JP2629043B2 - 画像形成材料 - Google Patents

画像形成材料

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JP2629043B2
JP2629043B2 JP1082792A JP8279289A JP2629043B2 JP 2629043 B2 JP2629043 B2 JP 2629043B2 JP 1082792 A JP1082792 A JP 1082792A JP 8279289 A JP8279289 A JP 8279289A JP 2629043 B2 JP2629043 B2 JP 2629043B2
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【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は,画像の形成材料に関するものであり,更に
詳しくは,感光性層の露光部および未露光部の粘着性の
差を利用した単色または多色の重ね合わせによる画像形
成材料であり,色校正サープリントプリプレスプルーフ
として印刷物と全く近似した転写物を得ることができる
高品質な画像形成材料に関する。
(従来の技術) 従来より,印刷工業分野においては最終的に印刷され
た印刷物の仕上がり,色調などを印刷する前に確認する
手段として,校正印刷あるいはプリプレスプルーフを利
用することが一般的に知られている。
プリプレスプルーフとは,印刷用のインキを使わずに
最終の印刷物の仕上がりが予想できる利点があり,最終
的に得られる画像品質や製版および印刷工程上の様々な
目的に応じてオーバーレイ方式,サープリント方式等が
使い分けられている。
オーバーレイ方式は,透明ベースフィルム上に各色分
解マスクに応じた色材を含む感光性層があり,このフィ
ルムとマスクを密着,露光,現像を行いそれぞれのフィ
ルムを重ねあわせて校正を行なう。
サープリント方式は,オーバーレイ方式と異なりハー
ドコピーが得られるため,その利用価値は高くこれまで
に,例えば米国特許第3060023号,3060024号,3060025号
公報に記載されるような単一の支持体上に数層からなる
フォトポリマー感光性層を積層し各分色画像を順次形成
してゆくものがある。
また,日本特開昭59−97410号公報,同61−188537号
公報に記されるようなオーバーレイ法とサープリント法
の両方に使用できるようなプリプレスプルーフも存在す
る。この方法の利点としては,使用目的に応じて,単な
る文字等のチェックを行いたい場合は,オーバーレイだ
けで確認し,絵柄などの微妙な色彩部分などのチェック
にハードコピーを得たい場合は,これを被転写体に転写
すればよいという点では,汎用性は大きい。しかしなが
ら,有機溶剤による現像工程が必要な為に作業環境が悪
くなる欠点がある。
本発明者らは,透明支持体上に染料およびもしくは顔
料を含有する感光性層を形成してなり,画像露光し感光
性層における露光部および未露光部の,転写における粘
着性の差を生じせしめ,紙等の画像受容体に画像を転写
する画像形成材料を,ロールニップ間で感光性層の凝集
破壊により画像受容体へ画像を転写して得られたプリプ
レスプルーフが,従来のプリプレスプルーフと全く異な
り,被印刷体と画像形成材料との間に接着層等のような
層が介在しないため実際の印刷物と全く同じ画像および
質感を再現することを既に見い出している。
これらの画像形成材料には,通常保護フイルムが使用
され,感光性層の保護が図られている。この保護フイル
ムは,フイルムの剛性,酸素透過性,表面平滑性,密着
性,感光性層の剥離等の面から考慮,選定され,ポリエ
チレンフイルム,ポリプロピレンフイルム,ポリエチレ
ンテレフタレートフイルム,ポリトリアセテートフイル
ム等が利用されている。
画像形成材料の使用の一例としては,透明支持体とマ
スク原版等の画像面とを密着させ,マスク側から画像露
