JPH07307321A - 洗浄方法及び洗浄装置 - Google Patents

洗浄方法及び洗浄装置

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JPH07307321A
JPH07307321A JP6122954A JP12295494A JPH07307321A JP H07307321 A JPH07307321 A JP H07307321A JP 6122954 A JP6122954 A JP 6122954A JP 12295494 A JP12295494 A JP 12295494A JP H07307321 A JPH07307321 A JP H07307321A
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cleaned
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昭 米水
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信和 石坂
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    • H01L21/67028Apparatus for fluid treatment for cleaning followed by drying, rinsing, stripping, blasting or the like

Abstract

(57)【要約】 【目的】 適宜の洗浄体を被洗浄処理体の洗浄対象面に
接触させ、その状態で被洗浄処理体又は/及び洗浄体を
運動させて当該洗浄対象面を洗浄するにあたり、当該洗
浄対象面に対してダメージを与えない。 【構成】 モータなどの回転駆動機構によって回転し、
かつエアシリンダ34によって上下動するシャフト41
の下端部に、洗浄体51を設ける。洗浄体51を被洗浄
処理体の洗浄対象面に接触させるにあたり、エアシリン
ダ34の推力の調整により、その接触圧を60gf以下
となるようにして、洗浄を実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄方法、及び洗浄装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体デバイスの製造プロセスを
例にとって説明すると、LSI等の半導体デバイスがそ
の表面に形成される半導体ウエハ表面は、プロセス中
は、極めて厳格な清浄度を維持する必要がある。そのた
め各種の製造、処理プロセスの前後には、必要に応じて
その都度半導体ウエハの表面を洗浄することがあり、例
えばフォトリソグラフィ工程では、かかる洗浄が不可欠
となっている。
【0003】このような洗浄を行う従来の技術として
は、例えば、特開昭57−102024号や特開昭62
−259447号公報等において開示されている、いわ
ゆるスクラブ洗浄方式が一般的である。このスクラブ洗
浄方式においては、回転するブラシやスポンジを半導体
ウエハの洗浄対象面に接触させ、表面に付着した異物を
こすり洗いするようになっている。
【0004】そして前記従来の技術においては、そのよ
うなブラシ等の洗浄体を半導体ウエハなどの被洗浄処理
体表面に接触させるにあたり、レコード針の針圧調整等
に用いられている機構と同様の機構を採用している。即
ち、ブラシ等の洗浄体を支持するアームの一端にバラン
スウエイトを配置し、このバランスウエイトの重量を支
持アーム側の総重量よりも軽めに設定し、その重量差に
よって接触圧を得るようにていたのである。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】ところで半導体ウエハ表面にそのようなブ
ラシ等を接触させて洗浄する場合、その接触圧の値が極
めて重要である。なぜなら接触圧が過大にすぎると、半
導体ウエハ表面に傷をつけてしまい、即歩留まりの低下
を招くからである。従って、ブラシ等の洗浄体を半導体
ウエハ表面に接触させるにあたっては、その接触圧をど
の程度に設定するかが問題である。
【0006】この点従来は、そのような接触圧の具体的
な設定がなく、その結果スクラブ洗浄時のブラシ等によ
る半導体ウエハの損傷が懸念されていた。また洗浄回数
を重ねていくと、ブラシやスポンジはその弾性復元性が
減退し、偏りや「くせ」、粗密が生じ、当初設定の接触
圧が維持できなくなり、洗浄不十分や洗浄不均一の原因
となる。従ってその場合には、適宜接触圧を調整する必
要があるが、この点前記従来技術にでは支持アームに設
けたバランスウエイトによって接触圧調整を行うため、
