JP4158305B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンバインに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンバインで立毛穀稈を収穫作業するときは、このコンバインの走行車台の前側の刈取機で立毛穀稈は刈取りされ、刈取り穀稈はこの刈取機の各移送装置で上部へ移送され、該走行車台の上側に載置した脱穀機の前方外側に設けた外補助移送チェンと、前方内側に設けた内補助移送チェンとへ引継ぎして移送され、更に該脱穀機のフィードチェンと挟持杆とへ引継ぎして移送され、この移送中にこの脱穀機で脱穀され、脱穀済み穀粒は、このコンバインへ一時貯留される。
【0003】
この収穫作業のときは、前記内・外補助移送チェンの回転駆動は、該内補助移送チェンの真下で、刈取機に設けたプーリと、伝動ケースに内装した伝動機構の入力軸に設けたプーリとに掛け渡した伝動用ベルトを介して該入力軸が回転駆動され、この入力軸の回転駆動により、該伝動機構を介して出力軸が回転駆動され、この出力軸の回転駆動により、該内補助移送チェンが回転駆動され、この内補助移送チェンの回転駆動によって、該外補助移送チェンが回転駆動され、これら内・外補助移送チェンで刈取り穀稈を引継ぎ移送する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
内・外補助移送チェンを回転駆動する刈取機から伝動ケースの伝動機構の入力軸へ掛け渡しする伝動用ベルトのベルトラインが該内補助移送チェンの真下に位置させて設けていることにより、これら内・外補助移送チェンで移送する刈取り穀稈から落下する藁屑等が該伝動用ベルト、及びプーリ等に巻き付いたり、又、該内補助移送ベルトの上下回動の範囲が規制されることがあったが、この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上述のような課題を解決するために、次のような技術的手段を講じる。
即ち、請求項1記載の発明は、走行車台(2)前側刈取機(3)を設け、走行車台(2)上側に脱穀機(9)を設け、該脱穀機(9)の前方でフィードチェン(12)と略同じ左右方向位置に外補助移送チェン(11)を設け、該外補助移送チェン(11)よりも所定距離右側の内側の位置に内補助移送チェン(10)を設け、前記刈取機(3)で刈り取った穀稈を内補助移送チェン(10)と外補助移送チェン(11)とで引継ぎ移送しフィードチェン(12)と挟持杆(13)引継ぐ構成とし、前記内補助移送チェン(10)と外補助移送チェン(11)を駆動する伝動機構(30)を内装した伝動ケース(29)をけ、伝動機構(30)の入力軸(31)を伝動ケース(29)の下部に設け、伝動機構(30)の出力軸(32)を伝動ケース(29)の上部に設け、前記出力軸(32)に取り付けた駆動用スプロケット(32b)と、第1支持軸(36)に取り付けた内側スプロケット(37a)とに内補助移送チェン(10)を掛け渡し、前記内側スプロケット(37a)と共に第1支持軸(36)に取り付けた外側スプロケット(37b)と第2支持軸(39)に軸支したスプロケット(39a)とに外補助移送チェン(11)を掛け渡し、前記入力軸(31)の端部に第1プーリ(31a)を取り付け、該第1プーリ(31a)と刈取機(3)の伝動機構(21b)側の第2プーリ(22b)とに伝動帯(33)を掛け渡し、該伝動帯(33)のライン(イ)を前記内補助移送チェン(10)よりも所定距離内側に配置したことを特徴とするコンバインとしたものである。
また、請求項2記載の発明は、前記伝動機構(30)の入力軸(31)と出力軸(32)と、左右方向の同一方向へ向けて伝動ケース(29)軸支して設けたことを特徴とする請求項1記載のコンバインとしたものである。
【0006】
【0007】
【0008】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によると、刈取機3から伝動ケース29の伝動機構30の入力軸31を回転駆動する伝動帯33のライン(イ)を内補助移送チェン10の真下より内側へ所定距離ずらして設けたことにより、内補助移送チェン10で移送する刈取り穀稈から落下する藁屑等、該伝動帯3及プーリへ巻き付くことを防止でき
