JPS64742Y2 - - Google Patents

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JPS64742Y2
JPS64742Y2 JP201382U JP201382U JPS64742Y2 JP S64742 Y2 JPS64742 Y2 JP S64742Y2 JP 201382 U JP201382 U JP 201382U JP 201382 U JP201382 U JP 201382U JP S64742 Y2 JPS64742 Y2 JP S64742Y2
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JP
Japan
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oil
pump
lifting
cover
oil tank
Prior art date
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JP201382U
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JPS58105843U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコンバインにおける給油装置の防塵機
構に関するものである。
コンバインは、刈取機の搬送チエーンや軸受部
等へ潤滑用のオイルを一箇所から集中的に供給す
る集中給油装置を備えており、そのオイルタンク
と注油ポンプとは従来一般に刈取機の引起し装置
後方に設けられている。
しかしながら、コンバインによる収穫作業にお
いては、穀稈の刈取、搬送に際して多くのわら屑
や塵埃等が発生したり、穀稈に混つて雑草が刈取
られて搬送されたりすることが多く、これに対し
て従来の給油装置は、穀稈の引起し、搬送部下方
に露呈されているので、これらのわら屑や塵埃、
雑草等が給油装置上に落下、推積してタンク内の
オイルの残量が見えなくなつたり、ポンプのノズ
ルに詰つて給油不良となつたりするという不具合
があつた。
本考案は以上のような点に鑑みなされたもの
で、引起しケースを後方から支持する引起しパイ
プと、引起しケースの穀稈非搬送径路側端縁から
後方へ延在する安全カバーの後端縁とを平板状の
ポンプベースで連結し、このポンプベースの引起
しケース側裏面で注油ポンプとオイルタンクとを
支持させるとともに、これら注油ポンプとオイル
タンクとの穀稈搬送径路側および後方側を穀稈案
内カバーとタンクカバーとでそれぞれ覆うことに
より、注油ポンプとオイルタンクとを完全に被覆
して塵埃等の推積によるノズルの詰りを防止し残
油量の目視を容易ならしめたコンバインにおける
給油装置の防塵機構を提供するものである。以
下、本考案の実施例を図面に基いて詳細に説明す
る。
第1図ないし第3図は本考案に係る防塵機構を
2〜3条刈りのコンバインに実施した例を示し、
第1図はこれを実施したコンバインの側面図、第
2図は同じく給油装置の側面図、第3図は第2図
のA視平面図である。図において、コンバイン1
の左右の走行クローラ2を連結する走行フレーム
3上には、脱穀用の扱き胴と選別装置とを収納す
る脱穀機4のフレーム5が搭載されており、その
側方には操縦者が着座する操縦席6が設けられて
いる。
全体を符号7で示す刈取機は、フレーム5前端
部の刈取軸受に基端部を揺動自在に枢支された刈
取フレーム8を備えており、この刈取フレーム8
の下端部にこれと直交して一体的に設けられた刈
取ギアボツクス9からは、複数個の分草杆10が
地面に沿つて前方へ延設されている。各分草杆1
0の先端部には、機台の進行とともに圃場の穀稈
を掻き分ける分草体11が設けられているととも
に、分草杆10の中央部には、穀稈の根元部を刈
取るバリカン状の刈刃12が、これと直交し地面
に近接して支架されている。
分草体11の後方には、左右一対の引起し装置
13がその引起しケース14の下端部を分草杆1
0に支持されやゝ後方へ傾斜して立設されてお
り、引起しケース14の上部には、これとハの字
状をなすように前記刈取ギアボツクスから斜め上
方へ突設された引起しパイプ15によつて後方か
ら支持されている。引起しケース14内には、多
数のラグを一定間隔で備えた引起しチエーンが張
架されており、チエーンとともに走行するラグが
