JP2002242228A - 建設機械 - Google Patents

建設機械

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JP2002242228A
JP2002242228A JP2001035841A JP2001035841A JP2002242228A JP 2002242228 A JP2002242228 A JP 2002242228A JP 2001035841 A JP2001035841 A JP 2001035841A JP 2001035841 A JP2001035841 A JP 2001035841A JP 2002242228 A JP2002242228 A JP 2002242228A
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rainwater
seat
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water collecting
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JP2001035841A
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Masayuki Yugami
誠之 湯上
Katsuyoshi Nasu
且良 那須
Kentaro Kameyama
建太郎 亀山
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ルーフから流れ落ちる雨水が運転席に着座し
たオペレータにかかるのを防止して、作業環境を良好に
する。 【解決手段】 キャノピ22のルーフ27には、雨水を
集める集水溝30と、この集水溝30から流出穴31を
介して流出する雨水を支柱25に沿って流下させる支柱
内通路33を設ける構成としている。従って、集水溝3
0によって集められた雨水は、流出穴31から支柱内通
路33内に流入し、この支柱内通路33を通って上部旋
回体2の外部に排出されるから、ルーフ27から流れ落
ちる雨水が運転席21に着座したオペレータの頭部、背
中等に雨水がかかるのを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル等の建設機械に関し、特に、運転席に着座したオペレ
ータの頭上を覆うキャノピを備えた建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の建設機械は、
運転席が設けられた自走可能な車体と、該車体に設けら
れ運転席に着座したオペレータによって操作される作業
装置と、前記車体に支持され、前記運転席に着座したオ
ペレータの頭上を覆うキャノピとを備えている。この種
の建設機械は、例えば特開2000−64354号公報
(以下、従来技術という)等によって知られている。
【0003】ここで、従来技術の建設機械に用いられる
キャノピは、運転席の後側に位置して車体から縦方向に
延び、上部側が横方向に延びた左,右の支柱と、運転席
の上方に位置して該各支柱の上部側に取付けられたルー
フとによって大略構成されている。
【0004】また、ルーフの上面側には、前端側から
左,右の側端側に沿ってコ字状に延びる雨水誘導溝が設
けられている。これにより、ルーフ上に降り注ぐ雨水
は、雨水誘導溝によって集められつつ、傾斜に沿って後
側に流れ、ルーフの後部側から排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による建設機械では、キャノピのルーフに前端側
から左,右の側端側に沿ってコ字状に延びる雨水誘導溝
を設け、該雨水誘導溝によって雨水をルーフの後部側か
ら排出するようにしている。
【0006】しかし、作業現場によっては、そのときの
作業姿勢、例えば前下り状態で作業を行なうような場合
には、ルーフの後部側から流れ落ちる雨水が運転席に着
座したオペレータの頭部、背中等にかかってしまい、作
業環境が悪化するという問題がある。
【0007】また、平坦な場所で作業を行なっている場
合でも、ルーフの端部形状、風向き等によっては、雨水
がルーフの端部から真直ぐに流れ落ちず、ルーフの端部
を伝って下面側に回り込むように流れ落ちるから、この
場合にもオペレータの頭部、背中等に雨水がかかり、作
業環境が悪化してしまうという問題がある。
【0008】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、ルーフから流れ落ちる
雨水が運転席に着座したオペレータにかかるのを防止し
て、作業環境を良好にすることができるようにした建設
機械を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による建設機械
は、運転席が設けられた自走可能な車体と、該車体に設
けられ運転席に着座したオペレータによって操作される
作業装置と、前記車体に支持され、前記運転席に着座し
たオペレータの頭上を覆うキャノピとを備えている。
【0010】そして、上述した課題を解決するために、