光を行い,マスク原版,次いで保護フイルムを外し,感
光性層と画像受容体とをニップロール間で熱をかけなが
ら転写するものである。
(本発明が解決しようとする課題) 画像形成材料から得られる転写物は色相にもよるが,
特に墨,藍等の色相においては,活性光線の着色感光性
層への吸収が大きく,保護フイルムに近い感光性層の硬
化性が低下するために,画像露光後に行う転写印刷の濃
度をグレースケールを用いて他の色と比較すると,グレ
ースケールの各ステップ毎の濃度変化が異なり,墨,藍
においては該変化が緩慢で,所謂ガンマ値が低下してい
る。画素面積(網点)の大小等で色の濃淡を表す印刷
法,例えばオフセット印刷,フレキソ印刷等の場合,ガ
ンマ値が高いために,作業者が設計的に画像露光量を変
更した場合でも,例えば露光不足による地汚れが発生し
にくく,網点サイズの調整が画像露光量で日常的に行わ
れている。これらをより近似させるため,本発明は保護
フイルムに着目し,保護フイルムに有効な機能を保有さ
せ,上述の欠陥をなくした画像形成材料を提供するもの
である。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は,透明支持体に,染料およびもしくは顔料を
含有する感光性層を形成し,更に感光性層の上に保護フ
ィルムを有してなり,透明支持体側から画像露光した
後,形成された画像を紙等の画像受容体に形成すること
ができる画像形成材料において,保護フィルムが少なく
とも中間に金属層を有する画像形成材料である。また,
透明支持体上に,染料およびもしくは顔料を含有する感
光性層を形成し,更に感光性層の上に保護フィルムを有
してなり,該透明支持体側から画像露光した後,保護フ
イルムを除去し,感光性層における露光部および未露光
部の転写における粘着性の差により,紙等の画像受容体
に画像を転写することのできる画像形成材料において,
保護フィルムが少なくとも中間金属層を有する画像形成
材料であり,さらには保護フイルムが,金属の蒸着層を
有するプラスチックフイルムである画像形成材料であ
る。
本発明は,保護フイルムが,少なくとも活性光線反射
性の金属層を有することを特徴としており,この金属層
によりガンマ値の低さから生じるグレースケールの明
部,つまり透過濃度の低い部分の露光不足による地汚れ
やガンマ値の低さがあるために作業者が設計的に画像露
光量の調整ができない見掛け上の露光ラチチュードの狭
いことを解消することを可能とし,さらには感度の上昇
をも可能とするものである。
本発明の画像形成材料は,通常,透明支持体/感光性
層(2層以上でもよく,2層以上の場合,少なくとも1層
は着色剤を含有する)/保護フイルム,の構成である
が,以下に説明する。
なお,画像形成材料の透明支持体(フイルム)にマス
ク原版の画像面を密着させ,活性光線を照射し,潜像を
形成させる。マスク原版の非画像部,透明支持体,感光
性層,保護フイルムで段階的に光線が減衰され,透過し
てきた活性光線は乱反射するために,保護フイルムと接
触する面は黒色等の活性光線を吸収する工夫が施されて
いる。または画像形成材料中にハレーション防止層等が
設けられているのが一般的である。
本発明は,上記した段階的に減衰され,透過してきた
活性光線を保護フイルムに設けられた活性光線反射性の
金属層で反射させることで,硬化性の低下している保護
フイルムと接している感光性層部に反射した活性光線に
より寄与させ,硬化性を高め,ガンマ値の低さから生じ
る見掛け上の露光ラチチュードの狭いことの問題点を解
消するものである。
保護フイルムとして設ける金属層の金属としては,ア
ルミニウム,ニッケル,金,銀等が使用できるが,活性
光線反射性であればこれらに限定されるものではない。
実用的にはアルミニウムが好ましい。
実際的には,ポリエチレンフイルム,ポリエチレンテ
レフタレートフイルム,ポリプロピレンフイルム,トリ
アセテートフイルム等の各種プラスチックフイルム上
に,アルミニウムの蒸着層,スパッタリング層等を設け
