより、送油ホース24がつぶされることがなく、正常に送油される。又、清掃時の破損防止、及び藁屑等の溜りを防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
コンバイン1の走行車台2の前方部には、穀稈を刈取り後方上部へ移送する刈取機3を設け、この刈取機3には、穀稈を引起しする各引起装置4を設け、右側部のこの引起装置4を支持する刈取右フレーム5aを設けた構成である。この刈取右フレーム5bの近傍箇所には、油を貯留する油タンク6と、この油タンク6内の油を吸油ホース8を経て吸入する注油ポンプ7とを設け、これら油タンク6と、注油タンク7とを接続する吸油ホース8は、油タンク6の給油キャップ6aに設けた吸入口6bから刈取機3を覆う右側カバー9bの内側部に沿うと共に、油タンク6の右側から注油ポンプ7の下側を経由して、この注油ポンプ7へ接続すべく配策した構成である。油タンク6と、注油ポンプ7と、吸油ホース8とを主に図示して説明する。
【0017】
前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図27、及び図28で示す如く土壌面を走行する左右一対の走行クローラ10aを張設した走行装置10を配設し、走行車台2の上側には、脱穀機11を載置した構成である。走行車台2の前方部側の刈取機3で立毛穀稈を刈取りし、この刈取り穀稈は、この刈取機3で後方上部へ移送され、脱穀機11のフィードチェン12aと、挟持杆12bとで引継ぎされて、挟持移送されながら脱穀される。脱穀済みで選別済み穀粒は、脱穀機11の右横側に配設した穀粒貯留タンク13内へ一時貯留される。
【0018】
前記走行車台2の前側には、図27、及び図28で示す如く前端位置から立毛穀稈を分離するナローガイド14、及び各分草体15と、立毛穀稈を引起す各引起装置4と、引起された穀稈を掻込み移送する移送手段16の掻込装置16aと、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置17と、刈取りされた穀稈を挟持移送して、脱穀機11のフィードチェン12aと、挟持杆12bとへ受渡しする移送手段16の根元・穂先移送装置18a,18b等からなる刈取機3を設けている。該刈取機3は、油圧駆動による伸縮シリンダ19により、土壌面に対して、昇降自在に移動する構成である。
【0019】
前記刈取機3の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆20aの上端部には、図27で示す如く左右方向に上支持パイプ杆20bを設け、この上支持パイプ杆20bを走行車台2の上側面に設けた支持装置20dで回動自在に支持させて、伸縮シリンダ19の作動により、刈取機3は上支持パイプ杆20bを回動中心として、上下に回動する構成である。支持杆20aの下端部には、下支持パイプ杆20cを設けた構成である。
【0020】
前記刈取機3の移送手段16によって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機11へ穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ3aを設けた構成である。
前記支持杆20aの下端部に設けた下支持パイプ杆20cの左右両端には、図5で示す如く上方へ突出する刈取左・右フレーム5a,5bを設けると共に、刈取左フレーム5aと、刈取右フレーム5bの上端部へ接続して設けた右支持パイプ杆5dとを、左右方向の引起支持パイプ杆21で接続した構成である。引起支持パイプ杆21の左側部には、左支持パイプ杆5eを設けた構成である。
【0021】
前記刈取左・右フレーム5a,5b間の下側に設けた下支持パイプ杆20cと、引起支持パイプ杆21との間には、所定間隔で、各刈取中フレーム5cと、各中支持パイプ杆5fとを接続して設けた構成である。
前記刈取右フレーム5bと、右支持パイプ杆5dとにより、右側の引起装置4を支持すると共に、回転駆動する構成である。又、各刈取中フレーム5cと、各中支持パイプ杆5fとにより、中央部の各引起装置4を支持すると共に、回転駆動する構成である。更に左支持パイプ杆5eにより、左側の引起装置4を支持すると共に、回転駆動する構成である。