また、請求項2記載の発明によると、上記請求項1記載の発明の効果を奏するうえに、伝動機構30の入軸31と出力軸32を左右方向の同一方へ向けて設けたことにより、内補助移送チェン10及び伝33の取り付け及び取り外しが容易となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
コンバイン1の走行車台2の前側に設けた刈取機3は、前方下部から後方上部へ順次設けた掻込移送装置4で立毛穀稈は掻込され、この掻込みした穀稈は刈刃装置5で刈取りされ、刈取り穀稈は穀稈移送装置6、扱深調節移送装置7、及び供給移送装置8等を経て上部へ移送され、該走行車台2の上側へ載置した脱穀機9の前方には、補助移送装置28を設け、この補助移送装置28の内補助移送チェン10を前方の内側に設け、この内補助移送チェン10と、前方の外側に設けた外補助移送チェン11とで引継ぎして移送され、該脱穀機9のフィードチェン12と、挟持杆13とにより、更に引継ぎ移送する構成である。該内・外補助移送チェン10、11、及びフィードチェン12等を図示して説明する。
【0010】
前記コンバイン1の走行車台2の下側には、土壌面を走行する左右一対の走行クローラ14aを張設した走行装置14を配設し、該走行車台2上側に載置した脱穀機9の平面視右横側には、刈取り穀稈をフィードチェン12と挟持杆13とで挟持して、該脱穀機9内を移送中に脱穀した脱穀済みで選別済みの穀粒を回収し、一時貯留する穀粒貯留タンク15を装着した構成である。
【0011】
前記穀粒貯留タンク15の後側には、この穀粒貯留タンク15内に貯留した穀粒を機外へ排出する縦移送螺旋16aを内装した排出支持筒16を略垂直姿勢で回動自在に支承して設け、この排出支持筒16の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋17aを収縮自在に内装した排出オーガ17を収縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に前後方向に配設した構成である。
【0012】
前記脱穀機9側には、操作室ケース18で操作室18aを形成し、この操作室18a内には、コンバイン1の各部を操作、調節、始動、及び停止操作する操作装置19と、操縦者が搭乗する操縦席19a等を設け、この操縦席19aの下側で走行車台2の上側面には、エンジン19bを載置すると共に、後方には、穀粒貯留タンク15を配設した構成である。これら脱穀機9と、刈取機3と、エンジン19bと、走行装置14等により、該コンバイン1の機体1aを構成している。
【0013】
前記刈取機3の供給移送装置8によって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送される刈取り穀稈に接触作用することにより、脱穀機9へ穀稈供給の有無を検出する穀稈センサ8bを設けた構成である。走行車台2の前端部に装架された走行用のミッションケース20内の伝動経路中には、その出力回転数に基づく走行車速を検出する車速センサ20aを設けた構成である。
【0014】
前記刈取機3は、図1、図6、及び図7で示す如く前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆21を設け、この支持杆21の上端部には、伝動機構21bを内装した支持パイプメタル21aを左右方向に設け、この支持パイプメタル21aの一方側の外側には、該伝動機構21bへ入力するプーリ22aを設けると共に、他方側の外側には、該伝動機構21bの動力を出力するプーリ22bを設けた構成である。該支持パイプメタル21aは走行車台2上側面に設けた支持装置23で回動自在に支持した構成である。
【0015】
前記刈取機3は油圧駆動による伸縮シリンダ23aの作動により、支持パイプメタル21a部を回動中心として、土壌面に対して昇降自在に回動する構成である。
