JP2782333B2 - 薄膜トランジスタの製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタの製造方法

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JP2782333B2
JP2782333B2 JP7306190A JP30619095A JP2782333B2 JP 2782333 B2 JP2782333 B2 JP 2782333B2 JP 7306190 A JP7306190 A JP 7306190A JP 30619095 A JP30619095 A JP 30619095A JP 2782333 B2 JP2782333 B2 JP 2782333B2
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film transistor
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伸治 両角
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、薄膜トランジスタの製
造方法、特に多結晶シリコン膜に形成されたチャネル領
域の移動度を改善した薄膜トランジスタの製造方法に関
するものである。 【0002】 【従来の技術】従来CMOSRAMに用いられているメ
モリのセルを図1に示す。Pチャネルトランジスタ3,
4、及びNチャネルトランジスタ5,6より成るインバ
ータのループ接続によるフリップフロップに対しアドレ
ス線ADRによりON−OFFを制御させるNチャネル
トランジスタ(トランスファゲート)1,2を介してデ
ータの入力線であるBIT、及び 【0003】 【数1】 【0004】に接続されている。メモリセルのリード状
態ではフリップフロップからデータ線へ、又ライト状態
の時はデータ線からフリップフロップへ信号がトランス
ファゲートがONした時伝達する。このCMOSメモリ
セルの特徴としてはフリップフロップを構成するインバ
ータは安定状態では、CMOSであることによりパワー
は微少しか必要とせず、従ってメモリに格納されている
データの保持には殆ど電力が消費されないことと、又動
作状態においても、N−MOSに比しパワーの消費が少
ないことであり、低電力動作ということでかなり多方面
に活用されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】一方このCMOSメモ
における薄膜トランジスタを、シリコン膜を用いて構
成すると、良好な移動度が期待できないことがわかっ
。 【0006】本発明は上記の欠点を除去するものであ
り、少なくともゲート電極、該ゲート電極と絶縁膜を介
して設けられたチャネル領域および該チャネル領域を挟
んで互いに離間して形成されたソースおよびドレイン領
域を構成要素とする薄膜トランジスタのチャネル領域の
形成条件に着目して移動度を改善することを目的とする
ものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、基板上方に、
少なくともゲート電極、該ゲート電極と絶縁膜を介して
設けれらた多結晶シリコン膜に形成されたチャネル領域
および該チャネル領域を挟んで互いに離間して形成され
たソースおよびドレインを構成要素とする薄膜トランジ
スタの製造方法において、前記チャネル領域、前記ソー
ス及び前記ドレインを500℃近辺の温度で形成した同
一のシリコン膜に形成することを特徴とする。 【0008】 【発明の実施の形態】図2(a)は本発明によるメモリ
セルの平面パターン図例、(b)にはABの断面図を示
す。選択酸化マスクの境界18内にソース・ドレイン領
域となる部分が存在する。選択酸化によるフィールド膜
形成後にゲート酸化膜を成長させてから第1層目の多結
晶シリコンと基板30の接続をするためのコンタクトホ
ール10,11の開孔をした後に第1層目の多結晶シリ
コン19,20,21,27(斜線部のパターン)をデ
ポジションした後に全面にPイオンを打ち込んでソース
・ドレイン31,32,33を形成する。この後第2フ
ィールド膜36をデポジション、ゲートとなる多結晶シ
リコン19,20上の第2フィールド膜を除去し、前記
多結晶シリコン19,20上を熱酸化して薄膜トランジ
スタのゲート絶縁膜を形成する。その後第1層と第2層
目の多結晶シリコンを接続するコンタクトホール12,
13,14を開孔し薄膜トランジスタのチャネル、及び
ソース・ドレインを形成する第2層目の多結晶シリコン
層22,23(点部のパターン)をデポジションし選択
的にP+ 拡散をする。更に第3フィールド膜35をデポ
ジションした後にコンタクトホール15,16を開孔後