【0022】
前記下支持パイプ杆20cの左右両端部には、前方へ突出する各接続パイプ22aを設け、この各接続パイプ22aの前端部には、左右方向に支持パイプ22を設けた構成である。この支持パイプ22には、各分草体15の分草パイプ15aを前方へ突出させて設け、この分草パイプ15aの前端部には、分草板15bを設けた構成であり、この分草板15bで穀稈を分離する構成である。又、支持パイプ22と、下支持パイプ杆20cとは、前後両側の取付板23aと、取付パイプ23とにより、複数箇所を接続した構成である。
【0023】
前記左側部の引起装置4を支持する上部の引起支持パイプ杆21と、下部の下支持パイプ杆20cとの間を接続する刈取右フレーム5bと、右支持パイプ杆5dとを設け、この刈取右フレーム5bには、図1〜図5で示す如く刈取機3の各部へ注油する注油用の油を貯留する油タンク6と、この油タンク6内の油をタンクホース6cから吸油ホース8を経て、注油ポンプ7で吸入して、この注油ポンプ7から送油ホース24を経て注油する構成である。
【0024】
前記刈取右フレーム5bの近傍箇所に、図1〜図5で示す如く油タンク6を設けるべく、刈取右フレーム5bには、締付用バンド25aと、略U字形状の取付板25bとを設けて、油タンク6を取付けた構成である。又、刈取右フレーム5bの近傍箇所に、図1〜図5で示す如く注油ポンプ7と、注油モータ7aとを設けるべく、刈取右フレーム5bに設けた取付板25bへ注油モータ7aをボルト、及びナット等により、装着した構成である。
【0025】
前記油タンク6から注油ポンプ7への吸油ホース8の配策は、図1、図2、及び図4で示す如く油タンク6の上部に設けた給油キャップ6aの吸入口6bから、刈取機3の左右両側を覆う状態に設けた左・右側カバー9a,9bの内の右側カバー9bの内側部へ沿わせると共に、油タンク6の右側から注油ポンプ7の下側を経由して、この注油ポンプ7へ配策して設けた構成であり、吸油ホース8は、クランプ25cにより、取付板25bへ装着した構成である。又、この注油ポンプ7で吸入された油は、この注油ポンプ7に設けた送油ホース24から、この送油ホース24の先端部に設けたノズル24a等を経て、刈取機3の各部へ注油する構成である。
【0026】
注油用の油を貯留する油タンク6と、油を吸入する注油ポンプ7とは、穀稈を引起す右側の引起装置4を支持する刈取右フレーム5bの近傍箇所に設けると共に、油タンク6から注油ポンプ7への吸油ホース8の配策は、油タンク6の上部の吸入口6bから刈取機3を覆う右側カバー9bの内側部へ沿って、油タンク6の右側から注油ポンプ7の下側を経由して、注油ポンプ7へ配策したことにより、吸油ホース8が折れ曲ったり、又、たくれたりすることを防止できて、油タンク6内の油を適正量を吸入することができる。更に吸油ホース8の配策の簡略化を図ることができる。
【0027】
前記刈取機3の穀稈を移送する移送手段16は、根元・穂先移送装置18a,18bで形成した構成である。この穂先移送装置18bは、図6、及び図7で示す如く上・下穂先移送装置29a,29bで形成し、この上穂先移送装置29aの移送ケース29e上側面には、注油ポンプ7に設けた送油ホース24から分岐して、先端部にノズル24aを設けた分岐送油ホース24bを配策して、上穂先移送装置29aの移送ケース29eへ内装した所定間隔に移送ラグ29cを装着した移送チェン29dへ注油する構成である。又、下穂先移送装置29bの上下に設けた移送ケース29e,29eには、挿入孔27,27を設けると共に、挿入パイプ27aを固着して設けた構成である。注油ポンプ7に設けた送油ホース24から分岐して、先端部にノズル24aに設けた分岐送油ホース24bは、下穂先移送装置29bの移送ケース29eの上側面へ配策して、下穂先移送装置29bの移送ケース29eへ内装した所定間隔に移送ラグ29cを装着した移送チェン29dへ注油する構成である。
【0028】
