JP2598470Y2 - 車両のサンルーフ装置 - Google Patents

車両のサンルーフ装置

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JP2598470Y2
JP2598470Y2 JP1991002742U JP274291U JP2598470Y2 JP 2598470 Y2 JP2598470 Y2 JP 2598470Y2 JP 1991002742 U JP1991002742 U JP 1991002742U JP 274291 U JP274291 U JP 274291U JP 2598470 Y2 JP2598470 Y2 JP 2598470Y2
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淳 高橋
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株式会社 大井製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両にルーフ開口が開
設されており、該ルーフ開口を開閉可能な開閉体を設け
て成る車両のサンルーフ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両のサンルーフ装置としては、
例えば、特開昭58−218423号公報に開示された
ものがある。すなわち、同公報には、図4に示すよう
に、図示省略したルーフ開口の周縁部に、開閉体用の案
内レール1が設けられ、案内レール1に駆動ケーブル用
のガイド溝2が形成され、ガイド溝2に沿って樋用の溝
3が形成されている。樋用の溝3の両溝壁の各上端部
4,5には、車体の振動等で溝幅方向へ移動した溜り水
が樋用の溝3から、例えば車室内側に飛び出さないよ
う、はねよけ用の凸部6,7が形成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車両のサンルーフ装置では、樋用の溝3の溝
幅方向に溜り水がまとまって移動し、まとまった溜り水
が両溝壁に勢いよく当たるため、異音が生じ、場合によ
っては、はねよけ用の凸部6,7を越えて、車室内側に
飛び出すおそれがあるという問題点があった。本考案
は、このような従来の問題点に着目してなされたもの
で、異音が生じないで、溜り水が車室内側などに飛び出
さないようにし、居住性を向上することができる車両の
サンルーフ装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本考案の要旨とするところは、車両にルーフ開口が
開設されており、該ルーフ開口を開閉可能な開閉体を設
けて成る車両のサンルーフ装置において、前記ルーフ開
口の周縁部に開閉体用の案内レールを設け、該案内レー
ルに排水口に向かう樋用の溝を形成するとともに、該樋
用の溝の溝底部に溜り水の溝幅方向へは移動抵抗とな
り、該排水口への水の流れ方向には順方向となる凹凸断
面状をした消波部を形成し、前記消波部は、溜り水を前
記凹凸断面状の各凸断面の部位で分断し、かつ、分断さ
れた溜り水を前記凹凸断面状の各凹断面の部位内に集め
て排水口の方向へ積極的に流すように配されていること
を特徴とする車両のサンルーフ装置に存する。
【0005】
【作用】開閉体用の案内レールの樋用の溝に溜った水
は、凹凸断面状の消波部の凸断面の部位で分断される。
分断された溜り水は、樋用の溝の凹断面の部位内でまと
まり、排水口に向かって積極的に流れるようになる。ま
た、樋用の溝に溜った水は、車体の振動等で樋用の溝の
溝幅方向に移動した際に、凹凸断面状の消波部によって
勢いが弱まって、樋用の溝の溝壁に当たるため、当たっ
た際に異音が生じることがなく、溜り水が樋用の溝から
車室内側などに飛び出すことがない。この凹凸は水の流
れ方向へは抵抗とならないので、水は円滑に排水口に至
って排水される。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明
する。各図は本考案の一実施例を示している。図1およ
び図2に示すように、車両にルーフ開口10が開設され
ている。サンルーフ装置20aは開閉体20を前後移動
させてルーフ開口10を開閉するものである。
【0007】ルーフ開口10の周縁部12には開閉体2
0用の案内レール30が沿設されている。案内レール3
0は後方へ開いたコ字状に形成され、案内レール30の
前辺部近傍には駆動モータ40が配設されている。駆動