前記刈取機3は、図6、図7、及び図9で示す如く先端部位置から順次に、立毛穀稈を分離するナローガイド24a、及び分草体24bと、分離した穀稈を引起す各引起装置25と、引起した穀稈の株元側を掻込みする各掻込スターホイル4aと、穂先側を掻込みする各掻込ラグ付ベルト4bとよりなる掻込装置4と、掻込みした穀稈を刈取る刈刃装置5と、刈取られた穀稈の株元側を移送する株元移送チェン6aと、穂先側を移送する移送ラグ付チェン6bとよりなる穀稈移送装置6と、移送する穀稈の稈長等により、脱穀機9へ供給する穀稈の供給深さを調節する回動メタル7aを回動中心として、扱深調節チェン7bを上下回動移動させる正逆回転用の扱深モータ7c等よりなる扱深調節移送装置7と、移送終端部の略3角形状に形成した供給移送チェン8aを張設した供給移送装置8を設けた構成である。
【0016】
前記穀稈移送装置6の上側には、移送される穀稈の穂先の深扱ぎ側、及び浅扱ぎ側を検出する長稈検出杆26a、及び短稈検出杆26bの作動を検出するON−OFFスイッチ方式の検出スイッチ(図示せず)等よりなる扱深センサ26を設けた構成である。
【0017】
前記支持パイプメタル21aを支持する支持装置23の上部と、脱穀機9の前側機壁9aの折曲部9bとの間には、図1で示す如く断面コ字形状の接続プレート27を設けた構成である。
前記接続プレート27の外側面には、図1〜図3で示す如く後逑する補助移送装置28の内・外補助移送チェン10、11を回転駆動する伝動機構30を内装した伝動ケース29を装着した構成である。この伝動ケース29の伝動機構30の入力軸31を下部に、出力軸32を上部に回転自在に軸支した構成である。該入力軸31の一方側の軸端部には、プーリ(第1プーリ)31aを装着した構成である。このプーリ31aと、刈取機9の支持パイプメタル21aに内装した伝動機構21bに設けたプーリ(第2プーリ)22bとには、伝動用ベルト(伝動帯)33を掛け渡した構成であり、該入力軸31を回転駆動する構成である。この伝動用ベルト33のベルトライン(ライン)(イ)は該内補助移送チェン10の所定距離内側に位置させて設けた構成であり、該内・外補助移送チェン10、11で移送する刈取り穀稈から落下する藁屑、及び塵埃等が該伝動用ベルト33、及び該各プーリ31a,22b等への巻き付きを防止し、又、補助移送装置28の上下回動を容易した構成である。この伝動用ベルト33はテンションプーリ33aの回動により、入切する構成である。
【0018】
前記伝動ケース29内に軸支した中間軸34の一方側の軸端部には、スプロケット34aを軸支して設け、他方部の軸端部には、ギヤー34bを軸支して設けた構成である。このスプロケット34aと、入力軸31の他方側の軸端部に設けたスプロケット31bとには、チェン31cを掛け渡した構成である。
【0019】
前記伝動ケース29で軸支した出力軸32の一方側の軸端部には、ギヤー32aを軸支して設けると共に、他方側の軸端部には、駆動用スプロケット32bを軸支した構成である。このギヤー32aと中間軸34のギヤー34bとは、噛合する構成である。
【0020】
前記伝動ケース29の伝動機構30の入力軸31、及び出力軸31は、左右方向で同一方向に向けて軸支して設けた構成である。これら入力軸31のプーリ31a、チェン31c、及び出力軸32の駆動用スプロケット32b、この駆動用スプロケット32bに掛け渡した内補助移送チェン10等の取り付け、及び取り外しを容易にした構成である。
【0021】
これにより、前記チェン31c、及び内補助移送チェン10の分解、及び組立が容易になり、不具合発生時の交換が簡単になった。
前記補助移送装置28は、図1〜図3で示す如く内補助移送チェン10と、外補助移送チェン11とよりなる構成であり、脱穀機9の前側で伝動ケース29の左側に設け、該内補助移送チェン10を内側に、又、外補助移送チェン11を外側に設けると共に、これら内・外補助移送チェン10、11の上側の穀稈移送作用部は上下に回動する構成である。
【0022】
前記伝動ケース29の下側の下ボス29aの外周部には、回動メタル35を回動自在に軸支して設け、この回動メタル35は抜け止めを施した構成である。該回動メタル35の外周部の左右両端部には、左アーム35aと、右アーム35bとを固着して設け、この左アーム35aの先端部には、支持軸(第1支持軸)36を固着して設けた構成である。
【0023】
前記支持軸36には、回転自在に二段スプロケット37を軸支して設け、この二段スプロケット37の内側スプロケット37aと、出力軸32の駆動用スプロケット32bと、この出力軸32の上部に設けたチェン摺し38とには、内補助移送チェン10を略三角形状に掛け渡した構成である。該内補助移送チェン10の上側の穀稈移送作用部は、前後両端部が湾曲した該チェン摺し38で受けて支持した構成である。該内補助移送チェン10の下部側には、調節式のチェン張り装置40aを設けた構成である。
