JPH0527321Y2 - - Google Patents

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JPH0527321Y2
JPH0527321Y2 JP1987187877U JP18787787U JPH0527321Y2 JP H0527321 Y2 JPH0527321 Y2 JP H0527321Y2 JP 1987187877 U JP1987187877 U JP 1987187877U JP 18787787 U JP18787787 U JP 18787787U JP H0527321 Y2 JPH0527321 Y2 JP H0527321Y2
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JP
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fuel tank
frame
seat
rear support
driver
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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、農用トラクタ等の作業用走行車にお
ける安全フレームの取付け構造に関するものであ
る。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点] 一般に、この種作業用走行車のなかには、運転
席に座する作業者の安全を期するため安全フレー
ムを設けたものがあるが、この場合に、安全フレ
ームの後部フレーム支柱の下端部を、機体側から
突設した後部支持支柱の上端部に取付けるように
したものがある。
ところが近時、燃料タンクを、運転座席の後方
に配したものが生産されているが、この場合に、
燃料タンクは、前側は運転座席によつて、また左
右両側は左右フエンダーによつてそれぞれ保護さ
れることになるが、後側も保護する必要があり、
そこで、前記後部支持支柱を、左右フエンダーの
内側近傍位置で、かつ背面視において燃料タンク
後部の左右両側コーナー部にオーバーラツプする
よう燃料タンクよりも後方に配することが考えら
れる。
しかるにこの場合、左右後部支持支柱の上端部
に取付けられる左右後部フレーム支柱が、そのま
ま左右フエンダーの内側上方に位置することにな
つて、左右後部フレーム支柱の間隔が左右方向に
幅狭となり、このため、後方視界が妨げられてし
まううえ、運転席での居住性が損なわれて圧迫感
を呈することになつて好ましいものではなく、し
かも、機体後部に取付けた作業部が、例えばライ
ムソワーのように操作レバーが作業部前方に突出
するものであつて、運転席に座した人が後向きに
なつて操作するようなものであつた場合に、左右
幅狭な状態で対向する後部フレーム支柱が、これ
ら作業部の前方に突出する操作レバーの操作の邪
魔になつて運転席に座したままでの簡便なレバー
操作ができなくなる等の欠点がある。
[問題を解決する手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠
点を一掃することができる作業用走行車における
安全フレームの取付け構造を提供することを目的
として創案されたものであつて、運転座席に座す
る作業者を、機体本体に対して取付けられる安全
フレームを用いて保護するように構成してなる作
業用走行車において、前記安全フレームを構成す
る左右後部のフレーム支柱がそれぞれ取付けられ
る左右の後部支持支柱を、左右フエンダーの内側
近傍位置で、運転座席後方に配設の燃料タンクよ
りも後方に位置し、さらに燃料タンク後部の左右
両側コーナー部に背面視でオーバーラツプする位
置に配して機体本体から一体的に立設すると共
に、前記各後部支持支柱上端部に対する各フレー
ム支柱の取付け位置を、燃料タンクの上部位置と
略同等の高さで、左右フエンダー内側上部の、上
側ほど外方となるよう面取りされた面部に平面視
でオーバーラツプする位置に偏倚させたことを特
徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、後部支持
支柱によつて運転席後方に配した燃料タンクの背
後からの保護が計れるものでありながら、後部支
持支柱の上端部に取付けられる後部フレーム支柱
によつて後方視界が妨げられることのないように
したものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。図面において、1は農用トラクタの走行機
体であつて、該走行機体1の機体フレームを構成
するクラツチハウジング2、センターケース3、
ミツシヨンケース4の上方に運転操縦部5が形成
されている。6は本考案が実施された安全フレー