た保護フイルムとする。また,アルミニウム箔とプラス
チックフイルムとを積層した保護フイルムも有効であ
る。
本発明に係わる保護フイルムの構成の1例を図面によ
り説明する。なお,図面では上側に画像形成材料の感光
性層が接する状態となる場合を例示する。第1図〜第2
図は本発明に係わる保護フイルムの部分断面図を表す。
20,30はそれぞれ保護フイルム,21,31は金属層,をそ
れぞれ示す。
第1図は,プラスチックフイルム22/金属層21/プラス
チックフイルム23,の例を示す。プラスチックフイルム2
2としては,ポリエチレンフイルム,ポリプロピレンフ
イルム等,プラスチックフイルム23としてはポリエチレ
ンフイルム,ポリエチレンテレフタレートフイルム,ポ
リプロピレンフイルム,トリアセテートフイルム等が挙
げられる。なお,各層は接着剤によるドライラミネート
等で積層さている。
第2図は,離型性塗料32/金属層31/プラスチックフイ
ルム33,の例を示す。プラスチックフイルム33として
は,ポリエチレンフイルム,ポリエチレンテレフタレー
トフイルム,ポリプロピレンフイルム,トリアセテート
フイルム等が挙げられる。
なお,第1図〜第2図における22,32の層は感光性層
との離型性が良いことが必須の条件である。また,23,33
の層は,保護フイルムにおける剛性等を考慮し,選定さ
れる。
また,金属層と感光性層とはなるべく近い方が乱反射
が少ない。22の層は30μ以下,32の層は20μ以下の厚み
が好ましく,感光性層と金属層との間に位置する層は可
及的に薄いことは勿論のこと,活性光線の吸収の少ない
方が好ましい。
透明支持体としては,熱,化学薬品光等に安定であ
り,しかも活性光線を充分透過するような材料が好適で
ある。例えばセルロースアセテート,ポリスチレン,ポ
リ塩化ビニル,ポリエチレンテレフタレート,ポリカー
ボネート,ポリプロピレン等のフィルムまたはシートで
ある。特に好ましくはポリエチレンテレフタレートフィ
ルムまたはシートである。
特にポリエチレンテレフタレートフィルムまたはシー
トが透明性または熱安定性,寸法安定性等の面から好ま
しい。
また,保護フィルム剥離時に発生する静電気を除去す
るために透明支持体もしくは保護フィルムに導電処理を
施してもよい。
本発明に係わる感光性層としては,2層,又は,3層以上
からなり,少なくとも1層には着色剤を含有する。全て
の感光性層に着色剤が含有されていても良い。
本発明の画像形成材料の感光性層に適用される材料と
しては, (a)光重合性化合物および着色剤(着色剤を含まない
場合もある) (b)光重合性化合物,熱可塑性樹脂および着色剤等の
構成であるが,添加剤として光重合開始剤,光重合促進
剤,熱重合禁止剤,樹脂可塑剤,顔料分散剤等が併用さ
れる。
光重合性化合物としては,モノマー,ポリマー,プレ
ポリマーから選ばれる少なくとも一種を適用する。
光重合性化合物としては,特に制限されるものではな
いが,好ましくは,熱可塑性樹脂を常温で可塑化できる
ものである。
代表的な化合物としては,2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート,エチレングリコールジアクリレー
ト,ジエチレングリコールジアクリレート,1,6ヘキサン
ジオールジ(メタ)アクリレート,トリメチロールプロ
パントリアクリレート,ペンタエリスリトールトリアク
リレート,ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
等,これらのエチレン性不飽和化合物を一種,または必
要に応じて二種以上用いてもよい。
熱可塑性樹脂(有機重合体結合剤)としては,熱可塑
性で,光重合性化合物との相溶性に優れた光重合性を有
しないポリマーが使用できる。例えば,ポリ塩化ビニ
ル,ポリ(メタ)アクリル酸エステル,エポキシ樹脂,
ポリウレタン樹脂,セルロース誘導体,(例えば,エチ
ルセルロース,酢酸セルロース,ニトロセルロース)塩
ビ−酢酸ビ共重合体,ポリアマイド樹脂,ポリビニルア