その都度バランスウエイトからの支点距離を調節する必
要があり、極めて困難な作業を強いられていた。
【0007】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、被洗浄処理体の表面に
傷つけないように接触圧を設定するとともに、前記した
洗浄体に偏りや粗密等が発生してもそれに対処して、前
記所定の接触圧を維持した追従性のよい洗浄方法、並び
に洗浄装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明者らの検証によれ
ば、洗浄体と被洗浄処理体の洗浄対象面との接触圧が、
60gf以下、とりわけ50gf以下にすると、半導体
ウエハなどの被洗浄処理体に対して洗浄体が傷つけない
ことが確認されている。
【0009】そこで前記目的達成のため、請求項1によ
れば、被洗浄処理体の洗浄対象面の裏面側からこの被洗
浄処理体を保持し、適宜の洗浄体を前記洗浄対象面に接
触させ、その状態で被洗浄処理体又は/及び洗浄体を運
動させて前記被洗浄処理体の洗浄対象面を洗浄するにあ
たり、洗浄体と被洗浄処理体の洗浄対象面との接触圧
が、60gf以下になるようにして洗浄することを特徴
とする、洗浄方法が提供される。この場合の接触圧は、
とりわけ50にgf以下、例えば30gf近辺となるよ
うに設定すれば、さらに好ましい結果が得られる。また
本発明でいうところの洗浄体とは、前記したブラシやス
ポンジ等、適当な弾性をもって洗浄対象面に接触させ
て、その表面に付着している異物を除去するための手段
をいう。
【0010】また請求項2によれば、被洗浄処理体の下
面側からこの被洗浄処理体を保持し、適宜の洗浄体を前
記被洗浄処理体の上面にある洗浄対象面に接触させ、そ
の状態で被洗浄処理体又は/及び洗浄体を運動させて前
記被洗浄処理体の洗浄対象面を洗浄するにあたり、洗浄
体は適宜の上下動装置に支持させて、この上下動装置の
推力によって前記接触の接触圧を得るようにし、さらに
この接触圧を検出する圧力センサの信号に基づいて、前
記接触圧を60gf以下の所望の値に維持するように、
前記上下動装置の上下動推力を制御することを特徴とす
る、洗浄方法が提供される。この場合においても、接触
圧は、50gf以下の値、例えば30gf前後に設定、
維持すればさらに好ましい。
【0011】また前記各洗浄方法における接触圧の臨界
値を、そのようにトータルの接触圧を基準とするのに代
えて、請求項3に記載したように、単位面積あたりの
値、即ち20gf/cm2とし、それ以下の単位面積あた
りの接触圧、例えば17gf/cm2で洗浄するようにし
てもよい。
【0012】ところで接触圧の前記各臨界値は、例えば
被洗浄処理体として半導体ウエハを例にとった場合、デ
バイス形成面側の洗浄に適した値であったが、その裏面
側については、相対的に高い接触圧で洗浄しても支障は
ない。即ち被洗浄処理体の表裏面に、要求される洗浄度
合いや、傷の許容度等に差がある場合、かならずしも前
記した場合と同一接触圧にて洗浄する必要はない。請求
項4はかかる点に鑑みて構成されており、例えば半導体
ウエハの裏面、即ちデバイス非形成面を洗浄対象とする
場合などには、洗浄体との接触圧を200gf〜1kg
fに設定したことを特徴とするものである。この場合、
より好ましくは、200gf〜400gf、とりわけ3
00gf近辺の接触圧の範囲で洗浄するとよい。
【0013】そして以上のように構成される各洗浄方法
において、請求項5に記載したように、洗浄終了後、次
の洗浄を行う前に、被洗浄処理体から待避させた位置に
て洗浄体自体を適宜の洗浄液で洗浄するようにしてもよ
い。
【0014】一方請求項6によれば、被洗浄処理体を保
持する保持部材と、前記保持部材上の被洗浄処理体の洗
浄対象面と接触してこの洗浄対象面を洗浄する洗浄体と
を備えた洗浄装置において、前記洗浄体を前記洗浄対象
面に対して略直角に摺動させる摺動装置を有し、前記摺
動装置による前記洗浄体の摺動範囲が5mm以下であっ
て、かつ前記洗浄体と被洗浄処理体の洗浄対象面との接
触圧が、60gf以下となるように構成したことを特徴
とする、洗浄装置が提供される。この場合の接触圧は、
とりわけ50gf以下、例えば30gf前後となるよう
に設定してもよい。
【0015】また請求項7のように、接触圧の基準を、
単位面積当たりの圧力に依拠し、洗浄体と被洗浄処理体
の洗浄対象面との接触圧が、単位面積あたり20gf/
cm2以下、例えば17gf/cm2近辺や、あるいはそれ以
下となるように設定して構成してもよい。
【0016】請求項8は、既述の半導体ウエハの裏面な
どを洗浄するのに適したものであり、摺動装置による前
記洗浄体の摺動範囲が5mm以下であって、かつ前記洗浄
