JP2019216691A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】藁屑等が排気管に堆積し難く、かつ、排気管内の排気を効率良く冷却することが可能なコンバインが要望されている。【解決手段】コンバインに、刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置5と、脱穀装置5と横並びに設けられ、脱穀処理後の穀粒を貯留する穀粒貯留タンクと、エンジンEの排気を浄化処理する排気浄化装置32と、平面視で脱穀装置5と穀粒貯留タンクとの間を通され、排気浄化装置32による浄化処理後の排気を排出する排気管36と、が備えられている。排気管36は、脱穀装置5の前部に対応する位置と脱穀装置5の後部に対応する位置とに亘って前後に延びており、かつ、脱穀装置5の前部に対応する位置と脱穀装置5の後部に対応する位置とに亘って脱穀装置5よりも上側に位置している。【選択図】図7

Description

本発明は、刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、脱穀装置と横並びに設けられ、脱穀処理後の穀粒を貯留する穀粒貯留部と、エンジンの排気を浄化処理する排気浄化装置と、排気浄化装置による浄化処理後の排気を排出する排気管と、が備えられているコンバインに関する。
上記のようなコンバインとして、例えば、特許文献1に記載のコンバインが既に知られている。特許文献1には、刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置(文献では「脱穀装置〔19〕」)と、脱穀装置と横並びに設けられ、脱穀処理後の穀粒を貯留する穀粒貯留部(文献では「穀粒タンク〔20〕」)と、エンジン(文献では「ディーゼルエンジン〔15〕」)の排気を浄化処理する排気浄化装置(文献では「排気処理装置〔33〕」)と、排気浄化装置による浄化処理後の排気を排出する排気管(文献では「連結排気管〔61〕」)と、が備えられているコンバインが開示されている。排気管は、左右のクローラ走行装置の間に配置されており、排気浄化装置から後方へ延出されている。
特開2014−97037号公報
特許文献1に記載のコンバインでは、排気管が機体の下部に位置しているため、藁屑等が排気管に堆積し易い。また、機体の下部にこもる熱気の存在により、排気管内の排気の冷却を効率良く行うことができない。
上記状況に鑑み、藁屑等が排気管に堆積し難く、かつ、排気管内の排気を効率良く冷却することが可能なコンバインが要望されている。
本発明の特徴は、刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、前記脱穀装置と横並びに設けられ、脱穀処理後の穀粒を貯留する穀粒貯留部と、エンジンの排気を浄化処理する排気浄化装置と、平面視で前記脱穀装置と前記穀粒貯留部との間を通され、前記排気浄化装置による浄化処理後の排気を排出する排気管と、が備えられ、前記排気管は、前記脱穀装置の前部に対応する位置と前記脱穀装置の後部に対応する位置とに亘って前後に延びており、かつ、前記脱穀装置の前部に対応する位置と前記脱穀装置の後部に対応する位置とに亘って前記脱穀装置よりも上側に位置していることにある。
本特徴構成によれば、排気管が脱穀装置の前部に対応する位置と脱穀装置の後部に対応する位置とに亘って前後に延びており、かつ、脱穀装置の前部に対応する位置と脱穀装置の後部に対応する位置とに亘って脱穀装置よりも上側に位置している。すなわち、排気管は、機体の上部に位置している。これにより、藁屑等が排気管に堆積し難い。また、機体の上部を流れる冷たい外気によって、排気管内の排気を効率良く冷却することができる。
さらに、本発明において、前記穀粒貯留部の前方に設けられる運転部が備えられ、前記排気浄化装置は、前記脱穀装置と前記穀粒貯留部との間の前方において、前記運転部の下方に設けられていると好適である。
本特徴構成によれば、排気浄化装置の排気口から延び出る排気管を、後方に向かって真っ直ぐ又は略真っ直ぐに延ばして、平面視で脱穀装置と穀粒貯留部との間を通し易い。
さらに、本発明において、前記脱穀装置の左右範囲と前記排気浄化装置の左右範囲とが重複していると好適である。
本特徴構成によれば、排気浄化装置の少なくとも一部が脱穀装置の前方に位置することになる。これにより、大型の排気浄化装置であっても、脱穀装置の前方のスペースを利用して配置することができる。
さらに、本発明において、前記脱穀装置の前部に、選別風を送風する唐箕が設けられ、前記排気管は、前記唐箕よりも前側の位置において、前記脱穀装置よりも上側に位置していると好適である。
本特徴構成によれば、排気管を、機体におけるできるだけ前側寄りの位置から高い位置に位置させている。これにより、藁屑等が排気管に一層堆積し難く、かつ、排気管内の排気を一層効率良く冷却することができる。
さらに、本発明において、前記排気管は、前記穀粒貯留部の上端よりも下側に位置していると好適である。
本特徴構成によれば、排気管の高さ位置が高くなり過ぎないようにして、コンバインの納屋等への収納時に、排気管が納屋の上部に接触しないようにすることができる。
