JPH0750329B2 - 画像形成材料 - Google Patents

画像形成材料

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JPH0750329B2
JPH0750329B2 JP61146580A JP14658086A JPH0750329B2 JP H0750329 B2 JPH0750329 B2 JP H0750329B2 JP 61146580 A JP61146580 A JP 61146580A JP 14658086 A JP14658086 A JP 14658086A JP H0750329 B2 JPH0750329 B2 JP H0750329B2
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文明 篠崎
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/54Absorbers, e.g. of opaque materials
    • G03F1/56Organic absorbers, e.g. of photo-resists

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、主に印刷用の非銀塩系感光性フィルム、色校
正用のカラープルーフ、およびディスプレーなどに用い
られる画像形成材料に関するものである。
[発明の技術的背景および従来技術] 従来より、印刷、写真および金属の微細加工など種々の
分野で使用されている画像形成材料として、支持体(転
写型の画像形成材料においては仮支持体とも称される)
と、その上に設けられた、色材を含むフォトポリマーか
らなる感光性樹脂層とから構成されたものが知られてい
た。
たとえば、このような構成を有する画像形成材料は色校
正に用いられる。色校正用のカラープルーフィングシー
トは、各色版用の分解網フィルムを通して画像形成材料
(感光性シート)を露光、現像して感光性樹脂層に分解
画像を形成し、しかるのちこの分解画像を任意の支持体
(受像面)上に転写することにより得ることができる。
近年、上記二層構成の画像形成材料の改良として、色材
を感光性樹脂層に含有させないで、別に、色材を含有さ
せた有機高分子重合体層(色材層ともいう)を支持体と
感光性樹脂層との間に設けてなる画像形成材料が種々提
案されている。そのような例として、特開昭47-16124
号、同52-89916号、同55-117142号、同55-12752号など
の各公報および米国特許4472494号明細書に記載されて
いる画像形成材料を挙げることができる。このように色
材を含んだ層(有機高分子重合体層)を感光性樹脂層と
別に設けて画像形成材料を三層構成とすることにより、
従来の画像形成材料に比較して以下のような利点が得ら
れる。すなわち、画像形成材料を露光、現像して色画像
を形成した場合に従来、色材による感光樹脂層自体の露
光効率の低減から生じていた感度の低下を防止できる。
また、この画像形成材料を印刷用の非銀塩系リスフィル
ム(解像力の大きいフィルム)として利用した場合に
は、特に、画像のコントラストを極めて高くすることが
できる。すなわち、網点減力適性が優れている。
この画像形成材料を露光したのちの画像形成は通常、現
像液により感光性樹脂層を処理し、次いで有機高分子重
合体層(色材層)を現像(エッチング)することにより
行なわれる。この画像形成材料には、感光性樹脂層の露
光部が現像により除去されるポジ型と、未露光部が現像
により除去されるネガ型とがある。
上記例示した画像形成材料のうち、本出願人による特開
昭52-89916号あるいは同55-12752号などの各公報および
米国特許4472494号明細書などに記載されているよう
に、画像形成材料を露光、現像して画像を形成する際
に、感光性樹脂層と、その部分に対応する下層の有機重
合体層(色材層)を同時に現像して除去可能な態様のも
のも開発されている。この態様では同時に一つの処理液
(アルカリ溶液など)で現像(露光部あるいは未露光部
の現像と色材含有有機重合体層のエッチング)が可能な
ため、現像処理工程を簡略できるという利点がある。
ところが、三層構成の画像形成材料は上記のような利点
を有するものであるが、これを用いて色画像を形成する
際に、現像処理工程で感光性樹脂層に比較してその下層
の有機重合体層(色材層)にサイドエッチングが生じる
傾向にある。第1図は上記サイドエッチングが生じた状