請求項1の発明が採用する構成の特徴は、キャノピは、
運転席の近傍に位置して車体から縦方向に延びた支柱
と、運転席の上方に位置して該支柱の上部側に取付けら
れたルーフと、該ルーフに設けられルーフ上に降り注ぐ
雨水を集める集水部と、該集水部によって集められた雨
水を前記支柱に沿って流下させる雨水流下路とによって
構成したことにある。
【0011】このように構成したことにより、ルーフ上
に雨水が降り注ぐと、この雨水は、集水部によって集め
られつつ、雨水流下路により支柱に沿って流下するか
ら、雨水は、運転席に着座したオペレータにかかること
なく、車体の外部に排出することができる。
【0012】請求項2の発明によると、支柱は中空のパ
イプ材を用いて形成し、雨水流下路は前記支柱の内部空
間を利用して構成したことにある。
【0013】このように構成したことにより、集水部の
雨水は、パイプ材からなる支柱内の空間を通って流下す
るから、雨水が運転席に着座したオペレータにかかるの
を防止することができる。
【0014】請求項3の発明によると、雨水流下路はル
ーフから支柱に沿って下向きに延びた管体によって構成
したことにある。
【0015】このように構成したことにより、集水部の
雨水は、支柱に沿って延びる管体の内部を通って流下す
るから、雨水が運転席に着座したオペレータにかかるの
を防止することができる。
【0016】請求項4の発明によると、支柱の背面側に
は運転席の後側を覆う板体を設け、雨水流下路はルーフ
の後側から下向きに延び雨水を該板体に向けて流下させ
る延設部によって構成したことにある。
【0017】このように構成したことにより、集水部の
雨水は、ルーフの後側から下向きに延びる延設部に沿っ
て板体に向け流れ、該板体の背面に沿って流下するか
ら、雨水が運転席に着座したオペレータにかかるのを防
止することができる。
【0018】請求項5の発明によると、ルーフには集水
部から雨水流下路に雨水を流し出す流出口を設けたこと
にある。
【0019】このように構成したことにより、流出口
は、集水部によって集められた雨水を雨水流下路に向け
流し出すことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
建設機械として油圧ショベルを例に挙げ、添付図面に従
って詳細に説明する。
【0021】まず、図1ないし図7は本発明の第1の実
施の形態を示している。1は油圧ショベルの下部走行
体、2は該下部走行体1上に旋回可能に搭載され、該下
部走行体1と一緒に車体をなす上部旋回体で、該上部旋
回体2の前部中央には土砂の掘削作業等を行なうための
作業装置3が俯仰動可能に取付けられている。
【0022】また、上部旋回体2は、図1ないし図4に
示すように、後述する旋回フレーム4、カウンタウエイ
ト5、エンジン6、外装カバー12、運転席21、キャ
ノピ22等によって大略構成されている。
【0023】4は上部旋回体2の旋回フレームで、該旋
回フレーム4の前側には、作業装置3を左,右方向に揺
動可能に支持する支持ブラケット4Aが設けられてい
る。また、旋回フレーム4には、前側に位置して後述の
レバースタンド11を所定の高さ位置に支持するスタン
ド支持台4Bが設けられ、後側寄りに位置して後述のエ
ンジン前カバー17を所定の高さ位置に支持するカバー
支持台4Cが設けられている。
【0024】5は旋回フレーム4の後端部に取付けられ
たカウンタウエイトで、該カウンタウエイト5は、作業
装置3との重量バランスをとるもので、旋回半径に応じ
た円弧状をなしている。
【0025】6はカウンタウエイト5の前側近傍に位置
して旋回フレーム4上に左,右方向に延在する横置き状
態に搭載されたエンジンで、該エンジン6の左側には、
図5に示すように油圧ポンプ7が取付けられ、右側には
ラジエータ8、オイルクーラ9等が配設されている。
【0026】10はエンジン6の前側に位置して旋回フ
レーム4の右側に搭載された作動油タンクで、該作動油
タンク10の前側には燃料タンク(図示せず)が隣接して
配設されている。
【0027】11は旋回フレーム4のスタンド支持台4
B上に設けられたレバースタンドで、該レバースタンド
11には、走行用操作レバー11A、作業用操作レバー
11B等が設けられている。
【0028】12は上部旋回体2を覆うように設けられ
た外装カバーで、該外装カバー12は、右側に位置して
作動油タンク10、燃料タンク等を覆った右カバー13
と、左側の後側寄りを覆った左カバー14と、エンジン
6の前側から上側を覆った後述のエンジン前カバー17
と、カウンタウエイト5の上側に位置してエンジン6の
後側を開閉可能に覆ったボンネット15と、旋回フレー
ム4の周囲を覆ったスカートカバー16とによって大略
構成されている。
【0029】17は旋回フレーム4のカバー支持台4C
上に取付けられたエンジン前カバーで、該エンジン前カ
バー17は、外装カバー12の一部としてエンジン6の
前側から上側を覆うと共に、後述のキャノピ22を支持
する支持フレームを構成している。そして、エンジン前
カバー17は、図4に示す如く、エンジン6の前側を覆
う前面板17Aと、該前面板17Aの上部から後方に延
びた座面板17Bと、該座面板17Bの後部から上方に