体と被洗浄処理体の洗浄対象面との接触圧が、200g
f〜1kgfとなるように構成したことを特徴とするも
のである。
【0017】前記各洗浄装置における摺動装置は、例え
ば請求項9に記載したように、流体によってピストンな
どの摺動部が摺動するシリンダ構造であって、そのフリ
クションロスが略1gf以下のものを使用すれば、好ま
しい結果が得られる。
【0018】そして請求項10に記載したように、前記
洗浄体の摺動範囲が5mm以下では、所定の接触圧、例え
ば60gf以下の所定の圧力、50gf以下の所定の圧
力を得ることができない場合には、所定の信号、例えば
警告信号などを出力する装置を備えた構成としてもよ
い。
【0019】
【作用】請求項1によれば、洗浄体と被洗浄処理体の洗
浄対象面との接触圧が、60gf以下になるようにして
洗浄しているので、被洗浄処理体の洗浄対象面を洗浄体
が傷つけることはない。従って、例えば被洗浄処理体が
半導体ウエハの場合、デバイス形成面に対しての洗浄に
対して好適である。なお被洗浄処理体の洗浄対象面の材
質、清浄、前処理の種類、さらには洗浄体の硬度、材
質、形態等によって最適な接触圧は、夫々異なるもので
はあるが、例えば半導体ウエハを例にとれば、既存の半
導体ウエハに対して、前記したスクラブ洗浄に用いるブ
ラシやスポンジ等の洗浄体を使用する場合、そのように
接触圧を60gf以下、特に50gf以下、例えば30
gf前後に設定すれば、半導体ウエハのデバイス形成面
に対してこれら洗浄体が傷つけるおそれはないものであ
る。
【0020】請求項2によれば、洗浄体に偏り、「く
せ」、粗密があっても、接触圧が自動的に60gf以下
の所望の値に維持されるので、追従性が良好であり、そ
の都度接触圧の調整を別途行う必要はない。
【0021】請求項3のように、単位面積あたりの値、
即ち20gf/cm2を基準としてこの値を越えない範
囲、例えば17gf/cm2の接触圧の下で洗浄するよう
にしても、請求項1と同様な作用効果が得られる。
【0022】請求項4によれば、接触圧の範囲が、20
0gf〜1kgfであるから、例えば被洗浄処理体とし
て半導体ウエハを例にとった場合、その裏面、即ちデバ
イス非形成面の洗浄に好適である。
【0023】請求項5のように、洗浄終了後、次の洗浄
を行う前に、被洗浄処理体から待避させた位置にてその
都度洗浄体自体を適宜の洗浄液で洗浄するようにすれ
ば、洗浄の際に常に清浄な洗浄体でこれを行うことがで
きる。
【0024】請求項6の洗浄装置によれば、まず摺動装
置による洗浄体の摺動範囲が5mm以下としてあるので、
例えば通常の洗浄体に回転ブラシ、回転スポンジを用
い、プーリー、ベルトを介してモータからの回転を伝達
する場合、回転ムラや回転不良の発生を抑えて良好なブ
ラシ等の回転を実現することができる。そして洗浄体と
被洗浄処理体の洗浄対象面との接触圧は、60gf以下
であるから、請求項1に記載したように、被洗浄処理体
として半導体ウエハを選択した場合、この半導体ウエハ
のデバイス形成面に対してこれら洗浄体が傷をつけてし
まうおそれはないものである。また摺動装置によって接
触圧を得る構成であるから、微調整も容易である。
【0025】また請求項7のように、接触圧の基準を、
単位面積当たりの圧力に依拠して、洗浄体と被洗浄処理
体の洗浄対象面との接触圧が、単位面積あたり20gf
/cm2以下、例えば17gf/cm2以下となるように構成
しても、前記の場合と同様、例えば半導体ウエハのデバ
イス形成面に対してこれら洗浄体が傷をつけてしまうお
それはない。
【0026】請求項8にかかる洗浄装置においても、ま
ず摺動装置による洗浄体の摺動範囲が5mm以下であるか
ら、洗浄体に回転ブラシ、回転スポンジを用いて、プー
リー、ベルトを介した回転駆動を与える場合、良好な回
転を実現することができ、しかも洗浄体と被洗浄処理体
の洗浄対象面との接触圧が、200gf〜1kgfであ
るから、被洗浄処理体が半導体ウエハの場合、その裏面
即ちデバイス非形成面の洗浄に適したものとなってい
る。
【0027】請求項9のように、摺動装置を、流体によ
ってピストンなどの摺動部が摺動するシリンダ構造と
し、さらにそのフリクションロスが1gfのものを使用
した場合には、極めて摩擦の少ない摺動装置が構成さ
れ、接触圧の微調整にあたり正確な調整を実現すること
が可能になっている。
【0028】そして請求項10に記載したように、前記
洗浄体の摺動範囲が5mm以下では、例えば60gf以下
の所定の圧力、とりわけ50gf以下の所定の圧力を得
ることができない場合に、所定の信号を出力する装置を
備えた場合には、メンテナンスの時期、洗浄体の交換の
時期を容易に知ることができ、結果的に洗浄不良を起こ
