JP2003313901A - 建設機械 - Google Patents

建設機械

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JP2003313901A
JP2003313901A JP2002126653A JP2002126653A JP2003313901A JP 2003313901 A JP2003313901 A JP 2003313901A JP 2002126653 A JP2002126653 A JP 2002126653A JP 2002126653 A JP2002126653 A JP 2002126653A JP 2003313901 A JP2003313901 A JP 2003313901A
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exhaust pipe
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Shingo Kishimoto
新吾 岸本
Tsutomu Fukumoto
務 福本
Hideki Nagao
英樹 永尾
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N13/00Exhaust or silencing apparatus characterised by constructional features ; Exhaust or silencing apparatus, or parts thereof, having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01N1/00 - F01N5/00, F01N9/00, F01N11/00
    • F01N13/08Other arrangements or adaptations of exhaust conduits
    • F01N13/082Other arrangements or adaptations of exhaust conduits of tailpipe, e.g. with means for mixing air with exhaust for exhaust cooling, dilution or evacuation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N13/00Exhaust or silencing apparatus characterised by constructional features ; Exhaust or silencing apparatus, or parts thereof, having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01N1/00 - F01N5/00, F01N9/00, F01N11/00
    • F01N13/20Exhaust or silencing apparatus characterised by constructional features ; Exhaust or silencing apparatus, or parts thereof, having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01N1/00 - F01N5/00, F01N9/00, F01N11/00 having flared outlets, e.g. of fish-tail shape

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で排気消音器のテールパイプに雨
水が浸入するのを防止し、かつ雨水によってエンジン等
が汚れるのを防止する。 【解決手段】 排気管15には、その傾斜筒17の長円
形排気口17Aから浸入した雨水がテールパイプ14内
に浸入するのを防止する遮蔽板18を設ける構成として
いる。これにより、1枚の板体からなる遮蔽板18を排
気管15に取付けるという簡単な構成でテールパイプ1
4への雨水の浸入を防止することができる。また、排気
管18の長さ寸法を短くすることにより、排気管15の
内面に付着した煤、塵埃等によってこの内面を伝う雨水
が汚れるのを抑制することができるから、エンジン7の
周囲は、ドレン排出用のホース等を別途設けることなく
きれいに保つことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル、油圧クレーン等として好適に用いられる建設機械に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の建設機械は、
下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された