延びた背面板17Cと、該背面板17Cの上部から後方
に延びた上面板17Dと、左側を覆う左側面板17E等
とによって大略構成されている。また、上面板17Dに
は、後述する取付ベース23を取付けるボルト24が螺
着される4個のねじ穴(図示せず)と、後述の支柱内通
路33を流れ落ちる雨水が通る流通穴17F(図5中に
図示)とが形成されている。
【0030】また、18はエンジン前カバー17の上面
板17D下側に固着された樋部材で、該樋部材18は、
図6に示すように、断面U字状をなし、上面板17Dの
流通穴17Fに対応して配置されている。そして、樋部
材18は、後述のキャノピ22から流れ落ちる雨水を一
時的に溜めるものである。
【0031】19はエンジン前カバー17の後部左側に
設けられた左脚体で、該左脚体19は下端側が旋回フレ
ーム4に取付けられ、上部側が右側に屈曲してエンジン
前カバー17の上面板17Dを下側から支持している。
また、20はエンジン前カバー17の後部右側に設けら
れた右脚体で、該右脚体20は前記左脚体19と同様
に、エンジン前カバー17を下側から支持している。
【0032】21はエンジン前カバー17の座面板17
B上に設けられた運転席で、該運転席21は、オペレー
タが着座するもので、その上方はキャノピ22によって
覆われている。
【0033】22は上部旋回体2の後部側に片持ち状態
で支持されたキャノピで、該キャノピ22は、後述の取
付ベース23、支柱25、ルーフ27、集水溝30、流
出穴31、支柱内通路33等によって大略構成されてい
る。そして、キャノピ22は、ルーフ27等によって運
転席21に着座したオペレータの頭上を覆うものであ
る。
【0034】23はエンジン前カバー17の上面板17
D上に取付けられた取付ベースで、該取付ベース23
は、左,右方向に延びる台形状の基板23Aと、該基板
23Aの中央寄りで左,右方向の近傍に位置し、斜め後
方に向けて突出した2個の取付筒部23B,23Bとに
よって大略構成され、前記基板23Aの四隅にはボルト
挿通穴23C(1個のみ図示)が形成されている。そし
て、取付ベース23は、左,右の取付筒部23B内に支
柱25の縦柱部25Aが挿嵌され、この状態でボルト挿
通穴23Cに挿通されるボルト24をエンジン前カバー
17に設けられたねじ穴に螺着することにより、上面板
17D上に取付けられている。
【0035】25,25は運転席21の後側に位置して
エンジン前カバー17上に立設された左,右で2本の支
柱で、該各支柱25は、配管用炭素鋼管等のパイプ材を
折曲げて形成されている。そして、左,右の支柱25,
25は、図5、図6に示す如く、互いに接近した状態で
エンジン前カバー17から縦方向(上,下方向)に延び
た縦柱部25A,25Aと、該縦柱部25A,25Aの
上部から左,右方向に離間しつつ、前側に向けて横方向
に延びた横柱部25B,25Bとによって大略構成され
ている。
【0036】また、縦柱部25Aは、下側が前側に向け
て斜めに形成され、その先端部が取付ベース23の取付
筒部23B内に挿嵌され、溶接手段等を用いて一体的に
溶着されている。また、横柱部25Bの前側には、後述
のルーフ27が取付けられるルーフ取付板25Cが一体
的に固着され、横柱部25Bの後側寄りには、後述の接
続管32が上側に向けて突出するように固着されてい
る。
【0037】ここで、支柱25,25の縦柱部25A,
25Aは、互いに接近して配設されることにより、2本
が一体となって動く面構造を構成することができるか
ら、水平方向のねじれに対して強い構造となっている。
【0038】26は左,右の支柱25,25の縦柱部2
5A,25A上側寄りに設けられた板体としての連結板
で、該連結板26は、図6に示すように、上,下方向に
延びる長板からなり、その上部にはルーフ27の後部側
を取付けるためのねじ穴26Aが形成されている。そし
て、連結板26は、その左,右方向の両端縁を縦柱部2
5A,25Aの後背側外周面に溶接することにより、該
縦柱部25A,25Aの上部側を一体的に連結してい
る。これにより、連結板26は、各縦柱部25A間の面
構造をより一層強いものにすることができ、また、ルー
フ27の後側から流れ落ちる一部の雨水を支柱25側に
案内することができ、雨水がオペレータの頭部、背中等
にかかるのを防止することができる。
【0039】27は左,右の支柱25,25上に取付け
られ、運転席21に着座したオペレータの頭上を覆うよ
うに前方に延びたルーフで、該ルーフ27は、樹脂材料
を用いた回転成形、ブロー成形等により中空構造体とし
て形成されている。また、ルーフ27は、後部側が円弧
状をなした略D字状に形成され、その後端部には下側に
向けて延びる略三角形状の延設部27Aが一体的に形成
されている。
【0040】そして、ルーフ27は、左,右の支柱2
5,25の横柱部25B,25B上に載置され、前側が
ルーフ取付板25Cにボルト28を介して取付けられて
いる。また、ルーフ27の後部側は、延設部27Aの先
端に形成されたボルト挿通穴27Bにボルト29を挿通
し、このボルト29を連結板26のねじ穴26Aに螺着
することにより、該連結板26を介して支柱25に取付
けられている。
