JPS6131109Y2 - - Google Patents
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- JPS6131109Y2 JPS6131109Y2 JP1982025943U JP2594382U JPS6131109Y2 JP S6131109 Y2 JPS6131109 Y2 JP S6131109Y2 JP 1982025943 U JP1982025943 U JP 1982025943U JP 2594382 U JP2594382 U JP 2594382U JP S6131109 Y2 JPS6131109 Y2 JP S6131109Y2
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- Japan
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- cutter
- injection material
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- seal
- skin plate
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Links
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Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は限定圧気シールド機におけるカツター
外周シール装置の改良に関するものである。
外周シール装置の改良に関するものである。
一般に泥水加圧式等の圧力保持式シールド掘削
機においては、シールド機の本体をなすスキンプ
レートとカツター板外周との間にはシールを設け
てある。このシールにはブラシ状のワイヤーシー
ルやリツプシールが用いられ、泥水や地山の土砂
などが、カツター板の外周から、スキンプレート
に設けた隔壁とカツター板との間に形成される隔
室に入らないように、又隔室の圧力が外部に漏れ
ないようにしてある。
機においては、シールド機の本体をなすスキンプ
レートとカツター板外周との間にはシールを設け
てある。このシールにはブラシ状のワイヤーシー
ルやリツプシールが用いられ、泥水や地山の土砂
などが、カツター板の外周から、スキンプレート
に設けた隔壁とカツター板との間に形成される隔
室に入らないように、又隔室の圧力が外部に漏れ
ないようにしてある。
併し従来のシールを、隔室に圧縮空気を封入し
て切羽を安定させる限定圧気式シールド工法のシ
ールド機に使用すると、ブラシ状ワイヤーシール
を用いるものでは、圧縮空気が透過して地山内に
圧縮空気が漏出する。又リツプシールを用いるも
のは、リツプ先端をカツター板側に傾けたもので
は、圧縮空気圧が地山内の地下水圧より大きいの
で、圧縮空気が地山内に漏出し、リツプの先端を
隔壁側へ傾けたものでは、圧縮空気は漏出しにく
いが、カツター板の回転によつて、リツプシール
がスキンプレートとの摩擦により、或いは土砂の
介在によつて破損するおそれがあり、このためリ
ツプシールに種々の改良が施されているが、未だ
完全なものがない。
て切羽を安定させる限定圧気式シールド工法のシ
ールド機に使用すると、ブラシ状ワイヤーシール
を用いるものでは、圧縮空気が透過して地山内に
圧縮空気が漏出する。又リツプシールを用いるも
のは、リツプ先端をカツター板側に傾けたもので
は、圧縮空気圧が地山内の地下水圧より大きいの
で、圧縮空気が地山内に漏出し、リツプの先端を
隔壁側へ傾けたものでは、圧縮空気は漏出しにく
いが、カツター板の回転によつて、リツプシール
がスキンプレートとの摩擦により、或いは土砂の
介在によつて破損するおそれがあり、このためリ
ツプシールに種々の改良が施されているが、未だ
完全なものがない。
泥水シールド工法においては、泥水によつて切
羽を安定させるものであるが、泥水はスキンプレ
ート外周付近の掘削によつて、撹乱された地山内
にも浸透して不透水層を形成し、トンネル内に泥
水が流出することは少いが、限定圧気式シールド
工法は、カツター板前面の切羽を地山で安定させ
るものであるから、その圧力は切羽面に作用す
る。
羽を安定させるものであるが、泥水はスキンプレ
ート外周付近の掘削によつて、撹乱された地山内
