JP2001224227A - コンバインの穀稈移送装置 - Google Patents

コンバインの穀稈移送装置

Info

Publication number
JP2001224227A
JP2001224227A JP2000036595A JP2000036595A JP2001224227A JP 2001224227 A JP2001224227 A JP 2001224227A JP 2000036595 A JP2000036595 A JP 2000036595A JP 2000036595 A JP2000036595 A JP 2000036595A JP 2001224227 A JP2001224227 A JP 2001224227A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chain
auxiliary transfer
transfer
reaper
transmission case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000036595A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001224227A5 (ja
JP4158305B2 (ja
Inventor
Hisayuki Satoji
久幸 里路
Shoji Ochi
昌次 越智
Kazuo Nagaki
和男 永木
Toshihiko Okada
利彦 岡田
Koji Okumoto
康治 奥本
Yasushi Ihara
靖 井原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP2000036595A priority Critical patent/JP4158305B2/ja
Publication of JP2001224227A publication Critical patent/JP2001224227A/ja
Publication of JP2001224227A5 publication Critical patent/JP2001224227A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4158305B2 publication Critical patent/JP4158305B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Harvester Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】刈取機から動力を入力して、回転駆動する内・
外移送チエンの回転駆動用の伝動用ベルト、及びこの伝
動ベルトを掛け渡すプーリ等に、該内・外補助移送チエ
ンで移送中に落下する藁屑、及び塵埃等の巻き付きを防
止しようとするものである。 【解決手段】刈取機から穀稈を引継ぎ移送する内・外補
助移送チエン10、11を刈取機3から回転駆動する伝
動用ベルト33のベルトライン(イ)を該内補助移送チ
エン10の所定距離内側に位置させて設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、刈取機で刈取る
刈取り穀稈を引継ぎ移送する内補助移送チエンと外補助
移送チエンを設けると共に、これら内・外補助移送チエ
ンを回転駆動する伝動機構の入・出力軸等を軸支した伝
動ケースを設け、該刈取機から該伝動機構を回転駆動す
る伝動用ベルトのベルトラインを該内補助移送チエンの
所定距離内側へ設け、該入・出力軸は左右方向の同一方
へ向けて設けると共に、該内補助移送チエンの上部の穀
稈移送作用側を受けるチエン摺しを設け、このチエン摺
しの下部の該出力軸には、該内補助移送チエンを回転駆
動する駆動用スプロケットを設けた技術であり、コンバ
インの穀稈移送装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】コンバインで立毛穀稈を収穫作業すると
きは、このコンバインの走行車台の前側の刈取機で立毛
穀稈は刈取りされ、刈取り穀稈はこの刈取機の各移送装
置で上部へ移送され、該走行車台の上側に載置した脱穀
機の前方外側に設けた外補助移送チエンと、前方内側に
設けた内補助移送チエンとへ引継ぎして移送され、更に
該脱穀機のフィードチエンと挟持杆とへ引継ぎして移送
され、この移送中にこの脱穀機で脱穀され、脱穀済み穀