さず、歩留まりの高い洗浄処理が行えるものである。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
ると、本実施例は被洗浄処理体である半導体ウエハの表
面に対して、いわゆるスクラブ洗浄を行うための洗浄装
置として構成されており、図1は本実施例にかかる洗浄
装置1の概略構成を平面から示しており、被洗浄処理体
である半導体ウエハ(以下、「ウエハ」という)Wは、
別設のモータなどの回転駆動装置(図示せず)によって
比較的低速で回転するスピンチャック2の上に、例えば
真空吸着やベルヌーイチャック方式によって保持される
ようになっている。またこのスピンチャック2の下方に
は、ウエハWの洗浄時に、洗浄液が装置外部へ飛散する
ことを防止するためのカップ3が設けられている。
【0030】そして前記ウエハWを洗浄するための洗浄
体等を備えた洗浄機構10は、前記スピンチャック2の
一側近傍に配置されている。この洗浄機構10において
は、図2にその詳細を示したように、洗浄装置1本体に
対して固定されている基台11の下面に、ブラケット1
2が固着され、さらにその摺動部13aが図中の往復矢
印A1のように上下スライドする上下動シリンダ13
が、このブラケット12に固定されている。前記摺動部
13aは、その上下動(往復矢印A1)によって、モー
タ14などがその上面に配置されている支持板15全体
を上下動(往復矢印A2)させるようになっている。
【0031】そしてかかる支持板15の上下動を安定し
てかつ円滑に行うため、支持板15とブラケット12と
の間には上下方向にガイド(図示せず)が設けられてお
り、また前記モータ14の外側を摺動自在なケーシング
16がブラケット12に固定されている。
【0032】前記モータ14は、タイミング機構を有し
たタイプであり、その回転は、ベルトなどの伝達部材1
7を介して、支持板15に設けられている減速装置18
に伝達され、さらにこの減速装置18からの回転力は、
シャフト19へと伝達されるように構成されている。従
って、モータ14の回転軸の正反転によって、このシャ
フト19は、図中の往復回動矢印B1に示したように正
反転するようになっている。
【0033】前記シャフト19の上部は基台11を遊貫
しており、その上端部近傍には、適宜の支持柱20の下
端部が取り付けられており、さらにこの支持柱20の上
端部には、アーム部材21の一端部近傍が固着されてい
る。なおこれらシャフト19、支持柱20の外周は、ア
ーム部材21一端部下面に取り付けられた筒状のカバー
22で覆われており、さらにこのカバー22の内周に
は、このカバー22と回転摺動自在な形態の筒状のカバ
ー23が位置しており、このカバー23の下端部は、基
台11の上面に固定されている。従って、前記シャフト
19の正反転(往復回動矢印B1)により、アーム部材
21は、前記カバー22ごと、図2中の往復回動矢印B
2に示したように示したように、旋回するようになって
いる。また予めプログラムメモリ等に組み込まれたプロ
グラムに従って、このアーム部材21は、ウエハW上の
所定の範囲、例えば図1における往復回動矢印Xの範囲
で旋回させることも可能なように構成されている。
【0034】前記アーム部材21は、フレーム21aと
カバー21bを有しており、後述の洗浄体51を回転駆
動させるためのモータ24は、このアーム部材21にお
けるカバー21bの下面に設けられている。前記アーム
部材21の他端部近傍には、図3に示したように、支持
部材31がフレーム21a上に固定されており、さらに
この支持部材31の一側には、この支持部材31に対し
て上下動自在に取り付けられた摺動体32の一端部が取
り付けられている。またこの摺動体32の下面は、フレ
ーム21a上に設けられた支持部材33の上面に設けら
れた圧力センサSに当接し、摺動体32の下方への押圧
力が測定可能なように構成されている。
【0035】一方前記アーム部材21には、フレーム2
1aに対して固定されているエアシリンダ34が設けら
れており、このエアシリンダ34の下面には、前記摺動
体32を上下動させるための、摺動部材35が設けられ
ている。そしてこの摺動部材35は、供給部36からの
エアの供給、排気部37からのエアの排出によって、そ
の推力が自在に制御されるように構成されている。従っ
て、前記摺動部材35の上下動により、摺動体32は図
3中の往復矢印C1に示したように上下動するものであ
る。さらにこのエアシリンダ34における摺動部材35
のフリクションロスは、1gf以下となっている。なお
摺動部材35の先端部は、摺動体32に当接するように
し、摺動体32を下方に向かって一定圧で押圧するよう
に構成してもよい。