にも浸透して不透水層を形成し、トンネル内に泥
水が流出することは少いが、限定圧気式シールド
工法は、カツター板前面の切羽を地山で安定させ
るものであるから、その圧力は切羽面に作用す
る。
そのため、砂地盤等の透気層にも適用できるよ
うに、カツター板から切羽面に造膜材を噴出させ
て不透気層を形成することが開発されているが、
シールド機のスキンプレート外周面に接する地山
はシールド機の推進によつて撹乱され、シールド
機の前端から後端へ、さらにトンネル内へと圧縮
空気の透過層が形成される。
うに、カツター板から切羽面に造膜材を噴出させ
て不透気層を形成することが開発されているが、
シールド機のスキンプレート外周面に接する地山
はシールド機の推進によつて撹乱され、シールド
機の前端から後端へ、さらにトンネル内へと圧縮
空気の透過層が形成される。
この層が最も漏気の激しい部分であり、従来の
切羽面だけに不透気層を形成するのでは不完全
で、そのために、 Γ 圧気の噴出現象が発生しやすい。
切羽面だけに不透気層を形成するのでは不完全
で、そのために、 Γ 圧気の噴出現象が発生しやすい。
Γ 酸欠公害が発生しやすい。
Γ 漏気量の変動が大きく、切羽面の圧力変動が
大きくなり、切羽が不安定となつて圧力管理が
困難である。
大きくなり、切羽が不安定となつて圧力管理が
困難である。
Γ そのため、漏気の激しいことを予想して、過
大な設備が必要となる。
大な設備が必要となる。
等の欠点があつた。
本考案は、このような欠点を改良して、スキン
プレート外周面付近の地山にも圧縮空気の不透層
が形成されるようにした限定圧気シールド機にお
けるカツター外周シール装置を提供するものであ
る。
プレート外周面付近の地山にも圧縮空気の不透層
が形成されるようにした限定圧気シールド機にお
けるカツター外周シール装置を提供するものであ
る。
本考案の実施例を図面によつて説明すれば、1
はシールド機の本体をなす円筒形のスキンプレー
トである。2はそのスキンプレート1の前端部に
隙間6を介して配設した円形のカツター板で、そ
の外径をスキンプレート1の外径と略々等しくな
るように形成し、スキンプレート1の内周面に取
り付けた隔壁3に支承した回転軸4の前端部に固
着してある。カツター板2の外周辺部内面には、
前記隔壁3に対向して筒体7を取り付け、スキン
プレート1の内周面と筒体7の外周面との間に隙
間8を形成し、該隙間8は環状のシール部材9に
よつて密閉されている。10は前記隔壁3とカツ
ター板2とスキンプレート1とによつて形成され
た隔室である。
はシールド機の本体をなす円筒形のスキンプレー
トである。2はそのスキンプレート1の前端部に
隙間6を介して配設した円形のカツター板で、そ
の外径をスキンプレート1の外径と略々等しくな
るように形成し、スキンプレート1の内周面に取
り付けた隔壁3に支承した回転軸4の前端部に固
着してある。カツター板2の外周辺部内面には、
前記隔壁3に対向して筒体7を取り付け、スキン
プレート1の内周面と筒体7の外周面との間に隙
間8を形成し、該隙間8は環状のシール部材9に
よつて密閉されている。10は前記隔壁3とカツ
ター板2とスキンプレート1とによつて形成され
た隔室である。
シール部材9は第3図に示すように、ブラシ状
のワイヤーシール11,11と、弾性を有する合
成樹脂製のリツプシール12,13で構成され、
カツター板2側から、ブラシ状ワイヤーシール1
1、リツプシール12,13、ブラシ状ワイヤー
シール11の順に隔壁3に向つて配列され、最前
のリツプシール12の先端はカツター板2側に傾
斜させ、後方のリツプシール13の先端は隔壁3
側に傾斜させて夫々スキンプレート1の内周面に
接触させ、それらのシール部材の基部をスペーサ
ーを介して一体とし、ボルト14によつて筒体7
に固定してある。15はスキンプレート1に長さ
方向に穿設した複数個の注入孔で、その一端は各
シール11,12,13の間に臨出させ、他端は
第4図に示すように、シールド機内に設けた分岐
管16に流量調整弁17を介して接続し、さらに
分岐管16を逆止弁18、圧力計19、バルブ2
0を介して配管21によつて注入ポンプ22に接
続し、貯蔵タンク24内の注入材料23を注入ポ
ンプ22によつてシール部材間内に圧送するよう
にしてある。
のワイヤーシール11,11と、弾性を有する合
成樹脂製のリツプシール12,13で構成され、
カツター板2側から、ブラシ状ワイヤーシール1