セタール樹脂,ジアリルフタレート樹脂,ブタジエン−
アクリロニトリル共重合体のような合成ゴム等があり,
必要な物性に応じてこれらの熱可塑性物質を一種,もし
くは二種以上含んでも良い。
光重合開始剤としては,主に可視光部における吸収の
すくないもの,また,光重合性化合物との相溶性がよい
もの,光化学的には項間交差量子効率が1に近いもの
が,好ましいが,例えば,ベンゾフェノン,ベンゾイン
エチルエーテル,ベンジルジメチルケタール,アゾビス
イソブチロニトリル,2−クロロチオザンゾン,2−メチル
チオザンゾン,2−エチルチオザンゾン,2−イソプロピル
チオザンゾン,4′−イソプロピル−2−ヒドロキシ−2
−メチルプロピオフェノン等があり,更に,光重合開始
効率を高めるために,光重合促進剤を組み合わせて使用
してもよい。この光重合促進剤としては,芳香族−脂肪
族三級アミン等が公知である。例えば,ミヒラーズケト
ン,4,4′−ビスジエチルアミノベンゾフェノン等があ
る。促進剤は,ものによっては,黄変することもあるの
で,促進効率と黄変性,開始剤との相溶性,更には,利
用する活性光線のエネルギー,波長域を勘案して選択さ
れる。
熱重合禁止剤は,多くは,芳香族誘導体が利用されて
いる。熱重合禁止剤の選択で重要なことは,添加量及び
相溶性であり,光重合のためのラジカル発生を妨害しな
い程度の量でしかも,熱的には,ラジカルを抑制しなけ
ればならない。一般にこれまで利用されているものとし
ては,ハイドロキノン,p−メトキシフェノール,t−ブチ
ルカテコール,ピロガロール等がある。但し,芳香族以
外のものを組み合わせても,本発明を制御するものでは
ない。
感光性層に適用される着色剤としては,有機顔料,染
料,カーボンブラック等の従来より使用されている染料
及び顔料が使用できる。必要な色相を得るために数種の
染顔料を混合することもできる。
感光層中に添加される顔料もしくは染料は,全固形分
の5〜50%が適当であり,更に好ましくは,9〜20%が好
ましい。
以下,本発明を実施例により更に詳述するが,本発明
はこれによって限定するものではない。例中,部とは重
量部を示す。
実施例1 下記の組成からなる感光性層液を調整した。
ジアリルイソフタレートプレポリマー(大阪曹達(株)
製) 22.0部 KAYARAD・DPHA(日本化薬(株)製) 7.0部 ベンゾフェノン(第一化成(株)製) 0.5部 EAB(保土谷化学(株)製) 0.2部 MA−7(三菱化成(株)製) 3.0部 R−52(ヘキストジャパン(株)製) 1.0部 メチルエチルケトン 40.0部 トルエン 10.0部 キシレン 10.3部 この感光性層液を支持体であるポリエチレンテレフタ
レートフィルム(厚さ12μ)上に乾燥膜厚1.7μとなる
よう塗工した。
保護フイルムとして,第1図に示すように第1図に示
すように、20μ厚さのポリエチレンフイルムにアルミニ
ウム蒸着(厚さ800Å)し、ドライラミネート用接着剤A
D−502、CAT−10(東洋モートン(株))を100部、7部
の比で配合した接着剤でアルミニウム蒸着したポリエチ
レンフイルムと40μ厚さのポリエチレンテレフタレート
とをドライラミネートし、保護フイルムを得た。感光性
層面と上記の保護フイルムのポリエチレンフイルムとを
密着させながらラミネートし、画像形成材料を得た。
また,上記感光性層の組成中のMA−7,R−52の代わり
にリオノールイエローFG1310,カーミン7B FG4412,リオ
ノールブルーFG7330(いずれも東洋インキ製造(株))
で各々感光性層液を調整し,上記の方法で塗工,乾燥,
ラミネートし,イエロー,マゼンタ,シアンの画像形成
材料を得た。
実施例2 第2図に示すように,40μ厚さのポリエチレンテレフ
タレートフイルムにアルミニウム蒸着し,アルミニウム
蒸着面に離型シリコーンYSR7031を厚みで5μに均一に
塗布し,保護フイルムとした。この保護フイルムの離型
処理面を実施例1と同様にして感光性層面と合わせ,4色
の画像形成材料を得た。