【0041】次に、雨天時に作業を行う場合において、
ルーフ27に降り注ぐ雨水を排出するための構成につい
て説明する。
【0042】30はルーフ27の上面側に設けられた集
水部としての集水溝で、該集水溝30は、ルーフ27の
前端側で左,右方向に延びた前溝部30Aと、左,右の
側端側で前,後方向に延びた側溝部30B,30Bと、
後端側で円弧状に延びた後溝部30Cとによって連続す
る環状溝として形成されている。そして、集水溝30
は、前溝部30Aから後溝部30Cに向けて緩やかに傾
斜するように形成されており、ルーフ27上に降り注ぐ
雨水を集めつつ、後述の流出穴31に向け後側に流通す
るものである。
【0043】31,31はルーフ27の後部側に位置し
て設けられた流出口としての2個の流出穴で、該各流出
穴31は、図7に示す如く、集水溝30下流側の後溝部
30Cに位置しルーフ27を上,下方向に貫通して設け
られている。また、各流出穴31は、支柱25の横柱部
25B後部側に設けられた後述の接続管32に連通可能
な位置に配置されている。そして、流出穴31は、ルー
フ27に降り注いで集水溝30に集められた雨水を前記
接続管32を介して支柱内通路33側に流し出すもので
ある。
【0044】32,32は左,右の支柱25,25の横
柱部25B,25B後部側に設けられた2本の接続管
で、該各接続管32は、小径なパイプ材からなり、横柱
部25Bの後部側の屈曲部分に上側に延びるように溶接
等の固着手段によって固着されている。これにより、接
続管32は、流出穴31から流れ出す雨水を周囲にこぼ
すことなく、支柱内通路33に供給することができる。
【0045】33,33は支柱25,25の内部空間を
利用して形成された雨水流下路をなす支柱内通路で、該
各支柱内通路33は、流出穴31、接続管32から流入
する雨水をエンジン前カバー17に設けられた樋部材1
8内に向け流下させるものである。
【0046】また、34は樋部材18に取付けられた排
出ホースで、該排出ホース34は、樋部材18内の雨水
を上部旋回体2の外部に排出するもので、下端部が旋回
フレーム4の下側まで延びている。
【0047】本実施の形態による油圧ショベルは上述の
如き構成を有するもので、次に、その作動について説明
する。
【0048】まず、運転席21に着座したオペレータ
は、レバースタンド11に設けられた走行用操作レバー
11A、作業用操作レバー11B等を適宜操作すること
により、下部走行体1を走行させて移動したり、作業装
置3を俯仰動させて土砂の掘削作業等を行なう。
【0049】また、雨天時の作業では、ルーフ27に降
り注ぐ雨水は、集水溝30によって集められつつ後側に
流れ、流出穴31から接続管32を介して支柱内通路3
3に流れ出る。そして、支柱内通路33に流入した雨水
は、該支柱内通路33内を流下して樋部材18内に流入
し、排出ホース34から上部旋回体2の外部に排出され
る。このように、ルーフ27に降り注ぐ雨水の殆どは、
該ルーフ27の周囲から排出されることはないから、雨
水が運転席21に着座したオペレータにかかるのを防止
することができる。
【0050】かくして、本実施の形態によれば、ルーフ
27の集水溝30によって集められた雨水を流出穴3
1、接続管32を介して支柱内通路33に流し出し、該
支柱内通路33内を流下させることにより、上部旋回体
2の外部に排出する構成としている。これにより、ルー
フ27に降り注ぐ雨水は、支柱25の内部空間を利用し
た支柱内通路33を通して外部に排出することができ
る。この結果、例えば前下り状態で作業を行なう場合や
後側から風が吹いている場合でも、運転席21の周囲に
雨水が流れ込んだり、運転席21に着座したオペレータ
の頭部、背中等にルーフ27から流れ落ちる雨水がかか
るのを防止することができ、雨天時の作業環境を良好に
することができる。
【0051】また、ルーフ27に設けられた流出穴31
は、接続管32によって支柱25内の支柱内通路33に
接続されているから、集水溝30によって集められた雨
水を周囲にこぼすことなく支柱内通路33に流すことが
できる。
【0052】また、キャノピ22を構成する支柱25の
内部空間を利用して支柱内通路33を設けているから、
別途配管等を設ける必要がない。これにより、部品の増
大を抑えることができ、コストの低減を図ることができ
る。
【0053】さらに、エンジン前カバー17に樋部材1
8を設け、該樋部材18には排出ホース34を接続して
雨水を外部に排出する構成としているから、雨水がエン
ジン6の周囲に飛散するのを防止することができ、エン
ジン室内を清浄に保つことができる。
【0054】一方、左,右の支柱25,25の縦柱部2
5A,25Aの後背側外周面に連結板26を溶接してい
るから、該各縦柱部25Aの上部側を一体的に連結し、
各縦柱部25A間の面構造をより一層強いものにするこ
とができ、ねじれ等に対する強度を高めることができ
る。
【0055】しかも、連結板26は、ルーフ27の後側
から流れ落ちる一部の雨水を支柱25側に案内すること
ができるから、ルーフ27の延設部27Aを流れ落ちる
雨水がオペレータの頭部、背中等にかかるのを防止する
ことができ、より一層作業環境を良好にすることができ
る。