又、送油ホース24から分岐して、下穂先移送装置29bへ注油する分岐送油ホース24bから、更に分岐させた下分岐送油ホース24dは、下穂先移送装置29bの移送ケース29e,29e間に設けた挿入パイプ27aへ挿入して、根元移送装置18aの移送ケース18c上へ配策して、この移送ケース18cへ内装した根元移送チェン18dへ下分岐送油ホース24dからノズル24aを経て、この根元移送チェン18dへ注油する構成である。
【0029】
前記油タンク6から吸油ホース8を経て、注油ポンプ7で吸入した油を、この注油ポンプ7へ設けた送油ホース24は、穀稈を移送する移送手段16等に設けた各挿入孔27へ挿入して設け、吸入された油は、注油ポンプ7から送油ホース24を経て、各移送ケース18c,29e等へ内装した各移送チェン18d,29d等へ注油することにより、送油ホース24の配策が容易である。又、この送油ホース24を廻さない配策ができることにより、折れ曲り防止ができる。
【0030】
前記刈取右フレーム5bに設けた油タンク6から吸油ホース8を経て注油ポンプ7で吸入した油をこの注油ポンプ7から集中注油する送油ホース24を、例えば、図8、及び図9で示す如く分草体15の分草パイプ15aの上側へ配策して設け、刈刃装置17へ注油する構成においては、分草パイプ15aの上側には、略逆V字形状のガイドカバー28を設けて、このガイドカバー28で送油ホース24を覆った構成である。
【0031】
前記注油ポンプ7に設けた送油ホース24を、分草体15の分草パイプ15aの上側へ配策して設けた構成では、送油ホース24を覆うガイドカバー28を分草パイプ15aの上側へ設けたことにより、送油ホース24がつぶされることがなく、正常に送油することができる。又、清掃時に分草パイプ15aへ巻き付いた藁屑等を鎌等により、切断して除去するときに、送油ホース24の切断破損を防止できる。更にガイドカバー28で落下する藁屑等を流下案内することができ、藁屑等の溜りを防止できる。
【0032】
前記注油ポンプ7へ設けた送油ホース24は、図10〜図12で示す如く各引起装置21を回転駆動する伝動機構21aを内装した引起支持パイプ杆21へ複数個のクランプ25cで装着して、各部へ自動集中注油する構成において、移送手段16の穂先移送装置18bは、図10、及び図11で示す如く上下方向に上下二段に、上穂先移送装置29aと、下穂先移送装置29bとを設けた構成である。この各上穂先移送装置29aは、図10で示す如く引起支持パイプ杆21に設けた各中支持パイプ杆5fで支持した構成である。又、下穂先移送装置29bの上側で、移送終端部には、供給移送装置30を設けた構成である。
【0033】
前記上穂先移送装置29aへの注油の構成は、図10、及び図11で示す如く引起支持パイプ杆21へ設けた送油ホース24の左右方向の中間部には、所定間隔でこの送油ホース24から分岐する各分岐送油ホース24bを設け、この分岐送油ホース24aには、更に分岐する上分岐送油ホース24cを設け、この上分岐送油ホース24cと、先端部に設けたノズル24bとを、上穂先移送装置29aの上側面へ配設して、上穂先移送装置29aへ内装した移送ラグ29cを所定間隔に装着した移送チェン29dには、上分岐送油ホース24cを経てノズル24aから注油する構成である。
【0034】
これにより、前記注油ポンプ7で吸入された油は、送油ホース24、分岐送油ホース24b、上分岐送油ホース24cを経てノズル24aから、上穂先移送装置29aの移送チェン29dへ注油する構成としたことにより、穀稈の移送通路を塞ぐことなく上分岐送油ホース24cの配策することができる。又、確実に配策することにより、分岐送油ホース24b、及び上分岐送油ホース24cの破損を防止することができる。
【0035】
前記穂先移送装置18bの各上穂先移送装置29aへ内装した移送チェン29dへ装着した各移送ラグ29cが、刈取左フレーム5a、及び右支持パイプ杆5d等へ当接時の消音防止用として、ゴム材、又は樹脂材等よりなる筒形状のインシュレータ31は、図13、及び図14で示す如く刈取左フレーム5a、及び右支持パイプ杆5d等に設けた構成である。
【0036】