さらに、本発明において、上下方向に延びる軸心周りで旋回可能に構成され、前記穀粒貯留部内の穀粒を外部に排出する穀粒排出装置が備えられ、前記穀粒排出装置は、前記穀粒貯留部に対して前記脱穀装置側の横隣に位置する収納位置に収納可能に構成され、前記排気管は、前記収納位置の前記穀粒排出装置の下端よりも下側に位置していると好適である。
本特徴構成によれば、コンバインの納屋等への収納時に、排気管が納屋の上部に接触しないように確実にすることができる。
さらに、本発明において、前記排気管は、前記排気浄化装置の排気口から上方に向かって延び出てから、後上がりに傾斜する状態で後方に向かって延びていると好適である。
本特徴構成によれば、排気浄化装置の排気口からの排気を、高い高さ位置まで一気に導いてから、排気をスムーズに排出することができる。
さらに、本発明において、前記排気管を上方から覆う排気管カバーが備えられ、前記排気管は、前記脱穀装置に支持され、かつ、前記排気管カバーは、前記排気管に支持されていると好適である。
本特徴構成によれば、排気管が排気管カバーによって上方から覆われているため、藁屑等が排気管に堆積し難い。また、排気管に排気管カバーを組み付けた状態(排気管と排気管カバーとをユニット化した状態)で、排気管を排気管カバーとまとめて脱穀装置に組み付けることにより、組付け作業を容易に行うことができる。
さらに、本発明において、前記排気管カバーに、前記脱穀装置側下がりに傾斜する傾斜部及び前記穀粒貯留部側下がりに傾斜部のうち少なくとも何れかが備えられていると好適である。
本特徴構成によれば、藁屑等が排気管カバー上に落下しても傾斜部に沿って滑り落ちるため、藁屑等が排気管カバーに一層堆積し難い。
自脱型コンバインを示す右側面図である。 自脱型コンバインを示す平面図である。 運転部を示す左側面図である。 運転部を示す平面図である。 排気管及び排気管カバーを示す右側面図である。 排気管及び排気管カバーを示す平面図である。 排気管及び排気管カバーを示す右側面断面図である。 排気管及び排気管カバーを示す正面断面図である。 第一カバー体の後端部と第二カバー体の前端部とが重なり合う位置と、第一排気管部材の後端部と第二排気管部材の前端部とが重なり合う位置との関係を示す右側面断面図である。 排気管及び排気管カバーを示す正面図である。 位置保持機構と排気管カバーとの関係を示す右側面図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。なお、以下の説明では、矢印Fの方向を「機体前側」(図1及び図2参照)、矢印Bの方向を「機体後側」(図1及び図2参照)、矢印Lの方向を「機体左側」(図2参照)、矢印Rの方向を「機体右側」(図2参照)とする。
〔コンバインの全体構成〕
図1及び図2には、自脱型コンバインを示している。本コンバインには、機体フレーム1と、左右一対のクローラ走行装置2と、が備えられている。走行機体の前方には、植立穀稈を刈り取る刈取り部3が設けられている。走行機体の前部における右側には、運転者が搭乗する運転部4が設けられている。運転部4の下方には、エンジンEを収容するエンジンルームERが設けられている。刈取り部3の後方には、刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置5が設けられている。刈取り部3と脱穀装置5とに亘って、刈取り部3からの刈取穀稈を脱穀装置5に向けて搬送する搬送部6が設けられている。脱穀処理後の穀粒を貯留する穀粒貯留タンク10(穀粒貯留部)が脱穀装置5と横並びに設けられている。穀粒貯留タンク10は、作業位置(閉位置)とメンテナンス位置(開位置)とに亘って、上下方向に延びる軸心Z1周りで揺動開閉可能である。
穀粒貯留タンク10内の穀粒を外部に排出する穀粒排出装置11(作業装置)が設けられている。穀粒排出装置11には、穀粒貯留タンク10内の穀粒を上方に向けて搬送する縦搬送部12と、縦搬送部12からの穀粒を機体外側に向けて搬送する横搬送部13と、が備えられている。穀粒排出装置11は、上下方向に延びる軸心(縦搬送部12の軸心)Z1周りで旋回可能に構成され、かつ、穀粒貯留タンク10に対して脱穀装置5側の横隣(左隣)に位置する収納位置に収納可能に構成されている。縦搬送部12の下端部は、穀粒貯留タンク10の底部に連通接続されている。横搬送部13のうち縦搬送部12側の端部は、縦搬送部12の上端部に連通接続され、かつ、上下揺動可能に支持されている。
図3に示すように、エンジンEからの動力を変速するトランスミッションTが設けられている。トランスミッションTには、主変速装置としての油圧式無段変速装置(HST)14と、ミッションケース15と、が備えられている。ミッションケース15には、ギヤ式の副変速装置等が収容されている。
〔運転部〕
図3及び図4に示すように、運転部4は、穀粒貯留タンク10の前方において、搬送部6の横隣(右隣)に設けられている。運転部4には、運転座席16と、フロントパネル17と、サイドパネル18と、が備えられている。運転座席16の後方には、エンジンE用のエアクリーナ19及びエンジンE用のプレクリーナ20が設けられている。エアクリーナ19は、その右端部ほど前側に位置するように、平面視で斜めに配置されている。