上部旋回体とからなり、該上部旋回体の前側には土砂の
掘削作業等を行う作業装置が俯仰動可能に設けられてい
る。
【0003】また、上部旋回体は、前側に作業装置が取
付けられた旋回フレームと、該旋回フレーム上に設けら
れた運転席と、前記旋回フレームの後端側に設けられた
カウンタウエイトと、該カウンタウエイトの前側に位置
して旋回フレーム上に搭載されたエンジンと、該エンジ
ンを覆うように設けられた外装カバーとによって大略構
成されている。
【0004】また、油圧ショベルは、エンジンの排気側
に設けられた消音器本体、該消音器本体の流出側に設け
られ、外装カバー内を上側に延びたテールパイプからな
る排気消音器と、下側が該排気消音器のテールパイプの
外周に遊嵌され、上側が前記外装カバーの上方に突出し
て設けられた排気管とを備え、該排気管は、その排気口
が屈曲して横向きに開口している。これにより、エンジ
ンから排出された排気ガスは、排気消音器の消音器本体
で消音した後、テールパイプを介して排気管から外部に
排出することができる。
【0005】そして、このような排気消音器、排気管を
備えた従来技術による建設機械は、例えば実公平7−4
0651号公報、実開平6−67819号公報等によっ
て知られている。
【0006】ここで、実公平7−40651号公報によ
る従来技術は、テールパイプの先端部に排気管の基端部
を当接することにより、テールパイプと排気管とを接続
する構成としている。
【0007】また、実開平6−67819号公報による
従来技術は、テールパイプの先端部を囲むように排気管
の基端部を隙間をもって配置し、該排気管は上側に長く
延びる形状としている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した実
公平7−40651号公報によるものでは、排気管の基
端部をテールパイプの先端部に当接させているから、排
気管に流入した雨水は該排気管からテールパイプに流入
してしまう。このため、流入した雨水を排出するための
ドレン抜き機構が別途必要になるから、部品点数が増大
し、構成が複雑になるという問題がある。
【0009】また、実開平6−67819号公報による
ものでは、排気管を長尺に形成し、該排気管に流入した
雨水を当該排気管の内面を伝わせて流下させることによ
り、雨水がテールパイプに流入するのを防止している。
しかし、排気管を長尺に形成すると、排気管の内周面の
面積も広くなるから、この内周面に付着した煤、塵埃等
により内面を伝う雨水がひどく汚れてしまい、この汚れ
た雨水によってエンジンおよびその周囲が汚れてしま
う。このため、排気管には、汚れた雨水を外部に排出す
るためのホース等が別途必要になり、部品点数が増大
し、構成が複雑になるという問題がある。
【0010】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、簡単な構成で排気消音
器のテールパイプに雨水が浸入するのを防止でき、かつ
雨水によってエンジン等が汚れるのを防止できるように
した建設機械を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による建設機械
は、作業装置が設けられた車体と、該車体に搭載された
エンジンと、該エンジンの排気側に設けられ消音器本体
の流出側に上側に延びるテールパイプを有する排気消音
器と、下側が該排気消音器のテールパイプの外周に遊嵌
され上側が前記車体の上方に突出し排気口が屈曲して横
向きに開口した排気管とを備えている。
【0012】そして、上述した課題を解決するために、
請求項1の発明が採用する構成の特徴は、排気管には、
排気口から浸入しテールパイプの開口に向かう雨水を遮
る遮蔽板を設ける構成としたことにある。
【0013】このように構成したことにより、排気管内
に浸入した雨水のうち、テールパイプの開口に向かう雨
水は遮蔽板によって遮ることができるから、テールパイ
プに雨水が浸入するのを防止できる。一方、排気管内に
浸入した他の雨水は排気管の内面に付着し、この内面を
伝ってテールパイプとの隙間から流れ落ちる。このとき
に、排気管は、遮蔽板によりテールパイプへの雨水の浸
入を防止することで短く形成することができるから、内
面を伝う雨水が煤等によって汚れるのを抑制することが
でき、エンジン等をきれいに保つことができる。
【0014】請求項2の発明によると、排気管は、テー
ルパイプの先端側を囲む位置から上側に延びた縦筒と、
該縦筒の上部から傾斜して延び先端が斜交して長円形に
開口する長円形排気口となった傾斜筒とによって形成
し、遮蔽板は前記傾斜筒の長円形排気口の頂点とテール
パイプの最奥開口部とを結ぶ直線を遮るように形成され
た板体としたことにある。
【0015】このように構成したことにより、遮蔽板
は、傾斜筒の長円形排気口の下端側から浸入する雨水は
もとより、長円形排気口の頂点からテールパイプの最奥
