JP2700941B2 - 自動二輪車の排気系2次空気供給装置 - Google Patents

自動二輪車の排気系2次空気供給装置

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JP2700941B2 JP15260290A JP15260290A JP2700941B2 JP 2700941 B2 JP2700941 B2 JP 2700941B2 JP 15260290 A JP15260290 A JP 15260290A JP 15260290 A JP15260290 A JP 15260290A JP 2700941 B2 JP2700941 B2 JP 2700941B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動二輪車において排気ガス浄化のために
エンジン排気系に2次空気を供給する装置に関する。
従来技術 例えば特開昭62−41916号公報に、このような2次空
気供給装置を備えた自動二輪車の2サイクルエンジンが
示されているが、このエンジンにおいては、排気ポート
近傍の排気通路に側方から2次空気通路の一端部が開口
し、該2次空気通路の他端部は、シリンダの側壁部にこ
れと一体的に設けられたリードバルブに接続されてい
る。そして該リードバルブは、シリンダ後方のエンジン
吸気用のエアクリーナにホースを介して接続され、排気
通路の負圧によりリードバルブが開いた時に、前記エア
クリーナから2次空気がリードバルブを通じて排気通路
に導入される。
同公報にはまた、上記と同様なリードバルブをシリン
ダとシリンダヘッドとの合わせ面に固定し、このリード
バルブをシリンダヘッド内の2次空気通路および2次空
気専用エアクリーナを介して大気に連通させたものも示
されている。
解決しようとする課題 上記従来の2次空気供給装置においては、リードバル
ブがエンジン本体部分に一体に設けられているので、エ
ンジン熱の影響を大きく受け、耐久性上好ましくない。
また、2次空気をエンジン吸気用のエアクリーナから
抽出するようにしたものにおいては、吸入空気はエンジ
ン吸入分と2次空気分とが必要となるため、エアクリー
ナを大型化しなければならない。
さらに、2次空気専用エアクリーナをシリンダヘッド
内に設けたものにおいては、エアクリーナもエンジン熱
の影響を受ける。
本発明はこのような点を改善した自動二輪車の排気系
2次空気供給装置を提供しようとするものである。
課題を解決するための手段および作用 このため、第1の本発明においては、自動二輪車の排
気系にリードバルブを介装した2次空気供給管を介して
2次空気を供給する装置において、エンジンを強制冷却
するために該エンジンのシリンダ部を覆って設けられた
ファンシュラウドに前記リードバルブを一体的に設け
る。
この発明によれば、内部を冷却空気が流通し該冷却空
気流によっつてエンジン本体部分から隔てられたファン
シュラウドにリードバルブが設けられるので、エンジン
の熱がリードバルブに伝わり難い。しかもリードバルブ
をエンジンに近い場所に配置できるので2次空気供給管
が無用に長くなることもない。また、リードバルブはフ
ァンシュラウドにこれと一体に設けられるので、単独の
バルブケースや取付ステー等を必要とせず、部品点数が
削減される。
第2の本発明においては、同様な2次空気供給装置に
おいて、エンジンの近傍かつシートの下方に設けられた
収納ボックスにリードバルブを一体的に設ける。
例えばスクータ型の自動二輪車においては、通常、エ
ンジンの上方にシートが配置され、このシートとエンジ
ンとの間にヘルメットその他の部品を収納するための収
納ボックスが配設されているが、本発明においてはこの
収納ボックスにリードバルブを一体に設ける。このよう
にしても前記第1の発明の場合と同様な作用および効果
が得られる。
第3の発明においては、自動二輪車の排気系にエアク
リーナに連接した2次空気供給管を介して2次空気を供
給する装置において、エンジンの近傍かつシートの下方
に設けられた収納ボックスに前記エアクリーナを一体的
に設けるとともに、該エアクリーナの空気取入口を前記
収納ボックス内に連通させる。
本発明によれば、少ない部品点数で2次空気専用のエ
アクリーナを形成できるとともに、該エアクリーナには
上方をシートによって覆われた大容量の収納ボックス内
空間を通じて空気が取入れられるので、リードバルブで
発生する騒音が該空間の容量とシートのクッション材に
よっつて良好に消音される。
実施例 第1図は本発明を適用したスクータ型自動二輪車の側
面図である。1はシートで、その前方に低いフロア部2
を隔ててステアリングヘッド3が立ち上がっている。ハ
ンドル4によって回動されるハンドル回転軸5がヘッド
パイプ6に枢支されており、その下端にフロントフォー
ク7を介して前輪8が懸架されている。ヘッドパイプ6
からフレームパイプ9が下方へ延出し、下部において左
右に分岐してフロア部2を後方へ延び、次いで斜め上向