【0056】次に、図8ないし図10は本発明の第2の
実施の形態を示すに、本実施の形態の特徴は、ルーフに
設けられた流出口を支柱の内部に設けられた雨水流下路
に直接的に連通させる構成としたことにある。なお、本
実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構
成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものと
する。
【0057】41は第1の実施の形態によるキャノピ2
2に代えて用いられた本実施の形態によるキャノピで、
該キャノピ41は、後述の取付ベース42、支柱43、
ルーフ44、集水溝46、流出穴47、支柱内通路48
等によって大略構成されている。
【0058】42はエンジン前カバー17の上面板17
D上に取付けられた取付ベースで、該取付ベース42
は、図9に示す如く、左,右方向に延びて設けられ、そ
の両端側には後述の支柱43,43が取付けられてい
る。そして、取付ベース42は、ボルト(図示せず)を
用いてエンジン前カバー17の上面板17D上に取付け
られている。
【0059】43,43は運転席21の後側に位置して
エンジン前カバー17上に立設された左,右で2本の支
柱で、該各支柱43は、配管用炭素鋼管等のパイプ材を
折曲げて形成されている。そして、左,右の支柱43,
43は、左,右方向に離間した位置でエンジン前カバー
17から縦方向(上,下方向)に延びた縦柱部43A,
43Aと、該縦柱部43A,43Aの上部から前側に向
けて横方向に延びた横柱部43B,43Bとによって大
略構成されている。また、各縦柱部43Aは、下側が
左,右方向の内向きに屈曲し、その先端部が取付ベース
42に一体的に固着されている。また、横柱部43Bの
上側には、後述のルーフ44が取付けられ、横柱部43
Bの後部には、後述の流出穴47と支柱内通路48とを
連通する連通穴43Cが形成されている。
【0060】44は左,右の支柱43,43上に取付け
られ、運転席21に着座したオペレータの頭上を覆うよ
うに前方に延びたルーフで、該ルーフ44は、樹脂材料
を用いた回転成形、ブロー成形等により中空構造体とし
て形成されている。また、ルーフ44は、図10に示す
ように、角隅が円弧状をなした略長方形状に形成されて
いる。そして、ルーフ44は、左,右の支柱43,43
の横柱部43B,43B上に載置され、4本のボルト4
5,45,…によって取付けられている。
【0061】次に、雨天時に作業を行う場合において、
ルーフ44に降り注ぐ雨水を排出するための構成につい
て説明する。
【0062】46はルーフ44の上面側に設けられた集
水部としての集水溝で、該集水溝46は、ルーフ44の
前端側で左,右方向に延びた前溝部46Aと、左,右の
側端側で前,後方向に延びた側溝部46B,46Bとに
より、略コ字状の溝として形成されている。そして、集
水溝46は、後側に向けて緩やかに傾斜するように形成
されており、ルーフ44上に降り注ぐ雨水を集めつつ、
後述の流出穴47に向け後側に流通するものである。
【0063】47,47はルーフ44の後部側に位置し
て設けられた流出口をなす2個の流出穴で、該各流出穴
47は、集水溝46の各側溝部46B下流部に位置しル
ーフ44を上,下方向に貫通して設けられている。ま
た、各流出穴47は、支柱43の横柱部43B後部の真
上に配置され、連通穴43Cに連通している。これによ
り、流出穴47から流れ出た雨水は、連通穴43Cから
支柱内通路48に流入する。
【0064】48,48は支柱43,43の内部空間を
利用して形成された雨水流下路をなす支柱内通路で、該
各支柱内通路48は、流出穴47から流入する雨水を支
柱43内を利用して流下させるものである。
【0065】かくして、このように構成された本実施の
形態によれば、ルーフ44に設けられた流出穴47を支
柱43に設けられた支柱内通路48に直接的に連通させ
ているから、第1の実施の形態で用いていた接続管32
を省略することができ、構成を簡略化して、製造コスト
を低減することができる。
【0066】次に、図11は本発明の第3の実施の形態
を示すに、本実施の形態の特徴は、雨水流下路はルーフ
から支柱に沿って下向きに延びた管体によって構成した
ことにある。なお、本実施の形態では、前述した第1の
実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その
説明を省略するものとする。
【0067】51は第1の実施の形態によるキャノピ2
2に代えて用いられた本実施の形態によるキャノピで、
該キャノピ51は、後述の取付ベース52、支柱53、
連結板54、ルーフ55、集水溝58、流出穴59、雨
水流下管体60等によって大略構成されている。
【0068】52はエンジン前カバー17の上面板17
D上に取付けられた取付ベースで、該取付ベース52
は、第1の実施の形態による取付ベース23と同様に、
基板52A、取付筒部52B等によって構成されてい
る。
【0069】53,53は運転席21の後側に位置して
エンジン前カバー17上に立設された左,右で2本の支
柱(1本のみ図示)で、該各支柱53は、第1の実施の