ムであつて、該安全フレーム6を構成する前部フ
レーム支柱7は、取付けブラケツト8を介してク
ラツチハウジング2に取付けられている。つまり
クラツチハウジング2に一体的にボルト固定され
た取付けブラケツト8の先端部8aは筒状になつ
ており、そしてここに前部フレーム支柱7の下端
部7bを嵌入しボルト−ナツトからなる固定具7
aによつて一体的に緊着固定することによつて、
前部フレーム支柱7は取付けブラケツト8に防振
的に取付けられている。ここで8bはゴム質弾性
体から成る防振材、8cはカラーである。
また、11は機体本体側のリヤアクスルケース
10から一体的に立設される左右の後部支持支
柱、27は運転席座席5aの後方に配設される燃
料タンク、12は後輪19用の左右のフエンダー
であつて、該フエンダー12は、その内側上部、
つまりフエンダー12の上面12aと内側面12
bとのコーナー部が上側ほど外方に位置するよう
傾斜状に面取り12cされている。さらに上記左
右後部支持支柱11は、左右フエンダー12の内
側近傍で、背面視において燃料タンク27の後部
の左右両側コーナー部にオーバーラツプするよう
燃料タンク27の後方に位置して配設されてい
る。
一方、9は前記安全フレーム6を構成する後部
フレーム支柱であつて、該後部フレーム支柱9
は、前記後部支持支柱11の上端部に後述するよ
うにして防振的に取付けられているが、その取付
け位置は、燃料タンク27の上部位置と略同等の
高さにおいて、前記左右フエンダー12の面取り
部12cに平面視でオーバーラツプするよう左右
外側方に偏倚して取付けられている。
前記後部支持支柱11と後部フレーム支柱9と
の防振的取付けは、次ぎのように構成されてい
る。即ち、後部フレーム支柱9の下端部には底部
が開口した筒状の連結座14が一体的に設けられ
ている。一方、後部支持支柱11の上端部には左
右両側が開口した筒状の連結座15が一体的に設
けられており、しかもこの連結座15の内部には
ゴム質弾性体からなる筒状の防振材16が密嵌合
状に嵌着され、かつ該防振材16の連結座15端
縁から突出する部位の外周には、連結座14に対
して間隙を有する連結座15の外周と略一致する
ようにして防振材16aが固着されている。そし
て連結座15を後部フレーム支柱9側の連結座1
4に嵌入し、該連結座14に穿設した孔14aと
防振材16の孔16bとが略一致するよう位置合
わせをしながらカラー17を挿入し、次いでカラ
ー17にボルト−ナツトおよび抜け止めピンによ
つて構成される固定具18を用いて緊締固着する
ことで、両支柱9,11を防振的に連結できるよ
うになつている。
叙述の如く構成された本考案の実施例におい
て、左右の後部支持支柱11は、左右フエンダー
12の内側近傍位置で、かつ燃料タンク27後部
の左右両側コーナー部に背面視でオーバーラツプ
するよう燃料タンク27の後方位置に配されてお
り、これによつて燃料タンク27を後部支持支柱
11によつて背後から保護できるようにしたもの
であるが、この後部支持支柱11の上端部に取付
けられる後部フレーム支柱9は、燃料タンク27
の上部位置と略同等の高さ位置において、左右フ
エンダー12の内側上部に形成される面取り部1
2cに平面視でオーバーラツプするよう左右外側
方に偏倚した位置で後部支持支柱11に取付けら
れている。
この結果、機体側の後部支持支柱11が燃料タ
ンク27を保護すべくフエンダー12の内側に立
設されたものであつても、後部フレーム支柱9
や、該後部フレーム支柱9と後部支持支柱11と
の取付部位は、平面視においてフエンダー12の
内側部にオーバーラツプするよう左右方向に幅広
に設定することができ、広い作業空間が確保でき
て、後方視界が妨げられたり、運転席での居住性
が損なわれてしまうような不具合を確実に回避で
きることになり、さらに機体後部に例えばライム
ソワーのように操作レバーが作業部前方に突出す
る作業機を取付けた場合であつても、後部フレー
ム支柱が作業機の操作レバーの操作の邪魔になつ
たりすることも確実に防止できると共に、外観上
においても好ましいものにできる。
尚、本考案は前記実施例に限定されるものでは
なく、例えば第7図から第9図の第に実施例に示
す如く前部フレーム支柱の無いものにも実施する
ことができる。そしてこの実施例では、後部支持
支柱11と後部フレーム支柱9との連結部はフエ
ンダー12の上面からは突出しない状態になつて
おり、この様にすることによつて後方視界の妨げ
をより少なくすることができると共に、外観的に
もすつきりしたものにできる。またこのものは、
後部支持支柱11と後部フレーム支柱9とを連結
するに、後部支持支柱11の上端部に左右外側方
に突出する鍔部11aを形成する一方、後部フレ
ーム支柱9の下端部に内側方に突出する鍔部9a
を形成して互いにオーバーラツプさせ、これら鍔
