JPH0132521Y2 - - Google Patents

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JPH0132521Y2
JPH0132521Y2 JP5528882U JP5528882U JPH0132521Y2 JP H0132521 Y2 JPH0132521 Y2 JP H0132521Y2 JP 5528882 U JP5528882 U JP 5528882U JP 5528882 U JP5528882 U JP 5528882U JP H0132521 Y2 JPH0132521 Y2 JP H0132521Y2
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reaping
box
cutting
central
cutting blade
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  • Outside Dividers And Delivering Mechanisms For Harvesters (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は2〜3条刈りの小型コンバイン用とし
て好適な刈取機に関するものである。
コンバインは刈取条数によつて刈取機の構造を
異にしている。すなわち、一般に2条刈りの刈取
機は、3個の分草体と2個の引起し装置とを備え
ており、2条の穀稈を中央の分草体と外側の分草
体との間へ1条ずつ導いたのち左右の引起し装置
間の引起し通路で1条に合流させながら引起して
刈取るように構成されている。また、3〜4条刈
りの刈取機は、4個の分草体と3個の引起し装置
とを備えており、隣接する分草体間へ1条ずつま
たはそのうちの1箇所へ2条導いた穀稈を、2列
の引起し通路で引起して刈取つたのち、搬送装置
で1条の束に合流させて搬送するように構成され
ている。
しかしながら、3〜4条刈りの刈取機は、引起
し装置のみならず、搬送装置等がすべて大型で構
造が複雑であり、これを安価に提供することがで
きないので、でき得れば2条刈りの小型機で少な
くとも3条刈りを可能にすることが望ましい。そ
こで従来、2条刈機の片側の隣接分草体間へ2条
の穀稈を導き、他方の隣接分草体間へ1条の穀稈
を導いてこれらを引起し装置で合流させながら引
起すことにより、2条刈機で3条刈りを行なつて
いるが、この場合、株元でほゞ1mの条列幅のあ
るものを穂先部で1条にまとめることにより、内
側条列の穀稈と外側条列の穀稈とで刈高さが不揃
いになつたり、搬送装置への引継ぎが円滑に行な
われなかつたりすることが多かつた。
そこで、2条刈機の左右一対の外側引起し装置
の中間部に小型の中央引起し装置を設け、4個の
分草体で掻き分けた3条の穀稈を左右の各外側引
起し装置と中央引起し装置との間へ1条と2条と
に分けて導き引起しと刈取を行なわせるようにし
た2〜3条刈機の開発が進められている。
しかしながら、このような刈取機においては、
新たに設けた中央引起し装置への動力伝導装置を
外側引起し装置の後方に設けなければならず、こ
の動力伝導装置が穀稈の刈取を防げたり、刈刃と
の間へ雑草や泥土を詰らせたりする虞があるの
で、開発に際してはこの点を考慮する必要があ
る。
本考案は以上のような点に鑑みてなされたもの
で、左右の外側引起し装置の中間部に設けた中央
引起し装置を、中央分草パイプの中央部に設けた
伝導ボツクス内で原動側からの伝導軸と連結して
駆動させるとともに、伝導ボツクスを、その下端
が穀稈刈取用刈刃よりも低位となるように位置さ
せて刈刃の前方に近接させて設けることにより刈
刃へ向う穀稈や圃場に生えた雑草あるいは圃場の
泥土を伝導ボツクスの底部でさばいたり排除した
りすることにより、穀稈の刈取を円滑にし、小型
構造により大型機と同性能の3条刈りを行なうこ
とを可能ならしめた刈取機を提供するものであ
る。以下、本考案の実施例を図面に基いて詳細に
説明する。
第1図ないし第3図は本考案に係る刈取機の実