粒は、このコンバインへ一時貯留される。
【0003】この収穫作業のときは、前記内・外補助移
送チエンの回転駆動は、該内補助移送チエンの真下で、
刈取機に設けたプーリと、伝動ケースに内装した伝動機
構の入力軸に設けたプーリとに掛け渡した伝動用ベルト
を介して該入力軸が回転駆動され、この入力軸の回転駆
動により、該伝動機構を介して出力軸が回転駆動され、
この出力軸の回転駆動により、該内補助移送チエンが回
転駆動され、この内補助移送チエンの回転駆動によっ
て、該外補助移送チエンが回転駆動され、これら内・外
補助移送チエンで刈取り穀稈を引継ぎ移送する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】内・外補助移送チエン
を回転駆動する刈取機から伝動ケースの伝動機構の入力
軸へ掛け渡しする伝動用ベルトのベルトラインが該内補
助移送チエンの真下に位置させて設けていることによ
り、これら内・外補助移送チエンで移送する刈取り穀稈
から落下する藁屑等が該伝動用ベルト、及びプーリ等に
巻き付いたり、又、該内補助移送ベルトの上下回動の範
囲が規制されることがあったが、この発明により、これ
らの問題点を解決しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、この発明
は、走行車台2前側の刈取機3で刈取る刈取り穀稈は該
走行車台2上側に載置した脱穀機9前方内側の内補助移
送チエン10と前方外側の外補助移送チエン11とで引
継ぎ移送し、更にフィードチエン12と挟持杆13とで
引継ぎ移送して移送中に脱穀する該脱穀機9と、該内・
外補助移送チエン10、11を回転駆動する伝動機構3
0を内装した伝動ケース29等を設けたコンバインにお
いて、該刈取機3から該伝動ケース29の該伝動機構3
0を回転駆動する伝動用ベルト33のベルトライン
(イ)を該内補助移送チエン10の所定距離内側へ位置
させて設け、該伝動ケース29の該伝動機構30の入力
軸31と出力軸32とは、左右方向の同一方向へ向けて
該伝動ケース29へ軸支して設け、該内補助移送チエン
10上部の穀稈移送作用部を受けるチエン摺し38を設
けると共に、該チエン摺し38の下部で該出力軸32軸
端部には、該内補助移送チエン10を回転駆動する駆動
用スプロケット32bを設けたことを特徴とするコンバ
インの穀稈移送装置の構成とする。
【0006】
【発明の作用】コンバインで立毛穀稈を収穫作業すると
きは、このコンバインの走行車台2の前側の刈取機3で
立毛穀稈は刈取りされ、刈取り穀稈はこの刈取機3の各
移送装置で上部へ移送され、該走行車台2の上側に載置
した脱穀機9の前方外側に設けた外補助移送装置11
と、前方内側に設けた内補助移送装置10とへ引継ぎし
て移送され、更に該脱穀機9のフィードチエン12と挟
持杆13とへ引継ぎして移送され、この移送中にこの脱
穀機9で脱穀され、脱穀済み穀粒は、このコンバインへ
一時貯留される。
【0007】この収穫作業のときは、前記内・外補助移
送チエン10、11の回転駆動は、該内補助移送チエン
10の内側で、刈取機3に設けたプーリと、伝動ケース
29に内装した伝動機構30の左右方向の同一方向へ向
けて設けた入・出力軸31、32のこの入力軸31に設
けたプーリとに掛け渡した伝動用ベルト33を介して該
入力軸31が回転駆動され、この入力軸31の回転駆動
により、該伝動機構30を介して該出力軸32が回転駆
動される。該内補助チエン10の上部の穀稈移送作用側
を受けるチエン摺し38下側で、この出力軸32の軸端
部に設けた駆動スプロケット32bが回転駆動されて、
該内補助移送チエン10が回転駆動され、この内補助移
送チエン10の回転駆動によって、外補助移送チエン1
1が回転駆動され、これら内・外補助移送チエン10、
11で刈取り穀稈を引継ぎ移送する。
【0008】
【発明の効果】刈取機3から伝動ケース29の伝動機構
30の入力軸31を回転駆動する伝動用ベルト33のベ
ルトライン(イ)を内補助移送チエン10の真下より、
内側へ所定距離ずらして設けたことにより、これら内・
外補助移送チエン10、11で移送する刈取り穀稈から
落下する藁屑等は、該伝動用ベルト33、及びプーリ等
への巻き付きが防止でき、又、この内補助移送チエン1
0の上下回動移動範囲に規制を受けることがなくなっ
た。該伝動機構30の該入・出力軸31、32を左右方
向の同一方へ向けて設けたことにより、該内補助移送チ
エン10、及び該伝動用ベルト33の取り付け、及び取り
