JP2602125B2 - 薄膜トランジスタの製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタの製造方法

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JP2602125B2
JP2602125B2 JP3008519A JP851991A JP2602125B2 JP 2602125 B2 JP2602125 B2 JP 2602125B2 JP 3008519 A JP3008519 A JP 3008519A JP 851991 A JP851991 A JP 851991A JP 2602125 B2 JP2602125 B2 JP 2602125B2
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両角伸治
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜トランジスタの製
造方法、特に、多結晶シリコン膜に形成されたチャネル
領域の移動度を改善した薄膜トランジスタの製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来CMOSRAMに用いられているメ
モリーのセルを図1に示す。Pチャネルトランジスタ
3,4、及びNチャンネルトランジスタ5,6より成る
インバータのループ接続によるフリップフロップに対し
アドレス線ADRによりONーOFFを制御されるNチ
ャネルトランジスタ(トランスファゲート)を介してデ
ータの入出力線であるBIT、及び
【0003】
【数1】
【0004】に接続されている。メモリセルのリード状
態ではフリップフロップからデータ線へ、又ライト状態
の時はデータ線からフリップフロップへ信号がトランス
ファゲートがONした時伝達する。このCMOSメモリ
セルの特徴としてはフリップフロップを構成するインバ
ータは安定状態では、CMOSであることによりパワー
は微少しか必要とせず、従ってメモリに格納されている
データの保持には殆んど電力が消費されないことと、又
動作状態においても、N−MOSに比しパワーの消費が
少ないことであり、低電力動作ということでかなり多方
面に活用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、このCMOSメ
モリを、基板上方に形成された薄膜トランジスタを、シ
リコン膜を用いて構成すると、良好な移動度が期待でき
ないことが分かった。
【0006】本発明は、上記の欠点を解決するものであ
り、基板上方に絶縁膜を介して設けられたゲート電極の
上方に絶縁膜を介して設けられた薄膜トランジスタのチ
ャネル領域のデポジション温度に着目して、移動度を改
善することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくともゲ
ート電極、該ゲート電極と絶縁膜を介して設けられた多
結晶シリコン膜に形成されたチャネル領域および該チャ
ネル領域を挟んで互いに離間して形成されたソースおよ
びドレインを構成要素とする薄膜トランジスタの製造方
法において、前記チャネル領域,前記ソースおよび前記
ドレインを700℃以下の温度でデポジションした同一
のシリコン膜に形成することを特徴とするものである。
【0008】
【実施例】図2(a)は本発明によるメモリセルの平面
パターン図例、(b)にはABの断面図を示す。選択酸
化マスクの境界18内にソース・ドレイン領域となる部
分が存在する。選択酸化によるフィールド膜形成後にゲ
ート酸化膜を成長させてから第一層目の多結晶シリコン
と基板30の接続をするためのコンタクトホール10,
11の開孔をした後に第1層目の多結晶シリコン19,
20,21,27(斜線部のパターン)をデポジション
した後に全面にPイオンを打込んでソース・ドレイン3
1,32,33を形成する。この後第2フィールド膜3
6をデポジション,ゲートとなる多結晶シリコン19,
20上の第2フィールド膜を除去し、前記多結晶シリコ
ン19,20上を熱酸化して薄膜トランジスタのゲート
絶縁膜を形成する。その後第1層と第2層目の多結晶シ
リコンを接続するコンタクトホール12,13,14を
開孔し薄膜トランジスタのチャネル、及びソース・ドレ
インを形成する第2層目の多結晶シリコン層22,23
(点部のパターン)をデポジションし選択的にP+ 拡散
をする。更に第3フィールド膜35をデポジションした
後にコンタクコホール15,16を開孔後Al−Si層
24,25,26を形成する。この結果N+ 拡散層31
を(−)電源Vssに接続されたソース,32をドレイ
ン,多結晶シリコン20をゲートとするNチャネルトラ
ンジスタと多結晶シリコン層22において(+)電源V
DDに接続されたソース55,チャネル54,ドレイン5
6,多結晶シリコン20をゲートとするPチャネルトラ
ンジスタが形成され、各々のドレインがダイオードを介
して接続されるCMOSのインバータが構成できる。