1、リツプシール12,13、ブラシ状ワイヤー
シール11の順に隔壁3に向つて配列され、最前
のリツプシール12の先端はカツター板2側に傾
斜させ、後方のリツプシール13の先端は隔壁3
側に傾斜させて夫々スキンプレート1の内周面に
接触させ、それらのシール部材の基部をスペーサ
ーを介して一体とし、ボルト14によつて筒体7
に固定してある。15はスキンプレート1に長さ
方向に穿設した複数個の注入孔で、その一端は各
シール11,12,13の間に臨出させ、他端は
第4図に示すように、シールド機内に設けた分岐
管16に流量調整弁17を介して接続し、さらに
分岐管16を逆止弁18、圧力計19、バルブ2
0を介して配管21によつて注入ポンプ22に接
続し、貯蔵タンク24内の注入材料23を注入ポ
ンプ22によつてシール部材間内に圧送するよう
にしてある。
又、第3図に示すように、前方側のリツプシー
ル12を一重とし、後方側の二枚のリツプシール
13,13を二重としているが、これは、同程度
の弾性力を有するリツプシールを前方側の数を少
なくして、リツプシール間に注入する注入材が、
前方のリツプシール12を介して、さず前方に流
出して地盤に不透水膜を形成し、注入材の流出が
少なくなつた後に後方のリツプシール13,13
を介して隔室10内に注入材が流出するようにし
たものである。こうすることによつて、周辺地盤
に不透水膜の形成が確実となるものである。
ル12を一重とし、後方側の二枚のリツプシール
13,13を二重としているが、これは、同程度
の弾性力を有するリツプシールを前方側の数を少
なくして、リツプシール間に注入する注入材が、
前方のリツプシール12を介して、さず前方に流
出して地盤に不透水膜を形成し、注入材の流出が
少なくなつた後に後方のリツプシール13,13
を介して隔室10内に注入材が流出するようにし
たものである。こうすることによつて、周辺地盤
に不透水膜の形成が確実となるものである。
なお、各シール部材は弾性を有し、一定圧でス
キンプレート1に接するものであり、又注入材2
3はベントナイト溶液等の潤滑性、粘性を有し、
且つ土粒子内に注入されるとマツドケーキを形成
して不透層を形成するものである。
キンプレート1に接するものであり、又注入材2
3はベントナイト溶液等の潤滑性、粘性を有し、
且つ土粒子内に注入されるとマツドケーキを形成
して不透層を形成するものである。
第5図はシール部材の別の取り付け状態を示す
もので、ブラシ状ワイヤーシール11及びリツプ
シール12,13をスキンプレート1の内周面に
取り付けて、その先端を筒体7の外周面に接触す
るようにしてある。
もので、ブラシ状ワイヤーシール11及びリツプ
シール12,13をスキンプレート1の内周面に
取り付けて、その先端を筒体7の外周面に接触す
るようにしてある。
第6図は注入材23の別の注入系統を示すもの
で、回転軸4に配管孔25を穿設し、注入ポンプ
よりの配管を回転軸4の基端部に設けた回転接手
26を介して配管孔25内の配管27に接続し、
該配管27をカツター板2の背面に沿わせてシー
ル間に臨ませてある。
で、回転軸4に配管孔25を穿設し、注入ポンプ
よりの配管を回転軸4の基端部に設けた回転接手
26を介して配管孔25内の配管27に接続し、
該配管27をカツター板2の背面に沿わせてシー
ル間に臨ませてある。
第1図において、28は送気管で、適宜の圧縮
空気源より圧送された所定圧の圧縮空気をスキン
プレート1の隔壁3を介して常時隔室10内に噴
出して切羽の地山29内の地下水が隔室10内に
流入するのを防止して切羽の地山29を安定させ
るようにしてある。
空気源より圧送された所定圧の圧縮空気をスキン
プレート1の隔壁3を介して常時隔室10内に噴
出して切羽の地山29内の地下水が隔室10内に
流入するのを防止して切羽の地山29を安定させ
るようにしてある。
上記のように構成した実施例についてその作用
を説明すれば駆動装置5によつてカツター板2を
回転させて掘削を行う前に、送気管28より隔室
10内に所定圧の圧縮空気を供給すると共に、注
入ポンプ22を稼動させ、注入材23を、隔室1
0内の気圧以上の圧力で、流量調整弁17により
所定の流量に調節して、ブラシ状ワイヤーシール
11及びリツプシール12,13の間に注入すれ
ば、前部のリツプシール12の先端がカツター板
2の方向に傾斜し後部のリツプシール13の先端
が隔壁3の方向に傾斜しているので、注入材23