形態による支柱25と同様に、縦柱部53A、横柱部5
3B等によって大略構成され、横柱部53Bの前側に
は、後述のルーフ55が取付けられるルーフ取付板53
Cが一体的に固着されている。
【0070】54は左,右の支柱53の縦柱部53A上
側寄りに設けられた連結板で、該連結板54は、第1の
実施の形態による連結板26と同様に、上,下方向に延
びる長板からなり、その上部にはルーフ55の後部側を
取付けるためのねじ穴(図示せず)が形成されている。
【0071】55は左,右の支柱53上に取付けられ、
運転席21に着座したオペレータの頭上を覆うように前
方に延びたルーフで、該ルーフ55は、第1の実施の形
態によるルーフ27と同様に、後部側が円弧状をなした
略D字状に形成され、その後端部には下側に向けて延び
る略三角形状の延設部55Aが一体的に形成されてい
る。そして、ルーフ55は、前側がルーフ取付板53C
にボルト56を介して取付けられ、後部側の延設部55
Aがボルト57を介して連結板54(支柱53)に取付
けられている。
【0072】次に、雨天時に作業を行う場合において、
ルーフ55に降り注ぐ雨水を排出するための構成につい
て説明する。
【0073】58はルーフ55の上面側に設けられた集
水部としての集水溝で、該集水溝58は、第1の実施の
形態による集水溝30と同様に、ルーフ55の前端側で
左,右方向に延びた前溝部58Aと、左,右の側端側で
前,後方向に延びた側溝部(図示せず)と、後端側で円
弧状に延びた後溝部58Cとによって連続する環状溝と
して形成されている。
【0074】59,59はルーフ55の後部側に位置し
て設けられた本実施の形態による流出口をなす2個の流
出穴(1個のみ図示)で、該各流出穴59は、集水溝5
8下流側の後溝部58Cに位置し、ルーフ55を上,下
方向に貫通して設けられている。
【0075】60,60は左,右の支柱53の横柱部5
3B後部側に設けられた雨水流下路としての2本の雨水
流下管体(1本のみ図示)で、該雨水流下管体60は、
その一端側が流出穴59に接続され、他端側が支柱53
に沿って下側に延びている。そして、雨水流下管体60
の下側は、例えばエンジン室を通って旋回フレーム4の
下側まで延びて外部に開口し、または外装カバー12の
側面を通って外部に開口している。これにより、雨水流
下管体60は、流出穴59から流れ出す雨水を周囲にこ
ぼすことなく、支柱53に沿って流下させ、外部に排出
することができる。
【0076】かくして、このように構成された本実施の
形態によれば、ルーフ55に流出穴59を設けるための
加工を施し、この流出穴59に雨水流下管体60を接続
するだけで、1本の管体60によって雨水を排出するこ
とができるから、構成を簡略化することができ、製造コ
ストを低減することができる。
【0077】次に、図12および図13は本発明の第4
の実施の形態を示すに、本実施の形態の特徴は、支柱の
背面側には運転席の後側を覆う板体を設け、雨水流下路
はルーフの後側から下向きに延び雨水を該板体に向けて
流下させる延設部によって構成したことにある。なお、
本実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の
構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するもの
とする。
【0078】71は第1の実施の形態によるキャノピ2
2に代えて用いられた本実施の形態によるキャノピで、
該キャノピ71は、後述の取付ベース72、支柱73、
連結板74、ルーフ75、延設部75A、集水溝78、
流出溝79等によって大略構成されている。
【0079】72はエンジン前カバー17の上面板17
D上に取付けられた取付ベースで、該取付ベース72
は、第1の実施の形態による取付ベース23と同様に、
基板72A、取付筒部72B,72B等によって構成さ
れている。
【0080】73,73は運転席21の後側に位置して
エンジン前カバー17上に立設された左,右で2本の支
柱で、該各支柱73は、第1の実施の形態による支柱2
5と同様に、縦柱部73A、横柱部73B等によって大
略構成され、横柱部73Bの前側には、後述のルーフ7
5が取付けられるルーフ取付板73Cが一体的に固着さ
れている。
【0081】74は左,右の支柱73,73の縦柱部7
3A,73A上側寄りに設けられた板体としての連結板
で、該連結板74は、支柱73の背面側に位置して運転
席21の後側を覆っている。また、連結板74は、ルー
フ75の延設部75Aから縦柱部73Aの下側まで延び
る長板からなり、図13に示すように、その上部にはル
ーフ75の後部側を取付けるためのねじ穴74Aが形成
されている。
【0082】そして、連結板74は、下側が運転席21
の背もたれの下側まで延び、左,右方向の両端縁が柱部
73A,73Aの後背側外周面に溶接手段によって溶着
されている。これにより、連結板74は、ルーフ75の
延設部75Aから流れ落ちる雨水を運転席21側に飛散
させることなく、流下させるものである。また、連結板
74は、縦柱部73A,73Aの上部側を一体的に連結
することにより、各縦柱部73A間の面構造をより一層
強いものにすることができる。