【0036】前記摺動体32の他端部には、シャフト4
1の上端部が回転自在に支持されており、当該シャフト
41の下端部は、アーム部材21の下方に突出してい
る。そしてこのシャフト41の上端部近傍には、従動プ
ーリ42が固着されており、前出モータ24のシャフト
に固着された駆動プーリ43と、この従動プーリ42と
の間には、ベルト44が掛け渡されている。従って、モ
ータ24の回転力はこのベルト49を介してシャフト4
1に伝わり、それによってシャフト41は比較的高速に
回転するようになっている。
【0037】前記シャフト41の突出部外周には、シャ
フトカバー45が配置されており、さらにこのシャフト
カバー45の内側には、スペーサ46を介してボールベ
アリング47が配され、シャフト41の外周を支持して
いる。そしてこのシャフト41の下端部には、防塵体4
8、取付部材49を介して、洗浄部材50が着脱自在に
設けられている。
【0038】前記防塵体48は、上面が開口しており、
シャフトカバー45内に発生する塵埃、パーティクルが
そのまま下方に落下するのを防止しており、またシャフ
トカバー45下端面との間でシャフト41の上下動範囲
を規制している。
【0039】前記取付部材49の下部に装着した洗浄部
材50は、本実施例においては、その下面に洗浄体51
として略円柱形状のスポンジ材を具備している。もちろ
ん洗浄対象によって、かかるスポンジ材に代えて、適宜
毛足の硬いナイロンブラシなどの硬質ブラシや、毛足の
柔らかい、例えばモヘアブラシなどの軟質ブラシを適宜
洗浄体51として選択することが可能である。
【0040】そして以上の構成により、エアシリンダ3
4によって摺動体32が上下動(図3中の往復矢印
1)すると、洗浄部材50は図3中の往復矢印C2に示
したように、上下動する。また本実施例においては、こ
の上下動範囲は、5mm以下となるように設定されてい
る。
【0041】前記洗浄部材50の下方における基台11
の上面には、上面が開口した洗浄容器52が設けられて
おり、常態、即ち図2、図3に示した状態においては、
洗浄部材50下面の洗浄体51の部分が、この洗浄容器
52内に入り込むようになっており、その状態で、洗浄
容器52側壁に形成された噴出口53から、適宜の洗浄
液、例えば純水が、この噴出口53を通じて、別設の洗
浄液噴出装置(図示せず)から洗浄体51に対して噴出
されるように構成されている。図3に示した状態、即ち
常態時における洗浄体51の下面は、スピンチャック2
上に保持されているウエハWの上面より2〜3mm低くな
るように設定されている。即ち図3においてh=2〜3
mmである。
【0042】本実施例にかかる洗浄装置1は、以上のよ
うに構成されており、次にこの洗浄装置1を用いて、ス
ピンチャック2上に保持されているウエハWの上面、即
ちデバイス形成面のスクラブ洗浄を行う方法について説
明すると、まず図2の状態から上下動シリンダ13を作
動させて、その摺動部13aを引き上げ、アーム部材2
1を上昇させて、洗浄部材50を洗浄容器52から引き
上げ、次にそのままの状態でモータ14を作動させて、
アーム部材21を旋回させ、そのままウエハW上の所定
位置、例えば中心にまで移動させる。
【0043】次いでモータ24を作動させて洗浄部材5
0を高速回転させながら、上下動シリンダ13の摺動部
13aを所定の位置にまで下降させて、洗浄部材50の
洗浄体51をウエハW表面に接触させ、エアシリンダ3
4の作動によって、図4に示したように、ウエハW表面
に対する洗浄体51の所定の接触圧を得る。この場合、
当該接触圧は、エアシリンダ34の制御によってなさ
れ、具体的には、例えば30gfに設定する。そしてか
かる場合、圧力センサSの検出信号によって、エアシリ
ンダ34の制御を行うように構成しておくことにより、
かかる接触圧の設定は自動的になされる。
【0044】例えば図2において、摺動部13aが下降
し待機状態の時に、下降状態である摺動体32の押圧を
圧力センサSで測定する。この測定値は、摺動体32に
かかる自重とエアシリンダ34による押圧力の和であ
り、即ち、前記接触圧に相当する。従って、エアシリン
ダ34の押圧力を制御することにより、所定の接触圧に
設定できる。
【0045】またそのような接触圧の設定は、予めダミ
ーウエハを用いてプログラムしておくことにより、洗浄
部材50の下降によって自動的になされ、以後、待機中
に常時圧力センサSによって検出させることにより、微
調整のみを適宜実施するようにしてもよい。
【0046】そしてそのように接触圧が設定された洗浄
体51を高速回転させ、アーム部材21を、図1中のX
の範囲で往復回動させつつ、適宜の洗浄液、例えば純水
を洗浄体51部分に供給することにより、ウエハW表面