開口部に向かう雨水も遮ることができる。しかも、遮蔽
板は、傾斜筒の長円形排気口からテールパイプの開口に
向かう雨水だけを遮る大きさに設定することができるか
ら、小さく形成することができる。
【0016】請求項3の発明によると、排気管は、テー
ルパイプの先端側を囲む位置から上側に延びた縦筒と、
該縦筒の上部から傾斜して延び先端が斜交して長円形に
開口する長円形排気口となった傾斜筒とによって形成
し、遮蔽板は前記傾斜筒の長円形排気口の下端側に位置
して前記縦筒と傾斜筒との間の屈曲部近傍に配置してい
る。
【0017】このように構成したことにより、傾斜筒の
長円形排気口の下端側で縦筒と傾斜筒との間の屈曲部
は、傾斜筒の長円形排気口とテールパイプの開口との間
を部分的に遮っているから、この屈曲部の近傍に遮蔽板
を配置することにより、該遮蔽板を小さく形成すること
ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
建設機械として油圧ショベルを例に挙げ、添付図面に従
って詳細に説明する。
【0019】1は本実施の形態に適用される油圧ショベ
ルで、該油圧ショベル1は、自走可能な下部走行体2
と、該下部走行体2上に旋回可能に設けられ、該下部走
行体2と共に車体を構成する上部旋回体3と、該上部旋
回体3の前部側に設けられた作業装置(図示せず)とに
よって構成されている。
【0020】ここで、上部旋回体3は、支持構造体をな
す旋回フレーム4と、該旋回フレーム4の前部左側に位
置してキャノピ5に覆われた運転席(図示せず)と、前
記旋回フレーム4の後端部に設けられた円弧状のカウン
タウェイト6と、後述のエンジン7、外装カバー11、
排気消音器12、排気管15、遮蔽板18等によって構
成されている。
【0021】7はカウンタウエイト6の前側に位置して
旋回フレーム4後部側に搭載されたエンジンで、該エン
ジン7は、図2、図3に示す如く、左,右方向に延在す
る横置き状態に配設されている。
【0022】8は旋回フレーム4の後側に設けられたサ
ポートで、該サポート8は、左,右方向に離間してエン
ジン7の前側と後側に立設された複数本の脚体9(後側
のみ図示)と、エンジン7の上方を左,右方向に延び、
該各脚体9の上部に取付けられた支持板10とによって
大略構成されている。ここで、支持板10は、図4に示
す如く、断面略コ字状の平板からなり、キャノピ5の後
部側を支持すると共に、後述の外装カバー11の一部を
構成している。また、支持板10には、後述の排気管1
5を取付けるための取付穴10Aが形成されている。
【0023】11はエンジン7等を覆うように旋回フレ
ーム4上に設けられた外装カバーで、該外装カバー11
は、右前側に位置して作動油タンク(図示せず)等を覆
った右カバー11Aと、左後側に位置して油圧ポンプ
(図示せず)等を覆った左カバー11Bと、エンジン7
の後側を覆った開,閉可能なエンジンカバー11Cとに
よって大略構成されている。
【0024】12はエンジン7の排気音を低減するため
該エンジン7の排気側に設けられた排気消音器で、該排
気消音器12は、エンジン7の排気マニホルドに接続さ
れたフロントエキゾーストパイプ(いずれも図示せず)
と、該フロントエキゾーストパイプに接続され、内部に
吸音材等を収容した消音器本体13と、該消音器本体1
3の流出側から延びて設けられた後述のテールパイプ1
4とにより大略構成されている。
【0025】14は排気消音器12を構成するテールパ
イプで、該テールパイプ14は、消音器本体13の流出
側に接続され、エンジン7からの排気ガスを後述の排気
管15を介して外部に排出するものである。そして、テ
ールパイプ14は、図3に示す如く、上部旋回体3を構
成する外装カバー11内でエンジン7の上方を横方向に
延び、その先端側が屈曲して上側に延びている。また、
テールパイプ14の先端部は、サポート8の支持板10
の取付穴10Aの下側で開口14Aとなっている。
【0026】15はテールパイプ14から流出する排気
ガスを外部に排出する排気管で、該排気管15は、下側
がテールパイプ14の開口14A側に遊嵌状態で設けら
れ、上側が上部旋回体3の上方に突出しつつ屈曲して横
向きに開口している。また、排気管15は、図4に示す
如く、サポート8の支持板10の取付穴10A内を上,
下方向に延びる縦筒16と、該縦筒16の上端部に設け
られ、後側に向けて傾斜して延びた傾斜筒17とによっ
て大略構成されている。
【0027】ここで、縦筒16は、その下端側がテール
パイプ14の開口14Aの周囲を環状隙間Sをもって取
囲むように位置し、上部側の外周には排気管15をサポ
ート8の支持板10にボルト止めするための取付フラン
ジ16Aが設けられている。一方、傾斜筒17は、雨水
の浸入を抑制するために先端が斜交して長円形に開口す
る長円形排気口17Aとなり、該長円形排気口17Aの
頂点17Bは下端部17Cよりも後方に張出すように形
成されている。
【0028】また、排気管15は、テールパイプ14の