【0083】75は左,右の支柱73上に取付けられ、
運転席21に着座したオペレータの頭上を覆うように前
方に延びたルーフで、該ルーフ75は、第1の実施の形
態によるルーフ27とほぼ同様に、後部側が円弧状をな
した略D字状に形成され、その後端部には下側に向けて
延びる略三角形状の延設部75Aが一体的に形成されて
いる。しかし、本実施の形態によるルーフ75は、流出
穴31が廃止され、後述の流出溝79が設けられている
点で、第1の実施の形態によるルーフ27と相違してい
る。
【0084】そして、ルーフ75は、左,右の支柱73
の横柱部73B上に載置され、前側がルーフ取付板73
Cにボルト76を介して取付けられている。また、ルー
フ75の後部側は、延設部75Aの先端に形成されたボ
ルト挿通穴75Bにボルト77を挿通し、このボルト7
7を連結板74のねじ穴74Aに螺着することにより、
該連結板74を介して支柱73に取付けられている。
【0085】ここで、延設部75Aは、ルーフ75の後
側から下向きに延びることにより、その背面が雨水流下
路を構成している。これにより、延設部75Aは、後述
の流出溝79から流れ出た雨水を連結板74に向けて流
下させるものである。
【0086】次に、雨天時に作業を行う場合において、
ルーフ75に滴下した雨水を排出するための構成につい
て説明する。
【0087】78はルーフ75の上面側に設けられた集
水部としての集水溝で、該集水溝78は、第1の実施の
形態による集水溝30と同様に、ルーフ75の前端側で
左,右方向に延びた前溝部78Aと、左,右の側端側で
前,後方向に延びた側溝部(図示せず)と、後端側で円
弧状に延びた後溝部78Cとによって連続する環状溝と
して形成されている。
【0088】79はルーフ75の後部側の中央に設けら
れた流出口としての流出溝で、該流出溝79は、集水溝
78の後溝部78Cの中央部を後側に開放するようにル
ーフ75を切欠いて形成されている。そして、流出溝7
9は、集水溝78に集められた雨水を延設部75Aに流
し出すものである。
【0089】かくして、このように構成された本実施の
形態によれば、集水溝78から流出溝79を介して流れ
出る雨水を、ルーフ75の延設部75Aで流下させ、連
結板74の背面等を介して排出することができるから、
簡単な構成で雨水が流下する通路を形成することがで
き、製造コストを低減することができる。
【0090】なお、第1の実施の形態では、キャノピ2
2は、エンジン前カバー17上に左,右で2本の支柱2
5を立設し、該各支柱25にルーフ27を取付ける構成
とした場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限
るものではなく、例えば、支柱を1本、3本または4本
設ける構成としてもよい。この構成は他の実施の形態に
も同様に適用することができるものである。
【0091】また、第1の実施の形態では、ルーフ27
に集水部として環状の集水溝30を設けた場合を例に挙
げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えばルーフ
の上面を全体的に窪ませることにより集水部を形成して
もよい。この構成は他の実施の形態にも同様に適用する
ことができるものである。
【0092】また、第1の実施の形態では、ルーフ27
の流出穴31を2個設けた場合を例示したが、本発明は
これに限るものではなく、例えば流出穴31を1個だけ
設け、いずれか一方の支柱25を利用して雨水を排出す
る構成としてもよい。この構成は第2、第3の実施の形
態にも同様に適用することができるものである。
【0093】また、各実施の形態では、建設機械として
油圧ショベルを例に挙げて説明したが、本発明はこれに
限らず、例えばホイールローダ、ブルドーザ、運搬車等
の他の建設機械のキャノピにも適用することができる。
【0094】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、キャノピは、運転席の近傍に位置して車体から縦
方向に延びた支柱と、運転席の上方に位置して該支柱の
上部側に取付けられたルーフと、該ルーフに設けられル
ーフ上に降り注ぐ雨水を集める集水部と、該集水部によ
って集められた雨水を前記支柱に沿って流下させる雨水
流下路とによって構成しているので、ルーフ上に雨水が
降り注ぐと、集水部はルーフ上に降り注ぐ雨水を集める
ことができ、雨水流下路は集水部で集めた雨水を支柱に
沿って流下させることができる。この結果、ルーフに降
り注ぐ雨水は、運転席に着座したオペレータにかかるこ
となく、車体の外部に排出することができるから、雨天
作業時の作業環境を良好にすることができる。
【0095】請求項2の発明によれば、支柱は中空のパ
イプ材を用いて形成し、雨水流下路は前記支柱の内部空
間を利用して構成しているので、集水部の雨水は、パイ
プ材からなる支柱内の空間を通して流下させることがで
きる。これにより、雨水流下路を通る雨水が運転席に着
座したオペレータにかかるのを確実に防止することがで
きる。
【0096】請求項3の発明によれば、雨水流下路はル
ーフから支柱に沿って下向きに延びた管体によって構成
しているので、集水部の雨水は、支柱に沿って延びる管