はその全域に渡って、スクラブ洗浄されるのである。洗
浄中、摺動体32、即ち洗浄部材50は、支持部材31
に対して矢印C1に示したように、上下動可能な状態で
あり、洗浄部材50が上下動したとしても、エアシリン
ダ34の押圧力は一定であるため、接触圧は常に一定に
設定することが可能となる。この場合、洗浄体51とウ
エハW表面との接触圧は、30gfに設定されているか
ら、洗浄体51がウエハW表面を傷つけるおそれはな
く、しかも十分な洗浄効果が得られる。
【0047】そしてそのようにして洗浄が終了すると、
上下動シリンダ13の作動によって、アーム部材21が
上昇し、次いでモータ14の作動によって、アーム部材
21は旋回待避して、洗浄部材50は洗浄容器52の上
方へと戻り、次いでそのまま下降して、洗浄体51が洗
浄容器52内に位置する。この状態で別設の洗浄液噴出
装置(図示せず)から洗浄体51に対して例えば純水な
どの洗浄液が噴出され、洗浄体51自身が洗浄に付され
て、清浄状態にされる。従って、次のウエハWに対して
洗浄を行う場合にも、常に清浄な状態の洗浄体51でこ
れを実施することが可能になっている。
【0048】その間、洗浄が終了したウエハWは、別設
の搬送装置(図示せず)によって、搬送され、次の洗浄
対象であるウエハWがスピンチャック2上に保持され、
以後、既述の洗浄プロセスと同様な手順が繰り返され
て、次々に被洗浄処理体であるウエハWが洗浄処理され
て行くのである。
【0049】ところでそのようにして洗浄処理回数を重
ねていくと、洗浄体51には所定の荷重がかけられてい
るので、その弾性復元性が減退し、そのままでは、接触
圧が変動して、所期の洗浄効果が得られなかったり、あ
るいは過大な接触圧がウエハWに加わって、ウエハWが
ダメージを受けるおそれがある。
【0050】しかしながら本実施例にかかる洗浄装置1
によれば、圧力センサSによって常時かかる接触圧が監
視されているので、前記所定の接触圧を実現しているエ
アシリンダ34を、この圧力センサSからの検出信号に
基づいて、所定の接触値になるように制御しておくこと
により、常に接触圧は一定となり、前記した弾性復元性
が減退しても、常に所定の接触圧の下で、所期の洗浄効
果を実現することが可能である。従って洗浄回数を重ね
ても、被洗浄処理体であるウエハWに対してダメージを
与えることはなく、極めて歩留まりの高い洗浄処理を実
施することができる。
【0051】ところで洗浄回数を重ね、洗浄体51の弾
性復元性が著しく減退して、前記5mmの摺動範囲では、
所定の接触圧が得られないようになった場合には、洗浄
体51自体を交換することが望ましいが、それを検知し
て所定の警告信号を発する装置を備えておけば、洗浄体
51の交換時期や、メンテナンス時期を事前に把握する
ことができ、不測の事態が発生することを未然に防止す
ることができる。例えば洗浄体51弾性復元性が減退し
て洗浄中に摺動体32が下がり、圧力センサSに当接す
るのを検知することにより、前記対応が可能となる。な
お摺動体32の側方に、光電型等の位置センサPSを配
置して、洗浄中の摺動体32の下がりすぎを検知するよ
うにしてもよい。
【0052】また前記実施例ににかかる洗浄装置1にお
いて、シャフト41を支持している摺動体32は、その
摺動範囲が5mm以下に設定されているから、接触圧の調
整のためにエアシリンダ34の摺動部材35を適宜摺動
させても、ベルト44と従動プーリ42との位置関係に
過大な変位が発生してシャフト41の回転が変動するこ
とはなく、またシャフト41に対しては、極めて効率よ
くロスのない回転力が伝達される。従って処理回数を重
ねても、各被洗浄処理体において個体差のない、常に一
定の質を維持した均一な洗浄処理が実施できるものであ
る。
【0053】なお前記実施例においては、洗浄対象面が
被洗浄処理体であるウエハWの表面、即ちデバイス形成
面であったため、接触圧を30gfに設定してあった
が、洗浄対象面がウエハWの裏面、即ちデバイス非形成
面である場合には、接触圧を変更して、例えば洗浄体5
1がPVAスポンジの場合、200gf〜1kgf、好
ましくは200gf〜400gf、とりわけ300gf
近辺に設定しておくことにより、裏面に対してダメージ
を与えることなく、かつ十分な洗浄効果を得ることがで
きる。
【0054】ところで一般的に、例えば被洗浄処理体で
あるウエハについては、前処理の種類によっては、その
ようにウエハの表裏面、即ちデバイス形成面と、デバイ
ス非形成面の両方を洗浄する必要があるが、既述したよ
うに、その場合の洗浄に当たっては、洗浄体51と洗浄
対象面との接触圧の設定を、ウエハ表裏面によって変え
た方が、ダメージのない効果的な洗浄が得られる。