態を示すもので、露光後の画像形成材料を現像処理して
色画像を形成した状態を示す断面図である。
(1)はポジ型を示し、(2)はネガ型を示す。
第1図において、1は支持体、2は有機高分子重合体層
(色材層)、3は感光性樹脂層である。図のように現像
後の色画像部分4は、それぞれサイドエッチング5され
るため実際得られる色画像の寸法dは原稿(網点)の寸
法Dに対して細くなって現われる。従って、このような
色画像に基ずいて例えば多色型のカラープルーフを作成
した場合に原稿に忠実な色再現が得られなかった。
[発明の要旨] 本発明は、現像する際に、有機高分子重合体層(色材
層)に生じていたサイドエッチングを防止し、原稿の寸
法に対して高い精度で色画像を得ることのできる画像形
成材料を提供することをその目的とするものである。
上記の目的は、支持体、色材を含有する有機高分子重合
体層および感光性樹脂層をこの順に積層してなる画像形
成材料において、該有機高分子重合体層がアクリル酸ア
ラルキルおよび/またはメタクリル酸アラルキルと、ア
クリル酸および/またはメタクリル酸とからなる共重合
体を含む層から形成されていることを特徴とする画像形
成材料により達成することができる。
すなわち、色材を含む有機重合体層のバインダーとして
特定の高分子重合体を用いることにより、画像形成材料
を露光後、現像工程において生じていた有機高分子重合
体層(色材層)のサイドエッチングの防止を実現するも
のである。
本発明の画像形成材料は、色材を含む有機重合体層のバ
インダーとしてアクリル酸アラルキルおよび/またはメ
タクリル酸アラルキルと、アクリル酸および/またはメ
タクリル酸とからなる共重合体を用いているために、現
像液に対する優れた耐溶解適性、例えば、現像液が浸透
しにくいこと、現像液による膨潤が発生しにくいことな
どを有するために、サイドエッチングの進行を抑制する
ことができる。この結果、得られる色画像は原稿(網
点)の寸法に対して極めて高い精度で再現できる。すな
わち、原稿と色画像の寸法誤差を最小限に抑えることが
できる。
従って、原稿に忠実な色再現ができる。
[発明の構成] 本発明の画像形成材料は、基本的に、支持体、色材を含
む有機高分子重合体層(色材層)および感光性樹脂層を
この順に設けられてなる構成を有する。
ただし、本発明の画像形成材料は上記の構成に限定され
るものではなく、たとえば感光性樹脂層上には保護層が
設けられてもよく、あるいは支持体と有機高分子重合体
層(色材層)との間には各種の中間層が設けられた構成
であってもよい。
上記のような構成を有する本発明の画像形成材料は、た
とえば以下に述べるような方法により製造することがで
きる。
支持体の材料としては、化学的および熱的に安定であっ
て、かつ可撓性を有する物質が用いられる。必要に応じ
て化学光線透過性であってもよい。具体的には、たとえ
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン
類、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のポリハロ
ゲン化ビニル類、セルロースアセテート、ニトロセルロ
ース、セロハン等のセルロース誘導体類、ポリアミド
類、ポリウチレン、ポリカーボネート、ポリイミド類、
合成紙などが挙げられる。これらの中で特に好ましいも
のは、寸法安定性および透明性において優れた二軸延伸
ポリエチレンテレフタレートフィルムである。
なお、これらの支持体の色材を含む有機高分子重合体層
側の表面には、支持体と該有機高分子重合体層との密着
力を調節する目的で各種の表面処理を施したり、また支
持体と該有機高分子重合体層との間には別に中間層とし
て下塗り層を設けてもよい。
次に、支持体上には本発明の色材を含む有機高分子重合
体層が設けられる。
有機高分子重合体層は、色材とこれを含むバインダーと
からなる層である。ただし、本発明のバインダーは、ア
クリル酸アラルキルおよび/またはメタクリル酸アラル
キルと、アクリル酸および/またはメタクリル酸とから
なる共重合体を含んでなることを特徴とするものであ
る。
アクリル酸アラルキルおよび/またはメタクリル酸アラ
ルキルからなる化合物において、アラルキルのアルキル
部分は低級アルキル(炭素数1〜6)であることが好ま
しい。
上記アクリル酸アラルキルの好ましい例としては、ベン
ジルアクリレート、フェネチルアクリレートまたは3−
フェニルプロピルアクリレートである。
また、上記メタクリル酸アラルキルの好ましい例として