前記インシュレータ31内へ送油ホース24より分岐して、各箇所へ送油する分岐送油ホース24bは、図13、及び図14で示す如く通して支持した構成である。
これにより、前記刈取左フレーム5a等に設けたインシュレータ31内へ分岐送油ホース24bを通して支持させたことにより、クランプ25cの代りとなり、コスト低減ができる。
【0037】
前記注油ポンプ7の注油モータ7a等を取付ける取付板25bは、図1、及び図15で示す如く丸孔26aと、変形で拡大の長孔26bとを設け、大型の注油モータ7aと、小型の注油モータ7aとの両者の取付部を、ボルト、及びナット等により、両者を取付可能な構成である。
【0038】
これにより、前記注油ポンプ7の大型、及び小型の注油モータ7a,7aが装着可能に取付孔を丸孔26aと、長孔26bとを取付板25bに設けたことにより、この取付板25bは、共用性がある。
前記上穂先移送装置29aの移送始端部には、図12、図16、及び図17で示す如く穀稈の稈長の短稈を検出する短稈センサ32と、ガイド装置33とは、引起装置4の引起移送ケース4aの裏側面に設けた構成である。
【0039】
前記短稈センサ32は、図16、及び図17で示す如く短稈に押されて回動する回動杆32bを取付具32aへ回動自在に軸支すると共に、回動杆32bの回動により、ON−OFFするスイッチ方式のセンサスイッチ32cは、取付具32aへ内装して設けた構成である。この取付具32aは、引起移送ケース4aの裏側面へ装着した構成である。
【0040】
前記ガイド装置33は、図16、及び図17で示す如くガイド杆33bを取付具33aへ装着した構成である。この取付具33aは、引起移送ケース4aの裏側面へ装着した構成である。
前記ガイド杆33bと、上穂先移送装置29aの移送ラグ29cと、回動杆32bとの上下関係位置は、図17で示す如く下からガイド杆33b、移送ラグ29c、回動杆32bの順に配設した構成である。
【0041】
これにより、穀稈の長稈、短稈に関係なく、前記上穂先移送装置29aが穀稈に作用して移送することにより、上・下穂先移送装置29a,29bの効果を十分に発揮することができる。
左側部と、略中央部とに設けた上穂先移送装置29a,29a部には、図18、及び図19で示す如く左・右ガイド杆34a,34bを設け、穂先移送装置29a,29aの各移送ラグ29cと、左・右ガイド杆34a,34bとにより、穀稈を支持して、後方部へ移送する構成である。
【0042】
前記平面視左側から二番目と、四番目とに設けた各引起装置4の引起移送ケース4aへ内装した引起ラグ4cを所定間隔で装着した引起移送チェン4bを張設している。この各引起移送ケース4aの裏側面には、各取付板34cを固着して設け、この各取付板34cへボルト、及びナット等により、弾性部材よりなる左・右ガイド杆34a,34bを装着して設けた構成である。
【0043】
これにより、左・右ガイド杆34a,34bを設けたことにより、移送する穀稈の倒れ込みを防止して、移送姿勢を乱すことなく移送できる。又、弾性部材を使用したことにより、少量〜多量の穀稈に対応することができる。
前記刈取機3は、図19で示す如く移送手段16の各掻込装置16a、各根元移送装置18a、及び各穂先移送装置18b等により、穀稈を移送する移送経路は、平面視略Y字形状に形成した構成である。
【0044】
前記Y字形状に形成した移送経路においては、図20、及び図21で示す如く左側部より、二番目と、五番目との各引起装置4の引起移送ケース4aの上方部に設けた支持ステー35には、ゴム材よりなるガイド具35aを設けると共に、引起移送ケース4aからガイド具35aに沿ってプレート35bを設けた構成である。ガイド具35aと、引起移送ケース4aとの間の隙間(L)を、プレート35bで塞いで移送中の穀稈が隙間(L)へ入ることを防止した構成である。
【0045】
これにより、前記引起装置4の引起移送ケース4aの上部には、ガイド具35aを設けると共に、プレート35bを設けたことにより、引起移送ケース4aと、ガイド具35aとの間の隙間(L)を、プレート35bで塞ぐことにより、移送中の穀稈が、隙間(L)へ入ることを防止することができる。又、ガイド具35aがストッパとなることにより、引起移送ケース4a等の変形を防止することができる。