きに後方へ延びてシート1の後端下部に達している。こ
のフレームパイプ9により骨格を形成された車体の前部
はフロントカバー10により覆われ、後部はボディカバー
11によって覆われている。フロア部2にはフレームパイ
プ9に支持されて燃料タンク12が設けられている。
ボディカバー11の内部にはヘルメット等を収納するた
めの収納ボックス13がフレームパイプ9に固定して設け
られており、前記シート1が収納ボックス13の上方開口
部を覆っている。シート1は底板14と、該底板上に設け
られたウレタンゴム等から成るクッション材15と、その
表面を覆う表皮16とから成り、底板14を介して収納ボッ
クス13の上縁部に載置、支持されている。さらに底板14
の前端はヒンジ17を介して収納ボックス13の上部前端に
枢着されており、シート1をヒンジ17のまわりに回転さ
せることにより、収納ボックス13は上方へ向かって開放
される。
18は後輪懸架用のスイングユニットで、前部をリンク
装置19を介してフレームパイプ9に上下に揺動可能に取
付けられるとともに、後部をクッションユニット20を介
してフレームパイプ9の後部に懸吊されている。スイン
グユニット18の前部にはエンジン21が一体に設けられて
おり、後部には後輪22が軸支されている。そしてエンジ
ン21の動力を後輪22に伝達する伝達機構がスイングユニ
ット18内に内蔵されている。23はエンジン21を始動させ
るためのキックレバーである。
エンジン21は2サイクルエンジンで、エアクリーナ2
4、気化器25および吸気管26から成る吸気系が、吸気口2
7に接続されている。排気系を構成する排気管28は、エ
ンジン21のシリンダ部29に設けられた排気口30から前方
へ下向きに延出した後、弯曲して後方へ向かい、後部に
順次マフラ31、サイレンサ32およびテールパイプ33が連
接されている。この排気系は車体の右側すなち後輪22に
関しスイングユニット18とは反対側に配設されている。
排気管28の前部の弯曲部分にはクロス触媒体から成る補
助触媒コンバータ34が設けられている。排気管28の後部
はマフラ31内に延出しており、その後端にメタル触媒体
から成る主触媒コンバータ35が取付けられている。補助
触媒コンバータ34は主触媒コンバータ35の上流で排気と
反応し主触媒コンバータ35における排気の温度を高める
役割を持つ。
上記排気系にはさらに2次空気が導入され、前記触媒
コンバータ34、35による排気浄化効果を高める。このた
め排気管28前端部の排気口30と補助触媒コンバータ34と
の間に2次空気導入口36が設けられ、これに2次空気供
給管37が接続されている。2次空気供給管37は金属管か
ら成り、他端はリードバルブ38に接続されている。リー
ドバルブ38はエンジン21のファンシュラウド39に一体に
設けられている。
第2図はファンシュラウド39を第1図の矢印Z方向に
見た正面図である。このファンシュラウド39はエンジン
21のシリンダ部29を覆っており、側部の冷却風入口40か
ら外気がファン41により吸引され、ファンシュラウド39
内を流通してシリンダ部29を強制冷却する。リードバル
ブ38は、第3図に示すように、弁口42を有する弁座部片
43と弁口42を開閉するリード片44とを内蔵したリードバ
ルブケース部38aと、該ケース部38aの開放面を閉鎖する
蓋部38bとから成り、ケース部38aがファンシュラウド39
と一体に形成されている。そして前記2次空気供給管37
の端部は蓋部38bに溶着され、蓋部38bに設けられた空気
出口孔45を通じてケース部38a内に連通している。ケー
ス部38aには弁口42に通ずる空気入口孔46が設けられて
おり、これにゴムホース等から成る上流側の2次空気供
給管47が接続されている。
2次空気供給管47は第1図に示すように収納ボックス
13の外側に沿って上方へ延び、2次空気用のエアクリー
ナ48に接続されている。エアクリーナ48のケース48aは
収納ボックス13の前壁上部に収納ボックス13と一体に形
成されており、内部にクリーナエレメントが収められて
いる。ケース48a自体は収納ボックス13の内部へ向かっ
て全面的に開口しており、この開口部に別体の吸入口部
片49が収納ボックス13の内側から取付けられている。吸
入口部片49にはスリット状の空気吸入口が設けられ、収
納ボックス13内からエアクリーナ48内に空気のみを導入
するようになされている。
排気管28内が負圧になった時にリードバルブ38が開い
て、収納ボックス13内の空気がエアクリーナ48、2次空
気供給管47、リードバルブ38、2次空気供給管37を経
て、2次空気導入口36から排気管28内の排気中に2次空
気として導入されるが、本実施例においては、リードバ
ルブ38が、内部を冷却空気が流通し該冷却空気流によっ
てシリンダ部29から隔てられて比較的低温のファンシュ
ラウド39に設けられているので、リードバルブ38を2次
空気導入口36に近いエンジン近傍に設けたにもかかわら
ず、リードバルブ38の温度が著しく上昇することはな
い。また、リードバルブ38はファンシュラウド39と一体