フロントパネル17には、ステアリングレバー21やメータパネル22、コンビネーションスイッチ23、スタータスイッチ24が設けられている。ステアリングレバー21は、走行機体の操向操作や刈取り部3の昇降操作等を行うものである。コンビネーションスイッチ23は、前照灯の点灯及び消灯操作やホーン操作等を行うものである。スタータスイッチ24は、エンジンEの始動及び停止操作を行うものである。
サイドパネル18は、運転座席16に対して機体左右方向で搬送部6が位置する側である一方側(左側)に設けられている。サイドパネル18には、上面部を構成する上板25と、上板25を上方から覆う外装カバー26と、が備えられている。脱穀装置5の左右範囲とサイドパネル18の左右範囲とが重複している。サイドパネル18には、主変速レバー27や副変速レバー28、クラッチレバー29、機体姿勢操作スイッチ30(機体姿勢操作具)、穀粒排出装置操作スイッチ31(作業装置姿勢操作具)が設けられている。サイドパネル18のうち運転座席16と隣り合う部分には、運転座席16と干渉しないように、運転座席16側下がり(右下がり)に傾斜する傾斜部18aが形成されている。
主変速レバー27は、HST14を変速操作するものである。主変速レバー27は、機体左右方向に延びる軸心X1周りで前後揺動操作可能に構成されている。副変速レバー28は、前記副変速装置を変速操作するものである。クラッチレバー29は、刈取りクラッチ(図示省略)及び脱穀クラッチ(図示省略)を切替え操作するものである。
機体姿勢操作スイッチ30は、機体の姿勢を水平(前後方向、左右方向)な状態に操作するものである。機体姿勢操作スイッチ30には、自動操作スイッチ30aと、前後手動操作スイッチ30bと、左右手動操作スイッチ30cと、が備えられている。自動操作スイッチ30a、前後手動操作スイッチ30b及び左右手動操作スイッチ30cは、前側からこの順に位置する状態で設けられている。自動操作スイッチ30aは、機体の姿勢を前後方向及び左右方向で水平な状態に自動で操作するものである。前後手動操作スイッチ30bは、機体の姿勢を前後方向で水平な状態に手動で操作するものである。左右手動操作スイッチ30cは、機体の姿勢を左右方向で水平な状態に手動で操作するものである。
穀粒排出装置操作スイッチ31には、穀粒排出クラッチ(図示省略)を入状態と切状態とに切替え操作するクラッチ切替え操作部や、穀粒排出装置11を旋回操作する旋回操作部、穀粒排出装置11を昇降操作する昇降操作部が備えられている。
〔エンジンルーム〕
図3から図6に示すように、エンジンルームERには、エンジンEの他、エンジンEの排気を浄化処理する排気浄化装置32やエンジン冷却水の放熱を行うラジエータ33、ラジエータ33を冷却する冷却ファン34が収容されている。ラジエータ33は、エンジンEに対して機体横外側(右側)に設けられている。ラジエータ33及びエンジンルームERの右側部を右方から、通気を許容し、かつ、塵埃の通過を阻止する状態で覆う防塵カバー35が設けられている。
排気浄化装置32は、エンジンEの排気をDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)によって浄化処理するものである。排気浄化装置32は、脱穀装置5と穀粒貯留タンク10との間の前方において、運転部4の下方に設けられている。脱穀装置5の左右範囲と排気浄化装置32の左右範囲とが重複している。排気浄化装置32は、その長手方向が機体前後方向に沿う姿勢で、サイドパネル18の後部の下方でエンジンEの上方に設けられている。詳述すると、排気浄化装置32は、脱穀装置5よりも前側において、排気浄化装置32の左右範囲が脱穀装置5のうち穀粒貯留タンク10側(右側)の部分の左右範囲と重複する状態で、かつ、排気浄化装置32の長手方向が機体前後方向に沿う状態で設けられている。排気浄化装置32の外周上部には、排気口32aが設けられている。排気浄化装置32の排気口32aは、機体左右方向で穀粒貯留タンク10側(右側)の斜め上方(右斜め上方)に向かって延びている。
排気浄化装置32には、各種センサ用のハーネスやステーが設けられている。サイドパネル18の上板25のうち排気浄化装置32の上方に位置する部分には、前記ステーや前記ステー等と干渉しないように開口が形成され、かつ、前記開口を上方から覆うカバー96が、サイドパネル18の上板25の上面から上方に出っ張る状態で取り付けられている。
排気浄化装置32には、温度センサ用のハーネスHが設けられている。ハーネスHは、その経路が最短経路となるように、配策されている。本実施形態では、ハーネスHは、排気浄化装置32の上部から延び出て、排気浄化装置32に対して左側を通って下方に向かって延びて、排気浄化装置32とエンジンEとの上下間を通って右方に向かって延びて、エンジンEに対して右側を通って下方に向かって延びている。
エンジンルームERを形成するエンジンルーム形成体37が設けられている。エンジンルーム形成体37には、サイドパネル18と、エンジンボンネット38と、が備えられている。エンジンルーム形成体37において、エンジンボンネット38が右側に位置し、かつ、サイドパネル18が左側に位置している。すなわち、エンジンボンネット38は、エンジンルーム形成体37のうち右側の部分を構成し、かつ、サイドパネル18は、エンジンルーム形成体37のうち左側の部分を構成している。エンジンボンネット38には、運転座席16を載置支持する天板39と、天板39の前端部と運転部4の床部とに亘る前壁40と、が備えられている。