は、ベンジルメタクリレート、フェネチルメタクリレー
トまたは3−フェニルプロピルメタクリレートである。
上記アクリル酸アラルキルおよび/またはメタクリル酸
アラルキルと、アクリル酸および/またはメタクリル酸
との混合化(モル比)は、75:25乃至40:60の範囲にある
ことが好ましい。特に、現像(エッチング)を炭酸ソー
ダのような弱アルカリ性の現像液を用いて行なう場合に
は、上記モル比は、67:33乃至40:60の範囲にあることが
好ましい。
共重合体には、所望により、第三成分として他のビニル
化合物から導かれる繰り返し単位が含まれていれもよ
い。
他のビニル化合物の例としては、スチレン又は置換され
たスチレン、例えば、ビニルトルエン、p−クロルスチ
レン、α−クロルスチレン、α−メチルスチレン、ビニ
ルエチルベンゼン、o−メチキシスチレン及びm−ブロ
ムスチレン、ビニルナフタリン又は置換されたビニルナ
フタリン、ビニルヘテロ環化合物、例えば、N−ビニル
カルバゾール、ビニルピリジン、ビニルオキサゾール、
ビニルシクロアルカン類、例えば、ビニルシクロヘキサ
ン、3,5−ジメチルビニルシクロヘキサン、アクリルア
ミド、メタクリルアミド、N−アルキルアクリルアミ
ド、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、メタクリ
ル酸アリール、メタクリル酸アルアルキル及び類似物等
を挙げることができる。これらのうちではスチレンが好
ましい。
但し、これらの第三成分が共重合体中で占める割合は20
モル%以下であることが好ましい。
有機高分子重合体層に含まれる色材は、特に制限はな
く、着色物質として既に公知の染料あるいは顔料から適
宜選択して用いることができる。それらの具体的な例と
しては、例えば、「カラーインデックス」、「染料便
覧」(有機合成化学会協会編集、昭和45年発行、丸善
(株))「新顔料便覧」(日本顔料技術協会編集
(株)、昭和52年発行)などに記載されている化合物を
挙げることができる。
色材を含む有機高分子重合体層(色材層)の形成におい
て、先ず、上記色材と本発明のバインダーとを適当な溶
剤を用いて混合溶解し、有機高分子重合体層(色材層)
形成用塗布液を調製する。調製用の溶剤としては、たと
えば、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノ
ンなどのケトン類;酢酸メチル、酢酸エチルなどの酢酸
エステル類;メチルセロソルブ、ジオキサン、テトラヒ
ドロフランなどのエーテル類;および塩化メチレン、ジ
アセトンアルコールを挙げることができる。これらのも
のは単独で使用してもよいし、あるいは二種以上の混合
溶媒として用いてもよい。
色材層は支持対上に上記塗布液を通常の塗布手段、例え
ば、ホエラーなどを用いて塗布した後、乾燥することに
より形成することができる。
色材の有機高分子重合体層のバインダーに対する含有比
率は、目的とする画像形成材料によっても異なるが一般
には、バインダーに対して5乃至50重量%の範囲であ
る。通常、画像形成材料を返し用の非銀塩系フィルムな
どの用途とする場合には、十分に光学的濃度を要求され
るため上記色材は多量に用いられる。オーバーレイ用の
カラープルーフなどの用途とする場合には比較的低い光
学的濃度でよいため、用いる色材の量は少量でよい。
有機高分子重合体層(色材層)の層厚は一般に0.1乃至1
0μmの範囲にあるのが好ましく、特に好ましくは0.1乃
至3μmの範囲である。
次に、有機高分子重合体層の上には感光性樹脂層が設け
られる。
感光性樹脂層は、感光性の膜形成物質からなる層であ
り、露光後の露光部と未露光部とが溶剤に対する溶解性
などにおいて異なった性質を有する層である。この性質
を利用することにより選択的にいずれか一方の部分を除
去可能にする。このような性質を有する材料としては、
種々のものが知られている。代表的な例としては、光重
合性化合物、光分解性化合物、光架橋性化合物などを挙
げることができる。
この中で光重合性化合物の例としては、常圧で150℃以
上の沸点を有し、付加重合によって重合対を形成し得る
多官能ビニルモノマーまたはビニリデン化合物などのモ
ノマー化合物が好適である。
ビニルモノマー又はビニリデン化合物は、たとえば、ポ
リオールの不飽和エステル、特にアクリル酸又はメタク
リル酸のエステルが好ましい。具体例としては、エチレ
ングリコールジアクリレート、グリセリントリアクリレ
ート、ポリアクリレート、エチレングリコールジメタク