先端側から上部旋回体3の上方に突出している。このと
きに、排気管15は、後述の遮蔽板18によってテール
パイプ14への雨水の浸入を防止することにより、長さ
寸法(上,下方向寸法)を短く形成することができる。
【0029】18は排気管15内に設けられた遮蔽板
で、該遮蔽板18は、排気管15を構成する傾斜筒17
の長円形排気口17Aから浸入してテールパイプ14の
開口14Aに向かう雨水を遮るものである。そして、遮
蔽板18は、長円形排気口17Aの下端部17C側で縦
筒16と傾斜筒17との屈曲部近傍に位置して該傾斜筒
17に溶接手段等を用いて固着されている。
【0030】また、遮蔽板18は、図4中に示すよう
に、傾斜筒17の長円形排気口17Aの上端側である頂
点17Bとテールパイプ14の開口14Aの前端(傾斜
筒17の屈曲方向と反対側)に位置する最奥開口部14
Bとを結ぶ直線A−Aを遮るだけの大きさ(高さ寸法)
をもって形成されている。これにより、遮蔽板18は、
排気管15内に浸入した雨水のうち、テールパイプ14
の開口14Aに向けて吹き付ける雨水を遮ってテールパ
イプ14に雨水が浸入するのを防止することができる。
さらに、遮蔽板18は、排気管15の屈曲部の形状を利
用することにより、図5に示す如く、小さな略半円形状
に形成することができ、排気抵抗を小さく抑えることが
できる。
【0031】本実施の形態による油圧ショベル1は、上
述の如き構成を有するもので、次に、その動作について
説明する。
【0032】まず、運転席に搭乗したオペレータは、エ
ンジン7を始動し、周囲に配設された走行用レバー、作
業用レバー等(図示せず)を操作することにより、下部
走行体2を走行させたり、作業装置を俯仰動させて土砂
の掘削作業等を行う。
【0033】また、エンジン7を始動すると、該エンジ
ン7から排出される排気ガスは、排気消音器12の消音
器本体13で排気音が低減された状態で、テールパイプ
14を流通し、排気管15から外部に排出される。
【0034】一方、雨天で作業を行う場合、洗車をする
場合には、雨水が排気管15内に浸入することがある。
しかし、本実施の形態では、排気管15内に浸入した雨
水のうち、テールパイプ14の開口14Aに向かう雨水
は、遮蔽板18によって遮ることができるから、テール
パイプ14に雨水が浸入するのを防止することができ
る。また、排気管15に浸入した他の雨水は、傾斜筒1
7、縦筒16の内面に付着するから、この内面を伝わせ
てテールパイプ14との環状隙間Sから流下させること
ができる。
【0035】しかも、排気管15は、遮蔽板18により
テールパイプ14への雨水の浸入を防止することで、長
さ寸法(上,下方向寸法)を短く形成でき、内面の面積
を小さくすることができるから、この内面に付着する
煤、塵埃等の量を少なくして内面を伝う雨水が汚れるの
を抑制することができ、エンジン7等をきれいに保つこ
とができる。
【0036】かくして、本実施の形態によれば、排気管
15には、その傾斜筒17の長円形排気口17Aから浸
入した雨水がテールパイプ14内に浸入するのを防止す
る遮蔽板18を設ける構成としているから、1枚の板体
からなる遮蔽板18を排気管15に取付けるという簡単
な構成でテールパイプ14への雨水の浸入を防止するこ
とができ、低コストに抑えることができる。また、排気
管18の長さ寸法を短くすることができるから、排気管
15の内面に付着した煤、塵埃等によってこの内面を伝
う雨水が汚れるのを抑制することができる。これによ
り、エンジン7の周囲は、ドレン排出用のホース等を別
途設けることなくきれいに保つことができる。
【0037】また、遮蔽板18は、傾斜筒17の長円形
排気口17Aの頂点17Bとテールパイプ14の開口1
4Aの最奥開口部14Bとを結ぶ直線A−Aを遮る位置
に配置しているから、遮蔽板18は、テールパイプ14
の開口14Aに向かう雨水だけを遮る大きさ、即ち小さ
な板体として形成することができるから、エンジン7か
らの排気を効率よく排出することができる。
【0038】さらに、遮蔽板18は、排気管15の屈曲
部の形状を利用して、小さな略半円形状に形成すること
ができ、排気抵抗を小さく抑えて排気効率を向上するこ
とができる。
【0039】なお、実施の形態では、建設機械として油
圧ショベル1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに
限らず、例えば油圧クレーン、ホイールローダ等の他の
建設機械にも適用することができる。
【0040】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、排気管には、排気口から浸入しテールパイプの開
口に向かう雨水を遮る遮蔽板を設けているので、排気管
内に浸入した雨水のうち、テールパイプの開口に向かう
雨水は遮蔽板によって遮ることができ、簡単な構成でテ
ールパイプに雨水が浸入するのを防止でき、コストを低
減することができる。一方、排気管内に浸入した他の雨
