JPH072283Y2 - トラクタの燃料給油装置 - Google Patents
トラクタの燃料給油装置Info
- Publication number
- JPH072283Y2 JPH072283Y2 JP1991046682U JP4668291U JPH072283Y2 JP H072283 Y2 JPH072283 Y2 JP H072283Y2 JP 1991046682 U JP1991046682 U JP 1991046682U JP 4668291 U JP4668291 U JP 4668291U JP H072283 Y2 JPH072283 Y2 JP H072283Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tractor
- fuel
- fender
- fuel tank
- safety frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、トラクタの燃料給油
装置に関するものであり、特に、燃料タンクをシ−トの
後方に備えたトラクタであって、且つ、安全フレ−ムあ
るいはキャビンを具備するトラクタの燃料給油装置に関
するものである。
装置に関するものであり、特に、燃料タンクをシ−トの
後方に備えたトラクタであって、且つ、安全フレ−ムあ
るいはキャビンを具備するトラクタの燃料給油装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トラクタの燃料タンクは機体前部
のボンネット内に設けるものが一般的であったが、この
ような形態のものは、燃料タンクがエンジンに近接して
いるために燃料の温度が高温となりがちであるから好ま
しくなく、このため、現状はシ−ト後方に移行せざるを
得ない状況になっている。
のボンネット内に設けるものが一般的であったが、この
ような形態のものは、燃料タンクがエンジンに近接して
いるために燃料の温度が高温となりがちであるから好ま
しくなく、このため、現状はシ−ト後方に移行せざるを
得ない状況になっている。
【0003】そして、このようなトラクタの給油口は、
左右のフェンダ−に挾まれたシ−トの後方に設けること
になる。また、近年、転倒時に作業者を守るべく安全上
の配慮から安全フレ−ムやキャビンを設けることが望ま
れている。
左右のフェンダ−に挾まれたシ−トの後方に設けること
になる。また、近年、転倒時に作業者を守るべく安全上
の配慮から安全フレ−ムやキャビンを設けることが望ま
れている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】燃料タンクをシ−ト後
方に設けた形態のトラクタにおいて、燃料タンクの給油
装置に何らの工夫を施さずに安全フレ−ムやキャビンを
設けると、キャビン室内から給油作業を行う必要が生じ
たり、機体後方の作業機装着側から給油作業を行なわざ
るを得ない場合があり、給油作業が困難となることがあ
った。
方に設けた形態のトラクタにおいて、燃料タンクの給油
装置に何らの工夫を施さずに安全フレ−ムやキャビンを
設けると、キャビン室内から給油作業を行う必要が生じ
たり、機体後方の作業機装着側から給油作業を行なわざ
るを得ない場合があり、給油作業が困難となることがあ
った。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、前記した問
題点に鑑みて提案するものであって、給油作業が容易に
行え、しかも燃料給油口の破損変形が少なく耐久性に富
む燃料給油装置を得ることを目的とし、このため、次の
ような技術的手段を講じた。即ち、後輪3、3の上方を
覆うフェンダ−4、4と、左右のフェンダ−4、4間に
設けられたシ−ト5と、このシ−ト5の後方部に設けら
れた燃料タンク7と、安全フレ−ム8あるいはキャビン
を有するトラクタ1において、前記安全フレ−ム8ある
いはキャビンの一部を構成する後部支柱11とフェンダ
−4上面が交叉する部分の近傍に前記燃料タンク7の給
油口17を、その給油口17が横方向外向きとなる状態
で、且つフェンダ−4の外端縁から外方に突出しない状
態で設けたことを特徴とするものである。
題点に鑑みて提案するものであって、給油作業が容易に
行え、しかも燃料給油口の破損変形が少なく耐久性に富
む燃料給油装置を得ることを目的とし、このため、次の
ような技術的手段を講じた。即ち、後輪3、3の上方を
覆うフェンダ−4、4と、左右のフェンダ−4、4間に
設けられたシ−ト5と、このシ−ト5の後方部に設けら
れた燃料タンク7と、安全フレ−ム8あるいはキャビン
を有するトラクタ1において、前記安全フレ−ム8ある
いはキャビンの一部を構成する後部支柱11とフェンダ
−4上面が交叉する部分の近傍に前記燃料タンク7の給
油口17を、その給油口17が横方向外向きとなる状態
で、且つフェンダ−4の外端縁から外方に突出しない状
態で設けたことを特徴とするものである。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づいてこの考案の実施例を説
明する。1はトラクタであって、機体前後部に夫々前輪
2、2と後輪3、3を設け、後輪3、3の上方及び内側
方はフェンダ−4、4で覆っている。5はシ−トでこの
シ−ト5の後方には左右のフェンダ−4、4に挾まれる
ようにして燃料タンク7が配設されている。
明する。1はトラクタであって、機体前後部に夫々前輪
2、2と後輪3、3を設け、後輪3、3の上方及び内側
方はフェンダ−4、4で覆っている。5はシ−トでこの
シ−ト5の後方には左右のフェンダ−4、4に挾まれる