体の内部を通して流下させることができる。これによ
り、雨水流下路を通る雨水が運転席に着座したオペレー
タにかかるのを確実に防止することができる。
【0097】請求項4の発明によれば、支柱の背面側に
は運転席の後側を覆う板体を設け、雨水流下路はルーフ
の後側から下向きに延び雨水を該板体に向けて流下させ
る延設部によって構成しているので、集水部の雨水は、
ルーフの後側から下向きに延びる延設部に沿うように板
体に向けて流すことができ、該板体の背面に沿って流下
させることができる。これにより、雨水流下路を通る雨
水が運転席に着座したオペレータにかかるのを防止する
ことができる。
【0098】請求項5の発明によれば、ルーフには集水
部から雨水流下路に雨水を流し出す流出口を設けている
ので、流出口は、集水部によって集められた雨水を雨水
流下路に向け正確に流し出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による油圧ショベル
を示す正面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態による油圧ショベル
を拡大した状態で上方から示す図1の平面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態による油圧ショベル
を拡大した状態で後方から示す図1の右側面図である。
【図4】外装カバーを取外した状態の上部旋回体を示す
正面図である。
【図5】外装カバーを取外した状態の上部旋回体を拡大
した状態で後方から示す図4の右側面図である。
【図6】キャノピ等を後側から示す一部破断の分解斜視
図である。
【図7】キャノピを左側の支柱の中心線に沿って破断し
た拡大断面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態による油圧ショベル
を示す正面図である。
【図9】キャノピを後側から示す一部破断の拡大斜視図
である。
【図10】キャノピを拡大した状態で上方から示す平面
図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態によるキャノピを
図7と同様位置から見た拡大断面図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態による油圧ショベ
ルを図3と同様位置から見た右側面図である。
【図13】キャノピを図12中の矢示XIII−XIII方向か
ら見た拡大断面図である。
【符号の説明】
1 下部走行体(車体) 2 上部旋回体(車体) 4 旋回フレーム 17 エンジン前カバー 18 樋部材 21 運転席 22,41,51,71 キャノピ 25,43,53,73 支柱 26,54,74 連結板(板体) 27,44,55,75 ルーフ 30,46,58,78 集水溝(集水部) 31,47,59 流出穴(流出口) 33,48 支柱内通路(雨水流下路) 60 雨水流下管体(雨水流下路) 75A 延設部(雨水流下路) 79 流出溝(流出口)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 亀山 建太郎 滋賀県甲賀郡水口町笹ヶ丘1−2 株式会 社日立建機ティエラ滋賀工場内 Fターム(参考) 2D015 EA01 3D003 AA09 AA14 BB14 CA31 DA10 DA19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転席が設けられた自走可能な車体と、
    該車体に設けられ運転席に着座したオペレータによって
    操作される作業装置と、前記車体に支持され、前記運転
    席に着座したオペレータの頭上を覆うキャノピとを備え
    てなる建設機械において、 前記キャノピは、前記運転席の近傍に位置して前記車体
    から縦方向に延びた支柱と、前記運転席の上方に位置し
    て該支柱の上部側に取付けられたルーフと、該ルーフに
    設けられルーフ上に降り注ぐ雨水を集める集水部と、該
    集水部によって集められた雨水を前記支柱に沿って流下
    させる雨水流下路とによって構成したことを特徴とする
    建設機械。
  2. 【請求項2】 前記支柱は中空のパイプ材を用いて形成
    し、前記雨水流下路は前記支柱の内部空間を利用して構
    成してなる請求項1に記載の建設機械。
  3. 【請求項3】 前記雨水流下路は前記ルーフから支柱に
    沿って下向きに延びた管体によって構成してなる請求項
    1に記載の建設機械。
  4. 【請求項4】 前記支柱の背面側には前記運転席の後側
    を覆う板体を設け、前記雨水流下路は前記ルーフの後側
    から下向きに延び雨水を該板体に向けて流下させる延設
    部によって構成してなる請求項1に記載の建設機械。
  5. 【請求項5】 前記ルーフには前記集水部から前記雨水
    流下路に雨水を流し出す流出口を設けてなる請求項1,
    2,3または4に記載の建設機械。
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