左右の引起しケース14間の穀稈搬送径路で起立
しながら上昇することにより穀稈の穂先部を揚上
搬送して穀稈を起立させるように構成されてい
る。引起しチエーンの走行は、刈取フレーム8、
刈取ギアボツクス9および引起しパイプ15内を
貫通して軸支された駆動軸を介して原動側から駆
動されている。
16は引起し装置13の外側方を覆う安全カバ
ーであつて、側面視をほゞ三角形状に形成され、
引起しケース14から側方へ張り出したのち後方
へ延びるよう断面L字状に形成されており、その
後端縁は、引起しパイプ15とほゞ同じ角度で傾
斜している。この安全カバー16と引起しパイプ
15との間は連結板17で連結されており、また
引起しパイプ15には保持片18が連結板17の
上方に位置して溶着されている。19はポンプベ
ースであつて平板によつてくの字状に折曲形成さ
れ引起しパイプ15、安全カバー16間の空間部
の一部を覆つて連結板17と保持片18とにボル
トで固定されている。このポンプベース19の引
起しケース14側裏面に一体形成されて垂下され
たブラケツト20には、潤滑用のオイルを蓄える
オイルタンク21が固定されており、また、この
オイルタンク21とパイプで連結された注油ポン
プ22が取付けられている。さらに、ポンプベー
ス19に溶着されたピン23には、一端を注油ポ
ンプ22のピストンロツドに枢着されてポンプベ
ース19の透孔から上方へ突出する操作レバー2
4が枢支されており、この操作レバー24を往復
回動させることにより、注油ポンプ22が作動し
てオイルタンク21内のオイルが、注油ポンプ2
2とパイプで連結されたチエーンや軸受部等に注
油されるように構成されている。このようなオイ
ルタンク21と注油ポンプ22とは、穀稈の非搬
送径路側である外側を前記安全カバー16で覆わ
れているとともに、穀稈の搬送径路側である内側
を、引起しケース14の内端縁から後方へ延在す
るように突設された三角形状の穀稈安全カバー2
5によつて覆われている。また、オイルタンク2
1の後方は、ポンプベース19とともに連結板1
7に固定されてその下方へ延在し引起しパイプ1
5と安全カバー16との間の空間部を覆う平板状
のタンクカバー26で覆われている。なお、引起
しパイプ15、安全カバー16および穀稈案内カ
バー25は、左右の引起し装置13に対称状に設
けられており、またオイルタンク21、注油ポン
プ22等は機台の進行方向に向つて左側の引起し
装置13の後方にのみ設けられている。
さらに、左右の引起しパイプ15の上方には、
根元チエーンおよびその走行端に沿つて支架され
た挟持稈からなる根元搬送装置27と、穂先チエ
ーンおよびそのラグの先端走行軌跡に沿つて支架
された穂先ガイドからなる穂先搬送装置28とが
装架されており、刈刃12で刈取られた穀稈の根
元部と穂先部とを保持して搬送するように構成さ
れている。29は各種の操作レバー類を備えた操
作装置である。
以上のように構成されたコンバインにおいて、
機台が進行すると、分草体11で掻き分けられた
圃場の穀稈は、その穂先部を左右の引起し装置1
3のラグで穀稈案内カバー25に沿つて揚上搬送
されることにより起立するとともに、根元部を刈
刃12で刈取られる。刈取られた穀稈は根元、穂
先両搬送装置27,28に補捉され脱穀機4へ搬
送されて脱穀される。一方、作業者は作業に先だ
ちオイルタンク21内に潤滑用オイルを入れ、操
作レバー34を往復回動させると、注油ポンプ2
2が作動し、オイルタンク21内のオイルは注油
ポンプ22とパイプで連結された搬送装置27,
28のチエーンや軸受等に注油されて潤滑が行な
われる。
このような収穫作業においては、穀稈の引起
し、搬送時に多数のわら屑や塵埃等が発生し、ま
た雑草を刈取つてこれらが下方へ落下するが、本
装置においては、オイルタンク21と注油ポンプ
22とが、両側方を安全カバー16と穀稈案内カ
バー25とで覆われており、また、後方をポンプ
ベース19とタンクカバー26とで完全に覆われ
ているので、これらのわら屑や塵埃、雑草等はポ
ンプベース19とタンクカバー26上を滑行して
地上に落下し、オイルタンク21と注油ポンプ2
2上に堆積することがない。さらに、搬送径路内
を引起される穀稈や、機台の進行方向に向つて左
側の圃場に植立する未刈稈がオイルタンク21や
注油ポンプ22に引つ掛かつたり巻付いたりする
ことがなく、また穀稈の引起し動作を妨げること
がない。そして、作業者は、オイルタンク21内