ようにして燃料タンク7が配設されている。
【0007】シ−ト5の周囲は安全フレ−ム8で覆われ
ていて、機体転倒時に作業者を保護する。この安全フレ
−ム8は、ステップ9の前部左右に立設された前部支柱
10、10と機体後部左右に立設された後部支柱11、
11及び各支柱上部に取付けられた屋根12とからな
り、後部支柱11、11はフェンダ−4、4の下面にあ
って下端がリヤケ−ス14、14に固着された下側後部
支柱11b、11bとで構成されている。
ていて、機体転倒時に作業者を保護する。この安全フレ
−ム8は、ステップ9の前部左右に立設された前部支柱
10、10と機体後部左右に立設された後部支柱11、
11及び各支柱上部に取付けられた屋根12とからな
り、後部支柱11、11はフェンダ−4、4の下面にあ
って下端がリヤケ−ス14、14に固着された下側後部
支柱11b、11bとで構成されている。
【0008】16は燃料タンク7の上部に形成された開
口、17は片側(実施例では左側)の後部支柱11の下
部に設けられた給油口で、この給油口17はフェンダ−
4より上方であって、且つフェンダ−4上面と後部支柱
11が交叉する部分の近傍に設けられ、背面から見る
と、その給油口17はフェンダ−4の外端縁よりも外方
に突出しない状態で横向きにして後部支柱11に取り付
けられている。
口、17は片側(実施例では左側)の後部支柱11の下
部に設けられた給油口で、この給油口17はフェンダ−
4より上方であって、且つフェンダ−4上面と後部支柱
11が交叉する部分の近傍に設けられ、背面から見る
と、その給油口17はフェンダ−4の外端縁よりも外方
に突出しない状態で横向きにして後部支柱11に取り付
けられている。
【0009】そして、前記燃料タンク7の開口16と給
油口17とは図2に示すように連結管20にて連結され
ている。連結管20は両端に取付部20a、20bを備
え、内側の取付部20bはビス21で燃料タンク7上面
に固着され、連結管20の外側はビス22にて後部支柱
11の内側面に固着され、ここに給油口17と燃料タン
ク7側の開口16とが繋がるように構成されている。
油口17とは図2に示すように連結管20にて連結され
ている。連結管20は両端に取付部20a、20bを備
え、内側の取付部20bはビス21で燃料タンク7上面
に固着され、連結管20の外側はビス22にて後部支柱
11の内側面に固着され、ここに給油口17と燃料タン
ク7側の開口16とが繋がるように構成されている。
【0010】23、23は密閉性を保つために連結管2
0の端部に介装されたシ−ル材である。なお、図示は省
略したが、この連結管20をパイプ状の弾性管とし、端
部を係止金具等で締め付けて取付ければシ−ル材を不要
とすることができる。以上のように、前記燃料タンク7
の給油口17はトラクタ1後部において後方に向けて突
設されていないので、このトラクタ1に連結される種々
の作業機と給油口17とが干渉し合うことがない。又、
この給油口17を左右横方向外側へ向けて取出したとは
云え、この給油口17はフェンダ−4と後部支柱11と
が交叉する部分の近傍であって、且つ、給油口17はフ
ェンダ−4の外端縁から外方に突出しない状態で後部支
柱11に一体的に取り付けられているので、給油口17
部に物が当たってこれを破損させるようなことがなく、
その支持強度も大である。
0の端部に介装されたシ−ル材である。なお、図示は省
略したが、この連結管20をパイプ状の弾性管とし、端
部を係止金具等で締め付けて取付ければシ−ル材を不要
とすることができる。以上のように、前記燃料タンク7
の給油口17はトラクタ1後部において後方に向けて突
設されていないので、このトラクタ1に連結される種々
の作業機と給油口17とが干渉し合うことがない。又、
この給油口17を左右横方向外側へ向けて取出したとは
云え、この給油口17はフェンダ−4と後部支柱11と
が交叉する部分の近傍であって、且つ、給油口17はフ
ェンダ−4の外端縁から外方に突出しない状態で後部支
柱11に一体的に取り付けられているので、給油口17
部に物が当たってこれを破損させるようなことがなく、
その支持強度も大である。
【0011】一般的に、安全フレ−ム8を構成する支柱
は機体転倒時に作業者を保護する必要から屋根12側よ
りもフェンダ−4に近い取付基部側の方が強度が強くな
るように設計されており、前記したトラクタ1において
も同様にフェンダ−4と後部支柱11の交叉する部分の
近傍は支柱上端側よりも強度が大であるため、給油口1
7周辺部を強固に支持することができる。
は機体転倒時に作業者を保護する必要から屋根12側よ
りもフェンダ−4に近い取付基部側の方が強度が強くな
るように設計されており、前記したトラクタ1において
も同様にフェンダ−4と後部支柱11の交叉する部分の
近傍は支柱上端側よりも強度が大であるため、給油口1
7周辺部を強固に支持することができる。
【0012】さらに、給油口17はその口が左右横方向
外側を向いているので、給油タンクから給油ホ−ス(図
示省略)を差し込んで燃料を補給する操作がきわめて容
易になる。なお、前記の実施例は安全フレ−ム8付のト
ラクタについて説明したものであるが、シ−ト5の周囲
が透明ガラス等で完全に密閉状態に覆われたキャビン付
のトラクタにこの技術を適用しても良い。
外側を向いているので、給油タンクから給油ホ−ス(図
示省略)を差し込んで燃料を補給する操作がきわめて容
易になる。なお、前記の実施例は安全フレ−ム8付のト
ラクタについて説明したものであるが、シ−ト5の周囲
が透明ガラス等で完全に密閉状態に覆われたキャビン付
のトラクタにこの技術を適用しても良い。
【0013】