Al−Si層24,25,26を形成する。この結果N
+ 拡散層31を(−)電源VSSに接続されたソース、3
2をドレイン、多結晶シリコン20をゲートとするNチ
ャネルトランジスタと、多結晶シリコン層22において
(+)電源VDDに接続されたソース55、チャネル5
4、ドレイン56、多結晶シリコン20をゲートとする
Pチャネルトランジスタが形成され、各々のドレインが
ダイオードを介して接続されるCMOSのインバータが
構成できる。 【0009】図5に図2に示したセルパターンの回路図
を示す。Nチャネルトランジスタ40〜43はバルクシ
リコン単結晶中に又、Pチャネルトランジスタ44,4
5は多結晶薄膜トランジスタとして形成され、ダイオー
ド46,47はPチャネルとNチャネルトランジスタの
多結晶シリコンにより接続点に発生するダイオードであ
り、このダイオードはメモリの動作上は障害とならな
い。 【0010】一般に多結晶シリコン層は単結晶シリコン
に比し、移動度が極端に低く、トランジスタ特性に劣悪
で、特にOFFリークが多いことが知られている。しか
し発明者らはこの特性の改善に努力した結果次のことが
わかった。図3に示すように多結晶シリコンのデポジシ
ョン温度を700℃以下にすると移動度が改善され、特
に500℃近辺では10に近い特性が得られた。又OF
Fリークの改善には多結晶シリコンを熱酸化して作るゲ
ート膜の製造方法に依存し、高温でドライ酸化の方式が
最も良かった。又多結晶シリコンの層のデポジション温
度が高くても、レーザによるアニーリングを実施すると
移動度、OFFリークの改善が可能である。 【0011】図4は500℃で多結晶シリコンをデポジ
ションし、更にチャネル部にイオン打ち込みによりPイ
オンをライトドープし、ゲート酸化膜を1100℃で形
成して得られたメモリセルに用いるものと同じサイズの
トランジスタの特性を示す。特性はメモリに応用するに
ついて十分である。 【0012】 【発明の効果】本発明は、基板上方に、少なくともゲー
ト電極、該ゲート電極と絶縁膜を介して設けられた多結
晶シリコン膜に形成されたチャネル領域および該チャネ
ル領域を挟んで互いに離間して形成されたソースおよび
ドレインを構成要素とする薄膜トランジスタの製造方法
において、前記チャネル領域、前記ソースおよび前記ド
レインを移動度の改善可能な低い温度で形成した同一の
シリコン膜に形成することにより、トランジスタ特性の
優れた薄膜トランジスタを提供することができる
た、チャネル領域、ソースおよびドレインを同一のシリ
コン膜に形成することによって、新たに別荘にソースお
よびドレインを設ける必要がない。CMOSRAMに用
いるメモリセルを構成するPチャネルとNチャネルのト
ランジスタを積層配置するものであり、同じデザインル
ールで構成した従来のセルの約二分の一のサイズとなり
5μmルールでは従来4Kbitが限度であったが、本
発明の実施により16Kbitにも手が届くようになっ
た。
【図面の簡単な説明】 【図1】 CMOSRAMのセル図。 【図2】 (a)は本発明によるCMOSRAMの平面
図(b)は断面図。 【図3】 多結晶シリコンの移動度とデポジションの温
度の関係を示す図。 【図4】 本発明により得られた多結晶シリコントラン
ジスタの特性を示す図。 【図5】 図2の回路図である。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.基板上方に、少なくともゲート電極、該ゲート電極
    と絶縁膜を介して設けられた多結晶シリコン膜に形成さ
    れたチャネル領域および該チャネル領域を挟んで互いに
    離間して形成されたソースおよびドレインを構成要素と
    する薄膜トランジスタの製造方法において、前記チャネ
    ル領域、前記ソース及び前記ドレインを500℃近辺の
    温度で形成した同一のシリコン膜に形成することを特徴
    とする薄膜トランジスタの製造方法。
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DE2052568A1 (de) * 1970-10-27 1972-05-04 Hoechst Ag Polymerisate ungesättigter phosphorhaltiger Carbonsäurederivate
JPS5562771A (en) * 1978-11-02 1980-05-12 Toshiba Corp Integrated circuit device
JPS5691470A (en) * 1979-12-25 1981-07-24 Toshiba Corp Semiconductor

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