〔脱穀装置〕
図5及び図6に示すように、脱穀装置5の上部には、扱胴41が機体前後方向に延びる軸心Y1周りで回転可能に設けられている。扱胴41を上方から覆う天板42が設けられている。脱穀装置5の下部には、選別部43が設けられている。選別部43は、選別物を選別すると共に、一番物の穀粒(単粒化穀粒等)及び二番物の穀粒(枝梗付き穀粒等)を回収するように構成されている。選別部43の前部には、選別風を送風する唐箕44が設けられている。脱穀装置5の右側部には、一番物の穀粒を穀粒貯留タンク10に向けて上方に搬送する縦搬送装置45が設けられている。
〔位置保持機構〕
図10及び図11に示すように、穀粒貯留タンク10を閉位置に位置保持する位置保持機構46が設けられている。位置保持機構46には、ピン47と、ピン47に係合可能なフック48と、スプリング49と、操作ロッド50と、が備えられている。ピン47は、脱穀装置5の右側壁に固定されたステー51に支持されている。フック48は、穀粒貯留タンク10の前面部に固定されたステー52に揺動可能に支持されている。スプリング49は、フック48をピン47に係合する側に揺動付勢するものである。操作ロッド50は、フック48を係合解除側に揺動操作するものである。
フック48がピン47に係合することにより、穀粒貯留タンク10が閉位置に位置保持されることになる。操作ロッド50を機体横外側(右側)から引っ張り操作することにより、フック48がスプリング49の付勢力に抗して係合解除側に揺動することになる。ピン47に対するフック48の係合が解除された状態で、穀粒貯留タンク10を開位置まで揺動させることができる。
〔排気管〕
図5から図11に示すように、排気浄化装置32による浄化処理後の排気を排出する排気管36が設けられている。排気管36は、平面視で脱穀装置5と穀粒貯留タンク10との間を通されている。排気管36は、排気浄化装置32の排気口32aから上方に向かって延び出てから、後上がりに傾斜する状態で後方に向かって延びている。排気管36は、脱穀装置5の前部に対応する位置と脱穀装置5の後部に対応する位置とに亘って前後に延びており、かつ、脱穀装置5の前部に対応する位置と脱穀装置5の後部に対応する位置とに亘って脱穀装置5よりも上側に位置している。排気管36は、穀粒貯留タンク10の上端よりも下側に位置し、かつ、収納位置の穀粒排出装置11(横搬送部13)の下端よりも下側に位置している。排気管36は、脱穀装置5の右側壁に支持されている。排気管36は、唐箕44よりも前側の位置において、脱穀装置5よりも上側に位置している。
排気管36には、尾管53と、排気管本体54と、が備えられている。排気管本体54は、複数(本実施形態では、三つ)の排気管部材に排気流れ方向に分割されている。本実施形態では、排気管本体54は、排気上流側から、第一排気管部材55、第二排気管部材56及び第三排気管部材57に排気流れ方向に分割されている。排気管36は、尾管53、第一排気管部材55、第二排気管部材56及び第三排気管部材57の順に、径が大きくなるように構成されている。第一排気管部材55、第二排気管部材56及び第三排気管部材57は、脱穀装置5よりも上側の位置まで後方に向かって延びている。第二排気管部材56の水平面に対する傾斜角度α1及び第三排気管部材57の水平面に対する傾斜角度α1は、第一排気管部材55の水平面に対する傾斜角度α2よりも小さい。本実施形態では、第二排気管部材56の水平面に対する傾斜角度α1と第三排気管部材57の水平面に対する傾斜角度α1とは、同じである。
〔尾管〕
尾管53は、排気浄化装置32の排気口32aにボルト固定されている。尾管53は、排気浄化装置32の外周上部から機体左右方向で穀粒貯留タンク10側(右側)の斜め上方(右斜め上方)に向かって延び出てから、後側に曲がっている。言い換えると、尾管53は、機体左右方向で脱穀装置5側(左側)に曲がって排気浄化装置32の排気口32aに連結されている。尾管53には、排気浄化装置32の排気口32aから穀粒貯留タンク10側(右側)の斜め上方に向かって延び出る上方向き延出部53aと、上方向き延出部53aの上端部から後方に向かって延び出る後向き延出部53bと、が備えられている。尾管53における曲げ部(上方向き延出部53aと後向き延出部53bとの接続部)は、サイドパネル18の上板25よりも上側に位置している。
サイドパネル18の上板25の後部には、尾管53(上方向き延出部53a)が通される開口18cが形成されている。尾管53は、開口18cを通されてサイドパネル18の上板25の下方から上方に向かって延びている。開口18cは、運転座席16の背もたれ部よりも後側に位置している。
〔第一排気管部材〕
第一排気管部材55の前端部には、前端ほど径が大きくなる拡径部55aが形成されている。第一排気管部材55の後端部には、水平面に対する傾斜角度が小さくなるように、下方に折れ曲る折れ曲り部55bが形成されている。尾管53の後端部と第一排気管部材55の前端部とが隙間をあけて重なり合っている。本実施形態では、第一排気管部材55の前端部が尾管53の後端部に対して外側から隙間をあけて重なり合っている。