【0055】従って、例えばそのように接触圧の設定を
デバイス形成面用と非形成面用とに予め区別した2種類
の洗浄装置を具備し、一の洗浄装置においては、デバイ
ス形成面のみを洗浄するようにし、他の洗浄装置におい
ては、デバイス非形成面のみを洗浄するようにした、い
わゆるハイブリッド型の複合洗浄装置を構成すれば、被
洗浄処理体の洗浄を極めて効率よく、かつ効果的に実施
することができる。かかる場合、例えば個々の洗浄装置
における保持装置、例えば前出実施例におけるスピンチ
ャック間で、被洗浄処理体を搬送中に表裏逆にして搬送
する搬送装置を設けておけば、連続して被洗浄処理体の
表裏を洗浄できる洗浄装置を提供することができる。
【0056】なお前記実施例にかかる洗浄装置1におけ
るエアシリンダ34は、その摺動部35が下部に位置し
ている摺動体32に対して、上方からこれをいわば押圧
することによって、所定の接触圧を得ていたが、かかる
構成に変えて、例えば図5に示した構成としてもよい。
【0057】図5に示した例においては、摺動部35’
が上方に位置するエアシリンダ34’を備え、摺動体3
2と一体になった適宜の被押圧部61を、この摺動部3
5’によって上昇、下降させるように構成したものであ
る。かかる構成によれば、図6に示したように、エアシ
リンダ34’の摺動部35’の上下動推力の調整のみに
よって、洗浄体51のウエハに対する接触圧が得られ
る。即ち原理的には、図7に示したように、フローティ
ング構成となっている。従って、所定の接触圧を得る場
合、摺動体32、従動プーリ42を含めた洗浄部材50
の自重から、所望する所定の接触圧荷重を差し引いた推
力をエアシリンダ34’によって得ればよく、制御が容
易で、より微調整が簡単になっている。従って、接触圧
の小さい、いわゆるデバイス形成面の洗浄に適してい
る。
【0058】なお前記した各実施例は、いずれも被洗浄
処理体が半導体ウエハであったが、もちろんこれに限ら
ず、例えばLCD基板であっても本発明は適用できる。
また叙上の本発明の実施例でも述べたように、本発明の
作用効果、即ちブラシ、スポンジ等を被洗浄処理体の洗
浄対象面に接触させて、ダメージのない洗浄を行うこと
に着目すれば、単なる洗浄のみならず、例えば所定の液
剤を被処理体の表面に塗布する場合の、塗布方法、塗布
装置に対しても、本発明は応用できるものである。
【0059】
【発明の効果】請求項1、3によれば、被洗浄処理体の
洗浄対象面を洗浄体が傷つけることはなく、例えば被洗
浄処理体が半導体ウエハの場合、デバイス形成面に対し
ての洗浄にとって好適である。
【0060】請求項2、3によれば、洗浄体に偏り、
「くせ」、粗密があっても、常に接触圧が60gf以下
の所望の値に維持されるので、追従性が良好で安定した
洗浄を実施することができ、その都度接触圧の調整を別
途行う必要はない。しかもデバイス形成面に対して洗浄
体が傷つけるおそれはないものである。
【0061】請求項4によれば、例えば被洗浄処理体と
して半導体ウエハを例にとった場合、その裏面、即ちデ
バイス非形成面の洗浄に好適であり、当該面を傷つける
ことなく、必要かつ十分な洗浄を実施することができ
る。
【0062】請求項5によれば、常に清浄な洗浄体で洗
浄を実施することができ、被洗浄処理体に対して均一な
洗浄効果が得られ、この点から歩留まりの向上が図れ
る。
【0063】請求項6、7の洗浄装置によれば、洗浄体
に回転系の部材を用いた場合、安定した回転の下で洗浄
を実施することができ、しかもデバイス形成面などの洗
浄の際に、これを傷つけるおそれはないものである。
【0064】請求項8によれば、洗浄体に回転系の部材
を用いた場合、安定した回転の下で洗浄を実施すること
ができ、しかもデバイス非形成面に対して必要かつ十分
な接触圧が得られ、また当該非形成面に対して傷つける
おそれはないものである。
【0065】請求項9によれば、極めて低摩擦の摺動装
置によって洗浄体の接触荷重を得ているので、接触圧の
正確な設定、微調整を得ることができる。
【0066】請求項10によれば、洗浄体の適切な交
換、メンテナンス時期を事前に知ることができ、歩留ま
りの高い洗浄処理が行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる洗浄装置の平面説明図
である。
【図2】図1の洗浄装置における洗浄機構の縦断面説明
図である。
【図3】図2の洗浄機構における要部縦断面説明図であ
る。
【図4】ウエハを洗浄している際の洗浄体とウエハとの
接触状況を示す側面説明図である。
【図5】フローティング方式で接触圧を得る構成の洗浄
機構の要部縦断面の説明図である。
【図6】図5の洗浄機構における作用を説明するための
