JPH0732201B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH0732201B2
JPH0732201B2 JP4036617A JP3661792A JPH0732201B2 JP H0732201 B2 JPH0732201 B2 JP H0732201B2 JP 4036617 A JP4036617 A JP 4036617A JP 3661792 A JP3661792 A JP 3661792A JP H0732201 B2 JPH0732201 B2 JP H0732201B2
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JP
Japan
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polycrystalline silicon
region
drain
semiconductor device
layer
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JP4036617A
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JPH0677435A (ja
Inventor
伸治 両角
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薄膜トランジスタを用い
半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来CMOSRAMに用いられているメ
モリのセルを図1に示す。Pチャネルトランジスタ3,
4、及びNチャネルトランジスタ5,6より成るインバ
ータのループ接続によるフリップフロップに対しアドレ
ス線ADRによりON−OFFを制御させるNチャネル
トランジスタ(トランスファゲート)1,2を介してデ
ータの入力線であるBIT、及び
【0003】
【数1】
【0004】に接続されている。メモリセルのリード状
態ではフリップフロップからデータ線へ、又ライト状態
の時はデータ線からフリップフロップへ信号がトランス
ファゲートがONした時伝達する。このCMOSメモリ
セルの特徴としてはフリップフロップを構成するインバ
ータは安定状態では、CMOSであることによりパワー
は微少しか必要とせず、従ってメモリに格納されている
データの保持には殆ど電力が消費されないことと、又動
作状態においても、N−MOSに比しパワーの消費が少
ないことであり、低電力動作ということでかなり多方面
に活用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】−方このCMOSメモ
リの欠点としては基板にCMOSトランジスタを形成し
ているのでそのセルサイズが大きく、チップに格納され
るメモリの容量が小さく、大容量化がむずかしいことに
ある。そこで近年、多結晶シリコン膜を用いた薄膜トラ
ンジスタを用いて回路を構成し、基板上方にこの薄膜ト
ランジスタを形成することにより基板側に形成される回
路とオーバーラップさせて高集積化しようとする試みが
なされている。しかしながら上層の薄膜トランジスタと
基板側の回路とを接続するに際して、基板側の回路の接
続点となる拡散層との導電型が異なっていた場合に問題
が生ずる。すなわち、両者を直接接続した場合は、多結
晶シリコンと単結晶シリコンのPN接合が形成され、そ
の部分での電圧降下が多きく回路動作に支障をきたす可
能性があった。
【0006】本発明はかかる問題を解決するために、多
結晶シリコンを用いた薄膜トランジスタのドレインと、
このドレインと導電型の異なる基板側の拡散層との接続
経路に於ける電圧降下を少なくすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1導電型の
単結晶シリコン層からなる第1領域と、多結晶シリコン
層に形成された第2導電型の2つの第2領域にソース及
びドレインを有する薄膜トランジスタとを備え、ソース
を有する一方の前記第2領域に供給電位を印加するとと
もに、ドレインを有する他方の前記第2領域と前記第1
領域との接続経路間に当該他方の第2領域と前記第1領
域の直上に設けられたコンタクトホールを介して部分的
に重ねて配置され、かつ電気的に接続される第1導電型
の多結晶シリコン層を介在してなることを特徴とする。
【0008】
【実施例】図2(a)は本発明の半導体装置を用いて構
成されたメモリセルの平面パターン図例、(b)には
ABの断面図を示す。選択酸化マスクの境界18内に
ソース・ドレイン領域となる部分が存在する。選択酸化
によるフィールド膜形成後にゲート酸化膜を成長させて
から第1層目の多結晶シリコンと基板30の接続をする
ためのコンタクトホール10,11の開孔をした後に第
1層目の多結晶シリコン19,20,21,27(斜線
部のパターン)をデポジションした後に全面にPイオン
を打ち込んでソース・ドレイン31,32,33を形成
する。この後第2フィールド膜36をデポジション、ゲ
ートとなる多結晶シリコン19,20上の第2フィール
ド膜を除去し、前記多結晶シリコン19,20上を熱酸
化して薄膜トランジスタのゲート絶縁膜を形成する。そ
の後第1層と第2層目の多結晶シリコンを接続するコン
タクトホール12,13,14を開孔し薄膜トランジス
タのチャネル、及びソース・ドレインを形成する第2層