外しが容易である。更に該内補助移送チエン10の上部
の穀稈移送作用部をチエン摺し38で受ける構成にした
ことにより、この内補助移送チエン10の穀稈移送作用
部の形状を自由に形成することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。コンバイン1の走行車台2の前側に
設けた刈取機3は、前方下部から後方上部へ順次設けた
掻込移送装置4で立毛穀稈は掻込され、この掻込みした
穀稈は刈刃装置5で刈取りされ、刈取り穀稈は穀稈移送
装置6、扱深調節移送装置7、及び供給移送装置8等を
経て上部へ移送され、該走行車台2の上側へ載置した脱
穀機9の前方には、補助移送装置28を設け、この補助
移送装置28の内補助移送チエン10を前方の内側に設
け、この内補助移送チエン10と、前方の外側に設けた
外補助移送チエン11とで引継ぎして移送され、該脱穀
機9のフィードチエン12と、挟持杆13とにより、更
に引継ぎ移送する構成である。該内・外補助移送チエン
10、11、及びフィードチエン12等を図示して説明
する。
【0010】前記コンバイン1の走行車台2の下側に
は、土壌面を走行する左右一対の走行クローラ14aを
張設した走行装置14を配設し、該走行車台2上側に載
置した脱穀機9の平面視右横側には、刈取り穀稈をフィ
ードチエン12と挟持杆13とで挟持して、該脱穀機9
内を移送中に脱穀した脱穀済みで選別済みの穀粒を回収
し、一時貯留する穀粒貯留タンク15を装着した構成で
ある。
【0011】前記穀粒貯留タンク15の後側には、この
穀粒貯留タンク15内に貯留した穀粒を機外へ排出する
縦移送螺旋16aを内装した排出支持筒16を略垂直姿
勢で回動自在に支承して設け、この排出支持筒16の上
端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外
へ穀粒を排出する排出螺旋17aを収縮自在に内装した
排出オーガ17を収縮自在、上下回動自在、及び左右旋
回自在に前後方向に配設した構成である。
【0012】前記脱穀機9側には、操作室ケース18で
操作室18aを形成し、この操作室18a内には、コン
バイン1の各部を操作、調節、始動、及び停止操作する
操作装置19と、操縦者が搭乗する操縦席19a等を設
け、この操縦席19aの下側で走行車台2の上側面に
は、エンジン19bを載置すると共に、後方には、穀粒
貯留タンク15を配設した構成である。これら脱穀機9
と、刈取機3と、エンジン19bと、走行装置14等に
より、該コンバイン1の機体1aを構成している。
【0013】前記刈取機3の供給移送装置8によって形
成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送される刈
取り穀稈に接触作用することにより、脱穀機9へ穀稈供
給の有無を検出する穀稈センサ8bを設けた構成であ
る。走行車台2の前端部に装架された走行用のミッショ
ンケース20内の伝動経路中には、その出力回転数に基
づく走行車速を検出する車速センサ20aを設けた構成
である。
【0014】前記刈取機3は、図1、図6、及び図7で
示す如く前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆21を
設け、この支持杆21の上端部には、伝動機構21bを
内装した支持パイプメタル21aを左右方向に設け、こ
の支持パイプメタル21aの一方側の外側には、該伝動
機構21bへ入力するプーリ22aを設けると共に、他
方側の外側には、該伝動機構21bの動力を出力するプ
ーリ22bを設けた構成である。該支持パイプメタル2
1aは走行車台2上側面に設けた支持装置23で回動自
在に支持した構成である。
【0015】前記刈取機3は油圧駆動による伸縮シリン
ダ23aの作動により、支持パイプメタル21a部を回
動中心として、土壌面に対して昇降自在に回動する構成
である。前記刈取機3は、図6、図7、及び図9で示す
如く先端部位置から順次に、立毛穀稈を分離するナロー
ガイド24a、及び分草体24bと、分離した穀稈を引
起す各引起装置25と、引起した穀稈の株元側を掻込み
する各掻込スターホイル4aと、穂先側を掻込みする各
掻込ラグ付ベルト4bとよりなる掻込装置4と、掻込み
した穀稈を刈取る刈刃装置5と、刈取られた穀稈の株元
側を移送する株元移送チエン6aと、穂先側を移送する
移送ラグ付チエン6bとよりなる穀稈移送装置6と、移
送する穀稈の稈長等により、脱穀機9へ供給する穀稈の
供給深さを調節する回動メタル7aを回動中心として、