第一排気管部材55は、第一支持部材58及び第二支持部材59を介して、脱穀装置5の右側壁に支持されている。第一支持部材58は、第一排気管部材55の前部と脱穀装置5の右側壁とに亘って設けられている。第一支持部材58には、脱穀装置5の右側壁に固定されたステー63と、第一排気管部材55を支持するベース64と、が備えられている。ベース64は、第一排気管部材55に固定されており、かつ、ステー63に対して後側から当て付けられた状態で後方からボルト固定されている。
第二支持部材59は、第一排気管部材55の後部と脱穀装置5の右側壁とに亘って設けられている。第二支持部材59には、脱穀装置5の右側壁に固定され、かつ、脱穀装置5の右側壁から水平に張り出すステー65と、ステー65に立設され、第一排気管部材55を支持するベース66と、が備えられている。ベース66は、第一排気管部材55に固定されており、かつ、ステー65に立設された状態で下方からボルト固定されている。
〔第二排気管部材〕
第二排気管部材56は、直管によって構成されている。第一排気管部材55の後端部と第二排気管部材56の前端部とが隙間をあけて重なり合っている。本実施形態では、第二排気管部材56の前端部が第一排気管部材55の後端部に対して外側から隙間をあけて重なり合っている。
第二排気管部材56は、第三支持部材60及び第四支持部材61を介して、脱穀装置5の右側壁に支持されている。第三支持部材60は、第二排気管部材56の前部と脱穀装置5の右側壁とに亘って設けられている。第三支持部材60には、脱穀装置5の右側壁に固定され、かつ、脱穀装置5の右側壁から水平に張り出すステー67と、ステー67に立設され、第二排気管部材56を支持するベース68と、が備えられている。ベース68は、第二排気管部材56に固定されており、かつ、ステー67に立設された状態で下方からボルト固定されている。
第四支持部材61は、第二排気管部材56の後部と脱穀装置5の右側壁とに亘って設けられている。第四支持部材61には、脱穀装置5の右側壁に固定され、かつ、脱穀装置5の右側壁から水平に張り出すステー69と、ステー69に立設され、第二排気管部材56を支持するベース70と、が備えられている。ベース70は、第二排気管部材56に固定されており、かつ、ステー69に立設された状態で下方からボルト固定されている。
〔第三排気管部材〕
第三排気管部材57は、直管によって構成されている。第二排気管部材56の後端部と第三排気管部材57の前端部とが隙間をあけて重なり合っている。本実施形態では、第三排気管部材57の前端部が第二排気管部材56の後端部に対して外側から隙間をあけて重なり合っている。第三排気管部材57には、排気の風向きを設定する風向板71が、後上がりに傾斜する状態で設けられている。
第三排気管部材57は、第五支持部材62を介して、脱穀装置5の右側壁に支持されている。第五支持部材62は、第三排気管部材57の後部と脱穀装置5の右側壁とに亘って設けられている。第五支持部材62には、脱穀装置5の右側壁に固定され、かつ、脱穀装置5の右側壁から水平に張り出すステー72と、ステー72に立設され、第三排気管部材57を支持するベース73と、が備えられている。ベース73は、第三排気管部材57に固定されており、かつ、ステー72に立設された状態で上方からボルト固定されている。
〔排気管カバー〕
図5から図8に示すように、排気管本体54を上方から覆う排気管カバー74が設けられている。排気管カバー74は、穀粒貯留タンク10の上端よりも下側に位置し、かつ、収納位置の穀粒排出装置11(横搬送部13)の下端よりも下側に位置している。排気管カバー74は、排気管36に支持されている。排気管カバー74と脱穀装置5の右側壁との間には、隙間Sが排気管カバー74の前後全長に亘って設けられている。これにより、隙間Sから藁屑等を落下させることができる。
排気管カバー74は、複数の排気管部材に対応して複数(本実施形態では、三つ)のカバー体に排気流れ方向に分割されている。本実施形態では、排気管カバー74は、排気上流側から、第一カバー体75、第二カバー体76及び第三カバー体77に排気流れ方向に分割されている。第一カバー体75、第二カバー体76及び第三カバー体77は、脱穀装置5よりも上側の位置まで後方に向かって延びている。
〔第一カバー体〕
第一カバー体75は、排気管カバー74のうち第一排気管部材55に対応する部分である。ピン47は、第一カバー体75によって覆われている。第一カバー体75は、横断面視で下方に開口する形状に形成されている。第一カバー体75には、第一左側半部78と、第一右側半部79と、側板80と、が備えられている。第一左側半部78に対して第一右側半部79が上側から覆い被さっている。第一左側半部78の上部には、脱穀装置5側下がり(左側下がり)に傾斜する傾斜部78aが形成されている。第一右側半部79の上部には、穀粒貯留タンク10側下がり(右側下がり)に傾斜する傾斜部79aが形成されている。第一右側半部79の右側部には、下方に開口する開口79bが形成されている(図11参照)。
側板80は、開口79bを覆うように、第一右側半部79の右側面に右方からボルト固定されている。側板80のうち位置保持機構46に対応する部分には、下方に開口する開口80aが形成されている。これにより、フック48が開口80aに入ってピン47に係合可能になる。