【0046】
前記走行車台2の前部のL字形状の操作装置36の前側、及び左横側と、刈取機3の後側、及び右横側との間には、図22、図23、及び図28で示す如く樹脂材等よりなる防塵シート38を設け、この防塵シート38は、前防塵シート38aと、横防塵シート38bとに分割して設け、これらをボルト、及びナット等により、接合して一体に形成可能で、刈取機3へ装着して設けた構成である。これら一体にして設けた前・横防塵シート38a,38bにより、穀稈を刈取り作業中に、刈取機3から発生する塵埃等を、操縦席37へ搭乗して、運転操作する作業者へ塵埃が掛ること、及び吸込むことを防止した構成である。
【0047】
これにより、刈取作業中に発生する塵埃を防止する防塵シート38は、前防塵シート38aと、横防塵シート38bとに、二分割したことにより、破損による交換時の交換が容易である。又、組付けが容易である。更にコスト低減が可能である。
【0048】
前記右・左側カバー9a,9bを支持する各ステー39は、図24、及び図25で示す如くこのステー39の後端近傍部には、支持アーム39aを固着して設け、この支持アーム39aの後端部には、後取付板39bを固着して設け、この後取付板39bをボルト等により、刈取左・右フレーム5a,5bへ装着した構成である。又、ステー39の前端部には、前取付板39cを固着して設け、この前取付板39cをボルト、及びナット等により、分草パイプ15aと、支持パイプ15cとを接続して補強する接続板15dへ装着した構成である。刈取左・右フレーム5a,5bと、各支持アーム39a、及び各ステー39と、刈刃装置17を駆動するクランク等をカバーする各クランクカバー17aとの三者により、空間(イ)部を形成した構成である。
【0049】
左右両側に設けた前記ステー39,39には、左・右側カバー9a,9bの下部へ複数個設けた取付具9cを挿入して、この左・右側カバー9a,9bの下部を支持した構成である。
これにより、前記空間(イ)部を形成したことにより、刈取り作業中に刈取機3の各部より落下する藁屑等の溜りを防止することができる。
【0050】
作業灯40は、図3、及び図26で示す如く刈取機3の右端部の引起装置4の右外側の後側へ位置させて設けた構成である。刈取右フレーム5bの上側へ設けた右支持パイプ杆5dの上下方向略中間部には、後方へ突出させて取付板40aを設け、この取付板40aの後端部には、作業灯40を角度調節可能に装着した構成である。
【0051】
これにより、前記操縦席37より、作業灯40の角度調節が可能になった。又、中割り作業時に、穀稈に作業灯40がうもれることがなくなり、夜間作業が容易である。更に廻り刈り作業時に、障害物等への当接を防止することかできる。
前記脱穀機11側の前部には、図27、及び図28で示す如くコンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置36と、これら操作を行う作業者が搭乗する操縦席37とを設け、この操縦席37の下側で、走行車台2の上側面には、エンジン41を載置すると共に、後方部には、穀粒貯留タンク13を配設する。これら走行装置10と、刈取機3と、脱穀機11と、エンジン41等により、コンバイン1の機体1aを形成した構成である。
【0052】
前記走行車台2の前端部に装架した走行用のミッションケース42内の伝動機構42aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ42bを設けた構成である。
前記穀粒貯留タンク13内に貯留した穀粒を機外へ排出するこの穀粒貯留タンク13の後側には、縦移送螺旋43aを内装した排出支持筒43を略垂直姿勢で旋回自在に装着して設け、この排出支持筒43の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋44aを伸縮自在に内装した排出オーガ44を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に前後方向に配設した構成である。