【考案の効果】この考案における燃料タンク7の給油口
17は、後部支柱11とフェンダ−4上面が交叉する部
分の近傍にあって、横方向外向きとなる状態で取り付け
られ、且つフェンダ−4の外端縁から外方に突出しない
状態で取り付けられているので、他物との接触及びそれ
による破損の恐れがなく、又、万一、機体が横転しても
給油口17周辺部は強度が大であるから給油口17部自
体の変形破損の恐れがきわめて少なく、この結果、トラ
クタに最適で安全な燃料給油装置が得られた。
17は、後部支柱11とフェンダ−4上面が交叉する部
分の近傍にあって、横方向外向きとなる状態で取り付け
られ、且つフェンダ−4の外端縁から外方に突出しない
状態で取り付けられているので、他物との接触及びそれ
による破損の恐れがなく、又、万一、機体が横転しても
給油口17周辺部は強度が大であるから給油口17部自
体の変形破損の恐れがきわめて少なく、この結果、トラ
クタに最適で安全な燃料給油装置が得られた。
【0014】また、給油口17は横方向外向きとなる状
態で設けられているので、トラクタに作業機が装着され
ていてもトラクタの横から簡単に燃料を給油できる。
態で設けられているので、トラクタに作業機が装着され
ていてもトラクタの横から簡単に燃料を給油できる。
【図1】トラクタの側面図である。
【図2】要部を縦断したトラクタの背面図である。
【図3】連結管の縦断側面図である。
【符号の説明】 1 トラクタ 2 前輪 3 後輪 4 フェンダ− 5 シ−ト 7 燃料タンク 8 安全フレ−ム 10 前部支柱 11 後部支柱 17 給油口
Claims (1)
- 【請求項1】後輪3、3の上方を覆うフェンダ−4、4
と、左右のフェンダ−4、4間に設けられたシ−ト5
と、このシ−ト5の後方部に設けられた燃料タンク7
と、安全フレ−ム8あるいはキャビンを有するトラクタ
1において、前記安全フレ−ム8あるいはキャビンの一
部を構成する後部支柱11とフェンダ−4上面が交叉す
る部分の近傍に前記燃料タンク7の給油口17を、その
給油口17が横方向外向きとなる状態で、且つフェンダ
−4の外端縁から外方に突出しない状態で設けたことを
特徴とするトラクタの燃料給油装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991046682U JPH072283Y2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | トラクタの燃料給油装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991046682U JPH072283Y2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | トラクタの燃料給油装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0489425U JPH0489425U (ja) | 1992-08-05 |
JPH072283Y2 true JPH072283Y2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=31781277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991046682U Expired - Lifetime JPH072283Y2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | トラクタの燃料給油装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072283Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006007243A (ja) * | 2004-06-23 | 2006-01-12 | Yuji Etsuno | 網体および網体の製造方法ならびにその装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3022103C2 (de) * | 1980-06-12 | 1986-04-03 | Universal Maschinenfabrik Dr. Rudolf Schieber GmbH & Co KG, 7081 Westhausen | Vorrichtung zum optischen Abtasten einer mehrfarbigen Mustervorlage zwecks Erstellung des Musterprogramms für eine Flachstrickmaschine |
-
1991
- 1991-06-21 JP JP1991046682U patent/JPH072283Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006007243A (ja) * | 2004-06-23 | 2006-01-12 | Yuji Etsuno | 網体および網体の製造方法ならびにその装置 |
JP4555003B2 (ja) * | 2004-06-23 | 2010-09-29 | 雄治 越野 | 網体および網体の製造方法ならびにその装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0489425U (ja) | 1992-08-05 |
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