のオイルの残量が少なくなるとこれを補充しなけ
ればならないが、オイルタンク21本体およびこ
れに付設されたオイルゲージ等にはわら屑や塵埃
等が付着しておらないので残量の目視が容易であ
る。
以上の説明により明らかなように、本考案によ
ればコンバインの給油装置において、引起しケー
スを後方から支持する引起しパイプと、引起しケ
ースの穀稈非搬送側端縁から後方へ延在する安全
カバーの後端縁とを平板状のポンプベースで連結
し、このポンプベースの引起しケース側裏面で注
油ポンプとオイルタンクとを支持させるととも
に、これら注油ポンプとオイルタンクとの穀稈搬
送径路側および後方側を穀稈案内カバーとタンク
カバーとでそれぞれ覆うことにより、注油ポンプ
とオイルタンクとを完全に被覆することができ、
引起し、搬送時に発生するわら屑や塵埃、雑草等
が注油ポンプやオイルタンク上に堆積することが
ないので、これらの混入によりノズルが詰つたり
することがなくきわめて良好な給油状態を確保す
ることができるとともに、オイル残量の目視が容
易であるから、給油不足となることがなく、ま
た、オイルの補給が容易である。さらに、既設の
安全カバーと穀稈案内カバー、ならびに注油ポン
プとオイルタンクを支持するために必要なポンプ
ベースをポンプとタンクのカバーとして利用しタ
ンクカバーのみを新設するものであるから、構造
が簡単で安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案に係るコンバイン
における給油装置の防塵機構の実施例を示し、第
1図はこれを実施したコンバインの側面図、第2
図は同じく給油装置の側面図、第3図は第2図の
A視平面図である。 1……コンバイン、14……引起しケース、1
5……引起しパイプ、16……安全カバー、19
……ポンプベース、21……オイルタンク、22
……注油ポンプ、25……穀稈案内カバー、26
……タンクカバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 引起しケースと側面視ハの字をなしてその上部
    を後方から支持する引起しパイプと、前記引起し
    ケースの穀稈非搬送径路側端縁から後方へ延在す
    る安全カバーの後端縁とを平板状のポンプベース
    で連結し、このポンプベースの前記引起しケース
    側裏面で注油ポンプとオイルタンクとを支持させ
    るとともに、これら注油ポンプとオイルタンクの
    穀稈搬送径路側を覆う穀稈案内カバーと、前記ポ
    ンプベースとほゞ同幅でその下端縁から斜め下方
    へ延在して前記オイルタンクの後方を覆うタンク
    カバーとを設けたことを特徴とするコンバインに
    おける給油装置の防塵機構。
JP201382U 1982-01-11 1982-01-11 コンバインにおける給油装置の防塵機構 Granted JPS58105843U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP201382U JPS58105843U (ja) 1982-01-11 1982-01-11 コンバインにおける給油装置の防塵機構

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JP201382U JPS58105843U (ja) 1982-01-11 1982-01-11 コンバインにおける給油装置の防塵機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58105843U JPS58105843U (ja) 1983-07-19
JPS64742Y2 true JPS64742Y2 (ja) 1989-01-10

Family

ID=30015003

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP201382U Granted JPS58105843U (ja) 1982-01-11 1982-01-11 コンバインにおける給油装置の防塵機構

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JPS58105843U (ja) 1983-07-19

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