リレート、1,3−プロパンジオールジメタクリレート、
ポリエチレングリコールジメタクリレート、1,2,4−ブ
タントリオール−トリメタクリレート、トリメチロール
エタントリアクリレート、ペンタエリトリットジメタク
リレート、ペンタエリトリットトリメタクリレート、ペ
ンタエリトリットテトラメタクリレート、ペンタエリト
リットジアクリレート、ペンタエリトリットトリアクリ
レート、ペンタエリトリットテトラアクリレート、ジペ
ンタエリトリット−ポリアクリレート、1,3−プロパン
ジオール−ジアクリレート、1,5−ペンタンジオール−
ジメタクリレート、200〜400の範囲の分子量を有するポ
リエチレングリコールのビスアクリレート、ビスメタク
リレート及び類似の化合物を挙げることができる。
またモノマー化合物としては、不飽和アミドを用いるこ
ともでき、その例としてはα、ω−ジアミンを有するア
クリル酸及びメタクリル酸の不飽和アミド及びエチレン
ビスメタクリルアミドを挙げることができる。不飽和ア
ミドのアルキレン鎖は炭素原子によって開かれていても
よい。ただし、光重合性モノマーはこれらの化合物に限
定されるものではない。
上記光重合性化合物を含む感光性樹脂層は有機重合体結
合剤、および活性光線によって活性化される光重合開始
剤からなり、必要に応じて熱重合禁止剤が添加される。
光重合開始剤としては、たとえば、ベンゾフェノン、ミ
ヒラーケトン[4,4′−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾ
フェノン]、4,4′−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフ
ェノン、4−メトキシ−4′−ジメチルアミノベンゾフ
ェノン、2−エチルアントラキノン、フェナントラキノ
ン、及びその他の芳香族ケトンのような芳香族ケトン
類;ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾイ
ンエチルエーテル及びベンゾインフェニルエーテルのよ
うなベンゾインエーテル類;メチルベンゾイン、エチル
ベンゾイン及びその他のベンゾイン類;ならびに2−
(o−クロロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾー
ル二量体、2−(o−クロロフェニル)−4,5−(m−
メトキシフェニル)イミダゾール二量体、2−(o−フ
ルオロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量
体、2−(o−メトキシフェニル)−4,5−ジフェニル
イミダゾール二量体、2−(p−メトキシフェニル)−
4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2,4−ジ(p−メ
トキシフェニル)−5−フェニルイミダゾール二量体、
2−(2,4−ジメトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイ
ミダゾール二量体、2−(p−メチルメルカプトフェニ
ル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、及び米国
特許第3,479,185号、英国特許第1,047,569号及び米国特
許第3,784,557号の各明細書に記載されているような2,
4,5−トリアクリルイミダゾール二量体を挙げることが
できる。
有機重合体結合剤としては、上記モノマー化合物及び光
重合開始剤との相溶性の点から特にビニル系高分子物質
が良好である。ビニル系高分子物質としては、たとえ
ば、ポリ塩化ビニル、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸
メチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチ
ル、ポリメタクリル酸、ポリメタクリル酸メチル、ポリ
ビニルエーテル、ポリビニルアセタール及びこれらの共
重合物等の種々のものが挙げられるが、これらに限定さ
れるものではない。
ここで、モノマー化合物と、有機重合体結合剤の混合比
は、使用されるモノマー化合物と有機重合体結合剤の組
合せによってもその適正比は異なるが、一般には1:10乃
至2:1(重量比)の範囲が好ましい。またこのとき、光
重合開始剤の添加量はモノマー化合物の使用重量に対し
て0.01〜20重量%の範囲が好ましい。
熱重合禁止剤としては、たとえば、p−メトキシフェノ