施例を示し、第1図はこれを実施したコンバイン
の刈取機と脱穀機および走行部の一部とを示す側
面図、第2図は同じく穀稈搬送装置を除いて示す
平面図、第3図は伝導ボツクスと刈刃との近傍を
一部破断して示す側面図である。図においてコン
バイン1の左右の走行クローラ2を連結する走行
フレーム上には、脱穀装置と選別装置とが収納さ
れた脱穀フレーム3と、脱穀用穀稈を搬送するフ
イードチエーン4等を備えた脱穀機5が塔載され
ており、その前端部側方には、作業者が着座する
操縦席6と、機台の走行ならびに刈取、脱穀各装
置の運転を操作するレバー類を備えた操作装置7
が配設されている。
前記脱穀フレーム3の上部前端に設けられた刈
取軸受の枢支部には、全体を符号8で示す刈取機
の引起し刈取り部を支持する刈取フレーム9が揺
動自在に枢支されている。刈取フレーム9と走行
フレームとの間は油圧シリンダ10によつて連結
されており、運転席6からの操作で油圧シリンダ
10を伸縮させることにより、刈取フレーム9が
揺動して刈高さが調整されたり、路上走行時等に
おける障害物との衝突が避けられたりするように
構成されている。刈取フレーム9の内部には刈取
軸受内において原動側と駆動連結された伝導軸1
1が貫通軸支されており、また、刈取フレーム9
の下端部には、これとT字状をなして直交する刈
取ギアボツクス12が一体形成されていて、その
内部には、伝導軸11とベベルギア13によつて
駆動連結された刈取駆動軸14が貫通軸支されて
いる。さらに、刈取ギアボツクス12の両端部か
らは、分草杆ステー15が斜め下方へ向つて突設
されており、その先端部には全体を符号16で示
す分草杆が支持されている。この分草杆16は刈
取ギアボツクス12に平行する前フレーム16a
と、これから地面に沿つて前方へ延びる3個の分
草パイプ16b〜16dとでフオーク状に一体形
成されており、各分草パイプ16b〜16dの前
端部には、圃場の穀稈を掻き分けて引起し通路へ
導く分草体17b〜17dがそれぞれ取付けられ
ている。なお、残る1個の分草パイプ28および
分草体29については後述する。
前記分草体17b〜17dの後方であつて分草
パイプ16b,16c間および16e,16d間
には、左右一対の外側引起し装置18および19
が刈取ギアボツクス12の両端部から斜め上方へ
延びる引起しパイプ20で上端部を支持され、分
草パイプ16b,16dで下端部を支持されて
やゝ傾斜状に立設されており、これらは互の間隔
が上方へ向うにしたがい狭小となつて互にハの字
状をなすように配置されている。これら外側引起
し装置18,19のチエーンケース21内に張架
されて引起しパイプ20内の引起し駆動軸22と
前記刈取駆動軸14との駆動連結で走行する引起
しチエーンには、多数のラグ23が一定間隔で配
置されており、チエーンケース20内に設けたラ
グガイドの作用によりチエーンケース21の下端
部と内側引起し通路でのみ起立してチエーンとと
もに走行するように構成されている。
一方、前記分草杆16の前フレーム16aから
は複数個の刈刃ステー23が、地面に近接して前
方へ突設されており、これには全体を符号24で
示す刈刃がボルト25で固定され機台幅方向に延
設されている。この刈刃24は、多数の3角刃で
形成されて刈刃受25に固定された固定刃26
と、同じく多数の3角刃で形成され固定刃26上
に摺接して機台幅方向へ往復動する移動刃27と
でバリカン状に形成されている。
前記4個の分草パイプのうちの中央分草パイプ
の一つである分草パイプ28は、基部を前記刈取
ギアボツクス12にフランジ接合で固定されて前
方へ延設されており、その先端部には分草体29
が取付けられている。この分草パイプ28には、
刈取ギアボツクス12内の刈取駆動軸14とベベ
ルギア30で駆動連結された伝導軸31が貫通軸
支されているとともに、中央の屈曲部とその後方
の傾斜部とには、伝導ボツクス32と掻込ギアボ
ツクス33とが設けられている。このうちの伝導
ボツクス32は、側面視をほゞ三角形状に形成さ
れ、軸方向に分割された分草パイプ28の各部材
28a,28bをそれぞれフランジ接合と螺合と