扱深調節チエン7bを上下回動移動させる正逆回転用の
扱深モータ7c等よりなる扱深調節移送装置7と、移送
終端部の略3角形状に形成した供給移送チエン8aを張
設した供給移送装置8を設けた構成である。
【0016】前記穀稈移送装置6の上側には、移送され
る穀稈の穂先の深扱ぎ側、及び浅扱ぎ側を検出する長稈
検出杆26a、及び短稈検出杆26bの作動を検出する
ON−OFFスイッチ方式の検出スイッチ(図示せず)
等よりなる扱深センサ26を設けた構成である。
【0017】前記支持パイプメタル21aを支持する支
持装置23の上部と、脱穀機9の前側機壁9aの折曲部
9bとの間には、図1で示す如く断面コ字形状の接続プ
レート27を設けた構成である。前記接続プレート27
の外側面には、図1〜図3で示す如く後逑する補助移送
装置28の内・外補助移送チエン10、11を回転駆動
する伝動機構30を内装した伝動ケース29を装着した
構成である。この伝動ケース29の伝動機構30の入力
軸31を下部に、出力軸32を上部に回転自在に軸支し
た構成である。該入力軸31の一方側の軸端部には、プ
ーリ31aを装着した構成である。このプーリ31a
と、刈取機9の支持パイプメタル21aに内装した伝動
機構21bに設けたプーリ22bとには、伝動用ベルト
33を掛け渡した構成であり、該入力軸31を回転駆動
する構成である。この伝動用ベルト33のベルトライン
(イ)は該内補助移送チエン10の所定距離内側に位置
させて設けた構成であり、該内・外補助移送チエン1
0、11で移送する刈取り穀稈から落下する藁屑、及び
塵埃等が該伝動用ベルト33、及び該各プーリ31a,
22b等への巻き付きを防止し、又、補助移送装置28
の上下回動を容易した構成である。この伝動用ベルト3
3はテンションプーリ33aの回動により、入切する構
成である。
【0018】前記伝動ケース29内に軸支した中間軸3
4の一方側の軸端部には、スプロケット34aを軸支し
て設け、他方部の軸端部には、ギヤー34bを軸支して
設けた構成である。このスプロケット34aと、入力軸
31の他方側の軸端部に設けたスプロケット31bとに
は、チエン31cを掛け渡した構成である。
【0019】前記伝動ケース29で軸支した出力軸32
の一方側の軸端部には、ギヤー32aを軸支して設ける
と共に、他方側の軸端部には、駆動用スプロケット32
bを軸支した構成である。このギヤー32aと中間軸3
4のギヤー34bとは、噛合する構成である。
【0020】前記伝動ケース29の伝動機構30の入力
軸31、及び出力軸31は、左右方向で同一方向に向け
て軸支して設けた構成である。これら入力軸31のプー
リ31a、チエン31c、及び出力軸32の駆動用スプ
ロケット32b、この駆動用スプロケット32bに掛け
渡した内補助移送チエン10等の取り付け、及び取り外
しを容易にした構成である。
【0021】これにより、前記チエン31c、及び内補
助移送チエン10の分解、及び組立が容易になり、不具
合発生時の交換が簡単になった。前記補助移送装置28
は、図1〜図3で示す如く内補助移送チエン10と、外
補助移送チエン11とよりなる構成であり、脱穀機9の
前側で伝動ケース29の左側に設け、該内補助移送チエ
ン10を内側に、又、外補助移送チエン11を外側に設
けると共に、これら内・外補助移送チエン10、11の
上側の穀稈移送作用部は上下に回動する構成である。
【0022】前記伝動ケース29の下側の下ボス29a
の外周部には、回動メタル35を回動自在に軸支して設
け、この回動メタル35は抜け止めを施した構成であ
る。該回動メタル35の外周部の左右両端部には、左ア
ーム35aと、右アーム35bとを固着して設け、この
左アーム35aの先端部には、支持軸36を固着して設
けた構成である。
【0023】前記支持軸36には、回転自在に二段スプ
ロケット37を軸支して設け、この二段スプロケット3
7の内側スプロケット37aと、出力軸32の駆動用ス
プロケット32bと、この出力軸32の上部に設けたチ
エン摺し38とには、内補助移送チエン10を略三角形
状に掛け渡した構成である。該内補助移送チエン10の
上側の穀稈移送作用部は、前後両端部が湾曲した該チエ
ン摺し38で受けて支持した構成である。該内補助移送
チエン10の下部側には、調節式のチエン張り装置40
aを設けた構成である。
【0024】前記外補助移送チエン11は、二段スプロ
ケット37の外側スプロケット37bと、支持軸39で
軸支したスプロケット39aとに掛け渡した構成であ
る。これら内・外補助移送チエン10、11の上側の穀