目の多結晶シリコン層22,23(点部のパターン)を
デポジションし選択的にP拡散をする。更に第3フィ
ールド膜35をデポジションした後にコンタクトホール
15,16を開孔後A1−Si層24,25,26を形
成する。この結果単結晶シリコンの拡散層31を
(−)電源VSSに接続されたソース、同じく32をド
レイン、多結晶シリコン20をゲートとするNチャネル
トランジスタと、多結晶シリコン層22において(+)
電源VDDに接続されたソース55、チャネル54、ド
レイン56、多結晶シリコン20をゲートとするPチャ
ネルトランジスタが形成され、各々のドレインがダイオ
ードを介して接続されるCMOSのインバータが構成で
きる。
【0009】図5に図2に示したセルパターンの回路図
を示す。Nチャネルトランジスタ40〜43はバルクシ
リコン単結晶中に又、Pチャネルトランジスタ44,4
5は多結晶シリコンの薄膜トランジスタとして形成さ
れ、ダイオード46,47はPチャネルの多結晶シリコ
ンとN型多結晶シリコン27の接続点に発生するダイオ
ードである。多結晶シリコン同士のPN接合はリーク電
流が大きく、また多結晶シリコン同士がコンタクトホー
ルを介して重ねて接続されているので簡単なプロセスで
接合面積を広くできるので、薄膜トランジスタと拡散層
間に電流を充分に流すことが可能であるから、回路動作
上は障害とならない。
【0010】一般に多結晶シリコン層は単結晶シリコン
に比し、移動度が極端に低く、トランジスタ特性に劣悪
で、特にOFFリークが多いことが知られている。しか
し発明者らはこの特性の改善に努力した結果次のことが
わかった。図3に示すように多結晶シリコンのデポジシ
ョン温度を700℃以下にすると移動度が改善され、特
に500℃近辺では10に近い特性が得られた。又OF
Fリークの改善には多結晶シリコンを熱酸化して作るゲ
ート膜の製造方法に依存し、高温でドライ酸化の方式が
最も良かった。又多結晶シリコンの層のデポジション温
度が高くても、レーザによるアニーリングを実施すると
移動度、OFFリークの改善が可能である。
【0011】図4は500℃で多結晶シリコンをデポジ
ションし、更にチャネル部にイオン打ち込みによりPイ
オンをライトドープし、ゲート酸化膜を1100℃で形
成して得られたメモリセルに用いるものと同じサイズの
トランジスタの特性を示す。特性はメモリに応用するに
ついて十分である。
【0012】
【発明の効果】以上のような構成とすることにより、第
1導電型の単結晶シリコン層からなる第1領域と、薄膜
トランジスタの第2導電型の多結晶シリコン層からなる
ドレインを有する第2領域との電気的接続経路間に、こ
の第2領域とコンタキトホールを介して重ねて配置され
電気的に接続される第1導電型の多結晶シリコン層を介
在させたので、多結晶シリコン同士のPN接合が形成さ
れる。多結晶シリコン同士のPN接合は、単結晶シリコ
ン同士のPN接合、あるいは多結晶シリコンと単結晶シ
リコンによるPN接合に比して、リーク電流が大きいの
で、電圧降下を小さくできる効果があり、しかも多結晶
シリコン同士のPN接合が重ねて形成されているから接
合面積が大きく、更に電圧降下を小さくできる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 CMOSRAMのセル図。
【図2】 (a)は本発明の半導体装置を用いたCMO
SRAMの平面図(b)は断面図。
【図3】 多結晶シリコンの移動度とデポジションの温
度の関係を示す図。
【図4】 本発明により得られた多結晶シリコントラン
ジスタの特性を示す図。
【図5】 図2の回路図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の単結晶シリコン層からなる
    第1領域と、多結晶シリコン層に形成された第2導電型
    の2つの第2領域にソース及びドレインを有する薄膜ト
    ランジスタとを備え、ソースを有する一方の前記第2領
    域に供給電位を印加するとともに、ドレインを有する他
    方の前記第2領域と前記第1領域との接続経路間に当該
    他方の第2領域と前記第1領域の直上に設けられたコン
    タクトホールを介して部分的に重ねて配置され、かつ電
    気的に接続される第1導電型の多結晶シリコン層を介在
    してなることを特徴とする半導体装置。
JP4036617A 1992-02-24 1992-02-24 半導体装置 Expired - Lifetime JPH0732201B2 (ja)

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JP1090316A Division JPH0214566A (ja) 1989-04-10 1989-04-10 フリップフロップ

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JPH0677435A JPH0677435A (ja) 1994-03-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0435903A (ja) * 1990-05-31 1992-02-06 Daicel Chem Ind Ltd アシル化木質材の製造方法

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