によつて係合させて連結している。そして、伝導
ボツクス32の下端にはリブ32aが突設されて
おり、伝導ボツクス32と前記刈刃24との関係
位置は、リブ32aの下端が刈刃24よりも低位
に位置しかつフランジ接合面が刈刃24の先端前
方にきわめて近接して位置するように設定されて
いる。
さらに、伝導ボツクス32には上方へ延びる伝
導パイプ34がフランジ接合されており、この伝
導パイプ34内に貫通軸支された伝導軸35は、
伝導ボツクス32内に設けたベベルギア36によ
つて分草パイプ28内の伝導軸31と駆動連結さ
れている。全体を符号37で示すものは、前記左
右の外側引起し装置18,19の中間部にこれら
と平行して立設された中央引起し装置であつてギ
アボツクス38を介して前記伝導パイプ34に上
端部を支持されており、また、下端部を分草パイ
プ28で支持されている。この中央引起し装置3
7は、外側引起し装置18,19よりも短小のチ
エーンケース39内で走行する引起しチエーンを
備えており、この引起しチエーンは、ギアボツク
ス38内のベベルギア40によつて伝導軸35と
駆動連結されている。引起しチエーンには多数の
ラグ41が一定間隔で配設されており、チエーン
ケース39の下端部と、一方の外側引起し装置1
8側とにおいてのみ起立して走行するように構成
されている。
一方、前記掻込ギアボツクス33は斜め上方へ
突設されていてこれには前記伝導軸31との間を
ウオーム42とウオームホイル43とで駆動連結
された掻込駆動軸44が軸支されており、また、
機台中心に対する掻込駆動軸44の対称位置に
は、非駆動の掻込軸45が設けられている。これ
ら両軸44,45には、ラグを介して互にハの字
をなす掻込ベルト46と、歯車状の回転掻込体4
7とがそれぞれ軸着されており、また、掻込駆動
軸44上のスプロケツトと刈取ギアボツクス12
側に設けたスプロケツト48との間には搬送チエ
ーン49が張架されている。なお、符号50で示
すものは刈刃24の駆動装置であり、また符号5
1で示すものはいずれも穀稈ガイドである。
さらに、前記刈取フレーム9を枢支する刈取軸
受から斜め上方へ突設された支持杆からは、刈取
穀稈の穂先部を搬送する穂先搬送装置52と、根
元部を搬送する根元搬送装置53とが上下にほゞ
平行し斜め下方へ向つて装架されており、支持杆
内の伝導軸を介し刈取駆動軸受内の駆動軸側から
駆動されている。
以上のように構成された刈取機8の動作を、3
条刈りを例にとつて説明する。機台が進行する
と、圃場の穀稈条列は、4個の分草体16b〜1
6d、29によつて掻き分けられて隣接する分草
体間の3列の通路へ1条ずつ導かれ、このうちの
2条は、その通路内に外側引起し装置18と中央
引起し装置37との始端部が臨んでいることによ
り、起立しながら周回してくるラグ23,41に
よつて穂先部をすくい上げられる。すくい上げら
れた穀稈の穂先部は、機台の進行にしたがつてラ
グ23,41で揚上搬送されるとともに、穀稈の
根元部は掻込ベルト46によつて刈取位置へ搬送
され刈刃24で刈取られる。刈取られた穀稈は、
根元部を回転掻込体47で掻込まれ、搬送チエー
ン49によつて搬送されるとともに、穂先部を引
起し装置18,19,37から解放され、穂先部
と根元部とを穂先根元両搬送装置52,53で捕
捉されて搬送される。搬送された穀稈は、根元部
をフイードチエーン4に引継がれて搬送されなが
ら穂先部を扱き胴で脱穀される。
以上のような刈取機8の動作のうち、穀稈の刈
取動作をさらに詳しく説明する。第4図と第5図
とはそれぞれ第3図のA視正面図とB方向仰視図
であつて、これらの図と前記各図とで明らかなよ
うに、伝導ボツクス32にリブ32aを突設しか
つこのリブ32aの下端が刈刃24よりも低位と
なるよう位置させるとともに伝導ボツクス32の
前端を刈刃24にきわめて近接させて設けたこと
により、圃場に生える雑草54はリブ32aでと
きほぐされて両側へ排除されるので刈刃24と分
草杆28aとの間の突間部へ浸入することがな
く、この箇所への詰りを防止することができる。
また、圃場の泥土もリブ32aで排除され、刈刃