稈移送作用部は、回動メタル35の回動により、上下回
動する構成である。該外補助移送チエン11の上側の移
送作用部には、前後両端部が湾曲した前チエン摺し38
aを設けると共に、下部側には、調節式の前チエン張り
装置40bを設けた構成である。
【0025】前記内補助移送チエン10の上側の穀稈移
送作用部は、図2で示す如くチエン摺し38で受けて支
持させたことにより、この内補助移送チエン10のチエ
ンライン形状を自由に構成することができる。又、穀稈
移送作用部のチエンラインを下げることができ、このた
めに、脱穀機9へ穀稈を供給する供給口を下げることが
できて、この脱穀機9をコンパクトにすることができ
る。
【0026】前記補助移送装置28の外補助移送チエン
11の外側には、図1、及び図2で示す如く安全用の外
カバー40cを設けた構成である。この外補助移送チエ
ン11の平面視の左右方向位置は、脱穀機9のフィード
チエン12と略同じ位置に設けた構成である。内補助移
送チエン10はこの外補助移送チエン11より、所定距
離右側の内側に位置させて設けた構成である。これら内
・外補助移送チエン10、11の平面視の全幅は、該フ
ィードチエン12の全幅より、狭幅とした構成である。
【0027】前記刈取機3が伸縮シリンダ23aの伸縮
作動により、上下回動され、この上下回動に連動して、
補助移送装置28の内・外補助移送チエン10、11が
上下回動する構成である。前記支持パイプメタル21a
には、図1で示す如くボルト等で装着して設けた支持板
41に、連結ロット42aと長孔42cを設けた連結板
42bとよりなる連結杆42をピン41aで装着した構
成である。
【0028】前記走行車台2の上部に設けた支持板43
には、図1で示す如く受メタル43aを設けた構成であ
る。伝動ケース29の下側に設けた保持板44には、受
メタル44aを設け、これら受メタル43a,44bで
回動軸46を回動自在に軸支して設け、この回動軸46
の略中央部には、中アーム46aを設け、左端部には、
クランク形状の外アーム46bを設けた構成である。
【0029】前記連結杆42の連結板42bの長孔43
cの所定位置と、回動軸46の中アーム46aの上端部
とは、接続ピン45で接続した構成である。前記回動軸
46の外アーム46bの先端部には、接続板47の一方
側の端部を接続ピン47aで装着し、又、該接続板47
の他方側の端部と、回動メタル35の右アーム35bの
先端部とは、ピン47bで接続した構成である。
【0030】前記刈取機3の上下回動により、支持パイ
プメタル21aが回動され、この回動に連動し、連結杆
42、及び中アーム46aを介して回動軸46が回動さ
れ、この回動軸46の回動に連動して、外アーム46
b、接続板47、右アーム35b、回動メタル35、及
び左アーム35aを介して支持軸36が上下回動される
構成であり、これにより、伝動ケース29の下ボス29
a部を回動中心として、補助移送装置28の内・外補助
移送チエン10、11が上下回動する構成である。これ
ら内・外補助移送チエン10、11と、該刈取機3の移
送終端部の供給移送装置8の供給移送チエン8aとの関
係位置は常に同じ関係位置に保持する構成であり、引継
ぎする刈取り穀稈のこぼれを防止する構成である。
【0031】前記刈取機3の各移送装置6、7、8で順
次上部へ移送された刈取り穀稈は、この供給移送装置8
の供給移送チエン8aから、補助移送装置28の外補助
移送チエン11と、内補助移送チエン10との両者へ供
給され、この外・内補助移送チエン11、10で株元側
と、この株元側より、若干穂先側との両方を引継ぎ移送
し、更に脱穀機9のフィードチエン12と挟持杆13と
へ受渡し、これらフィードチエン12と挟持杆13とで
挟持し、該脱穀機9内を挟持移送中に脱穀する構成であ
る。
【0032】前記補助移送装置28の内・外補助移送チ
エン10、11の上側には、図4、及び図5で示す如く
刈取機3の供給移送装置8を支持する支持杆48に、刈
取り穀稈を上側より、下方へ押付ける内・中・外ガイド
装置49、50、51を設けた構成である。
【0033】前記内ガイド装置49は、支持杆48の後
端部の上側面に設けた側面視L字形状の支持板52a
と、この支持板52の後側面に設けた支持パイプ52a
とよりなる支持具52と、平面視略L字形状で径大の丸
棒材よりなる基部ガイド杆53aと、この基部ガイド杆
53aの先端部に固着した直線状で径小の丸棒材よりな
る先ガイド杆53bとよりなる内ガイド杆53とよりな