比較例1 40μ厚さのポリエチレンフイルムを保護フイルムと
し,実施例1と同様にして4色の画像形成材料を得た。
実施例1〜2および比較例1で得た,それぞれの画像
形成材料の透明支持体側とグレースケールを有するプレ
ートコントロールウェッジ(原版ポジマスク,PCW,UGRA
製)とを密着し,UVプリンター,HMW−201KB(オーク製作
所(株)製)で70mj/cm2の活性光線を与えた。プレート
コントロールウェッジを外し,さらに保護フイルムを剥
離し,この画像形成材料と原版ポジマスクとを剥し,更
に,保護フィルムを剥離し,ファーストラミネータ・8B
−700特殊型(大成ラミネータ(株)製)を用いて両面
アート紙,特両アート110kg(三菱製紙(株)製)と保
護フィルムを剥離した画像形成材料とを密着させ,線圧
6.6Kgf/cm2,通過速度35cm/min,ローラー表面温度70℃の
条件でローラー間のニップにより転写した。
表に結果を示すが,ここでクリアー段数とは70mj/cm2
の活性光線を与えたとき,完全に硬化したプレートコン
トロールウェッジのクリアー段数部位のことであり,ベ
タ段数とは,70mj/cm2の活性光線を与えたとき,感光性
層が活性光線の影響を受けずに未硬化で,ベタ部の転写
濃度と一致するプレートコントロールウェッジの段数部
位を表すものである。また,(ベタ段数部位)−(クリ
アー段数部位)で表される段差は露光ラチチュードの広
い,あるいは狭いを表すに有効な方法で,段差が大きい
程,露光ラチチュードが狭いことを意味し,段差が小さ
い程,露光ラチチュードが広いことを意味する。
表に示されているとおり,比較例1に較べ,(ベタ段
数部位)−(クリアー段数部位)で表わす段差が少な
く,本発明におけるアルミニウム蒸着層を有する保護フ
イルムを使用することにより,見掛け上の露光ラチチュ
ードを広め,ガンマ値を高くするのに優れていることか
分かる。このとき,実施例1〜2は乱反射による細線お
よびハイライト部の網点の再現性への阻害は認められな
かった。
また,実施例1〜2のクリアー段数部位が比較例1に
比べ上昇している。これは,比較例1と同じクリアー段
数部位を得ようとするとき,実施例1〜2は比較例1よ
り少ない露光量を与えることで済み,感度上昇を示すも
のである。このように金属層を有する保護フイルムによ
って,感度上昇にも有効であることが分かる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第2図は,いずれも本発明に係わる保護フイル
ムの部分断面図を示す。 図中の符号は,20,30……保護フイルム,21,31……金属
層,を表す。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明支持体上に、染料およびもしくは顔料
    を含有する感光性層を形成し、更に感光性層の上に保護
    フイルムを有してなり、透明支持体側から画像露光した
    後、形成された画像を紙等の画像受容体に形成すること
    ができる画像形成材料において、保護フイルムが少なく
    とも中間に金属層を有することを特徴とする画像形成材
    料。
  2. 【請求項2】透明支持体上に、染料およびもしくは顔料
    を含有する感光性層を形成し、更に感光性層の上に保護
    フイルムを有してなり、該透明支持体側から画像露光し
    た後、保護フイルムを除去し、感光性層における露光部
    および未露光部の転写における粘着性の差により、紙等
    の画像受容体に画像を転写することのできる画像形成材
    料において、保護フイルムが少なくとも中間に金属層を
    有することを特徴とする画像形成材料。
  3. 【請求項3】保護フイルムが、金属の蒸着層を有するプ
    ラスチックフイルムであることを特徴とする請求項2記
    載の画像形成材料。
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