説明図である。
【図7】図5の洗浄機構における原理を説明するための
説明図である。
【符号の説明】
1 洗浄装置 2 スピンチャック 10 洗浄機構 13 上下動シリンダ 14 モータ 19 シャフト 21 アーム部材 24 モータ 34 エアシリンダ 41 シャフト 42 従動プーリ 43 駆動プーリ 44 ベルト 50 洗浄部材 51 洗浄体 S 圧力センサ W ウエハ
フロントページの続き (72)発明者 濱田 知子 熊本県菊池郡菊陽町津久礼2655番地 東京 エレクトロン九州株式会社熊本事業所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗浄処理体の洗浄対象面の裏面側から
    この被洗浄処理体を保持し、適宜の洗浄体を前記洗浄対
    象面に接触させ、その状態で被洗浄処理体又は/及び洗
    浄体を運動させて前記被洗浄処理体の洗浄対象面を洗浄
    するにあたり、洗浄体と被洗浄処理体の洗浄対象面との
    接触圧が、60gf以下になるようにして洗浄すること
    を特徴とする、洗浄方法。
  2. 【請求項2】 被洗浄処理体の下面側からこの被洗浄処
    理体を保持し、適宜の洗浄体を前記被洗浄処理体の上面
    にある洗浄対象面に接触させ、その状態で被洗浄処理体
    又は/及び洗浄体を運動させて前記被洗浄処理体の洗浄
    対象面を洗浄するにあたり、洗浄体は適宜の上下動装置
    に支持させて、この上下動装置の推力によって前記接触
    の接触圧を得るようにし、さらにこの接触圧を検出する
    圧力センサの信号に基づいて、前記接触圧を60gf以
    下の所望の値に維持するように、前記上下動装置の推力
    を制御することを特徴とする、洗浄方法。
  3. 【請求項3】 前記接触圧は、単位面積あたり20gf
    /cm2以下としたことを特徴とする、請求項1又は2に
    記載の洗浄方法。
  4. 【請求項4】 前記接触圧は、200gf〜1kgfと
    したことを特徴とする、請求項1又は2に記載の洗浄方
    法。
  5. 【請求項5】 洗浄終了後、次の洗浄を行う前に、被洗
    浄処理体から待避させた位置にて洗浄体自体を適宜の洗
    浄液で洗浄することを特徴とする、請求項1、2、3又
    は4に記載の洗浄方法。
  6. 【請求項6】 被洗浄処理体を保持する保持部材と、前
    記保持部材上の被洗浄処理体の洗浄対象面と接触してこ
    の洗浄対象面を洗浄する洗浄体とを備えた洗浄装置にお
    いて、前記洗浄体を前記洗浄対象面に対して略直角方向
    に摺動させる摺動装置を有し、前記摺動装置による前記
    洗浄体の摺動範囲が5mm以下であって、かつ前記洗浄体
    と被洗浄処理体の洗浄対象面との接触圧が、60gf以
    下となるように構成したことを特徴とする、洗浄装置。
  7. 【請求項7】 被洗浄処理体を保持する保持部材と、前
    記保持部材上の被洗浄処理体の洗浄対象面と接触してこ
    の洗浄対象面を洗浄する洗浄体とを備えた洗浄装置にお
    いて、前記洗浄体を前記洗浄対象面に対して略直角に摺
    動させる摺動装置を有し、前記摺動装置による前記洗浄
    体の摺動範囲が5mm以下であって、かつ前記洗浄体と被
    洗浄処理体の洗浄対象面との接触圧が、単位面積あたり
    20gf/cm2以下となるように構成したことを特徴と
    する、洗浄装置。
  8. 【請求項8】 被洗浄処理体を保持する保持部材と、前
    記保持部材上の被洗浄処理体の洗浄対象面と接触してこ
    の洗浄対象面を洗浄する洗浄体とを備えた洗浄装置にお
    いて、前記洗浄体を前記洗浄対象面に対して略直角に摺
    動させる摺動装置を有し、前記摺動装置による前記洗浄
    体の摺動範囲が5mm以下であって、かつ前記洗浄体と被
    洗浄処理体の洗浄対象面との接触圧が、200gf〜1
    kgfとなるように構成したことを特徴とする、洗浄装
    置。
  9. 【請求項9】 前記摺動装置は、流体によって摺動部が
    摺動するシリンダ構造を有し、そのフリクションロス
    は、略1gf以下に設定したことを特徴とする、請求項
    6、7又は8に記載の洗浄装置。
  10. 【請求項10】 前記洗浄体の摺動範囲が5mm以下では
    所定の接触圧を得ることができない場合に、所定の信号
    を出力する装置を備えたことを特徴とする、請求項6、
    7、8又は9に記載の洗浄装置。
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