る構成である。該基部ガイド杆53aの基部を支持パイ
プ52aへ挿入して、上下回動自在に構成すると共に、
抜け止めを施した構成である。
【0034】前記内ガイド装置49の内ガイド杆53は
内補助移送チエン10の上側で平面視略中央部に位置さ
せて設けた構成であると共に、該内ガイド杆53は該支
持パイプ52a部を回動中心として、上下回動自在な構
成であり、又先端部は該内補助移送チエン10の移送終
端部より、後方まで延長した構成である。
【0035】前記中ガイド装置50は支持杆48に設け
たL字形状の上取付板54aと、この上取付板54aへ
ボルト等で装着した下取付板54bと、この下取付板5
4bに上下回動自在に設けた保持板54cとよりなる支
持具54と、バネ材で板材よりなる所定幅の中ガイド杆
55とよりなる構成である。この中ガイド杆55を該支
持具54の該保持板54cへボルト等により、装着した
構成である。
【0036】前記中ガイド装置50の中ガイド杆55は
該支持具54の該保持板54c部を回動中心として、上
下回動自在な構成であると共に、内・外補助移送チエン
10、11間に位置させて設けた構成である。又、先端
部は脱穀機3のフィードチエン12の略移送始端部の近
傍位置まで延長した構成である。
【0037】前記外ガイド装置51は支持杆48に設け
たL字形状の上取付板56aと、この上取付板56aへ
ボルト等で装着した中取付板56bと、この中取付板5
6bへ支持ピン57aで回動自在に軸支した支持パイプ
57bと、この支持パイプ57bの外径部に固着した下
取付板56cと、この下取付板56cに上下回動自在に
設けた保持板57cとよりなる支持具56と、バネ材で
板材よりなる所定幅の外ガイド杆58とよりなる構成で
あり、この外ガイド杆58の先端部には、折曲部58a
を設けた構成である。57dはスプリングである。
【0038】前記外ガイド装置51の外ガイド杆58は
上下回動自在な構成であると共に、平面視外補助移送チ
エン11の上側で左右方向略中央部位置から、この外ガ
イド杆58の折曲部58aは、脱穀機9のフィードチエ
ン12の上側で、平面視中央部より左側に位置させて設
けた構成である。又、先端部は該脱穀機9の挟持杆13
の移送始端部の近傍位置まで延長した構成である。
【0039】前記内・中・外ガイド装置49、50、5
1の内、中、外ガイド杆53、55、58は平面視、図
5で示す如く略平行状態に設けた構成である。前記中ガ
イド装置50を設けたことにより、供給移送装置8の供
給移送チエン8aから補助移送装置28の内・外補助移
送チエン10、11への穀稈の引継ぎが良好になる。
又、内ガイド装置49は内補助移送チエン10に作用
し、外ガイド装置51は外補助移送チエン11に作用す
るが、該中ガイド装置50は、2本の該内・外補助移送
チエン10、11の中間部にある移送穀稈を下方へ押し
下げることにより、これら内・外補助移送チエン10、
11に強い移送作用を持たせることができる。
【0040】前記内ガイド装置49の回動中心を他の中
・外ガイド装置50、51の回動中心より、図4で示す
如く上方へ位置させて設けたことにより、引継ぎ移送す
る刈取り穀稈の乱を防止できるし、又、穀稈のこぼれを
防止することができる。前記内・中・外ガイド装置4
9、50、51の内・中・外ガイド杆53、55、58
を個別に、図4、及び図5で示す如く上下回動自在な構
成としたことにより、移送する穀稈によって、これら内
・中・外ガイド杆53、55、58は上方へ回動移動さ
れ、移送する穀稈に必要以上の抵抗が掛ることがなくな
り、移送する穀稈の詰りを防止することができる。
【0041】前記中・外ガイド装置50、51の中・外
ガイド杆55、58の回動中心位置を内ガイド装置49
の内ガイド杆53の回動中心位置より、図4、及び図5
で示す如く前方に位置させて設けたことにより、この内
ガイド杆53で移送する穀稈に押付けの作用が一番遅く
なることにより、移送する穀稈の乱を防止することがで
きると共に、これら内・中・外ガイド杆53、55、5
8の全体構成をコンパクトにすることができる。
【0042】前記刈取機3から動力を入力して回転駆動
する補助移送装置28の内・外補助移送チエン10、1
1への注油する注油構成は、図2、及び図8で示す如く
刈取分岐ホース63から注油ホース59へ分岐させ、こ
の注油ホース59を該内補助移送チエン10へ注油する
注油ホース59aと、該外補助移送チエン11へ注油す
る注油ホース59bとに分割した構成である。
【0043】前記刈取機3、及び、脱穀機9の注油構成