第一カバー体75は、上ステー81、横ステー82、前下ステー83及び後下ステー84を介して、第一排気管部材55に支持されている。第一カバー体75は、上ステー81、横ステー82、前下ステー83及び後下ステー84にボルト固定されている。上ステー81は、第一排気管部材55の上部に固定されている。左側の横ステー82は、第一排気管部材55の左側部に固定されている。右側の横ステー82は、第一排気管部材55の右側部に固定されている。前下ステー83は、ベース64(第一支持部材58)に固定されている。後下ステー84は、ベース66(第二支持部材59)に固定されている。
〔第二カバー体〕
第二カバー体76は、排気管カバー74のうち第二排気管部材56に対応する部分である。第二カバー体76は、横断面視で下方に開口する形状に形成されている。第二カバー体76には、第二左側半部85と、第二右側半部86と、が備えられている。第二左側半部85に対して第二右側半部86が上側から覆い被さっている。第二左側半部85の上部には、脱穀装置5側下がり(左側下がり)に傾斜する傾斜部85aが形成されている。第二右側半部86の上部には、穀粒貯留タンク10側下がり(右側下がり)に傾斜する傾斜部86aが形成されている。第一カバー体75の後端部と第二カバー体76の前端部とが隙間をあけて重なり合っている。本実施形態では、第二カバー体76の前端部が第一カバー体75の後端部に対して外側から隙間をあけて重なり合っている。藁屑等が入り込み難く、かつ、熱風が外部に漏れ難いように、第一カバー体75の後端部と第二カバー体76の前端部とが重なり合う位置と、第一排気管部材55の後端部と第二排気管部材56の前端部とが重なり合う位置とを前後にずらして、ラビリンス構造を構成している。
第二カバー体76は、上ステー87、横ステー88、前下ステー89及び後下ステー90を介して、第二排気管部材56に支持されている。第二カバー体76は、上ステー87、横ステー88、前下ステー89及び後下ステー90にボルト固定されている。上ステー87は、第二排気管部材56の上部に固定されている。左側の横ステー88は、第二排気管部材56の左側部に固定されている。右側の横ステー88は、第二排気管部材56の右側部に固定されている。前下ステー89は、ベース68(第三支持部材60)に固定されている。後下ステー90は、ベース70(第四支持部材61)に固定されている。
〔第三カバー体〕
第三カバー体77は、排気管カバー74のうち第三排気管部材57に対応する部分である。第三カバー体77は、横断面視で下方に開口する形状に形成されている。第三カバー体77には、第三左側半部91と、第三右側半部92と、が備えられている。第三左側半部91に対して第三右側半部92が上側から覆い被さっている。第三左側半部91の上部には、脱穀装置5側下がり(左側下がり)に傾斜する傾斜部91aが形成されている。第三右側半部92の上部には、穀粒貯留タンク10側下がり(右側下がり)に傾斜する傾斜部92aが形成されている。第二カバー体76の後端部と第三カバー体77の前端部とが隙間をあけて重なり合っている。本実施形態では、第三カバー体77の前端部が第二カバー体76の後端部に対して外側から隙間をあけて重なり合っている。藁屑等が入り込み難く、かつ、熱風が外部に漏れ難いように、第二カバー体76の後端部と第三カバー体77の前端部とが重なり合う位置と、第二排気管部材56の後端部と第三排気管部材57の前端部とが重なり合う位置とを前後にずらして、ラビリンス構造を構成している。
第三カバー体77は、上ステー93及び横ステー94を介して、第三排気管部材57に支持されている。第三カバー体77は、上ステー93及び横ステー94にボルト固定されていると共に、ベース73(第五支持部材62)の左右両側部にボルト固定されている。上ステー93は、第三排気管部材57の上部に固定されている。左側の横ステー94は、第三排気管部材57の左側部に固定されている。右側の横ステー94は、第三排気管部材57の右側部に固定されている。
〔カバー〕
尾管53、第一排気管部材55の前部及び開口18cを上方から覆うカバー95が設けられている。カバー95は、サイドパネル18の上板25等にボルト固定されている。第一カバー体75の前端部は、カバー95の内側に後方から差し込まれている。
〔排気管ユニットの組付け方〕
第一排気管部材55に第一カバー体75が組み付けられた状態でユニット(以下「第一排気管ユニット」という。)が構成され、第二排気管部材56に第二カバー体76が組み付けられた状態でユニット(以下「第二排気管ユニット」という。)が構成され、第三排気管部材57に第三カバー体77が組み付けられた状態でユニット(以下「第三排気管ユニット」という。)が構成されることになる。本実施形態では、前記第一排気管ユニット、前記第二排気管ユニット及び前記第三排気管ユニットを、次の手順で脱穀装置5の右側壁に組み付ける。
詳述すると、最初に、前記第三排気管ユニットを、第五支持部材62を介して脱穀装置5の右側壁に組み付ける。次に、前記第二排気管ユニットを、第三支持部材60及び第四支持部材61を介して脱穀装置5の右側壁に組み付ける。その際、第二カバー体76の後端部を第三カバー体77の前端部に差し込み、かつ、第二排気管部材56の後端部を第三排気管部材57の前端部に差し込むようにする。