ール、ハイドロキノン、アルキル又はアリール置換ハイ
ドロキノン、ターシャリーブチルカテコール、ピロガロ
ール、ナフチルアミン、β−ナフトール、フェナチアジ
ン、ピリジン、ニトロベンゼン、o−トルキノン、アリ
ールホスファイトを挙げることができるが、これらに限
定されるものではない。
光分解性化合物としては、例えば、キノンジアジド系感
光物等を挙げることができる。
光架橋性化合物としては、ポリビニルアルコールから誘
導されるポリケイ皮酸ビニルを代表として挙げることが
できる。その他にもアジド基を感光基とする化合物、バ
インダーとしての、ポリアクリルアミド、ポリアクリロ
ニトリル、アルコール可溶性ナイロン、ゴム類、スチレ
ン・ブタジエン共重合体、フェノール樹脂類などの混合
物を挙げることができる。
感光性樹脂層に用いる感光性材料としては、露光後の現
像処理工程において、感光性樹脂層と上述した有機高分
子重合体層(色材層)とを同時に一度の操作で現像(ア
ルカリ処理)できるという利点から、光重合性化合物あ
るいは光分解性化合物であることが好ましい。
感光性樹脂層は、上記感光性材料のいずれかと有機重合
体結合材などとを上述した適当な溶媒を用いて混合溶解
して塗布液(感光液)を調製し、これを同様な手法で色
材層上に塗布したのち、乾燥することによって形成する
ことができる。
感光性樹脂層の層厚は、目的とする画像形成材料及び用
いる感光性材料によっても異なるが、一般に0.1乃至20
μmの範囲にあり、好ましくは0.4乃至5μmの範囲に
ある。
なお、感光性樹脂層の材料およびその形成方法の詳細に
ついては、前述した各公報および明細書の他に、たとえ
ば特公昭46-15326号、特公昭46-35682号、特開昭44-724
94号、特開昭47-41830号、特開昭48-93337号、特開昭49
-441号、特公昭55-6210号、特開昭51-5101号、特開昭59
-97140号、特開昭60-46694号などの各公報および米国特
許3887450号明細書に記載されている。
さらに、本発明の画像形成材料は、耐傷性の向上あるい
は酸素による感度の低下の防止を目的として保護層を設
けてもよい。保護層は、たとえばポリビニルアルコー
ル、ポリ酢酸ビニル、メチルビニルエーテル・無水マレ
イン酸共重合体、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、ア
ラビアゴムなどの高分子物質の溶液を塗布、乾燥するこ
とにより形成することができる。
次に本発明の実施例および比較例を記載する。ただし、
以下の各例は本発明を制限するものではない。
[実施例1] 以下の第1表に示される組織からなる4色(イエロー
(Y) マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(B))の顔料分散液を調製し、試験用分散機(ペイン
トシェーカー、東洋精機(株)製)を用いて3時間分散
した。
分散終了後、更に前記の第2表に示される組成にして希
釈し、4色の有機高分子重合体層(色材層)形成用塗布
液を調製した。次いで、各塗布液をポリエチレンテレフ
タレート(支持体;厚さ:100μm)上にホエラーを用い
て100rpmの回転速度で塗布し、塗布後、100℃の温度で
2分間乾燥した。
次に、上記得られた4色のそれぞれの色材層上に下記の
組成からなるポジ型感光液(感光性樹脂層用塗布液)を
ホエラーを用いて上記と同様に100rpmの回転速度で塗布
し、塗布後、100℃の温度で2分間乾燥してイエロー、
マゼンタ、シアンおよびブラックにそれぞれ着色された
各感光性シート(画像形成材料)を作成した。
感光性樹脂層用塗布液 アセトンとピロガロールの縮合物(平均重合度3)と2
−ジアゾ−1−ナフトール−4−スルホニルクロリドの
付加物 15g ノボラック型フェノールホルムアルデヒドレジンン 30g (PR-50716、住友デユレス(株)製) トリクレジルホスフェイト 5g シクロヘキサノン 120g 酢酸n−プロピル 280g 次に、得られた4色の感光性シートについて、色画像の
評価を行なった。
4色の感光性シートをそれぞれ相応する色分解マスクを
用い、1kw超高圧水銀灯(P−607FW,大日本スクリーン
製造(株)製)で60秒間画像露光したのち、現像液(商
品名;富士カラーアート用現像液、富士写真フイルム
(株)製)の5倍希釈液により31℃の温度で34秒間自動
現像[富士カラーアートプロセッサーCA-600P(富士写
真フイルム(株)製を使用)]を行なった。