に設けられているので、単独のバルブケースや取付けス
テー等を必要とせず、部品点数が削減される。
さらに本実施例においては、エアクリーナ48が収納ボ
ックス13と一体に設けられているので、少ない部品数で
2次空気専用のエアクリーナを形成することができ、し
かもこのエアクリーナには収納ボックス13とシート1で
囲まれた大容量の閉空間を通じて空気が取入れられるの
で、エアクリーナ38等で発する騒音が該空間の容量とシ
ート1のクッション材15によって極めて有効に消音され
る。
第4図は本発明の他の実施例を示す第1図と同様な側
面図である。この実施例は、リードバルブ50がファンシ
ュラウド39ではなく収納ボックス13に一体的に設けられ
ている点において前記第1図のものと相違する。すなわ
ちリードバルブ50のバルブケースはエアクリーナ48のケ
ースと一体に形成されており、このリードバルブ50と排
気管28の2次空気導入口36との間に1本の2次空気供給
管51が配管されている。この実施例においても前記実施
例と同様な作用、効果が得られることは言うまでもな
い。この実施例の他の部分の構成は第1図示のものと全
く同一であるので詳細な説明を省略する。
発明の効果 以上の通り、本発明によれば、2次空気用のリードバ
ルブがファンシュラウドまたは収納ボックスに一体に設
けられているので、部品点数が削減されるとともに、リ
ードバルブがエンジン熱の影響を受けることがない。ま
た、2次空気用エアクリーナが収納ボックスに一体的に
設けられ、かつ該エアクリーナの空気取入口が収納ボッ
クス内に連通しているので、少ない部品点数で2次空気
専用のエアクリーナを形成できるとともに、2次空気供
給系からの騒音を有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用したスクータ型自動二輪車の側面
図、第2図はファンシュラウドの前面図、第3図は第2
図のIII−III線に沿う断面図、第4図は本発明の他の実
施例を示す第1図と同様な側面図である。 1……シート、2……フロア部、3……ステアリングヘ
ッド、4……ハンドル、5……ハンドル回転軸、6……
ヘッドパイプ、7……フロントフォーク、8……前輪、
9……フレームパイプ、10……フロントカバー、11……
ボディカバー、12……燃料タンク、13……収納ボック
ス、14……底板、15……クッション材、16……表皮、17
……ヒンジ、18……スイングユニット、19……リンク装
置、20……クッションユニット、21……エンジン、22…
…後輪、23……キックレバー、24……エアクリーナ、25
……気化器、26……吸気管、27……吸気口、28……排気
管、29……シリンダ部、30……排気口、31……マフラ、
32……サイレンサ、33……テールパイプ、34……補助触
媒コンバータ、35……主触媒コンバータ、36……2次空
気導入口、37……2次空気供給管、38……リードバル
ブ、39……ファンシュラウド、40……冷却風入口、41…
…ファン、42……弁口、43……弁座部片、44……リード
片、45……空気出口孔、46……空気入口孔、47……2次
空気供給管、48……エアクリーナ、49……吸入口部材、
50……リードバルブ、51……2次空気供給管。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動二輪車の排気系にリードバルブを介装
    した2次空気供給管を介して2次空気を供給する装置に
    おいて、エンジンを強制冷却するために該エンジンのシ
    リンダ部を覆って設けられたファンシュラウドに前記リ
    ードハルブを一体的に設けたことを特徴とする自動二輪
    車の排気系2次空気供給装置。
  2. 【請求項2】自動二輪車の排気系にリードバルブを介装
    した2次空気供給管を介して2次空気を供給する装置に
    おいて、エンジンの近傍かつシートの下方に設けられた
    収納ボックスに前記リードバルブを一体的に設けたこと
    を特徴とする自動二輪車の排気系2次空気供給装置。
  3. 【請求項3】自動二輪車の排気系にエアクリーナに連接
    した2次空気供給管を介して2次空気を供給する装置に
    おいて、エンジンの近傍かつシートの下方に設けられた
    収納ボックスに前記エアクリーナを一体的に設けるとと
    もに、該エアクリーナの空気取入口を前記収納ボックス
    内に連通させたことを特徴とする自動二輪車の排気系2
    次空気供給装置。
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BR112019001337B1 (pt) * 2016-08-10 2023-04-18 Honda Motor Co., Ltd Estrutura de escape para veículo para montar

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