水は排気管の内面に付着させ、この内面を伝わせてテー
ルパイプとの隙間から流下させることができる。このと
きに、排気管は、遮蔽板によりテールパイプへの雨水の
浸入を防止することで短く形成することができるから、
内面を伝う雨水が煤等によって汚れるのを抑制すること
ができ、ドレン排出用のホース等を別途設けることな
く、エンジン等をきれいに保つことができる。
【0041】請求項2の発明によれば、排気管は、テー
ルパイプの先端側を囲む位置から上側に延びた縦筒と、
該縦筒の上部から傾斜して延び先端が斜交して長円形に
開口する長円形排気口となった傾斜筒とによって形成
し、遮蔽板は前記傾斜筒の長円形排気口の頂点とテール
パイプの最奥開口部とを結ぶ直線を遮るように形成され
た板体としている。従って、遮蔽板は、傾斜筒の長円形
排気口の下端側から浸入する雨水はもとより、長円形排
気口の頂点からテールパイプの最奥開口部に向かう雨水
も遮ることができ、雨水の浸入を確実に防止することが
できる。しかも、遮蔽板は、傾斜筒の長円形排気口から
テールパイプの開口に向かう雨水だけを遮る大きさに設
定することができるから、小さく形成することができ、
エンジンからの排気を効率よく排出することができる。
【0042】請求項3の発明によれば、排気管は、テー
ルパイプの先端側を囲む位置から上側に延びた縦筒と、
該縦筒の上部から傾斜して延び先端が斜交して長円形に
開口する長円形排気口となった傾斜筒とによって形成
し、遮蔽板は前記傾斜筒の長円形排気口の下端側に位置
して前記縦筒と傾斜筒との間の屈曲部近傍に配置してい
る。従って、傾斜筒の長円形排気口の下端側で縦筒と傾
斜筒との間の屈曲部は、傾斜筒の長円形排気口とテール
パイプの開口との間を部分的に遮っているから、この屈
曲部の近傍に遮蔽板を配置することにより、該遮蔽板を
小さく形成することができ、この点においても、排気効
率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に適用される油圧ショベル
を示す正面図である。
【図2】図1中の油圧ショベルを示す平面図である。
【図3】外装カバーのエンジンカバーを取外した状態で
油圧ショベルを後側から示す背面図である
【図4】テールパイプ、排気管、遮蔽板等を図3中の矢
示IV−IV方向からみた拡大断面図である。
【図5】テールパイプ、排気管、遮蔽板等を図4中の矢
示V−V方向からみた拡大断面図である。
【符号の説明】
1 油圧ショベル(建設機械) 2 下部走行体(車体) 3 上部旋回体(車体) 7 エンジン 12 排気消音器 13 消音器本体 14 テールパイプ 14A 開口 14B 最奥開口部 15 排気管 16 縦筒 17 傾斜筒 17A 長円形排気口 17B 頂点 17C 下端部 18 遮蔽板 S 環状隙間
フロントページの続き (72)発明者 永尾 英樹 滋賀県甲賀郡水口町笹ヶ丘1−2 株式会 社日立建機ティエラ滋賀工場内 Fターム(参考) 2D015 CA02 3G004 AA03 BA00 CA13 DA04 DA06 DA14 DA23 EA00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業装置が設けられた車体と、該車体に
    搭載されたエンジンと、該エンジンの排気側に設けられ
    消音器本体の流出側に上側に延びるテールパイプを有す
    る排気消音器と、下側が該排気消音器のテールパイプの
    外周に遊嵌され上側が前記車体の上方に突出し排気口が
    屈曲して横向きに開口した排気管とを備えてなる建設機
    械において、 前記排気管には、排気口から浸入し前記テールパイプの
    開口に向かう雨水を遮る遮蔽板を設ける構成としたこと
    を特徴とする建設機械。
  2. 【請求項2】 前記排気管は、前記テールパイプの先端
    側を囲む位置から上側に延びた縦筒と、該縦筒の上部か
    ら傾斜して延び先端が斜交して長円形に開口する長円形
    排気口となった傾斜筒とによって形成し、前記遮蔽板は
    前記傾斜筒の長円形排気口の頂点と前記テールパイプの
    最奥開口部とを結ぶ直線を遮るように形成された板体で
    ある請求項1に記載の建設機械。
  3. 【請求項3】 前記排気管は、前記テールパイプの先
    端側を囲む位置から上側に延びた縦筒と、該縦筒の上部
    から傾斜して延び先端が斜交して長円形に開口する長円
    形排気口となった傾斜筒とによって形成し、前記遮蔽板
    は前記傾斜筒の長円形排気口の下端側に位置して前記縦
    筒と傾斜筒との間の屈曲部近傍に配置してなる請求項1
    に記載の建設機械。
JP2002126653A 2002-04-26 2002-04-26 建設機械 Pending JP2003313901A (ja)

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