【0024】
前記外補助移送チェン11は、二段スプロケット37の外側スプロケット37bと、支持軸(第2支持軸)39で軸支したスプロケット39aとに掛け渡した構成である。これら内・外補助移送チェン10、11の上側の穀稈移送作用部は、回動メタル35の回動により、上下回動する構成である。該外補助移送チェン11の上側の移送作用部には、前後両端部が湾曲した前チェン摺し38aを設けると共に、下部側には、調節式の前チェン張り装置40bを設けた構成である。
【0025】
前記内補助移送チェン10の上側の穀稈移送作用部は、図2で示す如くチェン摺し38で受けて支持させたことにより、この内補助移送チェン10のチェンライン形状を自由に構成することができる。又、穀稈移送作用部のチェンラインを下げることができ、このために、脱穀機9へ穀稈を供給する供給口を下げることができて、この脱穀機9をコンパクトにすることができる。
【0026】
前記補助移送装置28の外補助移送チェン11の外側には、図1、及び図2で示す如く安全用の外カバー40cを設けた構成である。この外補助移送チェン11の平面視の左右方向位置は、脱穀機9のフィードチェン12と略同じ位置に設けた構成である。内補助移送チェン10はこの外補助移送チェン11より、所定距離右側の内側に位置させて設けた構成である。これら内・外補助移送チェン10、11の平面視の全幅は、該フィードチェン12の全幅より、狭幅とした構成である。
【0027】
前記刈取機3が伸縮シリンダ23aの伸縮作動により、上下回動され、この上下回動に連動して、補助移送装置28の内・外補助移送チェン10、11が上下回動する構成である。
前記支持パイプメタル21aには、図1で示す如くボルト等で装着して設けた支持板41に、連結ロット42aと長孔42cを設けた連結板42bとよりなる連結杆42をピン41aで装着した構成である。
【0028】
前記走行車台2の上部に設けた支持板43には、図1で示す如く受メタル43aを設けた構成である。伝動ケース29の下側に設けた保持板44には、受メタル44aを設け、これら受メタル43a,44bで回動軸46を回動自在に軸支して設け、この回動軸46の略中央部には、中アーム46aを設け、左端部には、クランク形状の外アーム46bを設けた構成である。
【0029】
前記連結杆42の連結板42bの長孔43cの所定位置と、回動軸46の中アーム46aの上端部とは、接続ピン45で接続した構成である。
前記回動軸46の外アーム46bの先端部には、接続板47の一方側の端部を接続ピン47aで装着し、又、該接続板47の他方側の端部と、回動メタル35の右アーム35bの先端部とは、ピン47bで接続した構成である。
【0030】
前記刈取機3の上下回動により、支持パイプメタル21aが回動され、この回動に連動し、連結杆42、及び中アーム46aを介して回動軸46が回動され、この回動軸46の回動に連動して、外アーム46b、接続板47、右アーム35b、回動メタル35、及び左アーム35aを介して支持軸36が上下回動される構成であり、これにより、伝動ケース29の下ボス29a部を回動中心として、補助移送装置28の内・外補助移送チチェン10、11が上下回動する構成である。これら内・外補助移送チェン10、11と、該刈取機3の移送終端部の供給移送装置8の供給移送チェン8aとの関係位置は常に同じ関係位置に保持する構成であり、引継ぎする刈取り穀稈のこぼれを防止する構成である。
【0031】
前記刈取機3の各移送装置6、7、8で順次上部へ移送された刈取り穀稈は、この供給移送装置8の供給移送チェン8aから、補助移送装置28の外補助移送チェン11と、内補助移送チェン10との両者へ供給され、この外・内補助移送チェン11、10で株元側と、この株元側より、若干穂先側との両方を引継ぎ移送し、更に脱穀機9のフィードチェン12と挟持杆13とへ受渡し、これらフィードチェン12と挟持杆13とで挟持し、該脱穀機9内を挟持移送中に脱穀する構成である。
【0032】
前記補助移送装置28の内・外補助移送チェン10、11の上側には、図4、及び図5で示す如く刈取機3の供給移送装置8を支持する支持杆48に、刈取り穀稈を上側より、下方へ押付ける内・中・外ガイド装置49、50、51を設けた構成である。