得られた画像には現像時における色材層のサイドエッチ
ングは見られず、原稿の網点を忠実に再現していた。ま
た、これら4色の色画像は白色台紙上に見当合せをして
重ねられカラプルーフとして良好に使用できた。
[実施例2] 下記の組成からなる顔料分散液を調製し、試験用分散機
(ペイントシェーカー、東洋精機(株)製)を用いて3
時間分散した。
顔料分散液 ベジルメタクリレート・メタクリル酸共重合体 22.5g (モル比;60/40) カーボンブラックMA-100 15.0g (三菱化成(株)製) メチルエチルケトン 62.5g 次に、上記顔料分散液を下記の組成に希釈したのち、10
分間攪拌し、次いで超音波分散を10分間行ない、色材層
形成用塗布液を調製した。
色材層形成用塗布液 フッ素系界面活性剤 0.5g (フロラードFC-430,住友3M(株)製) ベンジルメタクリレート・メタクリル酸共重合体 40.0g (モル比較;60/40) 顔料分散液 40.0g メチルエチルケトン 260.0g メチルセロソルブアセテート 130.0g この色材層形成用塗布液をポリエチレンテレフタレート
(支持体;厚さ:100μm)上に上記実施例1と同様な操
作を行なうことにより、層厚が2.5μmの色材層を形成
した。さらに、実施例1で用いた感光液を上記色材層上
に塗布し、1μmの厚さの感光性樹脂層を形成した。こ
のようにして、感光性シート(画像形成材料)を作成し
た。
得られた感光性シートについて、以下の解像力測定試験
により評価した。
上記感光性シートの光学濃度をマクベス透過濃度計で測
定した。光学濃度はO.D=3.5以上であった。
解像力試験 解像力チャートと5〜95%の網点を組合せたテスト用原
稿を用いて、1kw超高圧水銀灯(P−607FW,大日本スク
リーン製造(株)製)で60秒間上記感光性シートを画像
露光したのち、下記の組成の現像液を用いて31℃の温度
で40秒間現像を行なった。
現像液 Na2CO3 15g ブチルセロソルブ 3g 蒸留水 1 得られた画像は原稿に対して175本/mm、5〜95%の網点
を正確に再現していた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、画像形成材料を露光後、現像して、色画像を
形成した状態を示す断面図である。 1:支持体、2:有機高分子重合体 3:感光性樹脂層、4:色画像部 5:サイドエッチ、D:原稿の寸法 d:実際の色画像部の寸法

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体、色材を含有する有機高分子重合体
    層および感光性樹脂層をこの順に積層してなる画像形成
    材料において、該有機高分子重合体層がアクリル酸アラ
    ルキルおよび/またはメタクリル酸アラルキルと、アク
    リル酸および/またはメタクリル酸とからなる共重合体
    を含む層から形成されていることを特徴とする画像形成
    材料。
  2. 【請求項2】上記アクリル酸アラルキルが、ベンジルア
    クリレート、フェネチルアクリレートおよび3−フェニ
    ルプロピルアクリレートからなる群より選らばれる少な
    くとも一種の化合物であることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の画像形成材料。
  3. 【請求項3】上記メタクリル酸アラルキルが、ベンジル
    メタクリレート、フェネチルメタクリレートおよび3−
    フェニルプロピルメタクリレートからなる群より選らば
    れる少なくとも一種の化合物であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の画像形成材料。
  4. 【請求項4】上記共重合体を形成するアクリル酸アラル
    キルおよび/またはメタクリル酸アラルキルと、アクリ
    ル酸および/またはメタクリル酸とのモル比が、75:25
    乃至40:60の範囲にあることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の画像形成材料。
  5. 【請求項5】上記有機高分子重合体層の層厚が0.1乃至1
    0μmの範囲にあることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の画像形成材料。
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