【0009】図5に図2に示したセルパターンの回路図
を示す。Nチャネルトランジスタ40〜43はバルクシ
リコン単結晶中に又、Pチャネルトランジスタ44,4
5は多結晶薄膜トランジスタとして形成され、ダイオー
ド46,47はPチャネルとNチャネルトランジスタの
多結晶シリコンにより接続点に発生するダイオードであ
り、このダイオードはメモリーの動作上は障害とならな
い。
【0010】この実施例の特徴は、図2(b)に示した
如くCMOSインバータを構成するに際し、1つのゲー
ト電極を共通にして、ゲート電極の下側にNチャネルの
トランジスタ、ゲート電極の上側にPチャネルのトラン
ジスタを配置し、そのドレイン同士を接続する方法を用
いることにあり、従来平面配置であったPチャネルとN
チャネル領域が立体配置されるので、セルサイズは飛躍
的に縮小し、同一チップサイズでのメモリ容量は急増す
る。
【0011】一般に多結晶シリコン層は単結晶シリコン
に比し、移動度が極端に低く、トランジスタ特性に劣悪
で、特にOFFリークが多いことが知られている。しか
し発明者らはこの特性の改善に努力した結果次のことが
わかった。図3に示すように多結晶シリコンのデポジシ
ョン温度を700 ℃以下にすると移動度が改善され、
特に500℃近辺では10に近い特性が得られた。又O
FFリークの改善には多結晶シリコンを熱酸化して作る
ゲート膜の製造方法に依存し、高温でドライ酸化の方式
が最も良かった。又多結晶シリコンの層のデポジション
温度が高くても、レーザによるアニーリングを実施する
と移動度,OFFリークの改善が可能である。
【0012】図4は500℃で多結晶シリコンをデポジ
ションし、更にチャネル部にイオン打込みによりPイオ
ンをライトドープし、ゲート酸化膜を1100℃で形成
して得られたメモリ・セルに用いるものと同じサイズの
トランジスタの特性を示す。特性はメモリに応用するに
ついて十分である。
【0013】
【発明の効果】本発明は、少なくともゲート電極、該ゲ
ート電極と絶縁膜を介して設けられた多結晶シリコン膜
に形成されたチャネル領域および該チャネル領域を挟ん
で互いに離間して形成されたソースおよびドレインを構
成要素とする薄膜トランジスタの製造方法において、前
記チャネル領域,前記ソースおよび前記ドレインを70
0℃以下の温度でデポジションした同一のシリコン膜に
形成することにより、移動度が改善された薄膜トランジ
スタを提供することができる。一般に単結晶シリコンに
比べ、移動度が極端に低い多結晶シリコン層を、700
℃以下でデボジションすることにより、移動度が改善さ
れることが分かった。特に、500℃付近では、10に
近い特性が得られ、特性のよい多結晶シリコントランジ
スタを得ることができ、また、チャネル領域,ソースお
よびドレインを同一のシリコン膜に形成することによっ
て、あらためて別層にソース・ドレインを設ける必要が
ない。CMOSRAMに用いるメモリセルを構成する
と、5μmルールでは、従来4Kbitが限度であった
が、本発明の実施により16Kbitのメモリにも手が
届くようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】CMOSRAMのセル図。
【図2】(a)は本発明によCMOSRAMの平面図
(b)は断面図。
【図3】多結晶シリコンの移動度とデポジションの温度
の関係を示す図。
【図4】本発明により得られた多結晶シリコントランジ
スタの特性を示す図。
【図5】図2の回路図である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともゲート電極、該ゲート電極と
    絶縁膜を介して設けられた多結晶シリコン膜に形成され
    たチャネル領域および該チャネル領域を挟んで互いに離
    間して形成されたソースおよびドレインを構成要素とす
    る薄膜トランジスタの製造方法において、前記チャネル
    領域,前記ソースおよび前記ドレインを700℃以下の
    温度でデポジションした同一のシリコン膜に形成するこ
    とを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
JP3008519A 1991-01-28 1991-01-28 薄膜トランジスタの製造方法 Expired - Lifetime JP2602125B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS53116788A (en) * 1977-03-23 1978-10-12 Toshiba Corp Circuit element structuring body
JPS5487490A (en) * 1977-12-23 1979-07-11 Nec Corp Manufacture and integration of polysilicon resistor and polysilicon electrode

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