【0033】
前記内ガイド装置49は、支持杆48の後端部の上側面に設けた側面視L字形状の支持板52aと、この支持板52の後側面に設けた支持パイプ52aとよりなる支持具52と、平面視略L字形状で径大の丸棒材よりなる基部ガイド杆53aと、この基部ガイド杆53aの先端部に固着した直線状で径小の丸棒材よりなる先ガイド杆53bとよりなる内ガイド杆53とよりなる構成である。該基部ガイド杆53aの基部を支持パイプ52aへ挿入して、上下回動自在に構成すると共に、抜け止めを施した構成である。
【0034】
前記内ガイド装置49の内ガイド杆53は内補助移送チェン10の上側で平面視略中央部に位置させて設けた構成であると共に、該内ガイド杆53は該支持パイプ52a部を回動中心として、上下回動自在な構成であり、又先端部は該内補助移送チェン10の移送終端部より、後方まで延長した構成である。
【0035】
前記中ガイド装置50は支持杆48に設けたL字形状の上取付板54aと、この上取付板54aへボルト等で装着した下取付板54bと、この下取付板54bに上下回動自在に設けた保持板54cとよりなる支持具54と、バネ材で板材よりなる所定幅の中ガイド杆55とよりなる構成である。この中ガイド杆55を該支持具54の該保持板54cへボルト等により、装着した構成である。
【0036】
前記中ガイド装置50の中ガイド杆55は該支持具54の該保持板54c部を回動中心として、上下回動自在な構成であると共に、内・外補助移送チェン10、11間に位置させて設けた構成である。又、先端部は脱穀機3のフィードチェン12の略移送始端部の近傍位置まで延長した構成である。
【0037】
前記外ガイド装置51は支持杆48に設けたL字形状の上取付板56aと、この上取付板56aへボルト等で装着した中取付板56bと、この中取付板56bへ支持ピン57aで回動自在に軸支した支持パイプ57bと、この支持パイプ57bの外径部に固着した下取付板56cと、この下取付板56cに上下回動自在に設けた保持板57cとよりなる支持具56と、バネ材で板材よりなる所定幅の外ガイド杆58とよりなる構成であり、この外ガイド杆58の先端部には、折曲部58aを設けた構成である。57dはスプリングである。
【0038】
前記外ガイド装置51の外ガイド杆58は上下回動自在な構成であると共に、平面視外補助移送チェン11の上側で左右方向略中央部位置から、この外ガイド杆58の折曲部58aは、脱穀機9のフィードチェン12の上側で、平面視中央部より左側に位置させて設けた構成である。又、先端部は該脱穀機9の挟持杆13の移送始端部の近傍位置まで延長した構成である。
【0039】
前記内・中・外ガイド装置49、50、51の内、中、外ガイド杆53、55、58は平面視、図5で示す如く略平行状態に設けた構成である。
前記中ガイド装置50を設けたことにより、供給移送装置8の供給移送チェン8aから補助移送装置28の内・外補助移送チェン10、11への穀稈の引継ぎが良好になる。又、内ガイド装置49は内補助移送チェン10に作用し、外ガイド装置51は外補助移送チェン11に作用するが、該中ガイド装置50は、2本の該内・外補助移送チェン10、11の中間部にある移送穀稈を下方へ押し下げることにより、これら内・外補助移送チェン10、11に強い移送作用を持たせることができる。
【0040】
前記内ガイド装置49の回動中心を他の中・外ガイド装置50、51の回動中心より、図4で示す如く上方へ位置させて設けたことにより、引継ぎ移送する刈取り穀稈の乱を防止できるし、又、穀稈のこぼれを防止することができる。
前記内・中・外ガイド装置49、50、51の内・中・外ガイド杆53、55、58を個別に、図4、及び図5で示す如く上下回動自在な構成としたことにより、移送する穀稈によって、これら内・中・外ガイド杆53、55、58は上方へ回動移動され、移送する穀稈に必要以上の抵抗が掛ることがなくなり、移送する穀稈の詰りを防止することができる。
【0041】
前記中・外ガイド装置50、51の中・外ガイド杆55、58の回動中心位置を内ガイド装置49の内ガイド杆53の回動中心位置より、図4、及び図5で示す如く前方に位置させて設けたことにより、この内ガイド杆53で移送する穀稈に押付けの作用が一番遅くなることにより、移送する穀稈の乱を防止することができると共に、これら内・中・外ガイド杆53、55、58の全体構成をコンパクトにすることができる。