モータ40に隣接して減速機構45が設けられている。
減速機構45は駆動モータ40の回転速度を減速して出
力ギア46に伝達するものである。
【0008】図1および図3に示すように、案内レール
30はほぼ一定断面に形成され、案内レール30の車室
内側の縁部には対向する壁部32,33が形成されてい
る。両壁部32,33には各ガイド溝34,35が形成
されている。ガイド溝34,35には、ギヤードケーブ
ル47がそれぞれ挿通するものであり、各ギヤードケー
ブル47は出力ギア46に噛合するとともに、開閉体2
0に連結されている。案内レール30の車室外側の縁部
には壁部33と並行に壁部36が立設され、壁部33が
桶用の溝37の壁部を兼ている。
【0009】樋用の溝37の溝底部38には、溜り水の
溝幅方向への移動抵抗となるよう鋸刃状断面の消波部3
9が形成されている。桶用の溝37の壁部33の上端に
は溝内に突出するはねよけ用の凸部33aが形成され、
他方の壁部36の上端には同じく溝内に突出するはねよ
け用の凸部36aが形成されている。
【0010】案内レール30の前辺両端部には排水口と
して水抜き用のパイプ50が固設され、水抜き用のパイ
プ50の入り口が樋用の溝37に連続しており、水抜き
用のパイプ50の出口部が排出用のホース部材51に連
結されている。消波部39の凹凸はパイプ50への水の
流れ方向には順方向となっている。
【0011】次に作用を説明する。案内レール30の樋
用の溝37に入った水は、樋用の溝37を通って、水抜
き用のパイプ50〜ホース部材51を介して車外に次々
に排出される。一方、排出前の水は、溝底部38の消波
部39の凹断面の部位にそれぞれ溜って、一つにまとま
らないで分断されている。分断された溜り水は、車体の
振動等で樋用の溝37の溝幅方向に移動するようになる
が、移動した際に、消波部39の抵抗によって移動する
勢いが弱まって、溝壁33,36に当たり、異音が生じ
ることがなく、溜り水が樋用の溝37から車室内側など
に飛び出すことがない。また、樋用の溝37の溝壁3
3,36に沿ってはね上がる水は、溝内にそれぞれ突出
したはねよけ用の凸部33a,36aに当たって、樋用
の溝内に追い返され、溝壁を乗り越えることがない。
【0012】
【考案の効果】本考案にかかる車両のサンルーフ装置に
よれば、開閉体用の案内レールに樋用の溝を形成し、樋
用の溝の溝底部に凹凸断面状の消波部を形成したので、
樋用の溝に溜った水が消波部で分断されるとともに、車
体の振動などにより溜った水が移動するとき消波部が移
動抵抗となり、移動する勢いが弱まって樋用の溝の溝壁
に当たるため、異音が生じないで、溜った水が樋用の溝
の溝壁を乗り越えて車室内側などに飛び出すようなこと
もなく、居住性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す案内レールの要部斜視
図である。
【図2】本考案の一実施例を示す車両のサンルーフ装置
の全体平面図である。
【図3】本考案の一実施例を示す案内レールの横断面図
である。
【図4】従来例を示す案内レールの横断面図である。
【符号の説明】
10…ルーフ開口 20…開閉体 30…案内レール 37…樋用の溝 38…溝底部 39…消波部 40…駆動モータ 50…水抜きパイプ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両にルーフ開口が開設されており、該ル
    ーフ開口を開閉可能な開閉体を設けて成る車両のサンル
    ーフ装置において、 前記ルーフ開口の周縁部に開閉体用の案内レールを設
    け、 該案内レールに排水口に向かう樋用の溝を形成するとと
    もに、該樋用の溝の溝底部に溜り水の溝幅方向へは移動
    抵抗となり、該排水口への水の流れ方向には順方向とな
    る凹凸断面状をした消波部を形成し、前記消波部は、溜り水を前記凹凸断面状の凸断面の部位
    で分断し、かつ、分断された溜り水を前記凹凸断面状の
    各凹断面の部位内に集めて排水口の方向へ積極的に流す
    ように配されている ことを特徴とする車両のサンルーフ
    装置。
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JPS6276360A (ja) * 1985-09-28 1987-04-08 Toshiba Corp フアクシミリ装置の初期設定情報登録方式

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