最後に、前記第一排気管ユニットを、第一支持部材58及び第二支持部材59を介して脱穀装置5の右側壁に組み付ける。その際、第一カバー体75の後端部を第二カバー体76の前端部に差し込み、かつ、第一排気管部材55の後端部を第二排気管部材56の前端部に差し込むようにする。
ここで、側板80が取り付けられていない状態で前記第一排気管ユニットの組み付けを行うと好適である。これにより、第二排気管部材56への第一排気管部材55の差し込みを行う際に、互いの管中心の位置を視認し易い。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、排気管36は、唐箕44よりも前側の位置において、脱穀装置5よりも上側に位置している。しかし、排気管36は、唐箕44よりも前側の位置において、脱穀装置5よりも上側に位置していなくてもよい。この場合、排気管36は、唐箕44よりも後側の位置において、脱穀装置5よりも上側に位置していてもよい。あるいは、排気管36は、唐箕44に対応する前後位置において、脱穀装置5よりも上側に位置していてもよい。
(2)上記実施形態では、排気管36は、穀粒貯留タンク10の上端よりも下側に位置している。しかし、排気管36は、穀粒貯留タンク10の上端よりも上側に位置していてもよい。
(3)上記実施形態では、排気管36は、収納位置の穀粒排出装置11(横搬送部13)の下端よりも下側に位置している。しかし、排気管36は、収納位置の穀粒排出装置11(横搬送部13)の下端よりも上側に位置していてもよい。
(4)上記実施形態では、排気管36は、排気浄化装置32の排気口32aから上方に向かって延び出てから、後上がりに傾斜する状態で後方に向かって延びている。しかし、排気管36は、排気浄化装置32の排気口32aから後上がりに傾斜する状態で後方に向かって延び出ていてもよい。
(5)上記実施形態では、排気管カバー74は、排気管36に支持されている。しかし、排気管カバー74は、排気管36に加えて脱穀装置5に支持されていてもよい。
(6)上記実施形態では、排気管カバー74に、脱穀装置5側下がり(左側下がり)に傾斜する傾斜部78a、85a、91a及び穀粒貯留タンク10側下がり(右側下がり)に傾斜する傾斜部79a、86a、92aが備えられている。しかし、排気管カバー74に、脱穀装置5側下がり(左側下がり)に傾斜する傾斜部78a、85a、91aのみが備えられていてもよい。あるいは、排気管カバー74に、穀粒貯留タンク10側下がり(右側下がり)に傾斜する傾斜部79a、86a、92aのみが備えられていてもよい。
(7)上記実施形態では、排気管本体54は、第一排気管部材55、第二排気管部材56及び第三排気管部材57に排気流れ方向に分割されている。しかし、排気管本体54は、二つあるいは四つ以上の排気管部材に排気流れ方向に分割されていてもよい。あるいは、排気管本体54は、分割されていなくてもよい。
(8)上記実施形態では、排気管カバー74は、複数の排気管部材に対応して第一カバー体75、第二カバー体76及び第三カバー体77に排気流れ方向に分割されている。しかし、排気管カバー74は、複数の排気管部材に対応して二つあるいは四つ以上の排気管部材に排気流れ方向に分割されていてもよい。あるいは、排気管カバー74は、複数の排気管部材とは異なる複数のカバー体に排気流れ方向に分割されていてもよい。あるいは、排気管カバー74は、分割されていなくてもよい。
(9)上記実施形態では、第二排気管部材56の前端部が第一排気管部材55の後端部に対して外側から隙間をあけて重なり合い、かつ、第三排気管部材57の前端部が第二排気管部材56の後端部に対して外側から隙間をあけて重なり合っている。しかし、第一排気管部材55の後端部が第二排気管部材56の前端部に対して外側から隙間をあけて重なり合っていてもよいし、第二排気管部材56の後端部が第三排気管部材57の前端部に対して外側から隙間をあけて重なり合っていてもよい。
(10)上記実施形態では、第二カバー体76の前端部が第一カバー体75の後端部に対して外側から隙間をあけて重なり合い、かつ、第三カバー体77の前端部が第二カバー体76の後端部に対して外側から隙間をあけて重なり合っている。しかし、第一カバー体75の後端部が第二カバー体76の前端部に対して外側から隙間をあけて重なり合っていてもよいし、第二カバー体76の後端部が第三カバー体77の前端部に対して外側から隙間をあけて重なり合っていてもよい。
(11)上記実施形態では、第二排気管部材56の水平面に対する傾斜角度α1及び第三排気管部材57の水平面に対する傾斜角度α1は、第一排気管部材55の水平面に対する傾斜角度α2よりも小さく、かつ、第二排気管部材56の水平面に対する傾斜角度α1と第三排気管部材57の水平面に対する傾斜角度α1とは、同じである。しかし、第三排気管部材57の水平面に対する傾斜角度は、第二排気管部材56の水平面に対する傾斜角度よりも小さくてもよい。すなわち、第一排気管部材55、第二排気管部材56及び第三排気管部材57のうち、排気下流側に位置する第三排気管部材57ほど、水平面に対する傾斜角度が小さくてもよい。あるいは、第一排気管部材55の水平面に対する傾斜角度、第二排気管部材56の水平面に対する傾斜角度及び第三排気管部材57の水平面に対する傾斜角度は、同じであってもよい。