部9a,11a同志をボルト13,13を用いて
固定するものであるが、その場合に、ナツト13
a,13aをそれぞれ支柱9,11に隠れるよう
鍔部9a,11aの上下面に溶着し、そしてボル
ト13,13をそれぞれナツトに対向する上下か
ら螺装することによつて連結固定されるようにな
つている。そしてこの様にすることによつて、ボ
ルト固定部が支柱9,11と一致することとなつ
て、強度のある固定が達成できる許りでなく、外
部から目視されるボルト等の固定部材も著しく少
なくなつて、外観が頗る良好になるという利点も
あつて都合が良い。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成された
ものであるから、左右の後部支持支柱を、左右フ
エンダーの内側近傍位置で、かつ燃料タンク後部
の左右両側コーナー部に背面視でオーバーラツプ
するよう燃料タンクよりも後方位置に配して、燃
料タンク後部の左右両側コーナー部を後部支持支
柱によつて背後から保護できるようにしたもので
ありながら、安全フレームの左右後部のフレーム
支柱は、前記各後部支持支柱の上端部に対して、
燃料タンクの上部位置と略同等の高さ位置におい
て、左右フエンダーの内側上部に形成される面取
り部に平面視でオーバーラツプする位置に偏倚し
て取付けられている。
この結果、前述したように後部支持支柱がフエ
ンダーの内側に位置して燃料タンク後部の左右両
側コーナー部を後方から保護するものであつて
も、安全フレームの後部フレーム支柱や、該後部
フレーム支柱と後部支持支柱との取付部位は、フ
エンダー内側上部の面取り部に平面視でオーバー
ラツプする左右外側に位置することになつて、広
い作業空間が確保できて、後方視界が妨げられた
り、機体後部に取付けた作業機側からの操作レバ
ーの操作の邪魔になつたりする不具合を確実に防
止できると共に、外観性も調和の取れた優れたも
のになる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る作業用走行車における安
全フレームの取付け構造の実施例を示したもので
あつて、第1図は農用トラクタの一部を省略した
側面図、第2図は同上正面図、第3図は同上背面
図、第4図は前部フレーム支柱取付け部位の縦断
面図、第5図は後部フレーム支柱取付け部位の横
断面図、第6図は同上縦断面図、第7図は第二実
施例を示す農用トラクタの一部を省略した側面
図、第8図は同上背面図、第9図は後部フレーム
支柱連結部の断面図である。 図中、1は走行機体、5aは運転座席、6は安
全フレーム、9は後部フレーム支柱、11は後部
支持支柱、12はフエンダー、12cは面取り
部、27は燃料タンクである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 運転座席に座する作業者を、機体本体に対して
    取付けられる安全フレームを用いて保護するよう
    に構成してなる作業用走行車において、前記安全
    フレームを構成する左右後部のフレーム支柱がそ
    れぞれ取付けられる左右の後部支持支柱を、左右
    フエンダーの内側近傍位置で、運転座席後方に配
    設の燃料タンクよりも後方に位置し、さらに燃料
    タンク後部の左右両側コーナー部に背面視でオー
    バーラツプする位置に配して機体本体から一体的
    に立設すると共に、前記各後部支持支柱上端部に
    対する各フレーム支柱の取付け位置を、燃料タン
    クの上部位置と略同等の高さで、左右フエンダー
    内側上部の、上側ほど外方となるよう面取りされ
    た面部に平面視でオーバーラツプする位置に偏倚
    させたことを特徴とする作業用走行車における安
    全フレームの取付け構造。
JP1987187877U 1987-12-10 1987-12-10 Expired - Lifetime JPH0527321Y2 (ja)

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JPH0191660U JPH0191660U (ja) 1989-06-15
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Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS573061B2 (ja) * 1974-07-10 1982-01-20

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JPS6242848Y2 (ja) * 1980-06-06 1987-11-04
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