24の固定刃26と移動刃27との間へ浸入した
りすることがない。
なお、リブ32aは必ずしも設ける必要がな
く、伝導ギアボツクス32の下部を円弧状に形成
してその下端を刈刃24よりも低位となるように
してもよい。
以上の説明により明らかなように本考案によれ
ば刈取機において左右の外側引起し装置の中間部
に設けた中央引起し装置を、中央分草パイプの中
央部に設けた伝導ボツクス内で原動側からの伝導
軸と連結して駆動させるとともに、伝導ボツクス
を、その下端が穀稈刈取用刈刃よりも低位となる
ように位置させて刈刃の前方に近接させて設ける
ことにより、圃場に生える雑草や圃場の泥土など
が伝導ボツクスの下端部で排除されるので、刈刃
に巻き付いたり詰つたりすることがなく、刈刃の
切れ味が確保されて刈取性能が向上するととも
に、刈刃の耐用性が向上する。また、特別の除草
装置を設けることなく伝導ボツクスがこれを兼ね
るので構造の簡素化を計ることができる。このよ
うに伝導ボツクスによる刈取り時の障害が排除さ
れることにより小型機で大型機とほゞ同性能の3
条刈りを実施することができ、設備費が節減され
て収穫コストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案に係る刈取機の実
施例を示し、第1図はこれを実施したコンバイン
の刈取機と脱穀機および走行部の一部とを示す側
面図、第2図は同じく穀稈搬送装置を除いて示す
平面図、第3図は伝導ボツクスと刈刃との近傍を
一部破断して示す側面図、第4図は第3図のA視
正面図、第5図は第3図のB方向仰視図である。 8……刈取機、12……刈取ギアボツクス、1
8,19……外側引起し装置、24……刈刃、2
8……分草パイプ、29……分草体、31……伝
導軸、32……伝導ボツクス、32a……リブ、
37……中央引起し装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 刈取幅方向の外側に位置しラグを内側へ向けて
    起立させる一対の外側引起し装置と、これら外側
    引起し装置の中間に位置しラグを前記一方の外側
    引起し装置のラグと対向させて起立させる中央引
    起し装置とを備え、中央引起し装置のラグ起立側
    ではこの側の外側引起し装置との協働により2条
    の穀稈を引起し、中央引起し装置のラグ非起立側
    ではこの側の外側引起し装置により1条の穀稈を
    引起す刈取機において、分草体を支持する中央分
    草パイプの基端部をこれと直交する刈取ギアボツ
    クスに固定してこの分草パイプ内に前記刈取ギア
    ボツクス内の駆動軸と駆動連結された伝導軸を貫
    通して軸支させ、前記分草パイプの中央部に設け
    た伝導ボツクス内において前記伝導軸と中央引起
    し装置とを駆動連結するとともに、前記伝導ボツ
    クスを、その下端が穀稈刈取用刈刃よりも低位と
    なるように位置させ刈刃の前方に近接させて設け
    たことを特徴とする刈取機。
JP5528882U 1982-04-16 1982-04-16 刈取機 Granted JPS58158641U (ja)

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JP5528882U JPS58158641U (ja) 1982-04-16 1982-04-16 刈取機

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Publication Number Publication Date
JPS58158641U JPS58158641U (ja) 1983-10-22
JPH0132521Y2 true JPH0132521Y2 (ja) 1989-10-04

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ID=30065874

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