(12)上記実施形態では、排気管カバー74は、穀粒貯留タンク10の上端よりも下側に位置している。しかし、排気管カバー74は、穀粒貯留タンク10の上端よりも上側に位置していてもよい。
(13)上記実施形態では、排気管カバー74は、収納位置の穀粒排出装置11(横搬送部13)の下端よりも下側に位置している。しかし、排気管カバー74は、収納位置の穀粒排出装置11(横搬送部13)の下端よりも上側に位置していてもよい。
(14)上記実施形態では、開口18cは、サイドパネル18の上板25の後部に形成されている。しかし、開口18cは、エンジンボンネット38の天板39の後部に形成されていてもよい。
(15)上記実施形態では、エアクリーナ19は、その右端部ほど前側に位置するように、平面視で斜めに配置されている。しかし、エアクリーナ19は、その左端部ほど前側に位置するように、平面視で斜めに配置されていてもよい。あるいは、エアクリーナ19は、平面視で横方向に配置されていてもよい。
(16)上記実施形態では、第一カバー体75の前端部は、カバー95の内側に後方から差し込まれている。しかし、第一カバー体75の内側に、カバー95の後端部が差し込まれていてもよい。
(17)上記実施形態では、脱穀装置5の左右範囲とサイドパネル18の左右範囲とが重複している。しかし、脱穀装置5の左右範囲とサイドパネル18の左右範囲とが重複していなくてもよい。
(18)上記実施形態では、尾管53は、排気浄化装置32の外周上部から機体左右方向で穀粒貯留タンク10側(右側)の斜め上方(右斜め上方)に向かって延び出てから、後側に曲がっている。しかし、尾管53は、排気浄化装置32の外周上部から機体左右方向で穀粒貯留タンク10側(右側)の横方に向かって延び出てから、後側に曲がっていてもよい。
(19)上記実施形態では、排気浄化装置32は、サイドパネル18の下方に設けられている。しかし、排気浄化装置32は、エンジンボンネット38(天板39)の下方に設けられていてもよい。
本発明は、自脱型コンバインの他、普通型コンバインにも利用可能である。
4 運転部
5 脱穀装置
10 穀粒貯留タンク(穀粒貯留部)
11 穀粒排出装置
32 排気浄化装置
32a 排気口
36 排気管
44 唐箕
74 排気管カバー
78a傾斜部
79a傾斜部
85a傾斜部
86a傾斜部
91a傾斜部
92a傾斜部
E エンジン
Z1 軸心

Claims (9)

  1. 刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、
    前記脱穀装置と横並びに設けられ、脱穀処理後の穀粒を貯留する穀粒貯留部と、
    エンジンの排気を浄化処理する排気浄化装置と、
    平面視で前記脱穀装置と前記穀粒貯留部との間を通され、前記排気浄化装置による浄化処理後の排気を排出する排気管と、が備えられ、
    前記排気管は、前記脱穀装置の前部に対応する位置と前記脱穀装置の後部に対応する位置とに亘って前後に延びており、かつ、前記脱穀装置の前部に対応する位置と前記脱穀装置の後部に対応する位置とに亘って前記脱穀装置よりも上側に位置しているコンバイン。
  2. 前記穀粒貯留部の前方に設けられる運転部が備えられ、
    前記排気浄化装置は、前記脱穀装置と前記穀粒貯留部との間の前方において、前記運転部の下方に設けられている請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記脱穀装置の左右範囲と前記排気浄化装置の左右範囲とが重複している請求項2に記載のコンバイン。
  4. 前記脱穀装置の前部に、選別風を送風する唐箕が設けられ、
    前記排気管は、前記唐箕よりも前側の位置において、前記脱穀装置よりも上側に位置している請求項1から3の何れか一項に記載のコンバイン。
  5. 前記排気管は、前記穀粒貯留部の上端よりも下側に位置している請求項1から4の何れか一項に記載のコンバイン。
  6. 上下方向に延びる軸心周りで旋回可能に構成され、前記穀粒貯留部内の穀粒を外部に排出する穀粒排出装置が備えられ、
    前記穀粒排出装置は、前記穀粒貯留部に対して前記脱穀装置側の横隣に位置する収納位置に収納可能に構成され、
    前記排気管は、前記収納位置の前記穀粒排出装置の下端よりも下側に位置している請求項5に記載のコンバイン。
  7. 前記排気管は、前記排気浄化装置の排気口から上方に向かって延び出てから、後上がりに傾斜する状態で後方に向かって延びている請求項1から6の何れか一項に記載のコンバイン。
  8. 前記排気管を上方から覆う排気管カバーが備えられ、
    前記排気管は、前記脱穀装置に支持され、かつ、前記排気管カバーは、前記排気管に支持されている請求項1から7の何れか一項に記載のコンバイン。
  9. 前記排気管カバーに、前記脱穀装置側下がりに傾斜する傾斜部及び前記穀粒貯留部側下がりに傾斜部のうち少なくとも何れかが備えられている請求項8に記載のコンバイン。
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