は、図8で示す如く注油用の油タンク60から主注油ホ
ース60aを経て吸入ポンプ60bで吸入され、分岐装
置61で刈取注油ホース61aと脱穀注油ホース61b
とに分岐され、この脱穀注油ホース61bから各脱穀分
岐ホース62を経て脱穀機9の各部へ注油する構成であ
る。
【0044】前記刈取注油ホース61aから各刈取分岐
ホース63を経て刈取機3の各部へ注油する構成であ
る。これにより、前記内・外補助移送チエン10、11
の回転駆動は刈取機3から、回転駆動していることによ
り、この刈取機3より取るのが合理的であり、又、注油
作業は、これら内・外補助移送チエン10、11が回転
状態で行うことにより、ロスなく注油ができる。更に該
刈取機3の途中より、分岐させることにより、配管の長
さを短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 補助穀稈移送装置部の拡大平面図
【図2】 補助穀稈移送装置部の拡大側面図
【図3】 補助穀稈移送装置部の拡大側面図
【図4】 ガイド装置部の拡大側面図
【図5】 ガイド装置部の拡大平面図
【図6】 刈取機の拡大側面図
【図7】 刈取機の拡大平面図
【図8】 注油パイプ配置図
【図9】 コンバインの全体側面図
【符号の説明】
2 走行車台 3 刈取機 9 脱穀機 10 内補助移送チエン 11 外補助移送チエン 12 フィードチエン 13 挟持杆 29 伝動ケース 30 伝動機構 31 入力軸 32 出力軸 32b 駆動用スプロケット 33 伝動ベルト 38 チエン摺し イ ベルトライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 利彦 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 奥本 康治 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 井原 靖 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B084 AA01 AC05 BD01 BD19 BD26 BH01 BH08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車台2前側の刈取機3で刈取る刈取
    り穀稈は該走行車台2上側に載置した脱穀機9前方内側
    の内補助移送チエン10と前方外側の外補助移送チエン
    11とで引継ぎ移送し、更にフィードチエン12と挟持
    杆13とで引継ぎ移送して移送中に脱穀する該脱穀機9
    と、該内・外補助移送チエン10、11を回転駆動する
    伝動機構30を内装した伝動ケース29等を設けたコン
    バインにおいて、該刈取機3から該伝動ケース29の該
    伝動機構30を回転駆動する伝動用ベルト33のベルト
    ライン(イ)を該内補助移送チエン10の所定距離内側
    へ位置させて設けたことを特徴とするコンバインの穀稈
    移送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の構成において、該伝動ケース
    29の該伝動機構30の入力軸31と出力軸32とは、
    左右方向の同一方向へ向けて該伝動ケース29へ軸支し
    て設けたことを特徴とするコンバインの穀稈移送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の構成において、該内補助移送
    チエン10上部の穀稈移送作用部を受けるチエン摺し3
    8を設けると共に、該チエン摺し38の下部で該出力軸
    32軸端部には、該内補助移送チエン10を回転駆動す
    る駆動用スプロケット32bを設けたことを特徴とする
    コンバインの穀稈移送装置。
JP2000036595A 2000-02-15 2000-02-15 コンバイン Expired - Fee Related JP4158305B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000036595A JP4158305B2 (ja) 2000-02-15 2000-02-15 コンバイン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000036595A JP4158305B2 (ja) 2000-02-15 2000-02-15 コンバイン