がリツプシール12と13の間で分流され、一方
はリツプシール13とスキンプレート1の内周面
又は筒体7の外周面の間に流層32を形成しつ
つ、隔室10内に入り、掘削土砂と混合して排土
装置30によつて排出され、又他方の分流はスキ
ンプレート1の内周面と筒体7の外周面とによつ
て形成される隙間8及びスキンプレート1の端面
とカツター板2の外周部とによつて形成される隙
間6を通つて、スキンプレート1の外周面付近
の、掘削機によつて撹乱された地山31内に浸透
して圧縮空気の不透過層を形成する。
を説明すれば駆動装置5によつてカツター板2を
回転させて掘削を行う前に、送気管28より隔室
10内に所定圧の圧縮空気を供給すると共に、注
入ポンプ22を稼動させ、注入材23を、隔室1
0内の気圧以上の圧力で、流量調整弁17により
所定の流量に調節して、ブラシ状ワイヤーシール
11及びリツプシール12,13の間に注入すれ
ば、前部のリツプシール12の先端がカツター板
2の方向に傾斜し後部のリツプシール13の先端
が隔壁3の方向に傾斜しているので、注入材23
がリツプシール12と13の間で分流され、一方
はリツプシール13とスキンプレート1の内周面
又は筒体7の外周面の間に流層32を形成しつ
つ、隔室10内に入り、掘削土砂と混合して排土
装置30によつて排出され、又他方の分流はスキ
ンプレート1の内周面と筒体7の外周面とによつ
て形成される隙間8及びスキンプレート1の端面
とカツター板2の外周部とによつて形成される隙
間6を通つて、スキンプレート1の外周面付近
の、掘削機によつて撹乱された地山31内に浸透
して圧縮空気の不透過層を形成する。
なお、注入材23はカツター板2の回転時のみ
注入し、停止時には注入しなくてもよい。
注入し、停止時には注入しなくてもよい。
上述のように本考案は、限定圧気シールド機に
おいて、スキンプレート1の内周面と、カツター
板2の外周辺部内面に設けた筒体7の外周面との
間に、複数個の環状ののリツプシール12,13
を並列に設け、それらのリツプシールの前部のリ
ツプシール12の先端部をカツター板2の方向に
傾斜させると共に、後部のリツプシール13の先
端部を隔壁3の方向に傾斜させてそれらのリツプ
シール12,13の間に、ベントナイト等の潤滑
性、粘性、目詰性、造膜性を有する注入材23を
注入することによりスキンプレート1の外周面付
近の地山31と隔室10内に注入材23を流出さ
せるように構成したことを特徴とする限定圧気シ
ールド機におけるカツター外周シール装置に係る
ものであるから、注入材の流層がリツプシールと
スキンプレート又は筒体との間に形成されてカツ
ター板の回転によるシールの摩耗を防止してカツ
ター板の回転トルクを低減すると共に、スキンプ
レートの外周面付近の地山に注入材による圧縮空
気の不透過層を形成して隔室内の圧縮空気が機外
に漏出するのを防止して噴発や酸欠事故等がおこ
り難く、又圧気設備が小さくて済み、さらに隔室
内の圧力変動が少くなるので圧力管理が容易とな
る等の特長を有する。又一般にシール部材やその
取付部分の加工、組立には高い精度が要求される
ものであるが本考案においてはシール部材の部分
に注入材の流層を形成することによつて加工、組
立の精度要求が緩和され、又合成樹脂製のリツプ
シールは長期間の使用によつて弾性が低下する
が、本考案においては注入材による流層を形成す
ることによつて弾性低下の影響を少なくすること
ができる。
おいて、スキンプレート1の内周面と、カツター
板2の外周辺部内面に設けた筒体7の外周面との
間に、複数個の環状ののリツプシール12,13
を並列に設け、それらのリツプシールの前部のリ
ツプシール12の先端部をカツター板2の方向に
傾斜させると共に、後部のリツプシール13の先
端部を隔壁3の方向に傾斜させてそれらのリツプ
シール12,13の間に、ベントナイト等の潤滑
性、粘性、目詰性、造膜性を有する注入材23を
注入することによりスキンプレート1の外周面付
近の地山31と隔室10内に注入材23を流出さ
せるように構成したことを特徴とする限定圧気シ
ールド機におけるカツター外周シール装置に係る
ものであるから、注入材の流層がリツプシールと
スキンプレート又は筒体との間に形成されてカツ
ター板の回転によるシールの摩耗を防止してカツ
ター板の回転トルクを低減すると共に、スキンプ
レートの外周面付近の地山に注入材による圧縮空
気の不透過層を形成して隔室内の圧縮空気が機外