【図面の簡単な説明】
【図1】油タンク、及び注油ポンプ部の拡大背面図
【図2】油タンク、及び注油ポンプ部の拡大側面図
【図3】油タンク部の正面図
【図4】油タンク、及び注油ポンプ部の拡大右側面図
【図5】刈取機の拡大構成図
【図6】上・下穂先移送装置部の送油ホースの拡大配策側面図
【図7】上・下穂先移送装置部の送油ホースの拡大配策平面図
【図8】分草パイプ部の送油ホースの拡大配策側面図
【図9】図8のA−A拡大断面図
【図10】上穂先移送装置部の送油ホースの拡大配策正面図
【図11】上穂先移送装置部への送油ホースの拡大配策正面図
【図12】上穂先移送装置部の拡大側面図
【図13】送油ホースの拡大配策正面斜視図
【図14】インシュレータ部の拡大正面斜視図
【図15】注油モータの取付板の拡大背面図
【図16】短稈センサ部の拡大正面斜視図
【図17】短稈センサ、及びガイド装置の拡大正面図
【図18】左・右ガイド杆部の拡大側面図
【図19】左・右ガイド杆部の拡大平面図
【図20】引起装置部の拡大側面図
【図21】引起装置部の拡大正面図
【図22】防塵シートの一体時の拡大展開図
【図23】防塵シートの分割時の拡大展開図
【図24】ステー部の拡大側面図
【図25】ステー部の拡大背面図
【図26】作業灯部の拡大側面図
【図27】コンバインの全体側面図
【図28】コンバインの全体平面図
【符号の説明】
2   走行車台
3   刈取機
4   引起装置
5b  刈取右フレーム
6   油タンク
6b  吸入口
7   注油ポンプ
8   吸油ホース
9b  右側カバー
15  分草体
15a 分草パイプ
16  移送手段
24  送油ホース
24d 下分岐送油ホース
27  挿入孔
28  ガイドカバー
29e 移送ケース

Claims (3)

  1. 走行車台2の前方部に穀稈を刈取り移送する刈取機3と、該刈取機3の穀稈を引起しする右側部の引起装置4等を支持する刈取右フレーム5bの近傍箇所には、油タンク6と、注油ポンプ7等を設けたコンバインにおいて、前記油タンク6から注油ポンプ7への吸油ホース8の配策は、油タンク6の上部の吸入口6bから刈取機3を覆う状態に設けた右側カバー9bの内側部へ沿うと共に、油タンク6の右側から注油ポンプ7の下側を経て、該注油ポンプ7へ配策して設けたことを特徴とするコンバインの注油装置。
  2. 前記刈取機3の穀稈を移送する移送手段16の移送ケース29eには、挿入孔27を設け、該挿入孔27へ注油ポンプ7へ接続した送油ホース24から分岐した下分岐送油ホース24dを通して、分岐配策して注油すべく設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの注油装置。
  3. 前記油タンク6から吸油ホース8を経て注油ポンプ7で吸入した油を、該注油ポンプ7から穀稈を分離する分草体15の分草パイプ15a上側へ配策した送油ホース24を経て注油する構成において、該送油ホース24を覆うガイドカバー28を分草パイプ15aの上側へ設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のコンバインの注油装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009232759A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Iseki & Co Ltd コンバイン
JP2009254320A (ja) * 2008-04-21 2009-11-05 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd コンバインの前処理部構造
JP2016140273A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 ヤンマー株式会社 コンバイン

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