【0042】
前記刈取機3から動力を入力して回転駆動する補助移送装置28の内・外補助移送チェン10、11への注油する注油構成は、図2、及び図8で示す如く刈取分岐ホース63から注油ホース59へ分岐させ、この注油ホース59を該内補助移送チェン10へ注油する注油ホース59aと、該外補助移送チェン11へ注油する注油ホース59bとに分割した構成である。
【0043】
前記刈取機3、及び、脱穀機9の注油構成は、図8で示す如く注油用の油タンク60から主注油ホース60aを経て吸入ポンプ60bで吸入され、分岐装置61で刈取注油ホース61aと脱穀注油ホース61bとに分岐され、この脱穀注油ホース61bから各脱穀分岐ホース62を経て脱穀機9の各部へ注油する構成である。
【0044】
前記刈取注油ホース61aから各刈取分岐ホース63を経て刈取機3の各部へ注油する構成である。これにより、前記内・外補助移送チェン10、11の回転駆動は刈取機3から、回転駆動していることにより、この刈取機3より取るのが合理的であり、又、注油作業は、これら内・外補助移送チェン10、11が回転状態で行うことにより、ロスなく注油ができる。更に該刈取機3の途中より、分岐させることにより、配管の長さを短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 補助穀稈移送装置部の拡大平面図
【図2】 補助穀稈移送装置部の拡大側面図
【図3】 補助穀稈移送装置部の拡大側面図
【図4】 ガイド装置部の拡大側面図
【図5】 ガイド装置部の拡大平面図
【図6】 刈取機の拡大側面図
【図7】 刈取機の拡大平面図
【図8】 注油パイプ配置図
【図9】 コンバインの全体側面図
【符号の説明】
2 走行車台
3 刈取機
9 脱穀機
10 内補助移送チェン
11 外補助移送チェン
12 フィードチェン
13 挟持杆
21b 伝動機構
22b プーリ(第2プーリ)
29 伝動ケース
30 伝動機構
31 入力軸
31a プーリ(第1プーリ)
32 出力軸
32b 駆動用スプロケット
33 伝動ベルト(伝動帯)
36 支持軸(第1支持軸)
37a 内側スプロケット
37b 外側スプロケット
39 支持軸(第2支持軸)
39a スプロケット
イ ベルトライン(ライン)

Claims (2)

  1. 走行車台(2)前側刈取機(3)を設け、走行車台(2)上側に脱穀機(9)を設け、該脱穀機(9)の前方でフィードチェン(12)と略同じ左右方向位置に外補助移送チェン(11)を設け、該外補助移送チェン(11)よりも所定距離右側の内側の位置に内補助移送チェン(10)を設け、前記刈取機(3)で刈り取った穀稈を内補助移送チェン(10)と外補助移送チェン(11)とで引継ぎ移送しフィードチェン(12)と挟持杆(13)引継ぐ構成とし、前記内補助移送チェン(10)と外補助移送チェン(11)を駆動する伝動機構(30)を内装した伝動ケース(29)をけ、伝動機構(30)の入力軸(31)を伝動ケース(29)の下部に設け、伝動機構(30)の出力軸(32)を伝動ケース(29)の上部に設け、前記出力軸(32)に取り付けた駆動用スプロケット(32b)と、第1支持軸(36)に取り付けた内側スプロケット(37a)とに内補助移送チェン(10)を掛け渡し、前記内側スプロケット(37a)と共に第1支持軸(36)に取り付けた外側スプロケット(37b)と第2支持軸(39)に軸支したスプロケット(39a)とに外補助移送チェン(11)を掛け渡し、前記入力軸(31)の端部に第1プーリ(31a)を取り付け、該第1プーリ(31a)と刈取機(3)の伝動機構(21b)側の第2プーリ(22b)とに伝動帯(33)を掛け渡し、該伝動帯(33)のライン(イ)を前記内補助移送チェン(10)よりも所定距離内側に配置したことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記伝動機構(30)の入力軸(31)と出力軸(32)と、左右方向の同一方向へ向けて伝動ケース(29)軸支して設けたことを特徴とする請求項1記載のコンバイン。
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