に漏出するのを防止して噴発や酸欠事故等がおこ
り難く、又圧気設備が小さくて済み、さらに隔室
内の圧力変動が少くなるので圧力管理が容易とな
る等の特長を有する。又一般にシール部材やその
取付部分の加工、組立には高い精度が要求される
ものであるが本考案においてはシール部材の部分
に注入材の流層を形成することによつて加工、組
立の精度要求が緩和され、又合成樹脂製のリツプ
シールは長期間の使用によつて弾性が低下する
が、本考案においては注入材による流層を形成す
ることによつて弾性低下の影響を少なくすること
ができる。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
シールド掘削装置の全体縦断側面図、第2図はカ
ツター板のB−B線方向の矢視図、第3図はシー
ル部の拡大縦断面図、第4図は注入材の注入系統
図、第5図はシール部の別の実施例を示す拡大縦
断側面図、第6図は注入材の注入系統の別の実施
例を示す説明図、第7図は注入材の流動状態を示
す説明図である。 1……スキンプレート、2……カツター板、3
……隔壁、7……筒体、12,13……リツプシ
ール、23……注入材、31……地山、32……
流層。
シールド掘削装置の全体縦断側面図、第2図はカ
ツター板のB−B線方向の矢視図、第3図はシー
ル部の拡大縦断面図、第4図は注入材の注入系統
図、第5図はシール部の別の実施例を示す拡大縦
断側面図、第6図は注入材の注入系統の別の実施
例を示す説明図、第7図は注入材の流動状態を示
す説明図である。 1……スキンプレート、2……カツター板、3
……隔壁、7……筒体、12,13……リツプシ
ール、23……注入材、31……地山、32……
流層。
Claims (1)
- 限定圧気シールド機において、スキンプレート
1の内周面とカツター板2の外周辺部内面に突設
した筒体7の外周面との間に、複数個の環状の弾
性リツプシール12,13を並列に設け、これら
のリツプシール12,13のうち、前方のリツプ
シール12の先端部をカツター板2の方向に傾斜
させると共に後方のリツプシール13の先端部を
隔壁3の方向に傾斜させてこれらのリツプシール
12,13間に、ベントナイト等の潤滑性、粘
性、目詰性、造膜性を有する注入材23を注入す
ることにより、スキンプレート1の外周面付近の
地山31と隔室10内に注入材を流出させると共
にリツプシール12,13の先端側に注入材の流
層を形成するように構成したことを特徴とする限
定圧気シールド機におけるカツター外周シール装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1982025943U JPS58129993U (ja) | 1982-02-24 | 1982-02-24 | 限定圧気シ−ルド機におけるカツタ−外周シ−ル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1982025943U JPS58129993U (ja) | 1982-02-24 | 1982-02-24 | 限定圧気シ−ルド機におけるカツタ−外周シ−ル装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58129993U JPS58129993U (ja) | 1983-09-02 |
| JPS6131109Y2 true JPS6131109Y2 (ja) | 1986-09-10 |
Family
ID=30037897
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1982025943U Granted JPS58129993U (ja) | 1982-02-24 | 1982-02-24 | 限定圧気シ−ルド機におけるカツタ−外周シ−ル装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58129993U (ja) |
-
1982
- 1982-02-24 JP JP1982025943U patent/JPS58129993U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58129993U (ja) | 1983-09-02 |
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