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2001224227A true JP2001224227A (ja) 2001-08-21
JP2001224227A5 JP2001224227A5 (ja) 2006-09-14
JP4158305B2 JP4158305B2 (ja) 2008-10-01

Family

ID=18560626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000036595A Expired - Fee Related JP4158305B2 (ja) 2000-02-15 2000-02-15 コンバイン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4158305B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014068556A (ja) * 2012-09-27 2014-04-21 Iseki & Co Ltd コンバイン

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014068556A (ja) * 2012-09-27 2014-04-21 Iseki & Co Ltd コンバイン

Also Published As

Publication number Publication date
JP4158305B2 (ja) 2008-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001224227A (ja) コンバインの穀稈移送装置
JP5003361B2 (ja) コンバイン
JP4111665B2 (ja) コンバイン
JP2001258364A (ja) コンバインの穀稈移送装置
JP2008237105A (ja) 採種用たまねぎ収穫機
JP2000342049A (ja) コンバインの刈取装置
JP2002017139A (ja) コンバインの引起装置
JP4277418B2 (ja) コンバイン
JP4524531B2 (ja) コンバイン
JP3103058B2 (ja) コンバインの刈取装置
JP2004135576A (ja) コンバインの引起部回動装置
JP2004000072A (ja) コンバインの刈取伝動装置
JP2022070660A (ja) コンバイン
JP2852868B2 (ja) コンバインの刈取装置
JP2001078542A (ja) コンバイン
JP2004321049A (ja) コンバインの脱穀駆動装置
JP3449786B2 (ja) コンバインの刈取装置
JP2004081073A (ja) コンバインの注油装置
JP2003299407A (ja) コンバインの走行装置
JP3567556B2 (ja) コンバインのスライド式刈取装置
JP2001299052A (ja) コンバインの穀稈移送装置
JP2000092966A (ja) コンバインの刈取注油装置
JP2003261074A (ja) コンバイン等の走行装置
JP2005211013A (ja) コンバインの供給搬送装置
JP2008278802A (ja) コンバイン

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050831

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050901

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060727

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080624

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080707

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110725

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120725

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150725

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees